JPH0622923B2 - 発泡体の製造装置 - Google Patents

発泡体の製造装置

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JPH0622923B2
JPH0622923B2 JP62083725A JP8372587A JPH0622923B2 JP H0622923 B2 JPH0622923 B2 JP H0622923B2 JP 62083725 A JP62083725 A JP 62083725A JP 8372587 A JP8372587 A JP 8372587A JP H0622923 B2 JPH0622923 B2 JP H0622923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリオレフィン発泡体等の特に板状発泡体の
製造装置に関する。
〔従来の技術〕
ポリオレフィン発泡体等の板状発泡体の製造方法として
は種々の方法が提案されており、例えば特開昭57−1
91029号公報には、金型の外表面に熱媒の流路を設
けた密閉でない金型中で中間発泡体を加熱する方法が記
載されている。
このような板状発泡体の加熱発泡に用いられる装置とし
ては、一般に、第6図乃至第8図に示すような装置が用
いられている。すなわち、密閉金型で予備加熱して得ら
れた1次発泡体aを、その底面及び周囲に熱媒流路cが
設けられた上側が開口されている箱状の金型bに入れ
(第6図参照)、これらを複数個積み重ねた後、熱媒流
路cを有する蓋体dで蓋をし、これらを一括して締結ロ
ッドeによりボルト締めし(第7図参照)、この状態で
熱媒流路cにスチームを通し、仕込んだ1次発泡体aを
加熱して金型b内一杯に膨脹させる。次いで、熱媒流路
cに冷水を通し、発泡体を室温近くまで冷却する。次い
で締結ロッドeを緩め(第8図参照)、第9図に示すよ
うな板状の二次発泡体(製品)fを取り出す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記したような構造の従来の装置の場合、金型bの積層
及び解層時に締結ロッドeのナットを締めたり緩めたり
する作業があるので作業性が悪く、特に多段装置、例え
ば厚さ120mm以上の板状発泡体6枚取りになると、締
結ロッドe上部のナットの位置が高くなり、作業性が悪
くなる。また、金型冷却後、最終製品を取り出すために
は、薄い平板状の金具を発泡体と金型底面の間に押し入
れて発泡体を金型から押し上げた後、取り出さなければ
ならないので、作業性が悪いと共に、一次発泡体の仕込
みから最終製品の取り出しまで時間がかかり、生産性の
点でも問題があった。
従って、本発明の目的は、上記のような欠点を解消し、
作業性に優れた板状発泡体の製造装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明の板状発泡体の製造装置は、上記目的を達成する
ため、外表面にヒーター又は熱媒流路が設けられている
と共にその下側が開口されている複数の箱状の金型と、
隣接する金型を上下に一定間隔で連接できるようにその
両端部に係止部が設けられている複数の吊り部材と、最
上部の金型に固着され昇降させるための昇降手段と、金
型を所定位置に係止するための留め具とからなることを
特徴とするものである。
このような構成において、昇降手段を作動させて最上部
の金型を上昇させると、各金型は上記吊り部材によって
順次一定間隔で連接されながら吊り下げられ、各金型間
に一定間隔が形成されるので、原料を容易に仕込むこと
ができる。次いで、昇降手段を降下させて各金型を積層
した後、前記留め具により金型を係止させ、金型を加熱
して発泡させた後冷却し、昇降手段を上昇させて各金型
を一定間隔で吊り下げると、金型はその下側が開口され
ているので、最終発泡体はその自重により自然落下し、
あるいは金型容積に比べて発泡体容積が大きすぎるため
に自然落下が生じない場合でもわずかな力を加えること
により容易に落下し、取り出しが容易となる。すなわ
ち、昇降手段の昇降動作により金型の解層、積層工程が
行なわれ、また最終発泡体の取り出しも容易となるので
作業性が格段に良くなる。
〔実施例〕
以下、添附図面に示す実施例を説明しつつ、本発明につ
いて具体的に説明する。
第1図は本発明の板状発泡体の製造装置の一実施例の全
体構成を示す正面図、第2図はその主要部の側面図であ
る。枠体1の上部フレーム2には、金型8を昇降させる
ための昇降手段4が取り付けられており、この昇降手段
4はモータ5からの回転駆動力によりVベルト6、ギヤ
手段(図示せず)等を介して昇降ロッド7を昇降させる
装置であり、スクリュー・ジャッキ等従来公知の手段が
採用できる。
上記昇降ロッド7は、最上部の金型8aの上部に設けた
ヒーター9aに固着された留め具受け部材10に接続さ
れている。12は、加熱発泡の際の金型内圧の上昇に伴
ない金型が上に押し上げられるのを防止するため、積層
状態の最上部の金型8aの上部に配置される留め具受け
部材10の挿入口11に挿入できるように、留め具受け
部材10の両側部の対応所定位置に配設された留め具で
あり、該留め具12,12は側部フレーム3,3に固設
されたモータ13,13の回転駆動力によりギヤ手段等
(図示せず)を介して左右方向に前進、後進駆動され
る。
金型8a,8bは、第4図に示すように、その下側が開
口された箱状のものであり、その周囲には三角パイプ1
4が固着されて熱媒流路15が形成されている。16は熱
媒供給管、17は熱媒流出管(第2図参照)である。金
型8a,8bの上部プレート18は長手方向両側に延出
されおり、その所定位置に吊り部材24(第1図及び第
2図参照)挿通用の挿通口19が設けられている。
ヒーター9a,9bは、第5図に示すように、角状の蒸
気配管20を蛇行状に配設し、その上部にカバープレー
ト21が固着された構造を有し、これが各金型8a,8
bの上部プレート18に固着される(第1図、第2図参
照)。22は蒸気または水の供給管、23は蒸気または
水の流出管である。なお、上記ヒーター9a,9b及び
金型周囲の熱媒流路15は図示するような形状のパイプ
により構成することに限定されるものではなく、他の形
状の熱媒配管により構成してもよく、また適当な他のヒ
ーターを用いてもよい。また、ヒーターの蒸気配管20
及び熱媒流路の三角パイプ14には適当な箇所にドレン
抜き等を設けることができることは勿論である。
各金型8a,8bは、第2図及び第3図に明瞭に示され
るように、吊り部材24により連接されている。吊り部
材24は、固着された金型とヒーターの厚さ及び吊り下
げたときの各金型と他の隣接する金型のヒーターとの間
の所定間隔(原料を仕込むのに充分な間隔、第3図参
照)を加えた長さ以上の長さを有するロッドであり、一
端部にはヘッド26等の係止部が固着され、他端部には
ナット25等の係止部が締結されている。各金型の連接
は、一方の金型8bの上部プレート18の挿通口19と
その上部の金型8bの上部プレート18の挿通口19に吊
り部材を挿通自在に挿通することによって行なわれ、こ
れを交互に行なうことによって各金型の連接が行なわれ
る。一方、最上部の金型8aへの連接は、そのヒーター
9aに固着された留め具受け部材10の下部プレート2
7の挿通口(図示せず)に吊り部材の一端部を挿通する
ことによって行なわれるが、中間の金型と同様な構成と
することもできる。
なお、吊り部材24としては上記のような吊りボルトを
用いる他、チェーン等の他の屈曲自在な部材の両端部を
各金型の上部プレート18,18に固定係止することに
よって行なうこともできる。
なお、本装置の最下部には基台28が配設されており、
その上部には第5図に示すのと同様なヒーター9cが配
置されている。
このような構成において、左右の留め具12を両側方向
に駆動させて留め具受け部材10の挿入口11から引き
抜き、昇降手段4を作動させて昇降ロッド7を上昇させ
ると、まずそれに接続された留め具受け部材10とこれ
に固着された最上部のヒーター9a及び金型8aが引き
上げられ、それにつれて第3図に示すような連接状態で
各金型8bとヒーター9bが引き上げられ、各金型8
a,8bとその下の金型8bのヒーター9bとの間には
吊り部材24の長さに対応する間隔が形成される。そこ
で、各ヒーター9b,9cのカバープレート21上に、
予め密閉金型で予備加熱された1次発泡体Aを載置し、
次いで昇降ロッド7を下降させると、各金型8bのヒー
ター9b及び最下部のヒーター9cのカバープレート21
上に1次発泡体Aを覆うように各金型8a,8bが載置
される(第2図参照)。この状態で左右の留め具12を
内側に駆動し、留め具受け部材10の挿入口11に挿入
して各金型をその配置状態にロックする。次いで、各金
型8a,8b周囲の熱媒流路15にスチーム等の熱媒体
を通し、また各ヒーター9a,9b,9cの蒸気配管20
にスチームを通すことによって、各金型8a,8bの周
囲から1次発泡体Aを間接的に加熱し、発泡させる。そ
の後、ヒーター9a,9b,9cの蒸気配管20及び金
型8a,8bの熱媒流路15に冷水を通して冷却した
後、前記と同じ操作により各金型を第3図に示すような
状態に引き上げ、金型のキャビティ形状に対応した形状
の最終発泡体を取り出す。
以上、いわゆる二段発泡工程において、予め密閉金型中
で加熱発泡させて得られた1次発泡体(中間発泡体)を
出発材料として2次発泡させる場合について説明した
が、発泡性組成物を原料として用い、これを一段で加熱
発泡させる方法に用い得ることは言うまでもない。ま
た、上記のような装置においては、積層状態において各
金型開口端部とヒーターのカバープレート21との間に
通常すき間が生じるので、いわゆる常圧発泡といえる
が、こねらの間を適当なシール部材によりシールし、ま
た適当なプレス手段を装備して、加圧発泡装置として用
いることもできる。なお、図面には6枚取りの装置(6
段の金型)を示したが、金型の個数は任意に設計できる
ことは言うまでもない。また、金型のキャビティ(内部
空間)を任意の断面形状に設計でき、それに応じた形状
の発泡体を得ることもできる。あるいは、金型と金型外
表面の熱媒流路をボルト・ナット等で脱着可能にするこ
とによって、単に金型の枠(周囲壁)の高さを変更する
だけで、得られる製品の厚さを容易に変更できる。ま
た、昇降手段の降下動作と留め具の留め具受け部材挿入
口への挿入動作を連動させて、金型積層と留め具による
ロックを連続的に行なうこともできる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の発泡体製造装置においては、各
金型はその開口部が下側に向くように配置され、しかも
昇降手段の上昇動作により、各金型が一定間隔で連接さ
れた状態に解層され、また下降動作により積層され、こ
れが昇降手段の動作により自動的に行なわれるため、出
発材料の仕込み及び冷却後の発泡体の取出しが極めて容
易で作業性に優れると共に、厚さ120mm以上の6枚/
バッチの発泡においても作業性に何ら影響がない。ま
た、出発材料の仕込み及び最終製品の取出しが短時間に
行なわれるため、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発泡体製造装置の一実施例の基本構成
を示す正面図、第2図はその主要部を示す側面図、第3
図は第2図において各金型を上昇させた状態を示す側面
図、第4図は金型の一実施例を示す断面図、第5図はヒ
ーターの一実施例を示す上面図、第6図乃至第8図は従
来の装置の概略説明図であり、第6図は材料仕込み時の
状態、第7図は各金型の積層時の状態、第8図は最終発
泡体取出し時の状態を示し、第9図は得られた板状発泡
体の斜視図である。 4は昇降手段、7は昇降ロッド、8a,8bは金型、9
a,9b,9cはヒーター、10は留め具受け部材、1
2は留め具、15は熱媒流路、24は吊り部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外表面にヒーター又は熱媒流路が設けられ
    ていると共にその下側が開口されている複数の箱状の金
    型と、隣接する金型を上下に一定間隔で連接できるよう
    にその両端部に係止部が設けられている複数の吊り部材
    と、最上部の金型に固着され昇降させるための昇降手段
    と、金型を所定位置に係止するための留め具とからなる
    発泡体の製造装置。
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