JPH0622901A - 内視鏡保持装置 - Google Patents

内視鏡保持装置

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JPH0622901A
JPH0622901A JP5142328A JP14232893A JPH0622901A JP H0622901 A JPH0622901 A JP H0622901A JP 5142328 A JP5142328 A JP 5142328A JP 14232893 A JP14232893 A JP 14232893A JP H0622901 A JPH0622901 A JP H0622901A
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endoscope
arm
holding
operator
switch
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Shigeru Nakajima
中島  茂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡の使用中に内視鏡を保持して術者の疲
労を低減する一方、内視鏡を使用する術者の手元近傍
に、内視鏡周辺装置を操作するスイッチ部を設けて、周
辺装置の操作を容易にする。 【構成】 内視鏡使用時に、この内視鏡を保持する保持
手段を備える一方、この内視鏡保持手段に内視鏡を操作
するスイッチ部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡を保持するとと
もに、内視鏡周辺機器を操作するスイッチ部を設けた内
視鏡保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を挿入することによ
って、切開することを必要とせずに体腔内を観察した
り、処置具を用いて治療処置することのできる内視鏡が
広く用いられる。
【0003】これまで、体腔内を観察するために体腔内
の像をファイバ繊維束を用いて伝送するタイプの内視鏡
とか固体撮像素子を用いて、像を一度電気映像信号に変
換しモニタに写し出すタイプの内視鏡が広く用いられて
いる。これらの内視鏡には操作部が設けられており術者
が手でその操作部を把持する様になっている。
【0004】一方、内視鏡に限らず術具を保管するため
のハンガはこれまでに良く用いられているが、これらは
術具の使用中に用いるものではなく、あくまでも保管用
に用いている。
【0005】一方、本出願人によって実公昭53−25
038号とか実公昭55−25038号で油圧を利用し
た物品の支持装置を提案した。これらの従来例を内視鏡
の保持に利用することができる。
【0006】しかしながら、上記公報に記載の従来例で
は油圧装置を必要とするため大がかりになってしまうと
いう問題があった。
【0007】一方、内視鏡の保管に用いるハンガでは、
内視鏡検査において必要とされる操作部と患者の口との
間の位置関係を上下、前後、左右方向に変えたり、操作
部を大きく左右に扇状に振ったり、挿入部をねじるため
に操作部をねじるなど、操作部に大きな動きを与えるこ
とができないという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】体腔内に内視鏡挿入部
を挿入して体腔内を観察し、或は処置しているとき、術
者が内視鏡を長く把持していると、非常に疲れるため、
円滑な操作を行うことが難しくなり、術中においても内
視鏡を保持する装置が望まれる。
【0009】また、内視鏡による体腔内の観察、処置時
には、内視鏡とともにビデオプロセッサ等の周辺装置も
同時に使用されるが、これらの周辺装置を操作するスイ
ッチ部は周辺装置本体に設けられており、内視鏡を操作
する術者の手元から離れた位置にある。したがって、術
者にとって、これら内視鏡周辺装置を操作しにくいとい
った不都合がある。
【0010】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、体腔内の観察、処置等内視鏡の使用時にこの内
視鏡を保持でき、術者の疲労を低減できる一方、前記内
視鏡を操作する術者の手元近傍に内視鏡周辺装置を操作
するスイッチ部があって、術者にとってこれら周辺装置
を操作しやすくした内視鏡保持装置を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による内視鏡保持装置は、内視鏡使用時にこの
内視鏡を保持する保持手段を備え、内視鏡周辺装置を操
作するスイッチ部を設けている。
【0012】
【作用】この構成で、挿入部を体腔内に挿入し体腔内を
観察したり、治療処置するとき等、術者が内視鏡全体を
保持する必要なく、保持部に保持できる。また、内視鏡
周辺装置の操作は、術者の手元側位置に設けたスイッチ
部で行うことが可能である。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1は第1実施例の内視鏡保持装置を示し、図2は内視鏡
を保持するホールド部を示す斜視図、図3は内視鏡に取
付けたアタッチメントを示す断面図、図4はホールド部
に形成した回転規制機構を示す説明図である。
【0014】図1に示すように第1実施例の内視鏡保持
装置1は、ベット2に立設した支柱3と、この支柱3に
高さを可変して固定することのできるアーム受け4を介
して水平方向に突出され、途中の関節5で回動自在に枢
支された1対のアーム6A,6Bと、一方のアーム6B
の端部に取付けられた内視鏡7を保持するホールド部8
とから構成されている。
【0015】上記アーム受け4はほぼ円筒状ないしリン
グ形状で、支柱3の外周に嵌合して矢印Vで示すように
高さ方向(垂直方向)に自由にスライド移動でき、任意
高さ位置において固定ねじ9で固定することができる。
又、一方のアーム6Aの基部が固着されているこのアー
ム受け4は、固定ねじ9を緩めた状態で回転することに
よって、このアーム6Aの突出する方向を、水平面内で
も矢印H1で示すように可変できる。このアーム6Aと
関節5で一端が連結された他方のアーム5は、この関節
5で一方のアーム6Aとなす角度θをアーム6A,6B
で決定される水平面内で可変調節できる。つまり、矢印
H2で示すように一方のアーム6Aに対し、他方のアー
ム6Bの突出方向を変化できる。
【0016】このアーム6Bの先端に形成したホールド
部8はCリング状の受け枠10にアーム6Bの先端を嵌
入して形成され、このアーム6Bの軸の回りで矢印Aで
示すように回転自在に内視鏡7を保持できるようにして
ある。
【0017】この内視鏡7は、患者の口腔内等に挿入で
きるようにした細長の挿入部11と、この挿入部11の
後端に連設された太幅の操作部12と、この操作部12
にコネクタ13を装着してユニバーサルコード14を介
して接続される図示しないビデオプロセッサ等の周辺装
置部とからなる。この操作部12には湾曲操作ノブ15
が突設され、このノブ15を回動することによって、挿
入部11の先端部近傍に設けた湾曲部を湾曲できるよう
にしてある。
【0018】ところで、挿入部11の後端と、操作部1
2のつけね部分には図3に示すようにゴム等を円錐状に
成形した折れ止め部17が形成されている。この折れ止
め部17の外周には図2及び図3に示すように上端にフ
ランジ18aを形成したリング状アタッチメント18が
取付けられ、この周囲にCリング状の受け枠10が外嵌
できるようにしてある。このアタッチメント18を取付
けた内視鏡7は受け枠10内で矢印Bに示すように回転
自在にして操作部12を回転的に変位させることができ
るようにしてある。
【0019】尚、この受け枠10はリングを切欠いてC
リング状にしてあり、この切欠き10aの幅は挿入部1
1の外径より若干大きくしてあるので、例えば図2の状
態においてこの切欠き10aに挿入部11を通すことに
より簡単に受け枠10でアタッチメント18部分を保持
することによって内視鏡7を保持できる。又、切欠き1
0aを通して簡単に取り外すこともできる。
【0020】ところで、受け枠10は、図1に示すよう
にアーム6Bの軸の回りで矢印Aで示すように回転自在
であるが、回転しすぎると、フランジ18a部分が受け
枠10に当接して下方への抜けの規制がなくなり、内視
鏡7が落下する虞れがあるので、この落下を防止するた
め図4に示すように(ある角度範囲以上に回転するのを
規制する)回転規制手段が形成してある。
【0021】即ちアーム6Bの先端近くにはピン21
a,21bが突設され、一方受け枠10側にもアーム6
Bの軸方向にピン22が突設されている。従って、図4
においてアーム6Bに対し、受け枠10側を例えば符号
A1で示すように回転して傾けると、ピン21bがピン
22に当たりその角度以上に傾くことが規制され、従っ
て内視鏡7が落下してしまうことを防止できるようにし
てある。
【0022】尚、上記アタッチメント18はその材質が
金属又はプラスチックであり、このアタッチメント18
に折れ止め部17が弱く圧入され、折れ止め部17にア
タッチメント18が固定される。
【0023】このように構成された第1実施例の動作を
以下に説明する。図2に示すように第1実施例における
受け枠10の切欠き10aに挿入部12を通すことによ
って受け枠10でアタッチメント18のフランジ18a
部分をささえて内視鏡7を保持することができる。
【0024】しかして、内視鏡7を患者の口に対し、所
望とする位置になるようアーム受け4を固定する高さと
かアーム6Aの突出方向等を調節して第1実施例で内視
鏡7を保持状態に保つ。この状態は例えば図1に示すよ
うになる。しかして操作部12をねじる操作が必要な場
合でも簡単にねじることができる。又、操作部12の位
置を変える場合にも関節5でアーム6Bの方向を変えて
操作部12を並進的に変位させたり、固定ねじ9でアー
ム受け4を固定する高さを変える等して容易に行うこと
ができる。又、例えば操作部12のねじりを人間が行う
ので動きを迅速に行える。又、構造が簡単で故障が少な
い。さらに誤動作、暴走による患者への危険がない。こ
のように機能する第1実施例によれば、術中に内視鏡7
を保持できるので術者が疲れない。
【0025】又、内視鏡が脱落することもなく、内視
鏡、術者、患者にとって安全である。図5は折れ止め部
とアタッチメントの他の実施例を示す。
【0026】操作部12のつけね部分に形成される折れ
止め部31には局部的に拡径にした小さな突部31a,
31bが形成され、アタッチメント32が圧入された場
合局部的に圧接する。又、折れ止め部31は、圧入の際
アタッチメント32の下端に当接してアタッチメント3
2の抜け止めを防止する抜け止め用突部31cが形成し
てあり、この突部31cの下方部分に座屈防止のための
第2折れ止め部31dが形成してある。
【0027】このような構造にすることによって、アタ
ッチメント32への圧入ポイントを局部的にして挿入部
可撓管への損傷を回避している。
【0028】図6は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例の(内視鏡)保持装置41では術者がすわるた
めの椅子42の支柱43からサドル前方側に、アーム4
4を上方に突出し、このアーム44の頂部側は湾曲自在
のフレキシブルアーム45が取付けてある。このフレキ
シブルアーム45の頂部には短いアーム46を介して第
1実施例で用いたホールド部8(又は図5のホールド部
31でも良い)が取付けてあり、内視鏡7を保持できる
ようにしてある。
【0029】上記フレキシブルアーム45は、可撓性の
螺旋管等で形成されており、矢印で示す方向等任意の方
向に屈曲自在である。又、ホールド部8は短いアーム4
6の軸方向の回りで適宜角度回転自在である。さらにホ
ールド部8で保持された内視鏡7は、矢印Bで示すよう
にホールド部8のCリング状の受け枠10の中心軸の回
りで回転自在である。
【0030】上記支柱43の下端側にはフットスイッチ
47,48が設けられており、フットスイッチ47,4
8とビデオプロセッサ49との接続は、例えば支柱43
の下端側から外部に延設したカールコード51を介して
行われる。内視鏡7の側部から延設したユニバーサルコ
ード14もビデオプロセッサ49に接続され、ビデオプ
ロセッサ49内の光源装置から照明光がユニバーサルコ
ード14内のライトガイドを介して挿入部11先端から
患部側に照射される。又、図示しない対物レンズで受光
面に結像され、固体撮像素子で光電変換された電気信号
はユニバーサルコード14を経てビデオプロセッサ49
側に入力され、表示装置部でカラー表示される。又、写
真撮影することもできる。
【0031】尚、このカールコード51による接続は、
他の実施例において、フットスイッチとかスイッチボッ
クスのスイッチとビデオプロセッサとか周辺装置とのユ
ニバーサルコードによる接続に対しても用いることがで
きる。
【0032】尚、椅子42のサドルの高さは術者がふつ
う立った時のまた下よりやや低く、ホールド部8の高さ
は術者が椅子42にすわった時のおへそか、それよりや
や高い位置にすることにより、従来例における立って検
査していた時と同じ感覚で検査でき、この実施例の場合
にはさらに疲れない。
【0033】このように構成された第2実施例の作用は
上記第1実施例とほぼ同様である。例えば術者が術中に
頻繁に使用するスイッチ、例えばフリーズとかレリーズ
スイッチを椅子42に固定したフットスイッチ47,4
8に配することによって操作上便利である。又、立った
ままであるとフットスイッチをふむために足を上げてお
くのがたいへんであるが、第2実施例のように椅子42
のようにすわって操作できるので疲れない。さらにスイ
ッチの接続ケーブルとしてカールコード51を用いてい
るため椅子42とビデオプロセッサ49に近づけても小
さくまとめられる。又、椅子42のキャスタでコードを
踏んづけてしまうことがなく、椅子42を移動し易い。
【0034】この第2実施例は第1実施例とほぼ同様の
効果を有する他、さらに次のような効果も有する。術者
が椅子42にすわったままで椅子42ごと移動しても、
フットスイッチ47,48や内視鏡7が一緒に動き常に
同じ位置にあるので疲れないし便利である。椅子42を
ビデオプロセッサ49に近づけてもカールコード51を
用いているためじゃまにならない。
【0035】尚、上記椅子42のサドルには立ったり、
すわったりが楽にできるように背もたれがなく、またぎ
易いように幅が狭くなっている。尚、ユニバーサルコー
ド14もカールコードにしても良い。尚、図6におい
て、内視鏡7を保持するホールド部8とかアーム44等
が設けてなく、術者がすわる椅子42にフットスイッチ
47,48を設けたものだけでも、術者が立った状態で
は使いずらいフットスイッチに対し、すわった状態では
足に体重をかけなくても済むのでフットスイッチを使い
易いという効果がある。図7は本発明の第3実施例の保
持装置61を示す。ベッド2にフレキシブルアーム62
が取り付けられている。そのフレキシブルアーム62
は、途中にループ部62Aを設けている。フレキシブル
アーム62の先端には図8に示すように電磁石63が取
付けられており、その電磁石63のスイッチ64は電磁
石63の受け部65に設けられている。内視鏡7を保持
するためのホールド部66は図8に示すように上記電磁
石63の端面に密着される取付け部67を設けた受け部
材68と、この受け部材68に矢印Dで示すように回動
自在に嵌合し、内側に内視鏡7を保持する回転枠69と
からなる。
【0036】上記ホールド部66とフレキシブルアーム
62とは電磁石63によって着脱自在である。又、回転
枠68が受け部材68から抜け出さない様に、図9に示
すように抜け止め枠70が回転枠69に一体に固定され
ている。又、回転枠69の内面、つまり内視鏡7に接す
る部分にはゴム材71を貼り付けており、摩擦で内視鏡
7を保持する様にしてある。尚、電磁石63を用いたホ
ールド部66の着脱方法は、この実施例の様にベッド2
から延出したフレキシブルアーム62の先端に用いられ
るだけでなく、他の実施例に応用してもかまわない。
又、電磁石63はアーム62側でなく、ホールド部66
側に設けても良い。尚、ホールド部66が取付けられた
部分は、この実施例では折れ止め部17でなく、図9に
示すように操作部12の下部側のグリップする部分であ
る。これは折れ止め効果を維持するためである。
【0037】この第3実施例の作用は上記第1実施例と
同様である。この第3実施例の効果は上記第1実施例と
同様の効果を有すると共に、次のような効果も有する。
【0038】フレキシブルアーム62の途中にループ部
62Aを設けているので、内視鏡7の移動をスムーズに
行える。
【0039】ところで操作部12を広範囲に動かそうと
すると、フレキシブルアーム62等の可動範囲を越える
可能性がある。この場合、ホールド部分の可動範囲は、
ある程度狭くして、ホールド部をコンパクトにした方が
望ましい。しかして、可動範囲を越えた時は操作部12
をホールド部から外して従来通りの使い方をすれば良
い。このような操作を行えるように、この実施例では着
脱を電磁石62を用いて形成してあるので、着脱時に操
作部12を移動する必要がない。
【0040】図10は本発明の第4実施例の保持装置8
1を示す。スタンド82の上にアーム83が立設されて
おり、そのアーム83の上端に内視鏡7のホールド部8
4が取付いている。前記アーム83はその一部をフレキ
シブルアーム85で構成されている。図11に示すよう
にホールド部84には内視鏡7をホールドし、かつその
一部にハンドル部86を有する回転枠87があり、その
回転枠87は受け枠88に回転自在に嵌合している。ま
た回転枠87のハンドル部86の形状は図12に示すよ
うにほぼ円形状している。
【0041】尚、符号89はハンドル部86の抜け止め
である。又、回転枠87の内面にはゴム材90を設けて
摩擦によって内視鏡7を保持している。
【0042】この実施例の作用は上記第1実施例と同様
である。又、この実施例は上記第1実施例と同様の効果
を有する他に、次のような効果を有する。内視鏡7を保
持している回転枠87にハンドル部86が有るので、内
視鏡7を回すのが楽に行え便利である。尚、図12に示
すハンドル部86の代りに、図13に示すように回転操
作用レバー86′を設けたものでも良い。尚、上記ハン
ドル部86とかレバー部86′を有する回転機構を他の
実施例に代用することもできる。図14は本発明の第5
実施例の保持装置91を示す。この実施例では複数の関
節部92,92…を設けると共に、各関節部92に電磁
クラッチ93を設けて多関節アーム94を形成してい
る。この多関節アーム94の一端はベッド2に立設した
支柱3に嵌合するアーム受け4に固定され、固定ねじ9
で支柱3に固定される。又、この多関節アーム94の他
端にはホールド部98が設けてある。このホールド部9
8には、図15に示すように上記電磁クラッチ93の操
作スイッチ95が設けてある。この操作スイッチ95を
押すと、電磁クラッチ93が緩み、その前後のアームの
回転が自由になる。
【0043】また、この操作スイッチ95を押さない状
態では各電磁クラッチ93はしまり、その前後のアーム
が固定される。またホールド部98には補助レバー96
が設けてあり、内視鏡7の操作部12を術者が握るだけ
で操作スイッチ95を押せる様になっている。なお、本
機構はアームを単関節のものに用いても良い。
【0044】尚、この電磁クラッチ93によるアーム固
定機構は、ベッド2から出ている多関節アームだけでな
く椅子、周辺装置、床、壁に設けられた多関節アームと
か単関節アームに用いても良い。
【0045】上記第5実施例によれば内視鏡7を動かそ
うと思って操作部12を握ると操作スイッチ95が入り
アームの各関節がゆるみ、内視鏡7を自由に動かせる事
ができる。また、内視鏡7の位置が決まり、内視鏡7か
ら手を放した時操作スイッチ95が切れ、アームの関節
が固定され、内視鏡をホールドできる。その他の作用は
第1実施例と同じである。この実施例は上記第1実施例
の効果を有すると共に、内視鏡7の振り回し、ホールド
が容易であり、操作上便利なものとなる。
【0046】図16は本発明の第6実施例の保持装置の
ホールド部101を示す。この実施例は他の実施例と異
るホールド部101が形成してある。このホールド部1
01は、一端に内視鏡取付け部103を有し、他端に球
部104を有するアーム105とそのアーム105の球
部104を受けるアーム受け106とから成っている。
また球部104とアーム受け106とは回動自在に嵌合
している。またアーム105の途中にはスイッチボック
ス107が設けられており、そこにはビデオプロセッサ
等の周辺装置108(図17参照)の操作用スイッチ1
09とモニタ110などが組込まれている。本実施例の
場合、このスイッチボックス107と周辺装置108と
の情報交換は無線により行なわれている。そのため周辺
装置108には送受信機111が別体に設けられてお
り、スイッチボックス107の場合は送受信機が内蔵さ
れている。尚、符号112,113はそれぞれの送受信
用アンテナである。なお、本実施例にあるスイッチボッ
クス107にあるスイッチ109とモニタ110は別体
でも良く、取付け箇所も他の実施例を含めてホールド部
でもアーム部でも関節部でも良い。尚、受付け部103
はアーム105に、図1に示すようなCリング状の受け
枠を固着して形成してある。尚アーム受け106は例え
ば図1のアーム6Bの先端に取付けられる。
【0047】この実施例によれば、アーム受け106が
固定されている状態で、内視鏡7を動かせた時、その支
点(アーム105の球部104)が手の握り部よりも下
の方にあるため、内視鏡7は倒れる様に動く。その他の
作用は第1実施例と同様である。
【0048】この実施例は、第1実施例と同様の効果を
有する他に、術者が内視鏡7を持って動かせたり、傾け
たりする時、その傾ける時の動き方が倒れる様に動くた
め手の動きに自然に合うので違和感がない。
【0049】図18は本発明の第7実施例の保持装置1
21を示す。建物の壁122に多関節アーム123の基
部が取付けられており、その先端に内視鏡7のホールド
部124が設けられている。そのホールド部124には
スイッチボックス125が設けられており、この実施例
の場合スイッチボックス125とビデオプロセッサ等の
周辺装置126との接続はケーブル127により行って
いる。
【0050】この実施例の作用は上記第1実施例と同様
である。又、この実施例では内視鏡7を保持する保持装
置121の支柱等の保持部分が術者の兄元にないので、
術者の邪魔にならない。その他は上記第1実施例と同様
の効果を有する。
【0051】図19は本発明の第8実施例の保持装置1
31を示す。この実施例では第1実施例におけるアーム
6A,6Bの代りに、図20に示すように少しずつ径の
異るパイプ132a,132b,…をスライド自在に嵌
装して形成した伸縮自在アーム132を用いてある。最
も太径のパイプ132aの基部はアーム受け4に固着さ
れ、最も細径のパイプ132dにホールド部8が形成し
てある。この他は上記第1実施例と同様の構成であり、
その作用効果も上記第1実施例とほぼ同様のものとな
る。
【0052】図21は本発明におけるホールド部の他の
実施例を示す。このホールド部141は、内視鏡7の操
作部12に円筒状で、且つ外周の一部に凸状の環部14
2を設けたアタッチメント143が一体となるように固
定されている。一方ホールド部141は固定枠144と
回転枠145から成っており、この2つを組み合わすこ
とにより、上記アタッチメント143の環部142のは
まる溝146が形成される。また固定枠144と回転枠
145とは回動自在に嵌合し、第22図に示すようにそ
れぞれの爪147,148がかみ合っていてはずれない
様になっている。固定枠144と回転枠145にはそれ
ぞれ開口部144a,145aが設けられており、アタ
ッチメント143の出し入れは両開口部144a,14
5aを合わせて行なう。内視鏡7をホールドする時はア
タッチメント143をホールド部141に入れたのち、
回転枠145を90°以上180°以下回転させ、アタ
ッチメント143がぬけなくなる様にする。この状態で
アタッチメント143はホールド部141に対して回動
自在である。
【0053】この実施例では内視鏡7をホールドする時
に、内視鏡7とホールド部141とは回動自在で、しか
もあらゆる方向に内視鏡7を引き押ししても内視鏡7が
はずれることはない。
【0054】この実施例の効果として内視鏡装着時に内
視鏡7がホールド部141からはずれることがないので
安全かつ便利である。又、回転枠145と固定枠144
の開口部を合わせるだけで内視鏡7を取りはずすことが
できる。尚、このホールド部141の保持機構を上述し
た他の実施例に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、体腔
内の観察、処置等内視鏡の使用時にこの内視鏡を保持で
き、術者の疲労を低減できる一方、前記内視鏡を操作す
る術者の手元近傍に内視鏡周辺装置を操作するスイッチ
部があって、術者にとってこれら周辺装置を操作しやす
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、
図1は第1実施例の内視鏡保持装置を示す概略斜視図、
【図2】内視鏡を保持するホールド部を示す斜視図、
【図3】内視鏡に取付けたアタッチメントを示す断面
図、
【図4】ホールド部に形成した回転規制機構を示す説明
図、
【図5】第1実施例とは異る折れ止め部に取付けられる
アタッチメントを示す断面図、
【図6】本発明の第2実施例を示す概略斜視図、
【図7】本発明の第3実施例を示す概略斜視図、
【図8】第3実施例におけるホールド部周辺を示す斜視
図、
【図9】第3実施例におけるホールド部を示す断面図、
【図10】本発明の第4実施例を示す概略斜視図、
【図11】第4実施例におけるホールド部を示す断面
図、
【図12】第4実施例におけるハンドル部を示す正面
図、
【図13】図12とは異るハンドル部の実施例を示す正
面図、
【図14】本発明の第5実施例を示す概略斜視図、
【図15】第5実施例におけるホールド部を示す側面
図、
【図16】本発明の第6実施例を示す概略側面図、
【図17】第6実施例におけるスイッチボックスを示す
正面図、
【図18】本発明の第7実施例を示す概略側面図、
【図19】本発明の第8実施例を示す概略斜視図、
【図20】本発明の第8実施例における伸縮自在アーム
を示す断面図、
【図21】ホールド部の他の実施例を示す斜視図、
【図22】内視鏡を保持した状態でのホールド部の構造
を示す断面図、
【符号の説明】
1…内視鏡保持装置 2…ヘッド 3…支柱 4…アーム受け 5…関節 6A,6B…アーム 7…内視鏡 8…ホールド部 9…固定ねじ 10…受け枠 11…挿入部 12…操作部 14…ユニバーサルコード 21a,21b,22…ピン 107…スイッチボックス 125…スイッチボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入されこの体腔内を観察する
    内視鏡を使用時に保持する保持手段と、内視鏡の周辺装
    置を操作するスイッチ部とを備えたことを特徴とする内
    視鏡保持装置。
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