JPH06228886A - 繊維用処理剤組成物 - Google Patents

繊維用処理剤組成物

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JPH06228886A
JPH06228886A JP5014606A JP1460693A JPH06228886A JP H06228886 A JPH06228886 A JP H06228886A JP 5014606 A JP5014606 A JP 5014606A JP 1460693 A JP1460693 A JP 1460693A JP H06228886 A JPH06228886 A JP H06228886A
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JP
Japan
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fiber
treating agent
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fibers
compound
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JP5014606A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Doi
哲男 土肥
Shinichi Tatemoto
信一 建本
Takeshi Munekiyo
武史 宗清
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Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一付着性、低転相粘度、優れた繊維−繊維
間耐摩耗性を兼具する繊維用処理剤を提供する。 【構成】 (I)二種以上のアルキレンオキシドとポリ
オールのランダムまたはブロック共重合体、(II)炭
化水素基を少なくとも1個有するアミノ化合物のアルキ
レンオキシド付加物および、(III)ポリカルボン酸
または無水ポリカルボン酸を重縮合した全体の分子量1
000〜20000である窒素を有するポリエーテルポ
リエステル化合物を含有してなる繊維用処理剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成繊維フィラメント製
造用処理剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維製造工程に於ては繊維の延伸、仮撚
等を円滑に進行させるため、繊維に潤滑性、集束性、帯
電防止剤性等を付与するための所謂繊維処理剤が用いら
れている。一方、繊維の生産性を向上するため、近年処
理工程の高速化、省略化への指向が益々要請されるに至
り、現在では糸速7000〜12000m/分での高速
処理さえ可能となり、この傾向は更に激しくなるものと
予想される。
【0003】繊維処理の高速化の対応して考慮すべき問
題の第一は処理装置上の問題であり、第二に繊維処理剤
の問題である。繊維処理が高速化するとそれに対応して
処理剤にもより高度な性能、例えばより高い潤滑性、耐
熱性、帯電防止性、集束性等が要求される。
【0004】最近特に注目されている技術は、繊維処理
剤の繊維に対する均一付着性の向上、転相粘度の低下お
よび繊維−繊維間耐摩耗性の向上である。
【0005】通常繊維用処理剤は、10〜30%の水系
エマルションにてメタリングポンプによって定量的に給
油されるガイドオイリング法、もしくはオイリングロー
ラタッチ法にて紡糸工程で繊維に付与され、続いて第一
ゴデットローラと第二ゴデットローラ間で適性延伸倍率
で延伸されて巻取られるスピンドロー方式、或いは延伸
される事なくそのまま巻取られる高速紡糸方式によって
合成繊維の高速生産が達成されている。繊維処理が高速
化するに伴って繊維に付着する油剤量は不均一になり易
いが、高速で処理される繊維糸条は過酷な条件に曝され
ているため、付着油剤の僅かな不均一性により断糸、毛
羽、繊維斑、不均一染色等のトラブルを発生する。
【0006】紡糸工程で繊維上に付与された繊維処理剤
エマルション中の水は巻取りまでの途中の工程で、空気
流或いは加熱されたゴデットローラによって殆ど揮発す
る。水が揮発する途中過程で、繊維上に付着した処理剤
エマルションはO/W(Oil in water)型エマルションか
らW/O(Water in oil)型エマルションへ相転換を起こ
す。O/W型からW/O型へ転相が起る領域で、通常の
繊維処理剤はエマルション粘度が極端に上昇する。この
ときの粘度を転相粘度という。
【0007】転相粘度が高い繊維処理剤は、製糸プロセ
ス中のガイド、インタレーサ、ゴデットローラ上に濃縮
化された繊維処理剤エマルションのスカムが蓄積し易
い。蓄積したスカムは製糸工程での走行糸の張力変動、
ローラ巻き付きを起し、断糸、毛羽の原因となり製糸性
を著しく悪化するので転相粘度は極力低い方が望まし
い。
【0008】合成繊維フィラメントは一般に10〜10
0本位のマルチフィラメントで構成されており、紡糸−
延伸−巻取りの一連の工程の途中で糸束内のモノフィラ
メント同士が重なり合った状態で走行している。このた
めモノフィラメント同士の摩擦によるモノフィラメント
の切断が毛羽、断糸の一つの大きな要因となっている。
モノフィラメント同士の摩擦による毛羽発生を防止する
には、繊維−繊維間耐摩耗性に優れる繊維処理剤を繊維
に付与する事が有効である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた均一
付着性、低転相粘度、優れた繊維−繊維間耐摩耗性を兼
具する繊維用処理剤を提供し、断糸、毛羽、染色斑を減
少させて高速製糸での操業性、糸質の向上を図ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(I)二種以上のアルキレンオキシドとポリオールのラ
ンダムまたはブロック共重合体、(II)炭化水素基を少
なくとも1個有するアミノ化合物のアルキレンオキシド
付加物および、(III)ポリカルボン酸または無水ポリ
カルボン酸を重縮合した全体の分子量1000〜200
00である窒素を有するポリエーテルポリエステル化合
物を含有してなる繊維用処理剤組成物に関する。
【0011】本発明の(I)の成分であるポリエーテル
化合物は、炭素数2〜4のアルキレンオキシドの共重合
体であり、その末端にはOH基を2以上有する。アルキ
レンオキシド鎖はブロック重合体あるいはランダム重合
体のどちらであっても良い。炭素数2〜4のアルキレン
オキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シドおよびブチレンオキシド等が挙げられる。これらの
うちで特に好ましいのはエチレンオキシドおよびブチレ
ンオキシドの共重合体である。
【0012】エチレンオキシドとブチレンオキシドの比
率は10/90〜90/10(重量%)好ましくは20
/80〜80/20である。エチレンオキシドあるいは
ブチレンオキシドの比率が各々90%を越えると固状化
して取り扱い上不便であり、好ましくない。
【0013】本発明の(II)の成分であるアミノ化合物
のアルキレンオキシド付加物はアルキルアミン、ジアル
キルアミン、シクロヘキシルアミン、アリールアミン、
アルキルアリールアミン、異節環式アミン、ポリアミン
等のアミンに炭素数2〜4のアルキレンオキシドを付加
した化合物である。アルキレンオキシドは単一付加であ
っても二種以上をブロックあるいはランダム付加しても
よい。炭素数2〜4のアルキレンオキシドとしては、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシドおよびブチレンオ
キシド等が挙げられる。これらのうちで特に好ましいの
はエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドである。
【0014】エチレンオキシドとプロピレンオキシドの
比率は100/0〜20/80(重量%)、好ましくは
100/0〜40/60である。プロピレンオキシドの
比率が80%を越えると反応性が悪化するため好ましく
ない。
【0015】本発明の(II)の化合物の合成に用いられ
るアミノ化合物としてはアルキルアミン、ジアルキルア
ミンが好ましく、炭素数が4〜24のアルキルアミンあ
るいは全炭素数が4〜44のジアルキルアミンが最も好
ましい。具体的には、ブチルアミン、n−オクチルアミ
ン、イソオクチルアミン、ラウリルアミン、オレイルア
ミン等のアルキルアミン、若しくはジブチルアミン、ジ
ラウリルアミン、ジステアリルアミン等のジアルキルア
ミンが好適に用いられる。
【0016】本発明に用いるポリカルボン酸または無水
ポリカルボン酸としては具体的にはコハク酸、無水マレ
イン酸、アジピン酸、アルケニルコハク酸、ダイマー
酸、イソフタール酸、無水トリメリット酸等が挙げられ
る。
【0017】本発明のポリエーテルポリエステル化合物
の分子量は1000〜20000の範囲である。分子量
が1000以下では繊維−繊維間耐摩耗性向上効果が不
足し、20000以上では粘度が高くなりすぎて平滑性
が低下する。
【0018】本発明のポリエーテルポリエステル化合物
は、(I)のポリエーテル、(II)のアミノ化合物のア
ルキレンオキシド付加物および(III)のポリカルボン
酸または無水ポリカルボン酸とを混合し、常法により、
180℃〜250℃の温度で反応させて得ればよい。
【0019】(I)の化合物と(II)の化合物の反応モル比
はI/II=1〜15が好ましく、特に好ましくは1/1
〜7である。(I)の化合物1モルに対して(II)の化
合物が1モル未満である場合には均一付着性向上効果が
不十分であり、また15モルを越えると繊維−繊維間耐
摩耗性向上効果が不足するため好ましくない。(III)の
化合物は(I)および(II)の化合物の仕込みモル数の和と
ほぼ等しいモル数とすればよい。
【0020】本発明のポリエーテルポリエステル化合物
の処理剤中における含有量は特に限定はないが、スピン
ドローもしくは高速紡糸で生産される繊維に適用される
処理剤の場合は3〜50重量%、より好ましくは3〜3
0%である。含有量が3重量%未満では十分な繊維−繊
維間耐摩耗性が得られない。また含有量が50重量%を
越えると平滑性が悪化し好ましくない。
【0021】本発明の繊維用処理剤は、本発明のポリエ
ーテルポリエステル化合物単独であってもよいが、好ま
しくは公知の潤滑成分、乳化剤、帯電防止剤等の処理剤
成分を配合させる。
【0022】本発明の繊維用処理剤組成物に配合する公
知の処理剤成分としては、流動パラフィン等の鉱物油
類、ラウリルオレエート、イソトリデシルステアレー
ト、イソステアリルオレエート等の脂肪族モノエステ
ル、ジオレイルアジペート等の2塩基酸ジエステル、ト
リメチロールプロパントリラウレート、ヤシ油等の多価
アルコールエステルおよびPO/EOポリエーテル等の
潤滑成分、乳化剤としてはポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル等、帯電防止
剤としてはポリオキシエチレンオレイルホスフェート、
及びその部分又は完全中和塩(Na、K、アミン等)、ジ
オクチルスルホサクシネートNa塩、アルカンスルホネ
ート塩等が挙げられる。
【0023】本発明の繊維用処理剤には、必要ならばさ
らに浸透剤、表面張力低下剤、転相粘度低下剤、摩耗防
止剤等を併用してもよい。
【0024】本発明の繊維用処理剤は、合成繊維マルチ
フィラメントの製造および加工用の油剤として有用であ
る。
【0025】本発明の処理剤は濃度が5〜30%、好ま
しくは10〜20%の水系エマルションとしてローラオ
イリング、ガイドオイリング等で給油すればよい。給油
量は用途や繊維の種類によって異なるが繊維重量の0.
5〜1.5重量%程度とすると特に好適である。
【0026】本発明の繊維処理剤は繊維製造の高速化に
おける操業性と糸品質を著しく向上させる。特に高速紡
糸方式、スピンドロー方式のごとき高速で製造される繊
維用油剤として好適であり、毛羽、断糸等を著しく低減
でき、繊維斑、染色斑を減少させる事ができる。
【0027】以下、実施例により本発明を説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0028】
【実施例】実施例1〜6、比較例1〜6 本発明のポリエーテルポリエステル化合物(A〜F)と、
比較化合物(G〜K)の構成を表1および表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】表中、EOはエチレンオキシド、POはプ
ロピレンオキシド、BOはブチレンオキシド、DOは
1,2ドデカンオキシド、POEはポリオキシエチレン
を示す。( )内の数値は重量比を示す。
【0032】表1および表2に示す化合物を8重量部と
以下に示す成分: を配合して、表3に示した実施例1〜6および比較例1
〜6の処理剤組成物を得、その特性を調べた。
【0033】試験方法 評価試験は、以下のような方法で行った。 (1) 転相粘度 処理剤中に水を5%ずつ添加した時の30℃のエマルシ
ョンの粘度をB型粘度計(東京計機社製)で測定して、
その最高粘度を転相粘度とした。
【0034】(2) 均一付着性 処理剤を水に溶解し、10重量%エマルションとして、
オイリングローラ給油方式で未給油ポリエステルフィラ
メント(50d/24f)に上記処理剤を給油しながらフィ
ラメントを1500m/分で巻き取った時のポリエステ
ルフィラメント上に付着する処理剤エマルション量(E
PU)を下記の方法で求めた。EPUが高いもの程繊維
に対する付着性に優れ、更に高速で処理された場合に於
いても均一付着性に優れる。
【0035】EPU(エマルションピックアップ)測定法 1500m/minでオイリングした糸1分間分を採取した
試料の重さ(W2)を測定後直ちに、110℃×1時間熱
処理して水を揮発させ、試料の重さ(W1)を測定し、下
記式からEPUを求めた。
【0036】
【数1】
【0037】(3)繊維−繊維間耐摩耗性 繊維−繊維間耐摩耗性試験機(ラビングテスター)を用い
て、次の条件で繰返し繊維−繊維間の摩擦により切断す
るまでのストローク回数を測定した。 ・繊維−繊維の交差角度: 45° ・繊維−繊維撚掛け回数: 1.5回 ・荷重 : 30g 結果を表3に示す
【0038】
【表3】
【0039】表3に示すように、実施例1〜6の処理剤
は転相度が低く、且つ均一付着性、繊維−繊維間耐摩耗
性に優れる。
【0040】これに対して、比較例3〜6に配合してい
る化合物I、JおよびKは転相粘度を著しく上昇させ
る。また、比較例2に配合した化合物Hは転相粘度はそ
こそこ低い値を示しているが、繊維−繊維間の耐摩耗性
に劣り、均一付着性もかなり低下している。また、化合
物Gを配合した比較例1は転相粘度が低く、繊維−繊維
耐摩耗性も優れているが、均一付着性が極端に悪化して
いる。
【0041】本発明の化合物Aと比較化合物Gとの大き
な違いは、ラウリルアミンのエチレンオキシド3モル付
加物を分子内に共重縮合しているか否かであるが、これ
によって均一付着性が大きく影響されることは明白であ
る。
【0042】実施例7〜11、比較例7〜11 表1および表2に示した本発明のポリエーテルポリエス
テル化合物および比較化合物の一部と以下に示す成分: とを配合して表4に示す実施例7〜11および比較例7
〜11の処理剤組成物を得た。
【0043】ポリエチレンテレフタレートを5000m
/minの巻取速度でスピンドロー方式により製糸するに
際し、紡糸糸条に表3に示した実施例および比較例の処
理剤を濃度15重量%のエマルションとして付着量が約
1重量%になるようにガイドオイリング装置を用いて付
与させ、50デニール/24フィーラメントの糸条を得
た。
【0044】このとき毛羽、断糸の発生状況、および得
られた糸条の染色性を調べた。試験方法 (1)断糸: 各処理剤について24時間連続製糸した時
の糸切れ回数。 (2)毛羽: 各処理剤付着糸を1億万m走行させ毛羽カウ
ンターで毛羽数をチエックし、百万m当たりな換算した
値。 (3)染色性:各処理剤付着糸を筒編機で編地を作製し、
分散染料にて常圧、90〜100℃で染色した後の染色
斑有無をチェックし、次のように判定した。 ○: 染色斑が全く無し △: 染色斑が少し有り ×: 染色斑部分が多い 結果を表4に示す。
【0045】
【表4】
【0046】表4に示すように、実施例7〜11の処理
剤で処理された糸は、明らかに断糸、毛羽が少なく染色
性も良好である。
【0047】実施例12〜16、比較例12〜15 表1および表2に示す化合物の一部と、以下に示す成
分:
【0048】を配合して表5に示す実施例12〜16お
よび比較例12〜15の処理剤組成物を得た。ポリエチ
レンテレフタレートを7000m/minの巻取速度で高速
紡糸方式により製糸するに際し、紡糸糸条に表4に示し
た実施例および比較例の処理剤を濃度20重量%のエマ
ルションとして付着量が約0.8重量%になるようにガ
イドオイリング装置を用いて付与させ75デニール/3
6フィラメントの糸条を得た。
【0049】このときの紡糸収率及びA格率を調べた。試験方法 (1)紡糸収率:各処理剤で3kg巻きチーズを100本づ
つ作製した時、途中断糸がなく満管巻きで取れたチーズ
の割合を示す。 (2)A格率:満管巻きで取れたチーズの表面毛羽、ルー
プ有無をチェックし、毛羽、ループ共に全く無いチーズ
の割合を示す。 結果を表5に示す。
【0050】
【表5】
【0051】表5に示すように、実施例12〜16の処
理剤で処理された糸は、明らかに紡糸収率が良好で且つ
品質も良好である。
【0052】
【発明の効果】繊維−繊維間の耐摩耗性を向上すべく高
分子化合物を処理剤中に配合すると、通常均一付着性が
著しく阻害されるが、本発明のポリエーテルポリエステ
ル化合物のごとく、分子中にアルキルアミノエーテルあ
るいはジアルキルアミノエーテルを共縮重合したポリエ
ーテルポリエステル化合物を配合した処理剤は、均一付
着性を損なうことなく転相粘度が低く、かつ繊維−繊維
間耐摩耗性に優れており、また本発明の処理剤組成物で
処理された糸は、断糸、毛羽が少なく染色性も良好であ
る。このため、良好な紡糸収率および品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の繊維−繊維間耐摩耗性試験に用いる
装置の概略図である。
【符号の説明】
1:試験糸 2:プーリー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このとき毛羽、断糸の発生状況、および得
られた糸条の染色性を調べた。試験方法 (1)断糸: 各処理剤について24時間連続製糸した時
の糸切れ回数。 (2)毛羽: 各処理剤付着糸を1億万m走行させ毛羽カウ
ンターで毛羽数をチエックし、百万m当たりに換算した
値。 (3)染色性:各処理剤付着糸を筒編機で編地を作製し、
分散染料にて常圧、90〜100℃で染色した後の染色
斑有無をチェックし、次のように判定した。 ○: 染色斑が全く無し △: 染色斑が少し有り ×: 染色斑部分が多い 結果を表4に示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【表4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】を配合して表5に示す実施例12〜16お
よび比較例11〜14の処理剤組成物を得た。ポリエチ
レンテレフタレートを7000m/minの巻取速度で高速
紡糸方式により製糸するに際し、紡糸糸条に表5に示し
た実施例および比較例の処理剤を濃度20重量%のエマ
ルションとして付着量が約0.8重量%になるようにガ
イドオイリング装置を用いて付与させ75デニール/3
6フィラメントの糸条を得た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】
【表5】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)二種以上のアルキレンオキシドと
    ポリオールのランダムまたはブロック共重合体、(II)
    炭化水素基を少なくとも1個有するアミノ化合物のアル
    キレンオキシド付加物および、(III)ポリカルボン酸
    または無水ポリカルボン酸を重縮合した全体の分子量1
    000〜20000である窒素を有するポリエーテルポ
    リエステル化合物を含有してなる繊維用処理剤組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエーテルポリエステル化合物の含有
    量が3〜50重量%である請求項1記載の繊維用処理剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 繊維用処理剤組成物が合成マルチフィラ
    メント製造、および加工用油剤である請求項1記載の繊
    維用処理剤組成物。
  4. 【請求項4】 繊維用処理剤組成物がスピンドロー(直
    接紡糸延伸方式)用油剤、あるいは高速紡糸用油剤であ
    る請求項1記載の繊維用処理剤組成物。
  5. 【請求項5】 繊維用処理剤組成物がエマルション型処
    理剤である請求項1記載の繊維用処理剤組成物。
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