JPH0622770A - 化合物tan−1609,その製造法および用途 - Google Patents

化合物tan−1609,その製造法および用途

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JPH0622770A
JPH0622770A JP5041055A JP4105593A JPH0622770A JP H0622770 A JPH0622770 A JP H0622770A JP 5041055 A JP5041055 A JP 5041055A JP 4105593 A JP4105593 A JP 4105593A JP H0622770 A JPH0622770 A JP H0622770A
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tan
salt
spectrum
acid
compound tan
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JP5041055A
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English (en)
Inventor
Seiichi Tanida
清一 谷田
Mikio Shirasaki
幹雄 白崎
Takashi Horiguchi
隆司 堀口
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】腫瘍治療剤として有用な化合物を提供する。 【構成】次の物理化学的性状を有する新規化合物TAN
−1609およびその塩。(1)外観:無色固体(2)
分子式:C2542(3)紫外部吸収(UV)ス
ペクトル:メタノール中、極大値:238nm(ε 3
2,600)(4)赤外部吸収(IR)スペクトル:K
Br錠剤中、主な吸収を示す(波数、cm-1)3380,
2970,1730,1450,1400,1190,
1090,1070(5)13C核磁気共鳴(NMR)
スペクトル:75MHz,DMSO-d6中、δppm、172.1
(s),139.4(d),134.4(s),12
7.8(d),124.6(d),89.6(d),8
6.4(d),73.6(d),67.6(d),6
5.4(d),60.6(q),60.0(s),4
6.4(t),41.2(t),34.5(d),3
4.2(d),31.8(t),31.5(d),3
1.2(t),21.9(q),19.9(q),1
7.2(q),16.3(q),11.5(q),1
0.3(q)(6)性質:酸性脂溶性物質

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は癌の治療剤として有用な
新規化合物TAN−1609(以下TAN−1609と
略称することもある)に関する。
【0002】
【従来の技術】抗腫瘍剤として、マイトマイシンC〔ア
ンチビオチクス・アンド・ケモセラピー(Antibiotics
and Chemotherapy)、第8巻、228頁(1958
年)〕、5−フルオロウラシル〔アーカイブス・オブ・
バイオケミストリー・アンド・バイオフィジクス(Arch
ives of Biochemistry and Biophysics)、第64巻、
423頁(1956年)]、アドリアマイシン[バイオテ
クノロジー・バイエンジニアリング(Biotech. Bioengi
n.)、第11巻、1101頁(1969年)〕、シスプ
ラチン〔シスプラチン,カレント・ステイタス・アンド
・ニュー・デベロップメンツ(Cisplatin, Curent Stat
us and New Developments),エー・ダブリュ・プレス
テイコ(A.W. Prestayko)ら,アカデミック・プレス,
ニューヨーク(Accademic Press, New York),198
0年,527頁〕等が臨床に用いられてい る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】悪性腫瘍による死亡例
は年々増加の一途をたどっており、有効な新しい治療法
の開発が切望されている。中でも、化学療法の分野で
は、現在使用されている抗腫瘍剤の効果が充分なものと
は言えず、悪性腫瘍を完全に抑制できる新しい抗腫瘍剤
の開発が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑みて、新たな観点から研究を重ねた結果、土壌か
ら分離された多数の微生物中、ある種の微生物が新規物
質を産生すること、該微生物がストレプトマイセス属菌
に属すること、該微生物を適宜の培地に培養することに
よって、ヒトおよび動物細胞由来の癌細胞の増殖を強力
に阻害し、しかもその作用が腫瘍壊死因子[TNF(tu
mor necrosis factor)]の存在下で増強される活性化
合物を培地中に蓄積しうることを知り、活性化合物を単
離し、これをTAN−1609と称することにした。該
抗生物質は一個のカルボン酸を含む酸性脂溶性物質であ
った。本発明者らは、これらの化合物の物理化学的およ
び生物学的性質からこれらが新規物質であることを確か
め、本発明を完成した。すなわち本発明は、 1)次の物理化学的性状を有する化合物TAN−160
9; (1)外観:無色固体 (2)分子式:C25426 (3)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中, 極大値:238nm(ε 32,600) (4)赤外部吸収(IR)スペクトル:KBr錠剤中,主な
吸収を示す(波数,cm-1) 3380, 2970, 1730, 1450, 1400, 1190, 1090, 1070 (5)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,DM
SO-d6中,δppm 172.1(s), 139.4(d), 134.4(s), 127.8(d), 124.6(d),
89.6(d), 86.4(d),73.6(d), 67.6(d), 65.4(d), 60.6
(q), 60.0(s), 46.4(t), 41.2(t),34.5(d), 34.2(d), 3
1.8(t), 31.5(d), 31.2(t), 21.9(q), 19.9(q),17.2
(q), 16.3(q), 11.5(q), 10.3(q) (6)性質:酸性脂溶性物質 またはその塩、 2)ストレプトマイセス属菌に属し、化合物TAN−1
609を生産する能力を有する微生物を培地に培養し、
培養物中に化合物TAN−1609を生成蓄積せしめ、
これを採取することを特徴とする化合物TAN−160
9またはその塩の製造法、および 3)化合物TAN−1609またはその塩を含有してな
る抗腫瘍剤に関する。TAN−1609の構造式はその
物理化学的性状より推定して、式
【化1】 で表わされる。
【0005】本発明の製造法に使用されるTAN−16
09を生産する微生物としてはストレプトマイセス属に
属し、TAN−1609を生産する能力を有する微生物
であればいずれのものでもよい。その例としては、宮城
県で採取した土壌より分離された放線菌CC−13株が
あげられる。本菌株をインターナショナル・ジャーナル
・オブ・システマティック・バクテリオロジー(Intern
ational Journal of Systematic Bacteriology)、第1
6巻、313〜340頁(1966年)記載の方法に準
じて検討した分類学的性状は下記のとおりである。な
お、各種培地上の所見は特に記載のない限り、28℃で
14日間培養し、常法に従って観察したものである。
【0006】(I)形態学的特徴 気菌糸は、よく伸長分岐した基生菌糸から単純分枝状に
伸長し、その先端に形成された胞子連鎖(通常10〜5
0個以上)は開放した螺旋状を呈する。輪生糸は認めら
れない。胞子は円みを帯びた円筒形(0.5〜0.7×
0.8〜1.2μm)を示し、その表面は平滑である。 (II)各種培地上での生育状態 各種培地における生育の程度(G)、気菌糸の生育及び
色調(AM)、裏面の色調(R)、可溶性色素の有無及
び色調(SP)などについて以下に列記する。色の記載
について( )で示す標準色調記号は、コンティナー・
コーポレーション・オブ・アメリカ(Container Corpor
ation of America)のザ・カラー・ハーモニー・マニュ
アル(The Color Harmony Manual)第4版、1958年
によった。 ─────────────────────────────────── (a) シュウクロース・ G :良好 硝酸塩寒天培地 AM:貧弱、灰白色(2ba) R :象牙色(2ca)〜淡黄灰色(1ca) SP:なし ─────────────────────────────────── (b) グルコース・アスパラギン G :良好、象牙色(2ca)、しわ状 寒天培地 AM:貧弱、淡黄灰色(1ba) R :象牙色(2ca)〜灰色(1ge) SP:なし ─────────────────────────────────── (c) グリセリン・アスパラギン G :良好、淡黄灰色(1ba) 寒天培地 AM:貧弱、灰白色(2ba) R :象牙色(2ca)〜灰色(1ge) SP:なし ─────────────────────────────────── (d) スターチ・無機塩 G :良好 寒天培地 AM:貧弱、淡黄灰色(1ba) R :象牙色(2ca) SP:なし ─────────────────────────────────── (e) チロシン寒天培地 G :中程度、しわ状 AM:貧弱、淡黄灰色(1ba) R :淡灰白色(3ba)〜暗黄褐色(3lg) SP:なし ─────────────────────────────────── (f) 栄養寒天培地 G :良好、象牙色(2ca) AM:なし R :象牙色(2ca) SP:なし ─────────────────────────────────── (g) イースト・麦芽 G :良好、象牙色(2ca) 寒天培地 AM:貧弱、灰白色(2ba) R :象牙色(2ca)〜暗黄灰色(2lg) SP:なし ─────────────────────────────────── (h) オートミール G :良好、淡黄灰色(1ca) 寒天培地 AM:貧弱、灰白色(2ba) R :淡黄灰色(1ca)〜黄灰色(2le) SP:なし ─────────────────────────────────── (i) ペプトン・イースト・鉄 G :良好、淡黄褐色(2ea)、限局性 寒天培地 AM:なし R :淡黄褐色(2ea) SP:なし ───────────────────────────────────
【0007】(III)生理的性質 (a)生育温度範囲 :10〜32
℃ 最適生育温度範囲 :20〜30℃ (b)硝酸の還元 :陽性 (c)ゼラチンの液化 :陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (d)澱粉の加水分解 :陽性 (e)脱脂乳の凝固 :陰性 脱脂乳のペプトン化 :陽性 (f)メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地 :陰性 ペプトン・イースト・鉄寒天培地 :陰性 (IV)炭素源の資化性(プリードハム・ゴットリープ寒
天培地) L−アラビノース :++ (注)++:比較的良好
な生育 D−キシロース :++ + :生育を認め
る D−グルコース :++ ± :+又は−の
判定が困難 D−フラクトース :++ − :生育せず シュクロース :+ イノシトール :++ L−ラムノース :++ ラフィノース :+ D−マンニット :++ 対 照 :± (V)菌体分析 グルコース1%、トリプトン1%、酵母エキス0.6%
(pH7.0)からなる培地を用いて、28℃、3日間
培養した後「放線菌の同定実験法」日本放線菌学会編
(昭和63年)記載の方法に準じて細胞壁画分を調製
し、高速液体クロマトグラフィー(島津LC−6A,カ
ラム:コスモシル5c−18)により、ジアミノピメリ
ン酸の光学異性体を分析した。その結果、LL−ジアミ
ノピメリン酸が検出された。
【0008】以上の結果から本菌株は、気菌糸が灰白色
〜淡黄灰色を呈し、胞子連鎖は螺旋状、胞子表面は平
滑、およびジアミノピメリン酸がLL体であることなど
の諸性質から判断するとストレプトマイセス(Streptom
yces)属に属することが明らかであり、従って本菌株を
ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)C
C−13株と称することにした。CC−13株は、平成
4年1月30日財団法人・発酵研究所(IFO)に受託
番号IFO 15258として寄託され、また、平成4
年2月29日にブダペスト条約の下、通商産業省工業技
術院微生物工業技術研究所(FRI)に受託番号FER
MBP 3773として寄託されている。ストレプトマ
イセス属に属するTAN−1609の生産菌は、他の放
線菌の場合と同様に、たとえば紫外線、エックス線、放
射線などの照射、単胞子分離、種々の変異処理、その他
の手段で変異させることが出来、このような変異株ある
いは自然に得られる突然変異株であっても、上記した分
類学的性状との比較において実質的に別種とするに足ら
ず、しかも当該化合物を生産する性質を有するものは、
すべて本発明方法に利用し得る。
【0009】TAN−1609生産菌の培養に用いられ
る培地は該菌が利用し得る栄養源を含むものなら、液状
でも固状でもよいが、大量に処理するときは液体培地を
用いるのがより適当である。培地には、当該生産菌が同
化し得る炭素源、窒素源、無機物質、微量栄養源が適宜
配合される。炭素源としては、たとえばグルコース、ラ
クトース、シュークロース、マルトース、デキストリ
ン、スターチ、グリセリン、マンニトール、ソルビトー
ル、油脂類(例、大豆油、ラード油、チキン油など)、
n−パラフィンその他が、窒素源としては、たとえば肉
エキス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・ステ
ィープ・リカー、ペプトン、棉実粉、廃糖蜜、尿素、ア
ンモニウム塩類(例、硫酸アンモニウム、塩化アンモニ
ウム、硝酸アンモニウム、酢酸アンモニウムなど)その
他が用いられる。さらに、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウムなどを含む塩類、鉄、マンガン、
亜鉛、コバルト、ニッケルなどの金属塩類、リン酸、ホ
ウ酸などの塩類や酢酸、プロピオン酸などの有機酸の塩
類が適宜用いられる。その他、アミノ酸(例、グルタミ
ン酸、アスパラギン酸、アラニン、リジン、メチオニ
ン、プロリンなど)、ペプチド(例、ジペプチド、トリ
ペプチドなど)、ビタミン類(例、B1、B2、ニコチン
酸、B12、Cなど)、核酸類(例、プリン、ピリミジ
ン、その誘導体など)等を含有させてもよい。もちろ
ん、培地のpHを調節する目的で無機または有機の酸ま
たはアルカリ類、緩衝剤等を加え、あるいは消泡の目的
で油脂類、界面活性剤等の適量を添加して差し支えな
い。液体培養に際しては、培地のpHは中性付近、特にp
H約5.5〜8が好ましい。培養温度は約24℃〜30
℃、培養時間は約48時間〜168時間が好ましい。
【0010】培養物から目的とする化合物TAN−16
09を採取する方法を以下に述べる。該化合物は酸性で
脂溶性を示すため、この性質を利用する一般的手段を採
用すればよい。まず培養液をpH約1.5ないし6、好
ましくはpH約2ないし4に調整後、水と混和しない有
機溶媒たとえばジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素
類、酢酸エチル等のエステル類、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類あるいはブタノール等の高級アルコール
類などを加え、TAN−1609を抽出する。得られる
有機溶媒層を希(約0.01から5重量%)アルカリ
(例、水酸化カリウム,水酸化ナトリウム等のアルカリ
金属水酸化物、炭酸水素ナトリウム,炭酸ナトリウム等
のアルカリ金属炭酸水素塩またはアルカリ金属炭酸塩
等)水で抽出すると、TAN−1609は水層へ転溶さ
れる。転溶水層を塩酸,硫酸等の無機酸あるいは酢酸,
シュウ酸等の有機酸を用いて再度酸性に調整し、前述の
有機溶媒で抽出すると、TAN−1609は有機溶媒層
に抽出される。水で洗浄後、有機溶媒層を濃縮するとT
AN−1609を含有する粗物質が得られる。粗物質を
さらに精製し、純粋なTAN−1609を得るには周知
の種々のクロマトグラフィー法が有利に用いられる。担
体としてはシリカゲル、結晶セルロース、吸着性樹脂た
とえばダイヤイオンHP−20(三菱化成社製),セフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製、スウエーデ
ン)などが用いられ、これらは通常カラムクロマトグラ
フィー法で行なわれる。カラムから活性物質を溶出する
には担体の種類によって異なるが、適当な有機溶媒たと
えばジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、
アセトン等のケトン類、メタノール等のアルコール類な
どの単独あるいは混合溶媒が、または、水と混和し得る
有機溶媒と水溶液たとえば水,前述の希アルカリ水,希
酸性水(例、0.01から5重量%の塩酸,硫酸,酢酸
水等),緩衝液などとの混合溶媒が用いられる。
【0011】活性物質を含む有機溶媒溶出液を濃縮、あ
るいは水溶液を含む場合は水と混和しない適当な有機溶
媒で抽出して濃縮し、残渣を粉末化するか、濃縮残渣を
適当な結晶化溶媒、例えばジエチルエーテル等のエーテ
ル類、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エ
チル等のエステル類、アセトン等のケトン類、メタノー
ル等のアルコール類あるいはこれらの混合液で溶解し、
冷所で放置すると結晶が得られる。TAN−1609は
酸性物質なので、塩基と塩を形成することができる。塩
の種類としては、薬理学的に許容される塩、例えばアル
カリ金属塩(例、ナトリウム塩,カリウム塩等)、アル
カリ土金属塩(例、カルシウム塩等)あるいはアンモニ
ウム塩などがあげられる。TAN−1609の塩は自体
公知の手段に従い製造される。例えばTAN−1609
の水懸濁液あるいはアルコール類(例、メタノール,エ
タノール等)溶液にアルカリ金属またはアルカリ土金属
水酸化物(例、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水
酸化マグネシウム,水酸化カルシウム等)、アルカリ金
属炭酸または炭酸水素塩(例、炭酸ナトリウム,炭酸カ
リウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリウム等)、
三級アミン(例、トリエチルアミンのような脂肪族三級
アミン、ピリジン,4−ジメチルアミノピリジン,α
−,β−またはγ−ピコリンのような芳香族三級アミン
等)等の塩基を混合することによって製造することがで
きる。
【0012】TAN−1609またはその塩はイン・ビ
トロ(in vitro)およびイン・ビボ(in vivo)試験で
抗腫瘍作用を示し、ヒトや哺乳動物の悪性腫瘍の治療に
用いることができる。該悪性腫瘍としては、例えば上皮
性悪性腫瘍(例、大腸がん,肺がん,胃がん,肝がん,
偏平上皮がん等)、非上皮性悪性腫瘍(例、細網肉腫,
骨肉腫,リンパ肉腫等)、混合性悪性腫瘍(例、副腎腫
瘍等)等が挙げられる。TAN−1609の0.5mg/
kgをマウスに経口あるいは腹腔内投与したが、いずれの
場合にも死亡例を認めなかった。本発明のTAN−16
09またはその塩を有効成分とする抗腫瘍剤は、ヒトや
哺乳動物における悪性腫瘍の治療薬として有用であり、
TAN−1609またはその塩を薬理学的に許容される
担体と混合することにより得られる。本剤は、非経口剤
として、例えば注射剤、点滴剤、外用剤(例、経鼻投与
製剤,経皮製剤など)、座剤(例、直腸座剤,膣座剤な
ど)、経口剤として、例えばカプセル剤、錠剤、シロッ
プ剤、散剤および顆粒剤またはそのほかの医薬組成物と
して経口的または非経口的に投与することができる。こ
れらの製剤は、製剤工程において通常一般に用いられる
自体公知の方法により製造することができる。
【0013】たとえば、本発明のTAN−1609また
はその塩は分散剤(例、ツイーン(Tween)80(アトラ
スパウダー社製、米国),HCO 60(日光ケミカル
ズ製)ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセル
ロース、アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤(例、メ
チルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコー
ル、クロロブタノールなど)、等張化剤(例、塩化ナト
リウム、グリセリン、ソルビトール、ブドウ糖など)な
どと共に水性注射剤に、あるいはオリーブ油、ゴマ油、
ラッカセイ油、綿実面、コーン油などの植物油、プロピ
レングリコールなどに溶解、懸濁あるいは乳化して油性
注射剤に成形し、注射剤とすることができる。たとえば
経口投与製剤にするには、自体公知の方法に従い、本発
明のTAN−1609またはその塩をたとえば賦形剤
(例、乳糖、白糖、デンプンなど)、崩壊剤(例、デン
プン、炭酸カルシウムなど)、結合剤(例、デンプン、
アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ールピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロースなど)
または滑沢剤(例、タルク、ステアリン酸マグネシウ
ム、ポリエチレングリコール6000など)などを添加
して圧縮成形し、次いで必要により、味のマスキング、
直溶性あるいは持続性の目的のため自体公知の方法でコ
ーティングすることにより経口投与製剤とすることがで
きる。そのコーティング剤としては、例えばヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリオキシエチレングリコール、ツイーン80、ブ
ルロニックF68、セルロースアセテートフタレート、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒド
ロキシメチルセルロースアセテートサクシネート、オイ
ドラギット(ローム社製、西ドイツ,メタアクリル酸・
アクリル酸共重合)および酸化チタン,ベンガラ等の色
素が用いられる。
【0014】たとえば外用剤とするには、自体公知の方
法に従い、本発明のTAN−1609またはその塩を固
状、半固状または液状の外用投与剤とすることができ
る。たとえば、上記固状のものとしては、TAN−16
09またはその塩をそのまま、あるいは賦形剤(例、グ
リコール、マンニトール、デンプン、微結晶セルロース
など)、増粘剤(例、天然ガム類、セルロース誘導体、
アクリル酸重合体など)などを添加、混合して粉状の組
成物とする。上記液状のものとしては、注射剤の場合と
ほとんど同様で、油性あるいは水性懸濁剤とする。半固
状の場合は、水性または油性のゲル剤、あるいは軟膏状
のものがよい。また、これらはいずれも、pH調節剤
(例、炭酸、リン酸、クエン酸、塩酸、水酸化ナトリウ
ムなど)、防腐剤(例、パラオキシ安息香酸エステル
類、クロロブタノール、塩化ベンザルコニウムなど)な
どを加えてもよい。たとえば坐剤とするには、自体公知
の方法にしたがい、本発明のTAN−1609またはそ
の塩を油性または水性の固状、半固状あるいは液状の坐
剤とすることができる。上記組成物に用いる油性基剤と
しては、たとえば高級脂肪酸のグリセリド〔例、カカオ
脂、ウイテプゾル類(ダイナマイトノーベル社製)な
ど〕、中級脂肪酸〔例、ミグリオール類(ダイナマイト
ノーベル社製)など〕、あるいは植物油(例、ゴマ油、
大豆油、綿実油など)などが挙げられる。また、水性基
剤としては、たとえばポリエチレングリコール類、プロ
ピレングリコール、水性ゲル基剤としては、たとえば天
然ガム類、セルロース誘導体、ビニール重合体、アクリ
ル酸重合体などが挙げられる。TAN−1609または
その塩をヒトに用いる場合の投与量は対象疾病の種類,
程度,患者の年齢などで変動し得るが、通常、TAN−
1609またはその塩含量として、1日成人(体重50
kg)1人当たり約1mgから40mg,とりわけ約2mgから
30mgが疾患の治療に用いられる事が好ましい。これら
の製剤は、1日1ないし3回に分けて投与することがで
きる。以下実施例によって本発明の内容をさらに具体的
に説明するが、これによって本発明が限定されるもので
はない。なお、培地におけるパーセントは、とくに断り
のない限り重量/容量パーセント(%)を表す。
【0015】実施例1 酵母エキス・麦芽エキス斜面寒天培地に培養したストレ
プトマイセス・エスピー CC−13株を200ml容三
角フラスコ内のグルコース2%、可溶性澱粉3%、生大
豆粉1%、コーン・スティープ・リカー0.3%、ペプ
トン0.5%、NaCl 0.3%、CaCO3 0.5%
を含む40mlの種培地(pH7.0)に接種し、28
℃、48時間回転振盪機上で培養し、前培養液を得た。
この前培養液の5mlを2000ml容坂口フラスコ内の5
00mlの種培地に移植し、28℃、48時間往復振盪機
上で培養し、種培養液を得た。この種培養液500mlを
200リットル容ステンレス・スチール・タンク内の、
デキストリン5%、コーン・スティープ・リカー3%、
ペプトン0.1%、CaCl2 1%、CaCO3 0.5
%を含む120リットルの主培地(pH7)に移植し、
28℃、通気120リットル/分、撹拌150回転/
分、内圧1kg/cm2の条件で4日間培養し、主培養液を
得た。
【0016】実施例2 培養液(100リットル)をpH2.8に調整後、酢酸
エチル(80リットル)を加え、30分撹拌,濾過補助
剤,ラジオライト#600(昭和化学工業社製)で濾過
した。分離した酢酸エチル層(59リットル)を2%
(重量/容量)炭酸ナトリウム水溶液(25リットル×
2)で抽出した。炭酸ナトリウム層をpH3.0に調整
後、酢酸エチル(20リットル×2)で再抽出した。酢
酸エチル層(40リットル)を水(13リットル)で洗
浄後、3リットルまで濃縮し、再び2%(重量/容量)
炭酸ナトリウム水溶液(1.5リットル)で転溶した。
炭酸ナトリウム層をpH6.5に補正後、ダイヤイオン
HP−20(300ml,三菱化成工業社製)のクロマト
グラフィーに付し、60%(容量/容量)メタノール/
0.02Mアンモニア水(1.8リットル)にて活性成
分を溶出した。溶出液を濃縮後、pH3.0で酢酸エチ
ル(300ml×2)抽出、抽出液を水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで脱水した。抽出液を濃縮乾固して得られた粗
物質(8.4g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(400ml,キーゼルゲル60,70〜230メッシ
ュ,エー.メルク社製,独)に付し、ジクロロエタン
(1.6リットル)で洗浄後、5%(容量/容量)メタ
ノール/ジクロロエタン溶液(2.4リットル)で溶出
した。溶出液を濃縮後、メタノールから結晶化,TAN
−1609(2.8g)が白色結晶として得られた。
【0017】TAN−1609の物理化学的性状 (1)外観:白色結晶 (2)融点:151−153℃ (3)旋光度:+9.8°(c 0.70,メタノール,
23℃) (4)分子量:m/z 438(M+),(EI マス.スペ
クトルより) (5)元素分析値:(%) 実測値;C,68.61; H, 9.86; 計算値;C,68.46; H, 9.65; O,21.89 (6)分子式:C25426 (7)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中, 極大値:238nm(ε 32,600) (8)赤外部吸収(IR)スペクトル:KBr錠剤中,主な
吸収を示す(波数,cm-1) 3380, 2970, 1730, 1450, 1400, 1190, 1090, 1070 (9)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,DM
SO-d6中,δppm 172.1(s), 139.4(d), 134.4(s), 127.8(d), 124.6(d),
89.6(d), 86.4(d),73.6(d), 67.6(d), 65.4(d), 60.6
(q), 60.0(s), 46.4(t), 41.2(t),34.5(d), 34.2(d), 3
1.8(t), 31.5(d), 31.2(t), 21.9(q), 19.9(q),17.2
(q), 16.3(q), 11.5(q), 10.3(q) (ただし、sはシングレット,dはダブレット,tはトリ
プレット,qはカルテットをそれぞれ示す。) (10)呈色反応: 陽性;リンモリブデン酸,硫酸,過マンガン酸カリウ
ム,よう素反応 陰性;坂口,ドラーゲンドルフ反応 (11)高速液体クロマトグラフィー(HPLC): 担体;ODS〔ワイエムシー・パック(YMC Pac
k)A−312 S−5,id, 6mm×150mm〕 移動相;35%(容量/容量)CH3CN/0.02M
リン酸緩衝液 pH7.0 流速;2.0ml/min 検出法;250nm(UV) 溶出時間;3.5分 (12)薄層クロマトグラフィー(TLC): 担体;キーゼルゲル(Kieselgel)60F254 0.25
mm〔イー・メルク・エージー(E. Merck AG.)〕 展開溶媒;クロロホルム:メタノール=95:5(容量
/容量) Rf値;0.35 (13)性質:酸性脂溶性物質
【0018】実施例3 実施例2で得たTAN−1609(500mg)をメタノ
ール(40ml)に溶解し、炭酸ナトリウム(66mg,
1.1当量),水(30ml)を加え、室温にて10分撹
拌した。その後、メタノールを除去し、凍結乾燥すると
TAN−1609ナトリウム塩(520mg)が得られ
た。 分子量:m/z 461(M+H),(SI マス.スペク
トルより) 元素分析値:(%)C25416Na・H2Oとして 実測値:C,62.60; H,9.17; Na,5.00 計算値:C,62.74; H,9.06; Na,4.80
【0019】製剤例1 実施例2によって得られたTAN−1609を用いて、
下記に示す処方の全成分を混和し、ゼラチンカプセルに
充填し、カプセル1個当たり、30mgのTAN−16
09を含有するカプセル剤を製造した。 TAN−1609 30mg 乳糖 100mg コーンスターチ 40mg ステアリン酸マグネシウム 10mg 合 計 180mg 製剤例2 実施例2によって得られたTAN−1609とステアリ
ン酸マグネシウムを可溶性デンプンの水溶液で顆粒化
し、乾燥後、乳糖およびコーンスターチと混合した。混
合物を圧縮成型し、下記に示す処方の錠剤を製造した。 TAN−1609 30mg 乳糖 65mg コーンスターチ 30mg 可溶性デンプン 35mg ステアリン酸マグネシウム 20mg 合 計 180mg 製剤例3 実施例3によって得られたTAN−1609ナトリウム
塩を30%(w/v)ポリエチレングリコール400を
含む生理食塩水に溶解してTAN−1609ナトリウム
塩の0.05%溶液を調製し、滅菌濾過して、バイアル
に30mlずつ分注した。バイアル1個当たり、15m
gのTAN−1609ナトリウム塩を含有する静注剤を
製造した。
【0020】実験例1 まずTAN−1609のマウスおよびヒト腫瘍細胞に対
する増殖阻害作用を〔表1〕に示す。
【表1】 TAN−1609の腫瘍細胞増殖阻害作用 ─────────────────────────────────── 腫瘍細胞 50%阻害濃度(ng/ml) ─────────────────────────────────── マウス由来 B16メラノーマ(melanoma) 1.5 P815マストサイトーマ(mastocytoma) 0.7 EL−4サイモーマ(thymoma) 1.0 ヒト由来 HeLa−S3 エピテロイド・カルシノーマ (epitheloid carcinoma) 3.4 WiDr コロン・アデノカルシノーマ (colon adenocarcinoma) 2.4 A549 ラング・アデノカルシノーマ (lung adenocarcinoma) 7.9 G361 マリグナント・メラノーマ (malignant melanoma) 3.2 ─────────────────────────────────── 測定法:腫瘍細胞2×104/ml(B16のみ5×104
/ml)、5μM 2−メルカプトエタノール、2mM
L−グルタミン、20μg/mlゲンタミシン(フロー・ラ
ボラトリーズ社製、スコットランド)、10%(容量/
容量)牛胎児血清〔ウイッタカー・エム・エー・バイオ
プロダクツ社(以下MABと略記)製、米国〕を含むイ
ーグルMEM培地〔MAB製;P−815とEL−4の
場合はRPMI1640培地(MAB製)〕にTAN−
1609を適宜加え、37℃、5%(容量/容量)炭酸
ガス下で3日間培養した後、MTT還元法〔多田ら、ジ
ャーナル・オブ・イムノロジカル・メソーズ(Journal
of Immunological Methods)第93巻、157頁、19
86年〕で腫瘍細胞の増殖を測定した。
【0021】実験例2 次に、TAN−1609の腫瘍壊死因子アルファー〔T
NF(tumor necrosisfactor)α〕存在下でのマウス繊
維芽細胞の増殖抑制作用について〔表2〕に示す。
【表2】 ───────────────────────────────── TAN−1609濃度 増殖率(%)† (ng/ml) −TNFα +TNFα ───────────────────────────────── 250 75.2 0.7 125 73.8 0.8 62.5 72.2 0.9 31.3 76.4 2.4 15.6 83.1 6.5 ───────────────────────────────── †増殖率:TAN−1609無添加区の増殖を100%として表示。 測定法:マウス繊維芽細胞Balb/3T3−A31−1
−1(1.5×104/ml;イーグルMEM培地)をあ
らかじめ37℃24時間培養し、これにTAN−160
9と必要に応じて最終濃度2ng/mlになるようにヒト・
リコンビナントTNFα(ジェンザイム社製、米国)を
加えて37℃で16時間培養した。培養終了後、繊維芽
細胞の増殖をXTT還元法〔N.W.レーム(Roehm)
ら、ジャーナル・オブ・イムノロジカル・メソーズ(Jo
urnal of Immunological Methods)第142巻、257
頁、1991年〕で測定した。
【0022】実験例3 マウス腫瘍細胞colon26やM5076などをマウスの
皮下に移植し、これにTAN−1609を腹腔内投与す
ると、0.3〜1mg/kgの投与量で腫瘍の増殖は有意に
抑制された。
【0023】
【発明の効果】本発明の化合物TAN−1609または
その塩は優れた抗腫瘍作用を示し、ヒトや哺乳動物の悪
性腫瘍の治療に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TAN−1609の紫外部吸収(UV)スペク
トル
【図2】TAN−1609の赤外部吸収(IR)スペク
トル
【図3】TAN−1609の13C核磁気共鳴(NMR)
スペクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12P 1/06 C12R 1:465)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の物理化学的性状を有する化合物TAN
    −1609; (1)外観:無色固体 (2)分子式:C25426 (3)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中, 極大値:238nm(ε 32,600) (4)赤外部吸収(IR)スペクトル:KBr錠剤中,主な
    吸収を示す(波数,cm-1) 3380, 2970, 1730, 1450, 1400, 1190, 1090, 1070 (5)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,DM
    SO-d6中,δppm 172.1(s), 139.4(d), 134.4(s), 127.8(d), 124.6(d),
    89.6(d), 86.4(d),73.6(d), 67.6(d), 65.4(d), 60.6
    (q), 60.0(s), 46.4(t), 41.2(t),34.5(d), 34.2(d), 3
    1.8(t), 31.5(d), 31.2(t), 21.9(q), 19.9(q),17.2
    (q), 16.3(q), 11.5(q), 10.3(q) (6)性質:酸性脂溶性物質 またはその塩。
  2. 【請求項2】ストレプトマイセス属に属し、請求項1記
    載の化合物TAN−1609を生産する能力を有する微
    生物を培地に培養し、培養物中に化合物TAN−160
    9を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする
    化合物TAN−1609またはその塩の製造法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化合物TAN−1609ま
    たはその塩を含有してなる抗腫瘍剤。
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WO2009147984A1 (ja) 2008-06-04 2009-12-10 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 ハーボキシジエンの生合成に関与するポリペプチドをコードするdna

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