JPH0622722U - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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JPH0622722U
JPH0622722U JP5947792U JP5947792U JPH0622722U JP H0622722 U JPH0622722 U JP H0622722U JP 5947792 U JP5947792 U JP 5947792U JP 5947792 U JP5947792 U JP 5947792U JP H0622722 U JPH0622722 U JP H0622722U
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JP
Japan
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incinerator
incinerated
chamber
incineration chamber
air
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Application number
JP5947792U
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Inventor
道夫 成沢
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道夫 成沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被焼却材を良好な状態で燃焼可能な焼却炉を
提供することにある。 【構成】 木材、紙等の被焼却材を収納可能な焼却室1
2と、焼却室12内へ外気を供給可能であると共に、被
焼却材の残灰を焼却室12外へ排出するための排出口1
4を有する焼却炉10において、焼却室12の外周壁1
6、18a、18bには、排出口14とは別体に、1ま
たは2以上の空気孔20が穿設されたことを特徴とする
焼却炉10。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は焼却炉に関し、特に木材、紙等の被焼却材を良好な燃焼状態で燃焼可 能な焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、焼却炉は、木材、紙等の被焼却材を収納可能な焼却室と、焼却室内へ外 気を供給可能であると共に、被焼却材の残灰を燃焼室外へ排出するための排出口 と、焼却室内の中途部に設けられ、焼却室を上室および下室に分けると共に、被 焼却材を焼却室の中途位置に支持する網と、焼却室上面に設けられた煙突とから 構成されている。また、排出口は、焼却室の上室および下室の両方に掛かる位置 に設けられている。 従って、上記構成により焼却室内に被焼却材を収納した後、被焼却材に火を付 けると、排出口から焼却室内に外気が供給されて、焼却室内の被焼却材が燃える 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
被焼却材を略完全に焼却するためには、被焼却材を良好な状態で燃焼させる必 要があり、一般に、良好な燃焼状態を得るには、被焼却材が燃焼している間、燃 焼に必要とする外気を常に被焼却材の燃焼部分に供給し続けることである。 しかしながら、上記従来の焼却炉には次のような課題がある。 被焼却材の量が多く、焼却室内の網から焼却室内上部まで被焼却材が積み重な っている場合には、火は被焼却材の下方または上方から徐々に被焼却材の内側に 燃え広がっていくが、被焼却材の下方または上方には被焼却材の残灰が残るため 、排出口からの外気が被焼却材の中心部分には十分に供給されず、酸素不足とな り燃焼状態が悪化して煙突から出るガス中に煤が混入し、大気を汚染したり、残 灰中に被焼却材が残留するという課題がある。 従って本考案は、上記課題を解消すべくなされ、その目的とするところは、被 焼却材を良好な状態で燃焼可能な焼却炉を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、木材、紙等の被焼却材を収納可能な焼却室と、該焼却室内へ外気を 供給可能であると共に、前記被焼却材の残灰を焼却室外へ排出するための排出口 を有する焼却炉において、前記焼却室の外周壁には、前記排出口とは別体に、1 または2以上の空気孔が穿設されたことを特徴とする。 また、前記焼却室の底面に、1または2以上の空気孔を穿設するとよい。
【0005】
【作用】
木材、紙等の被焼却材を収納可能な焼却室の外周壁には、排出口とは別体に、 1または2以上の空気孔が穿設されているため、被焼却材の下方へは排出口から 、また被焼却材の中間部分へは空気孔から外気が供給される。 また、焼却室の底面に、1または2以上の空気孔を穿設すると、被焼却材の下 方へは当該空気孔からも外気が供給される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に詳述する。 図1は、本考案に係る焼却炉の一実施例を示す図であり、(a)は正面図、( b)は側面図、(c)は底面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 まず、その構造について説明する。 焼却炉10は、金属板を用いて箱状に形成され、その内部には被焼却材として の木材、紙等の廃材(不図示)を収納可能な焼却室12と、焼却室12内へ外気 を供給可能であると共に、廃材の残灰を焼却室12外へ排出するための排出口1 4と、焼却室12の外周壁の一部である正面壁16および両側面壁18a、18 bには、複数の空気孔20が穿設されている。なお、本実施例では正面壁16お よび両側面壁18a、18bには、それぞれ防護金網22が空気孔20全体を覆 うように取り付けられているが、設置場所を考慮し、安全が確保できるのであれ ば設けなくともよいし、さらに背面に空気孔20を設けてもよい。また、空気孔 20の直径は、大き過ぎると、廃材の燃焼時に炎が外部に吹き出したり、雨が入 ったりするため、大体18〜25ミリメートル程度が良い。
【0007】 さらに詳細には、焼却室12の上面には、外部より廃材を焼却室12内に投入 するための投入口24と、焼却室12内のガスを放出するための煙突26とが設 けられており、さらに投入口24縁部には投入口24を閉塞可能な第1の蓋体2 8が開閉自在に設けられている。第1の蓋体28は、焼却室12内で廃材を燃焼 させた際に、投入口24から炎が出るのを防ぐために設けられたものであり、開 口部分のない構造を有する。 また、焼却室12内部には、焼却室12を上室30および下室32に分けると 共に、廃材を焼却室12の中途位置に支持するための網34が設けられている。 この網34は、複数の金属製棒状部材を両側面壁18a、18b間に横架して形 成されている。
【0008】 また、排出口14は上室30および下室32にかかるように正面壁16に設け られており、排出口14には第2の蓋体36が開閉自在に設けられている。第2 の蓋体36は、外部より焼却室12内に外気を供給できるように、表裏を貫通す る複数の孔を有する構造となっている。 また、焼却室12底面にも複数の水抜き孔を兼ねた空気孔20が穿設されてお り、さらに焼却室12底面外壁面には脚38が取り付けられ、焼却室12を焼却 炉10の設置面から若干上方に浮かす構造となっている。なお、底面の空気孔2 0は、排出口14から十分な外気が供給される場合には、設けなくともよい。
【0009】 次に、廃材の燃焼状態について焼却炉の使用方法と併せて説明する。 まず、第1の蓋体28を持ち上げ、開口した投入口24から廃材を焼却室12 内に投入する。投入後、第1の蓋体28を降ろして投入口24を閉塞する。廃材 が多量の場合には、廃材は焼却室12の上室30内で積み重なった状態となる。 この後、排出口14の第2の蓋体36を開き、網34の上に在る廃材に着火し、 第2の蓋体36を閉じる。 着火された廃材は、下方から徐々に上方へ燃焼して行くが、この際に排出口1 4を覆う第2の蓋体36の複数の孔から外気が焼却室12の下室32等を経由し て廃材に供給され、廃材の燃焼に使用される。当該外気の一部は、廃材の合間を ぬって上方に移動し、より上方の廃材を燃焼させようとする。この際に、焼却室 12の正面壁16および両側面壁18a、18bに穿設された複数の空気孔20 からも外気が、空気の不足しがちな焼却室12内の廃材中間部分に供給されて、 廃材を良好な状態で燃焼させることができる。 また、焼却室12底面に穿設された空気孔20は、排出口14から遠い廃材の 下方に外気を供給し、廃材の下方部分の燃焼状態を一層良好にすることができる 。
【0010】 このように、焼却室12に、その下方からだけてなく、側面方向から十分な外 気を供給することができるため、焼却室12内の廃材は良好な状態で燃焼でき、 煙突26から放出される煤の量が低減して大気汚染の防止が可能となる。 また、焼却室の上方を開口し、木炭、石炭等の燃料を被焼却材として使用する と、こんろ等に応用も可能である。
【0011】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述した実 施例に限定されるのではなく、焼却室の形状は筒状であってもよい。網の形状は 、上室と下室との空気の流れを妨害せず、投入される被焼却材を支持できるもの であればどのようなものでもよい。焼却室は金属材料に代えて、コンクリート、 ブロック、レンガ、石材等、耐火性を有する材料であればどのようなものでもよ い等、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである 。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る焼却炉を用いると、木材、紙等の被焼却材を収納可能な焼却室の 外周壁には、排出口とは別体に、1または2以上の空気孔が穿設されているため 、被焼却材の下方へは排出口から、また被焼却材の中間部分へは空気孔から外気 が供給され、被焼却材が良好な状態で燃焼できる。従って、煤の発生、および残 灰中の被焼却材の残留を低減することが可能となる。 また、焼却室の底面に、1または2以上の空気孔を穿設すると、被焼却材の下 方へは当該空気孔からも外気が供給されるため、一層良好な状態で被焼却材を燃 焼させることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る焼却炉の一実施例を示す図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
10 焼却炉 12 焼却室 14 排出口 16、18a、18b 外周壁 20 空気孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材、紙等の被焼却材を収納可能な焼却
    室と、該焼却室内へ外気を供給可能であると共に、前記
    被焼却材の残灰を焼却室外へ排出するための排出口を有
    する焼却炉において、 前記焼却室の外周壁には、前記排出口とは別体に、1ま
    たは2以上の空気孔が穿設されたことを特徴とする焼却
    炉。
  2. 【請求項2】 前記焼却室の底面に、1または2以上の
    空気孔が穿設されたことを特徴とする請求項1記載の焼
    却炉。
JP5947792U 1992-07-31 1992-07-31 焼却炉 Pending JPH0622722U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5947792U JPH0622722U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5947792U JPH0622722U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼却炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622722U true JPH0622722U (ja) 1994-03-25

Family

ID=13114428

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JP5947792U Pending JPH0622722U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼却炉

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