JPH06227219A - サスペンションアームの支持構造 - Google Patents

サスペンションアームの支持構造

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JPH06227219A
JPH06227219A JP4328193A JP4328193A JPH06227219A JP H06227219 A JPH06227219 A JP H06227219A JP 4328193 A JP4328193 A JP 4328193A JP 4328193 A JP4328193 A JP 4328193A JP H06227219 A JPH06227219 A JP H06227219A
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JP
Japan
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suspension
bolt
vehicle
brace rod
outer end
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Application number
JP4328193A
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English (en)
Inventor
Masahiro Suzuki
雅弘 鈴木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横力作用時のサスペンションメンバの弾性変
形を低減しサスペンションの横剛性を高くして車輌の操
縦安定性を向上させる。 【構成】 前後方向に隔置され横方向に延在する前側メ
ンバ部材14及び後側メンバ部材16よりなり両端に近
接した部位にて互いに連結されたサスペンションメンバ
10を有し、ブレースロッド58が前側メンバ部材と後
側メンバ部材との間に延在している。前側メンバ部材の
外端にはボルト46によりロアアーム46の内端が枢着
されており、ブレースロッドの前端はボルト46と一体
のボルト66により前側メンバ部材の外端に連結され、
後端にて後側メンバ部材の外端よりインボード方向へ隔
置された位置に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細にはサスペンションアーム
の支持構造に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のサスペンションに於て
外端にて車輪キャリアに枢着されたサスペンションアー
ムを支持する支持構造の一つとして、例えば特開平4−
169309号公報に記載されている如く、車輌前後方
向に互いに隔置され実質的に車輌横方向に延在する前側
メンバ部材及び後側メンバ部材と、車輌横方向に互いに
隔置され前側メンバ部材及び後側メンバ部材の外端に近
接した部分を相互に一体的に連結する一対の側部連結部
材とよりなり実質的に井形をなすサスペンションメンバ
を有し、前側メンバ部材はその外端にて対応するサスペ
ンションアームの内端を枢支する支持構造が従来より知
られている。
【0003】かかる支持構造によれば、他の自動車部品
の配置に過剰の制約を課することなくサスペンションア
ームの内端を前側メンバ部材の外端により確実に枢支す
ることができると共に、防振ゴムを介してサスペンショ
ンメンバをボデーに固定することにより車輪が路面より
受ける外乱に起因する振動がボデーに伝達されることを
効果的に抑制し、これにより車輌の乗り心地性を向上さ
せ車室内振動騒音を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
のサスペンションアームの支持構造に於ては、車輌の旋
回時などに於て車輪に比較的高い横力が作用すると、そ
の横力がサスペンションアームを介してサスペンション
メンバの前側メンバ部材へ伝達されるので、実質的に井
形をなすサスペンションメンバが例えば平行四辺形状に
弾性変形し易く、そのためサスペンションの横剛性を高
くして車輌の操縦安定性を向上させることが困難であ
る。
【0005】また例えばサスペンションアームが所謂L
型アームの如く二つの内端を有し、それらの内端が前側
メンバ部材及び後側メンバ部材の外端に枢着されていて
も、サスペンションアームの外端が二つの内端の間の中
点に対し車輌前方又は後方へオフセットされている場合
には、車輪に作用する横力が主として前側メンバ部材又
は後側メンバ部材へ伝達されるので、かかる場合にも上
述の如きサスペンションメンバの弾性変形の問題が生じ
易い。
【0006】更に上述の如き従来のサスペンションアー
ムの支持構造に於ては、車輌のボデーやフレーム構造の
関係から、前側メンバ部材若しくは後側メンバ部材に対
するサスペンションアームの枢着部位はボデーに対する
サスペンションメンバの固定部位より上下方向に比較的
大きくオフセットされており、このこともサスペンショ
ンメンバへ横力が伝達される場合に於けるサスペンショ
ンメンバの弾性変形を大きくする要因の一つとなってい
る。
【0007】本発明は、従来のサスペンションアームの
支持構造に於ける上述の如き問題に鑑み、車輪に作用す
る横力がサスペンションアームを介してサスペンション
メンバへ伝達されてもサスペンションメンバが大きく弾
性変形することがなく、これにより従来に比してサスペ
ンションの横剛性を高くして車輌の操縦安定性を向上さ
せることができるよう改良されたサスペンションアーム
の支持構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、外端にて車輪キャリアに枢着されたサスペ
ンションアームの支持構造にして、車輌前後方向に互い
に隔置され実質的に車輌横方向に延在する第一及び第二
のメンバ部材と車輌横方向に互いに隔置され前記第一及
び第二のメンバ部材の外端に近接した部分を相互に一体
的に連結する一対の側部連結部材とよりなり実質的に井
形をなすサスペンションメンバと、前記第一及び第二の
メンバ部材の間に延在する一対のブレースロッドとを有
し、前記第一のメンバ部材の前記外端にはボルトにより
対応する前記サスペンションアームの内端が枢着されて
おり、各ブレースロッドの一端は前記ボルトにより前記
第一のメンバ部材の前記外端に連結され他端にて前記第
二のメンバ部材の前記外端よりインボード方向へ隔置さ
れた位置に連結されていることを特徴とするサスペンシ
ョンアームの支持構造によって達成される。
【0009】
【作用】上述の如き構成によれば、サスペンションメン
バの第一のメンバ部材の外端にはボルトにより対応する
サスペンションアームの内端が枢着されており、第一及
び第二のメンバ部材を剛固に連結する一対のブレースロ
ッドの一端はボルトにより第一のメンバ部材の外端に連
結され他端にて第二のメンバ部材の外端よりインボード
方向へ隔置された位置に連結されており、これにより各
ブレースロッドは車輌の上方より見て車輌横方向に傾斜
して延在している。
【0010】従って車輌の旋回時等に於て車輪に作用す
る横力がサスペンションアームに与えられると、その横
力はボルトを介してサスペンションメンバの第一のメン
バ部材へ伝達されるが、横力の少なくとも一部はボルト
を介してブレースロッドへ伝達され、更にブレースロッ
ドにより第二のメンバ部材へ伝達されるので、第一のメ
ンバ部材を第二のメンバ部材に対し相対的に車輌横方向
へ付勢する力が減少し、これによりサスペンションメン
バの弾性変形量が減少する。
【0011】またこの場合各ブレースロッドの一端はサ
スペンションアームの内端を枢着するボルトにより第一
のメンバ部材の外端に連結されており、また各ブレース
ロッドはその一端より他端の方向に見てインボード方向
ヘ傾斜して延在しているので、ブレースロッドの一端が
サスペンションアームの内端を枢着するボルト以外の手
段によって第一のメンバ部材に直接連結されたり、ブレ
ースロッドが一端にて第一のメンバ部材の外端よりイン
ボード方向へ隔置された位置に連結され他端にて第二の
メンバ部材の外端に連結される場合等に比して、横力が
サスペンションアームよりブレースロッド及び第二のメ
ンバ部材へ効率よく伝達され、これによりサスペンショ
ンメンバの弾性変形が効果的に抑制される。
【0012】
【課題を解決するための手段の補足説明】本発明の一つ
の実施例によれば、第一のメンバ部材の外端に対するボ
ルトの位置を少くとも車輌横方向に調節可能であり、各
ブレースロッドの一端は実質的に車輌横方向に延在する
長孔を有し、該長孔にてボルトを受入れるよう構成され
ている。
【0013】かかる構成によれば、サスペンションアー
ムの内端を枢着するボルトの位置が車輌横方向に調節さ
れることによりサスペンションのアライメント調整が行
われる場合にも、ブレースロッドを長さの異なるものに
交換したり、ブレースロッドに長さ調整機構を設けたり
する必要がなく、これによりサスペンションのアライメ
ント調整を容易に且能率よく実施することが可能であ
る。
【0014】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0015】図1及び図2はそれぞれダブルウィッシュ
ボーン式サスペンションに適用された本発明によるサス
ペンションアームの支持構造の一つの実施例を示す平面
図及び背面図である。
【0016】これらの図に於て、10及び12はそれぞ
れサスペンションメンバ及びサイドビームを示してい
る。サスペンションメンバ10は車輌前後方向に互いに
隔置され実質的に平行に車輌横方向に延在する前側メン
バ部材14及び後側メンバ部材16を有している。前側
メンバ部材14及び後側メンバ部材16はそれぞれ外端
に近接して実質的に車輌前後方向に延在するアーム部1
4A及び16Aを有し、これらのアーム部は互いに重な
り合うそれらの先端にてボルト18により互いに一体的
に連結されており、これによりサスペンションメンバ1
0は実質的に井形をなしている。
【0017】前側メンバ部材14及び後側メンバ部材1
6はそれらの外端の上面にてサイドビーム12の下面に
図には示されていないボルトにより直接又は防振ゴムを
介して連結固定されている。特に前側メンバ部材14は
その外端に上方へ突出する連結台座部14Bを有し、連
結台座部の上端にてサイドビーム12に連結固定されて
いる。
【0018】尚前側メンバ部材14及び後側メンバ部材
16を相互に連結する連結部材としてのアーム部14A
及び16Aはそれぞれ前側メンバ部材及び後側メンバ部
材と一体に形成されていてもよく、またこれらに対し溶
接等により固定された別部材であってもよい。
【0019】また図1及び図2に於て、20は車輪22
を回転軸線22Aの周りに回転可能に支持するキャリア
を示しており、24及び26はそれぞれアッパアーム及
びロアアームを示している。図示の実施例に於ては、ア
ッパアーム24はA型アームであり、外端にてボールジ
ョイント28によりキャリア20の上端に枢着されてお
り、二つの内端にて内部にゴムブッシュを有するジョイ
ント30により前側メンバ部材14の外端に一体的に設
けられ連結部台座部14Bより上方且アウトボード方向
へ延在する支持アーム部14Cの先端に枢着されてい
る。
【0020】ロアアーム26はL型アームであり、外端
にてボールジョイント32によりキャリア20の下端に
枢着されている。前側の内端は外端よりインボード方向
に隔置され且外端より極僅かに車輌後方へオフセットさ
れており、後述の如く内部にゴムブッシュを有するジョ
イント34により前側メンバ部材14の外端に軸線36
の周りに枢動自在に支持されている。一方後側の内端は
前側の内端より車輌後方へ隔置されており、内部にゴム
ブッシュを有するジョイント38により後側メンバ部材
16の外端に軸線36の周りに枢動自在に支持されてい
る。
【0021】図3に詳細に示されている如く、ジョイン
ト34はロアアーム26の前側の内端に一体的に固定さ
れ軸線36に沿って延在する外筒40と、外筒40と同
心に延在する内筒42と、外筒と内筒との間に充填され
インタリング44Aを有するゴムブッシュ44とよりな
っている。内筒42には軸線36に沿って延在するボル
ト46が挿通されており、ボルト46はそれに螺合する
ナット48により前側メンバ部材14の外端に一体的に
設けられた一対のブラケット14Dにワッシャ50を介
して固定されている。
【0022】尚図3には示されていないが、一対のブラ
ケット14Dに設けられボルト46を受け入れる孔は実
質的に車輌横方向に延在する長孔の形態をなしており、
これによりボルト46の位置、即ちロアアーム26の内
端の枢軸線の位置を車輌横方向に調節することによって
サスペンションのアライメントの調整を行い得るように
なっている。
【0023】また図には詳細には示されていないが、ジ
ョイント38もジョイント34と同様ロアアーム26の
後側の内端に一体的に固定され軸線36に沿って延在す
る外筒と、該外筒と同心に延在する内筒と、外筒と内筒
との間に充填されインタリングを有するゴムブッシュと
よりなっており、内筒には軸線36に沿って延在するボ
ルト52が挿通されており、ボルト52はそれに螺合す
るナット54により後側メンバ部材16の外端に一体的
に設けられた一対のブラケット16Bにワッシャ56を
介して固定されている。
【0024】図1に示されている如く、アーム部14A
及び16Aの上方にて前側メンバ部材14と後側メンバ
部材16との間にはブレースロッド58が配置されてい
る。図示の実施例に於てはブレースロッド58は中空パ
イプよりなる本体60と、該本体の前端に溶接により固
定されたブラケット62と、本体の後端に溶接により固
定されたブラケット64とよりなっており、前端より後
端の方向に見てインボード方向へ傾斜して実質的に水平
に延在している。
【0025】図3に詳細に示されている如く、ボルト4
6のヘッド部46Aは軸線36に沿って車輌後方へ突出
延在するスタッドボルト66を一体に有している。ボル
ト66はブラケット62に設けられ実質的に車輌横方向
に延在する長孔68に挿通され、ナット70によりワッ
シャ72を介してブラケット62に固定されている。か
くしてブレースロッド58はその前端にてボルト66、
従ってボルト46に固定され、これによりこれらのボル
ト及びジョイント34を介して前側メンバ部材14の外
端に連結固定されている。
【0026】図4に詳細に示されている如く、ブラケッ
ト64は本体60の後端に溶接により固定され本体60
の外径と実質的に同一の内径を有する半円筒状の根元部
64Aと、該根元部と一体に形成された平坦部64Bと
よりなっている。平坦部64Bはそれに設けられた二つ
の孔74に挿通されたボルト76及びナット78により
後側メンバ部材16の外端よりインボード方向へ隔置さ
れた位置に固定されており、これによりブレースロッド
58はその後端にて後側メンバ部材16に連結固定され
ている。
【0027】上述の如く構成された実施例に於て、例え
ば車輌の旋回等により車輪22に路面より横力が作用
し、該横力に起因してロアアーム26にインボード方向
の横力Fが作用すると、横力Fの一部はジョイント3
4、ボルト46、ブラケット14Dを経て前側メンバ部
材14の外端へインボード方向の横力Ff として伝達さ
れ、また横力Fの残りの部分はジョイント34、ボルト
46及び66、ブレースロッド58を経て後側メンバ部
材16へ車輌後方且インボード方向の力Fr として伝達
される。
【0028】尚図には示されていないが、ロアアーム2
6にアウトボード方向の横力Fが作用する場合にも、横
力Fの一部は前側メンバ部材14の外端へアウトボード
方向の横力Ff として伝達されると共に、横力Fの残り
の部分はブレースロッド58等を経て後側メンバ部材1
6へ車輌前方且アウトボード方向の力Fr として伝達さ
れる。
【0029】ブレースロッド58が設けられていない場
合には、ロアアーム26に作用する横力Fが実質的にそ
のまま前側メンバ部材14の外端へインボード方向又は
アウトボード方向の横力Ff として伝達され、従って横
力Ff は横力Fと実質的に同一の高い値になるのに対
し、図示の実施例によれば横力Ff が低減され前側メン
バ部材14を後側メンバ部材16に対し相対的にインボ
ード方向又はアウトボード方向へ付勢する力が減少する
ので、サスペンションメンバ10の弾性変形量が確実に
低減される。
【0030】またブレースロッド58の前端はロアアー
ム26の前側の内端を枢着するボルト46と一体をなす
スタッドボルト66によりジョイント34を介して前側
メンバ部材14の外端に連結されている。またブレース
ロッド58は前端より後端の方向に見てインボード方向
へ傾斜して延在している。従ってロアアーム26が受け
た横力Fの一部がジョイント34、ボルト46及び66
を経てブレースロッド58へ効率よく伝達され、更にブ
レースロッドより後側メンバ部材16へ効率よく伝達さ
れるので、ブレースロッドの前端が直接前側メンバ部材
14に連結されたり、ブレースロッドが車輌の上方より
見て車輌前後方向又は図1の傾斜とは逆方向に傾斜して
配設される場合等に比して、サスペンションメンバ10
の弾性変形が効果的に抑制される。
【0031】また図2に示されている如く、前側メンバ
部材14の外端は連結台座部14Bの上端にて、即ちロ
アアーム26の内端の枢支部より上方へオフセットされ
た位置にてサイドビーム12に連結固定されているが、
上述の如くロアアーム26に作用する横力Fの一部はブ
レースロッド58等により後側メンバ部材16へ伝達さ
れ、前側メンバ部材14に作用する横力Ff が低減され
るので、ロアアームに作用する横力がそのまま前側メン
バ部材へ伝達される場合に比して、連結台座部14Bの
弾性変形量を低減することができる。
【0032】更に図示の実施例によれば、ブレースロッ
ド58の前端をスタッドボルト66に連結するブラケッ
ト62は、実質的に車輌横方向に延在する長孔68を有
し、該長孔にてスタッドボルト66を受入れることによ
り該スタッドボルトに固定されるようになっている。従
ってロアアーム26の内端を枢着するボルト46の位置
が一対のブラケット14Dに設けられた長孔内にて車輌
横方向に調節される場合には、ナット70を緩めてスタ
ッドボルト66をボルト46と共に車輌横方向へ変位さ
せることができ、これによりロアアームの内端の枢軸線
の位置を車輌横方向に調節してサスペンションのアライ
メント調整を容易に且能率よく実施することができる。
【0033】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車輌の旋回時等に於て車輪に作用する横力
がサスペンションアームに与えられると、その横力はボ
ルトを介してサスペンションメンバの第一のメンバ部材
へ伝達されるが、横力の少なくとも一部はボルトを介し
てブレースロッドへ伝達され、更にブレースロッドによ
り第二のメンバ部材へ伝達されるので、第一のメンバ部
材を第二のメンバ部材に対し相対的に車輌横方向へ付勢
する力を減少させることができ、これによりサスペンシ
ョンメンバの弾性変形量を低減することができる。
【0035】また各ブレースロッドの一端はサスペンシ
ョンアームの内端を枢着するボルトにより第一のメンバ
部材の外端に連結されており、また各ブレースロッドは
その一端より他端の方向に見てインボード方向ヘ傾斜し
て延在しているので、ブレースロッドの一端がサスペン
ションアームの内端を枢着するボルト以外の手段によっ
て第一のメンバ部材に直接連結されたり、ブレースロッ
ドが一端にて第一のメンバ部材の外端よりインボード方
向へ隔置された位置に連結され他端にて第二のメンバ部
材の外端に連結される場合等に比して、横力をサスペン
ションアームよりブレースロッド及び第二のメンバ部材
へ効率よく伝達させることができ、これによりサスペン
ションメンバの弾性変形を効果的に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダブルウィッシュボーン式サスペンションに適
用された本発明によるサスペンションアームの支持構造
の一つの実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示された実施例の背面図である。
【図3】図1に示された実施例に於けるロアアームの前
側の内端及びブレースロッドの前端の連結部を示す拡大
部分平断面図である。
【図4】図1乃至図3に示されたブレースロッドの後端
の構造を示す拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
10…サスペンションメンバ 12…サイドビーム 14…前側メンバ部材 16…後側メンバ部材 20…キャリア 24…アッパアーム 26…ロアアーム 46…ボルト 58…ブレースロッド 66…スタッドボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外端にて車輪キャリアに枢着されたサスペ
    ンションアームの支持構造にして、車輌前後方向に互い
    に隔置され実質的に車輌横方向に延在する第一及び第二
    のメンバ部材と車輌横方向に互いに隔置され前記第一及
    び第二のメンバ部材の外端に近接した部分を相互に一体
    的に連結する一対の側部連結部材とよりなり実質的に井
    形をなすサスペンションメンバと、前記第一及び第二の
    メンバ部材の間に延在する一対のブレースロッドとを有
    し、前記第一のメンバ部材の前記外端にはボルトにより
    対応する前記サスペンションアームの内端が枢着されて
    おり、各ブレースロッドの一端は前記ボルトにより前記
    第一のメンバ部材の前記外端に連結され他端にて前記第
    二のメンバ部材の前記外端よりインボード方向へ隔置さ
    れた位置に連結されていることを特徴とするサスペンシ
    ョンアームの支持構造。
JP4328193A 1993-02-08 1993-02-08 サスペンションアームの支持構造 Pending JPH06227219A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228728A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Suzuki Motor Corp トレーリングアーム式サスペンション
JP2016112976A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 三菱自動車工業株式会社 サスペンションクロスメンバ

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