JPH06227159A - 熱転写用受像シート - Google Patents
熱転写用受像シートInfo
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- JPH06227159A JPH06227159A JP50A JP1896293A JPH06227159A JP H06227159 A JPH06227159 A JP H06227159A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 1896293 A JP1896293 A JP 1896293A JP H06227159 A JPH06227159 A JP H06227159A
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Abstract
写用受像シートを提供すること。 【構成】 基体上に特定範囲の中空粒子を含有する多孔
性下塗層と、平均粒子径及びアスペクト比が特定範囲内
にある平板状無機顔料を特定量含有する中間層を順次積
層してなる支持体で、該支持体の該中間層上に受像層を
設けてなる熱転写用受像シート。 【効果】 中空粒子を含有する多孔性下塗層上に、アス
ペクト比の大きい平板状無機顔料を含有する中間層を設
け、更にその上に受像層を設ける事により、転写濃度及
びドット再現性に優れた熱転写用受像シートが得られ
た。
Description
関するものであり、更に詳しくは、転写濃度及びドット
再現性に優れた熱転写用受像シートに関するものであ
る。
て、熱転写記録方式を利用する装置が軽量且つコンパク
トで騒音が無く、操作性、保守性にも優れている等の利
点から広く普及している。この熱転写記録方式は、大き
く分けて熱溶融型と熱移行型又は昇華型と呼ばれる2種
類の方式がある。特に、後者は多色階調性画像の再現性
に優れており、昇華型感熱転写方式のプリンターを用い
て印字される。このような昇華型感熱転写方式のプリン
ターの原理は、画像を電気信号に変換し、さらにこの電
気信号をサーマルヘッドにより熱信号に変換して熱移行
性色素が塗布された熱転写媒体(以下、インクドナーシ
ートという)を加熱し、昇華又は媒体中での拡散によ
り、インクドナーシートから熱転写用受像シートの受像
層へ色素が転写する事で情報を記録するものである。特
に、近年、プリント速度の高速化の観点から感度、即ち
転写濃度の向上が要求されており、その様な高感度化に
は、断熱性やクッション性に優れた中空粒子層を基体と
受像層の間に設ける事が有効である事は、例えば、特開
昭64−27996号公報等に記されている。
粒子は、塩化ビニリデンやスチレン−アクリル等の熱可
塑性樹脂で壁材が形成されている為に、耐熱性に劣り、
印字時の熱により熱収縮を起こして、画像のドット再現
性にかけたり、加熱印字面に熱カールが発生する等の欠
点を有しているのみならず、特に感度向上の為に断熱性
やクッション性を上げる目的で中空粒子の含有率を増加
させた場合にはなおさら、使用前に30〜80℃程度の
加温条件下で処理、又は保存された場合、中空粒子中に
含有される気体の高い熱膨張率の為に表面の平滑性が低
下し、印字時のドット再現性の低下する問題があった。
かかる加温条件下での処理は、熱転写受像シートの製造
工程において、受像層塗布後、受像層の架橋反応を促進
して耐ブロッキング性を向上させる為に通常行われるも
のであり、又、加温条件下での保存も通常なされるもの
である。かかる中空粒子を含有する中間層と受像層との
間に、例えば、特開昭62−278088号公報や同6
4−27996号公報のように熱収縮性のない表面処理
層を設けたり、あるいは受像層を有機溶媒で塗布するこ
とを前提にして、耐有機溶媒性の高分子化合物からなる
中間層を設ける試みがなされているが、これらの層を形
成する素材は、例えば、スチレン−ブタジエン系や酢酸
ビニル系等の熱可塑性の高分子である為、該層上に受像
層を設けて熱転写用受像シートを形成した後に、耐ブロ
ッキング性向上の為に加温条件で処理されたり保存され
た場合、受像層表面の凹凸が激しくなりドット抜けの原
因になった。
中空率(中空粒子全体積に占める中空粒子中の空隙の比
率)の範囲は、10〜90%程度であるが、断熱効果や
クッション性を向上させる目的からは、高い中空率を有
する中空粒子を使用することが好ましい。しかしなが
ら、中空率が高くなる程、壁材の耐熱性や機械的強度等
が著しく低下してしまい使用が困難であった。従って、
特開昭62−87390号公報、特開平03−2666
91号公報等に記されている二軸延伸法によって作製さ
れたボイド構造を有するポリプロピレンやポリエチレン
テレフタレート等の合成樹脂フィルムに匹敵する断熱効
果やクッション性を実現する為には、中空粒子の中空率
の高さばかりではなく、中空粒子間の空隙を接着用バイ
ンダー樹脂で埋めてしまわずに残存させることが必要で
あった。
に、受像層、染料熱拡散防止層等を塗布する場合には染
み込みが起こり、結局、中空粒子間の空隙が埋められて
しまったり、又、これらの上塗り層の凹凸が激しいこと
から、印字時にはブロッキング、画像の白抜け、印字ム
ラ等の生じる欠点があった。
中空粒子を含有する多孔性下塗層と受像層の間に平板状
無機顔料を含有する多孔性下塗層のを設けることで、中
空粒子を含有する多孔性下塗層の中空粒子間の空隙を埋
めることなく、受像層や染料拡散防止層が塗布出来、転
写濃度及びドット再現性に優れた熱転写用受像シートを
得る事が出来た。即ち、本発明の熱転写用受像シート
は、支持体として、基体上に中空粒子を含有する多孔性
下塗層を設け、平均粒子径が0.5〜20μm、且つア
スペクト比(平均粒子径/厚さの比)が5〜90の平板
状無機顔料を10〜95重量%含有する中間層を乾燥塗
布量が1〜20g/m2 順次積層し、更に中間層上に受
像層を設けてなる事を特徴とするものである。
空粒子の平均粒子径が、0.7〜7μmであり、又、多
孔性下塗層中に含有する該中空粒子が、30〜95重量
%であることを特徴とするものである。
含まれる平板状無機顔料としては、例えば、平板状カオ
リンクレー、板状塩基性炭酸カルシウム、平板状セリサ
イト、平板状ジークライト、平板状マイカ、平板状炭酸
マグネシウム、平板状タルク等を単独又は2種以上混合
して使用することが出来る。特に、平均粒子径が0.5
〜20μmで、且つアスペクト比が5〜90である平板
状無機顔料を用いると、受像層や熱拡散防止層等を上塗
りした場合でも、染み込みの発生することが無く、従っ
て、中空粒子間の空隙を埋めてしまうことは無い。これ
は、中間層中で個々の平板状無機顔料の平板面同士が部
分的に重なり合い、多孔性多孔性下塗層面に対して平板
状無機顔料粒子が平行に、且つ密に配向する確立が高く
なるためと考えられる。更に、耐熱性の高い無機顔料が
耐熱性に劣る多孔性多孔性下塗層を被覆するために、温
度30〜80℃程度の加温条件下においても受像シート
の表面平滑性は低下することが無く、ドット再現性に優
れた受像シートが得られる。
未満では、多孔性下塗層中への該平板状無機顔料の染み
込みが起こり好ましくない。又、20μmを超えると、
平板状無機顔料粒子が、多孔性下塗層に対して平行に配
向せずにランダムに存在する場合、著しく表面平滑性を
損ねるようになるため好ましくない。さらに、平均粒子
径が0.5〜20μmの平板状無機顔料で、アスペクト
比が5未満であると、受像層や染料拡散防止層等の染み
込みが発生し易くなるため好ましくない。又、アスペク
ト比が90を超えると、平板状無機顔料粒子が、多孔性
下塗層に対して平行に配向せずにランダムに配向しやす
くなり、著しく表面平滑性を損ねるようになるため好ま
しくない。
95重量%が好ましく、より好ましくは、20〜95重
量%である。平板状無機顔料の含有量が10重量%未満
では、多孔性多孔性下塗層の表面を均一な厚さに被覆す
ることができないばかりか、塗液の粘度が低下し、中間
層の染み込みが発生してしまう。又、95重量%を超え
ると中間層の皮膜強度が著しく低下するため好ましくな
い。
の中空粒子やカプセル状の中空ポリマーが挙げられる。
熱膨張性の中空粒子は、塩化ビニリデン−アクリロニト
リル共重合体等の熱可塑性物質を壁材とする中空粒子で
あり、粒子内部にプロパン、n−ブタン、イソブタン等
の熱膨張性気体を含有する物質である。又、カプセル状
の中空ポリマーは、スチレン−アクリル等の樹脂を壁材
とし、内部に水が入っており、乾燥時に水が蒸発し中空
粒子となるポリマーである。上記のような中空粒子は、
一般に0.1〜100μm程度の粒径を有しているが、
本発明において用いられる中空粒子の粒子径は、0.7
〜10μmが好ましく、より好ましくは1〜5μmであ
る。0.7μm未満では、中空粒子として十分な断熱効
果が得られず、10μmを超えると平滑性の低下が著し
くなるからである。本発明では、上記多孔性下塗層上に
平板状無機顔料を含む中間層を設けるが、中空粒子の粒
子径が上記の範囲を超えて大きくなると、表面平滑性を
確保する為に中間層の塗布量が多くなり、それは多孔性
下塗層による断熱性効果、クッション性を相殺するから
である。
有量は、30〜95重量%が好ましく、より好ましくは
50〜90重量%である。40重量%未満であると、断
熱性、クッション性が劣り、又、95重量%を超える
と、断熱性、クッション性には優れているが、皮膜強度
が低下する為に好ましくない。上記の多孔性下塗層の塗
布量は、乾燥固形分で、1〜50g/m2が好ましい。
セルロース繊維紙、ポリオレフィン被覆紙又は合成樹脂
フィルムが挙げられ、又、上記のセルロース繊維紙、ポ
リオレフィン被覆紙と合成樹脂フィルムをラミネートし
たもの等も使用する事ができる。セルロース繊維紙とし
ては、上質紙、コート紙、アート紙、合成樹脂又はエマ
ルジョン含浸紙等が挙げられ、合成樹脂フィルムとして
は、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリスチレン、ポリカーボネート等通常
汎用に使用されるフィルムが目的に応じて使用できる。
昇華して移行する染料に対して染着性を有する受像層を
設けて熱転写用受像シートを構成するが、その受像層を
構成する染料染着性の結着剤樹脂としては、染料との相
互作用が強く、染料が安定して樹脂中へ拡散しうるもの
であればいずれも好適に使用できる。例えば、エステル
結合を有するものとしては、ポリエステル樹脂、ポリア
クリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂等;又、ウレ
タン結合を有するものとしては、ポリウレタン樹脂;ア
ミド結合を有するものとしては、ポリアミド樹脂(ナイ
ロン);尿素結合を有するものとしては、尿素樹脂;更
に、その他の極性の高い結合を有するものとしては、ポ
リカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリロニトリル樹脂等が使用でき、又は、
上記樹脂の構成単位の内の1種以上を主成分とする共重
合体、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体等として使用することもで
き、更に、上記樹脂を単独又は2種以上混合して使用す
ることが出来る。又、上記の樹脂は、水又は有機溶剤に
溶解して中間層上に塗布するか、水溶液中に乳化してエ
マルジョンとして塗布することも出来るが、必要によ
り、この中間層上に易接着性処理を施して受像層との接
着性を向上させる事も出来る。中間層を易接着性にする
方法としては、コロナ処理、プラズマ処理等により中間
層を改質するもの、又は中間層と受像層の両者に接着性
の良い樹脂を塗布するもの等がある。かかる樹脂として
は両層に対して接着性の良好な樹脂がいずれも好適に使
用しうるが、例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレンブタ
ジエン系樹脂、又はその共重合体等を例示することが出
来る。上記の受像層の塗布量は、乾燥固形分で0.5〜
30.0g/m2の範囲が好ましい。
用する離型剤は、ブロッキング防止の目的で使用され
る。具体的な例としては、高級脂肪酸又はそのエステ
ル、アミド又はその金属塩、セラックワックス、モンタ
ンワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス
等のワックス類やテフロンパウダー;フッ素系、燐酸エ
ステル系の界面活性剤;シリコーンオイル等が挙げられ
る。又、シリコーンオイルとしては、アミノ変性シリコ
ーン、エポキシ変性シリコーン、アルキッド変性シリコ
ーン、ポリエステル変性シリコーン等の変性シリコーン
オイルなども使用される。又、シリコーン化合物とし
て、硬化型のシリコーン化合物も必要により用いること
が出来る。硬化型のシリコーン化合物としては、反応硬
化型、電離放射線硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収
剤、光安定化剤等の添加剤を受像層中に含有することも
出来る。特に顔料に関しては、シリカ、アルミナ、酸化
チタン、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、酸化亜
鉛、硫酸バリウム等に代表される無機質粒子を添加する
ことも出来る。
ール滑り性や裏面の筆記性を付与する為に、無機微粉末
を添加した裏面層を設けたり、又、該裏塗層中へ帯電防
止の目的で帯電防止剤を添加することも出来る。裏面層
に接着剤樹脂が混入されている場合は、該接着剤樹脂と
帯電防止剤を混入し樹脂表面にブリーディングさせ結果
的に樹脂層上に設けることも可能である。帯電防止剤と
しては、界面活性剤、例えば、陽イオン型界面活性剤
(第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等)、陰イ
オン型界面活性剤(アルキルホスフェート等)、両性イ
オン型界面活性剤又はノニオン型界面活性剤等が挙げら
れる。
る方法としては、エアーナイフコーター、カーテンコー
ター、ダイコーター、ブレードコーター、ゲートロール
コーター、バーコーター、ロッドコーター、ロールコー
ター、ビルブレードコーター、ショートドエルブレード
コーター等が使用出来る。又、必要により2層同時塗布
を行う事も出来る。
に、アスペクト比が大きい平板状無機顔料を含有する中
間層を設け、更にその上に受像層を設ける事で、転写濃
度及びドット再現性に優れた熱転写用受像シートを得る
事が出来た。
に説明するが、本発明の内容はこれらに限定されるもの
ではない。又、実施例に於いて示す「部」及び「%」
は、いずれも重量部及び重量%を示す。尚、評価用のイ
ンクドナーシートは、以下のようにして作製した。 カヤセットブルー906(日本化薬製、昇華性染料) 10部 エチルセメロース 10部 サイロイド244(富士デビソン性シリカゲル) 10部 イソプロピルアルコール 30部 の昇華性染料液をボールミルで2日間粉砕後、耐熱処理
を施したポリエステルフィルム上にワイヤーバーで約
1.5g/m2塗布し、インクドナーシートとした。
性下塗層を乾燥固形分で20g/m2 となるようにエア
ーナイフコーターで塗布した後、以下の組成の中間層を
乾燥固形分で3g/m2 となるようにエアーナイフコー
ターで塗布した。 (多孔性下塗層配合) 中空粒子(HP−91:ローム&ハース、平均粒子径1μm) 85部 スチレン−ブタジエンラテックス(L−1876:旭化成ラテックス)10部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 5部 (中間層) 板状塩基性炭酸カルシウム(BCC−07:秩父石灰工業、平均粒子径0.7μ m、アスペクト比約10) 90部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 10部 上記の中間層上に以下の組成の受像層を乾燥固形分で5
g/m2 となるようにエアーナイフコーターにて塗布を
行い実施例1の熱転写用受像シートとした。 (受像層配合) ポリエステルエマルジョン(バイロナールMD−1220:東洋紡) 60部 ポリエリレンエマルジョン(ハイドリンG−314:中京油脂) 15部 無機微粒子としてコロイダルシリカ(スノーテックスO:日産化学) 25部 界面活性剤 5部
チレン被覆したラミネート紙上に、下記配合の多孔性下
塗層を乾燥固形分で15g/m2 となるようにエアーナ
イフコーターにて塗布した後、以下の組成の中間層を乾
燥固形分で6g/m2 となるようにエアーナイフコータ
ーにて塗布した。 (多孔性下塗層配合) 中空粒子(ミクロスフィアMB927:ホーネン、平均粒子径7μm)60部 ウレタンエマルジョン(ハイドランHW−301:大日本インキ工業)30部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 10部 (中間層) 平板状タルク(平均粒子径5μm、アスペクト比10) 70部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 30部 上記の中間層上に、実施例1と同様にして受像層を設
け、実施例2の熱転写用受像シートとした。
性下塗層を乾燥固形分で5g/m2 となるようにエアー
ナイフコーターにて塗布した後、以下の組成の中間層を
乾燥固形分で4g/m2 となるようにエアーナイフコー
ターにて塗布を行った。 (多孔性下塗層配合) 中空粒子(ク゛ロステ゛ール1161-EX:三井東圧、平均粒子径0.9μm) 45部 ウレタンエマルジョン(ハイドランHW−301:大日本インキ工業)40部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 15部 (中間層) 平板状ジークライト(ジークライトTMC:ジークライト、平均粒子径2〜3μ m、アスペクト比5〜90) 80部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 20部 上記の中間層上に、実施例1と同様にして受像層を設
け、実施例3の熱転写用受像シートとした。
様にして、実施例4の熱転写用受像シートとした。 (中間層) 平板状セリサイト(平均粒子径2〜3μm、アスペクト比5〜90) 40部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 70部
例1と同様にして、実施例5の熱転写用受像シートとし
た。
1と同様にして、実施例6の熱転写用受像シートとし
た。
平均粒子径0.5μm)を使用した以外は、実施例1と
同様にして、実施例7の熱転写用受像シートとした。
ーネン、平均粒子径15μm)を使用した以外は、実施
例1と同様にして、実施例8の熱転写用受像シートとし
た。
1と同様にして、実施例9の熱転写用受像シートとし
た。 (多孔性下塗層配合) 中空粒子(HP−91:ローム&ハース、平均粒子径1μm) 20部 スチレン−ブタジエンラテックス(L−1876:旭化成ラテックス)70部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 10部
1と同様にして、実施例10の熱転写用受像シートとし
た。 (多孔性下塗層配合) 中空粒子(HP−91:ローム&ハース、平均粒子径1μm) 98部 スチレン−ブタジエンラテックス(L−1876:旭化成ラテックス) 2部
均粒子径0.3μm、アスペスト比約10)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写用受
像シートとした。
均粒子径23μm、アスペスト比約10)を使用した以
外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写用受像
シートとした。
トン2200:白石カルシウム、アスペクト比5未満)
を使用した以外は、実施例1と同様にして、比較例3の
熱転写用受像シートとした。
粒子径15μm、アスペクト比約95)を使用した以外
は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写用受像シ
ートとした。
様にして、比較例5の熱転写用受像シートとした。 (中間層配合) 板状塩基性炭酸カルシウム(BCC−07:秩父石灰工業、平均粒子径0.7μ m、アスペクト比約10) 5部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 95部
様にして、比較例6の熱転写用受像シートとした。 (中間層配合) 板状塩基性炭酸カルシウム(BCC−07:秩父石灰工業、平均粒子径0.7μ m、アスペクト比約10) 99部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 1部
ートを45℃で3日間放置した後、インクドナーシート
を重ね、三菱電機製昇華型熱転写プリンターS3600
−30で印字した。この印字濃度をマクベスRD−91
9光学濃度計にて測定した。ドット再現性に関しては、
良好なものを5、大きくドット抜けが認められるものを
1、中間を3として5段階評価した。評価結果を表1に
示した。
較例に比べ転写濃度が高く、ドット再現性に優れてい
た。特に、実施例1〜4が、転写濃度及びドット再現性
共に優れていた。比較例1では、中間層が多孔性下塗層
中へ染み込んだために、熱転写用受像シートの断熱性、
クッション性に劣り、実施例に比べ転写濃度とドット再
現性が低下した。比較例2では、平板状無機顔料が大き
く、ランダム配向した部分において熱転写用受像シート
の表面平滑性が低下した為に、転写濃度が低下した。比
較例3及び4では、平板状無機顔料のアスペクト比が適
性範囲でなかった為に、転写濃度及びドット再現性に劣
った。比較例5及び6では、平板状無機顔料の含有量が
適性範囲でなかった為に、転写濃度及びドット再現性に
劣った。
アスペクト比の大きい平板状無機顔料を含有する中間層
を設け、更にその上に受像層を設ける事により、転写濃
度及びドット再現性に優れた熱転写用受像シートが得ら
れる。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体の表面に、加熱時に熱転写媒体か
ら熱溶融又は昇華により移行する染料を受容する受像層
を設けた熱転写用受像シートにおいて、該支持体とし
て、基体上に中空粒子を含有する多孔性下塗層と、平均
粒子径が0.5〜20μm、且つアスペクト比(平均粒
子径/厚さの比)が5〜90の平板状無機顔料を10〜
95重量%含有する中間層とを順次積層し、更に該中間
層上に受像層を設けてなる事を特徴とする熱転写用受像
シート。 - 【請求項2】 中間層の塗布量が、1〜20g/m2 で
あることを特徴とする請求項1記載の熱転写用受像シー
ト。 - 【請求項3】 中空粒子の平均粒子径が、0.7〜10
μmであることを特徴とする請求項1記載の熱転写用受
像シート。 - 【請求項4】 中空粒子が、多孔性下塗層中に30〜9
5重量%含有されることを特徴とする請求項1記載の熱
転写用受像シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01896293A JP3224888B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 熱転写用受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01896293A JP3224888B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 熱転写用受像シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06227159A true JPH06227159A (ja) | 1994-08-16 |
JP3224888B2 JP3224888B2 (ja) | 2001-11-05 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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