JPH0622711A - 無菌パック米飯の製造法 - Google Patents

無菌パック米飯の製造法

Info

Publication number
JPH0622711A
JPH0622711A JP4048739A JP4873992A JPH0622711A JP H0622711 A JPH0622711 A JP H0622711A JP 4048739 A JP4048739 A JP 4048739A JP 4873992 A JP4873992 A JP 4873992A JP H0622711 A JPH0622711 A JP H0622711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
cooked
gas
cooked rice
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4048739A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07100004B2 (ja
Inventor
Masa Takano
雅 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Corp
Original Assignee
Takano Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takano Corp filed Critical Takano Corp
Priority to JP4048739A priority Critical patent/JPH07100004B2/ja
Publication of JPH0622711A publication Critical patent/JPH0622711A/ja
Publication of JPH07100004B2 publication Critical patent/JPH07100004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジで数分,熱湯で十数分加熱して直
ちに食べることのできる炊飯器不要の無菌パック米飯の
製造法を提供すること。 【構成】 炊飯に耐え得る材料を使用して成形した保形
性を有する開口部1を設けた炊飯容体2に浸漬水切米3
と炊飯に適応する量の水4とを収納し、炊飯機5に導入
して炊飯を行い、炊き上った米飯6を販売容体に移し変
えずにそのままの炊飯状態で炊飯機5から取り出して密
封チャンバー7に導入し、窒素ガスや炭酸ガス若しくは
その混合ガスのような制菌ガスを炊飯容体2に導入して
炊飯容体2中の空気を制菌ガスと置換し、炊飯容体2に
制菌ガスを充満せしめた状態で密封チャンバー7内で炊
飯容体2の開口部1を密封する無菌パック米飯の製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジで数分,熱
湯で十数分加熱して直ちに食べることのできる炊飯器不
要の無菌パック米飯の製造法に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近、
一人前ずつパックされた加工米飯を電子レンジで2分間
加熱するか熱湯中に12分位加熱するだけでご飯が出来
上がり、あとは盛り付けて食するだけの加工米飯が登場
している。無菌パック米飯と呼ばれる商品で、独身者に
愛用されるだけでなく、飲食店から炊飯器を不用にする
可能性を秘めている。
【0003】無菌パック米飯は、炊き上げたご飯を無菌
状態のまま、一人前のパックに詰めた加工米飯で食感は
炊きたてのご飯と殆ど変わらず常温で長期間保存出来る
特徴がある。
【0004】また、炊飯の手間が省けるため、人手不足
対策に有効であり、不意のお客があってもすぐ出せる
し、閉店間際などに利用すれば米飯のロスを減らすこと
ができ、品質も一定に保てるなどのメリットがある。
【0005】長期保存可能な加工米飯には、レトルトパ
ック入りの米飯が既にあるが、無菌パック米飯と比べれ
ば品質に格段の差がある。
【0006】レトルト米飯は、炊き上げた米を更に11
0〜115°Cで数分間高温加圧殺菌する。この為、ご
飯がふっくらしなくなるほか、米中から澱粉が溶出し
て、食味が悪くなる欠点がある。
【0007】これに対し、無菌パック米飯の味は格段に
いい。その理由は次の通りである。通常、炊き上った米
飯は、米飯に付着している雑菌がデンプンを変質させた
り、米飯に空気が触れて酸化したりするため、時間が経
つにつれ劣化していく。
【0008】この品質劣化を次のような方法で克服して
いる。
【0009】 精白(玄米を白米にする)時に雑菌の
付いたヌカを極力落とす。
【0010】 炊き上った米飯を無菌室でパック詰め
にし、製品に雑菌が付着するのを防ぐ。
【0011】 炊き上げた米飯をパックする際に、窒
素ガスを充填するなどして空気を追い出し、出来上った
製品にも脱酸素剤を入れて、米粒の間に残った酸素を取
り除く。
【0012】以上のような対処を行っているが、それで
も炊き上った米飯を無菌室でパック詰めする作業中に雑
菌が付着し易い。
【0013】その理由は広い部屋を完全に無菌状態に維
持することが難しく、且つ作業者の身につけている色々
な作業衣やパック詰めに使用する色々な作業道具などに
雑菌がついていればそれだけ無菌化が難しくなる。
【0014】本発明はかかる欠点を解決した普通のご飯
及びお祝いに使用する赤飯の無菌パック米飯の製造法を
提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0016】スチーム炊飯に耐え得る材料を使用して成
形した保形性を有する上部に開放部1を設けた炊飯容器
2に浸漬水切米3と炊飯に適応する量の水4とを収納
し、スチーム炊飯器5に導入してスチーム炊飯を行い、
炊き上った米飯6を移し変えずにそのままの炊飯状態で
炊飯容器2ごと真空チャンバー7に導入し、空気を抜き
代わりに窒素ガスや炭酸ガスのような制菌ガスを導入
し、炊飯容器2中に制菌ガスを充満せしめた状態で真空
チャンバー7内で密封包装することを特徴とする無菌パ
ック米飯の製造法に係るものである。
【0017】また、スチーム炊飯に耐え得る材料を使用
して成形した保形性を有する上部に開放部1を設けた炊
飯容器2にもち米の浸漬水切米3を収納し、スチーム炊
飯器5に導入してスチーム炊飯を行い、炊き上った米飯
6を移し変えずにそのままの炊飯状態で炊飯容器2ごと
真空チャンバー7に導入し、空気を抜き代わりに窒素ガ
スや炭酸ガスのような制菌ガスを導入し、炊飯容器2中
に制菌ガスを充満せしめた状態で真空チャンバー7内で
密封包装することを特徴とする無菌パック米飯の製造法
に係るものである。
【0018】
【実施例】第1図は従来例を示すもので、炊飯容器に浸
漬水切米を入れ、続いて水を注入し、トンネル式の長い
(70m程度)炊飯機aに導入し、ゆっくりとトンネル
内を移送させる間に炊飯を完了し、無菌室b内で市販容
器cに詰め代えし、トップシールし、商品とする。
【0019】これに対し、第2図の本発明は、例えば多
段積み上げ可能な受枠8に6個の炊飯容器2を載置し、
この炊飯容器2に浸漬水切米3を収納し、続いて炊飯に
最適な量の水4を注水し、スチーム炊飯器5(若しくは
加圧鑵)内に受枠8を20〜30枚位多段に積み上げた
ものを数列位並べて収納し、炊飯後真空チャンバー7内
で脱気と制菌ガス導入を行い、炊飯容器2の開放部1上
に合成樹脂フィルム9を貼着してトップシールする。
【0020】第1発明の一実施例について説明する。
【0021】第1工程 スチーム炊飯に耐え得る材料を使用して成形した保形性
を有する上部に開放部1を設けた皿状の炊飯容器2に浸
漬水切米3とその炊飯に適応する量の水4を収納する。
この際、炊飯容器2は耐熱耐水性のバリヤ性(酸素を通
過させない性能)を有する合成樹脂例えば120°Cに
耐え得る塩化ビニリデンをラミネートしたポリプロピレ
ンを使用することが望ましい。
【0022】例えば一人前の弁当箱状の炊飯容器2内に
良く精白したうるち米(固めのご飯にするため少量のも
ち米を混合しても良い)を洗米後水に1時間程浸漬水し
水切りした一人前適量の浸漬水切米3を収納し、この炊
飯に最適な量の水4を注水する。
【0023】第2工程 このスチーム炊飯器5に導入してスチーム炊飯を行う。
【0024】沢山の炊飯容器2を多数に並べて多数個を
同時に炊飯することができる。
【0025】大体102°Cのスチームを回りに充満せ
しめて20分間位加熱する。
【0026】また、105°Cのスチームを導入し、加
圧罐内温度を102〜105°Cに設定し、20分間位
加熱する。この場合加圧度を所定時間高くし、続いて所
定時間低くし、この高低を繰り返して加熱加圧炊飯する
と一層おいしく炊き上げられることが確認された。
【0027】第3工程 炊き上った米飯6を移し変えずにそのままの炊飯状態で
炊飯容器2ごと真空チャンバー7に導入し、空気を抜き
代わりに窒素ガスや炭酸ガスのような制菌ガスを導入
し、炊飯容器2中に制菌ガスを充満せしめた状態で真空
チャンバー7内で密封包装する。このガスは窒素ガス2
0%程度,炭酸ガス80%程度の混合ガスが望ましい。
この際、自動的に上部の開放部1に耐熱耐水性のバリヤ
性を有する合成樹脂製フィルム9を貼着するパック包装
が望ましい。
【0028】第2発明の一実施例について説明する。
【0029】第1発明はうるち米を主体として使用する
が、第2発明はもち米を使用し、いわゆる赤飯に仕上げ
る方法で、第1発明の第1工程において、炊飯容器2に
うるち米の代わりにもち米の浸漬水切米3を収納し、水
を注水しないで第2工程のスチーム炊飯を行う点で相違
するが、その他は第1発明と同様に行う。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように、炊き上げたご飯
を無菌室において作業者が容器に詰入し、窒素ガスを導
入し、脱酸素剤を封入してパック包装する従来法に比
し、炊き上げたご飯を移し変えをせずに、そのまま真空
チャンバー内に導入して強制的に空気を脱気し、代わり
に酸素のない制菌ガスを導入し、炊飯容器内に強制的に
制菌ガスを充満せしめた状態のまま真空チャンバー内で
密封包装するから、下表のように雑菌に侵されずに長持
ちするおいしい無菌パック米が極めてコスト安に量産さ
れる秀れた特長を発揮する無菌パック米飯の製造法とな
る。
【0031】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図である。
【図2】本発明の説明図である。
【符号の説明】 1 開放部 2 炊飯容器 3 浸漬水切米 4 水 5 スチーム炊飯器 6 米飯 7 真空チャンバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 無菌パック米飯の製造法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジで数分,熱
湯で十数分加熱して直ちに食べることのできる炊飯器不
要の無菌パック米飯の製造法に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近、
一人前ずつパックされた加工米飯を電子レンジで2分間
加熱するか熱湯中に12分位加熱するだけでご飯が出来
上がり、あとは盛り付けて食するだけの加工米飯が登場
している。無菌パック米飯と呼ばれる商品で、独身者に
愛用されるだけでなく、飲食店から炊飯器を不用にする
可能性を秘めている。
【0003】無菌パック米飯は、炊き上げたご飯を無菌
状態のまま、一人前のパックに詰めた加工米飯で食感は
炊きたてのご飯と殆ど変わらず常温で長期間保存出来る
特徴がある。
【0004】また、炊飯の手間が省けるため、人手不足
対策に有効であり、不意のお客があってもすぐご飯が出
せるし、閉店間際などに利用すれば米飯のロスを減らす
ことができ、品質も一定に保てるなどのメリットがあ
る。
【0005】長期保存可能な加工米飯には、レトルトパ
ック入りの米飯が既にあるが、無菌パック米飯と比べれ
ば品質に格段の差がある。
【0006】レトルト米飯は、炊き上げた米を更に11
0〜115°Cで数分間高温加圧殺菌する。この為、ご
飯がふっくらしなくなるほか、米中から澱粉が溶出し
て、食味が悪くなる欠点がある。
【0007】これに対し、無菌パック米飯の味は格段に
いい。その理由は次の通りである。
【0008】通常、炊き上った米飯は、米飯に付着して
いる雑菌がデンプンを変質させたり、米飯に空気が触れ
て酸化したりするため、時間が経つにつれ劣化してい
く。この品質劣化を次のような方法で克服している。
【0009】 精白(玄米を白米にする)時に雑菌の
付いたヌカを極力落とす。
【0010】 炊き上った米飯を無菌室でパック詰め
にし、製品に雑菌が付着するのを防ぐ。
【0011】 炊き上げた米飯をパックする際に、制
菌ガスを充填するなどして空気を追い出し、出来上った
製品にも脱酸素剤を入れて、米粒の間に残った酸素を取
り除く。
【0012】以上のような対処を行っているが、それで
も炊き上った米飯を無菌室でパック詰めする作業中に雑
菌が付着し易い。
【0013】その理由は広い部屋を完全に無菌状態に維
持することが難しく、且つ作業者の身につけている色々
な作業衣やパック詰めに使用する色々な作業道具などに
雑菌がついていればそれだけ無菌化が難しくなる。ま
た、容器内に入れた脱酸素剤はレージ加熱する際トップ
シールを剥いで必ず取り出さなければならず、その作業
が厄介である。
【0014】本発明はかかる欠点を解決した普通のご飯
及びお祝いに使用する赤飯の無菌パック米飯の製造法を
提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明すると、炊飯に耐え得る材料を使用して
成形した保形性を有する開口部1を設けた炊飯容体2に
浸漬水切米3と炊飯に適応する量の水4とを収納し、炊
飯機5に導入して炊飯を行い、炊き上った米飯6を販売
容体に移し変えずにそのままの炊飯状態で炊飯機5から
取り出して密封チャンバー7に導入し、窒素ガスや炭酸
ガス若しくはその混合ガスのような制菌ガスを炊飯容体
2に導入して炊飯容体2中の空気を制菌ガスと置換し、
炊飯容体2に制菌ガスを充満せしめた状態で密封チャン
バー7内で炊飯容体2の開口部1を密封することを特徴
とする無菌パック米飯の製造法に係るものである。
【0016】また、炊飯に耐え得る材料を使用して成形
した保形性を有する開口部1を設けた炊飯容体2にもち
米の浸漬水切米を収納し、炊飯機5に導入して炊飯を行
い、炊き上った米飯6を販売容体に移し変えずにそのま
まの炊飯状態で炊飯機5から取り出して密封チャンバー
7に導入し、窒素ガスや炭酸ガス若しくはその混合ガス
のような制菌ガスを炊飯容体2に導入して、炊飯容体2
中の空気を制菌ガスと置換し、炊飯容体2に制菌ガスを
充満せしめた状態で密封チャンバー7内で炊飯容体の開
口部を密封することを特徴とする無菌パック米飯の製造
法に係るものである。
【0017】
【実施例】第1図は従来例を示すもので、炊飯容体に浸
漬水切米を入れ、続いて水を注入し、トンネル式の長い
(70m程度)炊飯機aに導入し、ゆっくりとトンネル
内を移送させる間に炊飯と蒸らしを完了し、続いて無菌
室b内で市販容器cに詰め代えし、トップシールし、商
品とする。
【0018】これに対し、第2図の本発明は、例えば多
段積み上げ可能な受枠8に多数の炊飯容体2を載置し、
この炊飯容体2に浸漬水切米3を収納し、続いて炊飯に
最適な量の水4を注水し、スチーム炊飯機5(若しくは
加圧鑵)内に受枠8を20〜30枚位多段に積み上げた
ものを数列位並べて収納し、炊飯後炊飯機5から取り出
して密封チャンバー7内に移入し、密封チャンバー7内
で炊飯容体2内に制菌ガスを導入して炊飯容体2内の空
気を制菌ガスと置換し、炊飯容体2に制菌ガスを充満せ
しめた状態で密封チャンバー内で炊飯容体2の開口部1
を密封する。
【0019】第1発明の一実施例について説明する。 第1工程 スチーム炊飯に耐え得る材料を使用して成形した保形性
を有する上部に開口部1を形成した皿状の炊飯容体2若
しくは上部に開口部1を設けた保形性を有する容袋状の
炊飯容体2に浸漬水切米3とその炊飯に適応する量の水
4を収納する。この際、炊飯容体2は耐熱耐水性のバリ
ヤ性(酸素を通過させない性能)を有する合成樹脂例え
ば120°Cに耐え得る塩化ビニリデンをラミネートし
たポリプロピレンを採用して成形した炊飯容体2を使用
することが望ましい。
【0020】例えば一人前の弁当箱状の炊飯容体2内に
良く精白したうるち米(固めのご飯にするため少量のも
ち米を混合しても良い)を洗米後水に1時間程浸漬し、
水切りした一人前適量の浸漬水切米3を収納し、この炊
飯に最適な量の水4を注水する。 第2工程 このスチーム炊飯機5に導入してスチーム炊飯を行う。
沢山の炊飯容体2を多数に並べて多数個を同時に炊飯す
ることが望ましい。大体102°Cのスチームを回りに
充満せしめて20分間位加熱する。
【0021】また、加圧罐を使用して炊飯を行う場合に
は105°Cのスチームを導入し、加圧罐内温度を10
2〜105°Cに設定し、20分間位加熱する。この場
合加圧度を所定時間高くし、続いて所定時間低くし、こ
の高低を繰り返して加熱加圧炊飯すると一層おいしく炊
き上げられることが確認された。 第3工程 炊き上った米飯6を販売容体に移し変えずにそのままの
炊飯状態で炊飯機5より取り出して炊飯容体2ごと密封
チャンバー7に導入し、窒素ガスや炭酸ガス若しくはそ
の混合ガスのような制菌ガスを炊飯容体2内に導入して
炊飯容体2内の空気を制菌ガスと置換し、炊飯容体2中
に制菌ガスを充満せしめた状態で密封チャンバー7内で
炊飯容体2に開口部1の上部に合成樹脂フィルム9を貼
着して密封する。制菌ガスは窒素ガス20%程度,炭酸
ガス80%程度の混合ガスが望ましい。この際、自動的
に上部の開口部1に耐熱耐水性のバリヤ性を有する合成
樹脂製フィルム9を貼着するパック包装が望ましい。
【0022】第2発明の一実施例について説明する。
【0023】第1発明はうるち米を主体として使用する
が、第2発明はもち米を使用し、いわゆる赤飯に仕上げ
る方法で、第1発明の第1工程において、炊飯容体2に
うるち米の代わりにもち米の浸漬水切米3を収納し、水
を注水しないで第2工程のスチーム炊飯を行う点で相違
するが、その他は第1発明と同様に行う。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、炊き上げたご飯
を無菌室において作業者が容器に詰入し、窒素ガスを導
入し、脱酸素剤を封入してパック包装する従来法に比
し、炊き上げたご飯を販売容体に移し変えずに、炊飯機
から取り出した炊飯容体をそのまま密封チャンバー内に
移入し、炊飯容体内に制菌ガスを導入して炊飯容体内の
空気を制菌ガスと置換し、炊飯容体内に強制的に制菌ガ
スを充満せしめた状態のまま密封チャンバー内で密封す
るから、下表のように雑菌に侵されずに長持ちするおい
しい無菌パック米が極めてコスト安に量産される秀れた
特長を発揮する無菌パック米飯の製造法となる。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の皿状容器を使用した実施例の無菌パッ
ク米のトップシールの一部を開いた状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 開口部 2 炊飯容体 3 浸漬水切米 4 水 5 炊飯機 6 米飯 7 密封チャンバー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチーム炊飯に耐え得る材料を使用して
    成形した保形性を有する上部に開放部を設けた炊飯容器
    に浸漬水切米と炊飯に適応する量の水とを収納し、スチ
    ーム炊飯器に導入してスチーム炊飯を行い、炊き上った
    米飯を移し変えずにそのままの炊飯状態で炊飯容器ごと
    真空チャンバーに導入し、空気を抜き代わりに窒素ガス
    や炭酸ガスのような制菌ガスを導入し、炊飯容器中に制
    菌ガスを充満せしめた状態で真空チャンバー内で密封包
    装することを特徴とする無菌パック米飯の製造法。
  2. 【請求項2】 スチーム炊飯に耐え得る材料を使用して
    成形した保形性を有する上部に開放部を設けた炊飯容器
    にもち米の浸漬水切米を収納し、スチーム炊飯器に導入
    してスチーム炊飯を行い、炊き上った米飯を移し変えず
    にそのままの炊飯状態で炊飯容器ごと真空チャンバーに
    導入し、空気を抜き代わりに窒素ガスや炭酸ガスのよう
    な制菌ガスを導入し、炊飯容器中に制菌ガスを充満せし
    めた状態で真空チャンバー内で密封包装することを特徴
    とする無菌パック米飯の製造法。
JP4048739A 1992-03-05 1992-03-05 無菌パック米飯の製造法 Expired - Lifetime JPH07100004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4048739A JPH07100004B2 (ja) 1992-03-05 1992-03-05 無菌パック米飯の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4048739A JPH07100004B2 (ja) 1992-03-05 1992-03-05 無菌パック米飯の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0622711A true JPH0622711A (ja) 1994-02-01
JPH07100004B2 JPH07100004B2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=12811661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4048739A Expired - Lifetime JPH07100004B2 (ja) 1992-03-05 1992-03-05 無菌パック米飯の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07100004B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308513A (ja) * 1995-05-15 1996-11-26 Katokichi:Kk 個食用着色米飯の製造方法
US5860356A (en) * 1995-10-25 1999-01-19 Shinwa Kikai Co., Ltd. System for production of sterile-packed rice
JP2009005674A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Cj Cheiljedang Corp 無菌化包装麦飯の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5063157A (ja) * 1973-10-04 1975-05-29
JPS6010701U (ja) * 1983-07-04 1985-01-24 株式会社川島鉄工所 穀類供給装置
JPS6258963A (ja) * 1985-09-06 1987-03-14 Mitsuo Niwa 弁当の製造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5063157A (ja) * 1973-10-04 1975-05-29
JPS6010701U (ja) * 1983-07-04 1985-01-24 株式会社川島鉄工所 穀類供給装置
JPS6258963A (ja) * 1985-09-06 1987-03-14 Mitsuo Niwa 弁当の製造装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08308513A (ja) * 1995-05-15 1996-11-26 Katokichi:Kk 個食用着色米飯の製造方法
US5860356A (en) * 1995-10-25 1999-01-19 Shinwa Kikai Co., Ltd. System for production of sterile-packed rice
JP2009005674A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Cj Cheiljedang Corp 無菌化包装麦飯の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07100004B2 (ja) 1995-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0240571B1 (en) Microwave-heated cooked foods
US3658559A (en) Process of preserving potatoes in closed packages
JP2541323B2 (ja) レトルト炊飯ごはんの製造方法
JPH0622709A (ja) 無菌パックおにぎりの製造法
JPH0622711A (ja) 無菌パック米飯の製造法
JPH08332037A (ja) 無菌パック米飯の製造法
JP2725115B2 (ja) 無菌パック米飯の製造法
JP6254313B1 (ja) 米飯の製造方法、かやく御飯の製造方法、及びおにぎりの製造方法
JP2949275B2 (ja) 無菌パック米飯の製造法
WO1993016610A1 (en) Method of manufacturing preserved food
JP2706752B2 (ja) 無菌パック米飯の製造法
JP3748690B2 (ja) パックおにぎりの製造方法
WO2007122739A1 (ja) 常温保存可能に容器パックされたパスタ食品の製造方法
JP3562536B2 (ja) 常温保存可能な調理済食品の製造方法
JP3415826B2 (ja) 無菌パック米飯の製造方法
KR0162066B1 (ko) 레토르트 쌀밥의 제조방법
JPH0638696A (ja) 加温下で販売可能なおにぎりべんとう包装体
JP3412102B2 (ja) 加温下で販売可能な塊状調理食品包装体
KR20030064507A (ko) 식품 포장체 및 포장방법
JP2002335927A (ja) 食品加工方法
JPH0723749A (ja) ホタテ貝を主材とした加工食品の製造方法
JPH0624478B2 (ja) 煮豆類の製造方法
JPH06261677A (ja) 常温保存性玉子焼き食品包装体
JP2005237269A (ja) 弁当の製造方法
JP2002211511A (ja) 袋詰め食品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 17