JPS6258963A - 弁当の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、弁当の味の低下などの変質あるいは腐敗など
を防止でき、長期間保存することができる弁当を製造す
るための装置に関する。

発明の技術向背…ならびにその問題点 職場であるいは旅行先で弁当を食Ｊ−る機会は多い。こ
の弁当は、一般に、主食である米飯と、副食物であるお
かずとから構成されている。ところで弁当は、特に夏期
においては食中パｊ発生の危険性から、製造後たとえば
６時間以内というように一定時間内に食事に供されなけ
ればならなかった。

このように弁当を一定時間内に食事に供すには、その喫
食時刻から検線して一定時間内に弁当を製）Δしなけれ
ばならないことを意味している。たとえば弁当を正午に
食べる場合には、この弁当は正午から一定時間内（たと
えば６時間以内）の午前７１１１から午前１２時までの
間に製造しなければならないことを意味している。この
ことは、弁当製造上の人件費の増大を招くとともに量産
を妨げる理由の１つになっていた。

したがってもし弁当を当日以前に製造して・し味の低下
などの変質あるいは腐敗などの心配がなく、このため食
中毒の心配がなければ、弁当の製造を極めて効率よく行
なうことが可能となり、しかも人件費の節約にもなると
ともに弁当を食する機会も増えるであろうと期待される
。

本発明者は、上記のような点に鑑みて、ｈ当を食べる当
日以前にｙＡ造してら、味の低下などの変質あるいは腐
敗などの心配がなく、したがって食中毒の心配がない弁
当を製造するための装置を提供すべく鋭意研究したとこ
ろ、弁当の容器を特定の温度までに急速に冷却しながら
フィルムでシールするとともに、弁当容器の非充填空間
に窒素ガスなどの不活性ガスを封入すればよいこと、そ
して弁当容器の非充填空間に窒素ガスを封入する際に、
弁当容器に盛付けられた主食としての米飯を米飯盛付部
壁より盛り上がった状態にしないことなどが小数である
ことを見出して本発明を完成するに至った。

発明の目的 本発明は、上述のように、長期間弁当を保存しても味の
低下などの変質あるいは腐敗または変敗などの心配がな
く、保存性に優れた弁当の製造装置を提供することを目
的としている。

発明の概要 本発明に係る弁当のｒ！Ａ造方法は、弁当容器に対応す
る凹部を有する無端状のコンベアと、このコンベアの上
方にコンベア上面に接するように設けられたへら状掻き
取り板と、へら状掻き取り板の下流位置に設けられた空
気吸引装置を有するとともに窒素ガス供給管を有する密
封構造の予備室と、予備室の下流位置に設けられた液体
窒素尋人管を有するとともに弁当容器上部にフィルムを
設けるためのシール装置を有する密封構造のシール冷却
室とからなることを特徴としている。

発明の詳細な説明 以下本発明に係る弁当の製造工程を図面に基いて説明す
る。

本発明に係る弁当の製造装置１は、弁当容器２に対応す
る大きさを有する凹部３を一定間隔をおいて有する無端
状のコンベア４と、このコンベア４の上方にコンベア上
面に接するようにして設けられたへら状掻き取り板５と
、該へら状掻き収り板５の下流方向に設けられ空気吸引
装置６を右プるとともに窒素ガス供給管７を有する密封
構造の予備室８と、該予備室８の下流方向に設けられ液
体窒素導入管９を有するとともに弁当容器２の上部にシ
ール用フィルム１０を設けるための上下動可能なシール
装置１１を有する密封構造のシール冷却室１２とからな
っている。

本発明で用いられる弁当容器２は、広〈従来公知のもの
が用いられうるが、その１例としては主食である米飯１
３を盛付けるための米飯盛付部１４と、おかず、サラダ
などを副食１５を盛付けるための副食盛付部１６とから
なり、主食盛付部１４は該容器２の底壁から立上がるよ
うにして設けられた米飯盛付部壁１７により画成されて
おり、同様に副食盛付部１６は該容器２の底壁から立−
ヒがるようにして設けられた副食盛付部壁１８により画
成されている。米飯盛付部壁１７および副食盛付部壁１
８は、該容器２の側壁２０とほぼ同一の高さに形成され
ている。

コンベア上面に接するようにして設けられたへら状掻き
取り板５は、米飯盛付部壁１７より盛り上がって盛付け
られた米飯１３を掻き取って、弁当容器２に盛付けられ
た米飯１３が米飯盛付部壁１７および弁当容器側壁２０
より盛上がらないようにするための役ｖ１を果たすもの
であって、掻き取った米飯を間けつ的に米びつにもどす
ことができるように構成されている。

予備室８の入口には、この予備室８の密封性を向上させ
るためコンベア４の上面に接するよう□に　　　　　：
してシール部材２１が設Ｃプられていることが好ま　　
　　　□しくは、また予備室８とシール冷却室１２とは
互いに接するように設けられていることが好ましい。

この予備室８では、弁当容器２の予備冷却を行なうこと
もでき、このため予備室８に５冷却装置（図示せず）を
設けたり、あるいは後述するシー　　　　　□ル冷却室
で得られる液体窒素が気化した冷たい窒素ガスを導管７
により予備室８に導入できるように構成してもよい。

シール冷却室１２内には液体窒素導入管９が設けられて
おり、この導入管９を介して液体窒素がシール冷却室１
２内に導入される。したがってコンベ７４は直接液体窒
素と触れることがあり、このためコンベア４を低温耐久
性を有する索材たとえば高マンガン鋼などで形成するこ
とが好ましい。

なお弁当容器２は通常のプラスチック性で充分である。

次に本発明に係る弁当の製造装置の作用について説明す
る。

まず弁当容器２に、米飯自動盛付装置（図示せず）によ
りまたは作業者の手作業により、弁当容器２の米飯盛イ
；１部１／ｌに米飯１３を盛イ」ける。また同様に弁当
容°器２の副食盛イ」部１６にコロッケ、焼き魚などの
副食１５を洛倒ける。この副食の盛イ」（っけ、副食白
動盛イ」装置ににって行なってしよく、また作業者の手
作業によって行なってもよい。

上記のＪ：うにして米飯１３および副食１５が盛付りら
れた弁当容器２は、該弁当容器に対応する凹部３を有す
る無端状のコンベア４の凹部３に収納されて移送されて
、コンベア上方にコンベア上面に接するようにして設け
られたへら状掻ぎ取り仮５により米飯需何部室１７Ｊ：
り盛り上がった部分の米飯かかき取られ、弁当容器２の
米飯盛付部壁１７および側壁２０より盛上がった部分が
存在しないようにηる。なお副食１５については、予じ
めｌｌ７１食１５を副食盛イ・１部室１Ｂより酩り上が
らないように（Ｖ備り−るかあるいはもし副良盛イ」部
室１８Ｊ：りも盛り上がってしまった場合には、これを
押圧して副食１５が副食盛付部壁１８よりら盛り上がっ
た状態にしないＪ、うにづる。

かき取り仮５によりかぎ取られた米飯は、かき取り仮５
の間けつ的へ米びつへの運動により米びつに戻される。

上記のようにして弁当容器２に米飯１３および副食１５
をそれぞれ米飯盛イ」部室１７Ｊ＞Ｊ：び１７ＩＩ食盛
付部壁１８より需り上がらないようにし盛り付けた後、
弁当容器２を、コンベア４の凹部３に収納した状態で空
気吸引装置６を有づるとともに窒素カス供給管７を有す
る密封構造の予備室８に通過させる。この予備室８では
空気が空気吸引装置δ６により脱気されるとともに窒素
ガス供給管７にＪ：り窒素カスが導入され、この予備室
８内には酸素かない状態とされる。

次いで予備室８を通過Ｖしめられた弁当８器２を、液体
窒素導入管９を有づるとともにシール装置１１を有する
シール冷ＦＪＪ室１２内に導き、このシール冷却室１２
内で弁当容器２を所定の温度にまで急速に冷却しながら
弁当容器２の非充填空間に前記液体窒素が気化して得ら
れる窒素ガスを封入するとともに弁当容器２の上部を上
下動可能なシール装置１１によりシール用フィルム１０
でシールする。この際液体窒素ににって弁当容器２を一
８°Ｃ以下の温度に急冷すると、米飯１３および副食１
５か冷凍される際に結氷による細胞膜の破１員が防止さ
れ、優れた味覚を保つことができる。

弁当容器２をシールづるシール用フィルム１０としては
、酸素透過性が小さくしかも安全性に優れたフィルムが
好ましく、具体的にはポリエチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリニスデルフィルムあるいはプルラ
ンフィルムなどが用いられる。このうら、林原生物化学
６〕１究所から発売されているプルランフィルムが特に
好ましく、このプルランフィルムは水溶性でゲル形成し
ない粘性の多糖体から構成されており、可食性でしがも
酸素透過率が小さいという特性を有している。

しかもこのプルランフィルムは弁当容器２と密に接着す
ることができるため、シールＰ土に優れているという利
点をも有している。またこのプルランフィルムで弁当容
器２をシールすれば、弁当を加熱して暖める際に該フィ
ルムを取り除く際の手聞か省けるという利点もある。

本発明では、弁当容器２に米飯１３Ｊ５．Ｊ：び副食１
５を米飯盛イ」部室１７および副食盛イ；１部室１８か
ら盛り上がらないようにして盛付けるが、もし米飯１３
などが米飯盛付部壁１７より・し盛り上がったまま弁当
容器２をシールとしようとすると、弁当容器２をコンベ
ア４の凹部３に収納して予備室８に移送する際に、予備
室８の入口で壁面あるいはシール部材２１などに米飯が
イ」着するなどして好ましくなく、また弁当容器２をシ
ールＪるフィルム１０が米飯に含まれる水分あるいは熱
によって変形おるいは収縮し、場合によってはピンホ−
ルなどが発生し弁当容器２の内部に酸素が侵入するため
好ましくない。

このようにして製造された弁当は、その後所定の温度に
保たれた冷蔵庫に入れて保存することが好ましい。

発明の効果 本発明に係る弁当の製造装置は、弁当容器に対応する凹
部を有する無端状のコンベアと、このコンベアの上方に
コンベア上面に接するＪ：うに設けられたへら状掻き取
り板と、へら状掻き取り板の下流位置に設けられた空気
吸引装置を有するとともに窒素ガス供給管を右する密ｉ
Ｊ構造の予備室と、予諦室の下流位置に設けられた液体
窒素導入管を右するとともに弁当容器上部にフィルムを
設けるためのシール装置を有する密封構造のシール冷却
室とからなることを特徴としているので、得られる弁当
は、保存性に優れている。したがって弁当製造工程の効
率化を図ることができるとともに衛生上も極めて優れて
いる。

また弁当容器は、弁当容器に対応する凹部を有づるコン
ベアの凹部に収納され、予備室に導かれてｗｆｔ索が除
去されているので、シール冷却室内に酸素が侵入してく
ることがなく、したがってシール冷却室内に満たされる
窒素ガスは予漏室へ導入される窒素ガスとして再使用す
ることがでざるだめ経汎的に富んでいる。

以下本発明を具体的に試験例により説明する。

本発明により弁当容器２内に米飯１３およびｌｌｉｌｌ
食１５を盛付けた後、本発明に係る装置を用いて弁当容
器を液体窒素により一２０℃の温度にまで冷却しながら
、弁当容器２内に窒素を封入してプルランフィルムでシ
ールした。このようにして製造された弁当を、−２０℃
に保たれた冷藏庫内に６ケ月間保存した後、取出して暖
めて食べたところ、　　　　□つくりたての弁当と同様
な優れた味を有していた。

また主食、副食の色の変化は認められなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る弁当製造装置の概略説明図であり
、第２図は本発明で用いられる弁当容器の説明図である
。 ２・・・弁当容器、３・・・凹部、 ４・・・コンベア、　５・・・へら状掻き取り板、６・
・・空気吸引装置、　７・・・窒素ガス供給管、８・・
・予備室、　９・・・液体窒素導入管、１０・・・シー
ル用フィルム、１１・・・シール装置、］２・・・シー
ル冷却室、１３・・・米飯、１５・・・副食。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弁当容器に対応する凹部を有する無端状のコンベアと、
   このコンベアの上方にコンベア上面に接するように設け
   られたへら状掻き取り板と、へら状掻き取り板の下流位
   置に設けられた空気吸引装置を有するとともに窒素ガス
   供給管を有する密封構造の予備室と、予備室の下流位置
   に設けられた液体窒素導入管を有するとともに弁当容器
   上部にフィルムを設けるためのシール装置を有する密封
   構造のシール冷却室とからなることを特徴とする弁当の
   製造装置。