JPH0137104B2 - - Google Patents
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- JPH0137104B2 JPH0137104B2 JP60197297A JP19729785A JPH0137104B2 JP H0137104 B2 JPH0137104 B2 JP H0137104B2 JP 60197297 A JP60197297 A JP 60197297A JP 19729785 A JP19729785 A JP 19729785A JP H0137104 B2 JPH0137104 B2 JP H0137104B2
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- conveyor
- seal
- lunch
- rice
- container
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Links
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Landscapes
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、弁当の味の低下などの変質あるいは
腐敗などを防止でき、長期間保存することができ
る弁当を製造するための装置に関する。
腐敗などを防止でき、長期間保存することができ
る弁当を製造するための装置に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点
職場であるいは旅行先で弁当を食する機会は多
い。この弁当は、一般に、主食である米飯と、副
食物であるおかずとから構成されている。ところ
で弁当は、特に夏期においては食中毒発生の危険
性から、製造後たとえば6時間以内というように
一定時間内に食事に供されなければならなかつ
た。このように弁当を一定時間内に食事に供すに
は、その喫食時刻から換算して一定時間内に弁当
を製造しなければならないことを意味している。
たとえば弁当を正午に食べる場合には、この弁当
は正午から一定時間内(たとえば6時間以内)の
午前7時から午前12時までの間に製造しなければ
ならないことを意味している。このことは、弁当
製造上の人件費の増大を招くとともに量産を妨げ
る理由の1つになつていた。
い。この弁当は、一般に、主食である米飯と、副
食物であるおかずとから構成されている。ところ
で弁当は、特に夏期においては食中毒発生の危険
性から、製造後たとえば6時間以内というように
一定時間内に食事に供されなければならなかつ
た。このように弁当を一定時間内に食事に供すに
は、その喫食時刻から換算して一定時間内に弁当
を製造しなければならないことを意味している。
たとえば弁当を正午に食べる場合には、この弁当
は正午から一定時間内(たとえば6時間以内)の
午前7時から午前12時までの間に製造しなければ
ならないことを意味している。このことは、弁当
製造上の人件費の増大を招くとともに量産を妨げ
る理由の1つになつていた。
したがつてもし弁当を当日以前に製造しても味
の低下などの変質あるいは腐敗などの心配がな
く、このため食中毒の心配がなければ、弁当の製
造を極めて効率よく行なうことが可能となり、し
かも人件費の節約にもなるとともに弁当を食する
機会も増えるであろうと期待される。
の低下などの変質あるいは腐敗などの心配がな
く、このため食中毒の心配がなければ、弁当の製
造を極めて効率よく行なうことが可能となり、し
かも人件費の節約にもなるとともに弁当を食する
機会も増えるであろうと期待される。
本発明者は、上記のような点に鑑みて、弁当を
食べる当日以前に製造しても、味の低下などの変
質あるいは腐敗などの心配がなく、したがつて食
中毒の心配がない弁当を製造するための装置を提
供すべく鋭意研究したところ、弁当の容器を特定
の温度までに急速に冷却しながらフイルムでシー
ルするとともに、弁当容器の非充填空間に窒素ガ
スなどの不活性ガスを封入すればよいこと、そし
て弁当容器の非充填空間に窒素ガスを封入する際
に、弁当容器に盛付けられた主食としての米飯を
米飯盛付部壁より上がつた状態にしないことなど
が重要であることを見出して本発明を完成するに
至つた。
食べる当日以前に製造しても、味の低下などの変
質あるいは腐敗などの心配がなく、したがつて食
中毒の心配がない弁当を製造するための装置を提
供すべく鋭意研究したところ、弁当の容器を特定
の温度までに急速に冷却しながらフイルムでシー
ルするとともに、弁当容器の非充填空間に窒素ガ
スなどの不活性ガスを封入すればよいこと、そし
て弁当容器の非充填空間に窒素ガスを封入する際
に、弁当容器に盛付けられた主食としての米飯を
米飯盛付部壁より上がつた状態にしないことなど
が重要であることを見出して本発明を完成するに
至つた。
発明の目的
本発明は、上述のように、長期間弁当を保存し
ても味の低下などの変質あるいは腐敗または変敗
などの心配がなく、保存性に優れた弁当の製造装
置を提供することを目的としていいる。
ても味の低下などの変質あるいは腐敗または変敗
などの心配がなく、保存性に優れた弁当の製造装
置を提供することを目的としていいる。
発明の概要
本発明に係る弁当の製造装置は、米飯が盛り付
けられた弁当容器が収容される凹部を有する無端
状のコンベアと、 このコンベアの上方にコンベア上面に接するよ
うに設けられ、このコンベアによつて運ばれてく
る弁当容器から盛り上がつた部分の米飯を、コン
ベアの移動に対応して掻き取ると共に、間欠的に
米びつ方向に移動するへら状掻き取り板と、 このへら状掻き取り板のコンベア進行方向下流
位置に、コンベアの上面を密封するように設けら
れ、この密封された空間内の空気を吸引する空気
吸引装置を有すると共に、この密封された空間内
に窒素ガスを供給する窒素ガス供給管を有する密
封構造の予備室と、 この予備室のコンベア進行方向下流位置に、こ
の予備室と接するようにしかもコンベアの上面を
密封するように設けられ、この密封された空間内
に液体窒素を導入する液体窒素入管を有するシー
ル冷却室とから成り、 当該シール冷却室内には、このシール冷却室内
に位置するコンベアの凹部に収容された弁当容器
の上部にフイルムを接着させる上下動可能なシー
ル装置を有することを特徴としている。
けられた弁当容器が収容される凹部を有する無端
状のコンベアと、 このコンベアの上方にコンベア上面に接するよ
うに設けられ、このコンベアによつて運ばれてく
る弁当容器から盛り上がつた部分の米飯を、コン
ベアの移動に対応して掻き取ると共に、間欠的に
米びつ方向に移動するへら状掻き取り板と、 このへら状掻き取り板のコンベア進行方向下流
位置に、コンベアの上面を密封するように設けら
れ、この密封された空間内の空気を吸引する空気
吸引装置を有すると共に、この密封された空間内
に窒素ガスを供給する窒素ガス供給管を有する密
封構造の予備室と、 この予備室のコンベア進行方向下流位置に、こ
の予備室と接するようにしかもコンベアの上面を
密封するように設けられ、この密封された空間内
に液体窒素を導入する液体窒素入管を有するシー
ル冷却室とから成り、 当該シール冷却室内には、このシール冷却室内
に位置するコンベアの凹部に収容された弁当容器
の上部にフイルムを接着させる上下動可能なシー
ル装置を有することを特徴としている。
発明の具体的説明
以下本発明に係る弁当の製造装置を図面に基い
て説明する。
て説明する。
本発明に係る弁当の製造装置1は、弁当容器2
に対応する大きさを有する凹部3を一定間隔をお
いて有する無端状のコンベア4と、このコンベア
4の上方にコンベア上面に接するようにして設け
られたへら状掻き取り板5と、該へら状掻き取り
板5のコンベア進行方向下流位置に設けられ空気
吸引装置6を有するとともに窒素ガス供給管7を
有する密封構造の予備室8と、該予備室8の下流
方向に設けられ液体窒素導入管9を有するととも
に弁当容器2の上部にシール用フイルム10を設
けるための上下動可能なシール装置11を有する
密封構造のシール冷却室12とからなつている。
に対応する大きさを有する凹部3を一定間隔をお
いて有する無端状のコンベア4と、このコンベア
4の上方にコンベア上面に接するようにして設け
られたへら状掻き取り板5と、該へら状掻き取り
板5のコンベア進行方向下流位置に設けられ空気
吸引装置6を有するとともに窒素ガス供給管7を
有する密封構造の予備室8と、該予備室8の下流
方向に設けられ液体窒素導入管9を有するととも
に弁当容器2の上部にシール用フイルム10を設
けるための上下動可能なシール装置11を有する
密封構造のシール冷却室12とからなつている。
本発明で用いられる弁当容器2は、広く従来公
知のものが用いられうるが、その1例としては主
食である米飯13を盛付けるための米飯盛付部1
4と、おかず、サラダなどを副食15を盛付ける
ための副食盛付部16とからなり、主食盛付部1
4は該容器2の底壁から立上がるようにして設け
られた米飯盛付部壁17により画成されており、
同様に副食盛付部16は該容器2の底壁から立上
がるようにして設けられた副食盛付部壁18によ
り画成されている。米飯盛付部壁17および副食
盛付部壁18は、該容器2の側壁20とほぼ同一
の高さに形成されている。
知のものが用いられうるが、その1例としては主
食である米飯13を盛付けるための米飯盛付部1
4と、おかず、サラダなどを副食15を盛付ける
ための副食盛付部16とからなり、主食盛付部1
4は該容器2の底壁から立上がるようにして設け
られた米飯盛付部壁17により画成されており、
同様に副食盛付部16は該容器2の底壁から立上
がるようにして設けられた副食盛付部壁18によ
り画成されている。米飯盛付部壁17および副食
盛付部壁18は、該容器2の側壁20とほぼ同一
の高さに形成されている。
コンベア上面に接するようにして設けられたへ
ら状掻き取り板5は、米飯盛付部壁17より盛り
上がつて盛付けられた米飯13を掻き取つて、弁
当容器2に盛付けられた米飯13が米飯盛付部壁
17および弁当容器側壁20より盛上がらないよ
うにするための役割を果たすものであつて、掻き
取つた米飯を間欠的に米びつにもどすことができ
るように構成されている。
ら状掻き取り板5は、米飯盛付部壁17より盛り
上がつて盛付けられた米飯13を掻き取つて、弁
当容器2に盛付けられた米飯13が米飯盛付部壁
17および弁当容器側壁20より盛上がらないよ
うにするための役割を果たすものであつて、掻き
取つた米飯を間欠的に米びつにもどすことができ
るように構成されている。
予備室8は、へら状掻き取り板5のコンベア進
行方向下流位置におけるコンベア4の上面を密封
するようになつている。この予備室8の入口に
は、この予備室8の内部空間の密封性を向上させ
るためコンベア4の上面に接するようにしてシー
ル部材21が設けられていることが好ましく、ま
た予備室8とシール冷却室12とは互いに接する
ように設けられていることが好ましい。
行方向下流位置におけるコンベア4の上面を密封
するようになつている。この予備室8の入口に
は、この予備室8の内部空間の密封性を向上させ
るためコンベア4の上面に接するようにしてシー
ル部材21が設けられていることが好ましく、ま
た予備室8とシール冷却室12とは互いに接する
ように設けられていることが好ましい。
この予備室8では、弁当容器2の予備冷却を行
なうこともでき、このため予備室8に冷却装置
(図示せず)を設けたり、あるいは後述するシー
ル冷却室で得られる液体窒素が気化した冷たい窒
素ガスを導管7により予備室8に導入できるよう
に構成してもよい。
なうこともでき、このため予備室8に冷却装置
(図示せず)を設けたり、あるいは後述するシー
ル冷却室で得られる液体窒素が気化した冷たい窒
素ガスを導管7により予備室8に導入できるよう
に構成してもよい。
一方、シール冷却室12は、予備室8のコンベ
ア進行方向下流位置におけるコンベア4の上面を
密封するようになつている。このシール冷却室1
2内には液体窒素導入管9が設けられており、こ
の導入管9を介して液体窒素がシール冷却室12
内に導入される。したがつてコンベア4は直接液
体窒素と触れることがあり、このためコンベア4
を低温耐久性を有する素材たとえば高マンガン鋼
などで形成することが好ましい。なお弁当容器2
は通常のプラスチツク製で充分である。
ア進行方向下流位置におけるコンベア4の上面を
密封するようになつている。このシール冷却室1
2内には液体窒素導入管9が設けられており、こ
の導入管9を介して液体窒素がシール冷却室12
内に導入される。したがつてコンベア4は直接液
体窒素と触れることがあり、このためコンベア4
を低温耐久性を有する素材たとえば高マンガン鋼
などで形成することが好ましい。なお弁当容器2
は通常のプラスチツク製で充分である。
このようなシール冷却室12内には、シール装
置11が設けられている。シール装置11は、シ
ール用フイルム10を、コンベア4に収容された
弁当容器2の上部に接着させるための装置であ
り、コンベア4に対して上下動可能になつてい
る。フイルム10を弁当容器2の上部に接着する
には、シール装置11を下方移動し、フイルム1
0を弁当容器2の上部に対して押圧加熱すれば良
い。
置11が設けられている。シール装置11は、シ
ール用フイルム10を、コンベア4に収容された
弁当容器2の上部に接着させるための装置であ
り、コンベア4に対して上下動可能になつてい
る。フイルム10を弁当容器2の上部に接着する
には、シール装置11を下方移動し、フイルム1
0を弁当容器2の上部に対して押圧加熱すれば良
い。
弁当容器2をシールするシール用フイルム10
としては、酸素透過性が小さくしかも安全性に優
れたフイルムが好ましく、具体的にはポリエチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリエス
テルフイルムあるいはプルランフイルムなどが用
いられる。このうち、林原生物化学研究所から発
売されているプルランフイルムが特に好ましく、
このプルランフイルムは水溶性でゲル形成しない
粘性の多糖体から構成されており、可食性でしか
も酸素透過率が小さいという特性を有している。
しかもこのプルランフイルムは弁当容器2と密に
接着することができるため、シール性に優れてい
るという利点をも有している。またこのプルラン
フイルムで弁当容器2をシールすれば、弁当を加
熱して暖める際に該フイルムを取り除く際の手間
が省けるという利点もある。
としては、酸素透過性が小さくしかも安全性に優
れたフイルムが好ましく、具体的にはポリエチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリエス
テルフイルムあるいはプルランフイルムなどが用
いられる。このうち、林原生物化学研究所から発
売されているプルランフイルムが特に好ましく、
このプルランフイルムは水溶性でゲル形成しない
粘性の多糖体から構成されており、可食性でしか
も酸素透過率が小さいという特性を有している。
しかもこのプルランフイルムは弁当容器2と密に
接着することができるため、シール性に優れてい
るという利点をも有している。またこのプルラン
フイルムで弁当容器2をシールすれば、弁当を加
熱して暖める際に該フイルムを取り除く際の手間
が省けるという利点もある。
次に本発明に係る弁当の製造装置の作用につい
て説明する。
て説明する。
まず弁当容器2に、米飯自動盛付装置(図示せ
ず)によりまたは作業者の手作業により、弁当容
器2の米飯盛付部14に米飯13を盛付ける。ま
た同様に弁当容器2の副食盛付部16にコロツ
ケ、焼き魚などの副食15を盛付ける。この副食
の盛付けは、副食自動盛付装置によつて行なつて
もよく、また作業者の手作業によつて行なつても
よい。
ず)によりまたは作業者の手作業により、弁当容
器2の米飯盛付部14に米飯13を盛付ける。ま
た同様に弁当容器2の副食盛付部16にコロツ
ケ、焼き魚などの副食15を盛付ける。この副食
の盛付けは、副食自動盛付装置によつて行なつて
もよく、また作業者の手作業によつて行なつても
よい。
上記のようにして米飯13および副食15が盛
付けられた弁当容器2は、該弁当容器に対応する
凹部3を有する無端状のコンベア4の凹部3に収
納されて移送されて、コンベア上方にコンベア上
面に接するようにして設けられたへら状掻き取り
板5により米飯盛付部壁17より盛り上がつた部
分の米飯がかき取られ、弁当容器2の米飯盛付部
壁17および側壁20より盛上がつた部分が存在
しないようにする。なお副食15については、予
じめ副食15を副食盛付部壁18より盛り上がら
ないように準備するかあるいはもし副食盛付部壁
18よりも盛り上がつてしまつた場合には、これ
を押圧して副食15が副食盛付部壁18よりも盛
り上がつた状態にしないようにする。
付けられた弁当容器2は、該弁当容器に対応する
凹部3を有する無端状のコンベア4の凹部3に収
納されて移送されて、コンベア上方にコンベア上
面に接するようにして設けられたへら状掻き取り
板5により米飯盛付部壁17より盛り上がつた部
分の米飯がかき取られ、弁当容器2の米飯盛付部
壁17および側壁20より盛上がつた部分が存在
しないようにする。なお副食15については、予
じめ副食15を副食盛付部壁18より盛り上がら
ないように準備するかあるいはもし副食盛付部壁
18よりも盛り上がつてしまつた場合には、これ
を押圧して副食15が副食盛付部壁18よりも盛
り上がつた状態にしないようにする。
かき取り板5によりかき取られた米飯は、かき
取り板5の間欠的な米びつへの運動により米びつ
に戻される。
取り板5の間欠的な米びつへの運動により米びつ
に戻される。
上記のようにして弁当容器2に米飯13および
副食15をそれぞれ米飯盛付部壁17および副食
盛付部壁18より盛り上がらないようにし盛り付
けた後、弁当容器2を、コンベア4の凹部3に収
納した状態で空気吸引装置6を有するとともに窒
素ガス供給管7を有する密封構造の予備室8に通
過させる。この予備室8では空気が空気吸引装置
6により脱気されるとともに窒素ガス供給管7に
より窒素ガスが導入され、この予備室8内には酸
素がない状態とされる。
副食15をそれぞれ米飯盛付部壁17および副食
盛付部壁18より盛り上がらないようにし盛り付
けた後、弁当容器2を、コンベア4の凹部3に収
納した状態で空気吸引装置6を有するとともに窒
素ガス供給管7を有する密封構造の予備室8に通
過させる。この予備室8では空気が空気吸引装置
6により脱気されるとともに窒素ガス供給管7に
より窒素ガスが導入され、この予備室8内には酸
素がない状態とされる。
次いで予備室8を通過せしめられた弁当容器2
を、液体窒素導入管9を有するとともにシール装
置11を有するシール冷却室12内に導き、この
シール冷却室12内で弁当容器2を所定の温度に
まで急速に冷却しながら弁当容器2の非充填空間
に前記液体窒素が気化して得られる窒素ガスを封
入するとともに弁当容器2の上部を上下動可能な
シール装置11によりシール用フイルム10でシ
ールする。この際液体窒素によつて弁当容器2を
−8℃以下の温度に急冷すると、米飯13および
副食15が冷凍される際に結氷による細胞膜の破
損が防止され、優れた味覚を保つことができる。
を、液体窒素導入管9を有するとともにシール装
置11を有するシール冷却室12内に導き、この
シール冷却室12内で弁当容器2を所定の温度に
まで急速に冷却しながら弁当容器2の非充填空間
に前記液体窒素が気化して得られる窒素ガスを封
入するとともに弁当容器2の上部を上下動可能な
シール装置11によりシール用フイルム10でシ
ールする。この際液体窒素によつて弁当容器2を
−8℃以下の温度に急冷すると、米飯13および
副食15が冷凍される際に結氷による細胞膜の破
損が防止され、優れた味覚を保つことができる。
本発明では、弁当容器2に米飯13および副食
15を米飯盛付部壁17および副食盛付部壁18
から盛り上がらないようにして盛付けるが、もし
米飯13などが米飯盛付部壁17よりも盛り上が
つたまま弁当容器2をシールしようとすると、弁
当容器2をコンベア4の凹部3に収納して予備室
8に移送する際に、予備室8の入口で壁面あるい
はシール部材21などに米飯が付着するなどして
好ましくなく、また弁当容器2をシールするフイ
ルム10が米飯に含まれる水分あるいは熱によつ
て変形あるいは収縮し、場合によつてはピンホー
ルなどが発生し弁当容器2の内部に酸素が侵入す
るため好ましくない。
15を米飯盛付部壁17および副食盛付部壁18
から盛り上がらないようにして盛付けるが、もし
米飯13などが米飯盛付部壁17よりも盛り上が
つたまま弁当容器2をシールしようとすると、弁
当容器2をコンベア4の凹部3に収納して予備室
8に移送する際に、予備室8の入口で壁面あるい
はシール部材21などに米飯が付着するなどして
好ましくなく、また弁当容器2をシールするフイ
ルム10が米飯に含まれる水分あるいは熱によつ
て変形あるいは収縮し、場合によつてはピンホー
ルなどが発生し弁当容器2の内部に酸素が侵入す
るため好ましくない。
このようにして製造された弁当は、その後所定
の温度に保たれた冷蔵庫に入れて保存することが
好ましい。
の温度に保たれた冷蔵庫に入れて保存することが
好ましい。
発明の効果
以上説明してきたように、本発明に係る弁当の
製造装置によれば、へら状掻き取り板により、弁
当容器から盛り上がつた部分の米飯を、コンベア
の移動に対応して掻き取ることができるので、そ
の後の工程で弁当容器が都合良くコンベアで運ば
れ、弁当容器上にフイルムを良好に接着すること
ができる。しかも、このへら状掻き取り板は、間
欠的に米びつ方向に移動することから、米飯が無
駄になることなく、経済的でもある。
製造装置によれば、へら状掻き取り板により、弁
当容器から盛り上がつた部分の米飯を、コンベア
の移動に対応して掻き取ることができるので、そ
の後の工程で弁当容器が都合良くコンベアで運ば
れ、弁当容器上にフイルムを良好に接着すること
ができる。しかも、このへら状掻き取り板は、間
欠的に米びつ方向に移動することから、米飯が無
駄になることなく、経済的でもある。
また、本発明に係る弁当の製造装置では、シー
ル冷却室に接するように予備室を有することか
ら、シール冷却室内に酸素が侵入する虞がほとん
どなく、したがつて、シール冷却室内で弁当容器
の上面をフイルムで密封する際に、弁当容器内に
酸素が侵入する虞はほとんどなく、内部の米飯お
よび副食の保存状態が良好となり長持ちする。
ル冷却室に接するように予備室を有することか
ら、シール冷却室内に酸素が侵入する虞がほとん
どなく、したがつて、シール冷却室内で弁当容器
の上面をフイルムで密封する際に、弁当容器内に
酸素が侵入する虞はほとんどなく、内部の米飯お
よび副食の保存状態が良好となり長持ちする。
また本発明に係る弁当の製造装置では、液体窒
素を導入されるシール冷却室内で、シール装置を
用いて弁当容器の上面にフイルムを接着するよう
にしているので、弁当内に酸素が混入することな
く、弁当内を密封することが可能である。しか
も、このシール装置は上下動可能なため、コンベ
アの移動を阻害することはない。
素を導入されるシール冷却室内で、シール装置を
用いて弁当容器の上面にフイルムを接着するよう
にしているので、弁当内に酸素が混入することな
く、弁当内を密封することが可能である。しか
も、このシール装置は上下動可能なため、コンベ
アの移動を阻害することはない。
さらにまた、本発明に係る弁当の製造装置によ
れば、コンベアの進行と共に前述した動作が行わ
れるため、生産性にも優れている。
れば、コンベアの進行と共に前述した動作が行わ
れるため、生産性にも優れている。
以下本発明を具体的に試験例により説明する。
弁当容器2内に米飯13および副食15を盛付け
た後、本発明に係る装置を用いて弁当容器を液体
窒素により−20℃の温度にまで冷却しながら、弁
当容器2内に窒素を封入してプルランフイルムで
シールした。このようにして製造された弁当を、
−20℃に保たれた冷蔵庫内に6ケ月保存した後、
取出して暖めて食べたところ、つくりたての弁当
と同様な優れた味を有していた。また主食、副食
の色の変化は認められなかつた。
弁当容器2内に米飯13および副食15を盛付け
た後、本発明に係る装置を用いて弁当容器を液体
窒素により−20℃の温度にまで冷却しながら、弁
当容器2内に窒素を封入してプルランフイルムで
シールした。このようにして製造された弁当を、
−20℃に保たれた冷蔵庫内に6ケ月保存した後、
取出して暖めて食べたところ、つくりたての弁当
と同様な優れた味を有していた。また主食、副食
の色の変化は認められなかつた。
第1図は本発明に係る弁当製造装置の概略説明
図であり、第2図は本発明で用いられる弁当容器
の説明図である。 2……弁当容器、3……凹部、4……コンベ
ア、5……へら状掻き取り板、6……空気吸引装
置、7……窒素ガス供給管、8……予備室、9…
…液体窒素導入管、10……シール用フイルム、
11……シール装置、12……シール冷却室、1
3……米飯、15……副食。
図であり、第2図は本発明で用いられる弁当容器
の説明図である。 2……弁当容器、3……凹部、4……コンベ
ア、5……へら状掻き取り板、6……空気吸引装
置、7……窒素ガス供給管、8……予備室、9…
…液体窒素導入管、10……シール用フイルム、
11……シール装置、12……シール冷却室、1
3……米飯、15……副食。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 米飯が盛り付けられた弁当容器が収容される
凹部を有する無端状のコンベアと、 このコンベアの上方にコンベア上面に接するよ
うに設けられ、このコンベアによつて運ばれてく
る弁当容器から盛り上がつた部分の米飯を、コン
ベアの移動に対応して掻き取ると共に、間欠的に
米びつ方向に移動するへら状掻き取り板と、 このへら状掻き取り板のコンベア進行方向下流
位置に、コンベアの上面を密封するように設けら
れ、この密封された空間内の空気を吸引する空気
吸引装置を有すると共に、この密封された空間内
に窒素ガスを供給する窒素ガス供給管を有する密
封構造の予備室と、 この予備室のコンベア進行方向下流位置に、こ
の予備室と接するようにしかもコンベアの上面を
密封するように設けられ、この密封された空間内
に液体窒素を導入する液体窒素導入管を有するシ
ール冷却室とから成り、 当該シール冷却室内には、このシール冷却室内
に位置するコンベアの凹部に収容された弁当容器
の上部にフイルムを接着させる上下動可能なシー
ル装置を有することを特徴とする弁当の製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60197297A JPS6258963A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 弁当の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60197297A JPS6258963A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 弁当の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258963A JPS6258963A (ja) | 1987-03-14 |
JPH0137104B2 true JPH0137104B2 (ja) | 1989-08-04 |
Family
ID=16372116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60197297A Granted JPS6258963A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 弁当の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6258963A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07100004B2 (ja) * | 1992-03-05 | 1995-11-01 | 株式会社たかの | 無菌パック米飯の製造法 |
JPH07100003B2 (ja) * | 1992-03-06 | 1995-11-01 | 株式会社たかの | 無菌パックおにぎりの製造法 |
CA2113441C (en) * | 1992-05-20 | 1999-02-02 | Mitsuo Niwa | Production unit of long-term preservable lunch and lunch box used for said lunch |
JPH065942U (ja) * | 1992-07-02 | 1994-01-25 | 徳七 山崎 | 包装機に供給する連続包装材 |
JP2725115B2 (ja) * | 1992-07-31 | 1998-03-09 | 株式会社 たかの | 無菌パック米飯の製造法 |
JP2008271831A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Marudai Food Co Ltd | 保存性が優れた弁当 |
JP6078227B2 (ja) * | 2011-10-17 | 2017-02-08 | 大陽日酸株式会社 | 急速凍結装置及び急速凍結方法 |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP60197297A patent/JPS6258963A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258963A (ja) | 1987-03-14 |
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