JPH06226792A - 精密金型 - Google Patents

精密金型

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JPH06226792A
JPH06226792A JP3465193A JP3465193A JPH06226792A JP H06226792 A JPH06226792 A JP H06226792A JP 3465193 A JP3465193 A JP 3465193A JP 3465193 A JP3465193 A JP 3465193A JP H06226792 A JPH06226792 A JP H06226792A
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JP
Japan
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mold
hole
reference pin
pin
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP3465193A
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English (en)
Inventor
Shuichi Asai
秀一 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSHO GIKEN KK
Original Assignee
SANSHO GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の組立てと取付けを簡単にしかも正確に
成し得る精密金型を提供することにある。 【構成】 固定金型1と可動金型10の少なくとも二箇所
以上に連通孔3,13を相対設し、該連通孔の先部に雌ネ
ジ3aを設ける一方、連通孔に跨がって嵌挿する基準ピン
5に貫通孔15を穿設し、両金型の取付け前に、連通孔の
一方に基準ピンを挿入し、該ピンを貫通孔より連通孔の
雌ネジに螺入するボルト9にて固定し、両金型の取付け
後に基準ピンを取外し得るようにしたものである。固定
金型1と可動金型10の連通孔3,13にブシュ4,14を夫
々嵌挿することも可能であるし、基準ピン5の貫通孔15
の入口側に、貫通孔より大径の逆ネジ7を形成すること
も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、正確な組立てと取付
けを可能にした精密金型に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製品の成形手段として最も多く
用いられている射出成形用金型は、図10の如く射出成
形機の固定盤に取付ける固定金型Aと、固定盤に向けて
往復動する可動盤に取付ける可動金型Bより構成され、
固定金型Aと可動金型Bの間にキャビティCを形成して
いる。両金型A,Bは正確に型締めし得るよう、両金型
A,Bに跨がって挿入するガイドピンPや、両金型A,
Bに跨がって嵌合するテーパブロックTを設けている。
(例えば特開昭49-29350号公報、特開昭49-26364号公
報、実開昭55-10734号公報)
【0003】近年の射出成形用金型は、図11の如くヒ
ータポットH(ヒータキャストとも称される)よりキャ
ビティCに直接溶融樹脂を充填し、溶融樹脂の充填後、
ヒータポットHに挿入するバルブピンhを降下してノズ
ルを塞ぎ、スプールSとランナRを省略するホットラン
ナ型式(バルブゲート型式とも称する)も使用されるに
至っている。(例えば特開平2-24110 号公報、特開平3-
162921号公報、特開平4-179524号公報、特開平4-187415
号公報)
【0004】射出成形機に対する金型の取付け手順を示
すと、 固定金型と可動金型を別々に組立てる。 組立てた固定金型と可動金型を型合わせする。 型合わせした状態で射出成形機の固定盤と可動盤の
間に入れ、 固定金型を固定盤に取付け、可動金型を可動盤に取
付ける。
【0005】射出成形機より金型を取外す場合、 型締めし、固定金型と可動金型を型合わせする。 型合わせした状態で固定盤と固定金型の固定を解除
し、可動金型と可動盤の固定を解除する。 型合わせした状態で射出成形機より取外し、 固定金型と可動金型を離反する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固定金型と可動金型に
て構成する金型にあっては、両金型が正確に型締めされ
るように、両金型に跨がって挿入するガイドピンやテー
パブロックが設けられているが、このガイドピン等は金
型が型締めされる毎に挿入を繰返すため、製品の成形数
量が多くなるに従い摩耗する問題点がある。特に固定金
型に向けて往復動する可動金型は、僅かに前後に傾むく
ことがあるが、傾むきを無視して型締めされるため、ガ
イドピン等に齧りによる片減りが生ずる問題点があっ
た。
【0007】ガイドピン等に齧りによる片減りが生じる
と、金型の型締めが不正確になるため、不良製品の発生
が多くなる問題点があるし、金型を取外して分解し、再
び組立て取付ける場合、組立精度に狂いが生じる問題点
もあった。そこでこの発明は、従来技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
る所は、金型の組立てと取付けを簡単にしかも正確に成
し得る精密金型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の精密金型は固定金型と可動金型に連通孔を
二箇所以上相対設し、該連通孔の先部に雌ネジを設ける
一方、連通孔に跨がって嵌挿する基準ピンに貫通孔を穿
設し、両金型の取付け前に、連通孔の一方に基準ピンを
挿入し、これをボルトにて固定し、両金型の取付け後に
基準ピンを取外し得るようにしたものである。固定金型
と可動金型の連通孔にブシュを夫々嵌挿することも可能
であるし、基準ピンの貫通孔の入口側に逆ネジを形成す
ることも可能である。
【0009】
【実施例】次に本発明による精密金型の構造を図1に基
づき説明すれば、固定金型1と可動金型10に連通孔3,
13を少なくとも二箇所以上に相対設し、別個に固定金型
1の連通孔3と可動金型10の連通孔13に跨って挿入する
基準ピン5を設け、両金型1,10の取付け前に、一方の
連通孔3に他方の連通孔13に嵌挿する基準ピン5を挿入
固定し、両金型1,10の取付け後の最初に型開きした
際、基準ピン5を取外すものである。金型には従来通り
ガイドピンPやテーパブロックTを設けておくものであ
る。
【0010】固定金型1に穿設する連通孔3は、固定金
型1の二箇所以上に均等に配置し、可動金型10に穿設す
る連通孔13は、固定金型1の連通孔3と相対する位置に
穿設し、例えば固定金型1と可動金型10の第1プレート
11,21に連通孔3,13を形成し、連通孔3,13の少なく
とも一方の先部に、連通孔3より小径の雌ネジ3aを形成
する。この雌ネジ3aは第2プレート12,22に形成するこ
とも可能である。
【0011】基準ピン5は図5の如く、丸棒状胴部5aの
左右に先細部5b,5cを設け、中心に貫通孔15を穿設し、
貫通孔15の入口側に凹部6を形成している。連通孔3,
13に挿入する基準ピン5の固定ボルト9は、図2の如く
基準ピン5の凹部6に挿入係止する頭部9aの下に、貫通
孔15に挿通する脚部9bを設け、脚部9bの先部に連通孔3
の雌ネジ3aに螺合する雄ネジ9cを設け、基準ピン5を固
定金型1、又は可動金型10に固定する。
【0012】図3の精密金型は、固定金型1と可動金型
10の連通孔3,13にブシュ4,14を夫々嵌挿し、該ブシ
ュ4,14に跨がって基準ピン5を挿通するものである。
図6の基準ピン5は、貫通孔15の入口側に凹部6を形成
すると共に、凹部6に連続して、凹部6より小さく貫通
孔15より大きい逆ネジ7を設け、逆ネジ7に螺入する工
具にて基準ピン5を取外し得るようにしたものである。
【0013】図7の基準ピン5は、貫通孔15の入口側に
凹部6を形成し、該凹部6の内周に逆ネジ7を形成する
もので、逆ネジ7に螺入する工具にて基準ピン5を取外
し得るようにしたものである。図8の基準ピン5は、貫
通孔15の入口側にボルト頭部9aより大きい角凹部16を形
成するもので、角凹部16に嵌挿する工具にて基準ピン5
を取外し得るようにしたものである。
【0014】図9の基準ピン5は、ピン5の一端に連通
孔3の雌ネジ3aに螺合する取付ネジ17を突設し、ピン5
の他方に角凹部16を設け、貫通孔15の穿設を省略し、ボ
ルト9を用いずに直接連通孔3に挿入固定し得るように
したものである。角凹部16の代わりに逆ネジ7を設けて
も同様の目的を達成する。
【0015】本発明の精密金型は上記構造であるから、
予め固定金型1と可動金型10の適宜位置に連通孔3,13
を相対するように穿設しておく一方、連通孔3,13に挿
入する基準ピン5を別に形成しておく。固定金型1と可
動金型10を従来通りに組立て、先ず何れかの金型1,1
0、例えば固定金型1の連通孔3に基準ピン5を挿入す
ると、該ピン5の略半分が連通孔3に挿入し、残りの半
分が固定金型1より外部に露出する。その基準ピン5を
ボルト9にて固定する。
【0016】次に基準ピン5を取付けた固定金型1を可
動金型10と型合わせすると、固定金型1より外部に基準
ピン5の略半分が露出しているので、基準ピン5の露出
分が可動金型10の連通孔13に挿入する。又従来のガイド
ピンPとテーパブロックTも相互に嵌挿する。型合わせ
した状態で射出成形機の固定盤と可動盤の間に入れ、そ
の固定金型1を固定盤に、可動金型10を可動盤に取付
け、最初に型開きした際、固定金型1の連通孔3より基
準ピン5を取外すものである。
【0017】型開きした固定金型1より基準ピン5を取
外す際、先ずボルト9を取除き、基準ピン5を連通孔3
より抜き取る。その際、基準ピン5は連通孔3に緊密に
挿入しているため、抜き取りが困難であるが、基準ピン
5の逆ネジ7に工具を螺入すれば、容易に取外せる。基
準ピン5を取外した後、従来通りに操作し、製品を成形
する。
【0018】射出成形機より本発明の精密金型を取外す
場合、従来通り固定金型1と可動金型10を型締めして取
外すか、先ず型開きした状態において固定金型1の連通
孔3に基準ピン5を挿入固定し、固定金型1と可動金型
10を型締めする。次に型締め状態で固定金型1と可動金
型10の固定を解除し、型締め状態で射出成形機より取外
した後、固定金型1と可動金型10を離反する。
【0019】本発明の精密金型は、射出成形機を取付け
る際にのみ基準ピン5を用いることにより、独自の特徴
を発揮するものである。即ち、従来のガイドピンPやテ
ーパブロックTは、製品の成形中に、摩耗したり片滅す
るが、本発明の基準ピン5は成形中に取外されているの
で、摩耗したり片滅することが全く無い。その結果、固
定金型1と可動型金10を正確に型合わせして射出成形機
に取付けることができる。
【0020】尚、本発明による精密金型は上記実施例に
限定されるものではなく、例えば連通孔3,13を第2プ
レート12,22まで穿設することも可能であるし、連通孔
3,13の両方に雌ネジ3aを連続して形成することも可能
である。又基準ピン5の形状構造とその固定手段等は、
本発明の要しに反しない限り適宜変更可能である。更に
固定金型1と可動金型10の構成も上記実施例に限定され
るものではない。
【0021】
【発明の効果】本発明の精密金型は上記のとおりである
から、次に記載する効果を奏する。固定金型と可動型金
に連通孔を相対設し、別個に形成した基準ピンを連通孔
の一方に着脱するだけであるから、容易に実用化し得
る。しかも基準ピンを用いて金型を組立て、該金型を射
出成形機に取付ければ、例えガイドピンやテーパブロッ
クが摩耗したり片滅していても、金型の精度を長期間に
渡り一定に保つ事ができる。その結果、精密な製品を安
定して連続生産し得る。
【0022】基準ピンは連通孔に挿入するか、挿入螺着
し、或いはボルトを用いて取付けるものであるから、基
準ピンの着脱も容易である。しかも基準ピンを用いるこ
とにより、金型の組立てと、射出成形機に対する金型の
取付けが著しく簡単容易になるので、生産能率の向上に
も貢献する。本発明の精密金型は、射出成形金型以外の
圧縮成形金型にも応用し得るし、ダイキャスト成形金型
にも応用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における精密金型の要部構造を示す一部
切欠側面図である。
【図2】基準ピンの取付構造例を示す一部切欠側面図で
ある。
【図3】ブシュの嵌挿例を示す一部切欠側面図である。
【図4】雌ネジの形成例を示す一部切欠側面図である。
【図5】の(A)(B)基準ピンの側面図とその断面図
である。
【図6】基準ピンの断面図である。
【図7】逆ネジ形成基準ピンの断面図である。
【図8】の(A)(B)角凹部形成基準ピンの側面図と
その断面図である。
【図9】の(A)(B)基準ピンの側面図とその一部切
欠側面図である。
【図10】従来金型の一部切欠断面図である。
【図11】ヒータポット付き従来金型の一部切欠断面図
である。
【符号の説明】
1,A 固定金型 3,13 連通孔、3a 雌ネジ 4,14 ブシュ 5 基準ピン 6,16 凹部 7 逆ネジ 9 ボルト、9c 雄ネジ 10,B 可動金型、11,12,21,22 プレート 15 貫通孔、17 取付ネジ C キャビティ、T テーパブロック、P ガイドピン H ヒータポット、h バルブピン G ゲート、R ランナ、S スプール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型(1)と可動金型(10)の少な
    くとも二箇所以上に連通孔(3,13)を相対設し、両金
    型の取付け前に、一方の連通孔に他方の連通孔に嵌挿す
    る基準ピン(5)を挿入固定し、両金型の取付け後に基
    準ピンを取外し得るようにしたことを特徴とする精密金
    型。
  2. 【請求項2】 連通孔(3,13)の少なくとも一方の先
    部に、連通孔より小径の雌ネジ(3a)を設ける一方、基
    準ピン(5)に貫通孔(15)を穿設し、連通孔に跨がっ
    て嵌挿する基準ピンを、該ピンの貫通孔より連通孔の雌
    ネジに螺入するボルト(9)にて固定し得るようにした
    請求項1記載の精密金型。
  3. 【請求項3】 固定金型(1)と可動金型(10)の連通
    孔(3,13)にブシュ(4,14)を夫々嵌挿し、両ブシ
    ュに跨がって基準ピン(5)を挿通し得るようにした請
    求項1、又は2記載の精密金型。
  4. 【請求項4】 基準ピン(5)の貫通孔(15)の入口側
    に、貫通孔より大径の逆ネジ(7)を設け、基準ピンの
    取外しを容易にした請求項1,2、又は3記載の精密金
    型。
JP3465193A 1993-01-29 1993-01-29 精密金型 Pending JPH06226792A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58144087A (ja) * 1982-02-22 1983-08-27 住友電気工業株式会社 物品の搬送装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58144087A (ja) * 1982-02-22 1983-08-27 住友電気工業株式会社 物品の搬送装置

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