JPH06226746A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH06226746A JPH06226746A JP5255237A JP25523793A JPH06226746A JP H06226746 A JPH06226746 A JP H06226746A JP 5255237 A JP5255237 A JP 5255237A JP 25523793 A JP25523793 A JP 25523793A JP H06226746 A JPH06226746 A JP H06226746A
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- JP
- Japan
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- split
- wear indicator
- positions
- mold
- tire
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Links
- 239000011295 pitch Substances 0.000 claims description 9
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 7
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 abstract description 16
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 8
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/24—Wear-indicating arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 ウェアインディケータを備えたタイヤにおい
て、ウェアインディケータに生じやすいゴム流れ不良の
発生を防止した空気入りタイヤを提供することである。 【構成】 周方向に分割される複数のトレッドセクター
を有する割モールド５によって加硫成形され、トレッド
部に設けられたトレッドパターンを形成する溝内に、タ
イヤの消耗状態を表示するウェアインディケータを備え
た空気入りタイヤであって、少なくとも１カ所のウェア
インディケータの設置位置を、加硫時に用いる割モール
ド５の分割位置と一致させたものであり、ウェアインデ
ィケータと一致している割モールド５の分割位置を、加
硫時のウェアインディケータ部に対する空気流出路とし
て利用でき、このウェアインディケータ部におけるゴム
流れが良好になる。
て、ウェアインディケータに生じやすいゴム流れ不良の
発生を防止した空気入りタイヤを提供することである。 【構成】 周方向に分割される複数のトレッドセクター
を有する割モールド５によって加硫成形され、トレッド
部に設けられたトレッドパターンを形成する溝内に、タ
イヤの消耗状態を表示するウェアインディケータを備え
た空気入りタイヤであって、少なくとも１カ所のウェア
インディケータの設置位置を、加硫時に用いる割モール
ド５の分割位置と一致させたものであり、ウェアインデ
ィケータと一致している割モールド５の分割位置を、加
硫時のウェアインディケータ部に対する空気流出路とし
て利用でき、このウェアインディケータ部におけるゴム
流れが良好になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、周方向に分割される複
数のトレッドセクターを有する割モールド（割金型）を
用いたタイヤ加硫成形時にゴムの流れを良好にする空気
入りタイヤに関する。
数のトレッドセクターを有する割モールド（割金型）を
用いたタイヤ加硫成形時にゴムの流れを良好にする空気
入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ラジアルタイヤ特に乗用車用にお
いては、高速性能、制動性能等か優れているラジアルタ
イヤが多く使用されており、近来、このような乗用車用
ラジアルタイヤは、偏平化が促進され、タイヤ幅が広く
なる傾向にある。また、タイヤ幅が広くなるにつれて排
水能力を向上させてハイドロプレーニング性能を向上さ
せるためにタイヤのトレッド面に設けられた周方向の溝
の幅を広くしている。さらに、トレッド剛性の向上、及
びタイヤ重量軽減のためトレッド部のゴムゲージ（ゴム
厚）を薄くすることが行われている。
いては、高速性能、制動性能等か優れているラジアルタ
イヤが多く使用されており、近来、このような乗用車用
ラジアルタイヤは、偏平化が促進され、タイヤ幅が広く
なる傾向にある。また、タイヤ幅が広くなるにつれて排
水能力を向上させてハイドロプレーニング性能を向上さ
せるためにタイヤのトレッド面に設けられた周方向の溝
の幅を広くしている。さらに、トレッド剛性の向上、及
びタイヤ重量軽減のためトレッド部のゴムゲージ（ゴム
厚）を薄くすることが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溝幅の
拡大は、溝の所定位置に設けられてタイヤの磨耗を表示
するウェアインディケータの容積を拡大することにな
り、トレッド部のゴムゲージの減少も原因となって、ウ
ェアインディケータ部にゴムボリューム不足が発生し、
その結果として十分な大きさのウェアインディケータを
形成しにくい、及びウェアインディケータ部にゴム流れ
不良（ベア）が発生しやすいという問題を引き起こし
た。この問題を解決するために、ウェアインディケータ
にベントホールを設けたタイヤも提案されているが、ウ
ェアインディケータが溝内にトレッド面よりも低く形成
されているため、加硫時にベントホールによって生じる
スピューを除去することが極めて困難となり、スピュー
を残すと非常に見苦しくなる。
拡大は、溝の所定位置に設けられてタイヤの磨耗を表示
するウェアインディケータの容積を拡大することにな
り、トレッド部のゴムゲージの減少も原因となって、ウ
ェアインディケータ部にゴムボリューム不足が発生し、
その結果として十分な大きさのウェアインディケータを
形成しにくい、及びウェアインディケータ部にゴム流れ
不良（ベア）が発生しやすいという問題を引き起こし
た。この問題を解決するために、ウェアインディケータ
にベントホールを設けたタイヤも提案されているが、ウ
ェアインディケータが溝内にトレッド面よりも低く形成
されているため、加硫時にベントホールによって生じる
スピューを除去することが極めて困難となり、スピュー
を残すと非常に見苦しくなる。
【０００４】本発明の目的は、ウェアインディケータを
備えたタイヤにおいて、ウェアインディケータに生じや
すいゴム流れ不良の発生を防止した空気入りタイヤを提
供することである。
備えたタイヤにおいて、ウェアインディケータに生じや
すいゴム流れ不良の発生を防止した空気入りタイヤを提
供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の空気入りタイヤ
は、周方向に分割される複数のトレッドセクターを有す
る割モールドによって加硫成形され、トレッド部に設け
られたトレッドパターンを形成する溝内に、タイヤの消
耗状態を表示するウェアインディケータを備えた空気入
りタイヤであって、少なくとも１ヵ所のウェアインディ
ケータの設置位置を、加硫時に用いる割モールドの分割
位置と一致させたものであり、ウェアインディケータと
一致している割モールドの分割位置を、加硫時のウェア
インディケータ部に対する空気流出路として利用でき、
このウェアインディケータ部におけるゴム流れが良好に
なり、ウェアインディケータ部におけるゴム流れ不良を
防止した空気入りタイヤである。さらに、全てのウェア
インディケータの設置位置を、前記割モールドの分割位
置と一致させることができる。また、割モールドの分割
個数Ｍと、ウェアインディケータの設置個数Ｗと、パタ
ーン内のピッチ数Ｐとの間に、次の２式が成立するよう
にする。 Ｍ＝ｎ・Ｗ（ｎは自然数） ９≦Ｍ＜Ｐ／２ これにより、全てのウェアインディケータの設置位置を
割モールドの分割位置に一致させて、全てのウェアイン
ディケータ部におけるゴム流れ不良を防止することがで
きる。ここで、ウェアインディケータ位置とは、タイヤ
を軸方向側面から見たときのウェアインディケータ設定
位置をいい、タイヤトレッドに施された縦溝が複数本あ
り、同一タイヤ軸方向線上に異なる縦溝に２個以上のウ
ェアインディケータが設けられている場合も１ヵ所と数
えられる。
は、周方向に分割される複数のトレッドセクターを有す
る割モールドによって加硫成形され、トレッド部に設け
られたトレッドパターンを形成する溝内に、タイヤの消
耗状態を表示するウェアインディケータを備えた空気入
りタイヤであって、少なくとも１ヵ所のウェアインディ
ケータの設置位置を、加硫時に用いる割モールドの分割
位置と一致させたものであり、ウェアインディケータと
一致している割モールドの分割位置を、加硫時のウェア
インディケータ部に対する空気流出路として利用でき、
このウェアインディケータ部におけるゴム流れが良好に
なり、ウェアインディケータ部におけるゴム流れ不良を
防止した空気入りタイヤである。さらに、全てのウェア
インディケータの設置位置を、前記割モールドの分割位
置と一致させることができる。また、割モールドの分割
個数Ｍと、ウェアインディケータの設置個数Ｗと、パタ
ーン内のピッチ数Ｐとの間に、次の２式が成立するよう
にする。 Ｍ＝ｎ・Ｗ（ｎは自然数） ９≦Ｍ＜Ｐ／２ これにより、全てのウェアインディケータの設置位置を
割モールドの分割位置に一致させて、全てのウェアイン
ディケータ部におけるゴム流れ不良を防止することがで
きる。ここで、ウェアインディケータ位置とは、タイヤ
を軸方向側面から見たときのウェアインディケータ設定
位置をいい、タイヤトレッドに施された縦溝が複数本あ
り、同一タイヤ軸方向線上に異なる縦溝に２個以上のウ
ェアインディケータが設けられている場合も１ヵ所と数
えられる。
【０００６】
【実施例】図２において金型を用いた加硫機の一例につ
いて説明すると、１は加硫される生タイヤ、２は中心部
の成形用プラダ、３は成形モールドであり、成形モール
ド３は、内周面が上広がりのテーパ上に形成されたコン
テナ４と、コンテナ４内に配置された周方向に複数個
（例えば、６個、８個、９個）に分割可能な割モールド
５と、昇降自在な上部モールド６と、昇降自在な操作軸
の上端に固定された下部モールド７と、上部モールド６
に結合された上部ビードモールド８及び下部モールド７
に結合された下部ビードモールド９とから成っている。
いて説明すると、１は加硫される生タイヤ、２は中心部
の成形用プラダ、３は成形モールドであり、成形モール
ド３は、内周面が上広がりのテーパ上に形成されたコン
テナ４と、コンテナ４内に配置された周方向に複数個
（例えば、６個、８個、９個）に分割可能な割モールド
５と、昇降自在な上部モールド６と、昇降自在な操作軸
の上端に固定された下部モールド７と、上部モールド６
に結合された上部ビードモールド８及び下部モールド７
に結合された下部ビードモールド９とから成っている。
【０００７】割モールド５は、コンテナ４内に上下方向
に相対的に摺動自在に嵌合されるとともに、下部モール
ド７に半径方向に摺動自在に接合され、下部モールド７
を昇降させてモールドコンテナ４に対して相対的に摺動
させると、割モールド５を形成するトレッドセクターが
半径方向外方に移動して周方向に開閉する。
に相対的に摺動自在に嵌合されるとともに、下部モール
ド７に半径方向に摺動自在に接合され、下部モールド７
を昇降させてモールドコンテナ４に対して相対的に摺動
させると、割モールド５を形成するトレッドセクターが
半径方向外方に移動して周方向に開閉する。
【０００８】加硫時には、図２に示すように、生タイヤ
１を成形モールド３内に装入して型締めを行い、成形用
プラダ２に熱媒を供給しながら成形用プラダ２を上昇さ
せ、生タイヤ１の内面に添接させて加硫成形を行う。加
硫作業終了後に、上部モールド６及び上部ビードモール
ド８を上昇させて成形モールド３を上下に開き、割モー
ルド５の上方を開放した後、図３に示すように、操作軸
を上昇させて割モールド５及び下部モールド７をコンテ
ナ４内に沿って上昇させると、割モールド５は上広がり
のコンテナ４内周面に沿って移動することになり、上昇
するにつれて半径方向外方に移動し、隣合った割モール
ド５の間の間隔が広がって加硫済のタイヤ１Ａを取り出
すことができる。図４は、図３に示した加硫作業終了時
のタイヤと割モールドの状態を上から見た図である。割
モールド５は、トレッドセクター５Ａ〜５Ｉから形成さ
れており、各トレッドセクター５Ａ〜５Ｉは矢印で示す
タイヤ半径方向に移動し、加硫済のタイヤ１Ａから完全
に外れた状態にある。本例では、トレッドセクター５Ａ
〜５Ｉは９個ある。即ち割モールド５は、加硫作業終了
時に９個のトレッドセクターに分割される。トレッドセ
クター５Ａ〜５Ｉは、同一のタイヤ周方向長さを有する
ように形成することもでき、また、それぞれ異なる長さ
に形成することもできる。タイヤ１Ａのトレッド表面に
於ける各トレッドセクターの分割位置は、71〜79に矢印
で示す。
１を成形モールド３内に装入して型締めを行い、成形用
プラダ２に熱媒を供給しながら成形用プラダ２を上昇さ
せ、生タイヤ１の内面に添接させて加硫成形を行う。加
硫作業終了後に、上部モールド６及び上部ビードモール
ド８を上昇させて成形モールド３を上下に開き、割モー
ルド５の上方を開放した後、図３に示すように、操作軸
を上昇させて割モールド５及び下部モールド７をコンテ
ナ４内に沿って上昇させると、割モールド５は上広がり
のコンテナ４内周面に沿って移動することになり、上昇
するにつれて半径方向外方に移動し、隣合った割モール
ド５の間の間隔が広がって加硫済のタイヤ１Ａを取り出
すことができる。図４は、図３に示した加硫作業終了時
のタイヤと割モールドの状態を上から見た図である。割
モールド５は、トレッドセクター５Ａ〜５Ｉから形成さ
れており、各トレッドセクター５Ａ〜５Ｉは矢印で示す
タイヤ半径方向に移動し、加硫済のタイヤ１Ａから完全
に外れた状態にある。本例では、トレッドセクター５Ａ
〜５Ｉは９個ある。即ち割モールド５は、加硫作業終了
時に９個のトレッドセクターに分割される。トレッドセ
クター５Ａ〜５Ｉは、同一のタイヤ周方向長さを有する
ように形成することもでき、また、それぞれ異なる長さ
に形成することもできる。タイヤ１Ａのトレッド表面に
於ける各トレッドセクターの分割位置は、71〜79に矢印
で示す。
【０００９】次に、本発明の実施例について説明する
と、図１ａ〜ｃは、それぞれ本発明を適用した空気入り
タイヤの実施例を示す側面図であり、図１ａの第１実施
例は、割モールド５が８分割のものを用い、６ヵ所のウ
ェアインディケータ位置11〜16を設けたタイヤを示すも
のであり、割モールド５の分割位置51〜58に対して、２
ヵ所のウェアインディケータ位置11及び14を割モールド
５の分割位置51及び55にそれぞれ一致させている。図５
は、トレッドパターンの１例を示す。トレッド10に形成
され、タイヤ周方向に延びる溝11，12の一部の溝底にウ
ェアインディケータ13，14が形成される。図６はその部
分の断面図である。ウェアインディケータ13，14は、溝
底から高さｔだけ隆起するように形成される。ここで
は、ｔは1.6 mmである。ウェアインディケータ13，14
は、ともにタイヤ軸方向線Ａ上にある。このような場
合、本発明においては、ウェアインディケータ位置は１
ヵ所と数えられる。
と、図１ａ〜ｃは、それぞれ本発明を適用した空気入り
タイヤの実施例を示す側面図であり、図１ａの第１実施
例は、割モールド５が８分割のものを用い、６ヵ所のウ
ェアインディケータ位置11〜16を設けたタイヤを示すも
のであり、割モールド５の分割位置51〜58に対して、２
ヵ所のウェアインディケータ位置11及び14を割モールド
５の分割位置51及び55にそれぞれ一致させている。図５
は、トレッドパターンの１例を示す。トレッド10に形成
され、タイヤ周方向に延びる溝11，12の一部の溝底にウ
ェアインディケータ13，14が形成される。図６はその部
分の断面図である。ウェアインディケータ13，14は、溝
底から高さｔだけ隆起するように形成される。ここで
は、ｔは1.6 mmである。ウェアインディケータ13，14
は、ともにタイヤ軸方向線Ａ上にある。このような場
合、本発明においては、ウェアインディケータ位置は１
ヵ所と数えられる。
【００１０】この構成により、ウェアインディケータ位
置11及び14とそれぞれ一致している割モールド５の分割
位置51及び55を、加硫時のウェアインディケータ部に対
する空気流出路として利用することができ、この２ヵ所
（11及び14）のウェアインディケータ部におけるゴム流
れが良好になり、ゴム流れ不良を生じることがない。
置11及び14とそれぞれ一致している割モールド５の分割
位置51及び55を、加硫時のウェアインディケータ部に対
する空気流出路として利用することができ、この２ヵ所
（11及び14）のウェアインディケータ部におけるゴム流
れが良好になり、ゴム流れ不良を生じることがない。
【００１１】図１ｂに示す第２実施例は、割モールド５
が６分割で、６ヵ所のウェアインディケータ位置11〜16
を設けたものであり、全てのウェアインディケータ位置
11〜16を割モールド５の分割位置61〜66に一致させたも
のであり、全てのウェアインディケータ部における加硫
時のゴム流れを良好にすることができる。
が６分割で、６ヵ所のウェアインディケータ位置11〜16
を設けたものであり、全てのウェアインディケータ位置
11〜16を割モールド５の分割位置61〜66に一致させたも
のであり、全てのウェアインディケータ部における加硫
時のゴム流れを良好にすることができる。
【００１２】図１ｃに示す第３実施例は、割モールド５
が９分割で、６ヵ所のウェアインディケータ位置11〜16
を設けたものであり、割モールド５の分割位置71〜79に
対して、３ヵ所のウェアインディケータ位置11，13及び
15を分割位置71，74及び77にそれぞれ一致させており、
この３ヵ所（11，13，15）のウェアインディケータ部に
おけるゴム流れが良好になり、ゴム流れ不良を生じるこ
とがない。
が９分割で、６ヵ所のウェアインディケータ位置11〜16
を設けたものであり、割モールド５の分割位置71〜79に
対して、３ヵ所のウェアインディケータ位置11，13及び
15を分割位置71，74及び77にそれぞれ一致させており、
この３ヵ所（11，13，15）のウェアインディケータ部に
おけるゴム流れが良好になり、ゴム流れ不良を生じるこ
とがない。
【００１３】なお、少なくとも１か所のウェアインディ
ケータ位置を割モールドの分割位置に一致させれば良い
ものであるが、全てのウェアインディケータ位置を割モ
ールドの分割位置に一致させる方がより効果が大であ
る。そこで、全てのウェアインディケータ部のゴム流れ
を良好にするために、全てのウェアインディケータ位置
を割モールドの分割位置に一致させるには、ウェアイン
ディケータの設置位置数Ｗと、割モールドの分割個数Ｍ
との間に、Ｍ＝ｎ・Ｗ（ｎは自然数）の関係が成立する
ことが好ましい。
ケータ位置を割モールドの分割位置に一致させれば良い
ものであるが、全てのウェアインディケータ位置を割モ
ールドの分割位置に一致させる方がより効果が大であ
る。そこで、全てのウェアインディケータ部のゴム流れ
を良好にするために、全てのウェアインディケータ位置
を割モールドの分割位置に一致させるには、ウェアイン
ディケータの設置位置数Ｗと、割モールドの分割個数Ｍ
との間に、Ｍ＝ｎ・Ｗ（ｎは自然数）の関係が成立する
ことが好ましい。
【００１４】しかしながら、乗用車用ラジアルタイヤに
おいて、FV（Force Variation ）の５次乃至８次の高次
成分は、エンジン回転に基づく振動の２次成分と周波数
が近接しているため、両者が合成されてビート音を発生
する可能性が大きいものであり、割モールドの分割個数
Ｍを５〜８にすると、FVの高次成分（５次乃至８次成
分）を大きくする恐れがあるから、割モールドの分割個
数Ｍを９以上（Ｍ≧９）とすることが好ましい。
おいて、FV（Force Variation ）の５次乃至８次の高次
成分は、エンジン回転に基づく振動の２次成分と周波数
が近接しているため、両者が合成されてビート音を発生
する可能性が大きいものであり、割モールドの分割個数
Ｍを５〜８にすると、FVの高次成分（５次乃至８次成
分）を大きくする恐れがあるから、割モールドの分割個
数Ｍを９以上（Ｍ≧９）とすることが好ましい。
【００１５】また、トレッドパターンは、タイヤ全周に
おいて、基準ピッチ長さの基準パターンエレメントと、
基準ピッチ長さと異なるピッチ長さを備えたパターンエ
レメントがランダムに配列されてノイズの低減を図って
いるが、割モールドの分割個数Ｍがパターン内のピッチ
個数（パターンエレメント数）Ｐに近づくとパターンノ
イズを大きくする恐れが高く、一般に各パターンエレメ
ントの長さは基準パターンエレメントの長さを１とする
と、最小ピッチ長さのパターンエレメントから最大ピッ
チ長さのパターンエレメントまで0.75〜1.25の長さに形
成しているから、割モールドの分割個数Ｍを各パターン
内のピッチ個数Ｐの半分未満（Ｍ＜Ｐ／２）とすること
が望ましい。
おいて、基準ピッチ長さの基準パターンエレメントと、
基準ピッチ長さと異なるピッチ長さを備えたパターンエ
レメントがランダムに配列されてノイズの低減を図って
いるが、割モールドの分割個数Ｍがパターン内のピッチ
個数（パターンエレメント数）Ｐに近づくとパターンノ
イズを大きくする恐れが高く、一般に各パターンエレメ
ントの長さは基準パターンエレメントの長さを１とする
と、最小ピッチ長さのパターンエレメントから最大ピッ
チ長さのパターンエレメントまで0.75〜1.25の長さに形
成しているから、割モールドの分割個数Ｍを各パターン
内のピッチ個数Ｐの半分未満（Ｍ＜Ｐ／２）とすること
が望ましい。
【００１６】即ち、 Ｍ＝ｎ・Ｗ（ｎは自然数） ９≦Ｍ＜Ｐ／２ の２式を成立させることが好ましい。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記のとおり構成されているか
ら、次のとおりの効果を奏するものである。ウェアイン
ディケータと一致している割モールドの分割位置を、加
硫時のウェアインディケータ部に対する空気流出路とし
て利用することができ、このウェアインディケータ部に
おけるゴム流れが良好になり、ゴム流れ不良を生じるこ
とがない。また、振動及びノイズを増大させることな
く、全てのウェアインディケータのゴム流れを改善する
ことができる。
ら、次のとおりの効果を奏するものである。ウェアイン
ディケータと一致している割モールドの分割位置を、加
硫時のウェアインディケータ部に対する空気流出路とし
て利用することができ、このウェアインディケータ部に
おけるゴム流れが良好になり、ゴム流れ不良を生じるこ
とがない。また、振動及びノイズを増大させることな
く、全てのウェアインディケータのゴム流れを改善する
ことができる。
【図１】 本発明を適用した乗用車用ラジアルタイヤの
側面図である。
側面図である。
【図２】 割モールドを用いた加硫機の概略断面図であ
る。
る。
【図３】 割モールドを用いた加硫機の動作説明図であ
る。
る。
【図４】 加硫作業終了時のタイヤと割モールドの状態
の平面図である。
の平面図である。
【図５】 トレッドパターンの１例を示す展開図であ
る。
る。
【図６】 図５におけるウェアインディケータ位置の断
面図である。
面図である。
１ 生タイヤ、１Ａ 加硫済タイヤ 11〜16 ウェアインディケータ設置位置 51〜58，61〜66，71〜79 割モールド分割位置 ５ 割モールド、５Ａ〜５Ｉ トレッドセクター
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:24 Ｂ２９Ｌ 30:00 4Ｆ
Claims (3)
- 【請求項１】 周方向に分割される複数のトレッドセク
ターを有する割モールドによって加硫成形され、トレッ
ド部の溝内にウェアインディケータを備えた空気入りタ
イヤであって、少なくとも１ヵ所のウェアインディケー
タの設置位置を、割モールドの分割位置と一致させたこ
とを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項２】 前記ウェアインディケータの全ての設置
位置を、前記割モールドの分割位置と一致させたことを
特徴とする請求項１記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項３】 割モールドの分割個数Ｍと、タイヤ側面
から見たときのウェアインディケータの設置位置数Ｗ
と、パターン内のピッチ数Ｐとの間に、Ｍ＝ｎ・Ｗ（ｎ
は自然数）及び９≦Ｍ＜Ｐ／２の２式が成立するように
したことを特徴とする請求項２記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255237A JPH06226746A (ja) | 1992-10-26 | 1993-09-20 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30978792 | 1992-10-26 | ||
| JP4-309787 | 1992-10-26 | ||
| JP5255237A JPH06226746A (ja) | 1992-10-26 | 1993-09-20 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226746A true JPH06226746A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=26542092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5255237A Pending JPH06226746A (ja) | 1992-10-26 | 1993-09-20 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06226746A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008188883A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | タイヤ加硫成形用金型 |
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-
1993
- 1993-09-20 JP JP5255237A patent/JPH06226746A/ja active Pending
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