JPH0622643Y2 - 荷移載用ランニングフォーク - Google Patents
荷移載用ランニングフォークInfo
- Publication number
- JPH0622643Y2 JPH0622643Y2 JP1991104207U JP10420791U JPH0622643Y2 JP H0622643 Y2 JPH0622643 Y2 JP H0622643Y2 JP 1991104207 U JP1991104207 U JP 1991104207U JP 10420791 U JP10420791 U JP 10420791U JP H0622643 Y2 JPH0622643 Y2 JP H0622643Y2
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- JP
- Japan
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- fork
- fixed
- guide
- loading
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動倉庫の入出庫用走
行クレーンなどに使用される荷移載用ランニングフォー
クに関するものである。
行クレーンなどに使用される荷移載用ランニングフォー
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種のランニングフォ
ークは、例えば特開昭61−75705号公報に記載さ
れるように、固定フォーク、この固定フォークに対し出
退移動するセカンダリーフォーク、およびこのセカンダ
リーフォークに対し出退移動するプライマリーフォーク
を備えているものであって、前記固定フォークにおける
左右一対の立ち上がり側壁部には、前記セカンダリーフ
ォークの左右両側辺に設けられた外向きガイドレール溝
に嵌合するガイド部材、即ち支持用ガイドローラと左右
横方向の位置決め用ガイドブロックとが取付けられてい
る。
ークは、例えば特開昭61−75705号公報に記載さ
れるように、固定フォーク、この固定フォークに対し出
退移動するセカンダリーフォーク、およびこのセカンダ
リーフォークに対し出退移動するプライマリーフォーク
を備えているものであって、前記固定フォークにおける
左右一対の立ち上がり側壁部には、前記セカンダリーフ
ォークの左右両側辺に設けられた外向きガイドレール溝
に嵌合するガイド部材、即ち支持用ガイドローラと左右
横方向の位置決め用ガイドブロックとが取付けられてい
る。
【0003】而して従来のこの種のランニングフォーク
では、前記公報にも記載されているように、前記固定フ
ォークの立ち上がり側壁部に於けるガイド部材取付け位
置に穴明け加工を行い、この加工穴を使用して前記ガイ
ド部材を取付けていた。即ち従来の構成では、ガイド部
材取付け位置を設定して穴明け加工を行う必要があるの
で、組み立て工数が多く、手間がかかってコスト高にな
る欠点があった。
では、前記公報にも記載されているように、前記固定フ
ォークの立ち上がり側壁部に於けるガイド部材取付け位
置に穴明け加工を行い、この加工穴を使用して前記ガイ
ド部材を取付けていた。即ち従来の構成では、ガイド部
材取付け位置を設定して穴明け加工を行う必要があるの
で、組み立て工数が多く、手間がかかってコスト高にな
る欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、固定フォーク(1) 、この固定フォーク(1) に対
し出退移動するセカンダリーフォーク(2) 、及びこのセ
カンダリーフォーク(2) に対し出退移動するプライマリ
ーフォーク(3)を備え、固定フォーク(1) には、セカン
ダリーフォーク(2) の左右両側辺に設けられた外向きガ
イドレール溝(6) に嵌合する支持用ガイドローラ(12a〜
12d)と左右横方向位置決め用ガイドブロック(13a〜13d)
とが取付けられた荷移載用ランニングフォークであっ
て、 固定フォーク(1) は、左右一対の立ち上がり側壁部(5)
と両側壁部(5) をつなぐ底板部(4) とを一体に押出成形
した押出成形品であって、左右一対の立ち上がり側壁部
(5) の内側には、断面形状が中広がり凸形の凹入溝(17)
が固定フォーク長さ方向に沿って押出成形され、 支持用ガイドローラ(12a〜12d)は、立ち上がり側壁部
(5) を横断方向に貫通して固定された水平支軸(21)で支
承され、 ガイドブロック(13a〜13d)は、一端側が凹入溝(17)内に
係合すると共に他端側は当該ガイドブロックから露出し
ないボルトナット(19,20) によって、凹入溝(17)の長さ
方向移動固定自在に取付けられた点に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、固定フォーク(1) 、この固定フォーク(1) に対
し出退移動するセカンダリーフォーク(2) 、及びこのセ
カンダリーフォーク(2) に対し出退移動するプライマリ
ーフォーク(3)を備え、固定フォーク(1) には、セカン
ダリーフォーク(2) の左右両側辺に設けられた外向きガ
イドレール溝(6) に嵌合する支持用ガイドローラ(12a〜
12d)と左右横方向位置決め用ガイドブロック(13a〜13d)
とが取付けられた荷移載用ランニングフォークであっ
て、 固定フォーク(1) は、左右一対の立ち上がり側壁部(5)
と両側壁部(5) をつなぐ底板部(4) とを一体に押出成形
した押出成形品であって、左右一対の立ち上がり側壁部
(5) の内側には、断面形状が中広がり凸形の凹入溝(17)
が固定フォーク長さ方向に沿って押出成形され、 支持用ガイドローラ(12a〜12d)は、立ち上がり側壁部
(5) を横断方向に貫通して固定された水平支軸(21)で支
承され、 ガイドブロック(13a〜13d)は、一端側が凹入溝(17)内に
係合すると共に他端側は当該ガイドブロックから露出し
ないボルトナット(19,20) によって、凹入溝(17)の長さ
方向移動固定自在に取付けられた点に特徴を有する。
【0005】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1〜図3に於いて、1は固定フォ
ーク、2はセカンダリーフォーク、3はプライマリーフ
ォークである。固定フォーク1は、図4および図5に示
すように底板部4と左右一対の立ち上がり側壁部5とを
備えた一つの押出成形品から構成され、セカンダリーフ
ォーク2は、図4および図6に示すように、左右一対の
外向きガイドレール溝6、この両ガイドレール溝6の内
側に位置する左右一対の内向きガイドレール溝7、およ
び底面中央に位置するラックギヤ用突条部8が一体に押
出成形された押出成形品から構成され、プライマリーフ
ォーク3は、図4および図7に示すように、左右両側辺
に立ち下がり側壁部9が形成された一つの押出成形中央
部材10と、この中央部材10の上に取付けた荷載置板
11とから構成されている。
づいて説明すると、図1〜図3に於いて、1は固定フォ
ーク、2はセカンダリーフォーク、3はプライマリーフ
ォークである。固定フォーク1は、図4および図5に示
すように底板部4と左右一対の立ち上がり側壁部5とを
備えた一つの押出成形品から構成され、セカンダリーフ
ォーク2は、図4および図6に示すように、左右一対の
外向きガイドレール溝6、この両ガイドレール溝6の内
側に位置する左右一対の内向きガイドレール溝7、およ
び底面中央に位置するラックギヤ用突条部8が一体に押
出成形された押出成形品から構成され、プライマリーフ
ォーク3は、図4および図7に示すように、左右両側辺
に立ち下がり側壁部9が形成された一つの押出成形中央
部材10と、この中央部材10の上に取付けた荷載置板
11とから構成されている。
【0006】固定フォーク1に於ける両立ち上がり側壁
部5の内側には、セカンダリーフォーク2の左右両側辺
に設けられた外向きガイドレール溝6に嵌合する各左右
一対の支持用ガイドローラ12a〜12dが図5に示す
配置で軸支されると共に、外向きガイドレール溝6に嵌
合する各左右一対のガイドブロック13a〜13dが図
5に示す配置で取付けられ、更にセカンダリーフォーク
2の底面を支持する各左右一対の支持用ガイドローラ1
4a〜14dが各ガイドローラ12a〜12dの下側位
置で軸支されている。
部5の内側には、セカンダリーフォーク2の左右両側辺
に設けられた外向きガイドレール溝6に嵌合する各左右
一対の支持用ガイドローラ12a〜12dが図5に示す
配置で軸支されると共に、外向きガイドレール溝6に嵌
合する各左右一対のガイドブロック13a〜13dが図
5に示す配置で取付けられ、更にセカンダリーフォーク
2の底面を支持する各左右一対の支持用ガイドローラ1
4a〜14dが各ガイドローラ12a〜12dの下側位
置で軸支されている。
【0007】プライマリーフォーク中央部材10の両側
壁部9には、セカンダリーフォーク2の外向きガイドレ
ール溝6の内側に形成された左右一対の内向きガイドレ
ール溝7に嵌合する各左右一対のガイドローラ15a〜
15fが図7に示す配置で軸支されると共に、内向きガ
イドレール溝7に嵌合する各左右一対のガイドブロック
16a〜16dが図5に示す配置で取付けられている。
壁部9には、セカンダリーフォーク2の外向きガイドレ
ール溝6の内側に形成された左右一対の内向きガイドレ
ール溝7に嵌合する各左右一対のガイドローラ15a〜
15fが図7に示す配置で軸支されると共に、内向きガ
イドレール溝7に嵌合する各左右一対のガイドブロック
16a〜16dが図5に示す配置で取付けられている。
【0008】固定フォーク1に於ける両立ち上がり側壁
部5の上端近傍内側位置と、プライマリーフォーク中央
部材10における各側壁部9の下端近傍外側位置とに
は、長さ方向に連続し且つ断面形状が中広がり凸形の部
品取付け用凹入溝17,18が夫々押出成形されてい
る。而して、ガイドブロック13a〜13dおよび16
a〜16dは、図8に示すように凹入溝17,18内に
一端頭部が溝長さ方向摺動可能で且つ相対回転不能に係
合するボルト19と、ガイドブロック13a〜13dお
よび16a〜16d内に於いてボルト19に螺嵌するナ
ット20とによって溝長さ方向移動固定自在に取付けら
れている。
部5の上端近傍内側位置と、プライマリーフォーク中央
部材10における各側壁部9の下端近傍外側位置とに
は、長さ方向に連続し且つ断面形状が中広がり凸形の部
品取付け用凹入溝17,18が夫々押出成形されてい
る。而して、ガイドブロック13a〜13dおよび16
a〜16dは、図8に示すように凹入溝17,18内に
一端頭部が溝長さ方向摺動可能で且つ相対回転不能に係
合するボルト19と、ガイドブロック13a〜13dお
よび16a〜16d内に於いてボルト19に螺嵌するナ
ット20とによって溝長さ方向移動固定自在に取付けら
れている。
【0009】また、固定フォーク1に於ける両立ち上が
り側壁部5のガイドローラ12a〜12dの取付け位置
と、プライマリーフォーク中央部材10に於ける各側壁
部9のガイドローラ15a〜15fの取付け位置とに
は、図9に示すように凹入溝17,18の最大巾よりも
直径の大なる支軸21が壁横断方向に貫通する貫通孔2
2が、凹入溝17,18の巾方向中心位置と貫通孔22
の中心とが一致するように穿設され、各ガイドローラ1
2a〜12dおよび15a〜15fを支承する支軸21
を各貫通孔22に挿通させると共に、反対側に突出する
支軸螺軸部21aに袋ナット23を螺嵌させることによ
り、各ガイドローラ12a〜12dおよび15a〜15
fを所定位置に支承している。
り側壁部5のガイドローラ12a〜12dの取付け位置
と、プライマリーフォーク中央部材10に於ける各側壁
部9のガイドローラ15a〜15fの取付け位置とに
は、図9に示すように凹入溝17,18の最大巾よりも
直径の大なる支軸21が壁横断方向に貫通する貫通孔2
2が、凹入溝17,18の巾方向中心位置と貫通孔22
の中心とが一致するように穿設され、各ガイドローラ1
2a〜12dおよび15a〜15fを支承する支軸21
を各貫通孔22に挿通させると共に、反対側に突出する
支軸螺軸部21aに袋ナット23を螺嵌させることによ
り、各ガイドローラ12a〜12dおよび15a〜15
fを所定位置に支承している。
【0010】なお、図8および図9に示すように前記各
部品取付け用凹入溝17,18の裏側に、当該凹入溝1
7,18の巾方向中心位置に合わせて断面V形の浅い溝
24を押出成形しておけば、貫通孔22を穿設する場合
に孔中心位置がずれるのを防止するのに役立つ。また、
固定フォーク1の両立ち上がり側壁部5でガイドローラ
14a〜14dを軸支する箇所には、凹入溝17,18
と同様の凹入溝25を外向きに形成しているが、これは
省くことが出来る。
部品取付け用凹入溝17,18の裏側に、当該凹入溝1
7,18の巾方向中心位置に合わせて断面V形の浅い溝
24を押出成形しておけば、貫通孔22を穿設する場合
に孔中心位置がずれるのを防止するのに役立つ。また、
固定フォーク1の両立ち上がり側壁部5でガイドローラ
14a〜14dを軸支する箇所には、凹入溝17,18
と同様の凹入溝25を外向きに形成しているが、これは
省くことが出来る。
【0011】プライマリーフォーク3の荷載置板11
は、取り扱う荷の巾に応じて任意の巾のものを使用する
ことが出来るが、ここでは固定フォーク1と略同一巾の
荷載置板11を中央部材10上に左右対称に捻子止めし
ている。
は、取り扱う荷の巾に応じて任意の巾のものを使用する
ことが出来るが、ここでは固定フォーク1と略同一巾の
荷載置板11を中央部材10上に左右対称に捻子止めし
ている。
【0012】セカンダリーフォーク2の出退駆動手段2
6は、図1、図2および図4に示すように、セカンダリ
ーフォーク2の中央底部に出退移動方向と平行に形成さ
れているラックギヤ用突条部8に歯切り加工して構成し
たラックギヤ27と、固定フォーク1の底板部4中央位
置に取付けられた軸受板28にラックギヤ27と噛み合
うように軸支された前後一対のピニオンギヤ29a,2
9bと、当該ピニオンギヤ29a,29bに同時に咬合
するように軸受板28に軸支されたアイドルギヤ30
と、出力軸に固定の駆動ギヤ31がアイドルギヤ30に
咬合するように軸受板28に取付けられた減速機付きモ
ータ32とから構成されている。
6は、図1、図2および図4に示すように、セカンダリ
ーフォーク2の中央底部に出退移動方向と平行に形成さ
れているラックギヤ用突条部8に歯切り加工して構成し
たラックギヤ27と、固定フォーク1の底板部4中央位
置に取付けられた軸受板28にラックギヤ27と噛み合
うように軸支された前後一対のピニオンギヤ29a,2
9bと、当該ピニオンギヤ29a,29bに同時に咬合
するように軸受板28に軸支されたアイドルギヤ30
と、出力軸に固定の駆動ギヤ31がアイドルギヤ30に
咬合するように軸受板28に取付けられた減速機付きモ
ータ32とから構成されている。
【0013】また、プライマリーフォーク3の出退駆動
手段33は、図1および図3に示すように、一対のチェ
ン34,35から構成されている。これら一対のチェン
34,35は、その一端34a,35aが固定フォーク
1に係止されると共に、中間部がセカンダリーフォーク
2両端に軸支された案内歯輪36,37によりUターン
せしめられ、他端34b,35bがプライマリーフォー
ク3の両端に係止されている。
手段33は、図1および図3に示すように、一対のチェ
ン34,35から構成されている。これら一対のチェン
34,35は、その一端34a,35aが固定フォーク
1に係止されると共に、中間部がセカンダリーフォーク
2両端に軸支された案内歯輪36,37によりUターン
せしめられ、他端34b,35bがプライマリーフォー
ク3の両端に係止されている。
【0014】これら両駆動手段26,33は従来周知の
ものであって、モータ32によりピニオンギヤ29a,
29bを回転駆動させることにより、固定フォーク1に
対しセカンダリーフォーク2を左右任意の方向に進出移
動させることが出来る。そしてこのセカンダリーフォー
ク2の進出移動により、一方のチェン34(または3
5)が案内歯輪36(または37)を介してプライマリ
ーフォーク3をセカンダリーフォーク2の進出方向へ引
っ張るので、プライマリーフォーク3がセカンダリーフ
ォーク2に対して同方向へ進出移動する。また、ピニオ
ンギヤ29a,29bを逆転させてセカンダリーフォー
ク2を後退移動させたときは、他方のチェン35(また
は34)が案内歯輪37(または36)を介してプライ
マリーフォーク3をセカンダリーフォーク2の後退方向
に引っ張るので、プライマリーフォーク3がセカンダリ
ーフォーク2に対して同方向へ後退移動することにな
る。
ものであって、モータ32によりピニオンギヤ29a,
29bを回転駆動させることにより、固定フォーク1に
対しセカンダリーフォーク2を左右任意の方向に進出移
動させることが出来る。そしてこのセカンダリーフォー
ク2の進出移動により、一方のチェン34(または3
5)が案内歯輪36(または37)を介してプライマリ
ーフォーク3をセカンダリーフォーク2の進出方向へ引
っ張るので、プライマリーフォーク3がセカンダリーフ
ォーク2に対して同方向へ進出移動する。また、ピニオ
ンギヤ29a,29bを逆転させてセカンダリーフォー
ク2を後退移動させたときは、他方のチェン35(また
は34)が案内歯輪37(または36)を介してプライ
マリーフォーク3をセカンダリーフォーク2の後退方向
に引っ張るので、プライマリーフォーク3がセカンダリ
ーフォーク2に対して同方向へ後退移動することにな
る。
【0015】なお、両チェン34,35の固定フォーク
1側の端部34a,35aは、図10に示す端部係止手
段38によって固定フォーク1に係止されている。この
係止手段38は、固定フォーク1上に固定されたスライ
ドガイド39上にチェン長さ方向に移動可能に嵌合支持
され且つチェン端部34a,35aを係止する可動体4
0と、この可動体40に対向する位置で固定フォーク1
上に固定された支持部材41と、この支持部材41に対
して回転不能で軸方向摺動のみ可能に貫通するスプリン
グ受け42と、可動体40を相対回転可能に貫通し且つ
スプリング受け42に螺合貫通するボルト43と、 動
体40とスプリング受け42との間でボルト43に遊嵌
された圧縮コイルスプリング44とから構成されてい
る。
1側の端部34a,35aは、図10に示す端部係止手
段38によって固定フォーク1に係止されている。この
係止手段38は、固定フォーク1上に固定されたスライ
ドガイド39上にチェン長さ方向に移動可能に嵌合支持
され且つチェン端部34a,35aを係止する可動体4
0と、この可動体40に対向する位置で固定フォーク1
上に固定された支持部材41と、この支持部材41に対
して回転不能で軸方向摺動のみ可能に貫通するスプリン
グ受け42と、可動体40を相対回転可能に貫通し且つ
スプリング受け42に螺合貫通するボルト43と、 動
体40とスプリング受け42との間でボルト43に遊嵌
された圧縮コイルスプリング44とから構成されてい
る。
【0016】而して、ボルト43の頭部43aは、スラ
イドガイド39の立ち上がり部に回転のみ可能に支持さ
れ、当該ボルト頭部43aを介してボルト43を回転さ
せることにより、スプリング受け42が移動してスプリ
ング44の初期圧縮応力、すなわちチェン34,35の
張力が調整されるように構成されている。
イドガイド39の立ち上がり部に回転のみ可能に支持さ
れ、当該ボルト頭部43aを介してボルト43を回転さ
せることにより、スプリング受け42が移動してスプリ
ング44の初期圧縮応力、すなわちチェン34,35の
張力が調整されるように構成されている。
【0017】チェン端部係止手段38は、チェン34,
35のプライマリーフォーク側端部34b,35bの係
止手段として利用しても良いが、図示例ではこのチェン
端部34b,35bを係止する係止部材45,46をプ
ライマリーフォーク3における荷載置板11の下側に捻
子止めしている。なお、セカンダリーフォーク2には、
内外両ガイドレール溝6,7間の上下両側面に、チェン
34,35が遊嵌する凹溝47,48が押出成形されて
いる。これら凹溝47,48の存在によりランニングフ
ォーク全体の厚さを一層薄くすることが出来る。
35のプライマリーフォーク側端部34b,35bの係
止手段として利用しても良いが、図示例ではこのチェン
端部34b,35bを係止する係止部材45,46をプ
ライマリーフォーク3における荷載置板11の下側に捻
子止めしている。なお、セカンダリーフォーク2には、
内外両ガイドレール溝6,7間の上下両側面に、チェン
34,35が遊嵌する凹溝47,48が押出成形されて
いる。これら凹溝47,48の存在によりランニングフ
ォーク全体の厚さを一層薄くすることが出来る。
【0018】
【考案の作用及び効果】以上のように本考案の荷移載用
ランニングフォークによれば、固定フォークの左右一対
の立ち上がり側壁部の内側に、断面形状が中広がり凸形
の凹入溝が押出成形されており、セカンダリーフォーク
の支持案内のための支持用ガイドローラと左右横方向位
置決め用ガイドブロックとの内、垂直荷重がかからない
ガイドブロックのみを、一端側が前記凹入溝内に係合す
ると共に他端側は当該ガイドブロックから露出しないボ
ルトナットによって、当該凹入溝の長さ方向移動固定自
在に取付け、垂直荷重がかかる支持用ガイドローラは、
当該立ち上がり側壁部を横断方向に貫通して固定された
水平支軸で支承するものであるから、次のような格別の
作用効果が期待出来る。
ランニングフォークによれば、固定フォークの左右一対
の立ち上がり側壁部の内側に、断面形状が中広がり凸形
の凹入溝が押出成形されており、セカンダリーフォーク
の支持案内のための支持用ガイドローラと左右横方向位
置決め用ガイドブロックとの内、垂直荷重がかからない
ガイドブロックのみを、一端側が前記凹入溝内に係合す
ると共に他端側は当該ガイドブロックから露出しないボ
ルトナットによって、当該凹入溝の長さ方向移動固定自
在に取付け、垂直荷重がかかる支持用ガイドローラは、
当該立ち上がり側壁部を横断方向に貫通して固定された
水平支軸で支承するものであるから、次のような格別の
作用効果が期待出来る。
【0019】即ち、ガイドブロック取付けのための孔空
け加工に要するコストの削減を図りながら、当該ガイド
ブロックは、立ち上がり側壁部の内側面に前記ボルトナ
ットで圧接させて取付けることにより、ブロック外端面
の位置精度を高めてセカンダリーフォークの左右横方向
位置決め精度を高めることが出来る。また、通常は当該
ガイドブロックの取付け用ボルトナットが立ち上がり側
壁部とセカンダリーフォークとの間に挟まれるので、締
めつけが弛んで当該ボルトナットが不測に脱落する危険
もない。更に、ガイドブロックの取付け位置も、ボルト
ナットを弛めることによりフォーク出し入れ方向に容易
に調整することが出来る。
け加工に要するコストの削減を図りながら、当該ガイド
ブロックは、立ち上がり側壁部の内側面に前記ボルトナ
ットで圧接させて取付けることにより、ブロック外端面
の位置精度を高めてセカンダリーフォークの左右横方向
位置決め精度を高めることが出来る。また、通常は当該
ガイドブロックの取付け用ボルトナットが立ち上がり側
壁部とセカンダリーフォークとの間に挟まれるので、締
めつけが弛んで当該ボルトナットが不測に脱落する危険
もない。更に、ガイドブロックの取付け位置も、ボルト
ナットを弛めることによりフォーク出し入れ方向に容易
に調整することが出来る。
【0020】一方、支持用ガイドローラは、立ち上がり
側壁部を横断方向に貫通して固定された水平支軸によ
り、十分な支持強度をもって支持することが出来るの
で、耐荷重性能に優れた荷移載用ランニングフォークを
構成することが出来る。
側壁部を横断方向に貫通して固定された水平支軸によ
り、十分な支持強度をもって支持することが出来るの
で、耐荷重性能に優れた荷移載用ランニングフォークを
構成することが出来る。
【図1】 全体の平面図である。
【図2】 全体の正面図である。
【図3】 プライマリーフォークの出退駆動手段を説明
する概略正面図である。
する概略正面図である。
【図4】 要部の拡大縦断側面図である。
【図5】 固定フォークの平面図である。
【図6】 セカンダリーフォークの平面図である。
【図7】 荷載置板を除くプライマリーフォークの平面
図である。
図である。
【図8】 ガイドブロックの取付け構造を示す縦断側面
図である。
図である。
【図9】 ガイドローラの取付け構造を説明する一部縦
断側面図である。
断側面図である。
【図10】 チェン端部係止手段を示す縦断面図であ
る。
る。
1 固定フォーク 2 セカンダリーフォーク 3 プライマリーフォーク 4 固定フォーク底板部 5 固定フォークの立ち上がり側壁部 6 セカンダリーフォークの外向きガイドレール溝 12a〜12d ガイドローラ 13a〜13d ガイドブロック 14a〜14d ガイドローラ 15a〜15f ガイドローラ 16a〜16d ガイドブロック 17 部品取付け用凹入溝 18 部品取付け用凹入溝
Claims (1)
- 【請求項1】固定フォーク(1) 、この固定フォーク(1)
に対し出退移動するセカンダリーフォーク(2) 、及びこ
のセカンダリーフォーク(2) に対し出退移動するプライ
マリーフォーク(3) を備え、固定フォーク(1) には、セ
カンダリーフォーク(2) の左右両側辺に設けられた外向
きガイドレール溝(6) に嵌合する支持用ガイドローラ(1
2a〜12d)と左右横方向位置決め用ガイドブロック(13a〜
13d)とが取付けられた荷移載用ランニングフォークであ
って、 固定フォーク(1) は、左右一対の立ち上がり側壁部(5)
と両側壁部(5) をつなぐ底板部(4) とを一体に押出成形
した押出成形品であって、左右一対の立ち上がり側壁部
(5) の内側には、断面形状が中広がり凸形の凹入溝(17)
が固定フォーク長さ方向に沿って押出成形され、 支持用ガイドローラ(12a〜12d)は、立ち上がり側壁部
(5) を横断方向に貫通して固定された水平支軸(21)で支
承され、 ガイドブロック(13a〜13d)は、一端側が凹入溝(17)内に
係合すると共に他端側は当該ガイドブロックから露出し
ないボルトナット(19,20) によって、凹入溝(17)の長さ
方向移動固定自在に取付けられた 荷移載用ランニングフォーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991104207U JPH0622643Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 荷移載用ランニングフォーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991104207U JPH0622643Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 荷移載用ランニングフォーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514007U JPH0514007U (ja) | 1993-02-23 |
JPH0622643Y2 true JPH0622643Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=14374530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991104207U Expired - Lifetime JPH0622643Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 荷移載用ランニングフォーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622643Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH523848A (de) * | 1971-09-20 | 1972-06-15 | Oehler Wyhlen Lagertechnik Ag | Lastverschiebevorrichtung |
JPS528053B2 (ja) * | 1972-04-28 | 1977-03-07 | ||
JPH0227244B2 (ja) * | 1984-09-17 | 1990-06-15 | Daifuku Kk | Suraidofuookunokudosochi |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP1991104207U patent/JPH0622643Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514007U (ja) | 1993-02-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19941220 |