JPH0622612B2 - 透析装置の校正方法 - Google Patents

透析装置の校正方法

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JPH0622612B2
JPH0622612B2 JP63134142A JP13414288A JPH0622612B2 JP H0622612 B2 JPH0622612 B2 JP H0622612B2 JP 63134142 A JP63134142 A JP 63134142A JP 13414288 A JP13414288 A JP 13414288A JP H0622612 B2 JPH0622612 B2 JP H0622612B2
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dialyzer
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、除水(限外過)量が直接コントロールでき
ダイアライザの限外過能の変化に関係なく所望の除水
が行える透析装置の校正方法に関する。
<従来の技術> 従来、透析装置では、チューブ状の膜で内室、外室を仕
切り、これらに血液と透析液とを夫々反対方向に流し、
血液の透析・除水を行うダイアライザが用いられる。所
望の除水を行う為、ダイアライザの膜を挾んで、血液回
路側の圧力と透析液回路側の圧力が測定され、これら圧
力の差である限外過圧TMPが設定限外過圧になる
ように、例えば透析液回路側に設けられた陰圧ポンプが
制御される。
前記ダイアライザの限外過能UFRPは時間の経過と
共に低下し、設定過圧が一定のままだと所望の除水を
行えない。従来、特開昭59−2749号に示されるよ
うな方法によって限外過能UFRPの低下による誤差
を修正している。この従来例では、前記ダイアライザの
限外過能UFRPを測定する装置を設け、人工透析の
途中で所定時間毎に限外過能を測定し、この測定結果
に基づき所望の除水が行えるように新たな設定限外過
圧を演算し直し、限外過圧TMPがこの設定限外過
圧になるように前記陰圧ポンプを制御している。
しかしながら、このような装置では、限外過能を測定
する手段が必要で構成が複雑となり、また、人工透析
(所要時間:5〜7時間)の途中(例えば30分間隔)
で限外過能の測定を何回も行う必要がある為、その間
透析が出来なかったり、限外過能UFRPに誤差が生
ずる欠点がある。
本件出願人は先に特願昭61−246320号によって
上記した欠点のない透析装置を提案した。第3図はこの
発明に基づく透析装置の具体例を示す構成図である。図
中、1は患者、2はチューブ状の膜2aで内室2b、外
室2cに仕切られ夫々に血液と透析液が反対方向に流さ
れるダイアライザ、3は患者1とダイアライザ2の血液
側の入口2bとの間の血液回路、4はダイアライザ2
の血液側の出口2bと患者1との間の血液回路、5は
ダイアライザ2の透析液側の入口2cに接続された入
口側透析液回路、6はダイアライザ2の透析液側の出口
2cに接続された出口側透析液回路、7はダイアライ
ザ2の透析液側の出口2cに接続された分岐回路であ
る。
8は入口側透析液回路5と出口側透析液回路6間を接続
するバイパス回路、9はバイパス回路8より上流の入口
側透析液回路5に設けられた流量測定用のオリフィス、
10はバイパス回路8より下流の出口側透析液回路6に
設けられた流量測定用のオリフィス、11は入口側透析
液回路5に定流量の透析液を流す定流量弁である。
はダイアライザ2へ患者1からの血液を送液する血
液ポンプ、Pは出口側透析液回路6に設けられた制御
ポンプ、Pは分岐回路7に設けられた除水ポンプ、V
は入口側透析液回路5に設けられたバルブ、Vは出
口側透析液回路6に設けられたバルブ、Vはバイパス
回路8に設けられたバルブである。
CNTは制御部でこの中にオリフィス9,10からの差
圧信号M,Mを切換えるマルチプレクサ12、A/
D変換器13、CPU14、ドライブ回路15等が含ま
れてる。
このような構成で、透析時、血液ポンプP、制御ポン
プP、除水ポンプPを回転し、バルブV,V
開き、バルブVを閉とし、定流量弁11より一定流量
の透析液をダイアライザ2に送って透析を行う。入口側
透析液回路5を流れる透析液の流量はオリフィス9の差
圧Mに基づき測定され、出口側透析液回路6を流れる
流量はオリフィス10の差圧Mに基づき測定される。
除水ポンプPの回転によりダイアライザ2の透析液側
の出口2bの透析液流量が減少しようとする。出口側
透析液回路6を流れる流量を入口側透析液回路5を流れ
る流量と等しくなるように制御ポンプPをコントロー
ルすると、このポンプの回転数が増して透析液側の液圧
が下がり、ダイアライザ膜2aを介して血液側から透析
液側に水が移動して除水が行われる。このときに除水ポ
ンプPで引いた流量が除水量となる。
この装置は除水量が除水ポンプPの回転数から直接求
められ、限外過能を測定する手段が要らず、ダイアラ
イザ2の限外過能の低下に関わらず、除水ポンプP
を制御することによって所望の除水量が得られる利点が
ある。
<発明が解決しようとする課題> ところで、このような測定装置ではオリフィス9,10
並びにこれらオリフィスからの差圧を電気信号に変換す
る差圧計の器差誤差を補償するため校正が行われる。校
正は、除水ポンプPを止め除水量をゼロにし、制御ポ
ンプPを止めて、バルブV,Vを閉、バルブV
を開として、オリフィス9,及びオリフィス10に同一
流量の透析液を流し、そのときのオリフィス9の差圧M
c及びオリフィス10の差圧Mcを記憶させ、透析
時、 M−M=Mc−Mc …(1) となるように制御ポンプPを制御して器差誤差を補償
している。
しかしながら、定流量弁11は第4図に示す流量特性を
有し、下流側の圧力状態によって定流量弁11にかかる
差圧が変化し流量特性が変化する欠点がある。この原因
の一つは制御ポンプPの圧損の影響による。透析液が
制御ポンプPを通過するとき圧損が生ずる。圧損は制
御ポンプPの回転状態によって変化する。校正時、回
転数が低い場合、圧損が増え定流量弁11にかかる差圧
が小さくなって流量が少なくなる。校正時と透析時とで
オリフィス9を流れる流量がこのように変化してしまう
と正しい校正は行えない。
もう一つの原因は除水ポンプPを止めたことによる影
響である。透析時には除水ポンプPが回転しており透
析液圧は低くなっているが、校正時、除水ポンプP
止められると液圧が上がり、定流量弁11にかかる差圧
が小さくなって、先の場合と同様、オリフィス9を流れ
る流量が変って正しい校正が行えない。
本発明の解決しようとする技術的課題は、前記透析装置
において、前記定流量弁の下流側の圧力状態が透析時と
校正時とで変らず流量変化が起こらないようにし正確な
校正が行えるようにすることにある。
<課題を解決するための手段> 本発明方法の第1の発明の構成は、前記したダイアライ
ザの入口側透析液回路及び出口側透析液回路を流れる流
量が等しくなるように前記制御ポンプを制御し、前記除
水ポンプによって所望の除水を行うようにした透析装置
において、校正時、前記制御ポンプを透析時と同じ回転
状態に保持し、透析液を前記ダイアライザをバイパスし
て前記入口側透析液回路及び出口側透析液回路に流し夫
々の回路を流れる流量を検出して校正値として記憶さ
せ、透析時、前記入口側透析液回路及び出口側透析液回
路を流れる流量の差が前記検出信号の差に一致するよう
に制御したことにある。
本発明方法の第2の発明の構成は、前記透析装置におい
て、校正時、前記入口側透析液回路に設けた差圧流量検
出手段によって校正動作に入る直前の透析時における差
圧を検出して記憶させておき、透析液を前記ダイアライ
ザをバイパスして前記入口側透析液回路及び出口側透析
液回路に流し、前記流量検出手段の検出値が前記差圧と
一致するように前記制御ポンプを制御し、このときの前
記入口側透析液回路及び出口側透析液回路を流れる流量
に対応した信号を検出し記憶させ、透析時、前記入口側
透析液回路及び出口側透析液回路を流れる流量の差が前
記記憶させた信号の差に一致するように制御したことに
ある。
<作用> 前記の技術手段は次のように作用する。即ち、前記第1
の発明において、前記除水ポンプを止めた状態で透析状
態に切換えて前記制御ポンプを制御し、このときの制御
ポンプの回転をホールドして校正状態に切換え流量信号
の読み込みを行う。このように回路には透析時に近い状
態の流量が流れており、校正時と透析時とで流量制御誤
差を小さくすることができる。
前記第2の発明において、前記ダイアライザの入口側透
析液回路に設けられた前記流量検出手段の差圧は透析時
と変らない。この状態で流量信号の読み込みを行えば、
校正時と透析時とで流量制御誤差を小さくできる。
<実施例> 以下、第1図及び第2図のフローチャートに従い本発明
方法を説明する。尚、本発明方法を実施する装置は第3
図に示すものと実質的に変らないのでこの図を使って本
発明方法を説明する。
第1の発明について第1図のフローチャートに従い説明
を行う。先ず、バルブV,Vを閉、バルブVを開
とし流路を校正状態とする(ステップ(1))。この状
態で制御ポンプPを止めた状態で、オリフィス9,1
0の差圧信号をCPU14に読込む(ステップ
(2))。バルブV,Vを開、バルブVを閉とし
て、流路を透析状態に切換え(ステップ(3))、除水
ポンプPを止めて読込んだ信号に基づき(1)式に従
って制御ポンプPを制御する(ステップ(4))。こ
のときの制御ポンプPの回転をホールドし流路を校正
状態に切換える(ステップ(5))、オリフィス9,1
0の差圧信号をCPU14に読込む(ステップ
(6))。透析時、この読込んだ信号に基づき(1)式
に従って制御ポンプPを制御している。制御ポンプP
は透析時と近い状態で回転しているため、透析時に近
い流量が流れており、校正時と透析時とで流量制御誤差
を小さくすることができる。
次に第2の発明について第2図のフローチャートに従い
説明を行う。先ず、透析状態から校正状態に移行する直
前のオリフィス9の差圧信号をCPU14に読込む(ス
テップ(1))。バルブV,Vを閉、バルブV
開とし流路を校正状態に切換える(ステップ(2))。
除水ポンプPを止め、オリフィス9の差圧信号が読込
んだ差圧信号に一致するように制御ポンプPを制御す
る(ステップ(3))。この状態でオリフィス9,10
の差圧信号を読込み記憶する(ステップ(4))。透析
時、この読込んだ信号に基づき(1)式に従って制御ポ
ンプPを制御する。
本方法によれば回路に透析時と同じ流量が流れており、
校正時と透析時とで流量制御誤差を更に小さくすること
ができる。尚、校正時、透析液はダイアライザ2をバイ
パスして流れるダイアライザの圧損は小さいので流路が
変っても定流量弁11にかかる差圧は変らない。
<発明の効果> 本発明方法によれば前記定流量弁の下流側の圧力状態が
透析時と校正時とで変らず流量変化が起こらないため正
確な校正が行える。尚、校正は治療前に行う程度で良く
透析効率を低下させることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の第1の発明を説明するためのフロ
ーチャート、第2図は本発明方法の第2の発明を説明す
るためのフローチャート、第3図は従来の透析装置の構
成図、第4図は定流量弁の流量特性図である。 1……患者、2……ダイアライザ、3,4……血液回
路、5……入口側透析液回路、6……出口側透析液回
路、7……分岐回路、8……バイパス回路、9,10…
…オリフィス、11……定流量弁、P……血液ポン
プ、P……制御ポンプ、P……除水ポンプ、V
,V……バルブ、CNT……制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイアライザの透析液側の入口に接続され
    た入口側透析液回路に定流量弁を設け、前記ダイアライ
    ザの透析液側の出口に接続された出口側透析液回路及び
    分岐回路に夫々制御ポンプ及び除水ポンプを設け、透析
    時、前記入口側透析液回路及び出口側透析液回路を流れ
    る流量が等しくなるように前記制御ポンプを制御し、前
    記除水ポンプによって所望の除水を行うようにした透析
    装置において、校正時、前記制御ポンプを透析時と同じ
    回転状態に保持し、透析液を前記ダイアライザをバイパ
    スして前記入口側透析液回路及び出口側透析液回路に流
    し夫々の回路を流れる流量を検出して校正値として記憶
    させ、透析時、前記入口側透析液回路及び出口側透析液
    回路を流れる流量の差が前記検出信号の差に一致するよ
    うに制御したことを特徴とする透析装置の校正方法。
  2. 【請求項2】ダイアライザの透析液側の入口に接続され
    た入口側透析液回路に定流量弁を設け、前記ダイアライ
    ザの透析液側の出口に接続された出口側透析液回路及び
    分岐回路に夫々制御ポンプ及び除水ポンプを設け、透析
    時、前記入口側透析液回路及び出口側透析液回路を流れ
    る流量が等しくなるように前記制御ポンプを制御し、前
    記除水ポンプによって所望の除水を行うようにした透析
    装置において、校正時、前記入口側透析液回路に設けた
    差圧流量検出手段によって校正動作に入る直前の透析時
    における差圧を検出して記憶させておき、透析液を前記
    ダイアライザをバイパスして前記入口側透析液回路及び
    出口側透析液回路に流し、前記流量検出手段の検出値が
    前記差圧と一致するように前記制御ポンプを制御し、こ
    のときの前記入口側透析液回路及び出口側透析液回路を
    流れる流量に対応した信号を検出し記憶させ、透析時、
    前記入口側透析液回路及び出口側透析液回路を流れる流
    量の差が前記記憶させた信号の差に一致するように制御
    したことを特徴とする透析装置の校正方法。
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SE510286C2 (sv) * 1997-09-22 1999-05-10 Gambro Med Tech Ab Förfarande och anordning för övervakning av infusionspump i en hemo- eller hemodiafiltreringsmaskin
US6691047B1 (en) * 2000-03-16 2004-02-10 Aksys, Ltd. Calibration of pumps, such as blood pumps of dialysis machine

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