JPH11151294A - 輸液ポンプをモニタする方法及び装置 - Google Patents
輸液ポンプをモニタする方法及び装置Info
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- JPH11151294A JPH11151294A JP10268348A JP26834898A JPH11151294A JP H11151294 A JPH11151294 A JP H11151294A JP 10268348 A JP10268348 A JP 10268348A JP 26834898 A JP26834898 A JP 26834898A JP H11151294 A JPH11151294 A JP H11151294A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 血液透過濾過または血液濾過用の装置におい
て輸液ポンプをモニタする方法および装置を提供する。 【解決手段】 血液透過濾過または血液濾過用の装置は
流量計が配置されている透析溶液用の第１液流回路を含
む。更に、血液用の第２液流回路が含まれている。透析
器または血液濾過器は半透膜によって、第１液流回路に
接続されている第１チャンバと第２液流回路に接続され
ている第２チャンバとに分けられている。更に、第１液
流回路内の輸液溶液の出口から第２液流回路内の連結部
に延びる輸液ポンプを備えた第３液流回路を備えてい
る。透析器は弁によって第１液流回路から分離されて、
輸液ポンプは第１液流回路の流量計と直列に接続され
る。輸液ポンプのモニタは、輸液ポンプを流れる期待流
量と流量計を流れる測定流量を比較することによって行
われる。
て輸液ポンプをモニタする方法および装置を提供する。 【解決手段】 血液透過濾過または血液濾過用の装置は
流量計が配置されている透析溶液用の第１液流回路を含
む。更に、血液用の第２液流回路が含まれている。透析
器または血液濾過器は半透膜によって、第１液流回路に
接続されている第１チャンバと第２液流回路に接続され
ている第２チャンバとに分けられている。更に、第１液
流回路内の輸液溶液の出口から第２液流回路内の連結部
に延びる輸液ポンプを備えた第３液流回路を備えてい
る。透析器は弁によって第１液流回路から分離されて、
輸液ポンプは第１液流回路の流量計と直列に接続され
る。輸液ポンプのモニタは、輸液ポンプを流れる期待流
量と流量計を流れる測定流量を比較することによって行
われる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は血液透析濾過装置ま
たは血液濾過装置において輸液ポンプをモニタする方法
及び装置に関するものである。特に、本発明は前記の輸
液ポンプを較正する方法及び装置に関するものである。
たは血液濾過装置において輸液ポンプをモニタする方法
及び装置に関するものである。特に、本発明は前記の輸
液ポンプを較正する方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来型の血液透析装置はヨーロッパ特許Ｅ
Ｐ−Ｂ１−２７８１００に開示されている。このような
透析装置はＧＡＭＢＲＯＡＫ２００ＵＬＴＲＡの商標で
市販されており、血液透析治療、血液透析濾過治療また
は血液濾過治療を行えるようにになっている。
Ｐ−Ｂ１−２７８１００に開示されている。このような
透析装置はＧＡＭＢＲＯＡＫ２００ＵＬＴＲＡの商標で
市販されており、血液透析治療、血液透析濾過治療また
は血液濾過治療を行えるようにになっている。
【０００３】透析装置によって、適度の濃度のナトリウ
ム、重炭酸塩、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
塩化物、酢酸塩のイオンから成る透析溶液が調合され
る。場合によってはブドウ糖およびその他のイオンを含
むことはもちろんのことである。これらは全て水に溶け
ている。透析溶液中のこれらのイオン濃度は、一般には
血液中の濃度と鏡像の関係に有り、その鏡境界線はそれ
らのイオンの血液中での正常濃度である。従って、血液
中のあるイオンの濃度が正常濃度より増加している場合
には、透析溶液中のそのイオン濃度は正常濃度に比較し
て減らされる。溶液のｐＨは７．１〜７．４に調整され
る。
ム、重炭酸塩、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
塩化物、酢酸塩のイオンから成る透析溶液が調合され
る。場合によってはブドウ糖およびその他のイオンを含
むことはもちろんのことである。これらは全て水に溶け
ている。透析溶液中のこれらのイオン濃度は、一般には
血液中の濃度と鏡像の関係に有り、その鏡境界線はそれ
らのイオンの血液中での正常濃度である。従って、血液
中のあるイオンの濃度が正常濃度より増加している場合
には、透析溶液中のそのイオン濃度は正常濃度に比較し
て減らされる。溶液のｐＨは７．１〜７．４に調整され
る。
【０００４】血液透析治療において、その溶液は透析器
で透析を行うために用いられる。透析器は半透膜で２つ
のチャンバに分けられている。処理すべき血液がその薄
膜の一方の側を流れ同時に透析装置で調合された透析溶
液がもう一方の側を流れる。薄膜を通して、イオンの拡
散が血液を適当な状態に調節するように起こり、少なく
とも一部において、腎臓の機能に代わる。更に、患者は
正常な方法で過剰な液体を除去することが出来ないの
で、血液からある量の液体が取り除かれる。薄膜を通し
て除去される液体の流れを限界濾過液流と言う。
で透析を行うために用いられる。透析器は半透膜で２つ
のチャンバに分けられている。処理すべき血液がその薄
膜の一方の側を流れ同時に透析装置で調合された透析溶
液がもう一方の側を流れる。薄膜を通して、イオンの拡
散が血液を適当な状態に調節するように起こり、少なく
とも一部において、腎臓の機能に代わる。更に、患者は
正常な方法で過剰な液体を除去することが出来ないの
で、血液からある量の液体が取り除かれる。薄膜を通し
て除去される液体の流れを限界濾過液流と言う。
【０００５】血液透析濾過中には、限界濾過液流は患者
の液体バランスを回復するのに必要な流量よりも多くな
るので、その取替えとして輸液溶液が血液に加えられ、
限界濾過液流の増加が許容されるようにする。血液濾過
中には、実質的な透析は起こらないが、代わりに血液が
濾過され、限界濾過量の一部が輸液溶液として血液に加
えられる。限界濾過量と加えられる代替量の差が液体バ
ランスを回復するために患者から取除かれる液体の量と
なる。輸液溶液は、「前輸液」と呼ばれるプロセスでは
透析器または血液濾過器の上流で、また、「後輸液」と
呼ばれるプロセスでは透析器または血液濾過器の下流で
加えられる。
の液体バランスを回復するのに必要な流量よりも多くな
るので、その取替えとして輸液溶液が血液に加えられ、
限界濾過液流の増加が許容されるようにする。血液濾過
中には、実質的な透析は起こらないが、代わりに血液が
濾過され、限界濾過量の一部が輸液溶液として血液に加
えられる。限界濾過量と加えられる代替量の差が液体バ
ランスを回復するために患者から取除かれる液体の量と
なる。輸液溶液は、「前輸液」と呼ばれるプロセスでは
透析器または血液濾過器の上流で、また、「後輸液」と
呼ばれるプロセスでは透析器または血液濾過器の下流で
加えられる。
【０００６】透析装置は輸液の流れを起こすために、透
析装置の輸液溶液の出口に接続された輸液ポンプを備え
る。輸液溶液は通常は透析溶液と同じである。輸液溶液
は輸液ポンプと細菌濾過器を通って、患者の血液に供給
される。輸液ポンプは、上記の透析装置ＧＡＭＢＲＯＡ
Ｋ２００ＵＬＴＲＡで使用されているように所謂蠕動型
ポンプであってもよい。
析装置の輸液溶液の出口に接続された輸液ポンプを備え
る。輸液溶液は通常は透析溶液と同じである。輸液溶液
は輸液ポンプと細菌濾過器を通って、患者の血液に供給
される。輸液ポンプは、上記の透析装置ＧＡＭＢＲＯＡ
Ｋ２００ＵＬＴＲＡで使用されているように所謂蠕動型
ポンプであってもよい。
【０００７】治療前に透析装置に管セットを取付け、そ
の構成部品に液体を満たし空気を全て排出しなければな
らない。これは、通常は、管セットの種々の管及び部品
に殺菌した塩化ナトリウム溶液を流し込む充填段階で行
われる。透析装置の導管システムもまた透析溶液で満た
される。輸液回路の充填中に、細菌濾過器から出ている
専用の脱気導管を用いて空気は排出され、細菌濾過器は
充填液で完全に満たされる。看護婦は、細菌濾過器から
の通常の流出導管に配置されている鉗子または管クラン
プを使用して、そこを通る流れを遮断する。更に、細菌
濾過器からの脱気導管の管クランプを開く。細菌濾過器
の脱気の後に、看護婦は脱気導管の管クランプを閉じ同
様に流出導管から鉗子を取除き、または管クランプを開
いて、充填が続けられる。
の構成部品に液体を満たし空気を全て排出しなければな
らない。これは、通常は、管セットの種々の管及び部品
に殺菌した塩化ナトリウム溶液を流し込む充填段階で行
われる。透析装置の導管システムもまた透析溶液で満た
される。輸液回路の充填中に、細菌濾過器から出ている
専用の脱気導管を用いて空気は排出され、細菌濾過器は
充填液で完全に満たされる。看護婦は、細菌濾過器から
の通常の流出導管に配置されている鉗子または管クラン
プを使用して、そこを通る流れを遮断する。更に、細菌
濾過器からの脱気導管の管クランプを開く。細菌濾過器
の脱気の後に、看護婦は脱気導管の管クランプを閉じ同
様に流出導管から鉗子を取除き、または管クランプを開
いて、充填が続けられる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】人間的な要素によっ
て、看護婦は鉗子を取除くことまたは管クランプを開く
ことを忘れるかも知れない。この場合は輸液は行われな
いことになってしまう。これは修正されなければ、治療
にとって深刻な結果になるだろう。
て、看護婦は鉗子を取除くことまたは管クランプを開く
ことを忘れるかも知れない。この場合は輸液は行われな
いことになってしまう。これは修正されなければ、治療
にとって深刻な結果になるだろう。
【０００９】輸液ポンプは蠕動型ポンプでもよい。この
ポンプは所望の輸液流または体積を流すように所定のス
ピードまたは回転数で駆動される。しかし、蠕動ポンプ
は入口の圧力に敏感であり、個々の治療のためにポンプ
を較正し、その上或いはまたは、蠕動ポンプの個々の回
転数で所望の輸液量が実際に達成されているか否かチェ
ックすることが望ましい。
ポンプは所望の輸液流または体積を流すように所定のス
ピードまたは回転数で駆動される。しかし、蠕動ポンプ
は入口の圧力に敏感であり、個々の治療のためにポンプ
を較正し、その上或いはまたは、蠕動ポンプの個々の回
転数で所望の輸液量が実際に達成されているか否かチェ
ックすることが望ましい。
【００１０】蠕動ポンプはポンプセグメントの閉塞が完
全でないためにリークし、結果的には流量がゼロになる
かも知れない。更に、使用者が当の透析装置用につくら
れたものでない管セット、例えば模造品を取付ければ、
適正な輸液流量が得られず、問題が生じるだろう。充填
中に細菌濾過器の空気が全て完全に排出されたかどう
か、または細菌濾過器に妨害物またはリークがあるかど
うかを示すことも望ましいだろう。
全でないためにリークし、結果的には流量がゼロになる
かも知れない。更に、使用者が当の透析装置用につくら
れたものでない管セット、例えば模造品を取付ければ、
適正な輸液流量が得られず、問題が生じるだろう。充填
中に細菌濾過器の空気が全て完全に排出されたかどう
か、または細菌濾過器に妨害物またはリークがあるかど
うかを示すことも望ましいだろう。
【００１１】本発明の目的は上記の動作欠陥の検出を可
能にする方法及び装置を提供することである。さらに他
の目的は、標準的に透析装置の一部を形成する実質的な
専用部品が使用される上記の方法及び装置を提供するこ
とである。
能にする方法及び装置を提供することである。さらに他
の目的は、標準的に透析装置の一部を形成する実質的な
専用部品が使用される上記の方法及び装置を提供するこ
とである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】したがって、血液透析濾
過または血液濾過のための装置において、輸液ポンプを
モニタする方法が提供される。
過または血液濾過のための装置において、輸液ポンプを
モニタする方法が提供される。
【００１３】
【発明の実施形態】本装置は、透析溶液用の第１液流回
路、前記第１液流回路に配置された流量計、血液用の第
２液流回路、前記第１液流回路に接続された第1チャン
バと前記第２液流回路に接続された第２チャンバとに半
透膜によって分けられている透析器または血液濾過器、
第１液流回路の輸液溶液の出口から第２液流回路内の連
結部に延びる輸液ポンプを備えた第３液流回路とから成
る。本方法は、第１液流回路から透析器を分離するステ
ップ、輸液ポンプを第１液流回路の流量計と直列に接続
するステップ、そして、輸液ポンプを通る期待流量と流
量計を通る測定流量とを比較することによって輸液ポン
プをモニタするステップとから成る。このようにして、
輸液ポンプは流量計に関して較正される。
路、前記第１液流回路に配置された流量計、血液用の第
２液流回路、前記第１液流回路に接続された第1チャン
バと前記第２液流回路に接続された第２チャンバとに半
透膜によって分けられている透析器または血液濾過器、
第１液流回路の輸液溶液の出口から第２液流回路内の連
結部に延びる輸液ポンプを備えた第３液流回路とから成
る。本方法は、第１液流回路から透析器を分離するステ
ップ、輸液ポンプを第１液流回路の流量計と直列に接続
するステップ、そして、輸液ポンプを通る期待流量と流
量計を通る測定流量とを比較することによって輸液ポン
プをモニタするステップとから成る。このようにして、
輸液ポンプは流量計に関して較正される。
【００１４】好ましい実施例では、流量計は流入量と流
出量の測定部分を持つ複式の流量計としてつくられ、且
つ流入量用の流量計部分は輸液ポンプと直列に接続され
るように構成されている。また、流量計は限外濾過計量
ポンプを備えてもよい。
出量の測定部分を持つ複式の流量計としてつくられ、且
つ流入量用の流量計部分は輸液ポンプと直列に接続され
るように構成されている。また、流量計は限外濾過計量
ポンプを備えてもよい。
【００１５】他の方法として、第１液流回路の流れをバ
イパス導管を介して透析器または血液濾過器をバイパス
させて、流量計により第１液流回路における流入量と流
出量の差を定量することができる。
イパス導管を介して透析器または血液濾過器をバイパス
させて、流量計により第１液流回路における流入量と流
出量の差を定量することができる。
【００１６】さらに、血液透析濾過器または血液濾過器
のための装置において輸液ポンプを監視する装置が提供
される。その装置は、輸液溶液用の第１液流回路、前記
第１液流回路に配置された流量計、血液用の第２液流回
路、前記第１液流回路に接続された第１チャンバと前記
第２液流回路に接続された第２チャンバとに半透膜によ
って分けられている透析器または血液濾過器、前記第１
液流回路からの輸液溶液の出口から第２液流回路内の連
結部に延びる輸液ポンプを備えた第３液流回路とから成
る。本発明により、上記の装置はさらに、第１液流回路
から透析器を分離して輸液ポンプを第１液流回路の流量
計と直列に接続するための第１弁、及び輸液ポンプを流
れる期待流量と流量計を流れる測定流量とを比較して輸
液ポンプをモニタする装置から成る。
のための装置において輸液ポンプを監視する装置が提供
される。その装置は、輸液溶液用の第１液流回路、前記
第１液流回路に配置された流量計、血液用の第２液流回
路、前記第１液流回路に接続された第１チャンバと前記
第２液流回路に接続された第２チャンバとに半透膜によ
って分けられている透析器または血液濾過器、前記第１
液流回路からの輸液溶液の出口から第２液流回路内の連
結部に延びる輸液ポンプを備えた第３液流回路とから成
る。本発明により、上記の装置はさらに、第１液流回路
から透析器を分離して輸液ポンプを第１液流回路の流量
計と直列に接続するための第１弁、及び輸液ポンプを流
れる期待流量と流量計を流れる測定流量とを比較して輸
液ポンプをモニタする装置から成る。
【００１７】好ましい実施例では、第１の弁は出口を透
析器とつなぐ導管に配置される。これにより、第１液流
回路の流れは止まり、流量計を通る全流量は輸液ポンプ
を流れる。或いは、第１弁は透析器を第１液流回路とつ
なぐ導管に配置されて、透析器は第１液流回路から完全
に分離される。このようにして、第２弁は透析液流をバ
イパス導管を介して透析器を通り越して接続する。さら
に、輸液ポンプを通る期待流量と、流量計を通る流入量
と流出量の差とを比較することにより輸液ポンプをモニ
タする装置が設けられる。
析器とつなぐ導管に配置される。これにより、第１液流
回路の流れは止まり、流量計を通る全流量は輸液ポンプ
を流れる。或いは、第１弁は透析器を第１液流回路とつ
なぐ導管に配置されて、透析器は第１液流回路から完全
に分離される。このようにして、第２弁は透析液流をバ
イパス導管を介して透析器を通り越して接続する。さら
に、輸液ポンプを通る期待流量と、流量計を通る流入量
と流出量の差とを比較することにより輸液ポンプをモニ
タする装置が設けられる。
【００１８】他の実施例では、流量計は第１液流回路に
液体を供給する限外濾過ポンプを含み、この場合には第
１液流回路において流入量と流出量とは等しくなる。本
発明による方法及び装置のさらに他の目的、特徴、利
益、および特質は、添付図面に関連する本発明の好まし
い実施例についての次の説明から明白になるでろう。
液体を供給する限外濾過ポンプを含み、この場合には第
１液流回路において流入量と流出量とは等しくなる。本
発明による方法及び装置のさらに他の目的、特徴、利
益、および特質は、添付図面に関連する本発明の好まし
い実施例についての次の説明から明白になるでろう。
【００１９】
【実施例】図１は透析装置、例えばＧＡＭＢＲＯＡＫ２
００ＵＬＴＲＡ型装置の一部の模式線図を示す。図１の
透析装置は、通常はＲＯユニットから得られる純水の入
口１を有する。更に、矢印３４５で示す１または複数の
濃縮物から成る所望の組成の透析溶液を調合する調合ユ
ニット２を備える。調合ユニット２は従来のものなの
で、これ以上詳しくは説明しない。
００ＵＬＴＲＡ型装置の一部の模式線図を示す。図１の
透析装置は、通常はＲＯユニットから得られる純水の入
口１を有する。更に、矢印３４５で示す１または複数の
濃縮物から成る所望の組成の透析溶液を調合する調合ユ
ニット２を備える。調合ユニット２は従来のものなの
で、これ以上詳しくは説明しない。
【００２０】ポンプ６は、流量計７及び第１導管８を介
して第１濾過器９に透析溶液を送り込む。濾過器９は何
回かの治療に使用される濾過器であり、大きな表面積を
持っている。濾過器９は所定の大きさ以下、例えば直径
５ｎｍ以下の物質、分子及びイオンを通過させる。
して第１濾過器９に透析溶液を送り込む。濾過器９は何
回かの治療に使用される濾過器であり、大きな表面積を
持っている。濾過器９は所定の大きさ以下、例えば直径
５ｎｍ以下の物質、分子及びイオンを通過させる。
【００２１】濾過された透析溶液は導管１０に沿って流
れて出口１１に至り、そこから輸液溶液が取り出される。
導管１２は出口１１から絞り弁１３に延びる。この絞り
弁により、絞り弁の上流の圧力は実質的に一定、例えば
＋５０ｍｍＨｇに保たれている。導管１４は絞り弁１３
から切換え弁１５に延び、さらに管１６を通って透析器
１７に延びている。導管１８は透析器１７から弁１９に
延びている。導管２０が弁１９から流量計７に戻ってい
る。透析液は流量計を通り、ポンプ２１及び装置２２を
通って流出口２３に流れる。
れて出口１１に至り、そこから輸液溶液が取り出される。
導管１２は出口１１から絞り弁１３に延びる。この絞り
弁により、絞り弁の上流の圧力は実質的に一定、例えば
＋５０ｍｍＨｇに保たれている。導管１４は絞り弁１３
から切換え弁１５に延び、さらに管１６を通って透析器
１７に延びている。導管１８は透析器１７から弁１９に
延びている。導管２０が弁１９から流量計７に戻ってい
る。透析液は流量計を通り、ポンプ２１及び装置２２を
通って流出口２３に流れる。
【００２２】流量計７は二つの部分即ちチャンネル４
６，４７から成り、流入量と流出量は別々に測定され
る。更に、流出量と流入量の差の正確な値が得られる。
この差が通常透析器１７で除去される限界濾過流に相当
する。導管２４は濾過器９から弁２５を介して流出口２
６に延びる。透析器１７をバイパスするバイパス導管２
７は弁１５と１９の間に連結されている。
６，４７から成り、流入量と流出量は別々に測定され
る。更に、流出量と流入量の差の正確な値が得られる。
この差が通常透析器１７で除去される限界濾過流に相当
する。導管２４は濾過器９から弁２５を介して流出口２
６に延びる。透析器１７をバイパスするバイパス導管２
７は弁１５と１９の間に連結されている。
【００２３】導管２８は出口１１から蠕動ポンプ２９に
延び、さらに導管３０を介して細菌濾過器３１に延び
る。細菌濾過器の脱気用導管３２は細菌濾過器のもう一
方の端に接続されている。更に、導管３３は細菌濾過器
からドリップチャンバ３４に延びている。細菌濾過器３
１は通常は一度だけ使用され、使用前に殺菌消毒され
る。また、透析装置は体外血液回路を備えている。例え
ば、患者の腕３５の瘻から、動脈針３６を介して身体か
ら血液が取り出される。その動脈針は導管３７及び蠕動
ポンプ３８を経て透析器１７の下端に延びている。調節
された血液は透析器の上端から導管２９を通ってドリッ
プチャンバ３４に移され、そこで脱気されて導管４０及
び静脈針４０を経て患者に戻される。
延び、さらに導管３０を介して細菌濾過器３１に延び
る。細菌濾過器の脱気用導管３２は細菌濾過器のもう一
方の端に接続されている。更に、導管３３は細菌濾過器
からドリップチャンバ３４に延びている。細菌濾過器３
１は通常は一度だけ使用され、使用前に殺菌消毒され
る。また、透析装置は体外血液回路を備えている。例え
ば、患者の腕３５の瘻から、動脈針３６を介して身体か
ら血液が取り出される。その動脈針は導管３７及び蠕動
ポンプ３８を経て透析器１７の下端に延びている。調節
された血液は透析器の上端から導管２９を通ってドリッ
プチャンバ３４に移され、そこで脱気されて導管４０及
び静脈針４０を経て患者に戻される。
【００２４】上述の液流回路は後輸液用の従来の液流回
路である。また、導管３３を破線４１で示すようにポン
プ３８と透析器１７との間の入口点４２に連結して、前
輸液を行うようにできる。
路である。また、導管３３を破線４１で示すようにポン
プ３８と透析器１７との間の入口点４２に連結して、前
輸液を行うようにできる。
【００２５】透析装置を血液濾過治療のために作動させ
る時には、弁１５を切り換えて、導管１６を分離して透
析器１７を導管１８を介してのみ透析装置につながるよ
うにする。この場合には、透析器１７を血液濾過器に取
り換えるが、血液濾過器には導管１６用のコネクタはな
い。
る時には、弁１５を切り換えて、導管１６を分離して透
析器１７を導管１８を介してのみ透析装置につながるよ
うにする。この場合には、透析器１７を血液濾過器に取
り換えるが、血液濾過器には導管１６用のコネクタはな
い。
【００２６】透析装置は、装置の種々の部品の動作を制
御、モニタできるようになっているコンピュータ７０を
備えている。従って、コンピュータは弁とポンプを作動
し、種々のメーターからの信号だけでなく弁とポンプか
らもその位置や状態を示す信号を受け取る。
御、モニタできるようになっているコンピュータ７０を
備えている。従って、コンピュータは弁とポンプを作動
し、種々のメーターからの信号だけでなく弁とポンプか
らもその位置や状態を示す信号を受け取る。
【００２７】細菌濾過器３１の充填中に、看護婦は図１
に示す管３３の従来の管クランプ４３を閉じ、脱気導管
３２の従来の管クランプ４４を開く。このようにして、
ポンプ２９で押し出された透析溶液は細菌濾過器３１を
通って、濾過器内の空気を大気に開いている脱気導管３
２を経て排出すると同時に濾過器を液体で満たす。空気
が全て排出された時に管クランプ４４は閉じられて、導
管３３の管クランプ４３は開かれ、濾過器及び導管３３
に残っている全ての空気は導管３３を経てドリップチャ
ンバ３４に出る。
に示す管３３の従来の管クランプ４３を閉じ、脱気導管
３２の従来の管クランプ４４を開く。このようにして、
ポンプ２９で押し出された透析溶液は細菌濾過器３１を
通って、濾過器内の空気を大気に開いている脱気導管３
２を経て排出すると同時に濾過器を液体で満たす。空気
が全て排出された時に管クランプ４４は閉じられて、導
管３３の管クランプ４３は開かれ、濾過器及び導管３３
に残っている全ての空気は導管３３を経てドリップチャ
ンバ３４に出る。
【００２８】このようなシステムには検出が望ましいエ
ラーが沢山ある。例えば、看護婦は導管３３の管クラン
プ４３を開くのを忘れるかもしれない。すると、導管３
２の管クランプ４４が閉じ同時に導管３３も塞がってい
る。万一このようになると、蠕動ポンプ２９はいかなる
液体もまた輸液溶液も送り出すことが出来なくなり、そ
の結果、輸液溶液が患者に届かなくなる。
ラーが沢山ある。例えば、看護婦は導管３３の管クラン
プ４３を開くのを忘れるかもしれない。すると、導管３
２の管クランプ４４が閉じ同時に導管３３も塞がってい
る。万一このようになると、蠕動ポンプ２９はいかなる
液体もまた輸液溶液も送り出すことが出来なくなり、そ
の結果、輸液溶液が患者に届かなくなる。
【００２９】また別の例として、細菌濾過器が完全に脱
気されていなければ、輸液流量は非常に少なくなる。万
一濾過器に閉塞またはリークがある場合は、補修が必要
な状態である。また、治療中に、または少なくとも治療
の開始時に輸液ポンプを較正できることが望ましい。ま
た更に、ポンプ・セグメントが完全には塞がっていない
ことによるポンプのリークを検出することが望ましい。
更に、不適当な管セットの使用は、結局は結果として輸
液流量誤りの故障となるので、不適当な管セットが使用
されていないかどうかを検出することが望ましい。
気されていなければ、輸液流量は非常に少なくなる。万
一濾過器に閉塞またはリークがある場合は、補修が必要
な状態である。また、治療中に、または少なくとも治療
の開始時に輸液ポンプを較正できることが望ましい。ま
た更に、ポンプ・セグメントが完全には塞がっていない
ことによるポンプのリークを検出することが望ましい。
更に、不適当な管セットの使用は、結局は結果として輸
液流量誤りの故障となるので、不適当な管セットが使用
されていないかどうかを検出することが望ましい。
【００３０】これらの故障は全て、次に説明するよう
に、本発明によって検出できる。熟練者には理解できる
ことであろうが、本発明による動作は透析装置用のコン
ピュータ７０によって制御、モニタできる。
に、本発明によって検出できる。熟練者には理解できる
ことであろうが、本発明による動作は透析装置用のコン
ピュータ７０によって制御、モニタできる。
【００３１】本発明によって、図１による液流回路に、
図２に示すように導管１４に遮断弁５０が付加される。
前記の遮断弁５０および弁１９によって、透析器１７ま
たは血液濾過器は透析装置から分離できる。これによっ
て、導管２０とポンプ２１の流量はゼロになる。
図２に示すように導管１４に遮断弁５０が付加される。
前記の遮断弁５０および弁１９によって、透析器１７ま
たは血液濾過器は透析装置から分離できる。これによっ
て、導管２０とポンプ２１の流量はゼロになる。
【００３２】流量計７の流入チャンネル４６を通って導
管８，１０を経て出口１１に到る流れは輸液回路を通ら
ねばならない。即ち、導管２８、ポンプ２９、導管３
０、細菌濾過器３１、及び導管３３を通ってドリップチ
ャンバ３４に至る。このように作動するように透析装置
を調整することによって、輸液ポンプ２９を流量計７の
流入チャンネル４６に対して較正することができる。
管８，１０を経て出口１１に到る流れは輸液回路を通ら
ねばならない。即ち、導管２８、ポンプ２９、導管３
０、細菌濾過器３１、及び導管３３を通ってドリップチ
ャンバ３４に至る。このように作動するように透析装置
を調整することによって、輸液ポンプ２９を流量計７の
流入チャンネル４６に対して較正することができる。
【００３３】何かによって輸液回路の流れが絞られる
と、これは直ぐに流量計７で検出される。蠕動ポンプ２
９が回転しているにも拘わらず流量計７の流れがゼロに
なるからである。このようにして、管クランプが閉まっ
た状態での誤った充填操作は検出され、特定される。
と、これは直ぐに流量計７で検出される。蠕動ポンプ２
９が回転しているにも拘わらず流量計７の流れがゼロに
なるからである。このようにして、管クランプが閉まっ
た状態での誤った充填操作は検出され、特定される。
【００３４】閉塞不完全により起こり得るポンプ２９の
リークによって、ポンプ２９の流量は期待される流量に
比べて少なすぎたりまたは多すぎたりになる。これも流
量計７で検出できる。この場合には、出口１１は通常は
相対的に高い圧力になっているために、流量計７は蠕動
ポンプ２９の回転スピードから予期されるよりも大きな
値を示す。
リークによって、ポンプ２９の流量は期待される流量に
比べて少なすぎたりまたは多すぎたりになる。これも流
量計７で検出できる。この場合には、出口１１は通常は
相対的に高い圧力になっているために、流量計７は蠕動
ポンプ２９の回転スピードから予期されるよりも大きな
値を示す。
【００３５】同じようにして、不適当な管セット、空気
の入った細菌濾過器、細菌濾過器での閉塞またはリーク
は、流量計を流れる実測流量とポンプの回転に基づく期
待流量との差として検出される。
の入った細菌濾過器、細菌濾過器での閉塞またはリーク
は、流量計を流れる実測流量とポンプの回転に基づく期
待流量との差として検出される。
【００３６】これらの条件は全て透析装置用コンピュー
タ７０で検出され、さらに適切な処置を行うようにコン
ピュータをプログラムすることができる。
タ７０で検出され、さらに適切な処置を行うようにコン
ピュータをプログラムすることができる。
【００３７】本発明の他の実施例を図３に示す。図２に
示す実施例による導管１４の弁５０の代わりに導管1８
に弁５１が配置される。作動させると、弁５１は導管1
８を閉じる。
示す実施例による導管１４の弁５０の代わりに導管1８
に弁５１が配置される。作動させると、弁５１は導管1
８を閉じる。
【００３８】本発明によって輸液ポンプ２９の較正を行
なわれる時には、弁１５は第２の位置に切り換え、弁５
１は第２の位置に作動させる。このようにして、透析器
１７は完全に分離される。透析装置での流れはバイパス
導管２７を介して行われる。流量計７では流入量４６と
流出量４７とが等しくなる。
なわれる時には、弁１５は第２の位置に切り換え、弁５
１は第２の位置に作動させる。このようにして、透析器
１７は完全に分離される。透析装置での流れはバイパス
導管２７を介して行われる。流量計７では流入量４６と
流出量４７とが等しくなる。
【００３９】しかし、輸液ポンプ２９が所定のスピー
ド、例えば５０ｍｌ／分の期待流量を達成するように作
動されると、導管８を通る流入量４６は導管２０を流れ
る流出量より大きくなる。これは流量計７によって測定
される。このようにして、限外濾過を測定する時と同じ
ようにして流入量と流出量の差によって、流量計７の助
けを借りて輸液ポンプ２９を較正することができる。し
かし、本発明によって測定される差は別の方向のことで
あり、何等の問題も生じない。
ド、例えば５０ｍｌ／分の期待流量を達成するように作
動されると、導管８を通る流入量４６は導管２０を流れ
る流出量より大きくなる。これは流量計７によって測定
される。このようにして、限外濾過を測定する時と同じ
ようにして流入量と流出量の差によって、流量計７の助
けを借りて輸液ポンプ２９を較正することができる。し
かし、本発明によって測定される差は別の方向のことで
あり、何等の問題も生じない。
【００４０】圧力計４５を出口１１に連結してもよい。
透析装置が輸液ポンプ２９を較正する接続になっている
か否かに関係なく、圧力計４５によって出口１１の条件
は作動中同じに保たれる。
透析装置が輸液ポンプ２９を較正する接続になっている
か否かに関係なく、圧力計４５によって出口１１の条件
は作動中同じに保たれる。
【００４１】図４は本発明を別の型の透析装置に応用し
たものであり、限外濾過が専用の限外濾過ポンプ６１を
使って除去され、且つ流量計７は流入量が常に流出量と
同じになるように調整されている。流量計７と同様に、
ポンプ６と２１も公知の所謂均衡化チャンバによって交
互に取り換えられるようにしてもよい。
たものであり、限外濾過が専用の限外濾過ポンプ６１を
使って除去され、且つ流量計７は流入量が常に流出量と
同じになるように調整されている。流量計７と同様に、
ポンプ６と２１も公知の所謂均衡化チャンバによって交
互に取り換えられるようにしてもよい。
【００４２】限外濾過ポンプ６１は導管６２を介して導
管２０に接続されている。限外濾過量はポンプ６１を通
り導管６３を経て流出口６４にいたる。更に、チャンバ
６５が導管６３に配置されレベル調整器６６，６７が備
えられている。本発明によって、図３の弁５１が用いら
れる。
管２０に接続されている。限外濾過量はポンプ６１を通
り導管６３を経て流出口６４にいたる。更に、チャンバ
６５が導管６３に配置されレベル調整器６６，６７が備
えられている。本発明によって、図３の弁５１が用いら
れる。
【００４３】図４による透析装置が輸液ポンプ２９を較
正するために使用される時には、弁１５は第２の位置に
切り換えられ、弁５１は閉じられ、透析流は導管１４か
らバイパス導管２７を流れ、さらに導管２０にいたる。
このようにして、透析器１７または血液濾過器は透析回
路から分離される。流量計７の流入導管と流出導管を全
く同じ流量が流れるので、限外濾過ポンプ６１は停止し
なければならない。
正するために使用される時には、弁１５は第２の位置に
切り換えられ、弁５１は閉じられ、透析流は導管１４か
らバイパス導管２７を流れ、さらに導管２０にいたる。
このようにして、透析器１７または血液濾過器は透析回
路から分離される。流量計７の流入導管と流出導管を全
く同じ流量が流れるので、限外濾過ポンプ６１は停止し
なければならない。
【００４４】上に説明したように、チャンバ６５は導管
６３に接続されていて約５０ｍｌ以上の体積を有してい
る。輸液ポンプ２９を較正する時には、ポンプ２９がス
タートすると同時にポンプ６１を逆回転する。チャンバ
６５の内容物はポンプ２９が作動すると同時に導管２０
に沿って送り出される。このようにして、輸液ポンプ２
９を通る流量はポンプ６１を経て導管２０に入る流量と
同じにならなければならない。透析回路８，１０，１
４，２７，２０を通る流れも、例えば５００ｍｌ／分
で、且つ流入チャンネルまたは導管４６と流出チャンネ
ルまたは導管４７が同じ流量になるように流れる。
６３に接続されていて約５０ｍｌ以上の体積を有してい
る。輸液ポンプ２９を較正する時には、ポンプ２９がス
タートすると同時にポンプ６１を逆回転する。チャンバ
６５の内容物はポンプ２９が作動すると同時に導管２０
に沿って送り出される。このようにして、輸液ポンプ２
９を通る流量はポンプ６１を経て導管２０に入る流量と
同じにならなければならない。透析回路８，１０，１
４，２７，２０を通る流れも、例えば５００ｍｌ／分
で、且つ流入チャンネルまたは導管４６と流出チャンネ
ルまたは導管４７が同じ流量になるように流れる。
【００４５】従って、輸液ポンプ２９は逆回転する限外
濾過ポンプ６１に対して較正される。チャンバ６５にあ
る溶液は透析器１７から来た所謂汚れた溶液である。し
かし、この溶液は導管２０に送り出され、その後流量計
７を通る流れにしたがって流出口２３にいたるので、導
管８，１０及び１４の透析回路の清潔な側には影響を与
えない。
濾過ポンプ６１に対して較正される。チャンバ６５にあ
る溶液は透析器１７から来た所謂汚れた溶液である。し
かし、この溶液は導管２０に送り出され、その後流量計
７を通る流れにしたがって流出口２３にいたるので、導
管８，１０及び１４の透析回路の清潔な側には影響を与
えない。
【００４６】限外濾過ポンプを逆回転することが出来な
いときには、代わりに、ポンプの流れが確実に逆になる
ように弁の組合せをつくることができる。
いときには、代わりに、ポンプの流れが確実に逆になる
ように弁の組合せをつくることができる。
【００４７】
【発明の効果】本発明による較正は治療の始めの充填段
階中に行われることが好ましい。この最初の較正中に、
導管２８の流れが少なすぎないかどうかをはっきりさせ
ることができ、その場合にアラームが発せられるように
できる。また、透析装置の作動中に輸液ポンプ２９を較
正することができる。通常では、透析過程全体で約３０
分毎に透析装置の自動較正が行われる。本発明の方法を
使用すればこのような較正の役割を行うことができるだ
ろう。図２の実施例によれば、ポンプ２１は導管２０、
弁１９及び導管1８を介して透析器１７に接続されてい
る。したがって、ポンプ２１によって透析器１７の中は
確実に低圧となり、これによって較正中でも常に限外濾
過が可能になる。この実施例では、輸液ポンプ２９は流
量計７の流入チャンネル４６に関して較正される。
階中に行われることが好ましい。この最初の較正中に、
導管２８の流れが少なすぎないかどうかをはっきりさせ
ることができ、その場合にアラームが発せられるように
できる。また、透析装置の作動中に輸液ポンプ２９を較
正することができる。通常では、透析過程全体で約３０
分毎に透析装置の自動較正が行われる。本発明の方法を
使用すればこのような較正の役割を行うことができるだ
ろう。図２の実施例によれば、ポンプ２１は導管２０、
弁１９及び導管1８を介して透析器１７に接続されてい
る。したがって、ポンプ２１によって透析器１７の中は
確実に低圧となり、これによって較正中でも常に限外濾
過が可能になる。この実施例では、輸液ポンプ２９は流
量計７の流入チャンネル４６に関して較正される。
【００４８】図３の実施例が使用されると、透析器１７
は完全に透析装置から分離されていて、限外濾過は行わ
れない。しかし、輸液溶液の血管への輸液は起こり、し
たがって液体は患者に投与される。しかし、供給される
輸液溶液は比較的少量で、５０ｍｌのオーダーである
が、これは較正ステップ直後の限外濾過の増加で容易に
補償される。
は完全に透析装置から分離されていて、限外濾過は行わ
れない。しかし、輸液溶液の血管への輸液は起こり、し
たがって液体は患者に投与される。しかし、供給される
輸液溶液は比較的少量で、５０ｍｌのオーダーである
が、これは較正ステップ直後の限外濾過の増加で容易に
補償される。
【００４９】本発明を上述の導管経路とは違った導管経
路を有する透析装置で使用するようにできることは理解
できることである。例えば、本発明を濾過器９の無い透
析装置で用いることは可能である。
路を有する透析装置で使用するようにできることは理解
できることである。例えば、本発明を濾過器９の無い透
析装置で用いることは可能である。
【００５０】本発明は図面に示した好ましい実施例を参
考にして上に説明された。熟練した人には認められるこ
とであるが、本発明の精神から逸脱することなく、これ
らの実施例は変更可能であり、異なる透析装置に適用可
能である。本発明は特許請求の範囲によってのみ制限さ
れるものである。
考にして上に説明された。熟練した人には認められるこ
とであるが、本発明の精神から逸脱することなく、これ
らの実施例は変更可能であり、異なる透析装置に適用可
能である。本発明は特許請求の範囲によってのみ制限さ
れるものである。
【図１】本発明が応用される従来構造の透析装置の模式
線図である。
線図である。
【図２】本発明の第１の実施例によって変更された図１
に対応する線図である。
に対応する線図である。
【図３】本発明の第２の実施例により変更された図１に
対応する線図である。
対応する線図である。
【図４】本発明の第３の実施例により変更された図１に
対応する模式図であり、本発明は独立した限外濾過ポン
プを有する透析装置に応用されている。
対応する模式図であり、本発明は独立した限外濾過ポン
プを有する透析装置に応用されている。
７ 流量計 １１ 輸液溶液の出口 １５ 切換え弁 １７ 透析器、血液濾過器 ２７ バイパス導管 ２９ 蠕動ポンプ ３４ ドリップチャンバ ４６ 流入量 ４７ 流出量 ５０ 遮断弁 ５１ 弁 ６１ 限外濾過ポンプ ７０ コンピュータ
Claims (8)
- 【請求項１】 血液透過濾過または血液濾過用の装置に
おいて、輸液ポンプをモニタする方法であって、前記装
置は； 透析溶液用の第１液流回路と、 前記第１液流回路に配置された流量計と、 血液用の第２液流回路と、 前記第１液流回路に接続された第１チャンバと前記第２
液流回路に接続された第２チャンバとに半透膜によって
分けられている透析器または血液濾過器の一つと、 前記第１液流回路内の輸液溶液の出口から前記第２液流
回路内の連結部に延び且つ輸液ポンプを含む第３液流回
路とから成り；前記第１液流回路から透析器または血液
濾過器を分離し、 前記第１液流回路内の流量計と直列に前記輸液ポンプを
接続するとともに、前記輸液ポンプを通る期待流量と前
記流量計を通る測定流量とを比較することによって前記
輸液ポンプをモニタすることから成る輸液ポンプをモニ
タする方法。 - 【請求項２】 前記流量計は流入量と流出量の測定部を
有する複式の流量計によって構成されるとともに、流入
量用の流量計部分が輸液ポンプと直列に接続されている
ことから成る請求項１記載の輸液ポンプをモニタする方
法。 - 【請求項３】 前記流量計は限外濾過ポンプを含むこと
から成る請求項１記載の輸液ポンプをモニタする方法。 - 【請求項４】 前記第１液流回路の流れはバイパス導管
を介して前記透析器または前記血液濾過器をバイパスす
るとともに、前記流量計は前記第１液流回路の流入量と
流出量との差を定量することから成る請求項１、請求項
２及び請求項３記載の輸液ポンプをモニタする方法。 - 【請求項５】 血液透過濾過または血液濾過用の装置に
おいて、輸液ポンプをモニタする請求項１記載の輸液ポ
ンプをモニタする方法を行うモニタ装置であって、前記
装置は；透析溶液用の第１液流回路と、 前記第１液流回路に配置された流量計と、 血液用の第２液流回路と、 前記第１液流回路に接続された第１チャンバと前記第２
液流回路に接続された第２チャンバとに半透膜によって
分けられている透析器または血液濾過器の一つと、 前記第１液流回路からの輸液溶液の出口から前記第２液
流回路内の連結部に延び且つ輸液ポンプを含む第３液流
回路とから成り；前記第１液流回路から前記透析器を分
離し前記第１液流回路内の流量計と直列に前記輸液ポン
プを接続する第１弁と、前記輸液ポンプを通る期待流量
と前記流量計を通る測定流量とを比較することによって
前記輸液ポンプをモニタする装置とから成る輸液ポンプ
をモニタする装置。 - 【請求項６】 前記第１弁は前記出口を前記透析器に接
続する導管に配置され、前記第１液流回路の流れが停止
し前記流量計を通る全流量が前記輸液ポンプを流れるよ
うにすることから成る請求項５記載の輸液ポンプをモニ
タする装置。 - 【請求項７】 前記第１弁は前記出口を前記透析器に接
続する導管に配置されて前記透析器は前記第１液流回路
から完全に分離され、第２弁は前記透析液流をバイパス
導管を介して前記透析器を通り越して接続するととも
に、前記輸液ポンプを通る期待流量と前記流量計を通る
流入量と流出量の差を比較することによって前記輸液ポ
ンプをモニタする装置とから成る請求項５記載の輸液ポ
ンプをモニタする装置。 - 【請求項８】 前記流量計は前記第１液流回路に液体を
供給する限外濾過ポンプを含むとともに、前記第１液流
回路における前記流入量と前記流出量は等しいことから
成る請求項７記載の輸液ポンプをモニタする装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| SE9703403A SE510286C2 (sv) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | Förfarande och anordning för övervakning av infusionspump i en hemo- eller hemodiafiltreringsmaskin |
| SE9703403-7 | 1997-09-22 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11151294A true JPH11151294A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=20408321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10268348A Pending JPH11151294A (ja) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | 輸液ポンプをモニタする方法及び装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6139748A (ja) |
| EP (1) | EP0904789B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11151294A (ja) |
| AT (1) | ATE281192T1 (ja) |
| DE (1) | DE69827338T2 (ja) |
| ES (1) | ES2227751T3 (ja) |
| SE (1) | SE510286C2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002035114A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-05 | Jms Co Ltd | 非常時に対応可能な血液回路 |
| JP2013536423A (ja) * | 2010-08-25 | 2013-09-19 | フレゼニウス ムディカル カーレ ドイチェランド ゲーエムベーハー | 漏れを検出するための方法、システム及び医療用装置 |
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