JPH06225967A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH06225967A
JPH06225967A JP3404393A JP3404393A JPH06225967A JP H06225967 A JPH06225967 A JP H06225967A JP 3404393 A JP3404393 A JP 3404393A JP 3404393 A JP3404393 A JP 3404393A JP H06225967 A JPH06225967 A JP H06225967A
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JP
Japan
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ball
winning
game
flow path
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP3404393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3404393A priority Critical patent/JPH06225967A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定遊技状態の発生間隔を変化させることに
より遊技に抑揚感を与えることができる弾球遊技機を提
供する。 【構成】 遊技状態において予め定めた条件が成立した
ときに、回転ロータ10の回転方向を通常の状態と逆方
向である時計方向に回転変更せしめて回転ロータ10の
受入凹部11に受け入れた打玉の流路を始動入賞口4に
関連するワープ入口16に向けて変更する流路変更装置
8を遊技盤1に設けた。 【効果】 始動入賞口4への入賞率が通常の遊技状態よ
りも増加するので、特定遊技状態の発生が早くなり、特
定遊技状態の発生間隔を変化させることができ、遊技に
抑揚感を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤に設けられる始
動入賞口への打玉の入賞に基づいて特定遊技状態を生起
せしめる弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打玉の始動入賞口への入賞に基づ
いて可変表示装置を変動表示させ、その表示結果が予め
定めた特定表示結果となったときに特定遊技状態となっ
て可変入賞球装置を遊技者にとって有利となる状態に変
化させる弾球遊技機や、あるいは打玉の始動入賞口への
入賞に基づいて可変入賞球装置を微少時間開閉動作さ
せ、その開閉動作中に受け入れられた入賞玉が特定入賞
領域に導かれたときに特定遊技状態となって可変入賞球
装置を遊技者によって有利となる状態に変化させる弾球
遊技機が多数市場に提供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の特定遊技状態
を生起せしめる弾球遊技機においては、打玉が始動入賞
口へ入賞しなければ特定遊技状態とならないが、従来に
おいては、始動入賞口への打玉の入賞率は、遊技状態が
変わっても変化することがなく、このため、特定遊技状
態の発生間隔は、マクロ的に見ればほぼ一定となってお
り、遊技の抑揚感に欠けるという問題があった。本発明
は、上記した問題点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、特定遊技状態の発生間隔を変化させるこ
とにより遊技に抑揚感を与えることができる弾球遊技機
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技盤に設けられる始動入
賞口への打玉の入賞に基づいて特定遊技状態を生起せし
める弾球遊技機において、前記遊技盤には、常には落下
する打玉の流路を前記始動入賞口以外に向けて導くと共
に、遊技状態において予め定めた条件が成立したときに
落下する打玉の流路を前記始動入賞口に関連する位置に
向けて変更する流路変更装置を設けたことを特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】遊技状態において予め定めた条件が成立したと
きに落下する打玉の流路を始動入賞口に関連する位置に
向けて変更する流路変更装置が遊技盤に設けられている
ので、始動入賞口への入賞率が通常の遊技状態よりも増
加するので、特定遊技状態の発生が早くなり、特定遊技
状態の発生間隔を変化させることができ、遊技に抑揚感
を与えることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1を参照して実施例に係る弾球
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1の構成
について説明する。図1は、遊技盤1の正面の構成を示
す正面図である。図において、遊技盤1の前面には、ほ
ぼ円状に誘導レール2が植立され、該誘導レール2の内
側が遊技領域3とされている。遊技領域3には、その中
央に本実施例の要部を構成する可変入賞球装置30が配
置されている。可変入賞球装置30は、遊技盤1の遊技
領域3を落下する打玉を受け止めて入賞玉とする玉受部
材35a,35bと、該玉受部材35a,35bに受け
止められた入賞玉が流下する入賞空間33と、特定遊技
状態を生起せしめる特定入賞領域48と、を備えてい
る。なお、可変入賞球装置30の詳細な構成について
は、後に詳述する。
【0007】また、遊技領域3の下方には、複数(3
つ)の始動入賞口4、5a,5bが配置されている。各
始動入賞口4、5a,5bには、入賞した打玉を検出す
る始動入賞玉検出器6、7a,7bが内蔵されている。
【0008】上記した始動入賞口4、5a,5bに打玉
が入賞したときの遊技状態について説明すると、まず、
打玉が中央の始動入賞口4に入賞すると前記可変入賞球
装置30の玉受部材35a,35bが2回開閉動作を行
う。また、打玉が左右の始動入賞口5a,5bに入賞す
ると玉受部材35a,35bが1回開閉動作を行う。こ
の開閉動作が行われている状態を始動入賞時と表現す
る。しかして、始動入賞時の開閉動作によって可変入賞
球装置30に受け入れられた入賞玉が特定入賞領域48
に入賞して特定入賞玉検出器49をONさせると、特定
遊技状態(一般的に大当り遊技状態といわれる)にな
る。
【0009】大当り遊技状態になると、玉受部材35
a,35bが所定回数(例えば、18回)開閉動作を行
うか、又はその所定回数の開閉動作中に所定個数(例え
ば、10個)の入賞玉が発生するまでの開閉動作(以
下、開閉サイクルという)を行うようになっている。そ
して、その開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉が再
度特定入賞領域48に導かれると、継続権が発生して当
該回の開閉サイクルを直ちに停止して次回の開閉サイク
ルに移行する。このような開閉サイクルの繰り返しは、
継続権が成立していることを条件として予め定められる
所定回数(例えば、始動入賞時の開放動作を含めて16
回)行われるようになっている。このため、大当り遊技
状態になると、短時間に多量の入賞玉を獲得するチャン
スを得ることができる。
【0010】また、上記した可変入賞球装置30の左側
上部側方には、本実施例の要部を構成する流路変更装置
8が設けられている。この流路変更装置8は、取付基板
9の前面に設けられる回転ロータ10を有して構成され
ており、この回転ロータ10は、図示しないモータ10
a(ただし、図2のブロック図に符号を表示)によって
正逆回転せしめられると共に、取付基板9の上部に形成
される入球口から落下する打玉を受け入れる受入凹部1
1が形成される。また、取付基板9の一側側方には、入
球口12が形成され、回転ロータ10の回転に伴って受
入凹部11と入球口12とが一致したときには、受入凹
部11にあった打玉を入球口12から遊技盤1の裏面に
導き、遊技盤1の裏面に形成される誘導通路14を介し
て再度遊技盤1に設けられる通過口15から遊技領域3
に放出する。一方、回転ロータ10の下方には、落下口
13が形成され、回転ロータ10の回転に伴って受入凹
部11と落下口13とが一致したときには、受入凹部1
1にあった打玉を落下口13から下方に落下させ、流路
変更装置8の下方に配置されるワープ入口16に入球さ
せる。ワープ入口16に入球した打玉は、遊技盤1の裏
面に導かれ、遊技盤1の裏面に形成される誘導通路17
を介して再度遊技盤1に設けられるワープ出口18から
遊技領域3に放出される。ワープ出口18は、前記2回
開き用の始動入賞口4の上方に配置されているので、ワ
ープ出口18から放出された打玉は、始動入賞口4に極
めて入賞し易くなっている。なお、上記した通過口15
には、肩ランプ25aが内蔵されている。また、上記し
た誘導通路14、17を障害釘であるいは入賞装置等と
一体的に形成して遊技盤1の表面に形成しても良い。
【0011】上記のように構成される流路変更装置8
は、通常の遊技状態において、回転ロータ10が反時計
方向に回転制御されているため、受入凹部11に受け入
れられた打玉は、入球口12から誘導通路14を介して
通過口15に導かれる。このため、始動入賞口4、5
a,5bに入賞する可能性は、極めて少ない。一方、遊
技状態において予め定めた条件が成立したときには、回
転ロータ10が時計方向に回転制御されるため、受入凹
部11に受け入れられた打玉は、落下口13からワープ
入口16及び誘導通路17を介してワープ出口18に導
かれ、その下方に位置する始動入賞口4に極めて高い確
率で入賞する。なお、予め定めた条件として、本実施例
では、後に詳述するように、所定回数目の大当り遊技状
態が終了したこととしている。
【0012】遊技領域3には、上記した可変入賞球装置
30、始動入賞口4、5a,5b、流路変更装置8の他
に、風車ランプ19a,19b、入賞口20,、21
a,21b、アウト口22、サイドランプ23a,23
b、風車及び障害釘(共に符号なし)等が設けられてい
る。入賞口20は、可変入賞球装置30の右側方に配置
され、その内部に肩ランプ25bを内蔵し、入賞口21
a,21bは、始動入賞口5a,5bの左右上部に配置
され、その内部に袖ランプ26a,26bを内蔵してい
る。この風車ランプ19a,19b、肩ランプ25a,
25b、及び袖ランプ26a,26bは、遊技領域3の
中央側端部に配置されるサイドランプ23a,23bと
共に、始動入賞時や大当り遊技状態時に所定の態様で表
示制御されるものである。また、このように表示制御さ
れるランプ類として、遊技領域3の外周を囲むレール飾
りランプ24や、遊技盤1が取り付けられるパチンコ遊
技機の前面枠上部に設けられる遊技効果ランプ27(図
示しない、ただし図2のブロック図に符号を示す)等が
ある。また、遊技状態に応じた効果音を報知するものと
してパチンコ遊技機には、スピーカ(図示しない)が設
けられている。なお、前記アウト口22は、遊技領域3
の最下方に設けられ、入賞しなかったアウト玉を回収す
るようになっている。
【0013】以上、遊技盤1の構成について説明してき
たが、可変入賞球装置30の構成について説明する。可
変入賞球装置30は、前記遊技盤1の表面に取り付けら
れる取付基板31を有している。取付基板31は、縦長
な全体が側方に膨出した板状に形成されていると共に、
その上部の前面には、通常の入賞口34が形成されてい
る。また、取付基板31の中央には、長方形状の入賞開
口が開設され、該入賞開口の後方に周壁に囲まれる入賞
空間33が形成されている。
【0014】また、取付基板31の前面には、前記入賞
開口の上部開口縁に沿って障害部材32が突設され、該
障害部材32の両端下方に一対の玉受部材35a,35
bが回転軸(図示しない)を中心にして開閉自在に設け
られている。この玉受部材35a,35bは、回転軸の
後端を周知のリンク機構と係合させて玉受部材用ソレノ
イド36a,36b(図示しない;ただし図2のブロッ
ク図に符号を表示)に連結され、該玉受部材ソレノイド
36a,36bのON・OFFに従動して開閉動作を行
うようになっている。
【0015】上記した玉受部材35a,35bの下方に
は、前記入賞開口の開口縁の下部左右縁及び下縁に沿っ
て突設される入賞玉受枠が設けられ、該入賞玉受枠の中
央には、特定入賞領域48が形成され、該特定入賞領域
48を通過した入賞玉が特定入賞玉検出器49によって
検出されるようになっている。また、特定入賞領域48
の左右は、通常の入賞領域とされる。なお、特定入賞領
域48及び通常入賞領域は、入賞空間33の底面を構成
する下部玉転動板47の流下端に臨むように形成され、
それぞれに入賞した入賞玉は、その下方で合流して遊技
盤1の裏面に誘導されるようになっている。
【0016】上記したように入賞開口は、取付基板31
の前面に突設される障害部材32、玉受部材35a,3
5b、及び入賞玉受枠によって囲まれているため、遊技
領域3を落下する打玉が通常の状態では入賞しないよう
になっている。しかし、玉受部材35a,35bが開成
したときには、遊技領域3を落下する打玉が玉受部材3
5a,35bに受け止められて入賞開口の内側に誘導さ
れ、入賞空間33に到達し、最終的に入賞玉となる。な
お、玉受部材35a,35bが起立したときに打玉が全
く入賞しない状態ではなく、玉受部材35a,35bと
障害部材32との間に打玉が通過する間隔を形成して入
賞し難い状態としておいても良い。
【0017】入賞空間33には、その上部に後方に向か
って下り傾斜する上部玉転動板39が横臥されている。
上部玉転動板39の後端には、その左右に落下口が形成
され、上部玉転動板39を転動してきた入賞玉を下方に
向けて落下せしめる。落下口には、入賞玉検出器40
a,40bが設けられ、通過する入賞玉を検出するよう
になっている。この入賞玉検出器40a,40bは、大
当り遊技状態となったときの1回の開閉サイクル中に玉
受部材35a,35bに受け入れられた入賞玉数を計数
するためのものである。なお、上部玉転動板39の上部
後方の後面壁には、大当り遊技状態における開閉サイク
ルの回数を表示する開成回数表示器37と、1回の開閉
サイクル中に前記入賞玉検出器40a,40bによって
検出計数された入賞玉数を表示する入賞個数表示器38
とが設けられている。
【0018】また、上部玉転動板39より下方の入賞空
間33には、前記入賞玉検出器40a,40bを通過し
た入賞玉が落下する際にその流路が変化せしめられる回
転部材や貯留部材(図示しない)が設けられており、こ
れら回転部材や貯留部材が可動用モータ41(図示しな
い;ただし図2のブロック図に符号を表示)によって駆
動されている。また、入賞空間33の後面には、入賞玉
の流路に変化を与えるものではないが、装飾部材(図示
しない)が設けられており、この装飾部材も装飾用モー
タ42(図示しない;ただし図2のブロック図に符号を
表示)によって駆動されている。なお、可動部材の停止
位置を検出するために、フォトセンサ43も設けられて
いる。
【0019】可変入賞球装置30の入賞空間33内の構
成は、概ね上記した構成を有するものであるが、可変入
賞球装置30には、図示しないが多数の役物ランプ45
と飾りLED46(図示しない;ただし図2のブロック
図に符号を表示)が設けられている。
【0020】以上、可変入賞球装置30を含むパチンコ
遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、遊技
盤1に設けられる遊技装置は、図2に示す遊技制御回路
によって制御される。図2は、コントロール基板に形成
される遊技制御回路をブロック構成で示す回路図であ
り、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む基本回
路50によって制御される。しかして、基本回路50
は、スイッチ回路51を介して始動入賞玉検出器6、7
a,7b、特定入賞玉検出器49、入賞玉検出器40
a,40b、及びフオトセンサ43からの検出信号が入
力され、アドレスデコード回路52から基本回路50及
びスイッチ回路51にチップセレクト信号が与えられ
る。また、電源投入時に初期リセット回路53から基本
回路50にリセット信号が与えられ、所定時間毎に定期
リセット回路54から基本回路50に定期リセット信号
が与えられる。
【0021】一方、基本回路50からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、モータ回路55
を介して可動用モータ41、装飾用モータ42、及び回
転ロータ用モータ10aに駆動信号を与え、LED回路
56を介して開成回数表示器37、入賞個数表示器3
8、及び飾りLED46に表示制御信号が与えられ、ソ
レノイド回路57を介して玉受部材ソレノイド36a,
36bに駆動信号が与えられている。また、ランプ回路
58を介して風車ランプ19a,19b、サイドランプ
23a,23b、レール飾りランプ24、肩ランプ25
a,25b、袖ランプ26a,26b、遊技効果ランプ
27、及び役物ランプ45に表示制御信号が送られる。
更に、音回路59を介してスピーカに音声信号が与えら
れ、大当り信号や有効始動入賞信号を導出する情報出力
回路60に駆動信号を出力している。なお、上記した装
置や回路には、電源回路61から各種の電圧を有する電
力が供給されている。
【0022】次に、以上説明した基本回路50によって
制御される流路変更装置8の動作について図3を参照し
て説明する。図3は、大当り遊技状態(大当りと表示)
と流路変更装置8の回転ロータ10との関係を示すタイ
ムチャートである。図において、通常の遊技状態時にお
いては、回転ロータ10は、反時計方向に回転してい
る。このため、前記したように、回転ロータ10の受入
凹部11に受け入れられた打玉は、入球口12から誘導
通路14を介して通過口15に導かれるため、始動入賞
口4、5a,5bに入賞する可能性は、極めて少ない。
そして、この回転ロータ10の反時計方向の回転状態
は、最初の大当り遊技状態が終了するまで継続され、最
初の大当り遊技状態が終了したときには、回転ロータ1
0が時計方向に回転制御される。このため、回転ロータ
10の受入凹部11に受け入れられた打玉は、落下口1
3からワープ入口16及び誘導通路17を介してワープ
出口18に導かれ、その下方に位置する始動入賞口4に
極めて高い確率で入賞する。しかして、始動入賞口4に
極めて高い確率で打玉が入賞するので、次回の大当り遊
技状態の発生までの間隔を早めることができ、マクロ的
に見た場合、遊技に抑揚を与えることができる。なお、
時計方向の回転は、最初の大当り遊技状態を含めて3回
の大当り遊技状態の終了まで継続され、以後、図3に示
すサイクルを繰り返す。つまり、(3n+1)回目(n
=0,1,2,・・・・)の大当り遊技状態の終了が予
め定めた条件の成立とされている。
【0023】また、図3に示すタイムチャートでは、2
回目及び3回目の大当り遊技状態時においても回転ロー
タ10を時計方向に回転させているが、この場合、流路
変更装置8を介して始動入賞口4に打玉が入賞しても、
その入賞に基づく始動機能は、無効とされるので、ただ
単に大当り遊技状態時における入賞個数を増加させるだ
けである。このように大当り遊技状態時における入賞個
数を増加させたくない場合には、大当り遊技状態時の継
続期間に限って回転ロータ10を反時計方向に回転せし
めれば良い。
【0024】上記した実施例では、流路変更装置8とし
て、回転ロータ10によって打玉の流路を変更するもの
を示したが、例えば、図4及び図5に示すような流路変
更装置70、75であってもよい。これについて簡単に
説明すると、まず、図4に示す流路変更装置70におい
ては、始動入賞口に関連するワープ入口72の上部にス
トッパー部材71が出没可能に構成されており、通常の
遊技状態においては、ストッパー部材71が突出して打
玉のワープ入口72への侵入を阻止し、所定の条件が成
立したときには、ストッパー部材71が内部に退避して
打玉のワープ入口72への入賞を可能とする。このた
め、始動入賞口に極めて高い確率で入賞させて次回の大
当り遊技状態の発生までの間隔を早めることができる。
また、図5に示す流路変更装置75においては、始動入
賞口に関連するワープ入口77と始動入賞口に関連しな
い通過口78との上部に流路切換レバー76が設けられ
て構成されており、通常の遊技状態においては、流路切
換レバー76がワープ入口77を閉塞する状態となって
いるので、流路変更装置75の入球口79から侵入した
打玉は、通過口78に導かれ、一方、所定の条件が成立
したときには、流路切換レバー76が通過口78を閉塞
する状態となるので、入球口79から侵入した打玉は、
ワープ入口77へ導かれる。このため、始動入賞口に極
めて高い確率で入賞させて次回の大当り遊技状態の発生
までの間隔を早めることができる。
【0025】更に、回転ロータ10を使用した流路変更
装置8の変形例として、図6に示す流路変更装置80で
も良い。図6の流路変更装置80について簡単に説明す
ると、入球口83から侵入した打玉を受入凹部82に受
け入れて回転ロータ81が回転する構成は、前述の流路
変更装置8とほぼ同じであるが、異なる点は、回転ロー
タ81が時計方向だけしか回転制御されないと共に回転
ロータ81の下方にワープ通路84aと通過通路84b
とが形成され、更に、流路変更装置80の下方に障害釘
86を介して始動入賞口に関連するワープ入口85が配
置されている点である。そして、障害釘86は、ワープ
通路84aを流下する打玉がワープ入口85に入賞する
が、通過通路84bを流下する打玉がワープ入口85に
誘導され難いように植立されている。しかして、通常の
遊技状態においては、図6(A)に示すように、回転ロ
ータ81が比較的高速で回転しているため、受入凹部8
2に受け入れられた打玉P1は、ワープ通路84aを通
過して通過通路84bに落下し、通過通路84bから障
害釘86を介して遊技領域に放出される。一方、所定の
条件が成立したときには、回転ロータ81の回転を一旦
ワープ通路84aの上方で停止させるように回転制御す
るので、受入凹部82に受け入れられた打玉P2は、ワ
ープ通路84aに落下し、ワープ通路84aから障害釘
86を介してワープ入口85に導かれる。このため、始
動入賞口に極めて高い確率で入賞させて次回の大当り遊
技状態の発生までの間隔を早めることができる。なお、
図6に示す実施例においても、回転ロータ81を正逆回
転制御せしめても良いし、あるいは、障害釘86を省略
してワープ通路84aにのみワープ入口85を臨ませる
ようにしても良い。
【0026】ところで、図1に示す実施例では、始動入
賞口4を通常の入賞口形式のものを示したが、図7に示
すように、一対の開閉部材93a,93bを図示しない
ソレノイドによって開閉駆動される電動始動入賞口92
として構成したものでも良い。この場合には、流路変更
装置8の下方に設けられる通過口90への打玉の通過を
通過スイッチ91によって検出し、その検出に基づいて
開閉部材73a,73bを微少時間が経過するまで又は
所定個数の打玉が入賞するまで開放し、この開放中に受
け入れられた入賞玉を始動入賞玉検出器94で検出する
ことにより、可変入賞球装置30の玉受部材35a,3
5bを2回開閉動作させる。なお、図7においては、電
動始動入賞口92の左右に配置される入賞口5a,5b
は、通常の入賞口として構成しても良い。
【0027】更に、図1及び図7に示す実施例では、始
動入賞時の玉受部材35a,35bの開閉動作に基づく
入賞玉が特定入賞領域48に誘導されることにより、大
当り遊技状態を生起せしめるものを示したが、図8に示
すように、打玉の始動入賞口103a,103への入賞
に基づいて可変表示装置100の特別図柄可変表示器1
02を変動表示させ、その表示結果が予め定めた特定表
示結果となったときに大当り遊技状態となって可変入賞
球装置105の開閉板106を所定時間が経過するまで
又は所定個数の入賞玉が発生するまで開放させ、そのよ
うな開放動作を所定回数繰り返すことができるものであ
っても良い。これについて簡単に説明すると、遊技盤1
の遊技領域3の中央には、普通図柄可変表示器101と
特別図柄可変表示器102とを有する可変表示装置10
0が配置され、該可変表示装置100の下方に受口形式
の始動入賞口103aとソレノイド104によって開閉
制御されるチューリップ形式の電動始動入賞口103と
が一体的に設けられて配置され、更に、電動始動入賞口
103の下方にソレノイド106によって開閉制御され
る開閉板106を有する可変入賞球装置105が配置さ
れている。また、前記可変表示装置100の左側方に
は、図7と同じように流路変更装置8と通過口90が配
置されている。
【0028】しかして、通常の遊技状態においては、打
玉が流路変更装置8の回転ロータ10に受け入れられて
も回転ロータ10が反時計方向に回転しているため、誘
導通路14を介して通過口15に導かれるだけであるた
め、始動入賞に何ら関係しない。このため、通常の遊技
状態においては、特別図柄可変表示器102の変動表示
は、受口形式の始動入賞口103aへの打玉の入賞だけ
に基づいている。一方、所定の条件が成立すると、流路
変更装置8の回転ロータ10が時計方向に回転制御せし
められるので、打玉が回転ロータ10に受け入れられる
と通過口90を通過して通過スイッチ91をONする。
すると、普通図柄可変表示器101が変動を開始し、そ
の停止時の図柄の組合せが所定の表示結果となったとき
(この出現確率は、比較的高く設定されている)に電動
始動入賞口103が一定時間が経過するまで又は所定個
数の入賞玉が発生するまで開放する。したがって、電動
始動入賞口103への入賞率が高くなり、次回の大当り
遊技状態の発生までの間隔を早めることができ、遊技に
抑揚感を与えることができる。
【0029】以上、実施例に係る流路変更装置を有する
弾球遊技機の構成及び作用について説明してきたが、本
実施例によれば、遊技状態において予め定めた条件が成
立したときに落下する打玉の流路を始動入賞口4に関連
する位置に向けて変更する流路変更装置8が遊技盤1に
設けられているので、始動入賞口4への入賞率が通常の
遊技状態よりも増加するので、特定遊技状態の発生が早
くなり、特定遊技状態の発生間隔を変化させることがで
き、遊技に抑揚感を与えることができる。なお、上記実
施例では、予め定めた条件の成立として、所定回数目の
特定遊技状態の終了としたが、他の条件、例えば、可変
表示装置が大当り図柄以外の予め定めた図柄となったこ
と、あるいは特定入賞領域以外の特定の入賞領域又は通
過領域に打玉が入賞又は通過したことを条件としても良
い。また、本実施例が適用される弾球遊技機としては、
カード式パチンコ遊技機、通常のパチンコ遊技機、アレ
ンジ式弾球遊技機のいずれであっても良い。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、遊技状態において予め定めた条
件が成立したときに落下する打玉の流路を始動入賞口に
関連する位置に向けて変更する流路変更装置が遊技盤に
設けられているので、始動入賞口への入賞率が通常の遊
技状態よりも増加するので、特定遊技状態の発生が早く
なり、特定遊技状態の発生間隔を変化させることがで
き、遊技に抑揚感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機の遊技盤の正面の構成を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の遊技動作を制御する制
御回路のブロック図である。
【図3】制御回路によって制御される大当り遊技状態と
流路変更装置の動作関係を示すタイムチャートである。
【図4】流路変更装置の他の例を示す正面図である。
【図5】流路変更装置の他の例を示す正面図である。
【図6】流路変更装置の他の例を示す正面図である。
【図7】図1の変形例を示す遊技盤の正面図である。
【図8】図1と異なる遊技動作を呈するパチンコ遊技機
の遊技盤の正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4,5a,5b 始動入賞口 8 流路変更装置 10 回転ロータ 16 ワープ入口 18 ワープ出口 30 可変入賞球装置 48 特定入賞領域 70 流路変更装置 75 流路変更装置 80 流路変更装置 90 通過口 92 電動始動入賞口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けられる始動入賞口への打玉
    の入賞に基づいて特定遊技状態を生起せしめる弾球遊技
    機において、 前記遊技盤には、常には落下する打玉の流路を前記始動
    入賞口以外に向けて導くと共に、遊技状態において予め
    定めた条件が成立したときに落下する打玉の流路を前記
    始動入賞口に関連する位置に向けて変更する流路変更装
    置を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
JP3404393A 1993-01-29 1993-01-29 弾球遊技機 Pending JPH06225967A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06269543A (ja) * 1993-03-17 1994-09-27 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2001087480A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置、及び、パチンコ機用図柄変動または役物変動用の始動開始・非始動選択装置を備えたパチンコ機
JP2002126209A (ja) * 2000-10-26 2002-05-08 Okumura Yu-Ki Co Ltd 振分け装置

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