JP3130123B2 - 弾球遊技機の可変入賞球装置 - Google Patents

弾球遊技機の可変入賞球装置

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JP3130123B2
JP3130123B2 JP04103534A JP10353492A JP3130123B2 JP 3130123 B2 JP3130123 B2 JP 3130123B2 JP 04103534 A JP04103534 A JP 04103534A JP 10353492 A JP10353492 A JP 10353492A JP 3130123 B2 JP3130123 B2 JP 3130123B2
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winning opening
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって有利な
第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化
可能な玉受部材と、該玉受部材に受け入れられた入賞玉
が落下する入賞空間と、該入賞空間内を落下する入賞玉
が入ったときに遊技者に対して特別の遊技価値を付与す
る特定入賞口と、を備えた弾球遊技機の可変入賞球装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、玉受部材が遊技者にとって有利な
開放した状態のときに受け入れられた入賞玉が入賞空間
内を落下して、たまたま特定入賞口に誘導されたとき
に、遊技者に対して大きな遊技価値、例えば、短時間に
多量の入賞玉を獲得できるチャンスを付与できるように
した可変入賞球装置が数多く提案されている。このよう
な可変入賞球装置においては、特定入賞口への入賞玉の
誘導を複雑化するために特定入賞口を移動させるものが
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した特定入賞口を
移動させるものにあっては、特定入賞口が入賞空間内を
落下する入賞玉の流路に対して常に出現した状態で移動
するものであった。したがって、移動する特定入賞口が
出現する位置に対応する流路をたまたま入賞玉が流下し
なければ特定入賞口に誘導されないという意味でのおも
しろさはあるが、逆に常に特定入賞口が出現した状態で
移動するので、入賞空間内を流下する入賞玉が何時かは
特定入賞口に導かれるだろうという安心感を感じながら
遊技を行うため、緊張感のないものとなっていた。本発
明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、特定入賞口への入賞玉の誘導に緊張感を
持って注目することができる弾球遊技機の可変入賞球装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技者にとって有利な第1
の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な玉受部材と、該玉受部材に受け入れられた入賞玉が落
下する入賞空間と、該入賞空間内を落下する入賞玉が入
ったときに遊技者に対して特別の遊技価値を付与する特
定入賞口と、を備えた可変入賞球装置において、前記特
定入賞口を、前記入賞空間を流下する入賞玉の流路に対
してその誘導割合が異なる複数位置において出現する状
態と隠れた難い状態とに変化し得るように移動可能とし
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】玉受部材が第1の状態のときに入賞玉が入賞空
間に受け入れられて落下する。その際、特定入賞口が、
その誘導割合が異なる複数位置において出現する状態と
なっているときには、入賞玉が特定入賞口に誘導される
のではないかという期待感を抱かせるが、特定入賞口が
隠れた状態となっているときには、入賞玉が特定入賞口
に誘導されるという期待感がほとんど生じない。しかし
て、入賞玉が特定入賞口に誘導される状態と誘導されな
い状態とがあるため、遊技者は常に特定入賞口の出現に
注意を払わなければならず、緊張感を持って遊技を行う
ことができる。また、特定入賞口への誘導割合が異なる
位置で出現する状態が現れるため、特定入賞口の出現位
置がどの位置であるかにも注意を払わなければならず、
更に緊張感を持って遊技を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図6及び図7を参照して弾球遊技
機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1の構成につ
いて説明する。図6は、遊技盤1の正面の構成を示す正
面図であり、図7は、遊技盤1の背面の構成を示す背面
図である。図において、遊技盤1の前面には、ほぼ円状
に区画レール2が植立され、該区画レール2の内側が遊
技領域3とされている。遊技領域3には、その中央に本
実施例の要部を構成する可変入賞球装置30が配置され
ている。可変入賞球装置30は、遊技者にとって有利な
ように打玉を受け入れる水平状態と遊技者にとって不利
なように打玉を受け入れない起立状態とに変化可能な一
対の玉受部材34a,34bと、該玉受部材34a,3
4bに受け入れられた入賞玉を流下させる入賞空間32
と、該入賞空間32の最下方の一部に特定入賞玉検出器
58を内蔵する特定入賞口としての特定入賞口誘導穴5
1と、が形成されている。なお、可変入賞球装置30の
詳細な構成については、後に詳述する。
【0007】また、遊技領域3の下方には、複数(3
つ)の始動入賞口5、6a,6bが形成される始動入賞
口装置4が配置されている。各始動入賞口5、6a,6
bには、図7に示すように、入賞した打玉を検出する始
動入賞玉検出器7、8a,8bが内蔵されている。ま
た、始動入賞口装置4の両サイド及び各入賞口間には、
後述する始動入賞時や大当り遊技状態時に表示制御され
るチャッカーランプ9が設けられている。
【0008】上記した始動入賞口5、6a,6bに打玉
が入賞したときの遊技状態について説明すると、まず、
打玉が中央の始動入賞口5に入賞すると前記可変入賞球
装置30の玉受部材34a,34bが2回開閉動作を行
う。また、打玉が左右の始動入賞口6a,6bに入賞す
ると玉受部材34a,34bが1回開閉動作を行う。こ
の開閉動作が行われている状態を始動入賞時と表現す
る。しかして、始動入賞時の開閉動作によって可変入賞
球装置30に受け入れられた入賞玉が特定入賞口誘導穴
51に入賞して特定入賞玉検出器58をONさせると、
特定遊技状態(一般的に大当り遊技状態といわれる)に
なる。
【0009】大当り遊技状態になると、玉受部材34
a,34bが所定回数(例えば、18回)開閉動作を行
うか、又はその所定回数の開閉動作中に所定個数(例え
ば、9個)の入賞玉が発生するまでの開閉動作(以下、
開閉サイクルという)を行うようになっている。そし
て、その開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉が再度
特定入賞口誘導穴51に導かれると、継続権が発生して
当該回の開閉サイクルを直ちに停止して次回の開閉サイ
クルに移行する。このような開閉サイクルの繰り返し
は、継続権が成立していることを条件として所定回数
(例えば、15回)行われるようになっている。このた
め、大当り遊技状態になると、短時間に多量の入賞玉を
獲得することができる。なお、1回の開閉サイクル中に
受け入れ可能な入賞玉を検出するために、図7に示すよ
うに入賞玉検出器21が遊技盤1の裏面に設けられてい
る。
【0010】遊技領域3には、上記した可変入賞球装置
30や始動入賞口装置4の他に、入賞口10、11a,
11b、12a,12b、サイドランプ15a,15
b、アウト口16、風車及び障害釘(共に符号なし)等
が設けられている。入賞口10は、可変入賞球装置30
の上部に配置され、入賞口11a,11bは、可変入賞
球装置30の左右側方に配置され、その内部に肩ランプ
13a,13bを内蔵している。また、入賞口12a,
12bは、始動入賞口装置4の左右上部に配置され、そ
の内部に袖ランプ14a,14bを内蔵している。この
肩ランプ13a,13b及び袖ランプ14a,14b
は、遊技領域3の中央側端部に配置されるサイドランプ
15a,15bと共に、始動入賞時や大当り遊技状態時
に所定の態様で表示制御されるものである。また、この
ように表示制御されるランプ類として、遊技領域3の外
周を囲むレール飾りランプ17や、遊技盤1が取り付け
られるパチンコ遊技機の前面枠上部に設けられる遊技効
果ランプ18(図示しない、ただし図8のブロック図に
示す)等がある。また、遊技状態に応じた効果音を報知
するものとしてパチンコ遊技機には、スピーカ24(図
示しない、ただし図8のブロック図に示す)が設けられ
ている。上記したランプ類や前記スピーカ24の動作に
ついては、後に詳述する。なお、前記アウト口16は、
遊技領域3の最下方に設けられ、入賞しなかったアウト
玉を回収するようになっている。
【0011】一方、遊技盤1の裏面には、図7に示すよ
うに、入賞玉集合カバー体20が止着されている。この
入賞玉集合カバー体20は、可変入賞球装置30に入賞
した入賞玉や入賞口10、11a,11b、12a,1
2bに入賞した入賞玉を下方に誘導する誘導径路が形成
されるものである。また、前記始動入賞口装置4の後面
には、誘導板22が止着されている。この誘導板22に
は、その左右に後方に向けて開口する誘導口23a,2
3bが形成され、始動入賞口5、6a,6bに入賞した
入賞玉を誘導口23a,23bから第2入賞玉集合空間
(図示しない)に放出するようになっている。第2入賞
玉集合空間に放出された入賞玉によって排出される景品
玉数は、第1入賞玉集合空間(可変入賞球装置30や入
賞口10、11a,11b、12a,12bに入賞した
入賞玉が落下する空間)に放出された入賞玉によって排
出される景品玉数(例えば、15個)よりも少ない数
(例えば、7個)に設定されている。
【0012】以上、遊技盤1の構成について説明してき
たが、次に図1乃至図5を参照して、本実施例の要部を
構成する可変入賞球装置30の構成について説明する。
図1は、可変入賞球装置30の一部を破断した斜視図で
あり、図2は、可変入賞球装置30の正面図であり、図
3は、可変入賞球装置30の断面図であり、図4及び図
5は、可変入賞球装置30の内部構造を示す部分斜視図
である。可変入賞球装置30は、図2に示すように、前
記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板31を有し
ている。取付基板31は、上部が円形状で全体に縦長の
板状に形成されその中央全域に入賞空間32が形成され
ている。入賞空間32の上部には、遊技領域3を落下す
る打玉の入賞空間32への侵入を阻止する障害部材33
が突設されている。
【0013】また、障害部材33の両端下方に一対の玉
受部材34a,34bが開閉自在に設けられている。こ
の玉受部材34a,34bは、周知のリンク機構によっ
て玉受部材ソレノイド35a,35b(35bは図示し
ない、ただし図8のブロック図に表示)に連結され、該
玉受部材ソレノイド35a,35bのON・OFFに従
動して開閉動作を行うようになっている。
【0014】上記した玉受部材34a,34bの下方に
は、入賞空間32の開口縁の下部左右縁及び下縁に沿っ
て突設される入賞玉受枠36が設けられる。この入賞玉
受枠36は、入賞空間32を落下してきた入賞玉が最終
的に到達するもので、本実施例の場合、図2に示すよう
に、入賞玉受枠36の左右に通常入賞口59が形成され
ている。また、入賞玉受枠36の中央には、特定入賞口
として機能する特定入賞口誘導穴51に入賞玉を誘導す
る誘導通路53が形成されている。この誘導通路53
は、入賞玉を載置するように浅い凹状に形成され、後に
詳述するように移動する特定入賞口誘導穴51が下部に
来たときに載置していた入賞玉を特定入賞口誘導穴51
に導くものである。ただし、誘導通路53に載置された
入賞玉がすべて特定入賞口誘導穴51に導かれるのでは
なく、載置したタイミングによって導かれたり、あるい
は導かれることなく通常入賞口59に落下せしめられる
場合もある。この点については、後に詳述する。
【0015】上記したように入賞空間32は、取付基板
31の前面に突設される障害部材33、玉受部材34
a,34b、及び入賞玉受枠36によって囲まれている
ため、遊技領域3を落下する打玉が通常の状態では入賞
しないようになっている。しかし、玉受部材34a,3
4bが開成したときには、遊技領域3を落下する打玉が
玉受部材34a,34bに受け止められて入賞空間32
に導かれ、最終的に入賞玉となる。なお、玉受部材34
a,34bがほぼ垂直に起立したときに打玉が全く入賞
しない状態ではなく、玉受部材34a,34bと障害部
材33との間に打玉が通過する間隔を形成して入賞し難
い状態としておいても良い。
【0016】入賞空間32には、その上部に後方に向か
って下り傾斜する上部玉転動板38が横臥されている。
上部玉転動板38の後端左右には、誘導片38aが形成
され、上部玉転動板38の両サイドを転動する入賞玉の
流路を中央寄りに変更するようになっている。また、上
部玉転動板38の後端は、入賞空間32の前後の奥行き
巾のほぼ中央位置まで達しているだけであるため、上部
玉転動板38の後端に達した入賞玉は、下方に向けて落
下して下部玉転動板39上に落下する。下部玉転動板3
9は、前方に向かって下り傾斜するように横臥されてい
る。
【0017】ところで、上部玉転動板38と下部玉転動
板39との間の中央部分には、貯留部材41が設けられ
ている。この貯留部材41は、入賞玉が通過し得る通過
穴を有すると共に、入賞空間32の上部後面壁に設けら
れるキャラクター部材40と一緒に上下動するようにな
っている。具体的には、図3に示すように、キャラクタ
ー部材40は、支軸46によって揺動自在に軸支され、
そのキャラクター部材40に貯留部材41が支軸47に
よって揺動自在に軸支されている。また、キャラクー部
材40の上端は、スプリング45を介して後面壁に連結
されている。したがって、キャラクター部材40及び貯
留部材41は、常にスプリング45の付勢力により支軸
46を中心として時計方向に付勢されている。つまり、
キャラクー部材40及び貯留部材41が上動する状態に
付勢されていることになる。ところで、キャラクター部
材40の後面側には、モータ42によって回転駆動され
る回転板43が設けられ、該回転板43の前方外周の一
部にキャラクター部材40の後端上部と当接する凸部4
3aが突設されている。このため、モータ42の回転に
より回転板43が回転すると凸部43aがキャラクター
部材40の上部後端を押圧するので、スプリング45の
付勢力に抗してキャラクター部材40及び貯留部材41
が支軸46を中心にして反時計方向に回転して下動す
る。なお、回転板43には、その裏面にカム43bが一
体的に形成され、該カム43bによって押圧される位置
検出器44がその上部に設けられている。しかして、こ
の位置検出器44は、凸部43aがキャラクター部材4
0と当接する位置を検出するものである。
【0018】また、上記のように構成される貯留部材4
1は、下動した状態で前記上部玉転動板38のほぼ中央
を落下する入賞玉を受け入れることが可能となるが、こ
の場合には、受け入れられた入賞玉が下部玉転動板39
によって停止されるので貯留可能状態となる。本実施例
においては、この貯留可能状態で2個の入賞玉が貯留可
能とされている。一方、貯留部材41が上動した状態に
おいては、貯留部材41の下端と下部玉転動板39との
間の間隔が入賞玉の直径よりも大きくなるので、貯留さ
れていた入賞玉がその間隔から下流側に抜けて開放され
る。なお、貯留部材41には、楽器のサックスの意匠が
付与され、キャラクター部材40には、そのサックスを
演奏する奏者の意匠が付与されている。また、貯留部材
41の動作については、後に詳述する。
【0019】ところで、前記下部玉転動板39の前端縁
からは、垂直状に垂直壁49が垂下され、その垂直壁4
9に円形状の凹部が形成され、該凹部内に回転体50が
回転自在に設けられている。そして、その凹部と連通す
るように垂直壁49と下部玉転動板39の中央部に切欠
部48が形成されている。一方、回転体50の外周に
は、入賞玉を1個受け入れることが可能な特定入賞口誘
導穴51が形成されると共に、該特定入賞口誘導穴51
の両側に前方に向かって突出する誘導突片52が形成さ
れている。また、回転体50は、図3に示すように、そ
の中心の回転軸54を連結部材56を介してモータ55
に連結されている。連結部材56には、一部に切欠部
(図示しない)が形成された検知円盤56aが一体的に
形成され、その検知円盤56aの切欠部を検出する投受
光方式の位置検出器57が設けられている。この位置検
出器57が切欠部を検出する位置は、特定入賞口誘導穴
51が最下方となる位置である。また、特定入賞口誘導
穴51が最下方となったときには、前記誘導通路53と
連通するようになっていると共に、特定入賞口誘導穴5
1内に受け入れた入賞玉を後方に向かって解放し、特定
入賞玉検出器58を通過させる。つまり、本実施例にあ
っては、特定入賞口誘導穴51に入賞玉が受け入れられ
なければ、特定入賞玉検出器58を作動することができ
ず、特定遊技状態となることもない。
【0020】上記のように構成される回転体50におい
ては、モータ55の回転に従動して回転する。このた
め、特定入賞口誘導穴51も従動して回転することにな
るが、特定入賞口誘導穴51に入賞玉が受け入れられる
可能性があるのは、特定入賞口誘導穴51と切欠部48
とが一致した位置、及び特定入賞口誘導穴51と誘導通
路53とが一致した位置、の2つの位置だけであり、他
の位置では、入賞玉の流路に対して特定入賞口誘導穴5
1が隠れた状態となっているため、入賞玉が特定入賞口
誘導穴51に受け入れられる可能性は、全くない。した
がって、特定入賞口誘導穴51が出現した状態となって
いるときには、入賞玉が特定入賞口誘導穴51に誘導さ
れるのではないかという期待感を抱かせるが、特定入賞
口誘導穴51が全く出現しない隠れた状態となっている
ときには、入賞玉が特定入賞口誘導穴51に誘導される
という期待感が全く生じない。このように本実施例にあ
っては、入賞玉が特定入賞口誘導口51に誘導される状
態と誘導されない状態とがあるため、遊技者は常に特定
入賞口誘導口51の出現に注意を払わなければならず、
緊張感を持って遊技を行うことができる。
【0021】また、本実施例においては、上記したよう
に特定入賞口誘導穴51と切欠部48とが一致した位置
(以下、上部入賞位置という)、及び特定入賞口誘導穴
51と誘導通路53とが一致した位置(以下、下部入賞
位置という)、の2つの位置で入賞玉が特定入賞口誘導
穴51に誘導されるが、これらの位置においては、下部
玉転動板39上を転動する入賞玉の誘導率が異なる。即
ち、図4に示すように、上部入賞位置の状態のときに
は、下部玉転動板39の中央部を転動する入賞玉は、ほ
ぼ確実に切欠部48から特定入賞口誘導穴51に導かれ
る。もちろん、下部玉転動板39の両サイドを転動する
入賞玉は、ほとんど通常入賞口59に向けて落下する
し、下部玉転動板39のやや中央よりを転動する入賞玉
の一部が誘導突片52に衝突して内側に落下し誘導通路
53に載置するものもあるが、仮に入賞玉が誘導通路5
3上に載置したとしても、回転体50の回転が進むにつ
れて誘導突片52が誘導通路53に載置されている入賞
玉を押し払うので、誘導通路53に載置した入賞玉が特
定入賞口誘導穴51に導かれることはない。
【0022】一方、図5に示すように、下部入賞位置の
状態のときには、下部玉転動板39の中央部を転動する
入賞玉は、一旦切欠部48に入って回転体50の外周に
衝突してから誘導通路53上に落下する。そして、落下
した入賞玉は、誘導通路53で多少反発するが、両サイ
ドを誘導突片52によってガイドされるので、多くの場
合には、誘導通路53上に載置した後、ただちに特定入
賞口誘導穴51に受け入れられる。もちろん、一部の入
賞玉は、誘導突片52を超えるほど反発して通常入賞口
59に導かれる場合もある。しかして、この下部入賞位
置においては、正に誘導通路53と特定入賞口誘導穴5
1とが一致したタイミングで誘導通路53に載置した入
賞玉だけが特定入賞口誘導穴51に導かれる可能性があ
るが、他のタイミングで誘導通路53上に向かって落下
する入賞玉又は載置した入賞玉は、ほとんど特定入賞口
誘導穴51に導かれることはない。
【0023】上記したように、特定入賞口誘導穴51の
出現する位置である上部入賞位置と下部入賞位置とで
は、入賞玉が特定入賞口誘導穴51に誘導される割合が
異なるため、遊技者は常に特定入賞口誘導口51の出現
位置に注意を払うことに加えてその出現位置がどの位置
であるかにも注意を払わなければならず、更に緊張感を
持って遊技を行うことができる。なお、図5において、
貯留部材41に2つの入賞玉P1,P2が貯留された状
態が示されているが、その貯留が解除されるときには、
後述するように下部入賞位置で回転体50が一時的に停
止されるようになっている。
【0024】可変入賞球装置30の概の構成は、以上の
とおりであるが、これ以外にも可変入賞球装置30に
は、情報表示用の表示器、及び装飾用のランプやLED
が多数設けられている。これらについて図2を参照しな
がら簡単に説明すると、前記垂直壁49の前面には、開
閉サイクルの継続回数を表示する開成回数表示LED6
0と、1回の開閉サイクル中に玉受部材34a,34b
に受け入れられた入賞個数を表示する入賞個数表示LE
D61が設けられている。また、前記障害部材33内に
は、飾りLED62(以下、飾りLED−Aという)が
設けられ、取付基板31の上部左右両側には、飾りLE
D63(以下、飾りLED−Bという)と役物ランプ6
5が設けられ、回転体50の左右に飾りLED64(以
下、飾りLED−Cという)が設けられている。
【0025】以上、可変入賞球装置30を含むパチンコ
遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、遊技
盤1に設けられる遊技装置は、図8に示す遊技制御回路
によって制御される。図8は、遊技制御回路をブロック
構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RAM、入
出力回路を含む基本回路70によって制御される。しか
して、基本回路70は、スイッチ回路71を介して始動
入賞玉検出器7、8a,8b、特定入賞玉検出器58、
入賞玉検出器21、及び停止位置検出器44、57から
の検出信号が入力され、アドレスデコード回路72から
基本回路70及びスイッチ回路71にチップセレクト信
号が与えられる。また、電源投入時に初期リセット回路
73から基本回路70にリセット信号が与えられ、所定
時間毎に定期リセット回路74から基本回路70に定期
リセット信号が与えられる。
【0026】一方、基本回路70からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路75を介
してスピーカ24に音声信号が与えられ、大当り信号を
導出する大当り情報出力回路80に駆動信号を出力して
いる。また、LED回路76を介して開成回数表示LE
D60、入賞個数表示LED61、及び飾りLED−A
〜Cに表示制御信号が与えられ、ソレノイド回路77を
介して玉受部材ソレノイド35a,35bに駆動信号が
与えられ、モータ回路78を介してモータ42、55に
駆動信号が与えられている。更に、ランプ回路79を介
して遊技効果ランプ18、肩ランプ13a,13b、サ
イドランプ15a,15b、レール飾りランプ17、チ
ャッカーランプ9、袖ランプ14a,14b、及び役物
ランプ65に表示制御信号が送られる。なお、上記した
装置や回路には、電源回路81から各種の電圧を有する
電力が供給されている。
【0027】次に、以上説明した可変入賞球装置30の
動作について図9乃至図14を参照して説明する。ま
ず、図9及び図10を参照して、始動入賞時の可変入賞
球装置30の動作について説明する。図9は、1回開き
時の動作を示すタイムチャートであり、図10は、2回
開き時の動作を示すタイムチャートである。
【0028】図9において、始動入賞口6a,6bのい
ずれかに打玉が入賞して始動入賞玉検出器8a,8bか
ら始動信号S1を導出すると、その導出時から所定時間
(0.800秒)遅れて玉受部材34a,34bが短い
時間(0.400秒)開放する。また、玉受部材34
a,34bの開閉動作の終了と同時にモータ42が駆動
を開始して回転板43及び貯留部材41(サックスと表
示)を駆動する。この動作によって玉受部材34a,3
4bに受け入れられた入賞玉がサックス41に貯留され
た場合には、解放される。ただし、この解放時において
は、回転体50が常時一定速度(2.000秒周期)で
回転しているので、解放された入賞玉が特定入賞口誘導
穴51に導かれるとは限らず、前記した上部入賞位置又
は下部入賞位置に特定入賞口誘導穴51があるときに、
入賞玉が特定入賞口誘導穴51に導かれる可能性が高く
なるに過ぎない。
【0029】また、始動信号S1があった後から玉受部
材34a,34bが閉じるまでの期間(図9のアスタリ
スクが付されている期間)は、始動受付禁止期間とされ
る。この始動受付禁止期間は、その期間内にいずれの始
動入賞口5、6a,6bに入賞した打玉も始動入賞とし
ての機能を無効とされるものである。なお、図示のタイ
ムチャートでは、玉受部材34a,34bが閉じた後で
も、入賞空間32を流下する入賞玉が特定入賞口誘導穴
51に到達するまで時間がかかるので、玉受部材34
a,34bの閉成後一定時間(2.800秒)の役物連
続作動装置作動有効時間を認めている。役物連続作動装
置有効時間は、玉受部材34a,34bの閉じる間際に
入賞した入賞玉が特定入賞口誘導穴51に入賞すること
もあるので、その入賞を有効と認定するために設定され
る猶予時間である。
【0030】次に、図10において、始動入賞口5に打
玉が入賞して始動入賞玉検出器7から始動信号S2を導
出すると、所定時間(0.800秒)遅れて玉受部材3
4a,34bが一定時間(1.000秒)の間隔をおい
て短い時間(0.448秒)の開放を2回行う。そし
て、始動信号S2があった後から2回の玉受部材34
a,34bの開放が終了するまでの時間は、始動受付禁
止期間とされる。また、この2回開き始動において玉受
部材34a,34bの開放時間と開放回数とが1回開き
始動に比較して多いので、入賞玉が可変入賞球装置30
に受け入れられ易い。また、図10においても、玉受部
材34a,34bの閉成後一定時間(2.800秒)の
役物連続作動装置作動有効時間が認められている。ま
た、2回開き時において、2回目の玉受部材34a,3
4bの開放後のサックス41と回転体50の動作は、前
記した1回開き時の動作と全く同じであり、上部入賞位
置又は下部入賞位置に特定入賞口誘導穴51があるとき
に、入賞玉が特定入賞口誘導穴51に導かれる可能性が
高くなるに過ぎない。
【0031】次に、図11及び図12を参照して開閉サ
イクル時の動作について説明する。図11は、開閉サイ
クルの基本的なタイミング動作を示し、図12は、最終
回の開閉サイクルのタイミング動作を示す。なお、図中
役物連続作動装置は、特定入賞口誘導穴51への入賞、
即ち、特定入賞玉検出器58の動作を示す。
【0032】まず、開閉サイクルにおける基本的な動作
を図11に基づいて説明する。役物連続作動装置58が
作動して継続信号Rn(1≦n≦14)が導出される
と、その継続信号Rnから一定時間(3.504秒)遅
れて玉受部材34a,34bが開閉サイクルを開始す
る。この開閉サイクルにおいては、一定の開放時間
(0.800秒)と4種類に設定された閉成時間(0.
200秒、0.400秒、0.800秒、1.000
秒)とが交互に行われる。また、開閉サイクルの終了条
件に達したときには、前記と同様に役物連続作動装置作
動有効時間(2.800秒)が設定されている。もちろ
ん、最終回の開閉サイクルにおいては、この役物連続作
動装置作動有効時間の設定は行われない。また、継続信
号Rnの導出後、玉受部材34a,34bの開閉動作の
開始前には、サックス41の上下動が1回行われて貯留
可能状態で停止する。また、回転体50は、一定の周期
で回転している。
【0033】一方、開閉サイクルが進んで、玉受部材3
4a,34bに受け入れられて入賞玉検出器21によっ
て検出された入賞玉数が4個になったとき、又は玉受部
材34a,34bの15回目の開放が開始されるとき、
にそれまで一定の周期で回転していた回転体50の回転
が停止される。この場合の停止は、位置検出器57のO
N信号に基づいて行われ、その時の特定入賞口誘導穴5
1の位置は、誘導通路53と連通する位置、即ち、下部
入賞位置である。更に、開閉サイクルが進んで、玉受部
材34a,34bに受け入れられて入賞玉検出器21に
よって検出された入賞玉数が6個になったとき、又は玉
受部材34a,34bの18回目の開放が終了したと
き、にサックス41が上下動を1回繰り返す。これによ
ってサックス41に貯留されていた入賞玉が解放され
る。また、この解放時には、特定入賞口誘導穴51が下
部入賞位置で停止しているので、図5に示すように、解
放された入賞玉が切欠部48に落下した後誘導通路53
上に載置し、特定入賞口誘導穴51に受け入れられる可
能性が極めて高く、継続権が成立する可能性が高い。な
お、回転体50は、9個すべての入賞玉が検出されたと
き又は18回目の開放終了後2.800秒経過したとき
に、再度回転を開始する。
【0034】次に、最終回の開閉サイクルの動作につい
て図12を参照して説明する。図において、14回目の
開閉サイクルの途中で入賞玉が6個発生してサックス4
1による貯留解除が行われ、それに基づいて解放された
入賞玉が特定入賞口誘導穴51に入賞して継続信号R1
5を導出すると、ただちに玉受部材34a,34bの開
閉動作が終了する。そして、継続信号R15が導出され
たときから一定時間(3.604秒)経過したときに、
玉受部材34a,34bの開閉動作が実行され、最終回
の開閉サイクルが開始される。ただし、最終回の開閉サ
イクルにおいては、次の開閉サイクルに継続させる必要
がないので、回転体50ばかりでなくサックス41も開
閉サイクルが終了するまで常時駆動される。
【0035】次に、図13及び図14参照して、各遊技
状態に応じて表示されるランプやLED、スピーカ24
の動作について説明する。図中丸印は、点灯状態を示
し、丸印の中にバツがある表示は、点滅状態を示し、二
重丸は、点灯移動状態を示す。
【0036】まず、電源を投入した通常の遊技状態で
は、可変入賞球装置30に設けられる飾りLED−B,
Cが1周期3000msで点灯移動し、回数表示LED
60と個数表示LED61は、共に0を点灯表示してい
る。また、役物ランプ65がON400ms・OFF1
200ms・ON400ms・OFF1000msの周
期で点滅表示している。また、効果音は、発生されてい
ない。
【0037】次に、打玉がいずれかの始動入賞口5、6
a,6bに入賞したときには、飾りLED−Aが48m
s間隔で点滅表示し、飾りLED−B,Cが1周期14
4msで点灯移動し、回数表示LED60と個数表示L
ED61は、共に「0」と「−」とを交互に200ms
の周期で表示している。チャッカーランプ9と袖ランプ
14a,14bの組と、役物ランプ65とが120ms
の間隔で交互に点滅表示する。更に、スピーカ24から
は、1回開き始動入賞のときに効果音Bが発生され、2
回開き始動入賞のときに効果音Cが発生される。
【0038】次に、大当り遊技状態時においては、役物
連続作動装置作動時から玉受部材34a,34bの開放
するまでの第1段階と、玉受部材34a,34bの開放
中の前半である4個入賞又は15回開閉時までの第2段
階と、玉受部材34a,34bの開放中の後半である4
個入賞又は15回開放時以降までの第3段階と、に分け
てランプ、LED、効果音が駆動される。
【0039】まず、第1段階においては、すべての飾り
LEDとランプとが40msの間隔で同期して又は交互
に点滅表示し、回数表示LED60と個数表示LED6
1は、共に「0」と「−」とを交互に120msの周期
で表示している。また、スピーカ24からは、最終回を
除いて効果音Dが発生され、最終回には、効果音Gが発
生される。
【0040】第2段階においては、すべての飾りLED
とランプとが240msの間隔で同期して又は交互に点
滅表示している。また、回数表示LED60及び個数表
示LED61は、それぞれ継続回数及び入賞個数を表示
する。この場合、開閉サイクルの継続回数が1〜9回目
までは、一の位を点灯表示し、10回目以降は、一の位
を120msの間隔で点滅表示する。また、第2段階に
おいては、最終回を除いて効果音Eが発生される。な
お、最終回は、効果音が発生されない。
【0041】次に、第3段階においては、第2段階と似
たような表示動作で駆動制御されるようになっている。
即ち、すべての飾りLEDとランプとが120msの間
隔で同期して又は交互に点滅表示している。また、回数
表示LED60及び個数表示LED61は、それぞれ継
続回数及び入賞個数を表示する。また、第3段階におい
ては、効果音Fが発生される。
【0042】次に、大当り遊技状態の終了時において
は、一定時間(2.8s)の間、レール飾りランプ17
と役物ランプ65とが点灯し、それ以外の飾りLEDと
ランプは、すべて400msの間隔で点滅表示する。ま
た、効果音Hも発生される。
【0043】また、可変入賞球装置40を含む遊技装置
に異常が発生したときには、レール飾りランプ17が点
灯状態となり、飾りLED−A〜C、回数表示LED6
0及び個数表示LED61を構成する各セグメントLE
Dが100ms間隔で点滅し、効果音Aが発生される。
これにより、例えば、回数表示LED60や個数表示L
ED61を見ることにより異常発生時の遊技状態を知る
ことができる。
【0044】以上、実施例に係る可変入賞球装置30を
含むパチンコ遊技機の遊技盤1の構成について説明して
きたが、本実施例によれば、モータ55の回転に従動し
て特定入賞口誘導穴51も回転するため、特定入賞口誘
導穴51が入賞玉の流路に対して出現した状態と隠れた
状態となる。そして、特定入賞口誘導穴51が出現した
状態となっているときには、入賞玉が特定入賞口誘導穴
51に誘導されるのではないかという期待感を抱かせる
が、特定入賞口誘導穴51が全く出現しない隠れた状態
となっているときには、入賞玉が特定入賞口誘導穴51
に誘導されるという期待感が全く生じない。このように
本実施例にあっては、入賞玉が特定入賞口誘導口51に
誘導される状態と誘導されない状態とがあるため、遊技
者は常に特定入賞口誘導口51の出現に注意を払わなけ
ればならず、緊張感を持って遊技を行うことができる。
【0045】なお、上記した実施例では、特定入賞口の
移動する態様として、特定入賞口としての特定入賞口誘
導穴51を有する回転体50が回転するものを示した
が、上下左右に直線運動して出現する状態と隠れた状態
とを取ることができる特定入賞口でも良い。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、特定入賞口を、入賞空間を流下
する入賞玉の流路に対してその誘導割合が異なる複数位
置において出現する状態と隠れる状態とに変化し得るよ
うに移動可能としたので、入賞玉が特定入賞口に誘導さ
れる状態と誘導されない状態とがあるため、遊技者は常
に特定入賞口の出現に注意を払わなければならず、緊張
感を持って遊技を行うことができる。また、特定入賞口
への誘導割合が異なる位置で出現する状態が現れるた
め、特定入賞口の出現位置がどの位置であるかにも注意
を払わなければならず、更に緊張感を持って遊技を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る可変入賞球装置の一部を破断した
斜視図である。
【図2】可変入賞球装置の正面図である。
【図3】可変入賞球装置の縦方向に切断した縦断面図で
ある。
【図4】可変入賞球装置の内部構造を示す部分斜視図で
ある。
【図5】可変入賞球装置の内部構造を示す部分斜視図で
ある。
【図6】可変入賞球装置が応用される弾球遊技機の一例
のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である
【図7】遊技盤の背面図である。
【図8】遊技動作を制御する遊技制御回路を示すブロッ
ク図である。
【図9】1回開き始動入賞時における可変入賞球装置の
動作を示すタイムチャートである。
【図10】2回開き始動入賞時における可変入賞球装置
の動作を示すタイムチャートである。
【図11】大当り遊技状態時における開閉サイクルの基
本的な動作を示すタイムチャートである。
【図12】大当り遊技状態時における最終回の開閉サイ
クルの動作を示すタイムチャートである。
【図13】各遊技状態におけるランプ、LED、スピー
カの動作を示す一覧表図である。
【図14】各遊技状態におけるランプ、LED、スピー
カの動作を示す一覧表図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 30 可変入賞球装置 32 入賞空間 34a,34b 玉受部材 50 回転板 51 特定入賞口誘導穴(特定入賞口) 52 誘導突片 53 誘導通路 58 特定入賞玉検出器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材
    と、該玉受部材に受け入れられた入賞玉が落下する入賞
    空間と、該入賞空間内を落下する入賞玉が入ったときに
    遊技者に対して特別の遊技価値を付与する特定入賞口
    と、を備えた可変入賞球装置において、 前記特定入賞口を、前記入賞空間を流下する入賞玉の流
    路に対してその誘導割合が異なる複数位置において出現
    する状態と隠れた状態とに変化し得るように移動可能と
    したことを特徴とする弾球遊技機の可変入賞球装置。
JP04103534A 1992-03-30 1992-03-30 弾球遊技機の可変入賞球装置 Expired - Lifetime JP3130123B2 (ja)

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