JPH06225333A - 動き検出回路および動き適応映像信号処理回路 - Google Patents

動き検出回路および動き適応映像信号処理回路

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JPH06225333A
JPH06225333A JP5008199A JP819993A JPH06225333A JP H06225333 A JPH06225333 A JP H06225333A JP 5008199 A JP5008199 A JP 5008199A JP 819993 A JP819993 A JP 819993A JP H06225333 A JPH06225333 A JP H06225333A
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JP
Japan
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motion
video signal
detection
circuit
input video
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JP5008199A
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Seiichi Tanaka
誠一 田中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号の動きに応じて最適な動き検出特性
の得られる動き検出回路を提供する。 【構成】 入力映像信号のMフレーム間の非相関成分よ
り、動き検出回路12から入力映像信号の動きを検出す
る。画面をN分割し、この分割されたブロック毎に、動
き量検出・特性制御回路14により入力映像信号の動き
量を検出するとともに、検出された動き量に応じて各ブ
ロック毎に、検出特性を変化させる制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力映像信号の動き
の度合いに応じて動き検出特性が自動的に制御される動
き検出回路およびこれを用いて動き適応Y/C分離や動
き適応ノイズリダクションを行う動き適応映像信号処理
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号の画質向上を目的として、動き
適応形の3次元Y/C分離回路・動き適応形のノイズリ
ダクション(NR)回路がTV,VTRに搭載され、そ
の普及には目覚ましいものがある。これは、入力の映像
信号の動きをフレーム非相関の大小で検出して、動きと
検出した部分(動画部分)はライン相関(フィールド内
相関)を利用して演算処理し、静止と判定した部分(静
画部分)はフレーム相関を利用して演算処理をするもの
である。Y/C分離,NRともに動きの検出が性能に大
きな影響を及ぼす。
【0003】1989年のTV学会の全国大会におい
て、動き適応形の3次元Y/C分離のLSIの開発が、
同学会誌P215〜P216の「3次元YC処理LSIの開発」
に報告されている。
【0004】図11に上記のNTSCの信号を取り扱う
3次元YC処理LSIの基本構成を示すブロック図を用
い、3次元Y/C分離処理回路に関する主なブロックの
動作を説明する。
【0005】入力端子111に供給された複合映像信号
は、A/D変換器112でディジタル信号に変換して動
画用Y/C分離回路113に供給する。動画用Y/C分
離回路113は1H遅延回路114,115の2個の1
H遅延回路(1H:1水平走査期間)を用いて、3ライ
ンの信号の垂直相関を利用して垂直高域成分(ライン非
相関成分)を抽出する。抽出された垂直高域成分は、B
PF116で色搬送波帯域の成分が分離されて動画部分
の色信号MCとなる。
【0006】色信号MCは混合回路117に入力すると
ともに、1H遅延した複合映像信号から減算器118で
減算して動画部分の輝度信号MYを分離する。輝度信号
MYは混合回路119に供給する。
【0007】1H遅延回路114により1H遅延された
合映像信号は、1フレーム(525H)遅延回路120
および121によりそれぞれ1フレーム遅延を行う。遅
延されたこれらの信号は、静画用Y/C分離回路122
および動き検出回路123にそれぞれ供給する。
【0008】静画用Y/C分離回路122は、1H遅延
回路114の出力とその1フレーム遅延された1フレー
ム遅延回路120の出力との加算により静画部分の輝度
信号SYを分離するとともに、前記2つの信号の減算に
より色信号成分(フレーム非相関成分)を分離する。分
離した色信号成分はBPF124で帯域制限されて静画
部分の色信号SCとなり、混合回路117に供給する。
【0009】動き検出回路123には、1H遅延回路1
14の出力と1フレーム遅延された1フレーム遅延回路
120の出力および2フレーム遅延された1フレーム遅
延回路121の出力を供給する。1フレーム間の差分値
に基ずいて検出した動き信号と2フレーム間の差分値に
基ずいて検出した動き信号のうちの動き側の信号を選択
して、動き信号として混合回路117,119に供給す
る。
【0010】混合回路119は輝度信号MYと輝度信号
SY、混合回路117は色信号MCと色信号SCを、そ
れぞれ動き信号に応じた比率で混合して、Y/C分離さ
れた輝度信号および色信号として出力する。
【0011】図12は動き検出回路123の基本構成を
示すブロック図であり、以下このブロック図とともに動
き検出に関する動作を説明する。
【0012】入力デジタルビデオ信号は1フレーム遅延
回路125により1フレーム遅延し、さらにサブサンプ
ル回路126によりサブサンプルされた後、1フレーム
遅延回路127でもう1フレーム遅延する。
【0013】減算器128は、入力ビデオ信号からその
1フレーム遅延された1フレーム遅延回路125の出力
を減算して1フレーム間の差分信号を得て、LPF12
9で1フレーム差分信号の水平低域成分を抽出する。
【0014】ノイズなどの影響を軽減するために、水平
低域成分の1フレーム差分信号にコアリング回路130
でコアリングをかけた信号を水平低域成分の動き信号と
している。また、コアリング回路130にエッジ信号が
入力しているが、これは画像のエッジ部と平坦部でコア
リング特性を変えている。
【0015】減算器131は、入力ビデオ信号からその
2フレーム遅延された1フレーム遅延回路127の出力
を減算して2フレーム間の差分信号を得て、ノイズなど
の影響を軽減するために2フレーム差分信号にコアリン
グ回路132でコアリングをかけた信号を主に色信号を
含む水平高域成分の動き信号としている。
【0016】最大値選択回路134には、1フレーム間
の差分値に基ずいて検出した動き信号と2フレーム間の
差分値に基ずいて検出した動き信号とその1フレーム遅
延された1フレーム遅延回路133の出力を供給し、こ
れらのうちの最も動き側の信号を選択して、最終の動き
信号として出力する。これは、動きの検出漏れの方が画
質に及ぼす悪影響が大きいことから、動きの検出漏れを
極力少なくする必要があるためである。
【0017】ここで問題となるのは、エッジ部と平坦部
のコアリング特性は変えているものの基本的には動きの
検出特性が固定なことであり、特性を変える場合にも利
用者が手動で切り換えなければならず、入力映像信号の
動き量に応じて自動的に切り換わらないことである。
【0018】普通は、一般的な全ての映像に対して破綻
の少なくなるように動き検出特性を設定するので、スポ
ーツの場面など動きの激しい映像に対しては動き検出の
感度が相対的に低くなり、動きの検出漏れが増え、美術
番組など静止映像に対しては動き検出の感度が相対的に
高くなり、ノイズなどで静止部分を動き部分と誤る誤検
出が増える。つまり、入力信号に対してそれに応じて最
適な動き検出特性が得られない。
【0019】そのために、動き適応Y/C分離では、動
きの激しい映像に対しては動きの検出漏れのために、残
像などのフレーム間処理の弊害が増え、静止映像に対し
ては動きの誤検出のために、フレーム間Y/C分離によ
るクロスカラー妨害とドット妨害の除去が不十分にな
る。また、動き適応NRでは、動きの激しい映像に対し
ては動きの検出漏れのために、残像などのフレーム間処
理の弊害が増え、静止映像に対しては、動きの誤り検出
のために、フレームNRによる雑音除去が不十分にな
る。
【0020】このように動きの検出特性が固定である
と、動きの誤検出と動きの検出漏れの問題が両立しな
い。さらに、映像信号に応じて利用者が動き検出特性を
切り換える場合は、一般の利用者にとっては操作が非常
に煩雑になる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の動き検
出回路では、動きの検出特性が固定であることから、動
きの誤検出と動きの検出漏れの問題が両立せず、入力信
号に応じて最適な動き検出特性が得られず、動きの激し
い映像に対しては動き検出の感度が相対的に低くなり、
動きの検出漏れが増え、静止映像に対しては動き検出の
感度が相対的に高くなり、動きの誤検出が増える。その
ために、動き適応Y/C分離では、動きの激しい映像に
対しては動きの検出漏れのために、残像などのフレーム
間処理の弊害が増え、静止映像に対しては動きの誤検出
のために、フレーム間Y/C分離によるクロスカラー妨
害とドット妨害の除去が不十分になる。
【0022】また、動き適応NRでは、動きの激しい映
像に対しては動きの検出漏れのために、残像などのフレ
ーム間処理の弊害が増え、静止映像に対しては動きの誤
検出のために、フレームNRによる雑音除去が不十分に
なる。さらに、映像信号に応じて利用者が動き検出特性
を切り換える場合は、一般の利用者にとっては操作が非
常に煩雑になる。
【0023】この発明は、入力映像信号の動きの状態を
検出してそれに応じて自動的に動きの検出特性を変える
ことにより、入力信号の動きに応じて最適な動き検出特
性の得られる動き検出回路を提供するとともに、この動
き検出回路を用いて、動きの検出漏れによるフレーム間
処理の弊害と動きの誤検出によるフレーム間処理の効果
低減の少ない動き適応映像処理回路(Y/C分離,N
R)を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明の動き検出回路
および動き適応映像信号処理回路では、 (1)動き検出回路において、検出した動き部分の画素
数を画面をN分割したブロック毎に計数する手段と、計
数した動き画素数に応じてブロック毎に動き検出特性を
変化させる手段とからなることを特徴とする。
【0025】(2)動き検出回路において、検出した画
素毎の動き量の画面をN分割したブロック内での総和を
求める手段と、各ブロック内での動き量の総和に応じて
ブロック毎に動き検出特性を変化させる手段とからなる
ことを特徴とする。
【0026】(3)動き適応映像信号処理回路における
動き適応Y/C分離において、動き検出手段として上記
(1)または(2)の動き検出回路を備えてなることを
特徴とする。
【0027】(4)動き適応映像信号処理回路における
動き適応ノイズリダクションにおいて、動き検出手段と
して上記(1)または(2)の動き検出回路を備えてな
ることを特徴とする。
【0028】
【作用】上記した構成により、(1),(2)の動き検
出回路においては、画面をN分割したブロック毎に検出
したブロック内での動き画素数の総和もしくは動き量の
総和に応じて、ブロック毎に動き検出特性を変化させる
ことで、動き画素数の総和と動き量の総和が入力映像信
号の動きの状態に比例しており、動きの激しい映像では
大きく、静止映像では小さくなる。
【0029】したがって、動き画素数の総和もしくは動
き量の総和の大きい場合は動き検出特性の感度を高くし
て、動き画素数の総和もしくは動き量の総和の小さい場
合は動き検出特性の感度を低くすれば、動きの激しい映
像では動き検出感度が高くなるので動きの検出漏れが減
り、静止映像では動き検出感度が低くなるので動きの誤
検出が減り、入力映像信号の動きの状態に応じて、動き
の誤検出と動きの検出漏れの問題が両立する最適な動き
検出特性が自動的に得られる。
【0030】(3)の動き適応映像信号処理回路では上
記(1)または(2)の動き検出回路を用いて動き適応
Y/C分離を行うことにより、動きの激しい映像では動
きの検出漏れが減るので、残像などのフレーム間処理の
弊害も減り、静止映像では動きの誤検出が減るので、フ
レーム間Y/C分離によるクロスカラー妨害とドット妨
害の除去効果が高くなる。
【0031】(4)動き適応映像信号処理回路では上記
(1)または(2)の動き検出回路を用いて動き適応N
Rを行うことにより、動きの激しい映像では動きの検出
漏れが減るので、残像などのフレーム間処理の弊害も減
り、静止映像では動きの誤検出が減るので、フレームN
Rによるノイズ除去効果が高くなる。
【0032】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。まず、具体的な実施例を説明
する前に、図1を用いてこの発明の基本的な概念につい
て説明する。この発明の基本的な考え方は、動きの激し
い映像なのか、静止画なのかというような入力映像信号
の動き量を、図2に示すようにブロック毎に検出して、
検出した動き量に応じて各ブロック毎に動き検出手段の
検出特性を変化させることにより、動きの激しい映像や
静止画などのいろいろな入力映像信号の動きの状態に応
じて動きの誤検出と動きの検出漏れの問題が両立する最
適な動き検出特性を自動的に得ることである。
【0033】入力端子11に供給された入力映像信号
は、動き検出回路12およびブロック信号発生回路13
に供給する。動き検出回路12は、入力映像信号のフレ
ーム間の非相関値を求め、それを動き信号値をKとした
とき、完全静画でK=0,完全動画でK=1,0≦K≦
1に変換する。動き量検出・特性制御回路14は、各ブ
ロック領域を示すブロック指示信号の制御によりブロッ
ク毎に入力映像信号の動き量を検出し、それに応じて各
ブロック毎に動き検出回路12のパラメータを制御す
る。さらに、係数信号の制御により各ブロックの境界付
近では、一方のブロックの動き検出特性から他方のブロ
ックの動き検出特性へとなめらかに動き検出特性を変化
する。これにより図6に示すようにフレーム非相関値を
動き信号値Kに変換するときのオフセットaと傾きbを
ブロック毎の動き量に応じて変化させることで、動き検
出特性を制御できる。
【0034】次に、ブロック信号発生回路13でのブロ
ック指示信号と係数信号Jを0≦J≦1とする生成につ
いて、画面を4分割した図2を例にして説明する。ブロ
ック信号発生回路13は入力映像信号から水平同期信号
HDと垂直同期信号VDを分離する。そして、水平同期
信号HDを時間基準として、そこから一定幅の信号を水
平ウィンドウ信号HWとして生成する。同様に、垂直同
期信号VDを時間基準として垂直ウィンドウ信号VWを
生成する。水平ウィンドウ信号HWと垂直ウィンドウ信
号VWの組み合わせによって、図2に示すようにブロッ
ク1からブロック4の4ブロックに分割する。
【0035】また、水平同期信号HDと垂直同期信号V
Dを時間基準として、図2に示すようにブロック間の境
界付近で値が0から1へとなめらかに変化する係数信号
Jを生成する。
【0036】次にブロック分割について説明する。図2
ではブロック1から4の4つのブロックに分割し、それ
ぞれの動き検出特性をM1からM4としている。ここで
動き検出特性とは動き検出回路12の検出感度であり、
同じフレーム非相関値が与えられたときの動き信号値の
違いを意味する。入力映像信号の動きに応じて動きの検
出感度を制御して最適な動き検出特性を得るということ
からは、1つの画面内でも動きの激しい部分と静止して
いる部分が存在する場合が多いので、ブロック分割数を
増やして1ブロックの領域を狭くする方が、より細かく
動きを検出して特性を制御できる。
【0037】この場合、ブロック分割の制御が複雑にな
り回路規模が増大することと、ブロック間の動き検出特
性差が画面上で逆に弊害として目立ち安くなるという欠
点がある。逆に、ブロック分割数を少なくして1ブロッ
クの領域を広くすると、回路規模は小さくブロック間の
動き検出特性差の違いも目立ちにくくなるが、画面の一
部分のみ動きの激しいあるいは静止している映像の場合
には、動き検出特性を細かく制御して対応することがで
きなくなる。ブロック分割数とブロック形状などのブロ
ック分割方法は、上記の利点と欠点を考慮して所望の状
態に決定すればよい。
【0038】ブロック間の動き検出特性差が画面上で逆
に弊害として目立つ場合には、各ブロック間の動き検出
特性の差を、予め定めた設定値以下に制限すればよい。
また他のブロックの動き検出特性に比べてあるブロック
の動き検出特性が著しく異なることを避けたい場合に
は、ブロック毎の動き検出特性を決めるパラメータにL
PF処理をすればよい。
【0039】次にブロック間の境界での動き検出特性の
切り換えについて説明する。各ブロック間の境界で動き
検出特性をステップ状に急激に切り換えると、境界での
動き検出特性の急激な変化が画面上で弊害として目立
つ。そのために、係数信号の制御により各ブロックの境
界付近では一方のブロックの動き検出特性から他方のブ
ロックの動き検出特性へとなめらかに動き検出特性を変
化させている。図2ではブロック3からブロック4へと
ブロック2からブロック4への動き検出特性の切り換え
を示している。図2の点線内の斜線領域が境界領域であ
り、この領域内では動き検出特性は(1ーJ)・M3+
J・M4であり、係数信号Jを0から1へなめらかに切
り換えることにより、動き検出特性もM3からM4へと
なめらかに切り換わる。
【0040】最後に、入力映像信号の動きと動き検出特
性について説明する。基本的には、動きの激しく検出さ
れた動き量が大きい映像の場合、検出感度を高くして動
きの検出漏れを少なくする。また、動きが少なく検出さ
れた動き量が小さい映像の場合は、動きの検出感度を低
くして静止部分を動き部分と誤る動きの誤検出を少なく
する。
【0041】しかし、一般に動きの検出漏れの方が誤検
出よりも弊害が大きく検出漏れを少なくすることが必要
なので、検出された動き量に応じて動きの検出感度を高
くなるようには制御するが、動きの検出感度は予め定め
られた設定値以下には、低くならないようにしてもよ
い。
【0042】図1および図2では発明の基本概念につい
て説明したが、以下、この発明の実施例について詳細に
説明する。図3は、この発明の一実施例を示すブロック
図を示すものである。
【0043】図3において、入力端子INに供給された
入力映像信号は、フレームメモリ32により1フレーム
分だけ遅延する。減算器33において、入力映像信号か
らフレームメモリ32で1フレーム遅延した信号を減算
して、入力映像信号の1フレーム間の非相関信号である
1フレーム差分信号を得る。この1フレーム差分信号は
変換回路34,35にそれぞれ供給する。
【0044】ノイズの影響を無視すると、完全な静止画
では1フレーム間の差分値は零で、動画では有限の値を
とり動きの大きいほど1フレーム間の差分値も大きくな
ることを利用して、変換回路34および35は1フレー
ム間の差分信号の絶対値を動き信号の値をKとしたと
き、完全静画でK=0、完全動画でK=1、0≦K≦1
に変換してそれぞれ出力する。
【0045】動き画素検出回路36は、変換回路34よ
り供給される第1の動き信号を、予めたとえば0.5に
定められた設定値と比較して、それよりも大きいものを
検出し、検出した場合には検出信号を計数回路37に送
出する。
【0046】計数回路37は、動き画素検出回路36で
検出した動き画素の個数を各ブロック毎に計数してブロ
ック毎の動き画素の総数を求めて制御回路38に送出す
る。制御回路38は例えばROMにより構成し、動き画
素の総数が大きくなるほど変換回路35の変換特性の感
度が高くなるようなパラメータを、動き画素の総数に応
じて特性制御信号CSとして変換回路35に供給し、変
換回路35の特性を制御し、動きの検出感度を調整す
る。検出回路34および35のより詳細な構成と変換回
路35の特性の制御については後で説明する。
【0047】水平ウィンドウ信号と垂直ウィンドウ信号
の生成について説明する。同期分離回路39は、入力映
像信号から水平同期信号HDと垂直同期信号VDを分離
して、それぞれ水平パルス生成回路40および垂直パル
ス生成回路41に供給する。水平パルス生成回路40は
単安定マルチバイブレータ回路であり、水平同期信号H
Dをトリガ信号として、そこから一定幅の信号を作成し
て水平ウィンドウ信号HWとして出力する。また、水平
同期信号HDを位相基準信号とするPLL回路として構
成してもよい。垂直パルス生成回路41は垂直同期信号
VDから垂直ウィンドウ信号VWを生成する。
【0048】次に、ブロック分割について画面を4つに
分割する場合について説明する。図4は、4分割の場合
のブロックの領域を示す。水平ウィンドウ信号と垂直ウ
ィンドウ信号の組み合わせによってブロック1からブロ
ック4の4ブロックに分割する。各ブロックの開始点を
Si(i=1〜4),終了点をEi(i=1〜4)とす
ると、計数回路37は、各ブロック毎にSiからEiま
での動き画素数を計数する。
【0049】変換回路34,35は、それぞれ図5に示
す構成となっており、この動作説明を、図6の入出力特
性、つまり動き検出特性とともに説明する。前段の減算
器33より供給されたフレーム非相関信号に対し、絶対
値回路5aより得られる1フレーム間差分の絶対値を、
オフセット回路5bによりコアリングして図6のaに相
当するオフセット値を与える。次に係数回路5cにより
係数を掛けて傾きを決める。この係数で図6のbに相当
する傾きを与える。そして大きな信号はリミッタ回路5
dにより値’1’でクリップし、出力5eより動き信号
として出力する。このように1フレーム間の差分信号を
動き信号(0≦K≦1)に変換する。
【0050】ここで、図6の実線と点線の比較からわか
るように、傾きbが同じならばオフセット値aを大きく
設定するほど1フレーム間差分値が大きくないと、動き
信号値は大きくならないので動き検出感度は低下する。
図6の実線と一点鎖線の比較からわかるように、オフセ
ット値が同じならば係数bを小さく設定するほど1フレ
ーム間差分値が大きくないと動き信号値は大きくならな
いので、動き検出感度は低下する。
【0051】変換回路34はオフセット値aと傾きbは
固定にしてあるが、変換回路35では制御回路38から
の特性制御信号に応じてオフセットaと傾きbが変化
し、各ブロック内での動き画素の総数が多い場合にはそ
れに応じてオフセット値aを小さく、傾きbを大きくな
るよう特性制御信号を変えることにより、動き検出感度
を高くして動きの検出漏れを減らし、各ブロック内での
動き画素の総数が少ない場合には、それに応じてオフセ
ット値aを大きく、傾きbを小さくなるよう特性制御信
号を変化することにより、動き検出感度を低くして動き
の誤検出を減らすことができる。
【0052】この実施例において減算器33と変換回路
34および35との間に必要に応じてLPF,HPFな
どのフィルターを挿入してもよく、計数回路37での計
数結果をブロック毎に複数フレーム期間、積分などの処
理をして制御回路38に供給するようにしてもよい。
【0053】図7はこの発明の第1の他の実施例を示す
ブロック図を示すものあり、この実施例が図3に示す実
施例と異なる部分は、動き画素検出回路36と計数回路
37の代わりに積分回路42を設けたことと、変換回路
34を削除して変換回路35図7はこの発明の第1の他
の実施例を示すブロック図を示すものあり、この実施例
が図3に示す実施例と異なる部分は、動き画素検出回路
36と計数回路37の代わりに積分回路42を設けたこ
とと、変換回路34を削除して変換回路35の出力の動
き信号を、積分回路42へ供給した点である。
【0054】積分回路42は、変換回路35で検出した
動き信号(値K:完全静画でK=0,完全動画でK=
1,0≦K≦1)を、各ブロック毎に積分してブロック
毎の動き量の総量を求めて制御回路38に送出する。こ
の動き画素の総数も上記の実施例と同様、動き量の総量
も入力映像信号の動きに比例している。
【0055】制御回路38は、動きの総量が大きくなる
ほど変換回路35の変換特性の感度が高くなるように、
変換回路35の特性つまり動きの検出感度を制御する。
つまり、動きの総量が大きくなるほどオフセット値aは
小さく、傾きbは大きくなるように変化させる。
【0056】また、この実施例においても減算器33と
変換回路35の間に必要に応じてLPF,HPFなどの
フィルターを挿入してもよく、積分回路42での積分結
果をブロック毎に複数フレーム期間、さらに積分などの
処理をして制御回路38に供給するようにしてもよい。
【0057】図8は、図7に示す実施例の積分回路42
の動作の、異なる構成の積分回路42´を具体的に示し
た、この発明の第2の他の実施例を示すものである。
【0058】この実施例においても入力映像信号の動き
に応じて動き検出特性を変えることは同じであるが、こ
の実施例では各ブロック毎の動き検出特性の差を予め定
められた設定値以下に制限する。これは、動き適応Y/
C分離,動き適応NRの場合に動き検出特性の差による
フレーム間映像処理の効果(動き適応Y/C分離:クロ
スカラーとドット妨害の除去,動き適応NR:雑音除
去)と弊害(残像)の差が、各ブロック間であまり大き
くならないようにするためである。
【0059】水平パルス生成回路40からの水平ウィン
ドウ信号HWと垂直パルス生成回路41からの垂直ウィ
ンドウ信号VWを、インバータ43,44とANDゲー
ト45〜48とによりデコードしてそれぞれのブロック
期間を示す信号を生成して、ANDゲート45の出力に
よりゲート回路49をブロック1の期間のみオン、AN
Dゲート46の出力によりゲート回路50をブロック2
の期間のみオン、ANDゲート47の出力によりゲート
回路51をブロック3の期間のみオンし、それにAND
ゲート48の出力によりゲート回路52をブロック4の
期間のみオンするよう、それぞれ制御する。
【0060】また、エッジ検出回路53〜56は1〜4
の各ブロック期間を示す信号の立ち上がりと立ち下がり
をそれぞれ検出して、各ブロックの開始点と終了点を示
す信号Si(i= 1〜4)とEi(i= 1〜4)を出力
する。
【0061】加算器57とレジスタ58は積分回路を構
成している。まずブロック1の開始点において、エッジ
検出回路53の出力信号S1がレジスタ58をクリアす
る。それから、ブロック1期間にのみ、ゲート回路49
を通過してくる変換回路35の出力の動き信号を、加算
器57でレジスタ58の出力と加算してレジスタ58に
戻すことにより,ブロック1内での動き信号を積分す
る。
【0062】ブロック1の終了点において、エッジ検出
回路53の出力信号E1によりレジスタ58の内容をレ
ジスタ59に転送することで、レジスタ59にはブロッ
ク1内での動き量の積分値を得ることができる。同様
に、レジスタ60〜62にはそれぞれブロック2からブ
ロック4での動き量の積分値をそれぞれ得ることができ
る。スイッチ回路63は水平ウィンドウ信号HWと垂直
ウィンドウ信号VWの制御により、ブロック1期間では
レジスタ59の出力、ブロック2期間ではレジスタ60
の出力、ブロック3期間ではレジスタ61の出力、ブロ
ック4期間ではレジスタ62の出力をそれぞれ選択して
リミッタ回路63に供給する。
【0063】リミッタ回路63は加算器64および減算
器65より得られる信号の範囲内にスイッチ回路63の
出力を制限して出力66に出力する。
【0064】加算器64はレジスタ59の出力に設定値
Refを加算し、減算器65はレジスタ59の出力から
設定値Refを減算するので、リミッタ回路63の出力
はブロック1での積分値±設定値Refに制限される。
その結果として制御回路38の入力範囲が制限されるの
で、変換回路35の動き検出特性の差が設定値以下に制
限できる。
【0065】また、この実施例においても減算器33と
変換回路35の間に必要に応じてLPF,HPFなどの
フィルターを挿入してもよいし、積分回路42´での積
分結果をブロック毎に複数フレーム期間、さらに積分な
どの処理をして制御回路38に供給するようにしてもよ
い。さらに、上記した各実施例ではそれぞれオフセット
値aと傾きbの両方を変えて動きの検出特性を制御した
が、どちらか一方を制御するだけでもよい。
【0066】このように上記した各実施例では、入力映
像信号の動きの状態を検出して動きが多い場合には動き
の検出感度を高くし、動きが少ない場合には動きの検出
感度を低くしたことから、動きの激しい映像では動き検
出感度が高くなって動きの検出漏れが減り、静止映像で
は動き検出感度が低くなって動きの誤検出を減らすこと
ができる。つまり、入力映像信号の動きの状態に応じ
て、動きの誤検出と動きの検出漏れの問題が両立する最
適な動き検出特性が自動的に得られる。
【0067】図9は上記した動き検出回路を、動き適応
Y/C分離に適用したこの発明の第3の他の実施例を示
すものである。この実施例は図11で説明した、従来の
動き適応Y/C分離回路の動き検出回路123に、この
発明の動き検出回路を適用したものであり、図11の動
き検出回路123を図9では、1フレーム動き検出回路
70、2フレーム動き検出回路71と最大値選択回路7
2に分けて表現している。その他の図11と同一の部分
は、同符号を付して、ここでは動き検出回路部分を中心
に説明する。
【0068】1フレ−ム動き検出回路70には、1H遅
延回路114の出力と1フレーム遅延回路120からの
1フレーム遅延信号を入力し、輝度信号低域成分の1フ
レーム間の差分値に基ずいて動きを検出して最大値選択
回路72に供給する。回路構成は、図3の1フレーム遅
延回路120を削除するとともに、減算器33の後に低
域成分を抽出するためのカットオフ周波数1MHzのL
PFを設けたものである。
【0069】2フレ−ム動き検出回路71には、1H遅
延回路114の出力と1フレーム遅延回路121の出力
からの2フレーム遅延信号を入力し、2フレーム間の差
分値に基づいて、動きを検出して最大値選択回路72に
供給する。回路構成は、図3の実施例において、フレー
ムメモリ32を削除したものである。
【0070】最大値選択回路72は、1フレーム間の差
分値に基づいて検出した、1フレーム動き検出回路70
の出力である動き信号と2フレーム間の差分値に基ずい
て検出した2フレーム動き検出回路71の出力である動
き信号のうちの、最も動きある側の信号を選択して、最
終の動き信号として出力する。これは、動きの検出漏れ
の方が画質に及ぼす悪影響が大きいので、動きの検出漏
れを極力少なくするためである。
【0071】このように動き検出回路を動き適応Y/C
分離に適用したこの実施例では、動きの激しい映像では
動きの検出感度が高くなるので動きの検出漏れが減り、
残像などのフレーム間処理の弊害も減る。また、静止映
像では動きの検出感度が低くなるので動きの誤検出が減
り、フレーム間Y/C分離によるクロスカラー妨害とド
ット妨害の除去効果が高くなる。つまり、入力映像信号
の動きの状態に応じて、より最適なY/C分離が行われ
る。
【0072】図10は、図3の破線部分に示した動き検
出回路を、フレーム巡回形NRに適用した場合の、この
発明の第4の他の実施例のブロック図を示すものであ
る。入力73に供給された入力輝度信号は、A/D変換
器74によりディジタル信号に変換し、1H遅延回路7
5、減算器76,77,78,79に供給する。減算器
79は、入力輝度信号から1フレーム遅延回路80によ
り得た1フレーム遅延信号を減算して1フレーム間の差
分信号を得て、動き検出回路81とリミッタ回路82に
供給する。
【0073】リミッタ回路82は、1フレーム間の差分
信号の大振幅成分が抑圧された小振幅成分を、フレーム
間ノイズとして抽出し、抽出されたノイズを係数回路8
3で係数倍して、減算器78で入力輝度信号から減算し
てノイズの除去された輝度信号SYを得る。ノイズの除
去された輝度信号SYは、1フレーム遅延回路80に帰
還して巡回形NRを構成するとともに、混合回路84の
一方の入力端に入力する。
【0074】混合回路84の他方の入力端には、入力輝
度信号よりライン相関を利用してノイズを除去した輝度
信号MY(ラインNR出力)を入力する。混合回路84
は、これらの輝度信号SYとMYを動き検出回路81よ
り得られる動き信号(値K;0≦K≦1)に応じた比率
で混合して出力86より出力する。
【0075】減算器76は、入力輝度信号から1H遅延
回路75の1H遅延信号出力を減算して1ライン間の差
分信号を得て、リミッタ回路85に供給する。リミッタ
回路85は、1ライン間の差分信号の大振幅成分を抑圧
して小振幅成分をライン間ノイズとして抽出し、抽出し
たノイズを減算器77で入力輝度信号から減算してノイ
ズの除去された輝度信号MYを得る。ノイズの除去され
た輝度信号MYは混合回路84の他方の入力端に入力す
る。
【0076】巡回形NRループの係数回路83は巡回N
Rを動き適応にするものであり、この係数が大きい程N
R効果が大きく(動きに対する弊害も大きい)、この係
数が小さい程動きに対する弊害は小さい(NR効果も小
さい)。そこで、動き検出回路81で検出した動きが大
きいときは係数回路83の係数を小さくし、動きの小さ
いときは係数を大きくする。これは動き信号値を”1”
より減算した値(値1ーK:0≦1ーK≦1)を係数回
路83の係数にすればよい。
【0077】上記した動き検出回路を動き適応NRに適
用のこの実施例は、動きの激しい映像では動きの検出感
度が高くなるので動きの検出漏れが減り、残像などのフ
レーム間処理の弊害も減る。また、静止映像では動きの
検出感度が低くなるので動きの誤検出が減り、フレーム
NRによるノイズ除去効果が高くなり、入力映像信号の
動きの状態に応じて、より最適なNRを行うことができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の動き検
出回路および動き適応映像処理回路によれば、入力映像
信号の動きの状態に応じて、動きの誤検出と動きの検出
漏れの問題が両立する最適な動き検出特性を自動的に得
ることができる。また、適応Y/C分離および動き適応
NRに適用すれば、動きの検出漏れによるフレーム間処
理の弊害と動きの誤検出によるフレーム間処理の効果低
減の少ない動き適応Y/C分離および動き適応NRを実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概念的な構成を説明するための回路
構成図。
【図2】図1におけるブロック分割とブロック間の動き
検出の特性を説明するための説明図。
【図3】この発明の一実施例を説明するための回路構成
図。
【図4】この発明の画面を4分割した場合のブロックの
領域を示す説明図。
【図5】図3の変換回路の具体例を示す回路構成図。
【図6】図5の動き検出を状態を示す入出力特性図。
【図7】この発明の第1の他の実施例を示す回路構成
図。
【図8】図7の積分回路を異なる構成で具体的に示し
た、この発明の第2の他の実施例を示す回路構成図。
【図9】動き検出回路を動き適応Y/C分離に適用し
た、この発明の第3の他の実施例を示す回路構成図。
【図10】動き検出回路をフレーム巡回形NRに適用し
た、この発明の第4の他の実施例を示す回路構成図。
【図11】従来の動き適応Y/C分離回路を説明するた
めの回路構成図。
【図12】従来の動き検出回路を説明するための回路構
成図。
【符号の説明】
12…動き検出回路、13…ブロック信号発生回路、1
4…動き量検出・特性制御回路、32…フレームメモ
リ、33…減算器、34,35…変換回路、36…動き
画素検出回路、37…計数回路、38…制御回路、39
…同期分離回路、40…水平パルス生成回路、41…垂
直パルス生成回路、42,42´…積分回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号のM(Mは1以上の整数)
    フレーム(もしくはフィールド)間の非相関成分より、
    前記入力映像信号の動きを検出する動き検出手段と、 画面をN(Nは1以上の整数)分割したブロック毎に前
    記入力映像信号の動き量を検出する動き量検出手段と、 前記動き量検出手段により検出された動き量に応じて各
    ブロック毎に、前記動き検出手段の検出特性を変化させ
    る制御手段とを具備したことを特徴とする動き検出回
    路。
  2. 【請求項2】 各ブロックの境界付近では一方のブロッ
    クの動き検出特性から他方のブロックの動き検出特性へ
    と滑らかに動き検出特性を変化させる手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項1記載の動き検出回路。
  3. 【請求項3】 各ブロック間での動き検出手段の検出特
    性の差を、予め定めた設定値以下に制限する手段を具備
    したことを特徴とする請求項1または2記載の動き検出
    回路。
  4. 【請求項4】 入力映像信号のM(Mは1以上の整数)
    フレーム(もしくはフィールド)間の非相関成分を得る
    手段と、 前記Mフレーム間の非相関成分に応じて前記入力映像信
    号の動きを検出する第1の動き検出手段と、 前記Mフレーム間の非相関成分に応じて前記入力映像信
    号の動きを検出する第2の動き検出手段と、 前記第1の動き検出手段により検出された動き部分の画
    素数を、画面をN分割したブロック毎に計数する手段
    と、 前記手段により計数された動き画素数に応じてブロック
    毎に第2の動き検出手段の検出特性を変化させる手段と
    を具備したことを特徴とする動き検出回路。
  5. 【請求項5】 入力映像信号のM(Mは1以上の整数)
    フレーム(もしくはフィールド)間の非相関成分を得る
    手段と、 前記Mフレーム間の非相関成分に応じて入力映像信号の
    動きを検出する動き検出手段と、 前記動き検出手段で検出した動き部分の画素数を、N分
    割した画面のブロック毎に計数する手段と、 前記手段により計数された動き画素数に応じてブロック
    毎に前記動き検出手段の検出特性を変化させる手段とを
    具備したことを特徴とする動き検出回路。
  6. 【請求項6】 入力映像信号のM(Mは1以上の整数)
    フレーム(もしくはフィールド)間の非相関成分を得る
    手段と、 前記Mフレーム間の非相関成分に応じて入力映像信号の
    動きを検出する第1の動き検出手段と、 前記Mフレーム間の非相関成分に応じて入力映像信号の
    動きを検出する第2の動き検出手段と、 前記第1の動き検出手段により検出された画素毎の動き
    量の画面をN分割したブロック内での総和を求める手段
    と、 前記ブロック内での動き量の総和に応じてブロック毎
    に、前記第2の動き検出手段の検出特性を変化させる手
    段とを具備したことを特徴とする動き検出回路。
  7. 【請求項7】 入力映像信号のM(Mは1以上の整数)
    フレーム(もしくはフィールド)間の非相関成分を得る
    手段と、 前記Mフレーム間の非相関成分に応じて入力映像信号の
    動きを検出する動き検出手段と、 前記動き検出手段で検出した画素毎の動き量の、画面を
    N分割したブロック内での総和を求める手段と、 前記ブロック内での動き量の総和に応じてブロック毎に
    前記動き検出手段の検出特性を変化させる手段とを具備
    したことを特徴とする動き検出回路。
  8. 【請求項8】 各ブロック間での動き検出手段の検出特
    性の差を、予め定めた設定値以下に制限する手段を具備
    したことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の
    動き検出回路。
  9. 【請求項9】 各ブロックの境界付近では、一方のブロ
    ックの動き検出特性から他方のブロックの動き検出特性
    へと滑らかな動き検出特性を変化させる手段を具備した
    ことを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の動き
    検出回路。
  10. 【請求項10】 入力映像信号のフレーム相関を利用し
    て、第1の輝度信号と第1の色信号を分離する第1の分
    離手段と、 前記入力映像信号の画面内相関を利用して、第2の輝度
    信号と第2の色信号を分離する第2の分離手段と、 前記入力映像信号のM(Mは1以上の整数)フレーム間
    の非相関成分に基づいて動きを検出する動き検出手段
    と、 前記動き検出手段により検出された動き信号に応じた混
    合比で、前記第1の輝度信号と第2の輝度信号を混合す
    る第1の混合手段と、 前記動きを検出する手段により検出された動き信号に応
    じた混合比で、前記第1の色信号と第2の色信号を混合
    する第2の混合手段とを具備する動き適応Y/C分離回
    路において、 前記動きを検出する手段は、前記入力映像信号のM(M
    は1以上の整数)フレーム(もしくはフィールド)間の
    非相関成分より、前記入力映像信号の動きを検出する動
    き検出手段と、前記入力映像信号の動き量を検出する動
    き量検出手段と、前記動き量検出手段により検出された
    動き量に応じて、前記動き検出手段の検出特性を変化さ
    せる制御手段とからなることを特徴とする動き適応映像
    信号処理回路。
  11. 【請求項11】 入力映像信号のフレーム相関を利用し
    て、雑音の除去された映像信号を得る手段と、 入力映像信号のMフレーム非相関(Mは1以上の整数)
    に基ずいて動きを検出する手段と、 検出された動き信号に応じて雑音除去特性を変化させる
    手段とを具備する動き適応ノイズリダクション回路にお
    いて、 前記動きを検出する手段は、前記入力映像信号のM(M
    は1以上の整数)フレーム(もしくはフィールド)間の
    非相関成分より、前記入力映像信号の動きを検出する動
    き検出手段と、前記入力映像信号の動き量を検出する動
    き量検出手段と、前記動き量検出手段により検出された
    動き量に応じて、前記動き検出手段の検出特性を変化さ
    せる制御手段とを具備する動き適応映像信号処理回路。
  12. 【請求項12】 入力映像信号のフレーム相関を利用し
    て、雑音の除去された第1の映像信号を得る手段と、 入力映像信号のMフレーム非相関(Mは1以上の整数)
    に基ずいて動きを検出する手段と、 検出された動き信号に応じた混合比で、第1の映像信号
    と入力映像信号、もしくは第1の映像信号と画面内相関
    を利用して雑音を除去した第2の映像信号とを混合する
    混合手段とを具備する動き適応ノイズリダクション回路
    において、 前記動きを検出する手段は、前記入力映像信号のM(M
    は1以上の整数)フレーム(もしくはフィールド)間の
    非相関成分より、前記入力映像信号の動きを検出する動
    き検出手段と、前記入力映像信号の動き量を検出する動
    き量検出手段と、前記動き量検出手段により検出された
    動き量に応じて、前記動き検出手段の検出特性を変化さ
    せる制御手段とを具備する動き適応映像信号処理回路。
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