JPH06225298A - テレビ通話用端末装置 - Google Patents

テレビ通話用端末装置

Info

Publication number
JPH06225298A
JPH06225298A JP5273826A JP27382693A JPH06225298A JP H06225298 A JPH06225298 A JP H06225298A JP 5273826 A JP5273826 A JP 5273826A JP 27382693 A JP27382693 A JP 27382693A JP H06225298 A JPH06225298 A JP H06225298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video camera
line
user
screen
sight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5273826A
Other languages
English (en)
Inventor
Bernhard Heine
ベルンハルト・ハイネ
Carlos Garcia-Victoria
− ビクトリア カルロス・ガルシア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcatel Lucent NV
Original Assignee
Alcatel NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19924236665 external-priority patent/DE4236665A1/de
Priority claimed from DE19934310678 external-priority patent/DE4310678A1/de
Application filed by Alcatel NV filed Critical Alcatel NV
Publication of JPH06225298A publication Critical patent/JPH06225298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • H04N7/144Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display camera and display on the same optical axis, e.g. optically multiplexing the camera and display for eye to eye contact

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ビデオカメラのミラーによる光損失に影響され
ず、ユーザがモニタ画面上の話相手への視線のずれを感
じることがなく、また、特にマルチメディアシステムと
しての応用が容易にでき、しかも、コンパクトな大きさ
のテレビ通話用端末装置を提供する。 【構成】マルチメディアシステムとして応用されるさま
ざまな構成において、画面再生装置3の画面サイズやビ
デオカメラ11で用いるレンズの焦点距離に応じて、ビ
デオカメラ11および画面再生装置3を傾斜させ、ユー
ザBからビデオカメラ11への視線5とユーザBから画
面3’上の話相手Pへの視線4とがなす角度γを常に6
°未満になるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後方に傾斜した画像再
生装置と、前記画像再生装置に隣接して取り付けられ、
ユーザに向けられた光路を有するビデオカメラとを具備
するテレビ通話用端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ通話用端末装置の一例で
は、欧州特許公開公報第0309341A1号で公知な
ように、2つのハウジングがピボットで接続され、卓上
に設置される側の一方のハウジング(以下、下側ハウジ
ングと呼ぶ。)には、各種制御機能を有する回路機器を
装備し、このハウジングの上側に設置される他方のハウ
ジング(以下、上側ハウジングと呼ぶ。)には、モニタ
画面とビデオカメラを装備している。
【0003】この下側、上側ハウジングをピボットの回
りに回転させて折り畳むと、コンパクトな大きさにな
る。上側ハウジングをピボットの回りをその後方に回転
させて折り畳まれた2つのハウジングを開くと、ユーザ
には、モニタ画面が上側ハウジングの上部に配置されて
いるのがわかる。ビデオカメラは、このモニタ画面の直
ぐ横に配置されて、ビデオカメラのレンズの前方に設置
されている半透明のミラーにユーザが真正面から写るよ
うに調節するため、ビデオカメラが90°回転できるよ
うになっている。さらに、ユーザの高さに応じてビデオ
カメラが適応できるように上側ハウジングの傾斜角を調
節できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビ通話用端
末装置の他の例では、ドイツ特許公開公報第36009
14A1号で公知のように、ビデオカメラの半透明のミ
ラーへの視線光路をミラーによってずらすことにより、
ユーザがモニタ画面上の話相手と視線がずれていると感
じないようにしている。すなわち、ユーザからモニタ画
面上の話相手への視線光路とユーザからビデオカメラの
ミラーへの視線光路とのなす角度(視差とも呼ぶ。)を
0°にしている。
【0005】しかし、この半透明のミラーは完全な透明
体でないため、光の反射や透過の際の光学的エラーや光
損失が生じるうえ、必ずしも視差が0°になるとは限ら
ないという問題点もある。
【0006】また、サイズが14インチ以上の大型な画
面を用いる場合、その画面の大きさに比例してビデオカ
メラのミラーも大きくする必要があり、それにともなっ
て高価となる。さらに、画面とビデオカメラのミラーが
大型化すると、ハウジングも大型になり、使いにくくな
るという問題点がある。
【0007】そこで、本発明は、半透明のミラーによる
光損失がなく、視差を小さくしてユーザがモニタ画面上
の話相手に対し視線のずれを感じない、コンパクトサイ
ズのテレビ通話用端末装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビ通話用端
末装置は、後方に傾斜した画像再生装置と、前記画像再
生装置に隣接して取り付けられ、ユーザに向けられた光
路を有するビデオカメラとを具備し、前記ビデオカメラ
の、対物レンズおよび画像変換器からなる撮像部が、前
記ビデオカメラのカメラ用電子機器から分離して、前記
画像再生装置の上側の画面縁部の直ぐ上方または前記画
像再生装置の横側の画面縁部の直ぐ側方に設置され、前
記カメラ用電子機器は前記画像再生装置の画面の後方に
設置されていること、前記画面のフェースプレートは水
平線に対し傾斜していて、前記ユーザと上側の前記画面
縁部との間隔は、前記ユーザと下側の前記画面縁部との
間隔よりも大きく、かつ前記ユーザの視線の方向と前記
画面の光軸とのなす角度は、5°乃至30°、特に約2
0°であること、前記ビデオカメラの前記撮像部は、前
記フェースプレートの上部3分の1の領域の上方、前記
領域の側方、前記領域内、または前記画像再生装置の側
方に設置されていて、視距離が約50cm乃至70c
m,特に、約60cmである場合、前記撮像部が前記画
像再生装置の上方に設置されているときは、前記対物レ
ンズの光軸と前記視線の方向とは最大6°の角度を形成
し、前記撮像部が前記画像再生装置の側方に設置されて
いるときは、前記対物レンズの光軸と前記視線の方向と
は最大8°の角度を形成すること、を特徴とする。
【0009】また、本発明のテレビ通話用端末装置は、
後方に傾斜した画像再生装置と、前記画像再生装置に隣
接して取り付けられ、ユーザに向けられた光路を有する
ビデオカメラとを具備し、前記ビデオカメラは前記画像
再生装置の直ぐ上方に設置され、焦点距離が6乃至8.
5mmの対物レンズを具備していること、前記ユーザか
ら前記ビデオカメラまでの距離が55乃至100cmで
ある場合、水平線と、前記ユーザから前記画像再生装置
の画面上の話相手への第1の視線方向とのなす角度は1
8°乃至10°であり、前記第1の視線方向と、前記ユ
ーザから前記ビデオカメラへの第2の視線方向とのなす
角度は5°乃至3°であること、前記ビデオカメラの光
軸は水平線と上方または下方に±8°の傾斜角だけ調節
可能であること、を特徴とする。
【0010】
【作用】画面再生装置の画面サイズやビデオカメラで用
いるレンズの焦点距離に応じて、ビデオカメラ11およ
び画面再生装置3を傾斜させ、ユーザからビデオカメラ
への視線とユーザから画面上の話相手への視線とがなす
角度が常に6°未満になるように設定することにより、
ビデオカメラのミラーを用いることなく、ユーザがモニ
タ画面上の話相手への視線のずれを感じないで、しかも
コンパクトな大きさでこれらが実現できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本実施例に係るテレビ通話用端
末装置とユーザとの幾何光学的な構成を概略的に示した
もので、テレビ通話用端末装置のハウジングの構造は本
発明の構成上、特に重要でないので省略し、ビデオカメ
ラおよび画像再生装置は、要部のみを示してある。
【0012】図1において、テレビ通話用端末装置1
は、ビデオカメラ11および画像再生装置3とから構成
されていて、ビデオカメラ11はユーザBを撮像し、画
像再生装置3はユーザBの話相手Pを画面3’に表示す
るものである。
【0013】ユーザBから画像再生装置3の画面3’上
の話相手Pへの視線4は、ユーザBからビデオラメラ1
1のレンズへの視線5に対して、角度γだけ傾いてい
て、水平線Hに対し、視線4は、角度βだけ傾いてい
る。
【0014】角度αは、ビデオカメラ11の光軸16と
水平線Hとがなす角度で、距離Aは、ユーザBとビデオ
カメラ11のレンズによる像面との距離である。焦平面
Fは、ビデオカメラ11の焦平面で、その長さは、ピク
チャウインドウの大きさに対応して定まる。
【0015】水平線Hと視線4とがなす角度βについて
は、人間工学によるとβ=10°であるのが好ましいと
されている。すなわち、この角度が保たれることによ
り、ユーザBが話相手Pと疲労を感じることなく長時間
話すことができるわけである。
【0016】角度βは、話相手Pが画面再生装置3に縮
小されて写しだされるために生じるもので、特に、小型
の画面を画像再生装置に用いる場合は、角度βを小さく
するために、画像再生装置を三脚やコンソールに取付け
て、ビデオカメラの光軸16をユーザのあごの高さ程に
設置する必要がある。
【0017】従来の視差を最小限におさえたテレビ通話
用端末装置では、この視線4と視線5を一致させるよう
調節された半透明ミラーを用いることにより、視線4と
視線5とがなす角度(ロスアングルまたは視差とも呼
ぶ。)を0°にしている。しかし、ロスアングルが8°
あった場合でも、85%のユーザが、その話相手との視
線が合っていると感じているというテスト結果が得られ
ている。
【0018】最適なピクチャウインドウとは、被写体の
特徴を正確にとらえられることのできる程度で最大の範
囲と定義できる。このようなピクチャウインドウで、顔
の表情だけでなく、手や腕の動作による言葉で表現され
る以外の情報をも話相手に伝えるために、ビデオカメラ
11は被写体の上位部を撮像する。
【0019】距離A=115cmの場合のピクチャウイ
ンドウは、おおよそ焦点距離f=12mmのレンズを用
いている通常の1/2インチCCDカメラでは、ピクチ
ャアングルが35°のときに対応する。そして、単独な
被写体の場合、目の位置は、その画像の約3/4の高さ
に位置する。
【0020】テレビ通話用端末装置1は、卓上に置いて
使用でき、しかも卓上に置いてもさらに十分なワーキン
グスペースを確保できる程の大きさであるので、予定さ
れた電話がかかってくるときなどには、話相手Pに有利
な映像を伝えないようにするため(ビデオカメラ11は
70cm×95cmの範囲が撮像できる。)あらかじめ
適当な場所に設置することが容易である。また、この広
いワーキングスペースにより、ユーザBにとっては快適
でもあるし、話相手に対して身振り動作を交えて情報が
伝えられる。オフィスにおける平均の明るさのもとで
は、たとえば、レンズの口径が2.8、焦点深度が45
cmのものでも適用できる。
【0021】好ましい大きさのピクチャサイズにするに
は、広角レンズを用いる必要はなく、比較的遠方がぼけ
るような通常のレンズを用いる。そして、ビデオカメラ
11をユーザBの口程度の高さに設置し、水平線Hに対
しレンズの中心線(光軸16)が下方に角度α=1°だ
け傾くようにすれば、ドレッディッドフロッグ現象(d
readed frog perspective)が
避けられる。
【0022】広角で写された範囲内の限られた対象のみ
をユーザBが必要に応じて拡大して撮像できるようにズ
ームレンズが、ビデオカメラに装備されることもある。
ユーザBが、小さい方のピクチャアングルに変えるに
は、幾何学的な制限がより有利となって極めて容易に実
現できる。
【0023】テレビ通話用端末装置1のビデオカメラ1
1は、視線4と視線5とが一致するように位置決めがさ
れている。正確には、ユーザBと話相手との通話中ほと
んど、その話相手が視線が合っていないとは感じないよ
うな視線4と視線5とのずれ、すなわち、視差γは、大
きくとも5.5°である。
【0024】次に、標準タイプのテレビ電話の画像再生
装置3として14インチのモニタ画面を用いた場合につ
いて以下に述べる。この場合、走査線による画像の乱れ
が目立たないような距離Aとしては110cm必要で、
画像再生装置3は、話相手の顔の表情や身振り手振りが
明瞭に識別できるほど大きい画像を表示できる。そし
て、この条件下では、話相手側で、110cm先に実際
のモニタ画面よりも小さい22cm×28cmのウイン
ドウが見える錯覚がおこることがある。これは、このと
きのピクチャアングルの約3分の1程度が、実際にお互
いが向かい合ったときの視野の広さだからである。
【0025】ビデオカメラ11に焦点距離が短いレン
ズ、たとえば、焦点距離f=6mmのレンズを用いたと
き、幾何光学により距離Aは85cmと短くなる。視線
4と視線5とがなす角度γおよび水平線Hと視線4とが
なす角度βは前記同様である(β=10°、γ=5.5
°)。ビデオカメラ11に用いられたレンズは、前記の
レンズよりもかなり広角なので、ピクチャサイズは、高
さが70cmのものが得られる。
【0026】光軸16と水平線Hとがなす角度αは、被
写体を正しい位置から撮像するため、前記の場合と比較
してやや大きく、おおよそα=5°になるようにする。
次に、テレビ通話用端末装置1をさらに小型化するため
に、画像再生装置3として、たとえば、5.7インチの
モニタ画面を用いた場合について以下に述べる。
【0027】前記した焦点距離f=6mmの対物レンズ
を用いたビデオカメラ11で、A=85cm離れている
被写体を撮像すると、前記同様の設定の値が適用でき
る。β=10°のままだと、視差がγ=3°に減少す
る。これは、前記したモニタ画面(14インチのモニタ
画面)よりも小さいものを用い、ビデオカメラ11が前
記した位置よりも低い位置を撮像しているためである。
【0028】テレビ通話用端末装置1をユーザBからの
距離Aが55cmになるまで近づけると、ピクチャサイ
ズの高さは45cmとなるが、このとき画面上の適当な
位置にユーザBを表示するために、ビデオカメラ11は
水平線Hに対し、上方に3°傾ける。しかも、このよう
な近距離においても画像の乱れはさけられる。また、水
平線Hに対して視線4がなす角度βは、β=18°と増
加し、視線5がビデオカメラ11のレンズの光軸16と
なす角度は13°となり、その結果、視差はγ=5°と
なるので、話相手Pからは視線がそれていると感じられ
ることはない。
【0029】このように、それぞれの場合において、光
軸16を適当な傾きになるよう設定しておけば、ユーザ
Bはビデオカメラ11からの距離Aを適当に選ぶだけで
よい。
【0030】視線のずれを感じることなく、しかも低価
格なテレビ通話用端末装置1を製作するには、10イン
チの画像再生装置3と焦点距離f=8.5mmの標準レ
ンズをもつ低価格な1/3インチビデオカメラ11を使
用すればよい。ユーザBからビデオカメラ11までの距
離AはA=70〜100cmが適当である。水平線Hに
対して視線4がなす角度βは、おおよそβ=18°〜1
0°、視線5とビデオカメラ11のレンズの光軸16と
がなす角度13°〜7°であるので、視差はγ=5°〜
3°となり、最大許容値8°を下まわる値となる。
【0031】尚、ビデオカメラ11のレンズの光軸16
の傾斜角は水平線Hに対して、上下方向にα=±8°調
節できるようになっている。また、全ての実施例におい
て、ユーザBの目の高さは、本テレビ通話用端末装置が
置かれている机の表面から45cmの高さ(この値が平
均値である。)にあるものと仮定している。
【0032】また、たとえば、パスポートに用いられる
写真の大きさほどの小さなピクチャサイズ専用に設計さ
れたテレビ通話用端末装置では、ビデオカメラ11に
は、標準レンズが実装され、小さいピクチャアングルが
各部品を密に集めて組み立てることを可能とし、さらに
小型化ができる。
【0033】ビデオカメラおよびモニタを組み立てる
際、次のような利点を利用するとよい。すなわち、より
小さい口径を選択すると、強い光のもとでは、ビデオカ
メラのレンズの焦点深度が増加するので、ワーキングス
ペースにおける明るさを、ユーザの好みで適当に暗くで
きる。つまり、外部の明るさの影響は、ほとんどなくな
り、モニタ画面が適度な明るさに保たれ、しかも、通常
のコントラストフィルタを使っていると、モニタ画面が
より明るくなる。ビデオカメラ11が電子制御により調
節が行える開口絞りを装備していると、さらに焦点深度
が必要なだけ調節できる。このような絞りは、非常に暗
い明りのもとでは、手動または遠隔操作によらないと大
きく開くことができなくなる。
【0034】次に第1の実施例について、図2〜図4に
示す図面を参照して説明する。図2〜図4は、マルチメ
ディアシステムとも呼ばれる本発明のテレビ通話用端末
装置の第1の実施例の外観を示したものである。
【0035】テレビ通話用端末装置1は、画像再生装置
3が取り付けられているハウジング2を構成部品とし、
画像再生装置3は、画面3’および画面3’の表面にあ
たるフェースプレート3”を装備している。この画面
3’の光軸6は、ユーザBからの視線4に対してなす角
度εが5°乃至30°、特に約20°になるよう設定さ
れていて、ユーザBは、フェースプレート3”の中心点
Mから約50〜70cm,特に、約60cmの距離にい
るものとする。したがって、ユーザBからフェースプレ
ート3”の上側縁部9への距離は、ユーザBからフェー
スプレート3”の下側縁部10への距離よりも長くなっ
ている。また、画面3’の光軸6が、水平線Hに対して
なす角度δは、約10°乃至40°、特に約30°に設
定される。
【0036】ビデオカメラ11の録画部は、上側縁部9
の直上に取り付けられ、画像再生装置3の上端部を形成
している。この録画部は、レンズ12と画像変換器13
とからなり、フェースプレート3”の全体または1部よ
り前方に取り付けられ、画像再生装置3の後方に取り付
けられているカメラ用電子機器14とともに録画装置を
形成している。ビデオカメラ11の録画部とカメラ用電
子機器14とはバスケーブル15により接続されてい
る。
【0037】ビデオカメラ11は、ユーザBからフェー
スプレート3”の中心点Mから約50〜70cm,特
に、約60cmの距離に置かれ、レンズ12の光軸16
は、ユーザBからの視線4に対してなす角度φが最大6
°であるように傾いている。この角度φは、ビデオカメ
ラ11によりユーザBが撮像され、その画像が話相手P
側に伝達されても、話相手PにはユーザBと視線が合っ
ていないとは感じられないぐらい小さい角度である(す
なわち、視差が0°である。)。ビデオカメラ11を、
画面3’の中心線17上または、その近辺に取り付ける
と、さらにその効果が増す。すなわち、横方向のロスア
ングルが完全に取り除かれるので、垂直方向のロスアン
グルであるφからは全く視差が感知できないようになる
のである。
【0038】また、ビデオカメラ11は画像再生装置3
の横側の画面縁部18の直ぐ側側にも取り付けることが
可能で(図示せず。)、さらに、画面に表示される話相
手の目の高さ程に取り付けられている方が好ましく、こ
の高さは、一般に、フェースプレート3”の上方3分の
1の位置である。この場合、垂直方向のロスアングルφ
が0°または、ほぼ0°のとき、横方向のロスアングル
φ’が最大8°となるが、このような構成においても、
やはり話相手側には視差が感じられない。
【0039】ビデオカメラ11の上部には、屋根のよう
な形状の開口絞り部19があり、これは、固定されてい
ても、調節可能であってもよいし、また、光軸16に平
行であっても、10°までであれば少しは傾斜していて
もよい。この開口絞り部19は横方向の開口絞り部2
0、21につながっている。開口絞り部19、横方向の
開口絞り部20、21は、ハウジング2の1部を形成す
るU字型の開口絞りからなる。開口絞り部19が調節可
能な場合、傾きや、開口絞り部19により得られる像が
調節できる。必要に応じて、横方向の開口絞り部20、
21を開口絞り部19と連動させて調節ができ、または
開口絞り部19とは別に調節できるようにしてもよい。
【0040】また、ハウジング2には、サウンドオープ
ニング23が画面3’の下に取付けられている。このサ
ウンドオープニング23の後方には、スピーカ24が取
付けられている。スピーカ24は、ハウジング25に取
り囲まれ、このハウジング25はサウンドオープニング
23のところで開いているので、ハウジング2の中に閉
じたスピーカボックス26を形成していて、その容積
は、たとえば、大きくとも3リットルほどで、特に、2
リットルぐらいが好ましい。これにより、スピーカ24
と他の構成部分との間の反響音等の音響上の障害が除か
れたり、気にならない程度に減少できる。尚、ハウジン
グ25は、取り付け取り外し可能な構成部品であって
も、製造過程でハウジング2に取付けられていてもよ
い。
【0041】ハウジング2の底辺領域27の後面28に
は、大きさや形がさまざまな各種プラグ(30.1、3
0.2、30.3)を有するプラグパネル29がある。
このプラグやプラグパネルを追加したいときなどは、側
面31、32のいずれか一方の側面に、また、前面にも
取り付け可能である。
【0042】空気取入口33は、底辺領域27の後面2
8、およびまたは、側面31、32のうち少なくともい
ずれか一方の側面に装備され、空気排出口36は、上部
領域34またはハウジングの最上部35に装備される。
すると、トンネル効果により、画像再生装置3からカメ
ラ用電子機器14をとおって上部方向に冷気が通りぬけ
るため、装置の冷却ができる。
【0043】サウンドオープニング37は、フェースプ
レート3”の上側縁部9の上部のハウジングの面、前面
22、または、組み込まれた開口絞り部の内部に装備さ
れ、このサウンドオープニング37の後にはマイクロホ
ン38が取付けられている。スピーカ24とマイクロホ
ン38とをペアとして使うため、ハウリング等の障害が
発生しない程度に、その間隔をできるだけ大きく、特
に,手を使う必要がないようにするには、これら2つが
互いにできるだけ遠くに離れるよう、対角線上に配置す
るか、防音素材や分離壁等により機械的に分離して配置
する。マイクロホンの振動板はユーザBの方向に向けら
れ、ユーザBの口の高さに取付けられるのが好ましい。
【0044】図5に示すように、テレビ通話用端末装置
1は、2つの部分から構成される。そのため、フェース
プレート3”およびビデオカメラ11、できればカメラ
用電子機器14が装備された上側ハウジング39が、下
側ハウジング40のピボットの回りに回転できるような
構造ができる。フェースプレート3”の光軸6が水平線
Hに対し前記した角度δをなすように、ちょうつがい4
1等の適当な連結手段が必要である。また、この連結手
段は、上側ハウジング39が、図5の点線で示す水平位
置39’まで回転できるようようなものであってもよ
い。上側ハウジング39が、この水平位置39’まで回
転できると、使用していないときや携帯したいときにコ
ンパクトな大きさになる。
【0045】次に第2の実施例について、図6〜図9に
示す図面を参照して説明する。図6〜図9は、マルチメ
ディアシステムとも呼ばれる本発明のテレビ通話用端末
装置1の第2の実施例の外観を示したものである。
【0046】テレビ通話用端末装置1の第1のモジュー
ルユニット47には、フェースプレート3”、ビデオカ
メラ11、スピーカ24、マイクロホン38、カメラ用
電気機器14が装備され、また、第2のモジュールユニ
ット48と接続できるように、装着手段およびまたはプ
ラグによる接続手段が、少なくとも側面31、32のど
ちらか一方、およびまたは、前面22、およびまたは、
後面28のうちどれか1つの面に装備されている。
【0047】図7は、第1、第2のモジュールユニット
47、48をそれぞれ分離した状態で示したものであ
る。第2のモジュールユニット48は、第1のモジュー
ルユニット47や、その他の単独で機能するものと接続
するための、たとえば、電気的およびまたは機械的な機
器が装備されている。ここでは、第2のモジュールユニ
ットは手持送受機器42を装備しているとする。この手
持送受機器42には、手持送受器43、ダイヤルキーボ
ード44、ファンクションキーボード、電源部45、フ
ァン等が実装されていて、また、その他の通信機器も実
装されていてもよい。さらに、第2のモジュールユニッ
ト48には、さまざまな機能を有するものがあり、これ
ら第2のモジュールユニット48と第1のモジュールユ
ニット47とを組み合わせるように設計されている。こ
れにより、使われる場所に応じてハウジングの寸法を変
えたり、常にコンパクトな機能ユニットを提供したり、
また、すでにあるものを単純な形式に変えたりして、機
能、目的等がさまざまなテレビ通話用端末装置1が単一
な方法で組み立てることができる。
【0048】さらに、音声およびまたは電磁波を受信す
る受信器46は、前面22または後面または最上部に装
備される。受信器46は、遠隔に設置された送信器とと
もに機能するものであるから、送信器から正確に受信で
きるように調整する調整機器をテレビ通話用端末装置1
またはそれとは分離して装備されている。
【0049】第2の実施例では、レンズ12またはビデ
オカメラ11に、焦点調節手段が設けられていて、たと
えば、調節レバーまたは調節リング等が前面22に装備
され、手動で調節できるようになっている。レンズ12
が、前面22またはフェースプレート3”の後方に拡張
できない場合は、たとえば、図7に示すようなじょうご
型の空胴49をハウジングの表面壁に少なくとも1つ装
備すればよく、焦点調節が手動でできるようになってい
る。図7では、長円形のじょうご型の空胴により、2つ
の空胴49が形成されている。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザがモニタ画面上の話相手への視線のずれを感じるこ
とがなく、また、特にマルチメディアシステムとしての
応用が容易にでき、しかも、コンパクトな大きさのテレ
ビ通話用端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るテレビ通話用端末装置と
ユーザとの幾何光学的な構成を概略的に示す図。
【図2】第1の実施例に係るテレビ通話用端末装置1を
1部切欠して示す側面図。
【図3】同じくテレビ通話用端末装置1の正面図。
【図4】同じくテレビ通話用端末装置1の背面図。
【図5】画像再生装置を装備する上側ハウジングをピボ
ットの回りに回転させて折り畳んだ様子を同時に示し
た、第1の実施例に係るテレビ通話用端末装置1の側面
図。
【図6】第2の実施例に係るテレビ通話用端末装置1の
側面図。
【図7】図6のテレビ通話用端末装置1の第1、第2の
モジュールユニット47、48をそれぞれ分離した状態
で示した図。
【図8】第2に実施例に係るテレビ通話用端末装置1の
正面図。
【図9】同じくテレビ通話用端末装置1の上面図。
【符号の説明】
1…テレビ通話用端末装置、3…画像再生装置、3’…
画面、3”…フェースプレート、4…視線、5…視線、
6…画面3’の光軸、11…ビデオカメラ、16…ビデ
オカメラ11のレンズの光軸、A…距離(ユーザBとビ
デオカメラ11のレンズによる像面との距離)B…ユー
ザ、P…話相手、H…水平線、F…焦平面、α…角度
(光軸16と水平線Hとがなす角度。)、β…角度(水
平線Hと視線4とがなす角度。)、γ…角度(視線4と
視線5とがなす角度、視差とも呼ぶ。)、ε…角度(光
軸6と視線4とがなす角度。)、δ…角度(水平線Hと
光軸6とがなす角度。)、φ…角度(光軸16と視線4
とがなす角度。)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方に傾斜した画像再生装置と、前記画
    像再生装置に隣接して取り付けられ、ユーザに向けられ
    た光路を有するビデオカメラとを具備するテレビ通話用
    端末装置において、 前記ビデオカメラの、対物レンズおよび画像変換器から
    なる撮像部が、前記ビデオカメラのカメラ用電子機器か
    ら分離して、前記画像再生装置の上側の画面縁部の直ぐ
    上方または前記画像再生装置の横側の画面縁部の直ぐ側
    方に設置され、前記カメラ用電子機器は前記画像再生装
    置の画面の後方に設置されていること、 前記画面のフェースプレートは水平線に対し傾斜してい
    て、前記ユーザと上側の前記画面縁部との間隔は、前記
    ユーザと下側の前記画面縁部との間隔よりも大きく、か
    つ前記ユーザの視線の方向と前記画面の光軸とのなす角
    度は、5°乃至30°、特に約20°であること、 前記ビデオカメラの前記撮像部は、前記フェースプレー
    トの上部3分の1の領域の上方、前記領域の側方、前記
    領域内、または前記画像再生装置の側方に設置されてい
    て、視距離が約50cm乃至70cm,特に、約60c
    mである場合、前記撮像部が前記画像再生装置の上方に
    設置されているときは、前記対物レンズの光軸と前記視
    線の方向とは最大6°の角度を形成し、前記撮像部が前
    記画像再生装置の側方に設置されているときは、前記対
    物レンズの光軸と前記視線の方向とは最大8°の角度を
    形成すること、 を特徴とするテレビ通話用端末装置。
  2. 【請求項2】 後方に傾斜した画像再生装置と、前記
    画像再生装置に隣接して取り付けられ、ユーザに向けら
    れた光路を有するビデオカメラとを具備するテレビ通話
    用端末装置において、 前記ビデオカメラは前記画像再生装置の直ぐ上方に設置
    され、焦点距離が6乃至8.5mmの対物レンズを具備
    していること、 前記ユーザから前記ビデオカメラまでの距離が55乃至
    100cmである場合、水平線と、前記ユーザから前記
    画像再生装置の画面上の話相手への第1の視線方向との
    なす角度は18°乃至10°であり、前記第1の視線方
    向と、前記ユーザから前記ビデオカメラへの第2の視線
    方向とのなす角度は5°乃至3°であること、 前記ビデオカメラの光軸は水平線と上方または下方に±
    8°の傾斜角だけ調節可能であること、 を特徴とするテレビ通話用端末装置。
JP5273826A 1992-10-30 1993-11-01 テレビ通話用端末装置 Pending JPH06225298A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19924236665 DE4236665A1 (de) 1992-10-30 1992-10-30 Bildwiedergabe-/-Aufnahmeeinrichtung
DE4310678:1 1993-04-01
DE4236665:8 1993-04-01
DE19934310678 DE4310678A1 (de) 1993-04-01 1993-04-01 Teilnehmergerät für Bildfernsprechen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06225298A true JPH06225298A (ja) 1994-08-12

Family

ID=25919976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5273826A Pending JPH06225298A (ja) 1992-10-30 1993-11-01 テレビ通話用端末装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0595049A1 (ja)
JP (1) JPH06225298A (ja)
AU (1) AU668997B2 (ja)
CA (1) CA2107415A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7605863B2 (en) 2003-05-26 2009-10-20 Sharp Kabushiki Kaisha Image pick-up device including camera angled with respect to a display device
JP2012222820A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Polycom Inc 直接的なアイコンタクトを増進するビデオ会議ユニット
JP2014006932A (ja) * 2013-10-03 2014-01-16 Toshiba Corp 電子機器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19909315A1 (de) * 1999-03-03 2000-09-14 Siemens Ag Flachbildschirm mit integrierter Kamera
JP3541765B2 (ja) * 1999-12-21 2004-07-14 日本電気株式会社 テレビ電話装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2833541A1 (de) * 1978-07-31 1980-02-14 Siemens Ag Anordnung eines kameraobjektivs im bereich des bildschirms einer bildwiedergabe-einrichtung, insbesondere eines fernsehtelefons
JPH01265685A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Graphics Commun Technol:Kk 撮像表示装置
DE9002143U1 (ja) * 1990-02-23 1990-04-26 Kabelmetal Electro Gmbh, 3000 Hannover, De
JPH0497663A (ja) * 1990-08-15 1992-03-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 視線一致型の人物画像撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7605863B2 (en) 2003-05-26 2009-10-20 Sharp Kabushiki Kaisha Image pick-up device including camera angled with respect to a display device
JP2012222820A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Polycom Inc 直接的なアイコンタクトを増進するビデオ会議ユニット
JP2014006932A (ja) * 2013-10-03 2014-01-16 Toshiba Corp 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
AU4896693A (en) 1994-05-12
EP0595049A1 (de) 1994-05-04
CA2107415A1 (en) 1994-05-01
AU668997B2 (en) 1996-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5438357A (en) Image manipulating teleconferencing system
US5619254A (en) Compact teleconferencing eye contact terminal
US5639151A (en) Pass-through reflective projection display
US5666153A (en) Retractable teleconferencing apparatus
WO2003098942A1 (fr) Appareil de traitement d&#39;information, systeme de traitement d&#39;information et procede d&#39;affichage de dialogues
US20080239061A1 (en) First portable communication device
JP3368672B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP3310325B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ装置及びそれを用いたシステム
JP3762000B2 (ja) 携帯電話装置
JPH06225298A (ja) テレビ通話用端末装置
JP2002541743A (ja) コンピュータ視認用途のミラーを主体とするインタフェース
JPH1075432A (ja) 立体テレビ電話器
JP3689976B2 (ja) 3次元立体映像信号変換装置の映像撮影用の光学アダプター装置
JP2004135275A (ja) 視線の一致を可能にする表示撮像装置及び方法
JP2002027419A (ja) 画像端末装置及びそれを用いる通信システム
US7095573B2 (en) Image pickup apparatus
JP4455482B2 (ja) 携帯電話装置
JP3997246B2 (ja) 携帯電話装置及び撮像装置
KR101474116B1 (ko) 화상 통화용 카메라 시스템
CN213213666U (zh) 一种视音频通讯设备
US7199951B2 (en) Decentering optical system, holding structure of decentering optical system, and optical apparatus using the same
JPS63252084A (ja) テレビ電話
JPH08214271A (ja) ビデオコンファレンス・システム
JPH0481090A (ja) 視線一致型の人物映像撮影装置
JP2645230B2 (ja) 映像表示装置およびマルチメディア表示装置