JP2014006932A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014006932A
JP2014006932A JP2013208184A JP2013208184A JP2014006932A JP 2014006932 A JP2014006932 A JP 2014006932A JP 2013208184 A JP2013208184 A JP 2013208184A JP 2013208184 A JP2013208184 A JP 2013208184A JP 2014006932 A JP2014006932 A JP 2014006932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
angle
electronic device
display screen
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013208184A
Other languages
English (en)
Inventor
Yamato Kawasaki
大和 河崎
Minoru Enomoto
稔 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013208184A priority Critical patent/JP2014006932A/ja
Publication of JP2014006932A publication Critical patent/JP2014006932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】カメラを有して安価に製造できる利便性の高い電子機器を得ることにある。
【解決手段】電子機器は、表示画面を備えた筐体と、表示画面の垂線が上方を向く姿勢に筐体を傾けて支持する支持部と、を備えている。カメラが筐体に設けられている。カメラは、基板に実装されているとともに、板金で保持されている。板金は、基板の裏面を接触させて取り付ける取付面、および当該取付面に対して捩じれた角度を有して筐体に固定される固定面を有し、カメラが表示画面の垂線と異なる方向を向くようにカメラを保持している。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、表示画面とカメラを備えた電子機器に関する。
従来、表示画面の近くにカメラを備えた電子機器として、例えば、ユーザーを撮影するカメラを備えたノートブック型のパーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと称する)が普及されている。カメラは、例えば、正面から背面にかけて180度回動可能なものが知られている。
ノートPCは、本体に対して表示パネルが比較的大きな角度で回動可能であるため、カメラの角度を調整可能であることはユーザーにとって利便性が高い。
特開2001−306236号公報
反面、カメラを回動可能にするためには、表示パネルの縁部にカメラを回動させるための機構を設ける必要があり、その分、装置構成が複雑になり、装置の製造コストが高くなる。
よって、カメラを有して安価に製造できる利便性の高い電子機器の開発が望まれている。
実施形態に係る電子機器は、表示画面を備えた筐体と、上記表示画面の垂線が上方を向く姿勢に上記筐体を傾けて支持する支持部と、を備えている。カメラが上記筐体に設けられている。上記カメラは、基板に実装されているとともに、板金で保持されている。上記板金は、上記基板の裏面を接触させて取り付ける取付面、および当該取付面に対して捩じれた角度を有して上記筐体に固定される固定面を有し、上記カメラが上記表示画面の上記垂線と異なる方向を向くように上記カメラを保持している。
実施形態に係る電子機器の一例としてパーソナルコンピュータを示す外観斜視図である。 図1のパーソナルコンピュータを矢印F2方向から見た側面図である。 図1のパーソナルコンピュータをF3−F3に沿って切断した部分の拡大断面図である。 図1のパーソナルコンピュータを比較的小さな傾斜角度で設置した場合におけるユーザーとの間の位置関係を示す概略図である。 図1のパーソナルコンピュータを比較的大きな傾斜角度で設置した場合におけるユーザーとの間の位置関係を示す概略図である。 図1のパーソナルコンピュータのマスク裏面のカメラ取付部位を示す部分拡大斜視図である。 図6のマスク裏面にカメラモジュールを取り付けた状態を示す部分拡大斜視図である。 図7のカメラモジュールをマスク側から見た斜視図である。 図8のカメラモジュールを分解した図である。 図8のカメラモジュールの静電シートを部分的に展開した状態の概観図である。 図8のカメラモジュールのモジュール基板および板金を裏面側から見た斜視図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る電子機器の一例として、放送波を受信する機能を備えたパーソナルコンピュータ100(以下、PC100と称する)の外観斜視図を示す。また、図2は、図1の矢印F2方向からPC100を見た側面図を示し、図3は、図1のF3−F3に沿ってPC100を切断した部分拡大断面図を示す。
PC100は、表示画面10aを前面に有する表示パネル10(本体)と、この表示パネル10の背面側を支持するスタンド20(支持部)と、を有する。本実施形態のスタンド20は、図示のように、表示パネル10を置く机などの台の上面101(以下、設置面101と称する)から上方に浮かせた状態で表示パネル10を支持する構造を有するが、例えば、これ以外に、表示パネル10の下端を設置面101に接触させた状態で表示パネル10の背面を支えるフォトフレームのような構造(図示せず)を採用しても良い。
いずれにしても、スタンド20は、表示画面10aと直交する垂線Pが水平方向Hより上方に向く姿勢で表示パネル10を傾けた状態で支持する。これにより、ユーザーに対し、表示画面10aを見易くすることができる。本実施形態のスタンド20は、水平方向Hに対して15°〜30°の角度範囲で表示画面10aの垂線Pが傾斜するように、表示パネル10の傾斜角度θ1を調節することができる支持機構を有する。つまり、表示画面10aは、垂直面に対して15°〜30°の角度範囲内でその傾斜角度θ1を調節可能となっている。
表示パネル10は、表示ユニット2を内蔵した筐体4を有する。筐体4内には、ここでは図示を省略したシャーシが設けられ、このシャーシに対して表示ユニット2が取り付けられている。また、シャーシには、上述した支持機構を介してスタンド20が取り付けられている。この他に、シャーシには、回路基板などの電子部品(図示せず)が取り付けられている。
表示ユニット2の上方で且つ筐体4の内部にはカメラ6が設けられている。筐体4は、表示パネル10の背面側を覆った背面カバー3と、表示パネル10の前面側で表示画面10aの周囲を覆った矩形枠状のマスク5と、を有する。マスク5の前面5aは、表示画面10aと略面一に配置される。カメラ6は、この表示画面10a(マスク5の前面5a)に対して後述する取付角度θ2でマスク5の裏面側に固設される。
つまり、本実施形態のカメラ6は、従来技術として説明したノートPCとは異なり、その向きを変更するための角度調節を可能にする回動機構を備えておらず、表示パネル10に対して固定されている。なお、筐体4の下端近くには、一対のスピーカー8が設けられている。
図2および図3に示すように、カメラ6は、その光軸Lが表示画面10aの垂線Pより下方を向く姿勢でマスク5の裏面に固定して取り付けられている。この光軸Lと垂線Pとの間の角度をカメラ6の取付角度θ2と称する。つまり、上述したように、表示画面10aが上方を向く姿勢に表示パネル10を傾けた際に、マスク5に固設されたカメラ6が、表示画面10aに向かうユーザーの顔の方向を向くように、カメラ6の取付角度θ2を予め下方向きに設定した。
本実施形態のように、カメラ6を表示パネル10に対して固定すると、ユーザーがカメラ6の向きを自由に変更できなくなる。しかし、カメラ6の向きをいちいち調節する必要がない程度に、予めカメラ6の取付角度θ2を適切な角度に設定しておけば、ユーザーによる角度調節の手間を省くことができ、利便性を向上させることができる。また、本実施形態のように、カメラ6を固定配置することで、カメラ6を回動可能に取り付けるための回動機構が不要となり、その分、装置構成を簡略化でき、装置の製造コストを安価にできる。
ところで、本実施形態のPC100のように、スタンド20を用いて設置面101上に載置して使用するタイプの電子機器では、従来技術で説明したノートPCのように表示パネルをそれほど大きく回動(傾斜)させることがない。このため、ノートPCの場合と比較して、表示パネル10の傾斜角度θ1の変化は小さくなる。実際、本実施形態のPC100は、15°〜30°の範囲内でしか表示パネル10の傾斜角度θ1を調節することができない。よって、本実施形態のPC100では、カメラ6を表示パネル10に固設しても、上述したように狭い範囲の傾斜角度θ1では、ユーザーの顔がカメラ6の視野角から外れる可能性は低く、カメラ6の取付角度θ2を適正化することで、ユーザーの顔をカメラ6の視野角の範囲内に確実に納めることができる。
以下、カメラ6の適切な取付角度θ2(図3参照)について、図4および図5を参照して考察する。図4は、PC100の表示パネル10の傾斜角度θ1を最も小さい15°に調節した場合におけるユーザーとの間の位置関係を示す概略図であり、図5は、PC100の表示パネル10の傾斜角度θ1を最も大きい30°に調節した場合におけるユーザーとの間の位置関係を示す概略図である。つまり、表示パネル10は、図4と図5に図示した状態間の傾斜角度θ1で傾斜可能であり、傾斜角度θ1が図4より小さくなったり、傾斜角度θ1が図5より大きくなったりすることはない。
本実施形態のように、表示パネル10に対してカメラ6を固設すると、カメラ6の上下方向の向き(光軸Lの上下方向)は、表示パネル10の傾斜角度θ1に応じて一義的に決まる。言い換えると、カメラ6の向きを変えたい場合には、表示パネル10の傾斜角度θ1を変更することになる。さらに、見方を変えると、カメラ6の向き(すなわち、表示パネル10の傾斜角度θ1)をその可動範囲内におけるいかなる角度に設定しても、表示画面10aに向かうユーザーの顔Fがカメラ6の上下の視野角θ3内に納まれば良いことになる。
例えば、図4に示すように、表示パネル10の傾斜角度θ1を最も小さく(本実施形態では15°)した場合、カメラ6の上下の視野角θ3の範囲は最も下方に位置し、ユーザーの顔Fの上端部が視野角θ3の範囲の上端に近付く。このとき、顔Fの上端部が視野角θ3内にあれば、カメラ6の取付角度θ2は許容値であると判断できる。一方、図5に示すように、表示パネル10の傾斜角度θ1を最も大きく(本実施形態では30°)した場合、カメラ6の上下の視野角θ3の範囲は最も上方に位置し、ユーザーの顔Fの下端部が視野角θ3の範囲の下端に近付く。このとき、顔Fの下端部が視野角θ3内にあれば、カメラ6の取付角度θ2は許容値であると判断できる。つまり、図4の状態および図5の状態を同時に満足する角度範囲内でカメラ6の取付角度θ2を満足すれば良く、この角度範囲内の中間値にカメラ6の取付角度θ2を設定することがより好ましい。
つまり、カメラ6の最適な取付角度θ2は、表示パネル10の傾斜角度θ1の範囲、カメラ6の視野角θ3、PC100の設置面101からカメラ6までの高さH1、およびカメラ6に対するPC100を操作するユーザーの顔の位置に応じて決まるものである。なお、設置面101からカメラ6までの高さH1は、表示パネル10のサイズやスタンド20の高さ、および表示パネル10の傾斜角度θ1に応じて変化する。また、ユーザーの顔Fの位置は、個人差があるが、例えば、ユーザーの目とカメラ6までの水平方向に沿った距離Dと設置面101から目までの高さH2に置き換えて考えることができる。
ここで、1つの実施例について説明する。
カメラ6の高さH1は、上述したように表示パネル10のサイズ、スタンド20の高さ、および表示パネル10の傾斜角度θ1に応じて変化する。例えば、21インチのサイズの表示パネル10を15°傾斜させた場合のカメラ6の高さH1は、約37cm(スタンド20の高さを含む)であり、30°傾斜させた場合のカメラ6の高さH1は、約34cm(スタンド20の高さを含む)であった。また、23インチのサイズの表示パネル10を15°傾斜させた場合のカメラ6の高さH1は、約39cm(スタンド20の高さを含む)であり、30°傾斜させた場合のカメラ6の高さH1は、約35.5cm(スタンド20の高さを含む)であった。
本実施例では、上述した全ての場合を同時に満足するカメラ6の適切な取付角度θ2を調べた。このとき、全ての場合において、ユーザーの目とカメラ6までの距離Dを60cmに設定し、ユーザーの目の高さH2を40cmに設定した。また、このとき、カメラ6の視野角θ3は75°であった。その結果、カメラ6の最適な取付角度θ2は、12°であることがわかった。つまり、上述した2つのサイズの表示パネル10を15°〜30°の傾斜角度θ1で傾斜させた全ての場合において、カメラ6の取付角度θ2を12°にしてユーザーの顔Fを撮影したところ、カメラ6の視野角θ3の範囲内に顔Fが納まることが確認できた。
以上のように、表示パネル10にカメラ6を固定した場合におけるカメラ6の適切な取付角度θ2は、表示パネル10のサイズ、傾斜角度θ1、スタンド20の高さ、これらから決まるカメラ6の高さH1、カメラ6の視野角θ3、ユーザーの目の高さH2、および目とカメラ6との間の距離Dから見出すことができる。よって、カメラ6を固定しても、その取付角度θ2を適正化することで、ユーザーの顔Fを確実にカメラ6の視野角θ3の範囲内に納めることができる。
次に、図6乃至図11を参照するとともに図3を参照して、カメラ6の取付構造について詳細に説明する。
図6は、カメラ6を固設するマスク5の裏面を示す部分拡大斜視図であり、図7は、カメラ6を備えたカメラモジュール30をマスク5の裏面に取り付けた状態を示す部分拡大斜視図である。また、図8は、カメラモジュール30をマスク5側から見た斜視図であり、図9は、カメラモジュール30の分解図である。さらに、図10は、カメラモジュール30の静電シート36を部分的に展開した状態の外観図であり、図11は、カメラモジュール30のモジュール基板32と板金34をそれぞれ裏面側から見た斜視図である。
図6に示すように、マスク5の裏面には、カメラモジュール30を取り付けるための矩形の凹所5bが形成されている。凹所5bは、マスク5の上端に沿って左右に延設されている。凹所5bの左右中央近くの底部には、カメラ6を配置するための円形の収容部41が設けられ、収容部41の中心にはマスク5の前面5aを貫通した円形の孔41aが形成されている。この孔41aは、カメラ6の光軸Lを通す。孔41aには、図3に示すように、光学フィルム42が設けられている。
また、凹所5bの底部には、カメラ6の収容部41に並んで、発光ダイオード31(LED31)(図8)の光軸を通す透光孔43が設けられている。この透光孔43は、マスク5の前面5aまで貫通しており、その前面側に図示しないフィルムが貼り付けられている。LED31は、図9に示すように、細長い矩形のモジュール基板32の表面に、カメラ6とともに並んで実装される。このため、LED31の光軸は、カメラ6の光軸Lと平行になる。なお、LED31は、カメラ6が起動中であることをユーザーに表示するランプとして機能する。
凹所5bの外側でその長手方向(左右方向)両端には、カメラモジュール30の長手方向両端をマスク5の裏面に固定するための2つのボス部44,44が設けられている。各ボス部44は、カメラモジュール30を締結固定するためのネジ45(図7)を螺合するためのネジ孔44aを有する。また、各ボス部44には、後述する板金34の位置決め孔34a(図8,9)に挿通されるピン44bが突設されている。各ピン44bは、それぞれネジ孔44aの鉛直上方に近接して設けられている。なお、2つのボス部44,44の突出方向端面47(図6)は、同一平面内に配置され、表示画面10aと平行な面を形成している。
カメラモジュール30は、図9に示すように、カメラ6とLED31を実装したモジュール基板32、このモジュール基板32の裏面を接触させて両面テープで貼り付けた板金34、および静電シート36を有する。モジュール基板32の長手方向一端には、信号線および電源線をまとめたケーブル46を接続するためのコネクタ33が設けられている。
板金34は、モジュール基板32の裏面を接触させて貼り合わせる取付面35、および上述したマスク裏面のボス部44の端面47に接触して固定するための固定面37を有する。取付面35およびその両端の固定面37は、板金34の同じ側の面に連続して設けられている。つまり、板金34は、細長い金属板を形状加工して折り曲げた構造を有する。板金34の両端にある固定面37には、上述した位置決め孔34aに並んで、ネジ45を挿通するための孔34bが設けられている。
特に、板金34は、取付面35とその両端の固定面37との間で、それぞれ2回ずつ折り曲げられ、取付面35に対して2つの固定面37が長手軸を中心にねじれた関係に配置されている。つまり、板金34は、その両端で、取付面35に対して斜めに傾斜した折り曲げ部38(図3、8)をそれぞれ有し、この折り曲げ部38で、表示画面10aに対するカメラ6の取付角度θ2と同じ角度でそれぞれ折り曲げられている。このため、板金34をボス部44に締結固定すると、取付面35が表示画面10aに対して取付角度θ2の分だけ捩じれた関係に配置されることになる。
つまり、図3および図7に示すようにカメラモジュール30をマスク5の裏面に取り付けた場合、表示画面10aと平行なボス部44の端面47に密着した板金34の固定面37に対し、カメラモジュール30を取り付けた取付面35が取付角度θ2だけ捩じれた姿勢に配置されるため、カメラ6の光軸Lが表示画面10aの垂線Pに対して取付角度θ2だけ下方を向くことになる。この際、同じモジュール基板32に実装したLED31の光軸も表示画面10aに対して取付角度θ2だけ下方を向くことになる。
上記構造のカメラモジュール30を組み立てる場合、板金34の取付面35から突設された大小2つの突起39a,39bをモジュール基板32の大小2つの孔39c、39dに嵌め合わせ、両面テープを介して板金34の取付面35にモジュール基板32の裏面を接着する。そして、図10に示すように、静電シート36の裏面側の一端を板金34の取付面35の裏面に貼り付け、重なった状態の板金34とモジュール基板32を静電シート36で包囲する。このとき、静電シート36の比較的大きい方の矩形の窓36bを介してカメラ6がカメラモジュール30の前方に露出し、比較的小さい方の矩形の窓36cを介してLED31が露出する。最後に、モジュール基板34の一端にあるコネクタ33にケーブル46を接続する。この状態を図8に示す。
上記のように組み立てたカメラモジュール30をマスク5に取り付ける場合、マスク5の裏面にある凹所5bの収容部41にカメラ6を対向させるとともに、LED31を透光孔43に対向させた姿勢でカメラモジュール30を凹所5bにセットする。このとき、板金34の両端にある位置決め孔34aにボス部44のピン44bを挿通してカメラモジュール30を容易に位置決めすることができる。このように、カメラモジュール30を位置決めすると、板金34の両端に設けた孔34bがボス部44のネジ孔44aにそれぞれ同軸に重なる。この状態で、板金34の両端の孔34aを介してネジ45を挿通してボス部44のネジ孔44aに螺合し、カメラモジュール30をマスク5に締結固定する。
以上のようにカメラモジュール30をマスク5に取り付けると、マスク5の裏面から突出した2つのボス部44がPC100の表示画面10aと平行な端面47を有するため、この端面47に面で接触して取り付けられた板金34の固定面37も表示画面10aと平行になる。一方、この固定面37に対して取付角度θ2だけ捩じれた位置関係にある板金34の取付面35に裏面を接触させて貼り付けられたモジュール基板32に実装されたカメラ6やLED31の光軸Lは、表示画面10aの垂線Pに対して取付角度θ2だけ下方に傾斜することになる。
上述した本実施形態の取付構造以外にカメラ6の光軸Lを表示画面10aの垂線Pに対して傾斜させる構造として、例えば、以下の2つの構造が考えられる。
第1に、マスク5の裏面に突設したボス部44自体を傾斜させる方法が考えられる。しかし、この構造を採用すると、ボス部44を斜めに形成する必要があり、一体成形が困難となる。また、ボス部44の傾斜に合わせてネジ孔44aも傾斜させる必要があり、ネジ孔44aの加工が難しいことに加え、カメラモジュール30の取り付け作業も難しくなり、作業の手間が増大する。
第2に、ボス部44の端面47だけを傾斜させる方法が考えられる。しかし、端面47を傾斜させると、ネジ45をネジ孔44aに挿通して螺合したとき、カメラモジュール30との間に不所望な隙間が生じてしまう。この隙間は、カメラモジュール30の取り付け安定性を損なう。
これに対し、本実施形態のように、カメラモジュール30を固定する板金34を加工する方法を採用した場合、少なくともカメラモジュール30の取り付け作業に係る作業負担が増えることはなく、カメラモジュール30の取り付け安定性が損なわれることもない。また、板金34の加工も比較的容易であり、製造コストの大幅な増加につながるものでもない。
以上のように、本実施形態によると、カメラ6を表示パネル10に固定したため、ユーザーは、カメラ6の角度を気にすることなくPC100を操作することになり、利便性を向上させることができる。また、カメラ6を固定したため、カメラ6を回動させるための機構が不要となり、装置構成を簡略化でき、安価に製造できる。
また、本実施形態によると、カメラ6を実装したモジュール基板32にLED31を実装したため、LED31の光軸もカメラ6の光軸と同じ向きに傾斜させることができる。これにより、比較的指向性の強いLED31の向きをユーザーの顔Fに向かわせることができ、カメラ6の起動中であるか否かをユーザーが容易に判断できるようになる。
以上述べた実施形態の電子機器によれば、カメラ6の取付角度θ2を適正化した上でカメラ6を表示パネル10に固定したため、ユーザーがカメラ6の角度を調節する必要がなく、利便性を向上させることができる。また、本実施形態によると、カメラ6を回動させるための構成が不要となるため、その分、装置構成を簡略化することができ、装置の製造コストを低減することができる。
上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述した実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述した実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以下に、本願出願の基礎となる原出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]表示画面を備えた表示パネルと、
上記表示画面の垂線が上方を向く姿勢に上記表示パネルを傾けて支持する支持部と、
上記表示画面の上方に配置され、上記表示画面の垂線より下方に向く姿勢で上記表示パネルに固設されたカメラと、
を有するテレビジョン受像機。
[2]上記カメラの固定角度は、上記支持部によって上記表示パネルを傾ける角度範囲内で、上記表示画面に向かう人の顔を上記カメラの上下の視野角内に納めることのできる角度に設定されている[1]のテレビジョン受像機。
[3]上記カメラは、該カメラの上記表示パネルに対する取付角度と同じ角度で折り曲げられた板金を介して上記表示パネルに取り付けられる[1]のテレビジョン受像機。
[4]上記板金は、上記カメラを取り付ける取付面を有し、この取付面が上記表示画面に対して上記取付角度の分だけ捩れた関係にある[3]のテレビジョン受像機。
[5]上記取付面には、上記カメラと該カメラが起動中であることを表示するランプを実装した基板の裏面が接触して取り付けられる[4]のテレビジョン受像機。
[6]上記ランプは、上記カメラの光軸と平行な光軸を有して上記基板に実装された発光ダイオードである[5]のテレビジョン受像機。
[7]画面を備えた本体と、
上記画面が水平より上を向く姿勢で上記本体を傾けて支持する支持部と、
上記画面の上方に配置され、上記画面の垂線より下方に向く姿勢で固定されたカメラと、
を有する電子機器。
2…表示ユニット、3…背面カバー、4…筐体、5…マスク、5a…前面、5b…凹所、6…カメラ、8…スピーカー、10…表示パネル、10a…表示画面、20…スタンド、30…カメラモジュール、31…LED、32…モジュール基板、34…板金、35…取付面、36…静電シート、37…固定面、38…折り曲げ部、44…ボス部、44a…ネジ孔、44b…ピン、47…端面、100…パーソナルコンピュータ、101…設置面、D…カメラと目との間の距離、H…水平方向、H1…カメラの高さ、H2…目の高さ、L…カメラの光軸、P…表示画面の垂線、θ1…傾斜角度、θ2…取付角度、θ3…視野角。

Claims (14)

  1. 表示画面を備えた筐体と、
    上記表示画面の垂線が上方を向く姿勢に上記筐体を傾けて支持する支持部と、
    上記筐体に設けられたカメラと、
    上記カメラが実装された基板と、
    上記基板の裏面を接触させて取り付ける取付面、および当該取付面に対して捩じれた角度を有して上記筐体に固定される固定面を有し、上記カメラが上記表示画面の上記垂線と異なる方向を向くように上記カメラを保持した板金と、
    を有する電子機器。
  2. 上記板金による上記カメラの固定角度は、上記支持部によって上記表示画面を傾ける角度範囲内で、上記表示画面に向かう人の顔を上記カメラの上下の視野角内に納められる角度に設定された請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記カメラが起動中であることを表示するランプをさらに備え、当該ランプが上記基板に実装された請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 上記ランプは、上記カメラの光軸と平行な光軸を有する請求項3に記載の電子機器。
  5. 上記カメラおよび上記ランプは、上記表示画面の上方に配置された請求項3又は請求項4に記載の電子機器。
  6. 上記カメラおよび上記ランプは、上記基板に並べて実装された請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 上記カメラおよび上記ランプは、上記表示画面の上記垂線より下方を向く姿勢で保持された請求項6に記載の電子機器。
  8. 画面を備えた本体と、
    上記画面が水平より上を向く姿勢に上記本体を傾けて支持する支持部と、
    上記本体に設けられたカメラと、
    上記カメラが実装された基板と、
    上記基板の裏面を接触させて取り付ける取付面、および当該取付面に対して捩じれた角度を有して上記本体に固定される固定面を有し、上記カメラが上記画面の垂線と異なる方向を向くように上記カメラを保持した板金と、
    を有する電子機器。
  9. 画面を備えた本体と、
    上記画面が水平より上を向く姿勢に上記本体を傾けて支持する支持部と、
    上記本体に設けられたカメラと、
    上記カメラが実装された基板と、
    上記基板の裏面を接触させて取り付ける取付面、および当該取付面と異なる角度に設けられて上記本体に固定される固定面を有し、上記カメラが上記画面の垂線と異なる方向を向くように上記カメラを保持した板金と、
    を有する電子機器。
  10. 上記板金による上記カメラの固定角度は、上記支持部によって上記本体を傾ける角度範囲内で、上記画面に向かう人の顔を上記カメラの上下の視野角内に納められる角度に設定された請求項9に記載の電子機器。
  11. 上記カメラが起動中であることを表示するランプをさらに備え、当該ランプが上記基板に実装された請求項9又は請求項10に記載の電子機器。
  12. 上記ランプは、上記カメラの光軸と平行な光軸を有する請求項11に記載の電子機器。
  13. 上記カメラおよび上記ランプは、上記画面の上方に配置されているとともに、上記基板に並べて実装された請求項11又は請求項12に記載の電子機器。
  14. 上記カメラおよび上記ランプは、上記画面の上記垂線より下方を向く姿勢で保持された請求項12又は請求項13に記載の電子機器。
JP2013208184A 2013-10-03 2013-10-03 電子機器 Pending JP2014006932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208184A JP2014006932A (ja) 2013-10-03 2013-10-03 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208184A JP2014006932A (ja) 2013-10-03 2013-10-03 電子機器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012099693 Division 2012-04-25 2012-04-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014006932A true JP2014006932A (ja) 2014-01-16

Family

ID=50104515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013208184A Pending JP2014006932A (ja) 2013-10-03 2013-10-03 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014006932A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018049046A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 富士通株式会社 ディスプレイ装置
WO2018125778A1 (en) * 2016-12-29 2018-07-05 Posture Solutions, LLC Progressive display alteration in real-time to effect desirable behavior

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06225298A (ja) * 1992-10-30 1994-08-12 Alcatel Nv テレビ通話用端末装置
JP2002171322A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Mitsubishi Electric Corp 撮像装置搭載携帯電話機
JP2009238175A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toshiba Corp 電子機器
JP2011095987A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Lenovo Singapore Pte Ltd 情報処理装置およびその開閉検出装置
WO2011067858A1 (ja) * 2009-12-04 2011-06-09 富士通株式会社 表示装置および電子機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06225298A (ja) * 1992-10-30 1994-08-12 Alcatel Nv テレビ通話用端末装置
JP2002171322A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Mitsubishi Electric Corp 撮像装置搭載携帯電話機
JP2009238175A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toshiba Corp 電子機器
JP2011095987A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Lenovo Singapore Pte Ltd 情報処理装置およびその開閉検出装置
WO2011067858A1 (ja) * 2009-12-04 2011-06-09 富士通株式会社 表示装置および電子機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018049046A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 富士通株式会社 ディスプレイ装置
US10142525B2 (en) 2016-09-20 2018-11-27 Fujitsu Limited Display apparatus
WO2018125778A1 (en) * 2016-12-29 2018-07-05 Posture Solutions, LLC Progressive display alteration in real-time to effect desirable behavior
US10453373B2 (en) 2016-12-29 2019-10-22 Posture Solutions, LLC Progressive display alteration in real-time to effect desirable behavior

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5079922B1 (ja) ブラケット、取付システムおよび型紙
US8066233B2 (en) Swivel, display device and electronic apparatus
US10070025B2 (en) Electronic device with input-output component mounting structures
US7170759B2 (en) Display apparatus
US20100134704A1 (en) Display device
US8264838B2 (en) Supporting structure and display device
EP3145180A1 (en) Display apparatus and apparatus for controlling the same
US20110285926A1 (en) Television apparatus and electronic device
US8477237B2 (en) Portable electronic device with adjustable camera
US20070247597A1 (en) Apparatus for adjusting position of mirror
JP2014006932A (ja) 電子機器
JP4694789B2 (ja) パネル部材ユニットおよび電子機器並びに取り付け部材
US20130286200A1 (en) Television receiver and electronic device
TWI531749B (zh) 懸掛式固定機構及採用該固定機構的電子裝置
EP2489921A2 (en) Display device
US20070075195A1 (en) Flat panel display with reflective member
JP5106672B1 (ja) 電子機器
WO2021036310A1 (zh) 显示设备
JP3994875B2 (ja) 電子機器の角度調整装置
EP2429187A2 (en) Television and electronic device
KR20100037837A (ko) 컴퓨터용 카메라 조립체
WO2015093446A1 (ja) 表示装置及びテレビジョン受信機
WO2018113383A1 (zh) 一种交互智能平板
JP6151086B2 (ja) 表示装置、表示システムおよび取付タブ
TWI744461B (zh) 殼體組件、電子組件模組及具有電子組件模組的電子裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150526