JPH0622501Y2 - フランジ加工装置 - Google Patents

フランジ加工装置

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JPH0622501Y2
JPH0622501Y2 JP7353989U JP7353989U JPH0622501Y2 JP H0622501 Y2 JPH0622501 Y2 JP H0622501Y2 JP 7353989 U JP7353989 U JP 7353989U JP 7353989 U JP7353989 U JP 7353989U JP H0622501 Y2 JPH0622501 Y2 JP H0622501Y2
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JP
Japan
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slide cam
punch
end portion
work
bending
Prior art date
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JP7353989U
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JPH0314012U (ja
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研二 桑原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フランジ加工装置に関し、特に折り曲げる方
向が平面視において異なるような2以上の端部を折り曲
げてフランジを形成するワークに適用して好ましいもの
である。
(従来の技術) 自動車の外板を構成するパネル端部を折り曲げてフラン
ジを形成するフランジ加工装置は、概略第7図に示すよ
うに構成されている。なお、本明細書において、折り曲
げ加工前のパネル端部を「端部」と、折り曲げ加工を終
了したパネル端部を「フランジ」と称する。
第7図に示すように、下ホルダ1には、ワークWが設置
されるポンチ2が固定され、またこのポンチ2の上部に
位置するラム(不図示)には、前記下ホルダ1に対して
上下動する上ホルダ3が設けられている。この上ホルダ
3には、スプリング4を介してワークWをポンチ2と共
に保持するパッド5が取り付けられている。
さらに、上ホルダ3の図中左側には、スライドカム7を
押圧するスライド面8を有するドライバ6が固着されて
おり、このドライバ6の背面が、下ホルダ1に固着され
たヒール9に沿って上下動すると共に、スライドカム7
を図中左右に移動し得るようになっている。このスライ
ドカム7は、ポンチ2に対して近接離間動するように下
ホルダ1に設けられており、スプリング10によって図中
左方向にばね付勢されていると共に、このスライドカム
7の端面には、前記ポンチ2と協働して当該ポンチに搭
載されたワークWの端部Fを曲げ加工する加工面が形成
されている。
このように構成された従来のフランジ加工装置にあって
は、ポンチ2にワークWを設置した後に、上ホルダ3を
下降させると、まず、パッド5がワークWに接触すると
共にポンチ2と協働して当該ワークWを保持し、つい
で、ドライバ6のスライド面8がスライドカム7をポン
チ2方向に前進させ、このスライドカム7とポンチ2と
によってワークWの端部を曲げ加工することとなる。一
方、曲げ加工を終了して上ホルダ3が上昇すると、ま
ず、スライドカム7がスプリング10の弾撥力によってワ
ークWから後退し、パッド5もワークWの把持を解除す
る。ついで、リフタ13が上昇してワークWをポンチ2か
ら取り出すが、このとき加工するワークWの形状によっ
てはポンチ2の一部を移動させるシリンダ14を作動させ
ることにより、ワークWの取出しを可能にしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、自動車車体のリヤフェンダは、溶接工程に
て、リヤフェンダの外板パネルと内板パネルとがスポッ
ト溶接されることによって組み立てられるが、そのスポ
ット面であるフランジは、通常リヤフェンダの外板パネ
ル側に形成されている。このフランジは、プレス工程に
おいて、絞り加工した後に、外板パネルの端部を折り曲
げ加工することにより形成されるが、リヤフェンダのよ
うな複雑な形状のワークにフランジを形成する場合、そ
の折り曲げ方向が異なる場合がある。
例えば、第9図に示すように、第1端部F1と第2端部F2
とが連続して形成され、第1端部F1は第9図の矢印
「A」方向に折り曲げ、一方、第2端部F2は第8図に示
す矢印「B」方向に折り曲げるようなリヤフェンダWの
後端部などがこれに該当する。
従来にあっては、このようなフランジ加工は、まず第2
端部F2を第2スライドカム11にて折り曲げた後に、第1
端部F1を第1スライドカム12にて折り曲げていた。そし
て、これら第1端部F1と第2端部F2との境界部分13は、
両スライドカム11,12によって折り曲げられる。
ところが、このように第1端部F1と第2端部F2とを、あ
るラップ代をもって折り曲げると、この重なった端部13
の外板面に歪が発生し易いという問題があった。また、
当然のことながら、折り曲げが2回必要であることか
ら、工程数が増加するという欠点もあった。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、工程数を削減し、しかも歪を防止し得る
フランジ加工装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、ワーク端面に形成
された連続する第1端部と第2端部とを互いに異なる方
向に折り曲げ加工するフランジ加工装置において、前記
ワークを保持するポンチと協働して前記第1端部を折り
曲げる第1スライドカムを前記ポンチに対して進退動可
能に設け、当該第1スライドカムに、前記ポンチと協働
して前記第2端部を折り曲げる第2スライドカムを設け
ると共に、前記第1スライドカムの移動にともなって前
記第2スライドカムを前記第1スライドカムに対して移
動させる第2ドライバを設けてなるフランジ加工装置で
ある。
(作用) このように構成した本考案にあっては、ワークをセット
した後に、第1スライドカムを第1端部に近接させる
と、当該第1スライドカムによって第1端部が折り曲げ
られる。このとき、第1スライドカムに取り付けられた
第2スライドカムは、第1スライドカムと伴に第1端部
方向に移動すると同時に、第2ドライバによって第2端
部方向に近接して当該第2端部を折り曲げる。これによ
って、第1端部と第2端部とが同時に折り曲げられるこ
ととなり、両端部の境界部に歪が発生することなく、し
かも一つの工程にて折り曲げ加工を行なうことができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す要部断面図であって
第7図に示す従来のフランジ加工装置におけるI−I線
に相当する断面図、第2図は、同実施例のフランジ加工
装置の加工中の状態を示す第1図と同一線に沿う断面
図、第3図は、第1図のIII−III線に沿う断面図、第4
図は、第2図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は、第1
図のV−V線に沿う断面図、第6図は、第2図のVI−VI
線に沿う断面図である。
まず、第1、3図に示すように、本実施例のフランジ加
工装置にあっては、下ホルダ1の上面にワークWの形状
に対応した外形形状を有するポンチ2が固定されてお
り、このワークWをセットした状態において曲げ加工す
る第1端部F1が突出するようになっている。このワーク
Wは、前記下ホルダ1に対して上下動する上ホルダ3に
スプリング(第7図に示す「4」に相当する)を介して
取り付けられたパッド5と、前記ポンチ2とによって位
置決めされる。
このように位置決めされた状態で、ポンチ2から突出し
ている第1端部F1に対し、近接離間動する第1スライド
カム20が下ホルダ1上に設けられている。
この第1スライドカム20の先端部には、前記ポンチ2と
協働して第1端部F1を曲げ加工する加工面31が形成され
ており、一方、その背面には前記上ホルダ3に固着され
た第1ドライバ28の押圧面30が接触する被押圧面29が形
成されている。これにより、上ホルダ3が下降すると、
第1ドライバ28の押圧面30が第1スライドカム20の被押
圧面29と接触しつつこの第1スライドカム20を第3図
中、左側、すなわちポンチ2側に移動させ、端部F1をポ
ンチ2と加工面31との間に挟持して曲げ加工することと
なる。また、第1スライドカム20と下ホルダ1との間に
は、スプリング32が介装され、このスプリング32により
第1カムスライド20はポンチ2から離間する方向にばね
付勢されている。したがって、第1端部F1の曲げ加工を
終了した状態から上ホルダ3が上昇すると、このスプリ
ング32によって第1スライドカム20がポンチ2から移動
(第3図中右側に移動)し、パッド5がワークWの把持
を解除した後に、加工を終了したワークWをポンチ2か
ら取り出すようになっている。
また、第1,5図に示すように、前記第1スライドカム
20の上面には、キーパ21により第1スライドカム20に対
して第1図中「B」方向にのみ摺動自在に第2スライド
カム22が設けられており、第5図に示すように、この第
2スライドカム22の先端には、ポンチ2に設置した状態
で、当該ポンチ2から突出する第2端部F2を曲げ加工す
る加工面33が形成されている。一方、第2スライドカム
22の背面には、前記下ホルダ1上に固定された第2ドラ
イバ23の押圧面25と接触する被押圧面26が形成されてい
る。また、第1スライドカム20と第2スライドカム22と
の間には、前述した第2スライドカム22の摺動方向であ
ってポンチ2から離間する方向にばね付勢された弾性体
24が介装されている。
したがって、第1図において、上ホルダ3が下降して第
1スライドカム20が図中「A」方向下向きに移動する
と、第2スライドカム22の被押圧面26が、第2ドライバ
23の押圧面25と摺動しつつ、これによりこの第2スライ
ドカム22は、図中「B」方向左向きに移動し、ポンチ2
から突出した第2端部F2を当該ポンチ2と加工面33との
間に挟持して曲げ加工することとなる。一方、この状態
から第1スライドカム20が、図中「A」方向上向きに移
動した場合(すなわち、上ホルダ3が上昇した場合)に
は、第2スライドカム22の被押圧面26と第2ドライバ23
の押圧面25とが摺動しつつ、弾性体24の弾撥力により第
2スライドカム22はポンチ2から離間する方向、すなわ
ち図中「B」方向右側に移動する。
これら、第1スライドカム20の加工面31、および第2ス
ライドカム23の加工面33は、第1図に示すように、第1
スライドカム20および第2スライドカム23がワークWの
端部F1,F2に近接した状態において、本図平面視におい
てワークWの第1端部F1と第2端部F2の形状に対応する
ように、前記第2ドライバ23の押圧面25と第2スライド
カム22の被押圧面26との位置が定められている。
なお、第1図中「27」は、第2ドライバ23に固定され第
1スライドカム20を「A」方向にのみ摺動自在に保持す
るキーパである。
次に作用を説明する。
まず、上ホルダ3を上昇させた状態でポンチ2上にワー
クWをセットする。このとき第1端部F1と第2端部F2と
は、それぞれポンチ2から突出した状態となっている。
ついで、第1スライドカム20を第1端部F1に近接させる
と、当該第1スライドカム20によって第1端部F1が折り
曲げられえるが、このとき、第1スライドカム20に取り
付けられた第2スライドカム22も、第1スライドカム20
と伴に第1端部F1に移動する(第1図中「A」方向参
照)。
すると、第2ドライバ23の押圧面25によって第2スライ
ドカム22の被押圧面26が押圧されることとなり、これに
よって、この第2スライドカム22は第2端部F2に近接し
て当該第2端部F2を折り曲げる(第1図中「B」方向参
照)。
したがって、第1端部F1と第2端部F2とが同時に折り曲
げられることとなり、両端部F1,F2の境界部に歪が発生
することなく、しかも一つの工程にて折り曲げ加工を行
なうことができる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、ワークを保持するポ
ンチと協働して第1端部を折り曲げる第1スライドカム
をポンチに対して進退動可能に設け、当該第1スライド
カムに、ポンチと協働して第2端部を折り曲げる第2ス
ライドカムを設けると共に、第1スライドカムの移動に
ともなって第2スライドカムを第1スライドカムに対し
て移動させる第2ドライバを設けたため、第1端部と第
2端部とが同時に折り曲げられることとなり、両端部の
境界部に歪が発生することなく、しかも一つの工程にて
折り曲げ加工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
同実施例のフランジ加工装置の加工中の状態を示す第1
図と同一線に沿う断面図、第3図は第1図のIII−III線
に沿う断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面
図、第5図は第1図のV−V線に沿う断面図、第6図は
第2図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は従来のフラン
ジ加工装置を示す断面図、第8〜9図は従来のフランジ
加工工程を示す概念図である。 W…ワーク、F1…第1端部、 F2…第2端部、A,B…曲げ方向、 20…第1スライドカム、 22…第2スライドカム、23…第2ドライバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク端面に形成された連続する第1端部
    と第2端部とを互いに異なる方向に折り曲げ加工するフ
    ランジ加工装置において、前記ワークを保持するポンチ
    と協働して前記第1端部を折り曲げる第1スライドカム
    を前記ポンチに対して進退動可能に設け、当該第1スラ
    イドカムに、前記ポンチと協働して前記第2端部を折り
    曲げる第2スライドカムを設けると共に、前記第1スラ
    イドカムの移動にともなって前記第2スライドカムを前
    記第1スライドカムに対して移動させる第2ドライバを
    設けてなるフランジ加工装置。
JP7353989U 1989-06-26 1989-06-26 フランジ加工装置 Expired - Lifetime JPH0622501Y2 (ja)

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JPH0314012U JPH0314012U (ja) 1991-02-13
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