JPH0622474U - ドア用ハンドル - Google Patents

ドア用ハンドル

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JPH0622474U JP6586992U JP6586992U JPH0622474U JP H0622474 U JPH0622474 U JP H0622474U JP 6586992 U JP6586992 U JP 6586992U JP 6586992 U JP6586992 U JP 6586992U JP H0622474 U JPH0622474 U JP H0622474U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄形ドアに適用することができ、荷室効率の
向上を図る。 【構成】 ドア6を開閉操作するハンドルレバー24
と、そのハンドルレバー24を収納状態にロックするロ
ック機構56と、そのロック機構56のロック解除をな
すシリンダ型レリーズ装置61とを備える。シリンダ型
レリーズ装置61がドア厚み方向に対し斜めに配置され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばトラック、バン型車等の車両におけるドア用ハンドルに関す る。
【0002】
【従来の技術】
この種のドア用ハンドルは、ドアを開閉操作するハンドルレバーと、そのハン ドルレバーを収納状態にロックするロック機構と、そのロック機構のロック解除 をなすシリンダ型レリーズ装置を備えている。 そして前記シリンダ型レリーズ装置は、従来、ドア厚み方向に沿って配置され ている(例えば実開平2−9278号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のドア用ハンドルによると、ドア厚み方向に関し大きな寸法が要求される 。これは、ドアの厚み方向に関し、レリーズ装置のシリンダ外径よりも長いシリ ンダ長、レリーズ装置のプッシュボタンストローク、レリーズ装置により作動さ せられる部材の厚み、ドア側ベースの厚み等を合計した寸法が必要とされること による。 従って、薄さの要求される薄形ドア、例えば車両の荷室における側面ドアへの 適用が困難であり、荷室効率の低下を招くことになる。
【0004】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的は薄形ドアに適用することができ、荷室効率の向上を図ることのできるドア 用ハンドルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案のドア用ハンドルは、ドアを開閉操作するハンドル レバーと、そのハンドルレバーを収納状態にロックするロック機構と、そのロッ ク機構のロック解除をなすシリンダ型レリーズ装置とを備えたドア用ハンドルに おいて、前記シリンダ型レリーズ装置がドア厚み方向に対し斜めに配置されてい る。
【0006】
【作用】
前記手段によれば、シリンダ型レリーズ装置がドア厚み方向に関しシリンダ長 よりも短い寸法でもって配置されることになり、従来例に比べてドア厚み方向に 要求される寸法を小さくすることができる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。なお本例は、車両、例えば箱 型荷室を備えた貨物トラックの全開口式スライドドアおけるリヤドアに実施した ものであるから、全開口式スライドドアと併せて説明する。 貨物トラックの略体側面図を示した図8において、車両1は、キャブ3を備え たボデー2の側面、すなわち荷室側面には、その側面のほぼ全面に開口する矩形 状のドア開口部4が設けられている。このドア開口部4には、スライドドア形式 のフロントドア5及びリヤドア6が設けられている。両ドア5,6は、ボデー側 面と略同一面をなしてドア開口部4を閉じる。
【0008】 この全開口式スライドドアは、フロントドア5及びリヤドア6を開閉すること によって基本的に図9(a)〜(d)に略体平面図で示される計4つの開閉状態 が得られる。図9において、(a)は両ドアを閉じた全閉状態、(b)はリヤド ア6を開けた後部半開状態、(c)はフロントドア5を開けた前部半開状態、( d)は両ドアを開けた全開口状態である。
【0009】 次に、両ドア5,6のスライドドア化に係わる構成について説明する。 まず、ボデー2に対する両ドア5,6の組付構造について述べる前に、リヤド ア6のスイング機構及びそれに付属する構造から述べることにする。 リヤドア6には、図7の全開口式スライドドアの分解縦断面図及び図11のド ヤドアの斜視図に示されるように、上下のドアベース8がリンク機構9を介して 表裏方向へ平行移動可能に設けられている。なおリヤドア6は、図7に実線で示 される位置が外側位置へシフト移動したシフト状態であり、同図に二点鎖線で示 される位置が閉じた状態である。
【0010】 リンク機構9は、いわば四節平行リンク機構であって、前後一対のクランクシ ャフト10を主体として構成されている。各クランクシャフト10は、それぞれ 前記リヤドア6に回動可能に設けられた中央軸部11と、中央軸部11の両端に 上下のアーム部12を介して偏心しかつ各ドアベース8に回動可能に設けられた 偏心軸部13を連設している。なお中央軸部11がドア取付側の軸部に該当し、 また偏心軸部13がドアベース取付側の軸部に該当する。
【0011】 また、図12(a)にはリヤドア6の前部の平面図が示され、(b)にその正 面図が示されている。なお図12に実線で示される位置がリヤドア6のシフト状 態であり、同図に二点鎖線で示される位置がその閉じた状態である。また、図1 3にリンク機構9の作動説明図が示されており、(a)はリヤドア6のシフト状 態、(b)はその閉じた状態である。 図12及び図13に示されるように、上部ドアベース8の上面に突出する各ク ランクシャフト10の上部偏心軸部13の上端に、それぞれ揺動アーム14の一 端部がそれぞれ固定されている。この両揺動アーム14は互いに平行をなすよう にしてドア裏方に向けられている。 両揺動アーム14の先端部には、コネクティングロッド15の両端部がそれぞ れピン16を介して回動可能に接続されている。
【0012】 従ってリンク機構9は、リヤドア6を図13(b)の状態から同(a)の状態 にシフトさせるとき及びその反対に図13(a)の状態から同(b)の状態に逆 シフトさせるときに、ドアベース8に対してリヤドア6を平行移動させる働きを なす。 このとき、揺動アーム14及びコネクティングロッド15は、両クランクシャ フト相互間の回転力の伝達を果たす。なおリヤドア6の閉じた状態(図13(b )参照)においては、リヤドア6とドアベース8とが同一軸線上、すなわちクラ ンクシャフト10の軸部11,13が同一線上に位置している。
【0013】 またリンク機構9は、図10にフロントドア5及びリヤドア6とともに分解斜 視図で示されている。 前記クランクシャフト10は、その組付上、中央軸部11において二分割され ており、その分割された各部をリヤドア6に対しその上下方向からそれぞれ挿入 させ、各部の突き合わせ部に設けた角穴状凹部17と角柱状突部18との差込み 関係をもって同一回転可能に結合されている。
【0014】 また前部のクランクシャフト10は、その分割された各部の間にハンドル20 を組み込んでいる。ハンドル20は、前部のクランクシャフト10の分割された 各部の突き合わせ部に対し角穴状凹部17と角柱状突部18との差込み関係をも って同一回転可能に結合された各筒状の連結筒部21と、その連結筒部21に固 定されたベースプレート22と、このプレート22に取付ピン23をもって回動 可能に取り付けられたハンドルレバー24とを備え、リヤドア6の外側面に開け た窓部6aに配置されている。
【0015】 ハンドル20は、図6に実線で示されている状態がリヤドア6のシフト状態( 図13(a)参照)に対応している。この状態から、ハンドルレバー24を取付 ピン23を支点に図6に二点鎖線で示すように左回り方向に回動させて起立させ 、さらにリヤドア6の窓部6aに押し込むように収納させる(図11参照)と、 その回動力が図13(b)に示されるように前部のクランクシャフト10、及び 揺動アーム14からコネクティングロッド15を介して後部のクランクシャフト 10に伝達されてリヤドア6が閉じられる。 これと反対に、ハンドルレバー24を窓部6aから突き出す操作位置にすると 、その回動力が図13(a)に示されるように前部のクランクシャフト10、及 び揺動アーム14からコネクティングロッド15を介して後部のクランクシャフ ト10に伝達されリヤドア6が外側位置にシフトされる。なおハンドル20の詳 細については後で説明する。
【0016】 また、図10及び図13に示されているように、前記上下のドアベース8は、 各クランクシャフト10を備える前部分割半体8aと後部分割半体8bとに分割 されていて、各部の突き合わせ部に設けた角穴状凹部26と角柱状突部27との 差込み関係をもって伸縮可能に係合されている。なお凹部26と突部27とは、 その差込み方向の軸回りの回転、その軸と交差する上下及び左右方向の動きを規 制した状態で、差込み方向にスライド可能に係合されている。このドアベース8 の伸縮によって、リヤドア6のシフト移動に伴う両クランクシャフト10のドア ベース取付側の軸部13の中心点間のピッチ誤差が吸収される。
【0017】 次に、ボデー2に対する両ドア5,6の組付構造について述べる。 図7において、前記ボデー2のドア開口部4の上下縁部には、外側に開口する 溝状をした第1のガイドレール30がそれぞれほぼ全長にわたって敷設されてい る。 上下の第1のガイドレール30に転動可能に係合される第1のガイドローラ3 1は、前記上下のドアベース8の裏面に前後2個ずつそれぞれ軸(符号省略)を もって回転可能に支持されている。なおガイドローラの組付状態が図6の全開口 式スライドドアの縦断面図に示されている。
【0018】 また、図7及び図10に示されるように、前記フロントドア5の上下縁には上 下のレール部材32がほぼ上下対称状に設けられている。各レール部材32には 、互いに平行をなす溝状をした一対の第2,第3のガイドレール33,36が一 体形成されている。第2のガイドレール33の溝開口は外側に向けられ、また第 3のガイドレール36の溝開口は内側に向けられている。なお両レール部材32 は、フロントドア5の後方に向かって延出されている。また上側のレール部材3 2は上側の第1のガイドレール30の下側に隣接し、また下側のレール部材32 は下側の第1のガイドレール30の上側に隣接している。
【0019】 上下の第2のガイドレール33に転動可能に係合される第2のガイドローラ3 4は、前記上下のドアベース8の裏面に前後2個ずつそれぞれ軸(符号省略)を もって回転可能に支持されている(図6参照)。 なお、ドアベース8がもつ第1,第2のガイドローラ31,34とそれに対応 するガイドレール30,33との関係が図14に略体側面図で示されている。
【0020】 図6において、上下の第3のガイドレール36に転動可能に係合される第3の ガイドローラ37は、前記ドア開口部4の上下縁に前後2個ずつそれぞれ軸(符 号省略)をもって回転可能に支持されている。 第3のガイドレール36に対する第3のガイドローラ37の位置関係を図14 に付記した。すなわち第3のガイドレール36に対し第3のガイドローラ37は 、フロントドア5が閉じたときには図14に点線で示す位置にあり、またフロン トドア5が開いたときには図14に二点鎖線で示す位置に相対的に位置する。 また前記各ガイドローラ31,34,37は、当該ガイドレール30,33, 36の開口端のフランジ部によって外れ止めされている。
【0021】 なお前記フロントドア5の前縁部には、図10及び図14に示されるようにコ ーナ部材39が取り付けられている。またフロントドア5には、図示は省略する が一般的なスライドドアに使用されているものと同様のドアロック装置及びドア ハンドルが設けられている。またリヤドア6とボデー2との間には、図示は省略 するがその逆シフト動作により係合しまたシフト動作によりその係合が外れる係 合手段、例えばドア側の係合ピンとボデー側の係合孔との係合によりそのドア6 のスライドを阻止する手段が設けられている。 また、バックミラー41に電動モータによって使用位置(図9(a)参照)と 収納位置(図9(c)及び(d)参照)とに変更することのできる電動格納式バ ックミラーを使用し、フロントドア5を開くに際し、バックミラー41を収納位 置とすることにより、そのフロントドア5との干渉を回避することができる。
【0022】 前記した車両用全開口式スライドドアの開閉作用について図6及び図9を参照 して説明する。 図9(a)に示される全閉状態において、リヤドア6をリンク機構9を介して 外側位置にシフトさせかつ前方へスライドさせることにより、第1のガイドレー ル30に対する第1のガイドローラ31の転動及び第2のガイドレール33に対 する第2のガイドローラ34の転動によって、リヤドア6がフロントドア5の外 側にほぼ重合し、ドア開口部4の後半部が開口した後部半開状態となる(図9( b)参照)。
【0023】 また、図9(a)に示される全閉状態において、フロントドア5を前方へスラ イドさせることにより、第3のガイドレール36に対する第3のガイドローラ3 7の転動によって、フロントドア5が車両1のボデー2側面のデッドスペース( すなわちキャブ側面)に位置され、ドア開口部4の前半部が開口した前部半開状 態となる(図9(c)参照)。 この状態のとき、フロントドア5は、第3のガイドローラ37と第3のガイド レール36との係合をもって支持される。なおフロントドア5の開放に伴い、第 2のガイドレール33は第2のガイドローラ34の転動をもって前方へ移動し、 最終的にはそのガイドローラ34から外れる。
【0024】 また、図9(b)に示される後部半開状態において、両ドア5,6を前方へス ライドさせることにより、第3のガイドレール36に対する第3のガイドローラ 37の転動によって、両ドア5,6が車両1のボデー2側面のデッドスペースに 位置され、ドア開口部4が全開口した全開口状態となる(図9(d)参照)。 この状態のとき、フロントドア5が前部半開状態と同様に第3のガイドローラ 37と第3のガイドレール36との係合をもって支持されるとともに、リヤドア 6が第2のガイドレール33に対する第2のガイドローラ34の係合をもって支 持される。なお両ドア5,6の開放に伴い、第1のガイドレール30に対し第1 のガイドローラ31が前方へ転動し、最終的にはそのガイドレール30から外れ る。
【0025】 また、図9(c)に示される前部半開状態において、リヤドア6を後部半開状 態と同様に開く。これに伴い第2のガイドレール33に対し第2のガイドローラ 34が係合される。その後、さらにリヤドア6を前方へスライドさせることによ り、第2のガイドレール33に対する第2のガイドローラ34の転動によって、 リヤドア6がフロントドア5の外側にほぼ重合し、前記と同様の全開口状態とな る(図9(d)参照)。 なお、前記のようにそれぞれ開かれた各ドア5,6は、開くときの逆の手順に よって閉じられる。
【0026】 前記車両用全開口式スライドドアによると、スライドドア形式をもって両ドア 5,6を車両1のボデー2の側面のデッドスペース(すなわちキャブ側面)に位 置させ、ドア開口部4を全開口させることができる。よって、長尺物の荷物であ ってもその積み卸しが容易に行え、またドア5,6の開け直しをしなくてもドア 開口部4の全幅にわたっての荷物の積み卸しが行える。
【0027】 次に、前記リヤドア6のハンドル20の詳細について説明する。ハンドル20 の収納状態の正面図が図2に示され、その平面図が図1に示されている。なおハ ンドル20は、図2及び図1に実線で示されている状態がリヤドア6の閉じ状態 (図13(b)参照)に対応する収納状態で、その状態が図4に斜視図で示され ている。また、図1に二点鎖線で示されているハンドル状態がリヤドア6のシフ ト状態(図13(a)参照)に対応する状態で、その状態が図5に斜視図で示さ れている。このとき、ハンドルレバー24は操作位置で起立状態にある。また、 図5の起立状態のハンドルレバー24を取付ピン23を支点に約90°回動させ た傾倒状態が図3に斜視図で示されている。 図1及び図2において、ハンドル20は、リヤドア6のスライド操作にあたり ハンドルレバー24を操作位置に固定する働きをなすハンドルレバー固定手段と 、ハンドルレバー24を収納状態にロックすることでドア6をロックするロック 機構56と、そのロック機構56のロック解除をなすシリンダ型レリーズ装置6 1とを備えている。
【0028】 ハンドルレバー24の裏面中央部には、ほぼU字状をしたストライカ43が固 着されている。またハンドルレバー24の裏面の取付ピン23の近くには、逆L 字状をした係合片44が固着されている。係合片44の先端部はハンドル収納状 態において下方に垂下し、またその先端部には反レバー突出側に開口する溝部4 5が形成されている。なおベースプレート22には、ハンドルレバー24の起立 状態から上方への傾倒を阻止するストッパ46が固定されている。
【0029】 一方、リヤドア6の窓部6aの奥底面には、前記係合片44にほぼ対応して取 付プレート48が固定されている。取付プレート48には、ハンドル収納状態に おいて係合片44の溝部45と係合するロックピン49が突出されているととも に、ハンドルレバー24の操作位置で傾倒状態(図3参照)において係合片44 の溝部45と係合するL字状をした係合ピン50が突出されている。
【0030】 さらにリヤドア6の窓部6aには、ハンドルレバー24のほぼ中央部にほぼ対 応して固定プレート51が固定されている。固定プレート51は、ハンドル収納 状態においてハンドルレバー24に当接しかつ前記ベースプレート22と連続状 をなす前板部51aと、その前板部51aから底面に向けて傾斜する傾斜板部5 1bとからなる。前板部51aには、ストライカ43が位置する部分に対応して 凹所52が形成されている。また前板部51aの裏面には、上下の支持片53が 突設されていて、その支持片53の間に連動シャフト54が回転可能に支持され ている。なお連動シャフト54は、スナップリング55によってその軸方向の位 置決めがなされている。
【0031】 前記連動シャフト54には、前記ストライカ43と係合して前記ハンドルレバ ー24の操作位置への回動を阻止するラッチ57が固定されている。この連動シ ャフト54はロック用スプリング58によって常には図1において右回り方向に 付勢されており、その付勢をもってラッチ57がストライカ43に係合されてい る。なおストライカ43、ラッチ57等を主要部品としてロック機構56が構成 されている。 連動シャフト54の下端部にはロック解除レバー60が固定されている。
【0032】 また前記固定プレート51の傾斜板部51bには、ロック解除レバー60にほ ぼ対応してプッシュボタン式シリンダ型レリーズ装置61が取り付けられている 。従って、このシリンダ型レリーズ装置61がドア厚み方向に対し斜めに配置さ れており、ドア外板面と平行に近い角度をなしている。 このシリンダ型レリーズ装置61は、外部から操作されるプッシュボタン62 と、前記ロック解除レバー60の先端部に近接して指向するプッシュロッド63 と、そのロッド63を反突出方向に付勢する内蔵スプリング(図示省略)とを備 えている。プッシュロッド63は、プッシュボタン62の押圧(図1の二点鎖線 参照)によってロック解除レバー60の先端部に当接しかつ連動シャフト54と ともにラッチ57をストライカ43との係合を解除する方向(図1において左回 り方向)に回動させる。なおハンドルレバー24の起立時には、前記ロック用ス プリング58の付勢によってロック解除レバー60の先端部がプッシュロッド6 3に当接する。またレリーズ装置61には、キーシリンダ内蔵式のものが採用さ れ、キーによって施錠することが可能である。
【0033】 前記したハンドル20において、リヤドア6を開くときには、図4の状態にあ るレリーズ装置61のプッシュボタン62を押してストライカ43に対するラッ チ57の係合を解除し、図5に示されるようにハンドルレバー24を操作位置に 回動させる。これにともない、前記リンク機構9の作動によってリヤドア6が外 側位置に振り出される。 そして、ハンドルレバー24を図3に示されるように傾倒させる。これにより 、係合片44の溝部45がドア側の係合ピン50に係合し、ハンドルレバー24 がリヤドア6に固定される。このため、ハンドルレバー24が操作位置にて回り 止めされた状態に安定して保持される。
【0034】 また前記状態からリヤドア6を閉じるときには、そのドアを閉じ位置にスライ ドさせた状態において、ハンドルレバー24を図4に示されるように起立させる 。これにより、係合ピン50に対する係合片44の係合が解除され、ハンドルレ バー24はストッパ46に当接する。 次に、ハンドルレバー24を図4に示されるようにリヤドア6の窓部6aに押 し込むように収納させる。これにともない、前記リンク機構9の作動によってリ ヤドア6が閉じられる。これにより、係合片44の溝部45がドア側のロックピ ン49に係合することでハンドルレバー24の回り止めがなされ、またストライ カ43にラッチ57が係合されることで、ハンドルレバー24がロックされ、ひ いてはリヤドア6のロックがなされる。
【0035】 このときハンドルレバー24は、ベースプレート22とともにリヤドア6の外 側面とほぼ同一面をなすように収納される。またストライカ43は、ハンドルレ バー24の収納回動にともない、ラッチ57に当接しかつラッチ57をロック用 スプリング58の弾性に抗して回動させ、そのラッチ57の段差部を乗り越えた ところで、ラッチ57がロック用スプリング58の弾性によって復帰回動するこ とで、そのラッチ57と係合する。
【0036】 前記したハンドル20によれば、シリンダ型レリーズ装置61がドア厚み方向 に関しシリンダ長よりも短い寸法でもって配置されることになるため、従来例に 比べてドア厚み方向に要求される寸法を小さくすることができる。 なおハンドル20は、全開口式スライドドア用ハンドルに限らず、ハンドルレ バーとロック機構とレリーズ装置を備えるハンドルの全てに適用することが可能 である。
【0037】
【考案の効果】
本考案によれば、ドア厚み方向に要求される寸法を従来例に比べて小さくする ことができるので、薄形ドアへの適用が可能となり、荷室効率の向上を図るに有 益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドルを示す平面図である。
【図2】収納状態のハンドルを示す正面図である。
【図3】ドアのスライド操作時のハンドルを示す斜視図
である。
【図4】収納状態のハンドルを示す斜視図である。
【図5】操作位置で起立状態のハンドルを示す斜視図で
ある。
【図6】全開口式スライドドアの縦断面図である。
【図7】全開口式スライドドアを分解して示す縦断面図
である。
【図8】車両を示す略体側面図である。
【図9】全開口式スライドドアの開閉状態を示す説明図
である。
【図10】フロントドア及びリヤドアを示す分解斜視図
である。
【図11】リヤドアを示す斜視図である。
【図12】リヤドアの前端上部を示す説明図である。
【図13】リンク機構の作動説明図である。
【図14】ガイドレールとガイドローラとの関係を示す
略体側面図である。
【符号の説明】
6 リヤドア 24 ハンドルレバー 56 ロック機構 61 レリーズ装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアを開閉操作するハンドルレバーと、
    そのハンドルレバーを収納状態にロックするロック機構
    と、そのロック機構のロック解除をなすシリンダ型レリ
    ーズ装置とを備えたドア用ハンドルにおいて、前記シリ
    ンダ型レリーズ装置がドア厚み方向に対し斜めに配置さ
    れたドア用ハンドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH029278U (ja) * 1988-07-04 1990-01-22
JP3129669U (ja) * 2006-12-13 2007-03-01 株式会社オカダイ ラス網およびこれを用いた建築物の外壁構造

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