JP3796553B2 - ウイングボデー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、ウイングボデー構造に係り、特に、少なくとも天井部の一部を覆って、上下に回動可能に取り付けられたウイングルーフを有し、かかるウイングルーフの上下方向への回動によって開閉せしめられるようにしたウイングボデー構造の改良に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、トラック用の荷台(ボデー)の一種として、荷台の前壁と後扉枠との間において、天井部の一部や全部、或いは天井部と側部とを覆う平板板状乃至は断面L字状のウイングルーフを上下に回動可能に取り付ける一方、該ウイングルーフの内側に油圧シリンダの一端側を連結して、該油圧シリンダの伸縮作動によって該ウイングルーフが上下に回動せしめられて、その開放及び閉鎖が行なわれ得るようにしたウイングボデーが、知られている。そして、このような構造のウイングボデーを使用すれば、幌掛けが不要で、荷役作業が迅速に行なわれ得るところから、その使用数が、年々、増加してきている。
【0003】
ところで、かかるウイングボデーにおいては、一般に、全閉状態からのウイングルーフの開放を阻止するための構造として、フック金具とそれに係止せしめられる係止金具とからなる単純なロック構造が採用されている。即ち、ウイングルーフの端部に、複数のフック金具が、荷台の前後方向に適当な間隔をおいて位置固定に設けられている一方、荷台の床部の側面や、該床部から延び出すあおり、或いは側部等に、かかるフック金具に対して、手動操作で、引っ掛けられて係止され、またそのフック金具に対する係止状態の解除も単純な手動操作で行なわれる公知の係止金具の複数が、各フック金具に対応して、それぞれ設けられている。そして、ウイングルーフの全閉状態下において、複数の係止金具を各フック金具にそれぞれ係止せしめることによって、ウイングルーフの開放がロックされ得るようになっているのである。
【0004】
ところが、かくの如きロック構造を採用するウイングボデーにあっては、ウイングルーフの全閉状態下で、その開放をロックし、またそのロックを解除する際に、複数の係止金具の一つ一つを各フック金具に手動で係止し、或いはそれらの係止状態を手動操作で解除しなければならないところから、フック金具と係止金具が多数となる全長の長いもの程、ウイングルーフのロック操作が面倒となっていたのであり、また、それら係止金具とフック金具の係止状態は、手動操作で容易に解除され得るように、さほど強固なものとなっていないため、例えば、トラックが事故により横転した際等に、その弾みで係止金具とフック金具の係止によるウイングルーフのロック状態が簡単に解除されてしまい、それによって、積載荷物が荷台外に飛び出してしまういった大きな問題が惹起されることが、往々にしてあったのである。
【0005】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、ウイングルーフの全閉状態からの開放が、面倒な手間を要することなく容易にロックされ得ると共に、そのロック状態がより一層強固に維持され得、しかも、かかるウイングルーフのロック状態が、手間なく簡単に解除され得るようにしたウイングボデーの改良された構造を提供することにある。
【0006】
【解決手段】
そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、先ず、荷台の前壁と後扉枠との間において少なくとも天井部の一部を覆うウイングルーフを上下に回動可能に取り付ける一方、該ウイングルーフの内側に油圧シリンダの一端側を連結して、該油圧シリンダの伸縮作動によって該ウイングルーフが上下に回動せしめられて、その開放及び閉鎖が行なわれ得るようにしたウイングボデーの構造にして、該ウイングルーフに、第一の位置と第二の位置との間で移動可能なリンク部材を取り付けると共に、該リンク部材に係合部を設けて、該係合部が該リンク部材の該第一の位置への移動によってロック装置に係合する一方、該第二の位置への該リンク部材の移動によって、該リンク部材の係合部と該ロック装置との係合が解除せしめられるように構成し、前記油圧シリンダの伸長作動によって該リンク部材を前記第二の位置へ移動せしめることにより、該リンク部材の係合部と前記ロック装置との係合を解除して、前記ウイングルーフの開放が行なわれる一方、該油圧シリンダの収縮作動によって、該ウイングルーフの閉鎖を行なうと共に、該リンク部材を前記第一の位置側に移動せしめて、該ウイングルーフが完全に閉鎖せしめられたときに、該リンク部材の係合部の前記ロック装置への係合が完結するように構成したことを特徴とするウイングボデー構造を、その基本的構成とするものである。
【0007】
要するに、本発明に従うウイングボデー構造にあっては、ウイングルーフの内側に一端部が連結された油圧シリンダの収縮作動によって、該ウイングルーフの閉鎖が行なわれると共に、該ウイングルーフに取り付けられたリンク部材が、係合部においてロック装置に係合せしめられ得る第一の位置に移動せしめられ、そして、該ウイングルーフが完全に閉鎖せしめられたときに、該リンク部材に設けられた係合部のロック装置への係合が完結され、ウイングルーフの開放が阻止されて、ロックされ得るようになっているのである。
【0008】
それ故、かかるウイングボデー構造においては、そのようなウイングルーフの開放をロックするために、複数のフック金具に対して、複数の係止金具を手動操作で一つ一つ係止させなければならない従来のウイングボデー構造とは異なって、ウイングルーフのロック状態を、自動操作により一挙に得ることが出来るのである。
【0009】
また、この本発明に従うウイングボデー構造にあっては、油圧シリンダが伸長作動せしめられることにより、リンク部材が、係合部のロック装置に対する係合を解除して、ウイングルーフの開放を行なわしめる第二の移動位置に移動せしめられるようになっているため、油圧シリンダの収縮状態が維持せしめられている間は、リンク部材が、係合部においてロック装置に係合する第一の移動位置から移動不能とされて、かかるリンク部材における係合部のロック装置に対する係合状態が確実に且つ安定的に維持せしめられ得、以てウイングルーフの開放のロック状態が強固に維持され得るのである。
【0010】
しかも、本発明に従うウイングボデー構造においては、上述の如く、油圧シリンダの伸長作動によってリンク部材が第二の位置に移動せしめられることによりリンク部材の係合部のロック装置との係合が解除されるようになっているところから、そのようなウイングルーフのロック状態を解除するために、複数のフック金具に対する複数の係止金具の係止状態を手動操作で一つ一つ解除しなければならない従来のウイングボデー構造とは異なって、ウイングルーフのロック状態の解除も、自動操作により一挙に行なわれ得ることとなる。
【0011】
従って、かくの如き本発明に従うウイングボデー構造によれば、ウイングルーフの全閉状態からの開放が、面倒な手間を要することなく容易にロックされ得ると共に、そのロック状態がより一層強固に維持され得、しかも、かかるウイングルーフのロック状態が手間なく簡単に解除され得るのである。そして、それらの結果として、荷役作業の更なる迅速化が極めて有利に図られ得るばかりでなく、例えば、トラックが事故により横転した際等に、その弾みでウイングルーフのロック状態が解除されて、積載荷物が荷台外に飛び出してしまういった、従来構造において惹起される問題も、効果的に解消され得ることとなるのである。
【0012】
なお、このような本発明に従うウイングボデー構造の好ましい態様の一つによれば、前記リンク部材が、上下に回動可能とされ、前記油圧シリンダの伸長作動により上方に回動せしめられることによって、前記第二の位置に移動、位置せしめられる一方、該油圧シリンダの収縮作動により下方に回動せしめられることによって、前記第一の位置に移動、位置せしめられるように構成される。これによって、リンク部材が、第一の位置と第二の位置との間を、比較的に小さな作用力にて、より確実に移動せしめられ得ることとなる。
【0013】
また、本発明に従うウイングボデー構造の別の有利な態様の一つによれば、前記油圧シリンダの収縮作動によって、前記リンク部材が前記第一の位置に移動、位置したときに、前記ウイングルーフの内面に当接して、該第一の位置側への該リンク部材の更なる移動を阻止する第一のストッパ面と、該油圧シリンダの伸長作動によって、該リンク部材が前記第二の位置に移動、位置したときに、該ウイングルーフの内面の別の部位に当接して、該第二の位置側への該リンク部材の更なる移動を阻止する第二のストッパ面とが、該リンク部材に設けられる。
【0014】
このような構成を有するウイングボデー構造にあっては、ウイングルーフの全閉状態下で、油圧シリンダが伸長作動せしめられた際に、先ず、リンク部材が第一の位置から第二の位置に移動せしめられて、リンク部材の係合部のロック装置との係合が解除されると共に、該リンク部材における第二のストッパ面がウイングルーフの内面に当接せしめられ、そして、該リンク部材を介して、ウイングルーフが油圧シリンダにより押し上げられて、開放せしめられる。また、そのようなウイングルーフの開放状態から、油圧シリンダが収縮作動せしめられた際には、ウイングルーフが閉鎖されると共に、リンク部材が第二の位置から第一の位置に移動、位置せしめられ、該リンク部材における第一のストッパ面がウイングルーフの内面の別の部位に当接せしめられて、該リンク部材の更なる移動が阻止されるところから、ウイングルーフの全閉状態下において、リンク部材が、第一の位置に確実に位置せしめられることとなる。
【0015】
それ故、このような本発明に従うウイングボデー構造においては、ウイングルーフの全閉状態から、油圧シリンダの伸長作動にてリンク部材が第二の位置に移動せしめられることにより、ウイングルーフのロック状態が解除されて、初めて、ウイングルーフが開放せしめられる一方、油圧シリンダの収縮作動に伴って、ウイングルーフが全閉状態とされた際に、ウイングルーフが確実にロックされ得るのであり、従って、ウイングルーフの自動ロック及びそのロック状態の自動解除が、ウイングルーフの自動的な開閉作動に伴って、より一層スムーズに且つ確実に行なわれ得ることとなるのである。
【0016】
さらに、本発明に従うウイングボデー構造によれば、前記リンク部材の係合部が、該リンク部材に対して、その側方に向かって突設された係合爪にて構成される一方、前記ロック装置が、該係合爪の上部外面に接触して係合せしめられる係合面を備えた係合部材を有して構成される。これによって、リンク部材のロック装置に対する係合状態におけるウイングルーフの上方への回動が、より確実に阻止され得て、ウイングルーフの開放が、更に一層確実にロックされ得ることとなる。
【0017】
更にまた、本発明に従うウイングボデー構造によれば、前記リンク部材における前記係合爪の下部外面に、該リンク部材の前記第二の位置から前記第一の位置に向かって上傾する傾斜面が設けられる一方、前記ロック装置の係合部材が、前記係合面において該係合爪に係合する係合位置に向かって所定の付勢手段により付勢せしめられた状態で、該係合位置とその係合の解除位置との間で移動可能とされ、前記油圧シリンダの収縮作動による前記ウイングルーフの閉鎖を行なう際に、該第一の位置に移動、位置せしめられた該リンク部材が、該傾斜面において該係合部材に摺動させられることにより、該係合部材が前記付勢手段の付勢力に抗して前記解除位置側に移動せしめられ、且つ該ウイングルーフが完全に閉鎖せしめられたときに、該係合部材が、該付勢手段の付勢力により前記係合位置に復帰せしめられて、該リンク部材の係合爪に係合せしめられるように構成される。
【0018】
かくの如き構成を有するウイングボデー構造においては、油圧シリンダの収縮作動によってウイングルーフを閉鎖せしめる際に、リンク部材が、ウイングルーフが全閉状態となる前に、第一の位置に移動、位置せしめられても、ウイングルーフの閉鎖の進行に応じて、リンク部材の係合爪に係合するロック装置の係合部材が、該係合爪に対する係合位置とその解除位置との間で往復動せしめられ、それによって、かかるウイングルーフの閉鎖の完了と同時に、リンク部材の係合爪とロック装置の係合部材との係合が確実に完結され得て、ウイングルーフの開放が、更に一層スムーズ且つ確実にロックされ得ることとなるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明に係るウイングボデー構造の構成について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0020】
先ず、図1乃至図3には、本発明に従う構造を有するウイングボデーの一例が、その正面形態、平面形態、及び縦断面形態において、それぞれ概略的に示されている。それらの図からも明らかなように、ウイングボデーは、従来と同様に、全体として筐体形状を呈して成っている。そして、床部10の前後には、前壁12と後扉枠14とが位置固定に立設せしめられており、また、該床部10の幅方向の両側端縁には、各側部の略半分の高さを有するあおり16が、それぞれ、複数のヒンジ17を介して、上下に回動可能に取り付けられている。
【0021】
一方、かかるウイングボデーの天井部の中央部には、前後方向に真っ直ぐ延びる中央梁18が、それら前壁12と後扉枠14との間において、位置固定に架設されている。また、かかる中央梁18の左右両側には、該中央梁18に沿った水平方向に所定長さをもって延出する回動軸20が、それぞれ複数個ずつ設けられ、更に、天井部と左右の各側部における、中央梁18からあおり16までの開口部分を覆う、断面L字状のウイングルーフ22が、それらの回動軸20を介して回動可能にそれぞれ取り付けられている。
【0022】
そして、そのような一対のウイングルーフ22,22の内側には、図示しない油圧機構によりピストンロッド24を突出/引込移動せしめる油圧シリンダ26が、前記中央梁18の長さ方向両端部にそれぞれ固着された取付台座28に対して、該中央梁18の左右両側に位置せしめられた、該中央梁18に平行な回動軸29回りに回動可能な状態で、それぞれ取り付けられている。つまり、ここでは、図示しない油圧機構により伸縮作動せしめられる油圧シリンダ26が、一対のウイングルーフ22,22のそれぞれの内側において、その前部と後部における中央梁18の左右両側の四箇所に、ウイングルーフ22の回動方向と同方向に回動可能に且つ位置固定にそれぞれ設けられており、また、それら各油圧シリンダ26が、それぞれのピストンロッド24の先端部において、ウイングルーフ22の内面に連結されている。
【0023】
かくして、本実施形態においては、一対のウイングルーフ22のそれぞれの内側に配設された四つの油圧シリンダ26によるピストンロッド24の突出/引込移動、換言すれば、各油圧シリンダ26の伸縮作動によって各ウイングルーフ22が上下(図3における矢印アの方向と図7における矢印イの方向)に回動せしめられて、その開放及び閉鎖が行なわれ得るようになっているのである。なお、図1中、25は、ウイングルーフ22の開放のロック行なう、公知のロック機構であり、各ウイングルーフ22の下端縁部に、その前後方向に互いに所定間隔をおいて一体形成された、従来と同様な構造を有するフック金具と、該フック金具に対して手動操作で係止せしめられる、従来構造を有する係止金具とからなっている。
【0024】
ところで、このような本実施形態のウイングボデーにあっては、上述の如き構造により開閉せしめられる一対のウイングルーフ22,22の内側において、油圧シリンダ26が配設されるそれぞれの部位に、それら各ウイングルーフ22の開放をロックするロック機構として設けられた、前記フック金具と係止金具とによるロック機構25とは異なる、特別な構造のロック機構を構成するリンク部材30とロック装置32とが、それぞれ配設されている。
【0025】
より具体的には、図4乃至図6からも明らかなように、リンク部材30は、全体として、縦長の厚肉平板形状を有している。そして、その長さ方向の一端部において、ウイングルーフ22の内面に固着されたブラケット34に設けられる、前記中央梁18に平行な回動軸36に取り付けられ、かかる取付下で、ウイングルーフ22の回動方向と同方向、つまり上下方向(図3における矢印アの方向と図7における矢印イの方向)に回動可能とされている。
【0026】
また、このリンク部材30にあっては、ブラケット34を介したウイングルーフ22の内面への取付下で、その上部側に位置せしめられる長さ方向一端側の端面が、前記中央梁18側に位置する側部とその反対側の側部とから、その中心部に向かってそれぞれ上傾して延びる二つの傾斜面からなる略逆V字形状を呈している。そして、そのような略逆V字状の端面における二つの傾斜面のうち、中央梁18側に位置する傾斜面が、リンク部材30がブラケット34の回動軸36回りに下方に回動せしめられた際に、ウイングルーフ22の内面に当接して、かかるリンク部材30の下方への更なる回動を阻止する第一のストッパ面38とされている一方、中央梁18側とは反対側に位置する傾斜面が、リンク部材30がブラケット34の回動軸36回りに上方に回動せしめられた際に、ウイングルーフ22の内面の別の部位に当接して、かかるリンク部材30の上方への更なる回動を阻止する第二のストッパ面40とされている。
【0027】
そして、かくして上下に回動可能な状態でウイングルーフ22の内面に取り付けられたリンク部材30にあっては、その長さ方向中央部において、ウイングルーフ22の内側に配設される前記油圧シリンダ26のピストンロッド24の先端部位に設けられた回動軸42対しても、該油圧シリンダ26の回動方向、つまりウイングルーフ22の回動方向と同一の上下方向(図3における矢印アの方向と図7における矢印イの方向)に回動可能に取り付けられている。
【0028】
これによって、油圧シリンダ26によるピストンロッド24の突出/引込移動、換言すれば、油圧シリンダ26の伸縮作動に伴って、リンク部材30が、第二のストッパ面40のウイングルーフ22内面への当接によりリンク部材30の上方への回動が阻止される回動位置と、第一のストッパ面38のウイングルーフ22内面の別の部位への当接によりリンク部材30の下方への回動が阻止される回動位置との間の範囲のみにおいて、上下に回動せしめられ得るようになっているのである。このことから明らかなように、本実施形態では、油圧シリンダ26の一端側が、リンク部材30を介して、ウイングルーフ22に連結されているのである。
【0029】
また、かかるリンク部材30においては、ブラケット34の回動軸36に対する取付側とは反対側の長さ方向他端部に、ブラケット34を介したウイングルーフ22の内面への取付下で前記中央梁18の側となる側方に向かって所定高さ突出する、係合部としての係合爪44が、一体的に形成されている。この係合爪44は、図4からも明らかなように、上部外面が、リンク部材30が第一のストッパ面38をウイングルーフ22内面に当接させる回動位置に位置せしめられた状態下において水平方向に広がる平坦なリンク部材側係合面46とされており、また、下部外面が、リンク部材30が第二のストッパ面40をウイングルーフ22内面に当接させる回動位置から第一のストッパ面40をウイングルーフ22内面に当接させる回動位置に向かって移動せしめられる回動方向、つまり、図4において二点鎖線で示される位置から実線で示される位置にリンク部材30が回動せしめられる方向に向かって上傾する傾斜カム面48とされている。
【0030】
一方、ロック装置32は、図4乃至図6に示される如く、断面コ字状のステー50と、全体として枠体形状を呈する係合部材52とを有して、構成されている。そして、ステー50は、前記油圧シリンダ26が固定される取付台座28に固着されて該油圧シリンダ26の長さ方向に延びる取付板54上に、コ字形状の側部を与える二つの縦壁56,56が立設せしめられるようにして、位置固定に設けられている(図3参照)。
【0031】
また、係合部材52は、互いに対向配置された、比較的に薄肉の二つの側板58,58と、それら二つの側板58,58における長さ方向の一端部同士の間に架設された、円筒面形状の外周面を有する丸棒からなる係合棒60と、該二つの側板58,58における長さ方向の他端部同士の間に架設された薄肉平板状の当接板62とにて、構成されている。なお、この係合部材52においては、係合棒60と当接板62と二つの側板58,58とにて囲まれて、それらの内側に形成される空間が、リンク部材30の係合爪44が突入可能な大きさとされており、また、係合棒60の下部外面が、後述する如く、かかる内側空間内に突入せしめられたリンク部材30の係合爪44に係合する係合部材側係合面61とされている。
【0032】
そして、このような係合部材52が、ステー50の二つの縦壁56,56の間に挟まれて位置せしめられ、且つそれら二つの縦壁56,56の長さ方向一方側部位同士の間を横切って延びる、前記中央梁18に平行な回動軸64に対して、側板58,58の長さ方向中間部において取り付けられており、以てステー50に対して、ウイングルーフ22やリンク部材30の回動方向と同一の上下方向(図3における矢印アの方向と図7における矢印イの方向)に回動可能に取り付けられている。
【0033】
また、かくして係合部材52が取り付けられたステー50の底壁66の中央部には、上方に向かって所定高さ突出する当接突起68が、一体的に設けられており、この当接突起68に対して、ステー50に回動可能に取り付けられた係合部材52の当接板62が、前記中央梁18側の側面において当接せしめられることにより、かかる係合部材52の二つの側板58,58が鉛直方向に延びるように位置せしめられる回動位置から、ウイングルーフ22やリンク部材30の下方への回動方向と同方向に、係合部材52が回動せしめられることが阻止されるようになっている。
【0034】
さらに、そのような係合部材52における当接板62の長さ方向(ステー50の縦壁56,56の対向方向)の両端部部位と、ステー50の各縦壁56,56との間には、付勢手段としての引張コイルばね70が、それぞれ一つずつ配されている。そして、それらの引張コイルばね70は、ステー50の当接突起68に対する係合部材52の当接板62の当接下において、該当接板62に引張力が作用されるように、所定量だけ引張せしめられた状態で、両端部が、係合部材52の当接板62とステー50の各縦壁56,56に係止せしめられている。これによって、係合部材52が、当接板62をステー50の当接突起68に当接させる回動位置に向かって、引張コイルばね70,70の引張力にて付勢せしめられた状態で、上下に回動せしめられるようになっているのである。
【0035】
そして、かくの如き本実施形態のウイングボデーにおいては、図4に実線で示されるように、係合部材52が、引張コイルばね70,70の引張力により、当接板62においてステー50の当接突起68に当接して、ウイングルーフ22の下方への回動方向と同方向への回動が阻止せしめられる回動位置に位置せしめられ、且つリンク部材30が、前記油圧シリンダ26によるピストンロッド24の引込作動により、第一のストッパ面38においてウイングルーフ22の内面に当接して、ウイングルーフ22の下方への回動方向と同方向への回動が阻止せしめられる回動位置に位置せしめられた際に、リンク部材30の係合爪44が係合部材52の内側空間内に突入せしめられて、該係合部材52の係合棒60の係合部材側係合面61と該リンク部材30の係合爪44におけるリンク部材側係合面46とが上下方向に接触し、相互に係合せしめられるようになっている。そしてまた、そのような係合部材52とリンク部材30の係合によって、ウイングルーフ22の上方への回動が阻止され、以て、ウイングルーフ22の開放作動が阻止されて、ロックされ得るようになっているのである。
【0036】
さらに、かかるウイングボデーにあっては、図4において二点鎖線で示されるように、リンク部材30が、油圧シリンダ26によるピストンロッド24の突出作動により、第二のストッパ面40においてウイングルーフ22の内面における、前記第一のストッパ面38の当接部位とは異なる部位に当接して、ウイングルーフ22の上方への回動方向と同方向への回動が阻止せしめられる回動位置に位置せしめられた際に、係合部材52の内側空間内からリンク部材30の係合爪44が離脱せしめられて、該リンク部材30の係合爪44におけるリンク部材側係合面46と、前記下方への回動が阻止せしめられる回動位置に位置せしめられた係合部材52の係合棒60における係合部材側係合面61との係合が解除されるようになっており、以て、ウイングルーフ22の上方への回動が許容されて、ウイングルーフ22の開放作動に対するロック状態が解除され得るようになっているのである。
【0037】
すなわち、本実施形態では、油圧シリンダ26の収縮作動によって、リンク部材30における第一のストッパ面38がウイングルーフ22の内面に当接して、下方への回動が阻止される位置に回動せしめられたリンク部材30の回動位置が、リンク部材30の係合部としての係合爪44がロック装置32の係合部材52に係合する第一の位置とされている一方、油圧シリンダ26の伸長作動によって、リンク部材30における第二のストッパ面40がウイングルーフ22の内面の別の部位に当接して、上方への回動が阻止される位置に回動せしめられたリンク部材30の回動位置が、リンク部材30の係合爪44とロック装置32の係合部材52との係合を解除する第二の位置とされ、そして、そのような第一の位置と第二の位置との間の範囲でのみ、油圧シリンダ26の伸縮作動によるリンク部材30の回動が行なわれるようになっているのである。
【0038】
また、引張コイルばね70,70の引張力により、当接板62がステー50の当接突起68に当接して、下方への回動方向と同方向への回動が阻止せしめられる位置に回動せしめられた係合部材52の回動位置が、該係合部材52のリンク部材30に対する係合位置とされている一方、図4において二点鎖線で示される如く、引張コイルばね70,70の引張力に抗して、上方に所定量だけ回動せしめられた係合部材52の回動位置が、該係合部材52のリンク部材30との係合を解除する解除位置とされており、以て、係合部材52が、リンク部材30に対する係合位置に向かって引張コイルばね70,70により付勢せしめられた状態で、該係合位置とその係合の解除位置との間で回動せしめられ得るようになっているのである。
【0039】
従って、かくの如き構造とされたウイングボデーにおいて、全閉状態とされた一対のウイングルーフ22,22のそれぞれの開放を行なう際には、図3において実線と二点鎖線で示されるように、先ず、油圧シリンダ26を図示しない油圧機構にて伸長作動せしめて、油圧シリンダ26の回動を行なうことなく、ピストンロッド24を所定量だけ突出移動せしめることにより、リンク部材30を、第一のストッパ面38がウイングルーフ22の内面に当接する第一の位置から上方に回動せしめて、第二のストッパ面40がウイングルーフ22の内面の別の部位に当接する第二の位置に位置させる。それにより、リンク部材30の係合爪44とロック装置32の係合部材52との係合を解除して、ウイングルーフ22のロックを解除する。そして、それに引き続き、油圧シリンダ26を伸長作動せしめて、ピストンロッド24を更に突出移動させつつ、油圧シリンダ26を回動軸29回りに上方に回動させ、それに伴って、リンク部材30の第二のストッパ面40において、ウイングルーフ22を押し上げて、上方(図3における矢印アの方向)に回動させることにより、ウイングルーフ22の開放を行なうのである。
【0040】
また、かくして開放作動せしめられて、全開状態とされたウイングルーフ22を閉鎖する際には、図7に示されるように、先ず、油圧シリンダ26を図示しない油圧機構にて収縮作動せしめて、ピストンロッド24を漸次引込移動せしめつつ、油圧シリンダ26を下方に回動させることにより、リンク部材30を、第二のストッパ面40がウイングルーフ22の内面に当接する第二の位置に位置させたままの状態で、ウイングルーフ22を徐々に下方(図7における矢印イの方向)に回動させて、ウイングルーフ22の閉鎖を行なう。
【0041】
そして、図3に実線と二点鎖線で示される如く、ウイングルーフ22が完全に閉鎖された後、ピストンロッド24を所定量だけ更に引込移動せしめることにより、リンク部材30を、第二のストッパ面40がウイングルーフ22の内面に当接する第二の位置から下方に回動せしめて、第一のストッパ面38がウイングルーフ22の内面の別の部位に当接する第一の位置に位置させ、それによって、リンク部材30の係合爪44をロック装置32の係合部材52に係合せしめる。かくして、ウイングルーフ22の閉鎖作動が完了せしめられて、ウイングルーフ22が完全に閉鎖されると同時に、かかうるウイングルーフ22の全閉状態からの開放をロックするのである。
【0042】
なお、本実施形態のウイングボデーにおいては、油圧シリンダ26の収縮作動によってウイングルーフ22を閉鎖せしめる際に、ウイングルーフ22が全閉状態となる前に、リンク部材30が、前記第一の位置に移動、位置せしめられることがあっても、ウイングルーフ22が全閉状態となったときに、リンク部材30の係合爪44が、ロック装置32の係合部材52に対して確実に係合せしめられるようになっている。
【0043】
すなわち、かかるウイングボデーにあっては、油圧シリンダ26の収縮作動に伴うウイングルーフ22の閉鎖途中で、第一のストッパ面38がウイングルーフ22の内面の別の部位に当接する第一の位置に、リンク部材30が移動、位置せしめられた場合、図8に示される如く、ウイングルーフ22が完全に閉鎖される直前に、リンク部材30の係合爪44の下部外面からなる傾斜カム面48が、ロック装置32の係合部材52における係合棒60の円筒面形状を呈する上部外面に接触せしめられる。
【0044】
また、かかる状態から、図9に示されるように、ウイングルーフ22の閉鎖が進行せしめられて、リンク部材30が下方に更に移動せしめられるのに伴って、リンク部材30の傾斜カム面48が係合部材52の係合棒60の上部外面に摺動せしめられ、それによって、係合部材52が、リンク部材30にて押圧され、前記引張コイルばね70,70の引張力(付勢力)に抗して、前記せるリンク部材30に対する係合位置から解除位置に向かって移動せしめられる。
【0045】
そして、油圧シリンダ26が更に収縮作動せしめられて、ウイングルーフ22が完全に閉鎖されると、図3に実線で示されるように、リンク部材30が、ウイングルーフ22の全閉状態下での前記第一の位置に位置せしめられて、該リンク部材30から係合部材52に作用せしめられる押圧力が解消され、それによって、係合部材30が前記係合位置に復帰せしめられて、リンク部材30と係合部材52との再度の係合が完結せしめられ、その結果、ウイングルーフ22の開放がロックされ得ることとなるのである。
【0046】
このように、本実施形態のウイングボデーにあっては、ウイングルーフ22の内側に配設された油圧シリンダ26の継続的な伸長作動に伴って、先ず、ウイングルーフ22の特別なロック機構を構成するリンク部材30とロック装置32の係合部材52との係合が解除されて、ウイングルーフ22の開放作動のロックが解除され、それに引き続いて、ウイングルーフ22が開放せしめられ得るように構成されており、また、ウイングルーフ22の全開状態下での該油圧シリンダ26の継続的な収縮作動に伴って、ウイングルーフ22の閉鎖が行なわれ、そしてウイングルーフ22が完全に閉鎖されると同時に、リンク部材30とロック装置32の係合部材52との係合が再び完結せしめられて、ウイングルーフ22の開放が再度ロックされ得るようになっているのである。
【0047】
それ故、かくの如きウイングルーフ22のロック構造を有するウイングボデーにあっては、複数のフック金具に対して複数の係止金具を、手動操作で一つ一係止させ、また、それら複数のフック金具と複数の係止金具の係合を、手動操作で一つ一解除することによりウイングルーフ22のロックとその解除を行なうようにしたロック機構25のみを採用する従来のウイングボデーとは異なって、ウイングルーフ22のロック状態の信頼性を損ねることなく、ウイングルーフ22のロック及びその解除に面倒な操作を要するロック機構25の配設個数を有利に削減し、或いは皆無ならしめることが可能となり、それによって、ウイングルーフ22のロックとその解除が、主に、油圧シリンダ26の継続的な伸長及び収縮作動による自動操作によって、一挙に行なわれ得ることとなるのである。
【0048】
また、かかるウイングボデーにおいては、リンク部材30とロック装置32の係合部材52との係合状態が、油圧シリンダ26が収縮状態とされている間、維持されるため、油圧シリンダ26を作動せしめる油圧機構により、それらリンク部材30とロック装置32の係合部材52との係合下でのウイングルーフ22のロック状態が、より確実に且つ安定的に確保され得ることとなる。
【0049】
従って、かくの如き本実施形態のウイングボデーにあっては、従来のウイングボデーとは異なって、ウイングルーフ22の開放のロック及びその解除が、面倒な手間を要することなく容易に且つ迅速に行なわれ得るのであり、また、かかるウイングルーフ22のロック状態が、油圧機構により、更に一層強固に維持され得され得るのである。そして、それらの結果として、荷役作業の更なる迅速化が極めて有利に図られ得るばかりでなく、例えば、トラックが事故により横転した際等に、その弾みでウイングルーフ22のロック状態が解除されて、積載荷物が荷台外に飛び出してしまうといったことも、極めて効果的に解消され得ることとなるのである。
【0050】
また、かかる本実施形態のウイングボデーにおいては、ロック装置32の係合部材52との係合によってウイングルーフ22をロックせしめるリンク部材30が、前記第一の位置と第二の位置との間の回動によって、該係合部材52との係合及びその解除が行なわれる得るようになっているところから、例えば、リンク部材30が第一の位置と第二の位置との間でスライド移動せしめられることにより、係合部材52との係合及びその解除が行なわれるように構成される場合とは異なって、リンク部材30を比較的小さな作用力にて、第一の位置と第二の位置との間を変位せしめ得るばかりでなく、リンク部材30の配設スペースを有利に省スペース化することが出来るのである。
【0051】
さらに、本実施形態のウイングボデーにあっては、リンク部材30に第一及び第二のストッパ面38,40が設けられ、油圧シリンダ26の伸長作動によって、第二のストッパ面40がウイングルーフ22の内面に当接せしめられることにより、初めて、リンク部材30とロック装置32との係合が解除されて、ウイングルーフ22の開放が行なわれるようになっており、また、そのようなウイングルーフ22の開放状態からの油圧シリンダ26の収縮作動によって、ウイングルーフ22が完全に閉鎖せしめられたときに、第一のストッパ面38がウイングルーフ22の内面の別の部位に当接することにより、リンク部材30が第一の位置に確実に位置せしめられて、該リンク部材30とロック装置32との係合が再び完結されるようになっているところから、ウイングルーフ22の自動ロック及びそのロック状態の自動解除が、ウイングルーフの自動的な開閉作動に伴って、より一層スムーズに且つ確実行なわれ得ることとなるのである。
【0052】
更にまた、かかる本実施形態のウイングボデーにおいては、リンク部材30のウイングルーフ22内面への取付下で前記中央梁18の側となる側面に、所定の高さをもって突出する係合爪44が一体形成される一方、ロック装置32の係合部材52が枠形の全体形状をもって形成され、そのようなリンク部材30の係合爪44が、該係合部材52の枠形内に形成される内側空間に突入し、かかる係合爪44が、その上部外面に設けられたリンク部材側係合面46において、枠体形状の係合部材52の上部に位置する係合棒60下部外面に設けられた係合部材側係合面61に対して係合せしめられるようになっているところから、係合部材52の係合棒60とリンク部材30の係合爪44とが、上下方向において確実に係合せしめられて、ロック装置32との係合状態におけるウイングルーフ22の上方への回動が、より有利に阻止され得て、ウイングルーフの開放が、更に一層確実にロックされ得ることとなる。
【0053】
また、本実施形態に係るウイングボデーにおいては、リンク部材30における係合爪44の下部外面に傾斜カム面48が設けられると共に、ロック装置32の係合部材52が、該リンク部材30に対する係合位置とその解除位置との間で往復動可能とされて、ウイングルーフ22の閉鎖途中で、リンク部材30が、前記第一の位置に移動、位置せしめられる場合にあっても、ウイングルーフ22が全閉状態となる直前に、かかる傾斜カム面48が係合部材52の係合棒60に摺動することにより、係合部材52が係合位置と解除位置との間で往復動せしめられて、ウイングルーフ22の閉鎖の完了と同時に、リンク部材30と係合部材52との係合が再び完結せしめられるようになっているため、単に、ウイングルーフ22を完全に閉鎖するだけで、余分な操作を何等行なうことなく、ウイングルーフ22の開放が、更に一層スムーズ且つ確実にロックされ得ることとなるのである。
【0054】
以上、本発明の代表的な実施形態に基づいて、本発明を具体的に明らかにしてきたが、そのような実施形態は、あくまでも、例示に過ぎないものであって、本発明が上記の記載によって何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。
【0055】
例えば、前記実施形態では、ウイングルーフ22の側部外面に従来構造を有するフック金具と係止金具とからなる公知のロック機構25が複数設けられていたが、そのようなロック機構25を省略しても良い。かかるロック機構25を省略する場合にあっても、ウイングルーフ22の内側にリンク部材30とロック装置32とからなる特別なロック機構によって、ウイングルーフ22のロック構造が有利に確保され得るのである。そして、ウイングルーフ22の外側に設けられた公知のロック機構25を省略すれば、ウイングボデーの外観の向上が効果的に図られ得るといった利点が得られるのである。
【0056】
また、前記実施形態では、油圧シリンダ26の一端部が取付台座28に対して回動可能に且つ位置固定に設けられる一方、その油圧シリンダ26によって突出/引込移動せしめられるピストンロッド24の先端がリンク部材30を介してウイングルーフ22に連結されていたが、かかる油圧シリンダ26は、一端側においてウイングルーフ22に連結されておれば、その連結構造が、何等これに限定されるものではない。従って、例えば、ピストンロッド24の先端を取付台座28等に対して回動可能に且つ位置固定に設ける一方、油圧シリンダ26の一端部を、リンク部材30を介してウイングルーフ22に連結しても良いのである。
【0057】
さらに、油圧シリンダ26の配設個数は、前記実施形態に示されるものでなく、ウイングルーフ22の大きさ等に応じて、適宜に決定され得るところであり、また、かかる油圧シリンダ26に連結されるリンク部材30、更には、該リンク部材30と係合するロック装置32の配設個数も、油圧シリンダ26の配設個数等に応じて、種々変更され得るものである。
【0058】
更にまた、前記実施形態では、リンク部材30のウイングルーフ22内面への取付下で前記中央梁18の側となる側面に、所定の高さをもって突出する係合爪46が一体形成され、この係合爪46にて、ロック装置32に係合する係合部が構成されていたが、かかる係合部の配設位置も、特にこれに限定されるものではなく、例えば、リンク部材30のウイングルーフ22内面への取付下で前記中央梁18の側とは反対側の側面に、係合部を突設したり、或いは該中央梁18の側の側面と隣り合う二つの側面の少なくとも一方に、係合部を突設したりすることも、可能である。なお、係合部の配設位置を変更する際には、それに応じて、該係合部と係合せしめられるロック装置32の配設位置も適宜に変更されることは、言うまでもないところである。
【0059】
また、そのような係合部の形状乃至は構造も、前記実施形態に示される如きものに、決して限定されるものでなく、ロック装置32に対して係合可能であれば、単純な棒形状等の形態において係合部を形成しても良く、また、ロック装置32に適当な突起等を設ける場合には、この突起等に係合可能な凹所形態や穴(孔)形態をもって、係合部を形成することも可能である。なお、係合部として、かくの如き形態を採用する際には、好ましくは、前記実施形態に示される傾斜カム面48の如き機能を有する傾斜面が、リンク部材30の係合部以外の部位に設けられることとなる。
【0060】
さらに、リンク部材30に設けられる第一及び第二のストッパ面38,40の配設構造や配設位置も、前記実施形態に示されるものに、特に限定されるものではなく、例えば、リンク部材30の側面や上側端面に、適当な突部などを設け、この突部の外面にて、第一及び第二のストッパ面を形成するようにしても、何等差し支えないのである。
【0061】
また、ロック装置32の構造も、リンク部材30に係合可能であれば、如何なる構造も適宜に採用され得ることは、勿論である。
【0062】
さらに、前記実施形態では、ロック装置32の係合部材52を係合位置に向かって付勢する付勢手段として、引張コイルばね70,70が用いられていたが、かかる付勢手段には、係合部材52の係合位置と解除位置との位置関係に応じて、圧縮コイルばねを用いることが出来、その他、それらの引張コイルばねや圧縮コイルばねに代えて、ばね以外の公知の付勢手段も、適宜に採用され得るのである。
【0063】
更にまた、前記実施形態では、リンク部材30が、ウイングルーフ22の回動方向と同一の上下方向に回動せしめられることによって、第一の位置と第二の位置との間を移動可能とされていたが、実現が可能であれば、例えば、リンク部材をウイングルーフ22の回動方向とは異なる方向に回動可能と為すか、或いはスライド移動可能と為して、第一の位置と第二の位置との間を移動せしめられるように構成しても良い。
【0064】
また、前記実施形態では、天井部の中央部において、前後方向に真っ直ぐ延びる中央梁18が、床部10の前後に立設された前壁12と後扉枠14との間に架設され、そして、この中央梁18に対して、その左右両側に形成された複数の回動軸20を介して、一対のウイングルーフ22,22が、それぞれ回動可能に取り付けられていたが、例えば、そのような中央梁18が設けられることなく、一対のウイングルーフ22,22が、それぞれ、前後の両端部において、前壁12と後扉枠14とに対して、回動可能に取り付けられる構造とされていても、何等差し支えないのである。
【0065】
加えて、前記実施形態では、本発明を、天井部と左右の各側部における、中央梁からあおりまでの開口部分を覆う、断面L字状のウイングルーフの一対を備えたウイングボデーの構造に対して適用したものの例を示したが、本発明は、その他、中央梁やあおり等が設けられておらず、前壁と後扉枠との間において天井部の中央から左右の側部をそれぞれ覆う、断面L字状のウイングルーフの一対を備えたウイングボデーの構造や、天井部の一部若しくは全部を覆う平板状のウイングルーフの一対を有するウイングボデーの構造、更にはそのような断面L字状や平板状のウイングルーフの一つだけが取り付けられたウイングボデーの構造、そして、かかるウイングルーフが天井部の中央から幅方向に偏奇した位置に取り付けられてなるウイングボデーの構造等、従来から公知の各種のウイングボデー構造の何れに対しても、有利に適用され得るものであることは、勿論である。
【0066】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明に従うウイングボデー構造によれば、ウイングルーフの開放のロック及びその解除が、面倒な手間を要することなく容易に行なわれ得ると共に、かかるウイングルーフのロック状態が、より一層強固に維持され得るのである。そして、それらの結果として、荷役作業の更なる迅速化が極めて有利に図られ得るばかりでなく、例えば、トラックが事故により横転した際等に、その弾みでウイングルーフのロック状態が解除されて、積載荷物が荷台外に飛び出してしまういったようなことが、効果的に解消され得ることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う構造を有するウイングボデーの正面説明図である。
【図2】図1に示されたウイングボデーの平面説明図である。
【図3】図1の III−III 断面における部分拡大断面説明図である。
【図4】図3における要部拡大説明図である。
【図5】図3の V−V 断面における部分拡大断面説明図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面説明図である。
【図7】図1に示されたウイングボデーの使用状態の一例を示す説明図であって、ウイングルーフを全開せしめた状態を示している。
【図8】図1に示されたウイングボデーの使用状態の別の例を示す説明図であって、ウイングルーフの閉鎖途中で、リンク部材をロック装置の係合部材に接触せしめた状態を示している。
【図9】図1に示されたウイングボデーの使用状態の他の例を示す説明図であって、ウイングルーフの閉鎖途中で、ロック装置の係合部材にリンク部材を摺動せしめて、該係合部材を解除位置に移動させた状態を示している。
【符号の説明】
12 前壁 14 後扉枠
20 回動軸 22 ウイングルーフ
26 油圧シリンダ 30 リンク部材
32 ロック装置 38 第一のストッパ面
40 第二のストッパ面 44 係合爪
46 リンク部材側係合面 48 傾斜カム面
52 係合部材 60 係合棒
61 係合部材側係合面 70 引張コイルばね

Claims (3)

  1. 荷台の前壁と後扉枠との間において少なくとも天井部の一部を覆うウイングルーフを上下に回動可能に取り付ける一方、該ウイングルーフの内側に油圧シリンダの一端側を連結して、該油圧シリンダの伸縮作動によって該ウイングルーフが上下に回動せしめられて、その開放及び閉鎖が行なわれ得るようにしたウイングボデーの構造にして、該ウイングルーフに、第一の位置と第二の位置との間で移動可能なリンク部材を取り付けると共に、該リンク部材に係合部を設けて、該係合部が該リンク部材の該第一の位置への移動によってロック装置に係合する一方、該第二の位置への該リンク部材の移動によって、該リンク部材の係合部と該ロック装置との係合が解除せしめられるように構成し、前記油圧シリンダの伸長作動によって該リンク部材を前記第二の位置へ移動せしめることにより、該リンク部材の係合部と前記ロック装置との係合を解除して、前記ウイングルーフの開放が行なわれる一方、該油圧シリンダの収縮作動によって、該ウイングルーフの閉鎖を行なうと共に、該リンク部材を前記第一の位置側に移動せしめて、該ウイングルーフが完全に閉鎖せしめられたときに、該リンク部材の係合部の前記ロック装置への係合が完結するように構成したものにおいて、
    前記リンク部材の係合部を、該リンク部材に対して、その側方に向かって突設された係合爪にて構成する一方、前記ロック装置を、該係合爪の上部外面に接触して係合せしめられる係合面を備えた係合部材を有して構成すると共に、
    前記リンク部材における前記係合爪の下部外面に、該リンク部材の前記第二の位置から前記第一の位置への移動方向に向かって上傾する傾斜面を設ける一方、前記ロック装置の係合部材を、前記係合面において該係合爪に係合する係合位置に向かって所定の付勢手段により付勢せしめられた状態で、該係合位置とその係合の解除位置との間で移動可能として、前記油圧シリンダの収縮作動による前記ウイングルーフの閉鎖を行なう際に、該第一の位置に移動、位置せしめられた該リンク部材が、該傾斜面において該係合部材に摺動させられることにより、該係合部材が前記付勢手段の付勢力に抗して前記解除位置側に移動せしめられ、且つ該ウイングルーフが完全に閉鎖せしめられたときに、該係合部材が、該付勢手段の付勢力により前記係合位置に復帰せしめられて、該リンク部材の係合爪に係合せしめられるように構成したことを特徴とするウイングボデー構造。
  2. 前記リンク部材が、上下に回動可能とされ、前記油圧シリンダの伸長作動により上方に回動せしめられることによって、前記第二の位置に移動、位置せしめられる一方、該油圧シリンダの収縮作動により下方に回動せしめられることによって、前記第一の位置に移動、位置せしめられるようになっている請求項1に記載のウイングボデー構造。
  3. 前記油圧シリンダの収縮作動によって、前記リンク部材が前記第一の位置に移動、位置したときに、前記ウイングルーフの内面に当接して、該第一の位置側への該リンク部材の更なる移動を阻止する第一のストッパ面と、該油圧シリンダの伸長作動によって、該リンク部材が前記第二の位置に移動、位置したときに、該ウイングルーフの内面の別の部位に当接して、該第二の位置側への該リンク部材の更なる移動を阻止する第二のストッパ面とが、該リンク部材に設けられている請求項1又は請求項2に記載のウイングボデー構造。
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