JPH06224365A - 半導体パッケージ用リードフレームおよびその製造方法 - Google Patents

半導体パッケージ用リードフレームおよびその製造方法

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JPH06224365A
JPH06224365A JP1247593A JP1247593A JPH06224365A JP H06224365 A JPH06224365 A JP H06224365A JP 1247593 A JP1247593 A JP 1247593A JP 1247593 A JP1247593 A JP 1247593A JP H06224365 A JPH06224365 A JP H06224365A
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JP
Japan
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lead frame
semiconductor package
dielectric constant
low dielectric
film
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JP1247593A
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Tomonori Matsuura
友紀 松浦
Hiroshi Yagi
▲ひろし▼ 八木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

Abstract

(57)【要約】 【目的】クロストークノイズ等の電気的ノイズの発生を
できるだけ抑制して高周波特性を向上させる。 【構成】インナーリード3のワイヤボンディング部3a
を除く所定の領域のインナーリード部分に、樹脂封止材
料の誘電率よりも低い誘電率を有する額縁状の低誘電率
部11が設けられている。この低誘電率部11は低誘電
率材料12とこの低誘電率材料12の上下面に形成され
た非熱可塑性樹脂層13とから構成され、低誘電率材料
12がインナーリード3の表裏面を覆いかつ隣り合うイ
ンナーリード3,3間の間隙Aを充填している。これに
よりインナーリード3,3間の誘電率が低くなるので、
リード3,3間の寄生容量が大きく減少する。したがっ
て、クロストークノイズ等のノイズが減少し、高周波特
性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体パッケージの組
立に用いられるリードフレームおよびその製造方法に関
し、特に高周波の半導体素子を搭載するために好適な半
導体パッケージ用リードフレームおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体パッケージの組立に用いら
れるリードフレーム1は、図11に示すように外部回路
に接続される所定数のアウターリード2、このアウター
リード2に連続して形成され、半導体素子のパッドに接
続される所定数のインナーリード3、半導体素子を搭載
するダイパッド4、ダイパッド4を支持する支持リード
5、各リードを連結するダムバー6を有している。この
リードフレーム1は、42アロイ、銅系合金等の金属単
体のフープ材を用いてフォトリソ・エッチング法等によ
り、これら各部分を同時に形成した後、各リードの先端
部に表面処理を施すことにより製造されるものである。
製造されたリードフレーム1は、一般にインナーリード
3が容易に変形してばらつき易いので、テーピング7を
行ってそれらインナーリード3を固定している。
【0003】この従来のリードフレーム1を用いて樹脂
封止により半導体パッケージを形成する場合、図12
(a)および(b)に示すように、まず半導体素子8を
ダイパッド4に搭載し、半導体素子8の各パッドとイン
ナーリード3とを、Au等の導電ワイヤ9により電気的
に接続する。その後、インナーリード3の所定部分、ダ
イパッド4、テーピング部7導電ワイヤ9を樹脂10で
封止することにより、半導体パッケージが形成される。
【0004】このような樹脂封止型半導体パッケージに
おけるリードフレーム1は、図12に示すようにパッケ
ージの骨格としての役割と電気及び熱の伝導路としての
役割とを担っている。また、封止樹脂は、半導体素子8
の保護としての役割担っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な樹脂封止型半導体パッケージにおける封止樹脂とし
て、従来はエポキシ系樹脂が用いられている。図12
(c)に示すように、このエポキシ系樹脂は、微細な形
状に加工された隣り合うインナーリード3の間の間隙に
も充填されるようになる。
【0006】しかしながら、このようにエポキシ系樹脂
が各インナーリード3間に充填された場合、エポキシ系
樹脂の誘電率が3.5〜5と比較的大きいため、各イン
ナーリード3間の寄生容量が大きくなる。このため、ク
ロストークノイズ等の電気的ノイズが発生してしまい、
特に高周波特性が悪化してしまうという問題がある。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、クロストークノイズ等の
電気的ノイズの発生をできるだけ抑制して高周波特性を
向上させることのできる半導体パッケージ用リードフレ
ームおよびその製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明の半導体パッケージ用リードフレ
ームは、外部回路に接続される所定数のアウターリード
と、このアウターリードに連続して形成され、半導体素
子のパッドに導電ワイヤにより電気的に接続される所定
数のインナーリードとを少なくとも備え、封止樹脂で封
止することにより形成される半導体パッケージのリード
フレームにおいて、前記インナーリードの前記導電ワイ
ヤ接続領域を除く任意の領域のインナーリード部分に位
置する、互いに隣り合うインナーリード間の間隙が、前
記封止樹脂の誘電率よりも低い低誘電率材料で充填され
ていることを特徴としている。
【0009】また請求項2の発明は、前記インナーリー
ド部分の表面および裏面が前記低誘電率材料により覆わ
れていることを特徴としている。更に請求項3の発明
は、更に半導体素子を搭載するためのダイパッドを備え
ていることを特徴としている。
【0010】更に請求項4の発明は、前記封止樹脂がエ
ポキシ系樹脂であり、前記低誘電率材料が熱可塑性ポリ
イミドであることを特徴としている。更に請求項5の発
明は、前記低誘電率材料の表面に非熱可塑性ポリイミド
フィルムが設けられていることを特徴としている。
【0011】更に本発明の半導体パッケージ用リードフ
レームの製造方法は、請求項5の発明の半導体パッケー
ジ用リードフレームを製造する方法であって、非熱可塑
性ポリイミドフィルム上に熱可塑性ポリイミドをコーテ
ィングしたフィルムを2枚用い、これらのフィルムで前
記インナーリード部分をその表面及び裏面から挟んだ
後、前記フィルムを加熱圧着することにより形成するこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】このように構成された本発明においては、イン
ナーリードの各リード間が封止樹脂の誘電率よりも低い
低誘電率材料で充填されているため、各リード間の寄生
容量が従来のリードフレームを用いた半導体パッケージ
の構造に比較して大きく減少する。そのためにクロスト
ークノイズ等の電気的ノイズが減少し、高周波特性が向
上する。
【0013】また、本発明においては、非熱可塑性ポリ
イミドフィルム上に熱可塑性ポリイミドをコーティング
したフィルムによりインナーリード部分が固定されるた
め、このフィルムが、従来行われているインナーリード
のテーピングの役割も兼ねるようになり、インナーリー
ドのたわみ変形によるばらつきが抑制される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明にかかるリードフレーム
の一実施例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)に
おけるIB−IB線に沿う断面図、(c)は(a)における
IC−IC線に沿う断面図である。なお、前述の従来のリー
ドフレームの構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付
すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0015】図1(a)および(b)に示すように、本
実施例のリードフレーム1は、半導体素子のパッドとA
u等の導電ワイヤにより電気的に接続されるインナーリ
ード3のボンディング部3aを除くインナーリード3の
所定の領域のインナーリード部分に、樹脂封止材料の誘
電率よりも低い誘電率を有する額縁状の低誘電率部11
が設けられている。
【0016】同図(c)に示すように、この低誘電率部
11は低誘電率材料12とこの低誘電率材料12の上下
面に形成された非熱可塑性樹脂層13とから構成され、
低誘電率材料12がインナーリード3の表面(半導体素
子の搭載側の面:図1(b)で上面)および裏面(半導体
素子の搭載側と反対側の面:図1(b)で下面)を覆いか
つ隣り合うインナーリード3,3間の間隙Aを充填する
ようにして設けられている。なお、インナーリード3の
表面および裏面は、低誘電率材料12で必ずしも覆われ
る必要はなく、インナーリード3,3間の間隙Aのみを
低誘電率材料12で充填するようにしてもよい。
【0017】次に、このように構成された本実施例のリ
ードフレームを製造する方法について説明する。まず、
図2および図3に示すように所定数のアウターリード
2、所定数のインナーリード3、および半導体素子を搭
載するダイパッド4からなるリードフレーム本体14
と、中央に比較的大きな開口15を有する額縁状のフィ
ルム16とを用意する。
【0018】リードフレーム本体14は、従来のリード
フレームと同じように、銅、銅係合金、42材、コバー
ルなどの所定の厚み(例えば、150μm)の金属板か
ら製造される。
【0019】また、フィルム16は、同図(b)に示す
ように所定の厚みの非熱可塑性フィルム17の表面に、
封止樹脂(例えばエポキシ系樹脂等)の誘電率より低い
低誘電率の熱可塑性樹脂18を所定の厚みにコーティン
グした接着性フィルム16から形成されている。この接
着性フィルム16の一例として、厚み12.5μmの非
熱可塑性ポリイミドフィルム(例えばユーピレックスま
たはカプトン[いずれも商品名]がある)の表面に、熱
可塑性ポリイミドを100μmの厚みにコーティングし
たフィルムが使用できる。
【0020】次に、この接着性フィルム16を図3
(a)に示す額縁状の形状に切断してフィルム16を形
成する。その場合、額縁状の形状は、リードフレーム本
体14のインナーリード3のボンディング部3aを除く
インナーリード3の所定の領域のインナーリード部分
に、フィルム16が位置するような大きさに形成する。
この額縁状のフィルム16を2枚用意する。
【0021】次いで、図4に示すように1枚の額縁状の
フィルム16をインナーリード3の一面側の図1(a)
に示す所定領域に配置し、その後熱圧着装置19によ
り、図5に示すようにこのフィルム16をインナーリー
ド3の一面側に張り合わせる。続いて、図6に示すよう
にもう一つのフィルム16をインナーリード3の他面側
の所定領域に配置し、その後同様に熱圧着装置19によ
り、このフィルム16をインナーリード3の他面側に張
り合わせる。
【0022】フィルム16の熱可塑性樹脂18が熱圧着
されると、図1(c)に示すようにインナーリード3の
表面および裏面に当たる部分の熱可塑性樹脂18が加熱
により軟化して溶融し、圧力により変形流動して隣り合
うインナーリード3,3間の間隙Aを充填する。こうし
て、本実施例のリードフレーム1が形成される。
【0023】このリードフレーム1を用いて半導体装置
を製造するには、図7に示すように従来の半導体装置の
製造方法と同様に、まずリードフレーム1のダイパッド
4に半導体素子8を搭載し、半導体素子8のパッドとイ
ンナーリード3のボンディング部3aとをAu等の導電
ワイヤ9により電気的に接続する。その後、半導体素子
8、導電ワイヤ9、ダイパッド4、フィルム16、およ
びインナーリード3の樹脂封止領域をエポキシ系樹脂1
0によりパッケージングすることにより、半導体装置2
0が製造される。
【0024】このように本実施例のリードフレーム1を
用いて製造された半導体装置20においては、図7
(c)に示すようにインナーリード3の所定領域の表裏
面が低誘電率の熱可塑性樹脂18、すなわち低誘電率材
料12によって覆われると共に、隣り合うインナーリー
ド3,3間の間隙Aが熱可塑性樹脂18によって充填さ
れるので、封止樹脂であるエポキシ系樹脂10が侵入す
ることはない。これにより、本実施例のリードフレーム
1を用いた場合、隣り合うインナーリード3,3間の誘
電率が低くなるので、これらのリード3,3間の寄生容
量が従来のリードフレームを用いたパッケージングの構
造と比較して大きく減少する。したがって、クロストー
クノイズ等のノイズが減少し、高周波特性が向上する。
ちなみに、熱可塑性樹脂18として熱可塑性ポリイミド
を用いた場合、誘電率が1Mzにおいて3.0とエポキ
シ系封止樹脂よりも低い。
【0025】また、本実施例のリードフレーム1におい
ては、フィルム16がインナーリード3の所定領域を固
定するのでインナーリード3のたわみ変形を確実に防止
することができる。このように、フィルム16は従来の
テーピングの機能をも有するようになる。したがって、
従来のリードフレームでは必要であったテーピング作業
の工程が不要となる。
【0026】図8は本発明の他の実施例を示す、図1と
同様の図である。なお、前述の従来のリードフレームの
構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
【0027】前述の実施例のリードフレームがダイパッ
ドを有するリードフレームであるのに対して、本実施例
のリードフレーム1は、図8に示すように半導体素子を
搭載するためのダイパッドのないリードフレームであ
る。
【0028】前述の実施例と同様にこの実施例のリード
フレーム1においても、インナーリード3のボンディン
グ部3aを除くインナーリード3の所定領域野インナー
リード部分に、樹脂封止材料の誘電率よりも低い誘電率
を有する額縁状の低誘電率部11が設けられている。そ
して、同図(c)に示すようにこの低誘電率部11も、
低誘電率材料12とこの低誘電率材料12の上下面に形
成された非熱可塑性樹脂層13とから構成され、低誘電
率材料12がインナーリード3の表裏面を覆いかつ隣り
合うインナーリード3,3間の間隙Aを充填している。
【0029】しかしながら、本実施例のリードフレーム
1は、リードフレーム1を製造する際に用いられるフィ
ルム16のうち、インナーリード3の裏面(下面)に張
り合わされるフィルムが前述の実施例と異なっている。
すなわち、図9(a)に示すようにインナーリード3の
裏側に張り合わされる本実施例のフィルム16′は、前
述の実施例のフィルム16と同じ寸法の外形ではある
が、開口を有さない単なる矩形状のフィルムに形成され
ている。なお、同図(b)に示すようにインナーリード
3の表面(上面)に張り合わされるフィルム16は、前
述の実施例の開口15を有するフィルム16と全く同じ
である。このように構成された本実施例のリードフレー
ム1は、前述の実施例と全く同じ方法で製造することが
できるので、その説明は省略する。
【0030】ところで、図9(a)に示すフィルム1
6′をインナーリード3の裏面の所定領域に張り合わせ
たとき、図8(a)および(b)に示すようにフィルム
16′における低誘電率の熱可塑性樹脂18が、各イン
ナーリード3の先端によって囲まれる空間Bを通して上
方へ露出する。この露出した部分は加熱圧着されないの
で溶融しなく、したがってこの熱可塑性樹脂18の露出
部分に半導体素子8の搭載面21が形成される。
【0031】この実施例のリードフレーム1を用いて半
導体装置を製造するには、図10に示すようにまず熱可
塑性樹脂18の露出した半導体素子搭載面21に半導体
素子8を搭載する。その後、前述の実施例と同様の製造
方法により、半導体装置が製造される。この実施例のリ
ードフレームを用いて製造された半導体装置において
も、前述の実施例の場合と同じ作用効果を得ることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インナーリードの所定領域を覆うと共にこの
所定領域の隣り合うインナーリード間の間隙を充填する
樹脂が、従来のパッケージング用の封止樹脂よりも低い
誘電率を有しているので、各インナーリード間の寄生容
量を従来のリードフレームを用いた半導体装置の構造に
比べて大きく減少させることができる。したがって、リ
ード間のクロストークノイズを減少でき、高周波特性を
向上させることができる。これにより、超多ピン化によ
りリードフレームのリードが狭ピッチに設定されても、
安定した電気的特性を得ることができる。
【0033】また、本発明によれば、非熱可塑性ポリイ
ミドフィルム上に熱可塑性ポリイミドをコーティングし
たフィルムにより、インナーリードが固定されるため、
従来行われているテーピングの役割も兼ねることがで
き、インナーリードのたわみ変形によるばらつきを確実
に抑えることができるとともに、従来のテーピング作業
の工程を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明に係る半導体パッケージ用リードフレー
ムの一実施例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)
におけるIB−IB線に沿う断面図、(c)は(a)におけ
るIC−IC線に沿う断面図である。
【図2】 図1に示す実施例に使用されるリードフレー
ム本体の平面図である。
【図3】 図1に示す実施例に使用される低誘電率部を
形成するためのフィルムを示し、(a)は平面図、
(b)は(a)におけるIIIB−IIIB線に沿う断面図であ
る。
【図4】 図1に示す実施例のリードフレームの製造方
法の一部を説明する図である。
【図5】 図1に示す実施例のリードフレームの製造方
法の他の一部を説明する図である。
【図6】 図1に示す実施例のリードフレームの製造方
法の更に他の一部を説明する図である。
【図7】 図1に示す実施例のリードフレームを用いて
製造された半導体装置を示し、(a)は平面図、(b)
は(a)におけるVIIBーVIIB線に沿う断面図、(c)は
(a)におけるVIICーVIIC線に沿う断面図である。
【図8】 本発明の他の実施例を示す、図1と同様の図
である。
【図9】 図8に示す実施例に使用される低誘電率部を
形成するためのフィルムを示す平面図である。
【図10】図8に示す実施例のリードフレームを用いて
製造された半導体装置を示す、図7と同様の図である。
【図11】従来のリードフレームの一例を示し、(a)
は平面図、(b)は(a)におけるXIB−XIB線に沿う断
面図である。
【図12】図11に示す従来のリードフレームを用いて
製造された半導体装置を示す、図7と同様の図である。
【符号の説明】
1…リードフレーム、2…アウターリード、3…インナ
ーリード、4…ダイパッド、7…テーピングテープ、8
…半導体素子、9…導電ワイヤ、10…封止樹脂(エポ
キシ系樹脂)、11…低誘電率部、12…低誘電率材
料、13…非熱可塑性樹脂層、14…リードフレーム本
体、15…開口、16,16′…フィルム、17…非熱
可塑性フィルム(非熱可塑性ポリイミドフィルム)、1
8…熱可塑性樹脂(熱可塑性ポリイミド)、19…熱圧
着装置、20…半導体装置、21…半導体素子の搭載面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部回路に接続される所定数のアウター
    リードと、このアウターリードに連続して形成され、半
    導体素子のパッドに導電ワイヤにより電気的に接続され
    る所定数のインナーリードとを少なくとも備え、封止樹
    脂で封止することにより形成される半導体パッケージの
    リードフレームにおいて、 前記インナーリードの前記導電ワイヤ接続領域を除く任
    意の領域のインナーリード部分に位置する、互いに隣り
    合うインナーリード間の間隙が、前記封止樹脂の誘電率
    よりも低い低誘電率材料で充填されていることを特徴と
    する半導体パッケージ用リードフレーム。
  2. 【請求項2】 前記インナーリード部分の表面および裏
    面が前記低誘電率材料により覆われていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体パッケージ用リードフレー
    ム。
  3. 【請求項3】 更に半導体素子を搭載するためのダイパ
    ッドを備えていることを特徴とする請求項1または2記
    載の半導体パッケージ用リードフレーム。
  4. 【請求項4】 前記封止樹脂はエポキシ系樹脂であり、
    前記低誘電率材料は熱可塑性ポリイミドであることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の半導体パ
    ッケージ用リードフレーム。
  5. 【請求項5】 前記低誘電率材料の表面に非熱可塑性ポ
    リイミドフィルムが設けられていることを特徴とする請
    求項4記載の半導体パッケージ用リードフレーム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体パッケージ用リー
    ドフレームの製造方法であって、非熱可塑性ポリイミド
    フィルム上に熱可塑性ポリイミドをコーティングしたフ
    ィルムを2枚用い、これらのフィルムで前記インナーリ
    ード部分をその表面及び裏面から挟んだ後、前記フィル
    ムを加熱圧着することにより形成することを特徴とする
    半導体パッケージ用リードフレームの製造方法。
JP1247593A 1993-01-28 1993-01-28 半導体パッケージ用リードフレームおよびその製造方法 Pending JPH06224365A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016042588A (ja) * 2008-04-25 2016-03-31 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016042588A (ja) * 2008-04-25 2016-03-31 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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