JPH06224189A - 平坦化膜の形成方法及び平坦化膜の形成装置 - Google Patents

平坦化膜の形成方法及び平坦化膜の形成装置

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JPH06224189A
JPH06224189A JP863493A JP863493A JPH06224189A JP H06224189 A JPH06224189 A JP H06224189A JP 863493 A JP863493 A JP 863493A JP 863493 A JP863493 A JP 863493A JP H06224189 A JPH06224189 A JP H06224189A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】凹凸を有する半導体等の基板上に形成された絶
縁膜を加熱によるリフローにより平坦化する平坦化膜の
形成方法に関し、微細化を妨げず、かつ膜質の悪化を伴
わずに、凸部間の凹部を完全に埋めることができ、かつ
より一層の平坦化を図ることができる平坦化膜の形成方
法を提供する。 【構成】凹凸31a,31b,30a〜30dを有する基板25
上に不純物のドープされた絶縁膜(ドープド絶縁膜)32
aを形成する工程と、雰囲気ガス中で、前記基板25を
加熱して前記ドープド絶縁膜32aの軟化点以上の温度に
保持するとともに、前記基板25を動かすことにより前
記基板25に加速度を与えて前記基板25上で前記ドー
プド絶縁膜32aを流動させ、平坦化されたドープド絶縁
膜32bを形成する工程とを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平坦化膜の形成方法及び
平坦化膜の形成装置に関し、より詳しくは、凹凸を有す
る半導体等の基板上に形成された絶縁膜を加熱によるリ
フローにより平坦化する平坦化膜の形成方法及び平坦化
膜の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高密度化のため、パ
ターンがより微細化され、かつ半導体層や配線層を多層
に形成することが多い。このような場合、通常、上下の
導電体層間の絶縁を行うため、絶縁膜が形成されるが、
下地の基板に凹凸が存在している場合、凸部の導電体層
間に存在する凹部を完全に絶縁膜で埋めることが必要に
なる。また、形成された絶縁膜上に半導体層や配線層を
形成する場合には、半導体層や配線層の下地の絶縁膜の
表面が著しい凹凸を有していると、半導体層や配線層の
カバレージが悪化したり、ホトレジストのパターニング
精度が悪化し、その上に形成される半導体層や配線層の
パターニング精度が悪化したりする等の問題が生ずる。
【0003】このような問題を解決するため、凹凸を有
する基板上に形成する絶縁膜にドープド絶縁膜を用い、
ドープド絶縁膜の形成後に、加熱によるリフローにより
ドープド絶縁膜を流動させて凹部の充填や表面の平坦化
を図っている。
【0004】図12(a)〜(d)は、凹凸を有する基
板上にCVDにより形成された絶縁膜を流動させるため
の加熱処理装置について説明する構成図である。図12
(a)はバッチ処理が行える横型の加熱処理炉、図12
(b)はバッチ処理が行える縦型の加熱処理炉である。
図12(c),(d)は加熱手段として赤外線ランプを
用いたシングル処理を行うための加熱処理装置で、図1
2(c)は処理される基板の両面にランプを有するタイ
プ、図12(d)は基板の片面にランプを有するタイプ
を示す。
【0005】図12(a)において、1aは複数の処理
される基板5aを収納するチャンバ、2aはチャンバ1
aに雰囲気ガスを導入する雰囲気ガス導入口、3aは不
要な雰囲気ガスを排気する排気口、4aはチャンバ1a
の周囲に設けられ、チャンバ1a内の基板5aを加熱す
る加熱処理炉である。
【0006】図12(b)において、1bは複数の処理
される基板5bを収納するチャンバ、2bはチャンバ1
b内に雰囲気ガスを導入する雰囲気ガス導入口、4bは
チャンバ1bの周囲に設けられ、チャンバ1b内の基板
5bを加熱する加熱処理炉である。なお、不要な雰囲気
ガスを排気する排気口は図示していない。
【0007】図12(c)において、1cは複数の処理
される基板5cを収納するチャンバ、4c,4dはチャ
ンバ1cの上下に設けられ、チャンバ1c内の基板5c
を加熱する加熱処理ランプである。なお、チャンバ1c
に雰囲気ガスを導入する雰囲気ガス導入口、及び不要な
雰囲気ガスを排気する排気口は図示していない。
【0008】図12(d)において、1dは複数の処理
される基板5dを収納するチャンバ、4eはチャンバ1
dの上下に設けられ、チャンバ1d内の基板5dを加熱
する加熱処理ランプ、6dは基板5dを載置するサセプ
タである。なお、チャンバ1dに雰囲気ガスを導入する
雰囲気ガス導入口、及び不要な雰囲気ガスを排気する排
気口は図示していない。
【0009】図13(a),(b)は、図12(d)の
加熱処理装置を用いて凹凸を有する基板上に平坦化され
た絶縁膜を形成する方法について説明する断面図であ
る。処理される基板5dとして、図13(a)に示すよ
うに、例えば半導体基板上の下地絶縁膜の上に導電体層
からなる凸部11a〜11cを有する基板5d上にCVD法
によりドープド絶縁膜13、例えばBPSG膜の形成さ
れたものを用いる。このような基板5dを例えば図12
(d)の加熱処理装置のサセプタ6d上に載置する。
【0010】次いで、雰囲気ガス導入口から例えば窒素
ガスを導入するとともに、加熱処理ランプ4eを点灯し
て熱エネルギを基板に加え、基板5dをドープド絶縁膜
13の軟化点以上の温度に保持し、所定の時間放置す
る。
【0011】このとき、基板5dがドープド絶縁膜13
の軟化点に達すると、ドープド絶縁膜13が流動し始
め、重力により基板5d上に広がる。所定の時間の後、
図13(b)に示すように、ドープド絶縁膜13aの表面
は平坦化される。
【0012】この後、平坦化されたドープド絶縁膜13a
上に配線層等が形成される。ところで、このようにして
形成されたドープド絶縁膜13aの平坦化の状態を評価す
るために、通常、リフロー角度αが用いられる。
【0013】図14(a)は、参考文献(次世代超LS
Iプロセス技術応用編、昭和63年4月30日発行;P
217,図3)に記載された、種々のP2O5+B2O3(mol
%)含有率のBPSG膜及びPSG 膜について、窒素中、温度
900℃で30分間加熱処理した後の、P2O5+B2O3(mo
l %)に対するリフロー角度αについて示す図である。
また、図14(b)は上記参考文献から転記した、リフ
ロー角度αの定義について説明する断面図で、段差部に
おける、基板の平面に対する絶縁膜表面の傾斜角度をリ
フロー角度αと定義している。なお、図14(b)中、
14はシリコン基板、11は多結晶シリコン膜(凸部)
で、以上が基板5dを構成する。13はBPSG膜(ド
ープド絶縁膜)である。
【0014】図14(a)によれば、リフロー角度α
は、BPSG膜13に含有される個々の不純物化合物P2
O5,B2O3の含有率に左右されるのではなくて、総計の不
純物含有率P2O5+B2O3(mol %)によってほぼ決められ
ることが示されている。実用上、30度以下のリフロー
角度αを得ることが望ましい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
の平坦化された膜の形成方法によれば、次のような問題
がある。即ち、 半導体装置のより一層の微細化が要求される場合に、
凸部11a/11b,11b/11c間の間隔が狭く、また、ア
スペクト比が大きくなり、図15(b)に示すように、
ボイド15が生じ易くなる。このため、ボイド15を含
むドープド絶縁膜13aにはクラック等が生じ易くなり、
絶縁性が悪化するという問題がある。
【0016】また、より多層化された場合、凸部11a
〜11cが高くなり、図15(d)に示すように、リフロ
ー角度αが大きく、平坦化が十分でなくなる。このた
め、ドープド絶縁膜13a上に形成される配線層等のカバ
レージが悪化したり、パターニング精度が悪化するとい
う問題がある。
【0017】上記の問題を解決するためには、高温,
長時間の加熱処理が必要であり、処理能力(スループッ
ト)の低下をきたし、また、半導体装置を微細化する上
で、浅い拡散層の形成が困難となるという問題がある。
【0018】この問題を解決するためには、より低
温,短時間の加熱処理を行うべく、総計の不純物含有率
P2O5+B2O3を増やせばよいが、吸湿性の増大、B2O3等の
析出物の発生が起こり、膜質が低下するという問題があ
る。
【0019】本発明は、係る従来例の問題点に鑑みて創
作されたものであり、微細化を妨げず、かつ膜質の悪化
を伴わずに、凸部間の凹部を完全に埋めることができ、
かつより一層の平坦化を図ることができる平坦化膜の形
成方法及び平坦化膜の形成装置の提供を目的とするもの
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、図
2(b)に示すように、凹凸31a,31b,30a〜30dを
有する基板25上に不純物のドープされた絶縁膜(ドー
プド絶縁膜)32aを形成する工程と、雰囲気ガス中で、
前記基板25を加熱して前記ドープド絶縁膜32aの軟化
点以上の温度に保持するとともに、前記基板25を動か
すことにより前記基板25に加速度を与えて前記基板2
5上で前記ドープド絶縁膜32aを流動させ、平坦化され
たドープド絶縁膜32bを形成する工程とを有する平坦化
膜の形成方法によって達成され、第2に、図1(b)に
示すように、不純物のドープされた絶縁膜(ドープド絶
縁膜)を形成するための反応ガス及び雰囲気ガス中で、
凹凸を有する基板25を加熱して前記形成すべきドープ
ド絶縁膜の軟化点以上の温度に保持するとともに、前記
基板25を動かすことにより前記基板25に加速度を与
えて、平坦化されたドープド絶縁膜を形成する工程とを
有する平坦化膜の形成方法によって達成され、第3に、
図1(a)に示すように、処理される基板25を収納
し、処理を行うチャンバ21と、前記チャンバ21に雰
囲気ガスを導入する雰囲気ガス導入口22と、前記チャ
ンバ21内の基板25を加熱する加熱手段24と、前記
チャンバ21内の基板25を保持する基板保持手段26
と、前記基板保持手段26に接続され、該基板保持手段
26を動かすことにより基板25に加速度を与える加速
度発生手段28とを有する平坦化膜の形成装置によって
達成され、第4に、図1(b)に示すように、不純物を
含有する絶縁膜を形成するための反応ガスを前記チャン
バ21に導入する反応ガス導入口29を有することを特
徴とする第3の発明に記載の平坦化膜の形成装置によっ
て達成される。
【0021】
【作用】本発明の平坦化膜の形成装置によれば、図1
(a)に示すように、加熱手段24に加えて、基板25
に対して加速度を発生させる加速度発生手段28、例え
ば基板25の膜形成面に垂直な軸を中心として回転或い
は回動させる手段、又は基板25の膜形成面に平行な面
に沿って或いは基板25の膜形成面に垂直な軸に沿って
振動させる手段等の、回転や振動により基板25に力を
加える源を有しているので、図2(b)に示すように、
不純物のドープされた絶縁膜(以下、ドープド絶縁膜と
称する。)32aを流動させる際、本発明の平坦化膜の形
成方法に示すように、加熱によりドープド絶縁膜32aを
軟化させた上で、更に、基板25平面に沿った加速度,
又は鉛直方向であって重力加速度よりも大きい加速度を
基板25に印加することができる。
【0022】従って、従来の重力加速度のみによる場合
と比較して、凹凸を有する基板25上に形成されたドー
プド絶縁膜32aの流動化が促進され、加熱処理時間の大
幅な短縮を図ることができる。しかも、ドープド絶縁膜
32aの流動化が促進されるので、凹凸を有する基板25
上の狭い凹部へのドープド絶縁膜32bの充填も容易に、
かつ完全に行うことができる。
【0023】これにより、多種類の不純物を多量にドー
プせずに、即ち、膜質の悪化を伴わずに、また、加熱処
理温度を高くすることなく、短時間に、即ち、スループ
ットの向上を図り、かつ浅い拡散層の形成による微細化
を妨げずに、凸部30a/30b,30c/30d間の凹部31
a,31bを完全に埋めることができ、かつより一層の平
坦化を図ることができる。
【0024】更に、他の本発明の平坦化膜の形成装置に
よれば、上記の膜形成装置に不純物を含有する絶縁膜を
形成するための反応ガス導入口29が付設されているの
で、他の本発明の平坦化膜の形成方法に示すように、形
成すべきドープド絶縁膜の軟化点以上の温度に保持し、
かつ基板25に加速度を与えてドープド絶縁膜の形成を
行うことができる。従って、ドープド絶縁膜を形成しつ
つ、流動化させることにより、一回の工程で平坦化され
た絶縁膜を形成することができる。これにより、平坦化
された絶縁膜を形成する時間の短縮を図ることができ、
スループットの向上を図ることができる。
【0025】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)第1〜第7の実施例の平坦化膜の形成装置 (a)第1〜第5の実施例 図3は、第1の実施例の平坦化膜の形成装置について説
明する側面構成図である。図3において、21aは処理さ
れるウエハ(基板)25aを収納し、雰囲気ガス中で加熱
処理を行うチャンバ、22aはチャンバ21aに雰囲気ガス
を導入する雰囲気ガス導入口、23aは不要な雰囲気ガス
を排気する排気口、24aはチャンバ21aの周囲に設けら
れ、チャンバ21a内のウエハ25aを加熱する加熱処理炉
(加熱手段)、26aは板面にウエハ25aを載置し、真空
チャック等によりウエハ保持面に固定する円板状のウエ
ハ保持具(基板保持手段)、27aはウエハ保持具26aの
ウエハ保持面に垂直な中心軸に沿う回転軸(伝達手
段)、28aは回転軸27aを介してウエハ保持具26aと接
続されたモータ(加速度発生手段)で、回転軸27aを中
心としてウエハ保持具26aを一定方向に回転させる。
【0026】なお、図6(a)〜(c)は第2〜第4の
実施例の平坦化膜の形成装置に備えられた、他の方法に
よる加速度発生手段と接続された基板保持手段及び伝達
手段について説明する部分側面構成図である。上記の加
速度発生手段28a/回転軸27a/ウエハ保持具26aの替
わりに用いることができる。
【0027】図6(a)は第2の実施例に係るウエハ保
持具(基板保持手段)26dの動かし方について説明する
斜視図で、不図示の加速度発生手段により伝達手段27d
を介してウエハ保持具26dに右回転及び左回転の両方向
の回転を付与することができるようになっている。
【0028】これにより、ウエハ保持具26d上のウエハ
(基板)25dを、例えば左回転〜右回転〜左回転〜右回
転〜のように、回動させて外向き加速度による遠心力を
付与することができる。
【0029】図6(b)は第3の実施例に係るウエハ保
持具(基板保持手段)26eの動かし方について説明する
斜視図で、不図示の加速度発生手段により伝達手段27e
を介してウエハ保持具26eを左右に振動させることがで
きるようになっている。
【0030】これにより、ウエハ保持具26e上のウエハ
(基板)25eを左右に振動させて、二方向の加速度をウ
エハ25eに印加することができる。従って、一方向の加
速度が印加されるだけである回転の場合と比較して膜厚
の均一性が増し、かつ凹部へのより完全な充填を行うこ
とができる。
【0031】図6(c)は第4の実施例に係るウエハ保
持具(基板保持手段)26fの動かし方について説明する
斜視図で、不図示の加速度発生手段により伝達手段27f
を介してウエハ保持具26fを上下に振動させることがで
きるようになっている。
【0032】これにより、ウエハ保持具26f上のウエハ
(基板)25fを上下に振動させて、自然の重力加速度よ
りも大きい加速度をウエハ25fに印加することができ
る。これにより、軟化したドープド絶縁膜の流動性を増
すことができる。
【0033】また、上記の4種類の方法を種々組み合わ
せたような加速度発生手段を設けることもできる。例え
ば、回転又は回動〜左右の振動〜回転又は回動〜左右の
振動〜・・のように、回転又は回動と左右の振動との組
み合わせが可能である。なお、上記したように、加速度
とは回転や振動により基板25a,25d〜25fに力を加え
る源をいう。
【0034】更に、第5の実施例として、上記のチャン
バに反応ガス導入口を付設することもできる。これによ
り、既設の雰囲気ガス導入口から雰囲気ガスを導入する
他に反応ガス導入口から反応ガスを導入することによ
り、形成すべきドープド絶縁膜の軟化点以上の温度に保
持し、かつ基板に加速度を与えてドープド絶縁膜の形成
を行うことができる。即ち、ドープド絶縁膜を形成しつ
つ、同時に流動化させることにより、一回の工程で平坦
化された絶縁膜を形成することができる。これにより、
平坦化された絶縁膜を形成する時間の短縮を図ることが
でき、スループットの向上を図ることができる。この場
合、加熱温度は形成される絶縁膜の軟化温度よりも大き
くしておくことが必要である。
【0035】(b)第6の実施例 図4は、第6の実施例の平坦化膜の形成装置について説
明する側面構成図である。図4において、図3と異なる
ところは、ウエハ保持具として複数のウエハを保持する
ことができるようになっている。従って、複数のウエハ
について一度に処理することができる。
【0036】なお、図中21bは処理されるウエハ(基
板)25bを収納し、雰囲気ガス中で加熱処理を行うチャ
ンバ、22bはチャンバ21bに雰囲気ガスを導入する雰囲
気ガス導入口、23bは不要な雰囲気ガスを排気する排気
口、24bはチャンバ21bの周囲に設けられ、チャンバ21
b内のウエハ25bを加熱する加熱処理炉(加熱手段)、
26bは板面にウエハを載置する円板状のウエハ保持具
(基板保持手段)、27bはウエハ保持具26bのウエハ保
持面に垂直な中心軸に沿う回転軸(伝達手段)、28bは
回転軸を介してウエハ保持具26bと接続されたモータ
(加速度発生手段)で、板面に垂直な回転軸27bを中心
としてウエハ保持具26bを一定方向に回転させる。
【0037】(c)第7の実施例 図5は、第7の実施例の平坦化膜の形成装置について説
明する側面構成図である。図5において、図3,図4と
異なるところは、加熱手段として赤外線ランプを用いて
いることである。
【0038】なお、図中21cは処理されるウエハ(基
板)25cを収納し、雰囲気ガス中で加熱処理を行うチャ
ンバ、22cはチャンバ21cに雰囲気ガスを導入する雰囲
気ガス導入口、23cは不要な雰囲気ガスを排気する排気
口、24cはチャンバ21cの周囲に設けられ、チャンバ21
b内のウエハ25bを加熱する赤外線ランプ(加熱手
段)、26cは板面にウエハを載置する円板状のウエハ保
持具(基板保持手段)、27cはウエハ保持具26cのウエ
ハ保持面に垂直な中心軸に沿う回転軸(伝達手段)、28
cは回転軸27cを介してウエハ保持具26cと接続された
モータ(加速度発生手段)で、回転軸27cを中心として
ウエハ保持具26cを一定方向に回転させる。
【0039】以上のように、本発明の第1〜第7の実施
例の膜形成装置によれば、加熱手段24a〜24cに加え
て、ウエハ25a〜25fに対して加速度を発生させる加速
度発生手段28a〜28cを有しているので、BPSG膜等のド
ープド絶縁膜をリフローする際、加熱によりドープド絶
縁膜を軟化させた上で、更に、ウエハ25a〜25f平面に
沿った加速度,又は鉛直方向であって重力加速度よりも
大きい加速度を印加することができる。
【0040】従って、従来の重力加速度のみによる場合
と比較して、ドープド絶縁膜の流動化が促進され、加熱
処理時間の大幅な短縮を図ることができる。しかも、ド
ープド絶縁膜の流動化が促進されるので、狭い凹部への
ドープド絶縁膜の充填も容易に、かつ完全に行うことが
できる。
【0041】これにより、多種類の不純物を多量にドー
プせずに、即ち、膜質の悪化を伴わずに、また、加熱処
理温度を高くすることなく、即ち、浅い拡散層の形成が
可能となることによる微細化を妨げずに、凸部間の凹部
を完全に埋めることができ、かつより一層の平坦化を図
ることができる。
【0042】(2)第8〜第10実施例の膜形成方法 (a)第8の実施例 図7(a)〜(d)は、本発明の第8の実施例の、図3
の平坦化膜の形成装置を用いて半導体基板上に平坦化さ
れた層間絶縁膜を形成する方法について説明する断面図
である。
【0043】図7(a)は層間絶縁膜を形成する前であ
って、多結晶シリコン膜からなる下部配線層が形成され
た後の状態を示し、図中符号51はシリコン基板、52
はシリコン基板51上に熱酸化により形成されたシリコ
ン酸化膜、53a,53bはシリコン酸化膜52上に形成さ
れた、約0.5 μm程度の間隔を保って並行する高さ約0.
6 μmの多結晶シリコン膜からなる下部配線層(凸部)
である。以上が基板25aを構成する。なお、下部配線層
53a,53b間は凹部54となっている。
【0044】このような状態で、反応ガスとしてTEO
S+TMOP+TMB+O3 の混合ガスを用いた減圧C
VD法により、温度400℃の条件で、Pを4.5wt %含
み、Bを4.0wt %含む膜厚約8000ÅのBPSG膜からなる層
間絶縁膜(ドープド絶縁膜)55を形成する(図7
(b))。
【0045】次いで、ウエハ保持具26a上のウエハ(基
板)25dの温度がBPSG膜55の軟化点以上の温度約85
0℃になるように加熱処理炉24aの温度設定を行い、温
度の安定化するのを待つ。このとき、雰囲気ガス導入口
22aから例えば窒素ガスを導入し、チャンバ21a内部の
圧力をほぼ1気圧に保持する。温度が安定した後、図3
の平坦化膜の形成装置のウエハ保持具26aのウエハ保持
面にウエハ25dを載置し、真空チャック等によりウエハ
保持面に固定する。温度が約850℃に安定してから、
モータ28aを回転してウエハ保持具26aを約10,000rpm
で回転させる。
【0046】次に、この状態を約2分間保持する。この
とき、加熱温度がBPSG膜55の軟化点に達すると、BPSG
膜55が流動し始め、基板25d上に広がる。そして、回
転による遠心力により、流動性が一層増すため、基板25
d上に広がるとともに、凸部53a/53b間の凹部54に
完全に入り込む。これにより、BPSG膜55は平坦化され
るとともに、850℃という高温の加熱処理により、BP
SG膜55は緻密化されて吸湿性が少なくなる。従って、
析出,失透のない安定した、平坦化されたBPSG膜55が
形成される。
【0047】所定の時間の後、図7(c)に示すよう
に、層間絶縁膜55aの表面は平坦化される。なお、Pを
4.5wt %含み、Bを4.0wt %含むBPSG膜の場合、従来の
重力のみの加速度によるリフロー方法によれば、30分
以上の時間が掛かっていた。
【0048】その後、図7(d)に示すように、平坦化
された層間絶縁膜55a上に上部配線層56等が形成され
る。このようにして形成された層間絶縁膜55aのリフロ
ー角度αは30度以下のものが得られた。
【0049】以上のように、本発明の第8の実施例の方
法によれば、BPSG膜55をリフローする際、回転による
加速度を発生させているので、基板25aに遠心力が加え
られるため、従来の重力加速度のみによる場合と比較し
て、BPSG膜55の流動化が促進され、加熱処理時間の大
幅な短縮を図ることができる。しかも、BPSG膜55の流
動化が促進されるので、狭い凹部54へのドープド絶縁
膜55aの充填も容易に、かつ完全に行うことができる。
【0050】これにより、多種類の不純物を多量にドー
プせずに、即ち、膜質の悪化を伴わずに、また、加熱処
理温度を高くすることなく、短時間に、即ち、スループ
ットの向上を図り、浅い拡散層の形成による微細化を妨
げずに、凸部53a/53b間の凹部54を完全に埋めるこ
とができ、かつより一層の平坦化を図ることができる。
【0051】なお、第8の実施例の場合、加熱処理温度
を850℃としているが、軟化点以上の温度であるかぎ
り、更に低温での加熱処理が可能である。例えば、不純
物のドープ量の増加により、又は不純物を多種類含ませ
ることにより、一般に軟化点は低下することが知られて
いる。この場合にも、ドープド絶縁膜の形成後時間をお
かずに高温の加熱処理を行うことにより、ドープド絶縁
膜は緻密化されて吸湿性が少なくなり、析出,失透のな
い安定した、平坦化されたドープド絶縁膜を形成するこ
とが可能である。
【0052】また、雰囲気ガスとして窒素ガスを用いて
いるが、他の不活性ガスや酸素或いは水蒸気を用いても
よい。なお、雰囲気ガスの種類によりドープド絶縁膜5
5の軟化点を低下させることができる。例えば水蒸気の
場合、50℃程度低下させることが可能である。
【0053】更に、雰囲気ガスのガス圧を1気圧として
いるが、1気圧以上のガス圧としてもよい。特に、雰囲
気ガスとして水蒸気を用いる場合には、ガス圧を1気圧
以上に増すことにより、流動化を促進させることがで
き、従って加熱処理温度の更なる低温化を図ることがで
きる。
【0054】また、処理される基板25dとしてシリコン
基板51上のシリコン酸化膜52の上に多結晶シリコン
膜からなる下部配線層53a,53bが形成されているもの
を用いているが、他の種類の凹凸を有する基板を用いる
こともできる。
【0055】(b)第9の実施例 図8(a)〜(d),図9は、本発明の第9の実施例
の、図3の平坦化膜の形成装置のチャンバと連接して反
応ガス導入口を付設した平坦化膜の形成装置を用いて基
板上に平坦化された層間絶縁膜を形成する方法について
説明する断面図である。
【0056】第9の実施例において、第8の実施例と異
なるところは、ドープド絶縁膜55b〜55dを堆積すると
同時にリフローを行うことにより、一回の工程で平坦化
された層間絶縁膜55dを形成していることである。
【0057】図7(a)に示す基板と同様な構成を有す
る、図8(a)に示すウエハ(基板)25aを図3の平坦
化膜の形成装置のウエハ保持具26aのウエハ保持面に載
置する。
【0058】次いで、ウエハ保持具(基板保持手段)26
a上のウエハ25aの温度がBPSG膜の軟化点以上の温度約
850℃になるように加熱処理炉24aの温度設定を行
い、温度の安定化するのを待つ。このとき、雰囲気ガス
導入口22aから例えば窒素ガスを導入する。温度が約8
50℃に安定してから、モータ28aを回転してウエハ保
持具26aを約10,000rpm で回転させるとともに、反応ガ
スとしてTEOS+TMOP+TMB+O3 の混合ガス
を不図示の反応ガス導入口から導入する。
【0059】次に、この状態を所定の時間保持する。こ
のとき、ウエハ25a温度は形成されるBPSG膜(ドープド
絶縁膜)の軟化点以上の温度に保持されているので、BP
SG膜55bが堆積されると同時に、BPSG膜が流動し始め、
基板25a上に広がる。更に、回転による遠心力により、
流動性が一層増すため、基板25a上によく広がるととも
に、凸部間の凹部に完全に入り込む(図8(b),図8
(c))。
【0060】所定の時間の後、図8(d)に示すよう
に、平坦化された層間絶縁膜55dが形成される。その
後、図9に示すように、平坦化された層間絶縁膜55d上
に上部配線層56a等が形成される。
【0061】このようにして形成された層間絶縁膜55d
のリフロー角度αは30度以下のものが得られた。以上
のように、第9の実施例によれば、膜形成しつつ、流動
化させているので、平坦化された層間絶縁膜55dを形成
する時間の短縮を図ることができ、スループットの向上
を図ることができる。
【0062】(c)第10の実施例 図10(a)〜(d),図11(a)〜(d)は、本発
明の第10の実施例の、図3の平坦化膜の形成装置を用
いて基板上に平坦化された層間絶縁膜を形成する方法に
ついて説明する断面図である。
【0063】第8の実施例と異なるところは、所定の最
終膜厚に対して薄い膜厚のドープド絶縁膜55e,55g,
55iを形成し、リフローするという工程を繰り返すこと
により、所定の最終膜厚を有する平坦化された層間絶縁
膜55jを形成していることである。
【0064】図7(a)に示す基板と同様な構成を有す
る、図10(a)に示すウエハ(基板)25a上に、反応
ガスとしてTEOS+TMOP+TMB+O3 の混合ガ
スを用いた有機金属CVD法により、温度400℃の条
件で、Pを4.5wt %含み、Bを4.0wt %含む膜厚約2500
ÅのBPSG膜からなる第1のドープド絶縁膜55eを形成す
る(図10(b))。
【0065】次いで、ウエハ保持具26a上のウエハ25a
の温度がBPSG膜の軟化点以上の温度約850℃になるよ
うに加熱処理炉の温度設定を行い、温度の安定化するの
を待つ。このとき、雰囲気ガス導入口22aから例えば窒
素ガスを導入する。温度が安定した後、図3の平坦化膜
の形成装置のウエハ保持具26aのウエハ保持面に載置す
る。温度が約850℃に安定してから、モータ28aを回
転してウエハ保持具26aを約10,000rpm で回転させる。
【0066】次に、この状態を約2分間保持する。この
とき、加熱温度がBPSG膜の軟化点に達すると、第1のド
ープド絶縁膜55eが流動し始め、基板上に広がる。そし
て、回転による遠心力により、流動性が一層増すため、
基板25a上に広がるとともに、凸部53a/53b間の凹部
54に完全に入り込む。
【0067】所定の時間の後、図10(c)に示すよう
に、第1のドープド絶縁膜55fの表面は平坦化される。
次いで、平坦化された第1のドープド絶縁膜55f上に図
10(b)に説明したと同様な方法により膜厚約2500Å
のBPSG膜からなる第2のドープド絶縁膜55gを形成する
(図10(d))。続いて、図10(c)に説明したと
同様な方法により第1のドープド絶縁膜55f及び第2の
ドープド絶縁膜55gをリフローさせて第2のドープド絶
縁膜55hの表面を平坦化する(図11(a))。
【0068】次に、平坦化された第2のドープド絶縁膜
55h上に図10(b)に説明したと同様な方法により膜
厚約2500ÅのBPSG膜からなる第3のドープド絶縁膜55i
を形成する(図11(b))。続いて、図10(c)に
説明したと同様な方法により第2のドープド絶縁膜55h
及び第3のドープド絶縁膜55iをリフローさせて第3の
ドープド絶縁膜55jの表面を平坦化する。これにより、
平坦化された所定の膜厚の層間絶縁膜55jが形成される
(図11(c))。
【0069】その後、図11(d)に示すように、平坦
化された層間絶縁膜55j上に上部配線層56b等が形成さ
れる。このようにして形成された層間絶縁膜55jのリフ
ロー角度αは30度以下のものが得られた。
【0070】以上のように、第10の実施例によれば、
所定の最終膜厚よりも薄い膜厚で第1〜第3のドープド
絶縁膜55e〜55iの形成/リフローを繰り返すことによ
り、所定の最終膜厚を有する層間絶縁膜55jを形成して
いる。従って、狭い凹部54にも一層容易に、かつ完全
に充填することができる。
【0071】なお、上記第8〜第10の実施例におい
て、ドープド絶縁膜55,55a〜55iとしてBPSG膜を用
いているが、PSG 膜(phosphosilicateglass),GPSG膜
(gelmanophosphosilicateglass )或いはGBPSG 膜(ge
lmanoborophosphosilicateglass )を用いることができ
る。この場合、PSG 膜を形成する方法としてTEOS+
TMOP+O3 の混合ガスからなる反応ガスを用いた有
機金属CVD法を用いることができる。また、GPSG膜又
はGBPSG 膜を形成する方法として、それぞれSiH4+GeH4
+PH3 +O2の混合ガス又はSiH4+GeH4+B2H6+PH3 +O2
等の混合ガスを用いた常圧CVD法を用いることができ
る。
【0072】また、BPSG膜を形成する方法としてTEO
S+TMOP+TMB+O3 の混合ガスからなる反応ガ
スを用いた有機金属CVD法により形成しているが、Si
H4+PH3 +B2H6+O2等の混合ガスからなる反応ガスを用
いた常圧CVD法,SiH4+PH 3 +BCl3+O2等の混合ガス
からなる反応ガス又はTEOS+PH3 +TMBの混合ガ
スからなる反応ガスを用いた減圧CVD法,SiH4+PH3
+B2H6+N2O +O2等の混合ガスからなる反応ガスを用い
た常圧CVD法を用いることができる。
【0073】また、図3の平坦化膜の形成装置の加速度
発生手段28aとしてのモータの回転数を約10,000rpm と
しているが、雰囲気ガスの種類又はガス圧力,ドープド
絶縁膜中の不純物の含有量や加熱温度によりドープド絶
縁膜の粘性が変化するため、これらのパラメータの条件
により回転数の最適値が異なってくることはいうまでも
ない。なお、遠心力等の効果から鑑みて毎分数千回転以
上が好ましいが、回転数の上限はモータの限界により決
まる以外は特に制限はない。
【0074】更に、基板に加える加速度は遠心力の他
に、図6(a)〜(c)に示すような加速度の加え方も
ある。即ち、 回動させる。例えば左回転〜右回転〜左回転〜右回転
〜のように、回転方向を交互に変化させる。
【0075】左右に振動させる。遠心力の場合一方向
の加速度が印加されるだけであるが、この場合には、二
方向の加速度を印加することができ、回転の場合と比較
して膜厚の均一性が増し、かつ凹部へのより完全な充填
を行うことができる。また、例えば、回転又は回動〜左
右の振動〜回転又は回動〜左右の振動〜・・のように、
回転又は回動と組み合わせることも可能である。
【0076】上下に振動させる。この場合には自然の
重力加速度よりも大きい加速度を得ることができる。こ
れにより、軟化したドープド絶縁膜の流動性を増すこと
ができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明の膜形成装置によ
れば、加熱手段に加えて、基板に対して加速度を発生さ
せる加速度発生手段、例えば基板の膜形成面に垂直な軸
を中心として回転或いは回動させる手段、又は基板の膜
形成面に平行な面に沿って或いは基板の膜形成面に垂直
な軸に沿って振動させる手段を有しているので、不純物
のドープされた絶縁膜(以下、ドープド絶縁膜と称す
る。)を流動させる際、本発明の膜形成方法に示すよう
に、加熱によりドープド絶縁膜を軟化させた上で、更
に、基板平面に沿った加速度,又は鉛直方向であって重
力加速度よりも大きい加速度を基板に印加することがで
きる。従って、凹凸を有する基板上に形成されたドープ
ド絶縁膜の流動化が促進され、加熱処理時間の大幅な短
縮を図ることができる。しかも、ドープド絶縁膜の流動
化が促進されるので、凹凸を有する基板上の狭い凹部へ
のドープド絶縁膜の充填も容易に、かつ完全に行うこと
ができる。
【0078】これにより、膜質の悪化を伴わずに、かつ
微細化を妨げずに、凸部間の凹部を完全に埋めることが
でき、かつより一層の平坦化を図ることができる。ま
た、短時間の処理が可能なので、スループットの向上を
図ることができる。
【0079】更に、他の本発明の膜形成装置によれば、
上記の膜形成装置に不純物を含有する絶縁膜を形成する
ための反応ガス導入口が付設されているので、ドープド
絶縁膜を形成しつつ、流動化させることにより、一回の
工程で平坦化された絶縁膜を形成することができる。
【0080】これにより、平坦化された絶縁膜を形成す
る時間の短縮を図ることができ、一層のスループットの
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平坦化膜の形成装置について説明
する原理側面図である。
【図2】本発明に係る平坦化膜の形成方法の原理説明図
である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る平坦化膜の形成装
置について説明する側面構成図である。
【図4】本発明の第6の実施例に係る平坦化膜の形成装
置について説明する側面構成図である。
【図5】本発明の第7の実施例に係る平坦化膜の形成装
置について説明する側面構成図である。
【図6】本発明の第2〜第4の実施例に係る加速度発生
手段と接続された基板保持手段及び伝達手段について説
明する斜視図である。
【図7】本発明の第8の実施例に係る平坦化膜の形成方
法について説明する断面図である。
【図8】本発明の第9の実施例に係る平坦化膜の形成方
法について説明する断面図(その1)である。
【図9】本発明の第9の実施例に係る平坦化膜の形成方
法について説明する断面図(その2)である。
【図10】本発明の第10の実施例に係る平坦化膜の形
成方法について説明する断面図(その1)である。
【図11】本発明の第10の実施例に係る平坦化膜の形
成方法について説明する断面図(その2)である。
【図12】従来例に係る平坦化膜の形成装置について説
明する側面構成図である。
【図13】従来例に係る平坦化膜の形成方法について説
明する断面図である。
【図14】従来例に係る平坦化膜の形成方法により形成
されたドープド絶縁膜のリフロー角度の不純物含有率依
存性についての説明図である。
【図15】従来例の問題点について説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
21,21a〜21c チャンバ、 22,22a〜22c 雰囲気ガス口、 23,23a〜23c 排気口、 24 加熱手段、 24a,24b 加熱処理炉(加熱手段)、 24c 加熱処理ランプ(加熱手段)、 25,25a〜25f ウエハ(基板)、 26,26a〜26f 基板保持手段、 26a〜26f ウエハ保持具(基板保持手段)、 27,27d〜27f 伝達手段、 27a〜27c 回転軸(伝達手段)、 28,28d〜28f 加速度発生手段、 28a〜28c モータ(加速度発生手段)、 29 反応ガス導入口、 30a〜30d 凸部、 31a,31b 凹部、 32a ドープド絶縁膜、 51 シリコン基板、 52 シリコン酸化膜、 53a,53b 下部配線層(凸部)、 54 凹部、 55,55a,55d,55j 層間絶縁膜(ドープド絶縁
膜)、 55b,55c ドープド絶縁膜、 55e,55f 第1のドープド絶縁膜、 55g,55h 第2のドープド絶縁膜、 55i 第3のドープド絶縁膜、 56,56a 上部配線層。
フロントページの続き (72)発明者 千野 博 東京都港区港南2−13−29 株式会社半導 体プロセス研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸(31a,31b),(30a〜30d)を
    有する基板(25)上に不純物のドープされた絶縁膜
    (32a)を形成する工程と、 雰囲気ガス中で、前記基板(25)を加熱して前記絶縁
    膜(32a)の軟化点以上の温度に保持するとともに、前
    記基板(25)を動かすことにより、前記基板(25)
    に加速度を与えて前記基板(25)上で前記絶縁膜(32
    a)を流動させ、平坦化された絶縁膜(32b)を形成す
    る工程とを有する平坦化膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 不純物のドープされた絶縁膜を形成する
    ための反応ガス及び雰囲気ガス中で、凹凸を有する基板
    (25)を加熱して前記形成すべき絶縁膜の軟化点以上
    の温度に保持するとともに、前記基板(25)を動かす
    ことにより前記基板(25)に加速度を与えて、平坦化
    された絶縁膜(32b)を形成する工程とを有する平坦化
    膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記雰囲気ガスは不活性ガス,酸素ガス
    又は水蒸気であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の平坦化膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記凸部は導電体膜であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の平坦化膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記不純物のドープされた絶縁膜はBPSG
    膜,PSG 膜,GPSG膜又はGBPSG 膜であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の平坦化膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記基板に与える加速度は基板の絶縁膜
    の形成面に垂直な軸を中心として基板を回転させること
    により得られるものであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の平坦化膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記基板に与える加速度は基板の絶縁膜
    の形成面に垂直な軸を中心として基板を回動させること
    により得られるものであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の平坦化膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記基板に与える加速度は基板の絶縁膜
    の形成面に平行な面に沿って振動させることにより得ら
    れるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の平坦化膜の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記基板に与える加速度は基板の絶縁膜
    の形成面に垂直な軸に沿って振動させることにより得ら
    れるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の平坦化膜の形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1又は請求項2記載の平坦化さ
    れた絶縁膜を形成する工程の後、該絶縁膜の上に配線層
    を形成する工程を有することを特徴とする平坦化膜の形
    成方法。
  11. 【請求項11】 処理される基板(25)を収納し、処
    理を行うチャンバ(21)と、 前記チャンバ(21)に雰囲気ガスを導入する雰囲気ガ
    ス導入口(22)と、 前記チャンバ(21)内の基板(25)を加熱する加熱
    手段(24)と、 前記チャンバ(21)内の基板(25)を保持する基板
    保持手段(24)と、 前記基板保持手段(24)に接続され、該基板保持手段
    (24)を動かすことにより基板(25)に加速度を与
    える加速度発生手段(28)とを有する平坦化膜の形成
    装置。
  12. 【請求項12】 不純物を含有する絶縁膜を形成するた
    めの反応ガスを前記チャンバ(21)に導入する反応ガ
    ス導入口(29)を有することを特徴とする請求項11
    記載の平坦化膜の形成装置。
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