JP2007054754A - 塗布膜の平坦化方法及び平坦化装置 - Google Patents

塗布膜の平坦化方法及び平坦化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ウェハ上の塗布膜を十分かつ安定的に平坦化する。
【解決手段】 平坦化装置65の処理容器120内に,ウェハWの保持台121と,その保持台121を移動させるX−Yステージ122が設けられる。ウェハW上に塗布膜が形成された後,ウェハWが保持台121に保持され,X―Yステージ122によりX方向とY方向にウェハWが往復移動される。この往復移動は,塗布膜の下地のパターンに応じて行われる。例えば下地のパターンにX方向とY方向の溝が形成され,X方向の溝がY方向の溝よりも多く形成されている場合には,Y方向の往復移動がX方向の往復移動よりも多く行われる。
【選択図】 図4

Description

本発明は,基板上に形成された塗布膜の平坦化方法とその平坦化装置に関する。
例えばフォトリソグラフィー技術を用いた半導体装置の製造プロセスでは,ウェハ上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成する処理や,ウェハ上に絶縁材料を塗布して絶縁膜を形成する処理が行われる。
上述のレジスト膜などの塗布膜を形成する処理では,ウェハWを回転させた状態で,膜材料を滴下するスピンコート法が広く用いられている。しかしながら,このスピンコート法では,遠心力により基板周縁付近の膜が中心部付近に比べて厚くなる傾向がある。また,塗布膜が下地のパターンの影響を受けて,塗布膜の上面に凹凸が形成されることがある。
このように塗布膜に凹凸ができると,例えば露光時のフォーカスが部分的に合わず,塗布膜に形成されるパターンの線幅にばらつきが生じる。また,エッチング時には,塗布膜の上面の盛り上がった部分と凹んだ部分で,エッチングにより形成される溝の深さが異なるため,例えば溝に埋設される金属配線の長さが不揃いになり,電気抵抗が不均一になって,適正な半導体装置が製造されない。
塗布膜を平坦化するために,例えば超音波振動子で塗布膜に振動を与えることが提案されている(例えば特許文献1参照。)。しかしながら,この方法は,比較的粘性の低い塗布液を使用した場合に有効であり,通常の塗布液を用いた場合には,塗布膜の流動性が十分に確保できず,塗布膜を十分かつ安定的に平坦化できない。
特開平10−168539号公報
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,基板上の塗布膜を十分かつ安定的に平坦化することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は,基板上の塗布膜を平坦化する方法であって,塗布膜の下地のパターンに応じて,基板を水平方向に直交するX方向とY方向に往復移動することを特徴とする。
本発明によれば,基板をX方向とY方向に往復移動させるので,基板上の塗布膜の流動性を十分に確保できる。また,下地のパターンの段差の形状や配置などに応じて,最適な周期や回数の往復移動が行われるので,いかなるパターン上の塗布膜に対しても適正に平坦化できる。このように,塗布膜を十分かつ安定的に平坦化できる。
前記塗布膜の平坦化方法は,凹み部分の寸法が比較的大きいパターンに対して,基板を比較的長い周期で往復移動させる長周期移動工程と,凹み部分の寸法が比較的小さいパターンに対して,基板を比較的短い周期で往復移動させる短周期移動工程と,を有していてもよい。
前記長周期移動工程を行った後に,前記短周期移動工程を行うようにしてもよい。
前記長周期移動工程における基板の往復移動の回数と前記短周期移動工程における基板の往復移動の回数は,その比が前記比較的大きいパターンと前記比較的小さいパターンの領域面積の比になるように設定されていてもよい。
前記下地のパターンに,X方向とY方向に向けて延びる複数の溝が形成されており,X方向に延びる溝のある領域面積がY方向に延びる溝のある領域面積よりも大きい場合には,Y方向の往復移動の回数がX方向の往復移動の回数よりも多く設定され,Y方向に延びる溝のある領域面積がX方向に延びる溝のある領域面積よりも大きい場合には,X方向の往復移動の回数がY方向の往復移動の回数よりも多く設定されるようにしてもよい。
X方向の往復移動の回数とY方向の往復移動の回数は,その比が前記Y方向に延びる溝の領域面積と前記X方向に延びる溝の領域面積の比になるように設定されるようにしてもよい。
前記下地のパターンに,X方向とY方向に対称性のある凹凸が均等に配置されている場合には,基板のX方向の往復移動とY方向の往復移動を同じ回数行うようにしてもよい。
別の観点による本発明は,基板上の塗布膜を平坦化させるための平坦化装置であって,塗布膜の下地のパターンに応じて,基板を水平方向に直交するX方向とY方向に往復移動させる往復移動機構を備えたことを特徴とする。
前記平坦化装置は,基板を加熱する加熱部材を備えていてもよい。また,前記平坦化装置は,基板の周辺に塗布膜の溶剤蒸気を供給する溶剤蒸気供給部を備えていてもよい。
本発明によれば,塗布膜が十分かつ安定的に平坦化されるので,基板面内において露光処理やエッチング処理が均一に行われ,適正な基板製品が製造される。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる平坦化装置が備えられた塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり,図2は,塗布現像処理システム1の正面図であり,図3は,塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は,図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と,フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を多段に配置している処理ステーション3と,この処理ステーション3に隣接して設けられている図示しない露光装置との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には,カセット載置台5が設けられ,当該カセット載置台5は,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には,搬送路6上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体7が設けられている。ウェハ搬送体7は,カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり,X方向に配列された各カセットC内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。
ウェハ搬送体7は,Z軸周りのθ方向に回転可能であり,後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属する温調装置60やトランジション装置61に対してもアクセスできる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は,複数の処理装置が多段に配置された,例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には,カセットステーション2側から第1の処理装置群G1,第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には,カセットステーション2側から第3の処理装置群G3,第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には,第1の搬送装置10が設けられている。第1の搬送装置10は,第1の処理装置群G1,第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には,第2の搬送装置11が設けられている。第2の搬送装置11は,第2の処理装置群G2,第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には,ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置,例えばウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置20,21,22,露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置23,24が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には,液処理装置,例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置30〜34が下から順に5段に重ねられている。また,第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には,各処理装置群G1,G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室40,41がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には,温調装置60,ウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61,精度の高い温度管理下でウェハWを温度調節する高精度温調装置62〜64及び本実施の形態にかかる平坦化装置65,66が下から順に7段に重ねられている。なお,平坦化装置65,66の構成については後述する。
第4の処理装置群G4では,例えば高精度温調装置70,レジスト液が塗布されたウェハWを加熱するプリベーキング装置71〜74及び現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では,ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置,例えば高精度温調装置80〜83,露光後のウェハWを加熱処理する複数のポストエクスポージャーベーキング装置84〜89が下から順に10段に重ねられている。
図1に示すように第1の搬送装置10のX方向正方向側には,複数の処理装置が配置されており,例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置90,91,ウェハWを加熱する加熱装置92,93が下から順に4段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置11のX方向正方向側には,例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置94が配置されている。
インターフェイス部4には,例えば図1に示すようにX方向に向けて延伸する搬送路100上を移動するウェハ搬送体101と,バッファカセット102が設けられている。ウェハ搬送体101は,Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり,インターフェイス部4に隣接した図示しない露光装置と,バッファカセット102及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
次に,平坦化装置65の構成について説明する。図4は,平坦化装置65の構成の概略を示す縦断面の説明図である。
平坦化装置65は,例えば内部を密閉可能な処理容器120を有している。処理容器120内の中央部には,例えばウェハWを載置して保持する保持部材としての保持台121が設けられている。保持台121は,例えば略円盤形状に形成されている。保持台121の上面には,図示しない吸引口が開口しており,この吸引口からの吸引によりウェハWを吸着保持できる。
保持台121は,例えば往復移動機構としてのX−Yステージ122上に固定されている。X―Yステージ122は,水平方向に直交するX方向とY方向に移動自在であり,保持台121上のウェハWを所定の振幅,回数及び周期で往復移動できる。X―Yステージ122の動作は,例えば制御部123によって制御されている。制御部123は,例えばウェハWの下地のパターンの形状や配置に応じて,ウェハWのX方向の往復移動の振幅,回数及び周期と,Y方向の往復移動の振幅,回数及び周期を制御できる。例えば制御部123には,予め複数種類の下地のパターンとそのときのX方向とY方向の往復移動のレシピが記憶されており,制御部123は,入力された下地のパターン情報を基に,予め登録されているレシピに従ってウェハWを往復移動できる。例えば制御部123には,コンピュータが用いられ,制御部123による制御は,コンピュータに記憶されたプログラムを実行することにより行うことができる。
処理容器120の一方の側壁面には,レジスト液の溶剤蒸気を供給する溶剤蒸気供給部としての給気口140が形成されている。例えば給気口140には,溶剤蒸気供給装置141に通じる溶剤蒸気供給管142が接続されている。処理容器120の他方の側壁面には,排気口143が形成されている。排気口143は,例えば排気管144を通じて負圧発生装置145に接続されている。この負圧発生装置145により,排気口143から処理容器120内の雰囲気を排気することができる。
例えば上述の溶剤蒸気供給装置141と負圧発生装置145の動作は,制御部123により制御されている。この制御部123により,処理容器120内を所定濃度の溶剤蒸気に維持できる。また,制御部123により,処理容器120内を所定の圧力に減圧できる。
なお,平坦化装置66の構成は,平坦化装置65と同様であり,説明を省略する。
次に,以上のように構成された平坦化装置65におけるウェハWの処理プロセスを,塗布現像処理システム1で行われるフォトリソグラフィー工程のプロセスと共に説明する。
先ず,ウェハ搬送体7によって,カセット載置台5上のカセットCから未処理のウェハWが一枚取り出され,第3の処理装置群G3の温調装置60に搬送される。温調装置60に搬送されたウェハWは,所定温度に温度調節され,その後第1の搬送装置10によってボトムコーティング装置23に搬送され,反射防止膜が形成される。反射防止膜が形成されたウェハWは,第1の搬送装置10によって加熱装置92,高精度温調装置70に順次搬送され,各装置で所定の処理が施される。その後ウェハWは,レジスト塗布装置20に搬送される。
レジスト塗布装置20では,例えば回転されたウェハWの中心部に塗布液としてのレジスト液が滴下され,レジスト液がウェハWの表面上を拡散することによって,ウェハ表面の全体にレジスト液が塗布される。こうしてレジスト膜が形成されたウェハWは,第1の搬送装置10によって平坦化装置65に搬送され,レジスト膜が平坦化される。この平坦化装置65における処理プロセスについては後述する。
平坦化装置65においてレジスト膜が平坦化されたウェハWは,第1の搬送装置10と第2の搬送装置11によって,プリベーキング装置71,周辺露光装置94,高精度温調装置83に順次搬送されて,各装置において所定の処理が施される。その後,ウェハWは,インターフェイス部4のウェハ搬送体101によって図示しない露光装置に搬送され,露光される。露光処理の終了したウェハWは,ウェハ搬送体101によって例えばポストエクスポージャーベーキング装置84に搬送され,加熱処理が施された後,第2の搬送装置11によって高精度温調装置81に搬送されて温度調節される。その後,現像処理装置30に搬送され,ウェハW上のレジスト膜が現像される。その後ウェハWは,第2の搬送装置11によってポストベーキング装置75に搬送され,加熱処理が施された後,高精度温調装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは,第1の搬送装置10によってトランジション装置61に搬送され,ウェハ搬送体7によってカセットCに戻されて一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
次に,上述の平坦化装置65で行われる処理について詳しく説明する。レジスト膜が形成されたウェハWは,図4に示すように処理容器120内に搬入され,保持台121に吸着保持される。
処理容器120内は,例えば給気口140からのレジスト液の溶剤蒸気の給気と,排気口143からの排気が行われ,処理容器120内が所定濃度の溶剤雰囲気に維持される。これにより,ウェハW上のレジスト膜の乾燥が抑制される。
保持台121にウェハWが保持されると,X―Yステージ122によってX方向とY方向の2方向にウェハWが往復移動される。この往復移動の順番,周期,振幅,回数などのレシピは,レジスト膜の下地のパターンに応じて設定されている。
例えば,図5に示すようにウェハWの下地のパターンに,X方向とY方向に対称性のある凹凸,例えば複数のホールHが均等に配置されている場合には,X方向とY方向とで同じ振幅,周期のウェハWの往復移動が同じ回数行われる(レシピP1)。このレシピP1では,例えば第1工程A1で,振幅10mm,移動速度100mm/sで周期0.2sのX方向の往復移動が1回行われる。第2工程A2では,振幅10mm,移動速度100mm/sで周期0.2sのY方向の往復移動が1回行われる。この第1工程A1と第2工程A2が交互に,例えば10回繰り返される。かかる場合,この往復移動によるウェハWの加減速によりレジスト膜に慣性力が作用し,レジスト膜が十分に均される。また,均等に配置されたホールH上のレジスト膜に対し,X方向とY方向に同じ振動が与えられるので,レジスト膜が斑なく均一に平坦化される。なお,本実施の形態では,往復移動の振幅が1mm以上で,周期が0.2s以上に設定されている。
例えば,図7に示すようにウェハWの下地のパターンに,X方向に延びる溝Dxと,Y方向に延びる溝Dyが形成され,Y方向に延びる複数の溝Dyのある領域面積がX方向に延びる複数の溝Dxのある領域面積よりも大きい場合には,X方向の往復移動がY方向の往復移動よりも多く行われる。このときのX方向とY方向の往復移動の回数は,その比が例えばY方向の溝Dyの領域面積とX方向の溝Dxの領域面積の比になるように設定される。例えばY方向の溝DyとX方向の溝Dxの領域面積の比が2:1の場合には,X方向の往復移動の回数とY方向の往復移動の回数が2:1に設定される(レシピP2)。
このレシピP2では,例えばX方向とY方向とで同じ振幅,周期の往復移動が行われる。例えば図8に示すように第1工程B1で,振幅10mm,移動速度100mm/sで周期0.2sのX方向の往復移動が2回行われる。第2工程B2では,振幅10mm,移動速度100mm/sで周期0.2sのY方向の往復移動が1回行われる。この第1工程B1と第2工程B2が交互に,例えば10回繰り返される。
なお,図9に示すようにX方向に延びる溝Dxのある領域面積がY方向に延びる溝Dyのある領域面積よりも大きい場合には,Y方向の往復移動がX方向の往復移動よりも多く行われる。このときのX方向とY方向の往復移動の回数は,その比が例えばY方向の溝Dyの領域面積とX方向の溝Dxの領域面積の比になるように設定される。例えばX方向の溝DxとY方向の溝Dyの領域面積の比が2:1の場合には,Y方向の往復移動の回数とX方向の往復移動の回数が2:1に設定される。
かかる場合,X方向の溝Dxに対してはY方向にレジスト膜が流動し難く,Y方向の溝Dyに対してはX方向にレジスト膜が流動し難いので,レジスト膜が流動し難い方向の往復移動をより多く行うことにより,レジスト膜が十分に平坦化される。なお,この例において,X方向とY方向の往復移動の回数は,その比が例えばY方向の溝Dyの数とX方向の溝Dxの数の比になるように設定してもよい。
例えば図10に示すようにウェハWの下地のパターンに,例えばX方向に延びる比較的線幅の広い溝Dwと比較的線幅の狭い溝Dsが形成されている場合には,広い溝Dwに対して,比較的低速で長い周期のY方向の往復移動が行われ,その後狭い溝Dsに対して,比較的高速で短い周期のY方向の往復移動が行われる。このときの第1工程C1と第2工程C2のY方向の往復移動の回数は,その比が例えば広い溝Dwと狭い溝Dsのある領域面積の比になるように設定される。例えば広い溝Dwと狭い溝Dsの領域面積の比が2:1の場合には,第1工程C1の往復移動の回数と第2工程C2の往復移動の回数の比が2:1に設定される。その後,X方向の往復移動が行われる(レシピP3)。
このレシピP3では,例えば図11に示すように第1工程C1で,広い溝Dwに対して,例えば振幅10mm,移動速度20mm/s,周期1sのY方向の往復移動が2回行われる。第2工程C2では,狭い溝Dsに対して,例えば振幅10mm,移動速度100mm/s,周期0.2sのY方向の往復移動が1回行われる。その後,第3工程C3では,振幅10mm,移動速度100mm/sのX方向の往復移動が1回行われる。これらの工程C1〜C3がこの順に複数回,例えば10回繰り返される。
かかる場合,比較的広い溝Dwに対して長い周期で低速の往復移動を行うので,レジスト膜が広い溝Dw内に流入する時間が十分に確保され,広い溝Dw上のレジスト膜が十分に平坦化される。また,狭い溝Dsに対しては,短い周期で高速の往復移動を行っても,レジスト膜が狭い溝Ds内に十分に流入するので,狭い溝Ds上にも十分に平坦なレジスト膜が形成される。さらに,長い周期の往復移動を短い周期の往復移動よりも先に行うので,ウェハ面内全体におけるレジストの埋め込みの均一性が向上する。
例えば図12に示すようにウェハWの下地のパターンに,上述のホールH,X方向に延びる溝Dx,Y方向に延びる溝Dy,広い溝Dw,狭い溝Dsが混在している場合には,上述のレシピP1〜P3を組み合わせて行う。このときの各レシピP1〜P3における往復移動の回数は,例えばホールHの数や径,溝Dx,Dy,Dw,Dsの数や幅などから各種形状の領域面積を算出し,その領域面積に比例するように設定される。
ウェハWの所定回数の往復移動が終了すると,ウェハWは,処理容器120から搬出され,一連の平坦化処理が終了する。
なお,上述の各レシピP1〜P3は,制御部123に記録されたプログラムにより実行される。
以上の実施の形態によれば,ウェハWの下地のパターンの形状や配置に応じて,ウェハWをX方向とY方向に所定の振幅,周期,回数で往復移動させるので,下地のパターンがいかなるものであっても,レジスト膜を十分かつ安定的に平坦化できる。
また,レジスト膜の平坦化の際に処理容器120内をレジスト膜の溶剤雰囲気に維持したので,レジスト膜の乾燥が抑制され,レジスト膜の流動性が確保される。この結果,レジスト膜の平坦化を効果的に行うことができる。
以上の実施の形態においてレジスト膜を平坦化する際に,ウェハWを加熱してもよい。かかる場合,図13に示すように保持台121の内部には,例えば加熱部材としてのヒータ150が設けられる。ヒータ150は,電源151からの給電により発熱する。制御部123は,電源151からヒータ150への給電量を調整し,ヒータ150の発熱量を制御して,ウェハWを所定の温度に加熱できる。
そして,ウェハWが保持台121に保持され,X−Yステージ122により往復移動される際に,ウェハWが所定の温度に加熱される。この加熱により,レジスト膜の流動性が上げられ,レジスト膜の平坦性がさらに向上される。
以上の実施の形態に記載した平坦化装置65は,ウェハWを一枚ずつ処理する枚葉式のものであったが,図14に示すようにウェハWを複数枚ずつ処理するバッチ式のものであってもよい。この場合,例えばX−Yステージ122上には,保持台121に代えて,例えば複数枚のウェハWを上下方向に並べて保持する保持部材160が設けられる。かかる場合,複数枚のウェハWのレジスト膜を同時に同様に平坦化できる。
以上の実施の形態で記載した平坦化装置65では,レジスト膜の平坦化のみを行っていたが,レジスト膜を乾燥させる処理も行ってもよい。かかる場合,例えば,処理容器120内において,ウェハWをX方向とY方向に往復移動させてレジスト膜を平坦化した後に,例えば負圧発生装置145により処理容器120内を減圧して,レジスト膜を乾燥させてもよい。このとき,ウェハWを加熱してもよい。こうすることにより,レジスト膜を乾燥させるプリベーキング処理を平坦化装置65で行うことができる。
また,上記例においてウェハWを往復移動させ,レジスト膜を平坦化しながら,レジスト膜を乾燥してもよい。なお,本実施の形態の平坦化装置65では,排気口143,排気管144及び負圧発生装置145により減圧装置を構成できる。
以上の実施の形態では,レジスト塗布処理と平坦化処理を別の装置で行っていたが,同じ装置で行ってもよい。例えばレジスト塗布装置に,平坦化装置65のX−Yステージ122や制御部123などの機能を設けて,レジスト膜の塗布直後にレジスト膜の平坦化を行ってもよい。
参考例として,例えばウェハWにレジスト液を塗布した後に,ウェハWを断続的に一方向に回転させ,レジスト膜の平坦化を行ってもよい。この場合,ウェハWの回転方向の加減速により,ウェハWの周方向に慣性力が作用し,レジスト膜の平坦化が図られる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば,以上の実施の形態では,ホールや溝やその組み合わせの下地パターンであったが,他の形状やその他の組み合わせの下地パターンにも本発明は適用できる。また,以上の実施の形態は,レジスト膜を平坦化するものであったが,他の種類の塗布膜,例えばSOD膜,SOG膜などの絶縁膜を平坦化する場合にも,本発明は適用できる。また,膜の塗布方法は,ウェハWを回転させた状態で塗布するスピンコート法に限られず,塗布液を吐出したノズルとウェハWとを相対的に移動させながら塗布するスキャンコート法であってもよい。また,本発明は,ウェハW以外のFPD(フラットパネルディスプレイ),フォトマスク用のマスクレチクルや,チップ状の基板などの塗布膜を平坦化する際にも適用できる。
本発明は,基板上の塗布膜を十分かつ安定的に平坦化する際に有用である。
塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムの正面図である。 図1の塗布現像処理システムの背面図である。 平坦化装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。 下地にホールのパターンが形成されたウェハの模式図である。 図5のウェハに対する往復移動のレシピを示す表である。 下地のパターンにX方向の溝とY方向の溝が形成されたウェハの模式図である。 図7のウェハに対する往復移動のレシピを示す表である。 下地のパターンにX方向の溝がY方向の溝よりも多く形成されたウェハの模式図である。 下地のパターンに線幅の異なる溝が形成されたウェハの模式図である。 図10のウェハに対する往復移動のレシピを示す表である。 下地のパターンにホール,X方向の溝,Y方向の溝が混在しているウェハの模式図である。 ヒータを備えた平坦化装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。 バッチ式の平坦化装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
65 平坦化装置
120 処理容器
121 保持台
122 X―Yステージ
123 制御部
W ウェハ

Claims (10)

  1. 基板上の塗布膜を平坦化する方法であって,
    塗布膜の下地のパターンに応じて,基板を水平方向に直交するX方向とY方向に往復移動することを特徴とする,塗布膜の平坦化方法。
  2. 凹み部分の寸法が比較的大きいパターンに対して,基板を比較的長い周期で往復移動させる長周期移動工程と,
    凹み部分の寸法が比較的小さいパターンに対して,基板を比較的短い周期で往復移動させる短周期移動工程と,を有することを特徴とする,請求項1に記載の塗布膜の平坦化方法。
  3. 前記長周期移動工程を行った後に,前記短周期移動工程を行うことを特徴とする,請求項2に記載の塗布膜の平坦化方法。
  4. 前記長周期移動工程における基板の往復移動の回数と前記短周期移動工程における基板の往復移動の回数は,その比が前記比較的大きいパターンと前記比較的小さいパターンの領域面積の比になるように設定されることを特徴とする,請求項2又は3のいずれかに記載の塗布膜の平坦化方法。
  5. 前記下地のパターンに,X方向とY方向に向けて延びる複数の溝が形成されており,
    X方向に延びる溝のある領域面積がY方向に延びる溝のある領域面積よりも大きい場合には,Y方向の往復移動の回数がX方向の往復移動の回数よりも多く設定され,
    Y方向に延びる溝のある領域面積がX方向に延びる溝のある領域面積よりも大きい場合には,X方向の往復移動の回数がY方向の往復移動の回数よりも多く設定されることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の塗布膜の平坦化方法。
  6. X方向の往復移動の回数とY方向の往復移動の回数は,その比が前記Y方向に延びる溝の領域面積と前記X方向に延びる溝の領域面積の比になるように設定されることを特徴とする,請求項5に記載の塗布膜の平坦化方法。
  7. 前記下地のパターンに,X方向とY方向に対称性のある凹凸が均等に配置されている場合には,基板のX方向の往復移動とY方向の往復移動を同様に行うことを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の塗布膜の平坦化方法。
  8. 基板上の塗布膜を平坦化させるための平坦化装置であって,
    塗布膜の下地のパターンに応じて,基板を水平方向に直交するX方向とY方向に往復移動させる往復移動機構を備えたことを特徴とする,平坦化装置。
  9. 基板を加熱する加熱部材を備えたことを特徴とする,請求項8に記載の平坦化装置。
  10. 基板の周辺に塗布膜の溶剤蒸気を供給する溶剤蒸気供給部を備えたことを特徴とする,請求項8又は9のいずれかに記載の平坦化装置。
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