JPH0622358B2 - 制御チヤネル方式 - Google Patents
制御チヤネル方式Info
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- JPH0622358B2 JPH0622358B2 JP31060586A JP31060586A JPH0622358B2 JP H0622358 B2 JPH0622358 B2 JP H0622358B2 JP 31060586 A JP31060586 A JP 31060586A JP 31060586 A JP31060586 A JP 31060586A JP H0622358 B2 JPH0622358 B2 JP H0622358B2
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- time division
- remote control
- adjacent
- time
- control channel
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時分割多重装置間の遠隔制御を行う制御チャ
ネル方式に関する。特に、中継を行う時分割多重装置が
存在する場合の遠隔制御に有効な制御チャネル方式に関
する。
ネル方式に関する。特に、中継を行う時分割多重装置が
存在する場合の遠隔制御に有効な制御チャネル方式に関
する。
本発明は時分割多重装置間の遠隔制御を行う制御チャネ
ル方式において、 多重化回線の多重化データのあらかじめ定められたタイ
ムスロットを隣接する時分割多重装置の制御を行うため
の隣接制御チャネルとして確保し、また多重化回線の多
重化データの所定のタイムスロットを隣接制御チャネル
とは別に各時分割多重装置毎に遠隔の時分割多重装置の
制御を行うための遠隔制御チャネルとして確保し、中継
を行う時分割多重装置は隣接制御チャネルからの接続要
求または解放要求で指定された時分割多重装置間の遠隔
制御チャネルの接続または解放を行うことにより、 遠隔制御を行う場合に、中継を行う時分割多重装置の転
送遅延がなく、かつソフトウェア処理の負荷を軽減する
ようにしたものである。
ル方式において、 多重化回線の多重化データのあらかじめ定められたタイ
ムスロットを隣接する時分割多重装置の制御を行うため
の隣接制御チャネルとして確保し、また多重化回線の多
重化データの所定のタイムスロットを隣接制御チャネル
とは別に各時分割多重装置毎に遠隔の時分割多重装置の
制御を行うための遠隔制御チャネルとして確保し、中継
を行う時分割多重装置は隣接制御チャネルからの接続要
求または解放要求で指定された時分割多重装置間の遠隔
制御チャネルの接続または解放を行うことにより、 遠隔制御を行う場合に、中継を行う時分割多重装置の転
送遅延がなく、かつソフトウェア処理の負荷を軽減する
ようにしたものである。
従来、制御チャネル方式は、多重化回線の多重化データ
に一つの制御チャネルをタイムスロット割りつけするこ
とにより、多重化回線で対向する時分割多重装置間制御
を行い、多重化回線で直接対向していない遠隔間の時分
割多重装置の遠隔制御を行う場合は、途中に存在する中
継を行う時分割多重装置にソフトウェア中継手段を持た
せることにより実現していた。
に一つの制御チャネルをタイムスロット割りつけするこ
とにより、多重化回線で対向する時分割多重装置間制御
を行い、多重化回線で直接対向していない遠隔間の時分
割多重装置の遠隔制御を行う場合は、途中に存在する中
継を行う時分割多重装置にソフトウェア中継手段を持た
せることにより実現していた。
しかし、このような従来の制御チャネル方式では、遠隔
制御しようとする時分割多重装置との間に中継を行う時
分割多重装置が存在する場合に、中継を行う時分割装置
の制御部がいったん制御チャネルからのデータを受信
し、内部でソフトウェア的に解析した後に自装置宛でな
い場合は受信データを中継データとして送信しなければ
ならないので、中継を行う時分割装置の制御部に無駄な
負荷がかかる欠点があった。さらに、ソフトウェア的に
中継するので中継回数が多くなると、データの転送遅延
が大きくなる欠点があった。
制御しようとする時分割多重装置との間に中継を行う時
分割多重装置が存在する場合に、中継を行う時分割装置
の制御部がいったん制御チャネルからのデータを受信
し、内部でソフトウェア的に解析した後に自装置宛でな
い場合は受信データを中継データとして送信しなければ
ならないので、中継を行う時分割装置の制御部に無駄な
負荷がかかる欠点があった。さらに、ソフトウェア的に
中継するので中継回数が多くなると、データの転送遅延
が大きくなる欠点があった。
本発明は上記の欠点を解決するもので、遠隔制御を行う
場合に中継を行う時分割多重装置の転送遅延がなく、か
つソフトウェア処理の負荷の少ない制御チャネル方式を
提供することを目的とする。
場合に中継を行う時分割多重装置の転送遅延がなく、か
つソフトウェア処理の負荷の少ない制御チャネル方式を
提供することを目的とする。
本発明は、隣接する時分割多重装置間がそれぞれ多重化
回線で接続され3以上の時分割多重装置でネットワーク
を形成し、上記時分割多重装置のうちの一つの時分割多
重装置が自装置に隣接しない時分割多重装置を、自装置
に隣接する時分割多重装置を経由して遠隔制御を行う制
御チャネル方式において、上記ネットワークの時分割多
重装置にそれぞれの装置番号が付与され、隣接する時分
割多重装置間を接続する多重化回線のあらかじめ定めら
れたタイムスロットが隣接する時分割多重装置の制御を
行うための隣接制御チャネルとして設定され、隣接する
時分割多重装置間を接続する多重化回線のあらかじめ定
められたタイムスロットが、上記隣接制御チャネルとは
別に、それぞれ上記時分割多重装置ごとに割り当てられ
た時分割多重装置の遠隔制御を行うための遠隔制御チャ
ネルとして予約され、上記遠隔制御をしようとする一の
時分割多重装置は、隣接する時分割多重装置に向けてそ
の時分割多重装置との間の多重化回線の上記隣接制御チ
ャネルで上記遠隔制御対象の時分割多重装置との接続要
求または解放要求に上記遠隔制御対象の時分割多重装置
の装置番号を付加して送信するとともに、その多重化回
線の遠隔制御対象の時分割多重装置に割り当てられた上
記遠隔制御チャネルと制御部との接続または解放を行
い、対向する時分割多重装置との間の多重化回線の上記
隣接制御チャネルにより上記一の時分割多重装置が送信
した上記接続要求または解放要求を受信した時分割多重
装置は、付加された装置番号に基づいて当該接続要求ま
たは解放要求が自装置宛てであるか他装置宛てであるか
を調べ、他装置宛てであるときは、遠隔制御対象となる
その時分割多重装置方向の多重化回線の上記隣接制御チ
ャネルに上記接続要求または解放要求を送出するととも
に、上記対向する時分割多重装置との間の多重化回線で
遠隔制御対象の時分割多重装置に割り当てられた上記遠
隔制御チャネルと上記遠隔制御対象の時分割多重装置方
向の多重化回線で遠隔制御対象の時分割多重装置に割り
当てられた上記遠隔制御チャネルとを接続または解放
し、自装置宛てであるとは、自装置の制御部と上記対向
する時分割多重装置との間の多重化回線で自装置に割り
当てられた上記遠隔制御チャネルとの接続または解放を
行うことで上記一の時分割多重装置との間の遠隔制御チ
ャネルを接続または解放することを特徴とする。
回線で接続され3以上の時分割多重装置でネットワーク
を形成し、上記時分割多重装置のうちの一つの時分割多
重装置が自装置に隣接しない時分割多重装置を、自装置
に隣接する時分割多重装置を経由して遠隔制御を行う制
御チャネル方式において、上記ネットワークの時分割多
重装置にそれぞれの装置番号が付与され、隣接する時分
割多重装置間を接続する多重化回線のあらかじめ定めら
れたタイムスロットが隣接する時分割多重装置の制御を
行うための隣接制御チャネルとして設定され、隣接する
時分割多重装置間を接続する多重化回線のあらかじめ定
められたタイムスロットが、上記隣接制御チャネルとは
別に、それぞれ上記時分割多重装置ごとに割り当てられ
た時分割多重装置の遠隔制御を行うための遠隔制御チャ
ネルとして予約され、上記遠隔制御をしようとする一の
時分割多重装置は、隣接する時分割多重装置に向けてそ
の時分割多重装置との間の多重化回線の上記隣接制御チ
ャネルで上記遠隔制御対象の時分割多重装置との接続要
求または解放要求に上記遠隔制御対象の時分割多重装置
の装置番号を付加して送信するとともに、その多重化回
線の遠隔制御対象の時分割多重装置に割り当てられた上
記遠隔制御チャネルと制御部との接続または解放を行
い、対向する時分割多重装置との間の多重化回線の上記
隣接制御チャネルにより上記一の時分割多重装置が送信
した上記接続要求または解放要求を受信した時分割多重
装置は、付加された装置番号に基づいて当該接続要求ま
たは解放要求が自装置宛てであるか他装置宛てであるか
を調べ、他装置宛てであるときは、遠隔制御対象となる
その時分割多重装置方向の多重化回線の上記隣接制御チ
ャネルに上記接続要求または解放要求を送出するととも
に、上記対向する時分割多重装置との間の多重化回線で
遠隔制御対象の時分割多重装置に割り当てられた上記遠
隔制御チャネルと上記遠隔制御対象の時分割多重装置方
向の多重化回線で遠隔制御対象の時分割多重装置に割り
当てられた上記遠隔制御チャネルとを接続または解放
し、自装置宛てであるとは、自装置の制御部と上記対向
する時分割多重装置との間の多重化回線で自装置に割り
当てられた上記遠隔制御チャネルとの接続または解放を
行うことで上記一の時分割多重装置との間の遠隔制御チ
ャネルを接続または解放することを特徴とする。
各時分割多重装置に、装置番号を付与する。各多重化回
線の多重化データのあらかじめ定められたタイムスロッ
トを隣接制御チャネルとして確保し、多重化回線を通じ
て対向する時分割多重装置の制御を行う。各多重化回線
の多重化データに隣接制御チャネルとは別に時分割多重
装置毎に遠隔制御チャネルとして所定のタイムスロット
を確保する。遠隔制御を行う時分割多重装置は中継を行
う時分割多重装置向けの隣接制御チャネルの遠隔の時分
割多重装置との接続要求または解放要求に遠隔の時分割
多重装置の装置番号を付加し、中継を行う時分割多重装
置向けの対応する遠隔制御チャネルに遠隔制御のデータ
を割りつけて中継を行う時分割多重装置に送信する。中
継を行う時分割多重装置は、送信された接続要求または
解放要求に付加された装置番号に基づいて中継を行う時
分割多重装置向けの対応する遠隔制御チャネルと遠隔の
時分割多重装置向けの対応する遠隔制御チャネルとを接
続または解放する。以上の動作により遠隔制御を行う場
合に中継を行う時分割多重装置の転送遅延がなく、かつ
ソフトウェア処理の負荷を少なくすることができる。
線の多重化データのあらかじめ定められたタイムスロッ
トを隣接制御チャネルとして確保し、多重化回線を通じ
て対向する時分割多重装置の制御を行う。各多重化回線
の多重化データに隣接制御チャネルとは別に時分割多重
装置毎に遠隔制御チャネルとして所定のタイムスロット
を確保する。遠隔制御を行う時分割多重装置は中継を行
う時分割多重装置向けの隣接制御チャネルの遠隔の時分
割多重装置との接続要求または解放要求に遠隔の時分割
多重装置の装置番号を付加し、中継を行う時分割多重装
置向けの対応する遠隔制御チャネルに遠隔制御のデータ
を割りつけて中継を行う時分割多重装置に送信する。中
継を行う時分割多重装置は、送信された接続要求または
解放要求に付加された装置番号に基づいて中継を行う時
分割多重装置向けの対応する遠隔制御チャネルと遠隔の
時分割多重装置向けの対応する遠隔制御チャネルとを接
続または解放する。以上の動作により遠隔制御を行う場
合に中継を行う時分割多重装置の転送遅延がなく、かつ
ソフトウェア処理の負荷を少なくすることができる。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図は本発明一実施例制御チャネル装置のブロック構成図
である。図において、制御チャネル装置は、時分割多重
装置110と、時分割多重装置110に多重化回線140を介し
て接続された時分割多重装置120と、時分割多重装置120
に多重化回線150を介して接続された時分割多重装置130
とを備える。本実施例は時分割多重装置が3個で、時分
割多重装置110が時分割多重装置120を中継装置として時
分割多重装置130を遠隔制御する場合を示す。
である。図において、制御チャネル装置は、時分割多重
装置110と、時分割多重装置110に多重化回線140を介し
て接続された時分割多重装置120と、時分割多重装置120
に多重化回線150を介して接続された時分割多重装置130
とを備える。本実施例は時分割多重装置が3個で、時分
割多重装置110が時分割多重装置120を中継装置として時
分割多重装置130を遠隔制御する場合を示す。
多重化回線140は、隣接制御チャネル141と、各時分割多
重装置110、120、130別に確保された遠隔制御チャネル1
421、1422、1423と、データチャネルエリア143とを含
む。
重装置110、120、130別に確保された遠隔制御チャネル1
421、1422、1423と、データチャネルエリア143とを含
む。
多重化回線150は、隣接制御チャネル151と、各時分割多
重装置110、120、130別に確保された遠隔制御チャネル1
521、1522、1523と、データチャネルエリア153とを含
む。
重装置110、120、130別に確保された遠隔制御チャネル1
521、1522、1523と、データチャネルエリア153とを含
む。
時分割多重装置110は、隣接制御および遠隔制御を行う
制御部112と、各チャネルのデータの図外の装置との送
受信のインタフェースを行うチャネルインタフェース部
115を含む。また、制御部112に隣接制御ライン113およ
び遠隔制御ライン1141、1142、1143を介してそれぞれ接
続され、さらにチャネルインタフェース部115にチャネ
ルライン116を介してそれぞれ接続され、隣接制御のデ
ータ、遠隔制御のデータおよび各チャネルのデータを多
重化して隣接制御チャネル141、遠隔制御チャネル1423
(時分割多重装置130を遠隔制御する場合)およびデー
タチャネルエリア143に接続する多重分離部111を含む。
制御部112と、各チャネルのデータの図外の装置との送
受信のインタフェースを行うチャネルインタフェース部
115を含む。また、制御部112に隣接制御ライン113およ
び遠隔制御ライン1141、1142、1143を介してそれぞれ接
続され、さらにチャネルインタフェース部115にチャネ
ルライン116を介してそれぞれ接続され、隣接制御のデ
ータ、遠隔制御のデータおよび各チャネルのデータを多
重化して隣接制御チャネル141、遠隔制御チャネル1423
(時分割多重装置130を遠隔制御する場合)およびデー
タチャネルエリア143に接続する多重分離部111を含む。
時分割多重装置120は、隣接制御および遠隔制御を行う
制御部122と、各チャネルのデータの図外の装置との送
受信のインタフェースを行うチャネルインタフェース部
126、127とを含む。また、制御部122に隣接制御ライン1
23、124および遠隔制御ライン1251、1252、1253を介し
てそれぞれ接続され、さらに、チャネルインタフェース
部126、127にチャネルライン128、129を介して接続さ
れ、隣接制御チャネル141を隣接制御ライン123に接続し
て隣接制御のデータを分離して制御部122に与え、制御
部122の制御により遠隔制御チャネル1423を遠隔制御チ
ャネル1523に接続し、データチャネルエリア143をチャ
ネルライン128およびデータチャネルエリア153に接続
し、データチャネルエリア153をチャネルライン129に接
続し、隣接制御ライン124を隣接制御チャネル151に接続
する多重分離部121を含む。
制御部122と、各チャネルのデータの図外の装置との送
受信のインタフェースを行うチャネルインタフェース部
126、127とを含む。また、制御部122に隣接制御ライン1
23、124および遠隔制御ライン1251、1252、1253を介し
てそれぞれ接続され、さらに、チャネルインタフェース
部126、127にチャネルライン128、129を介して接続さ
れ、隣接制御チャネル141を隣接制御ライン123に接続し
て隣接制御のデータを分離して制御部122に与え、制御
部122の制御により遠隔制御チャネル1423を遠隔制御チ
ャネル1523に接続し、データチャネルエリア143をチャ
ネルライン128およびデータチャネルエリア153に接続
し、データチャネルエリア153をチャネルライン129に接
続し、隣接制御ライン124を隣接制御チャネル151に接続
する多重分離部121を含む。
時分割多重装置130は、隣接制御および遠隔制御を行う
制御部132と、各チャネルのデータの図外の装置との送
受信のインタフェースを行うチャネルインタフェース部
135とを含む。また、制御部132に隣接制御ライン133お
よび遠隔制御ライン1341、1342、1343を介してそれぞれ
接続され、さらに、チャネルインタフェース部135にチ
ャネルライン136を介してそれぞれ接続され、隣接制御
チャネル151、遠隔制御チャネル1523およびデータチャ
ネルエリア153を隣接制御ライン133、遠隔制御ライン13
43およびチャネルライン136にそれぞれ接続し分離した
隣接制御のデータ、遠隔制御のデータおよび各チャネル
のデータを制御部132およびチャネルインタフェース部1
35に与える多重分離部131を含む。
制御部132と、各チャネルのデータの図外の装置との送
受信のインタフェースを行うチャネルインタフェース部
135とを含む。また、制御部132に隣接制御ライン133お
よび遠隔制御ライン1341、1342、1343を介してそれぞれ
接続され、さらに、チャネルインタフェース部135にチ
ャネルライン136を介してそれぞれ接続され、隣接制御
チャネル151、遠隔制御チャネル1523およびデータチャ
ネルエリア153を隣接制御ライン133、遠隔制御ライン13
43およびチャネルライン136にそれぞれ接続し分離した
隣接制御のデータ、遠隔制御のデータおよび各チャネル
のデータを制御部132およびチャネルインタフェース部1
35に与える多重分離部131を含む。
このような構成の制御チャネル装置の動作について説明
する。なお、以下の説明では、チャネルの確保とは、チ
ャネルのデータを転送するためのタイムスロットを予約
しておくだけで、チャネルのデータを転送しない状態を
いい、またチャネルの割りつけとは、チャネルのデータ
を転送するためにタイムスロット割りつけを行い、チャ
ネルのデータが転送できる状態を示すものとして使用す
る。まず遠隔制御チャネルの予約状態について説明す
る。
する。なお、以下の説明では、チャネルの確保とは、チ
ャネルのデータを転送するためのタイムスロットを予約
しておくだけで、チャネルのデータを転送しない状態を
いい、またチャネルの割りつけとは、チャネルのデータ
を転送するためにタイムスロット割りつけを行い、チャ
ネルのデータが転送できる状態を示すものとして使用す
る。まず遠隔制御チャネルの予約状態について説明す
る。
図において、時分割多重装置110、120、130の装置番号
をそれぞれ装置番号1、装置番号2、装置番号3と設定
する。時分割多重装置110、120、130の多重分離部111、
121、131は多重化回線140、150で転送される多重化デー
タのタイムスロットを隣接制御チャネル141、151と遠隔
制御チャネル142、152とデータチャネルエリア143、153
に分割して使用する。隣接制御チャネル141および遠隔
制御チャネル142と隣接制御チャネル151および遠隔制御
チャネル152とはそれぞれの多重化データの所定タイム
スロット位置を常に確保しているものとし、残りのタイ
ムスロットは、低速回線データを収容するためのデータ
チャネルエリア143、153として確保される。時分割多重
装置110の多重分離部111は、制御部112からの隣接制御
ライン113のデータを隣接制御チャネル141に割りつけ、
チャネルインタフェース部115からのチャネルライン116
のデータをデータチャネルエリア143内のタイムスロッ
トに割りつけている。なお制御部112からの遠隔制御ラ
イン114のデータ割りつけは行われていない。
をそれぞれ装置番号1、装置番号2、装置番号3と設定
する。時分割多重装置110、120、130の多重分離部111、
121、131は多重化回線140、150で転送される多重化デー
タのタイムスロットを隣接制御チャネル141、151と遠隔
制御チャネル142、152とデータチャネルエリア143、153
に分割して使用する。隣接制御チャネル141および遠隔
制御チャネル142と隣接制御チャネル151および遠隔制御
チャネル152とはそれぞれの多重化データの所定タイム
スロット位置を常に確保しているものとし、残りのタイ
ムスロットは、低速回線データを収容するためのデータ
チャネルエリア143、153として確保される。時分割多重
装置110の多重分離部111は、制御部112からの隣接制御
ライン113のデータを隣接制御チャネル141に割りつけ、
チャネルインタフェース部115からのチャネルライン116
のデータをデータチャネルエリア143内のタイムスロッ
トに割りつけている。なお制御部112からの遠隔制御ラ
イン114のデータ割りつけは行われていない。
時分割多重装置120の多重分離部121も同様に、制御部12
2からの隣接制御ライン123、124のデータをそれぞれ隣
接制御チャネル141、151に割りつけ、チャネルインタフ
ェース部126、127からのチャネルライン128、129のデー
タおよびバイパスデータをデータチャネルエリア143、1
53内のタイムスロットに割りつけており制御部122から
の遠隔制御ライン125のデータ割りつけは行われていな
い。
2からの隣接制御ライン123、124のデータをそれぞれ隣
接制御チャネル141、151に割りつけ、チャネルインタフ
ェース部126、127からのチャネルライン128、129のデー
タおよびバイパスデータをデータチャネルエリア143、1
53内のタイムスロットに割りつけており制御部122から
の遠隔制御ライン125のデータ割りつけは行われていな
い。
時分割多重装置130の多重分離部131も同様に、制御部13
2からの隣接制御ライン133のデータを隣接制御チャネル
151に割りつけ、チャネルインタフェース部135からのチ
ャネルライン136のデータをデータチャネルエリア153内
のタイムスロットに割りつけており、制御部132からの
遠隔制御ライン134のデータ割りつけは行われない。
2からの隣接制御ライン133のデータを隣接制御チャネル
151に割りつけ、チャネルインタフェース部135からのチ
ャネルライン136のデータをデータチャネルエリア153内
のタイムスロットに割りつけており、制御部132からの
遠隔制御ライン134のデータ割りつけは行われない。
上述のように多重分離部111、121、131が内部割りつけ
を行っていることにより、制御部112と制御部122との間
に一つの隣接制御ラインが確立し、また、制御部122と
制御部132との間にもう一つの隣接制御ラインが確立す
る。制御部122にソフトウェア中継手段を持たせること
により、制御部112と制御部132との間のソフトウェア中
継による制御も可能な状態になり、かつチャネルインタ
フェース部間のデータ通信も可能な状態になっている。
を行っていることにより、制御部112と制御部122との間
に一つの隣接制御ラインが確立し、また、制御部122と
制御部132との間にもう一つの隣接制御ラインが確立す
る。制御部122にソフトウェア中継手段を持たせること
により、制御部112と制御部132との間のソフトウェア中
継による制御も可能な状態になり、かつチャネルインタ
フェース部間のデータ通信も可能な状態になっている。
ここで、時分割多重装置110と時分割多重装置130がダイ
レクト制御を行いたい場合の動作について説明する。
レクト制御を行いたい場合の動作について説明する。
各制御部112、122、132には、それぞれ各装置番号が自
装置のどの多重化ライン上にあるかを示す装置番号ルー
トテーブルが設定されるか、または隣接制御ラインによ
る情報収集により装置番号ルートテーブルが生成され
る。
装置のどの多重化ライン上にあるかを示す装置番号ルー
トテーブルが設定されるか、または隣接制御ラインによ
る情報収集により装置番号ルートテーブルが生成され
る。
制御部112は、送出元装置番号を装置番号1、宛先装置
番号を装置番号3に設定したダイレクト接続要求を装置
ルートテーブルに従って、多重化回線140の隣接制御チ
ャネル141に割りつけられている隣接制御ライン113に送
出し、かつ、遠隔制御チャネル1423と遠隔制御ライン11
43を接続するように多重分離部111で割りつける。制御
部122は、隣接制御ライン123を通じてこのダイレクト接
続要求を受信する。
番号を装置番号3に設定したダイレクト接続要求を装置
ルートテーブルに従って、多重化回線140の隣接制御チ
ャネル141に割りつけられている隣接制御ライン113に送
出し、かつ、遠隔制御チャネル1423と遠隔制御ライン11
43を接続するように多重分離部111で割りつける。制御
部122は、隣接制御ライン123を通じてこのダイレクト接
続要求を受信する。
制御部122では、受信したダイレクト要求を解読し、装
置番号1と装置番号3とのダイレクト接続であることが
判明すると、自装置番号でないことより装置番号ルート
テーブルを参照して装置番号3が多重化回線150方向に
あることを確認してこのダイレクト接続要求を多重化回
線150の隣接制御チャネル151に割りつけられている隣接
制御ライン124に送出し、かつ、装置番号ルートテーブ
ルに基づいて装置番号1は多重化回線140方向にあり、
装置番号3は多重化回線150方向にあることがわかるの
で、遠隔制御チャネル1423と遠隔制御チャネル1523を多
重分離部121でバイパス接続するように割りつけさせ
る。
置番号1と装置番号3とのダイレクト接続であることが
判明すると、自装置番号でないことより装置番号ルート
テーブルを参照して装置番号3が多重化回線150方向に
あることを確認してこのダイレクト接続要求を多重化回
線150の隣接制御チャネル151に割りつけられている隣接
制御ライン124に送出し、かつ、装置番号ルートテーブ
ルに基づいて装置番号1は多重化回線140方向にあり、
装置番号3は多重化回線150方向にあることがわかるの
で、遠隔制御チャネル1423と遠隔制御チャネル1523を多
重分離部121でバイパス接続するように割りつけさせ
る。
制御部132は、隣接制御チャネル151のデータを隣接制御
ライン133により受信し、その内容が装置番号1と装置
番号3とのダイレクト接続要求であることを解読する
と、自装置が装置番号3であることにより遠隔制御チャ
ネル1523と遠隔制御ライン1343とが接続されるように多
重分離部131で割り付けさせる。これにより時分割多重
装置110と時分割多重装置130との間に、時分割多重装置
120の制御部112によるソフトウェア中継を含まないダイ
レクト接続の遠隔制御ラインが確立する。
ライン133により受信し、その内容が装置番号1と装置
番号3とのダイレクト接続要求であることを解読する
と、自装置が装置番号3であることにより遠隔制御チャ
ネル1523と遠隔制御ライン1343とが接続されるように多
重分離部131で割り付けさせる。これにより時分割多重
装置110と時分割多重装置130との間に、時分割多重装置
120の制御部112によるソフトウェア中継を含まないダイ
レクト接続の遠隔制御ラインが確立する。
なお、ダイレクト接続の解放および異常時も同様に隣接
制御ラインを使用してダイレクト接続解放要求を出すこ
とにより、各時分割多重装置は解放すべき装置番号間の
割りつけを装置番号ルートテーブルを参照して割りつけ
削除を行うことで遠隔制御チャネルは予約状態に戻るこ
とができる。
制御ラインを使用してダイレクト接続解放要求を出すこ
とにより、各時分割多重装置は解放すべき装置番号間の
割りつけを装置番号ルートテーブルを参照して割りつけ
削除を行うことで遠隔制御チャネルは予約状態に戻るこ
とができる。
以上説明したように、本発明は、中継を行う時分割多重
装置の中継遅延がなくなり、かつソフトウェア処理の負
荷が軽減される優れた効果がある。
装置の中継遅延がなくなり、かつソフトウェア処理の負
荷が軽減される優れた効果がある。
図は本発明一実施例制御チャネル装置のブロック構成
図。 110、120、130……時分割多重装置、111、121、131……
多重分離部、112、122、132……制御部、113,123、12
4、133……隣接制御ライン、1141〜1143、1251〜1253、
1341〜1343……遠隔制御ライン、115、126、127、135…
…チャネルインタフェース部、116、128、129、136……
チャネルライン、140、150……多重化回線、141、151…
…隣接制御チャネル、1421〜1423、1521、1523……遠隔
制御チャネル、143、153……データチャネルエリア。
図。 110、120、130……時分割多重装置、111、121、131……
多重分離部、112、122、132……制御部、113,123、12
4、133……隣接制御ライン、1141〜1143、1251〜1253、
1341〜1343……遠隔制御ライン、115、126、127、135…
…チャネルインタフェース部、116、128、129、136……
チャネルライン、140、150……多重化回線、141、151…
…隣接制御チャネル、1421〜1423、1521、1523……遠隔
制御チャネル、143、153……データチャネルエリア。
Claims (1)
- 【請求項1】隣接する時分割多重装置間がそれぞれ多重
化回線で接続され3以上の時分割多重装置でネットワー
クを形成し、上記時分割多重装置のうちの一つの時分割
多重装置が自装置に隣接しない時分割多重装置を、自装
置に隣接する時分割多重装置を経由して遠隔制御を行う
制御チャネル方式において、 上記ネットワークの時分割多重装置にそれぞれの装置番
号が付与され、 隣接する時分割多重装置間を接続する多重化回線のあら
かじめ定められたタイムスロットが隣接する時分割多重
装置の制御を行うための隣接制御チャネルとして設定さ
れ、 隣接する時分割多重装置間を接続する多重化回線のあら
かじめ定められたタイムスロットが、上記隣接制御チャ
ネルとは別に、それぞれ上記時分割多重装置ごとに割り
当てられた時分割多重装置の遠隔制御を行うための遠隔
制御チャネルとして予約され、 上記遠隔制御をしようとする一の時分割多重装置は、隣
接する時分割多重装置に向けてその時分割多重装置との
間の多重化回線の上記隣接制御チャネルで上記遠隔制御
対象の時分割多重装置との接続要求または解放要求に上
記遠隔制御対象の時分割多重装置の装置番号を付加して
送信するとともに、その多重化回線の遠隔制御対象の時
分割多重装置に割り当てられた上記遠隔制御チャネルと
制御部との接続または解放を行い、 対向する時分割多重装置との間の多重化回線の上記隣接
制御チャネルにより上記一の時分割多重装置が送信した
上記接続要求または解放要求を受信した時分割多重装置
は、 付加された装置番号に基づいて当該接続要求または解放
要求が自装置宛てであるか他装置宛てであるかを調べ、 他装置宛てであるときは、遠隔制御対象となるその時分
割多重装置方向の多重化回線の上記隣接制御チャネルに
上記接続要求または解放要求を送出するとともに、上記
対向する時分割多重装置との間の多重化回線で遠隔制御
対象の時分割多重装置に割り当てられた上記遠隔制御チ
ャネルと上記遠隔制御対象の時分割多重装置方向の多重
化回線で遠隔制御対象の時分割多重装置に割り当てられ
た上記遠隔制御チャネルとを接続または解放し、 自装置宛てであるとは、自装置の制御部と上記対向する
時分割多重装置との間の多重化回線で自装置に割り当て
られた上記遠隔制御チャネルとの接続または解放を行う
ことで上記一の時分割多重装置との間の遠隔制御チャネ
ルを接続または解放する ことを特徴とする制御チャネル方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31060586A JPH0622358B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 制御チヤネル方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31060586A JPH0622358B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 制御チヤネル方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63160440A JPS63160440A (ja) | 1988-07-04 |
JPH0622358B2 true JPH0622358B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=18007268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31060586A Expired - Lifetime JPH0622358B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 制御チヤネル方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622358B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP31060586A patent/JPH0622358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63160440A (ja) | 1988-07-04 |
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