JPH06222749A - アンドン情報表示装置 - Google Patents

アンドン情報表示装置

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JPH06222749A
JPH06222749A JP5009534A JP953493A JPH06222749A JP H06222749 A JPH06222749 A JP H06222749A JP 5009534 A JP5009534 A JP 5009534A JP 953493 A JP953493 A JP 953493A JP H06222749 A JPH06222749 A JP H06222749A
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JP
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JP5009534A
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English (en)
Inventor
Seisai Hayashi
成歳 林
Kohei Nozaki
晃平 野崎
Nariharu Takeuchi
得晴 竹内
Noritsugu Ishida
典嗣 石田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産ラインを熟知した者でなくても、アンド
ン情報表示装置の表示を見ることにより異常発生工程の
位置がすぐに分かるようにする。 【構成】 プログラマブルコントローラ、制御パソコン
及び稼動管理パソコンがネットワークで接続され、制御
パソコンにはLEDディスプレイが接続されている。制
御パソコンはプログラマブルコントローラからの異常デ
ータ信号に基づいてLEDディスプレイにアンドン情報
を表示する。LEDディスプレイの表示部8には、工程
番号表示部D1及び生産ライン表示部D2が設けられ
る。工程番号表示部D1には異常発生中の工程番号が、
生産ライン表示部D2には生産ラインの概略図がそれぞ
れ表示される。生産ライン表示部D2には生産ラインを
表すラインLとともに、異常発生中の工程の位置がブロ
ックB1 として概略図中に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場の生産ラインに設置
され、少なくとも生産ラインの各工程での異常の有無に
関する情報(いわゆる「アンドン」情報)を表示するア
ンドン情報表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車や機械の製造等を行う工場の生産
現場では、生産ラインの各工程で異常が発生した場合に
異常に素早く対処して次工程への影響を少なくするた
め、あるいは各工程の作業者がトイレ休憩等で一時的に
持ち場を離れるときの交代要員として、所定の工程作業
を行う作業者とは別に応援要員が待機している。そし
て、生産現場には、生産ラインの各工程での異常発生等
を知らせるための表示器(いわゆる「アンドン」)が設
置され、各工程での異常発生や交代要員を必要としてい
るか否かの情報を応援要員等に知らせるようになってい
る。
【0003】図10に示すように、生産管理盤51及び
アンドン52は専用線53を介してプログラマブルコン
トローラ54に接続されている。アンドン52には各工
程に対応した数字が表示された多数の表示部52a,5
2bが2段、2列に配列されている。上段の表示部52
aは数字が黄色の枠で、下段の表示部52bは数字が赤
色の枠でそれぞれ囲まれている。赤色の枠の表示部52
bが点灯した場合は作業が停止していることを表し、黄
色の枠の表示部52aが点灯した場合は応援要員を必要
としていることを表す。
【0004】プログラマブルコントローラ54には各工
程の設備55に装備された異常検出器(図示せず)や押
しボタンスイッチ56等からの出力信号が入力される。
そして、プログラマブルコントローラ54はそれらの異
常信号等に基づいて、アンドン52の表示部52a,5
2bのランプを1対1で点灯するようになっている。
又、プログラマブルコントローラ54は生産管理盤51
の表示部のうち実績及び停止時間の数値を各工程の稼動
実績に基づいて変更するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のアン
ドン52は異常発生あるいは応援要員を必要としている
工程番号を知らせるだけである。従って、生産ラインを
熟知していない応援要員(作業者)は異常発生工程の番
号は分かってもその位置がすぐには分からず、対応が遅
れるという問題がある。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は生産ラインを熟知した者でなく
ても、アンドン情報表示装置の表示を見ることにより異
常発生工程の位置がすぐに分かるアンドン情報表示装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明では、生産ラインの各設備等からの異常信号に
基づいて生産ラインの各工程での異常の有無に関する情
報をドットマトリックスタイプのディスプレイに表示す
るアンドン情報表示装置において、前記ディスプレイに
生産ライン及び生産ラインの各工程の位置を示す概略図
と、異常発生中の工程番号とを同時に表示する表示パタ
ーンフォーマットを記憶した記憶装置と、前記異常の有
無に関する情報に基づいて前記表示パターンフォーマッ
トに必要な事項を加えた表示データを前記ディスプレイ
に出力する制御手段とを備えた。
【0008】
【作用】ディスプレイには生産ラインの各設備等からの
異常信号に基づいて生産ラインの各工程での異常の有無
に関する情報が表示される。制御手段は生産ラインで異
常が発生すると、生産ライン及び生産ラインの各工程の
位置を示す概略図を表示する表示パターンフォーマット
に、必要な事項を加えた表示データをディスプレイに出
力する。そして、ディスプレイには異常発生中の工程番
号と、生産ラインの概略図とが表示されるとともに、異
常発生中の工程の位置が生産ラインの概略図中に表示さ
れる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を具体化した第1実施例を図
1〜図7に従って説明する。
【0010】図1に示すように、プログラマブルコント
ローラ1、制御手段としての表示制御用パーソナルコン
ピュータ(以後、制御パソコンという)2及び稼動管理
用パーソナルコンピュータ(以後、稼動管理パソコンと
いう)3がネットワーク4で接続されている。制御パソ
コン2にはドットマトリックスタイプのディスプレイと
しての大型のLED(発光ダイオード)ディスプレイ5
が接続されている。
【0011】プログラマブルコントローラ1は生産ライ
ンの各工程に設けられた設備6と信号線を介して接続さ
れており、各設備6の制御を行うとともに、各工程に設
けられた異常信号出力部からの異常信号を入力するよう
になっている。異常信号出力部とは各設備6に設けられ
た異常検出器及びメンテナンス時期報知器や作業者が応
援を必要とするとき等に使用する押しボタンスイッチ7
等、正常運転状態と異なる状態にあることを示す信号を
出力する機器の総称である。
【0012】プログラマブルコントローラ1は入力され
た異常信号をその種類に応じてデータ化(符号化)し、
そのデータを内蔵された記憶装置(図示せず)に格納す
る。前記記憶装置は生産ラインの少なくとも1日分の稼
動履歴データを蓄積可能な容量を有する。プログラマブ
ルコントローラ1はタイマを内蔵し、各工程の異常が何
時発生して何時解消されたかを異常の種類とともに記憶
させるようになっている。プログラマブルコントローラ
1は前記データをネットワーク4上にデータ信号として
出力する。又、プログラマブルコントローラ1は記憶装
置に記憶された稼動履歴データに基づいて生産ラインの
稼動実績及び停止時間を演算し、ネットワーク4上に稼
動実績及び停止時間のデータ信号として出力する。
【0013】図3に示すように、LEDディスプレイ5
の表示部8は16×16ドットマトリックスユニット8
aを複数行、複数列(この実施例では12行、12列)
に配置することにより構成されている。ドットマトリッ
クスユニット8aに使用されるLEDには、赤と緑のL
EDチップを1つのランプに入れた2色LEDが使用さ
れている。2色LEDは共通端子、赤点灯用端子及び緑
点灯用端子をそれぞれ1本ずつ、合計3本の端子を有
し、共通端子と点灯用端子間に通電されると対応する色
のLEDが点灯する。2色LEDは赤のみが点灯すると
赤色に光り、緑のみが点灯すると緑色に光り、両方が点
灯すると橙色に光るようになっている。
【0014】各ドットマトリックスユニット8aにはそ
の裏面にコントロール回路(図示せず)が設けられてい
る。コントロール回路は2色LEDの共通端子への通電
を制御するY(行)ドライバと、赤点灯用端子あるいは
緑点灯用端子への通電を制御するX(列)ドライバとを
備えている。そして、コントロール回路は制御パソコン
2からの制御信号及び表示データ信号に従って2色LE
Dを点灯させる。
【0015】図2に示すように、制御パソコン2はCP
U(中央処理装置)9、ROM(リードオンリーメモ
リ)10、RAM(ランダムアクセスメモリ)11a、
記憶装置としての不揮発性RAM11b、表示データ格
納RAM(以後、表示用RAMという)11c、コント
ロール部12、入出力ポート13、シフトレジスタ14
及びドライバ15を備えている。CPU9、ROM1
0、RAM11a、不揮発性RAM11b、コントロー
ル部12及び入出力ポート13はアドレスバスAB、デ
ータバスDB及び制御バスCBを介して接続されてい
る。コントロール部12はデータバスDBを介して表示
用RAM11c、シフトレジスタ14及びドライバ15
に接続されている。又、コントロール部12はアドレス
バスABを介して表示用RAM11cに接続され、制御
バスCBを介して表示用RAM11c及びシフトレジス
タ14に接続されている。ROM10には制御プログラ
ムが記憶されている。RAM11aにはCPU9の演算
結果等が一時的に記憶される。又、不揮発性RAM11
bにはLEDディスプレイ5で表示するための多数の表
示パターンフォーマットが記憶されている。表示パター
ンフォーマットはファイルヘッダと、固定表示データ
と、可変表示データとからなるファイルとして記憶され
ている。
【0016】表示パターンフォーマットには、生産ライ
ンで異常が発生した場合にアンドン情報を表示するもの
としては、例えば、図4に示すようなLEDディスプレ
イ5の表示画面と対応する表示パターンフォーマットが
ある。この表示パターンでは表示部8における生産管理
情報の表示領域が上半分となり、アンドン情報の表示領
域が下半分となる。生産管理情報は目標、実績及び停止
が表示され、残業は省略される。そして、生産管理情報
は漢字の部分が固定表示データとなり、数字の部分が可
変表示データとなる。停止時間は累積停止時間と今回の
異常停止による停止時間の表示が所定時間(例えば30
秒)毎に切替表示される。累積停止時間の表示の際に
は、停止の文字の後に本日の表示が併記される。漢字は
緑色で表示され、数字は橙色で表示される。ただし、累
積停止時間を表す数字は、累積停止時間が許容停止時間
内であれば橙色で表示されるが、許容停止時間を超過し
ている場合は赤色の表示となる。又、メッセージの表示
色は適宜設定される。
【0017】アンドン情報の表示領域には左側上半分に
異常発生中の工程番号を表示する工程番号表示部D1が
設けられ、右側上半分に生産ラインの概略図を表示する
生産ライン表示部D2が設けられている。図5に示すよ
うに、生産ラインの概略図はベルトコンベアや無人搬送
車の経路を表すラインLと、概略図中における各工程の
位置を示すブロックB1 とから構成される。但し、ブロ
ックB1 は異常発生中の工程と対応するもののみが表示
され、必ずしも図5のように全てのブロックB1 が表示
されるわけではない。工程番号表示部D1及び生産ライ
ン表示部D2の下側には帯状のメッセージ表示部D3が
設けられている。そして、この表示パターンフォーマッ
トにおいては、前記アンドン情報を表示するためのデー
タのうち、ラインLの部分が固定表示データとなり、そ
の他の部分が可変表示データとなる。
【0018】多種類のメッセージを表示する必要が有る
場合は、例えば図6に示すように、生産管理情報を表す
文字の大きさを小さくして、メッセージ表示部D3の面
積を大きくした別の表示パターンフォーマットが使用さ
れる。又、1つのメッセージの文字数が多くて1行に入
らない場合には、表示文字が順に移動しながら新しい文
字に変わるスクロール表示(流し文字表示)を行うよう
になっている。
【0019】又、異常発生工程がない状態において従来
の生産管理盤のように生産管理情報の表示を主目的とす
る表示パターンフォーマットとして、例えば、図7に示
すような表示画面と対応するものがある。この表示パタ
ーンでは12行のドットマトリックスユニット8aのう
ちの上から10行までが生産管理情報の表示領域とな
り、下2行がメッセージ表示部D3となる。この表示パ
ターンでは生産目標を表す「目標」、生産実績を表す
「実績」、累積停止時間を表す「停止」、残業予定時間
を表す「残業」及びそれらの数値が大きく表示される。
この表示パターンは生産ラインに異常がないときに使用
され、表示するメッセージが特にない場合にはメッセー
ジ表示部D3には現在時刻が表示されるようになってい
る。
【0020】CPU9はプログラマブルコントローラ1
あるいは稼動管理パソコン3からの出力信号を入出力ポ
ート13を介して入力する。そして、その信号データを
RAM11aに格納するとともに、その信号に対応した
適切な表示パターンフォーマットを不揮発性RAM11
bに記憶された多数の表示パターンフォーマットの中か
ら選択してそのデータをコントロール部12を介して表
示用RAM11cに格納する。又、前記信号データに基
づいて表示用RAM11cの表示データを書き替える。
【0021】表示用RAM11cにはLEDディスプレ
イ5を構成する各2色LEDの配列に合わせたアドレス
を有する記憶領域が赤色表示データ用及び緑色表示デー
タ用にそれぞれ別に設けられている。そして、各記憶領
域のアドレスと対応するLEDディスプレイ5上の2色
LEDを赤色に点灯させる場合は、当該アドレスの赤色
表示データが1、緑色表示データが0となる。2色LE
Dを緑色に点灯させる場合は、当該アドレスの赤色表示
データが0、緑色表示データが1となる。2色LEDを
橙色に点灯させる場合は、当該アドレスの赤色表示デー
タ及び緑色表示データの両方が1となる。又、2色LE
Dを点灯させない場合は、当該アドレスの赤色表示デー
タ及び緑色表示データの両方が0となる。
【0022】LEDディスプレイ5に表示を行う場合、
コントロール部12はCPU9の指令に基づいて表示用
RAM11cに格納された表示データを所定の順序でシ
フトレジスタ14に送る。シフトレジスタ14は表示用
RAM11cからの16ビットパラレルデータをシリア
ルデータに変換する。ドライバ15は表示データ信号及
び制御信号をLEDディスプレイ5に出力する。表示デ
ータの転送はLEDディスプレイ5を構成する12行の
ドットマトリックスユニット8aに対応する表示データ
についてそれぞれ並行に行う。各行のドットマトリック
スユニット8aの最上段(第1段)の2色LEDに対応
する表示データが16ビットずつ1単位として1段分の
表示データがまず転送される。1段分(16×12=1
92ビット)の表示データが転送されると、次の段の表
示データが順次転送される。そして、第16段の表示デ
ータの転送が終了すると、再び第1段から表示データの
転送が繰り返される。16段分のデータの転送はほぼ1
/100秒周期で繰り返される。
【0023】すなわち、各行のドットマトリックスユニ
ット8aを構成する16段の2色LEDのうち1度に点
灯しているのは1段のみとなる。この操作がほぼ1/1
00秒周期で繰り返されるため、1度に点灯している段
が1段であっても、人が見る場合は残像により全段の2
色LEDが同時に点灯した状態の画面と同じ画面を見て
いることになる。
【0024】稼動管理パソコン3はCRT表示装置3a
及びキーボード3bを装備するとともに、内蔵するRA
M(図示せず)に制御パソコン2の不揮発性RAM11
bに記憶されているものと同様な表示パターンフォーマ
ットが記憶されている。そして、稼動管理パソコン3は
プログラマブルコントローラ1からの出力信号に基づい
て、LEDディスプレイ5の表示と同様な表示をCRT
表示装置3aに表示可能となっている。又、稼動管理パ
ソコン3はネットワーク4を介して制御パソコン2とア
クセス可能であり、稼動管理パソコン3からの信号によ
り制御パソコン2内のRAM11a、不揮発性RAM1
1b、及び表示用RAM11cのデータを書き替え可能
になっている。
【0025】次に前記のように構成されたアンドン情報
表示装置の作用を説明する。CPU9はROM10に記
憶された制御プログラムに従って動作し、電源投入によ
りまず初期化処理が行なわれる。次に生産管理情報が大
きく表示される表示パターンフォーマットが選択され、
そのデータがコントロール部12を介して表示用RAM
11cに格納される。そして、表示用RAM11cに格
納された表示データが表示データ信号として制御信号と
ともに順次LEDディスプレイ5に出力される。表示デ
ータ信号及び制御信号はLEDディスプレイ5のレシー
バ(図示せず)で受信され、バッファ及びデコーダを介
してドットマトリックスユニット8aのコントロール回
路に送られる。そして、LEDディスプレイ5に図7に
示すような標準画面が表示される。但し、この時点では
可変表示部である生産管理情報を示す数値は表示されな
い。又、メッセージ表示部には時間表示がなされる。
【0026】次に稼動管理パソコン3から可変表示デー
タの1つである本日の目標台数の表示データ信号が制御
パソコン2に入力され、その表示データ信号に基づいて
表示用RAM11cの対応する領域のデータが書き替え
られる。従って、その後はLEDディスプレイ5に出力
される表示データには本日の目標台数を示す表示データ
が含まれ、当該数値がLEDディスプレイ5に表示され
る。
【0027】生産ラインの稼動が開始されると、プログ
ラマブルコントローラ1は各工程の設備6や押しボタン
スイッチ7からの信号を入力する。そして、異常信号の
有無に対応して生産ラインの稼動状況を判断し、異常信
号をその種類に応じてデータ化(符号化)し、そのデー
タを内蔵された記憶装置に格納する。プログラマブルコ
ントローラ1に入力された異常信号は全てデータ化さ
れ、記憶装置に稼動履歴データとして格納される。すな
わち、記憶装置には生産ラインの当日の稼動履歴データ
が逐次記憶される。又、プログラマブルコントローラ1
はデータ化した異常データをネットワーク4上にデータ
信号として出力する。
【0028】プログラマブルコントローラ1は記憶装置
に記憶された稼動履歴データに基づいて生産ラインの稼
動実績及び停止時間を演算し、ネットワーク4上に稼動
実績及び停止時間のデータ信号として出力する。稼動管
理パソコン3に残業時間のデータが人手により入力さ
れ、稼動管理パソコン3は制御パソコン2に残業時間を
表示するためのデータ信号を出力する。
【0029】CPU9は前記データ信号を入出力ポート
13を介して入力し、その信号データをRAM11aに
格納するとともに、そのデータに基づいて表示用RAM
11cの稼動実績、停止時間及び残業時間に対応する可
変表示データを書き替える。そして、その後はそのデー
タに対応する稼動実績等の数値がLEDディスプレイ5
に表示される。すなわち、生産ラインに異常がない状態
では、LEDディスプレイ5には生産管理情報が大きく
表示される図7に示すような標準画面が表示される。
【0030】又、稼動管理パソコン3はネットワーク4
を介してプログラマブルコントローラ1からの出力信号
を入力し、その信号に基づいてLEDディスプレイ5の
表示と同様な表示をCRT表示装置3aに表示させる。
【0031】CPU9は異常信号データを入出力ポート
13を介して入力すると、LEDディスプレイ5に表示
すべき表示パターンフォーマットとして、例えば図4に
示すような異常表示用画面に対応した表示パターンフォ
ーマットを選択する。次にCPU9はコントロール部1
2を介して表示用RAM11cにそのデータを格納した
後、異常信号データに基づいて工程番号表示部D1、生
産ライン表示部D2及びメッセージ表示部D3と対応す
る可変表示データを書き替える。すなわち、工程番号表
示部D1と対応するアドレスの記憶領域には異常発生中
の工程番号を表すデータが格納される。生産ライン表示
部D2の記憶領域には異常発生中の工程と対応するブロ
ックB1 を表すデータが格納される。メッセージ表示部
D3と対応するアドレスの記憶領域にはメッセージを表
すデータが格納される。そして、表示用RAM11cの
表示データが前記と同様にしてLEDディスプレイ5に
出力され、LEDディスプレイ5には図4に示すような
異常表示画面が表示される。
【0032】工程番号表示部D1には工程番号が異常発
生順に左から表示される。工程が停止しておらず単に応
援要員の呼出しの状態では橙色をバックに黒抜きの数字
が表示され、工程が停止状態では赤色をバックに黒抜き
の数字が表示される。又、生産ライン表示部D2にはラ
インLが緑色で表示され、異常発生中の工程番号と対応
するブロックB1 が橙色又は赤色で表示される。ブロッ
クB1 は異常が単なる呼出しの状態では橙色に、工程の
停止状態では赤色にそれぞれ表示される。又、メッセー
ジ表示部D3には異常状態に対応したメッセージが表示
される。そして、生産ラインの異常が全て解消される
と、LEDディスプレイ5及びCRT表示装置3aの画
面が再び標準画面に戻る。
【0033】前記のように異常発生時にはLEDディス
プレイ5に異常発生工程番号だけでなく、生産ラインの
概略図と概略図中における異常発生工程の位置も表示さ
れる。従って、生産ラインを熟知していない者であって
も、LEDディスプレイ5の表示を見ることにより、異
常発生工程の位置がすぐに分かる。その結果、異常発生
への対応が素早くなる。又、図4に示す異常表示画面の
場合、工程番号表示部D1には3工程分しか同時に表示
できないため、異常発生工程数が3工程より多い場合に
対処が遅れる虞がある。しかし、生産ライン表示部D2
には異常発生状態にある全ての工程が表示されるため、
実際の異常発生工程数を確実に把握でき、適切な対処が
可能となる。
【0034】又、この実施例ではLEDディスプレイ5
に必要な情報が選択されて表示され、しかも表示画面の
中での各情報の配置や大きさを変更できる。従って、従
来のアンドンと異なりディスプレイを大型化せずに異常
発生中の工程番号だけでなく、異常発生中の工程の位置
や異常の状況等についてより適切で詳細な情報表示を行
うことができる。又、生産ラインの工程変更、設備の改
造、変更があった場合も、画面の表示データを変更する
ことで簡単に対処できる。さらに、1個のディスプレイ
でアンドン情報だけでなく生産管理情報や異常と無関係
のメッセージ情報を表示できる。
【0035】(実施例2)次に第2実施例を図8に従っ
て説明する。この実施例では生産ラインが直線状となっ
ている点と、LEDディスプレイ5の生産ライン表示部
に班長区分表示がなされる点が前記実施例と異なってい
る。
【0036】すなわち、LEDディスプレイ5に表示す
べき異常表示パターンフォーマットには、図8に示すよ
うに工程番号表示部D1とメッセージ表示部D3との間
に生産ライン表示部D2が帯状に設けられている。生産
ライン表示部D2には生産ラインを表す直線状のライン
Lと、ラインLを分割して班長の管理範囲を示す境界線
L1とが表示される。各班長が管理する工程はそれぞれ
連続番号となっており、境界線L1はラインLを各班長
の管理する工程数の比で分割する位置に表示される。ラ
インL上には各班長の管理する工程数に等しい数の短冊
状のブロックB2 が表示可能となっており、ラインLの
左端のブロックB2 が第1工程を示し、右端のブロック
B2 が最終工程を示す。そして、異常発生時にはライン
L上の当該工程を示す位置のブロックB2 が表示される
ようになっている。そして、この表示パターンフォーマ
ットにおいては、前記アンドン情報を表示するためのデ
ータのうち、ラインL及び境界線L1の部分が固定表示
データとなり、その他の部分が可変表示データとなる。
【0037】そして、前記表示パターンデータがLED
ディスプレイ5に表示される場合、生産ライン表示部D
2以外の表示は前記実施例と同様に表示される。又、生
産ライン表示部D2にはラインL及び境界線L1が緑色
で表示され、異常発生工程と対応するブロックB2 が異
常の状態に対応して橙色又は赤色で表示される。
【0038】一般に異常発生時の応援要員の役割は複数
の工程を管理する班長が果たしている。そして、1個の
生産ラインには複数の班長がおり、それぞれ管理範囲が
決まっている。異常発生時に工程番号が表示されるだけ
だと、咄嗟の場合にその工程が自分の管理範囲か否かの
判断を下せないときもある。しかし、この実施例の装置
では、境界線L1により各班長の管理範囲が表示され
る。従って、各班長は自分の管理範囲に異常発生工程が
有るか否かを直ちに確認でき、他人の管理範囲の異常発
生工程を自分の管理範囲のものと間違えることがなくな
る。
【0039】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、図9に示すように生産ラインの概
略図を表すラインLとともに、生産ラインにおいて部品
等を搬送する無人搬送車や生産ラインを流れる製品の位
置を表す図形Sを表示してもよい。無人搬送車の位置の
確認は無人搬送車の走行経路に多数設けたセンサの検知
信号に基づいて行い、無人搬送車の検知信号を出力した
センサと対応する位置を当該無人搬送車の位置として表
示する。無人搬送車を表す図形Sの色、形、大きさ等を
変えることにより、荷の有無が区別される。又、製品の
流れを示す場合、製品が複数種類ある場合は、製品を表
す図形Sの色、形、大きさ等を変えることにより、種類
が区別される。又、アンドン情報を表示しない表示画面
においても、生産ラインの概略図と無人搬送車や生産ラ
インを流れる製品の位置を表示してもよい。
【0040】又、前記実施例ではアンドン情報だけでな
く生産管理情報もLEDディスプレイ5に表示可能な構
成であったが、アンドン情報のみあるいはアンドン情報
とメッセージ情報を表示する構成としてもよい。この場
合は従来と同様に生産管理情報を表示する生産管理盤が
必要となる。
【0041】又、LEDディスプレイ5を構成するドッ
トマトリックスユニット8aの数を12行、12列以外
にしたり、ドットマトリックスユニット8aとして16
×16ドットマトリックス以外のものを使用してもよ
い。又、LEDとして赤、緑の2色LED以外のものを
使用したり、ディスプレイとしてLEDディスプレイに
代えて、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネセン
スディスプレイあるいは液晶ディスプレイ等の他の方式
のディスプレイを使用してもよい。
【0042】又、生産ラインと別の建物にある管理事務
所に稼動管理パソコンを設けたり、稼動管理パソコン3
を省略してプログラマブルコントローラ1からの信号だ
けで制御パソコン2がLEDディスプレイ5の表示を行
うようにしてもよい。この場合は本日目標もプログラマ
ブルコントローラ1からの指令で書き替えられる。又、
CRT表示装置3aにLEDディスプレイ5と同じ画面
表示を行うための表示データを制御パソコン2の表示用
RAM11cから稼動管理パソコン3に転送し、稼動管
理パソコン3がその表示データを使用するようにしても
よい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、生産ラ
インで異常が発生すると、ディスプレイに異常発生中の
工程番号が表示されるとともに、異常発生中の工程の位
置が生産ラインの概略図中に表示される。従って、生産
ラインを熟知した者でなくても、アンドン情報表示装置
の表示を見ることにより異常発生工程の位置がすぐに分
かり、異常への対応がスムーズになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の生産管理表示
システムの概略構成図である。
【図2】制御パソコンの構成を示すブロック回路図であ
る。
【図3】LEDディスプレイの概略正面図である。
【図4】LEDディスプレイに表示される異常表示画面
の一例を示す概略図である。
【図5】生産ライン表示部を示す概略図である。
【図6】LEDディスプレイに表示される別の異常表示
画面を示す概略図である。
【図7】LEDディスプレイに表示される標準画面の一
例を示す概略図である。
【図8】第2実施例のLEDディスプレイに表示される
異常表示画面の一例を示す概略図である。
【図9】生産ラインを示す概略図上での無人搬送車の位
置の表示状態を示す概略図である。
【図10】従来の「アンドン」及び生産管理盤の概略構
成図である。
【符号の説明】
1…プログラマブルコントローラ、2…前記手段として
の制御パソコン、5…ディスプレイとしてのLEDディ
スプレイ、6…設備、8…表示部、8a…ドットマトリ
ックスユニット、9…CPU、11b…記憶装置として
の不揮発性RAM、11c…表示用RAM、D1…工程
番号表示部、D2…生産ライン表示部、B1 ,B2…ブ
ロック。
フロントページの続き (72)発明者 石田 典嗣 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ラインの各設備等からの異常信号に
    基づいて生産ラインの各工程での異常の有無に関する情
    報をドットマトリックスタイプのディスプレイに表示す
    るアンドン情報表示装置において、 前記ディスプレイに生産ライン及び生産ラインの各工程
    の位置を示す概略図と、異常発生中の工程番号を同時に
    表示する表示パターンフォーマットを記憶した記憶装置
    と、 前記異常の有無に関する情報に基づいて前記表示パター
    ンフォーマットに必要な事項を加えた表示データを前記
    ディスプレイに出力する制御手段とを備えたアンドン情
    報表示装置。
JP5009534A 1993-01-22 1993-01-22 アンドン情報表示装置 Pending JPH06222749A (ja)

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JP5009534A JPH06222749A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 アンドン情報表示装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7006792B2 (en) 2002-09-26 2006-02-28 Robert H Wilson Wireless andon communication method and system
CN106200581A (zh) * 2016-07-19 2016-12-07 清华大学 精益智能Andon引擎

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7006792B2 (en) 2002-09-26 2006-02-28 Robert H Wilson Wireless andon communication method and system
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