JPH0622255U

JPH0622255U - 限定量取り出し用容器

Info

Publication number: JPH0622255U
Application number: JP4584592U
Authority: JP
Inventors: 明藤原
Original assignee: 明藤原
Priority date: 1992-07-01
Filing date: 1992-07-01
Publication date: 1994-03-22

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】容器内の物質の一定量を取り出す限度量取り出
し用容器に関するものである。【構成】本体に取り出し口２、および取り出し口用蓋３
をもつ容器に、該本体に移動ができる押し出し具を設け
て押し出し具５を移動させることにより、或いは外筒６
に内管を挿入し内管に押し出し具５を設け押し出し具５
を移動させることにより、または容器本体を押圧する挟
持具を設けて挟持具を押し上げることにより、容器本体
内に収納されている物質４を、夫々押し出して、所要量
を簡単に或いは適量にたやすく取り出して最後まで無駄
がなく、各々の資源がその使命を全うできて多くの利益
をもたらす限定量取り出し用容器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は容器内の物質の一定量を取り出す、限度量取り出し用容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の限定量取り出し用容器は、例えばチューブ入りハミガキ、練りワサビ、練りショウガその他等々が多く見受けられる、またチューブ入りのチューブの端に同端を唯挟んで搾るコの字形のものがあるが、効果がないので、用いられることなく、捨てられているものである。殆どは手、指を使い、押し出しており、容器内に多くの物質を残した侭、捨てられている現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のようにチューブ入り容器を用いている場合、多くの資源を無駄にしているばかりでなく、必要量が定まらず取り出す量が少なすぎたり、多すぎたりして手数もかかり、無駄なことが多い現状である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は上記事情を鑑み、容器本体内に移動ができる押し出し具を設け、該押し出し具を用いて本体内の物質を取り出す。または外筒に軟らかい内筒を挿入し該内管に押し出し具を設ける。或いは既存のチューブ等の容器に押し出し具を設ける等して夫々、容易に所要量の物質を取り出すことが可能とすると共に容器内の物質を最後まで取り出すことができ、物質を無駄なく有効に使用することができるようにするものである。

【０００５】

【作用】

本考案は、容器本体内部または外側に設けた押し出し具を移動させることにより、本体内の物質の適量が取り出し口より容易に且つ、最後まで取り出すことが可能となるものである。また外筒に内筒を挿入し該内筒に押し出し具を設け、その押し出し具を移動させると、内筒上端は外筒の環により係止される上、内筒の取り出し口より所要する量の物質を取り出すことができるものであると共に容器内の物質は取り出しを重ねるにつれ、殆ど完全に取り出すことができるようにするものである。

【０００６】

【実施例】

第１考案について図１により説明する。図１は本体１の一端に取り出し口２、同蓋３を設け、容器の本体１の他の一端の本体１内に押し出し具５を設け押し出し具５を移動させることにより物質４は取り出し口２より所要量を取り出すことができる。取り出し具５は本体１に密接しており物質４は洩れない。また本体１の内側に設けた押し出し具５に本体１の外側に、内径が密接する、支持環を押し出し具５に設け（図示せず）押し出し具５の移動がやりやすく助けるようにすることもできる、支持環は環状またはその他の形状のもので形成され、押し出し具５に速動することができるものである。

【０００７】第２考案について図２により説明する。図２は外筒６に内筒８を挿入する、内筒８には押し出し具５を設ける、押し出し具５を押圧すると、内筒８は外筒６に設けた係止環７により支承されつつ、押し出し具５の押圧により物質４は取り出し口２より取り出せる。外筒６は内管８より硬い材料を用い、内筒８は軟らかい材料のものを用い、容易に収縮する材料を用いるのが好ましい、なお蓋３は押し出し具５の押圧を助けるため伸縮可能な押圧具９を装着することもできる。外筒６の内側と取り出し具５の外側を螺旋状に形成して、押し出し具５を回転させて（図示せず）押圧をやりやすくする、且つ取り出し量を決め取り出しやすくすることもできる。

【０００８】第３考案について図３、図４により説明する。図３は本体１の一端に取り出し口２および同蓋３、他の一端が閉封部１３となっている容器に、該閉封部１３に挟持具１０を先づ挟持し、のち挟持具１０を押し上げ物質４を取り出し口２より取り出すものである。

【０００９】図４は挟持具１０であり、挟持具１０の割れ目１１を容器本体の閉封部１３に先づ挟持しのち、押し上げて物質４を取り出し口２より取り出す、また閉封部１３を挿着部１２に差し入れ止めておくと空いた本体１の整理ができる。挟持具１０の上端を合わせつつ引っ張るようにすると容易に物質４を取り出すことができるものである。

【００１０】以上第１考案は押し出し具５により本体１内の物質４を第２考案は押し出し具５により内筒８内の物質４を、また第３考案は挟持具１０により本体１内の物質４を、夫々押圧して取り出しているが、押し出し具５、或いは挟持具１０をもって、本体１或いは内筒８の先端を巻き込みつつ物質４を押し出すこともできるもるである。

【００１１】以上第１考案、第３考案の本体１、或いは第２考案の外筒６の夫々に一定間隔の横線を全体に亘り印刷等により目印を設けることにより、押し出し具５或いは挟持具１０による物質４の取り出し量が一定にすることができるものである。

【００１２】以上第１〜第３考案は何れも本考案の一実施例を示すものであり、材質の硬、軟、或いは鉄鋼、非金属、各種樹脂、等あらゆる適合する材料が用いられる他、形状或いは寸法は円筒に限らず、収容する物質の用途或いは形状等により適合する形状、寸法を選定採用することは論をまたないものである。

【００１３】また上記実施例は主として練り状、半練り状等の物質を収容する場合を説明したものであるが、収容物質により、洩れないように且つ取り出し量を適量にするために取り出し口、その他の仕様、或いは上述の各仕様を変更することにより、上述の物質以外の液体、気体、粉末、粒状その他の物質の取り出しにも本考案の装置は最も簡単に実施できるものである。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上述のようにチューブ状の容器等に収納した物質を必要なとき所要の量を最もたやすく取り出すことができる上、容器内の物質が終わりまで取り出すことができるので、容器内の物質を完全に用いることができて貴重な資源の無駄な使い捨てを防止できるので、各々の資源がその使命を全うできるものである。一つ一つは少量な浪費でも多くの人が長い期間に亘る浪費は決して少ないものでなく、有限の資源の活用に多大の利益をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】は押し出し具を設けた容器の縦断面図である。

【図２】は外筒、内管を用い内管に押し出し具を設けた
縦断面図である。

【図３】は挟持具を用いる容器の縦断面図である。

【図４】は挟持具の斜視図である。

【符号の説明】

１…本体２…取り出し口３…蓋４…物質５…押し出し具６…外筒７…外筒の環８…内筒９…押圧具１０…挟持具１１…割れ目１２…挿着部１３…閉封部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体の一端に取り出し口および取り出し
口用蓋を有つ容器において、該容器本体の他の一端の本
体の内部に移動が可能な押し出し具を設けたことを特徴
とする限度量取り出し用容器
【請求項２】一端に環を設けた外筒に、一端に取り出
し口および蓋を有つ内筒を挿入し、該内筒の他の一端に
内筒を押圧する押し出し具を設けてなる限定量取り出し
用容器。
【請求項３】一端に取り出し口および取り出し口用蓋
を有ち、他の一端を閉封してなる容器において、該容器
の閉封部分に、挟持具を装着し、のち該挟持具を用いて
なる限度量取り出し用容器。