JPH06222157A - 光学部品 - Google Patents
光学部品Info
- Publication number
- JPH06222157A JPH06222157A JP1064493A JP1064493A JPH06222157A JP H06222157 A JPH06222157 A JP H06222157A JP 1064493 A JP1064493 A JP 1064493A JP 1064493 A JP1064493 A JP 1064493A JP H06222157 A JPH06222157 A JP H06222157A
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- JP
- Japan
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- light
- light emitting
- lens
- emitted
- optical path
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発光手段と受光手段を備えた光学部品であっ
て、光学部品内部の反射によって生じる不要な光による
誤動作を防止できる光学部品を提供する。 【構成】 レーザダイオード等の発光素子1と、発光素
子1から出射する光を集光する投光レンズ3との間に、
光を減衰する減衰フィルタ2を配設している。発光素子
1から出射した光の一部は、光路Bで示すように投光レ
ンズ3や前面ガラス4で反射し、減衰フィルタ2を通過
して発光素子1に達し、発光素子1の前面で反射して再
び減衰フィルタ2、投光レンズ3を通り前面ガラス4よ
り外部に出射する。しかし、光路Bを辿って外部に出射
する不要な光は、減衰フィルタ2を複数回通過している
ので著しく減衰する。その結果、不要な光による影響は
無視できるようになり、誤動作を防止できるのである。
て、光学部品内部の反射によって生じる不要な光による
誤動作を防止できる光学部品を提供する。 【構成】 レーザダイオード等の発光素子1と、発光素
子1から出射する光を集光する投光レンズ3との間に、
光を減衰する減衰フィルタ2を配設している。発光素子
1から出射した光の一部は、光路Bで示すように投光レ
ンズ3や前面ガラス4で反射し、減衰フィルタ2を通過
して発光素子1に達し、発光素子1の前面で反射して再
び減衰フィルタ2、投光レンズ3を通り前面ガラス4よ
り外部に出射する。しかし、光路Bを辿って外部に出射
する不要な光は、減衰フィルタ2を複数回通過している
ので著しく減衰する。その結果、不要な光による影響は
無視できるようになり、誤動作を防止できるのである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電スイッチあるいは
光電センサ等のように、発光部と受光部とを備え、発光
部から出射した光を対象物に照射し、対象物にて反射し
て戻る光あるいは透過する光を受光部で検知する光学部
品に関するものである。
光電センサ等のように、発光部と受光部とを備え、発光
部から出射した光を対象物に照射し、対象物にて反射し
て戻る光あるいは透過する光を受光部で検知する光学部
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下では光電センサを例にとって説明す
る。図5に示すように、従来の光電センサ11は、レー
ザダイオード等の発光素子1と、発光素子1から出射し
た光を集光する投光レンズ3と、投光レンズ3に達する
不要な光を遮蔽するマスク板10とを備えた発光部と、
対象物で反射した反射光を受光するPSD等の受光素子
7と、反射光を受光素子7に集光する受光レンズ8とを
備えた受光部と、発光部と受光部とを保護する前面ガラ
ス4とから形成される。
る。図5に示すように、従来の光電センサ11は、レー
ザダイオード等の発光素子1と、発光素子1から出射し
た光を集光する投光レンズ3と、投光レンズ3に達する
不要な光を遮蔽するマスク板10とを備えた発光部と、
対象物で反射した反射光を受光するPSD等の受光素子
7と、反射光を受光素子7に集光する受光レンズ8とを
備えた受光部と、発光部と受光部とを保護する前面ガラ
ス4とから形成される。
【0003】上記のような構成を持つ従来の光電センサ
11においては、発光素子1から出射した光の大部分
は、図6から図8に示す正規の光路Aを通り、対象物1
2で反射して受光素子7に到達する。しかし、その一部
が、図6に示す光路Dや図7に示す光路Eの如く、前面
ガラス4や投光レンズ3で反射して発光素子1に戻り、
戻った光は発光素子1に反射した後投光レンズ3と前面
ガラス4を通過して外部に出射する。そして、図8に示
すように、光路Dや光路Eを辿り外部に出射した不要な
光は、光路Fを辿って対象物12で反射して受光素子7
に到達するのである。このような不要な光が受光素子7
に達すると、正規の光路Aを通ってきた光との間にずれ
が生じ、受光素子7上の光のスポットの位置によって対
象物の変位量等を検知する光電センサ11の誤動作の原
因になるという問題がある。
11においては、発光素子1から出射した光の大部分
は、図6から図8に示す正規の光路Aを通り、対象物1
2で反射して受光素子7に到達する。しかし、その一部
が、図6に示す光路Dや図7に示す光路Eの如く、前面
ガラス4や投光レンズ3で反射して発光素子1に戻り、
戻った光は発光素子1に反射した後投光レンズ3と前面
ガラス4を通過して外部に出射する。そして、図8に示
すように、光路Dや光路Eを辿り外部に出射した不要な
光は、光路Fを辿って対象物12で反射して受光素子7
に到達するのである。このような不要な光が受光素子7
に達すると、正規の光路Aを通ってきた光との間にずれ
が生じ、受光素子7上の光のスポットの位置によって対
象物の変位量等を検知する光電センサ11の誤動作の原
因になるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題を解決する
ために、発光素子1と投光レンズ3との間に前面ガラス
4や投光レンズ3で反射して戻る不要な光を阻止するマ
スク板10を設けているのである。しかし、不要な光の
ほとんどは反射角度が小さいために、正規の光とほぼ同
じ光路を通るので、マスク板10だけで不要な光を除去
するのが困難であるという問題がある。
ために、発光素子1と投光レンズ3との間に前面ガラス
4や投光レンズ3で反射して戻る不要な光を阻止するマ
スク板10を設けているのである。しかし、不要な光の
ほとんどは反射角度が小さいために、正規の光とほぼ同
じ光路を通るので、マスク板10だけで不要な光を除去
するのが困難であるという問題がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて成されたもので
あり、不要な光が外部に出射するのを防止できる光学部
品の提供を目的とするものである。
あり、不要な光が外部に出射するのを防止できる光学部
品の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、発光手段と、発光手段から出射
した光を集光して対象物に照射するレンズと、対象物に
反射して戻る反射光あるいは対象物を透過する透過光を
受光する受光手段とを備えた光学部品において、発光手
段とレンズとを結ぶ光路上の発光手段とレンズとの間
に、光を減衰するフィルタを配設したのである。
目的を達成するために、発光手段と、発光手段から出射
した光を集光して対象物に照射するレンズと、対象物に
反射して戻る反射光あるいは対象物を透過する透過光を
受光する受光手段とを備えた光学部品において、発光手
段とレンズとを結ぶ光路上の発光手段とレンズとの間
に、光を減衰するフィルタを配設したのである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、光を減衰するフィルタの、発光手段とレンズとを結
ぶ光路上のピンホール状の部分以外を、光を通さない材
料で被覆したのである。
て、光を減衰するフィルタの、発光手段とレンズとを結
ぶ光路上のピンホール状の部分以外を、光を通さない材
料で被覆したのである。
【0008】
【作用】請求項1の発明の構成では、発光手段とレンズ
との間に、光を減衰するフィルタを配設したので、発光
手段から出射した光のうちレンズで一旦反射した後発光
手段で反射して再度レンズの方に向かう不要な光は、光
を減衰するフィルタを2回通過することにより、レンズ
で反射せずに対象物に到達する正規の光に比べて著しく
減衰する。したがって、不要な光が対象物に反射あるい
は透過して受光手段に到達しても、不要な光の強さは正
規の光の強さよりもはるかに弱いので、受光手段におけ
る不要な光の影響は殆ど無視できるのである。
との間に、光を減衰するフィルタを配設したので、発光
手段から出射した光のうちレンズで一旦反射した後発光
手段で反射して再度レンズの方に向かう不要な光は、光
を減衰するフィルタを2回通過することにより、レンズ
で反射せずに対象物に到達する正規の光に比べて著しく
減衰する。したがって、不要な光が対象物に反射あるい
は透過して受光手段に到達しても、不要な光の強さは正
規の光の強さよりもはるかに弱いので、受光手段におけ
る不要な光の影響は殆ど無視できるのである。
【0009】請求項2の発明の構成では、光を減衰する
フィルタの、発光手段とレンズとを結ぶ光路上のピンホ
ール状の部分以外を、光を通さない材料で被覆したの
で、発光手段から出射した光及びレンズ等で反射した光
のうち、発光手段とレンズとを結ぶ光路から大きく逸れ
た光を遮蔽することができる。その結果、発光手段とレ
ンズとを結ぶ光路から大きく逸れた不要な光が外部に出
射するのを防止できるのである。
フィルタの、発光手段とレンズとを結ぶ光路上のピンホ
ール状の部分以外を、光を通さない材料で被覆したの
で、発光手段から出射した光及びレンズ等で反射した光
のうち、発光手段とレンズとを結ぶ光路から大きく逸れ
た光を遮蔽することができる。その結果、発光手段とレ
ンズとを結ぶ光路から大きく逸れた不要な光が外部に出
射するのを防止できるのである。
【0010】
(実施例1)以下の実施例では、PSD等の受光素子上
の光のスポットの位置によって対象物の変位量等を検知
する光電センサについて説明するが、これに限定する趣
旨のものではなく、発光手段と受光手段を備えた他の光
学部品にも本発明を適用することは可能である。
の光のスポットの位置によって対象物の変位量等を検知
する光電センサについて説明するが、これに限定する趣
旨のものではなく、発光手段と受光手段を備えた他の光
学部品にも本発明を適用することは可能である。
【0011】図1に示すように、レーザダイオード等の
発光素子1と、発光素子1から出射する光を集光する投
光レンズ3との間に、光を減衰する減衰フィルタ2を配
設している。発光素子1から出射した光は光路Aを辿
り、減衰フィルタ2で減衰され、投光レンズ3で集光さ
れて前面ガラス4を通って外部に出射する。しかし、発
光素子1から出射した光の一部は、光路Bで示すように
投光レンズ3や前面ガラス4で反射し、減衰フィルタ2
を通過して発光素子1に達し、発光素子1の前面で反射
して再び減衰フィルタ2、投光レンズ3を通り前面ガラ
ス4より外部に出射する。しかし、光路Bを辿って外部
に出射する不要な光は、減衰フィルタ2を複数回通過し
ているので著しく減衰する。したがって、不要な光が図
8に示すように光路Fを辿って受光素子7に達しても、
正規の光路Aを辿ってくる光に比べてはるかに弱いの
で、受光素子7上の不要な光のスポットの影響は無視で
き、不要な光による誤動作を防止できるのである。
発光素子1と、発光素子1から出射する光を集光する投
光レンズ3との間に、光を減衰する減衰フィルタ2を配
設している。発光素子1から出射した光は光路Aを辿
り、減衰フィルタ2で減衰され、投光レンズ3で集光さ
れて前面ガラス4を通って外部に出射する。しかし、発
光素子1から出射した光の一部は、光路Bで示すように
投光レンズ3や前面ガラス4で反射し、減衰フィルタ2
を通過して発光素子1に達し、発光素子1の前面で反射
して再び減衰フィルタ2、投光レンズ3を通り前面ガラ
ス4より外部に出射する。しかし、光路Bを辿って外部
に出射する不要な光は、減衰フィルタ2を複数回通過し
ているので著しく減衰する。したがって、不要な光が図
8に示すように光路Fを辿って受光素子7に達しても、
正規の光路Aを辿ってくる光に比べてはるかに弱いの
で、受光素子7上の不要な光のスポットの影響は無視で
き、不要な光による誤動作を防止できるのである。
【0012】(実施例2)本実施例では、図3に示すよ
うに、レーザダイオード等の発光素子1と、発光素子1
から出射する光を集光する投光レンズ3との間に、光を
減衰する減衰フィルタ2を配設した発光部と、PSD等
の受光素子7と、受光素子7上に反射光を集光する受光
レンズ8から成る受光部と、発光部と受光部とを保護す
る前面ガラス4とを同一パッケージに内装して光電セン
サ9を形成している。また、減衰フィルタ2は、図4に
示すようにほぼ中心にある窓6の部分を除いて、光を通
さない材料で被覆したマスキング部5を備えている。
うに、レーザダイオード等の発光素子1と、発光素子1
から出射する光を集光する投光レンズ3との間に、光を
減衰する減衰フィルタ2を配設した発光部と、PSD等
の受光素子7と、受光素子7上に反射光を集光する受光
レンズ8から成る受光部と、発光部と受光部とを保護す
る前面ガラス4とを同一パッケージに内装して光電セン
サ9を形成している。また、減衰フィルタ2は、図4に
示すようにほぼ中心にある窓6の部分を除いて、光を通
さない材料で被覆したマスキング部5を備えている。
【0013】上記構成では、図2に示すように、発光素
子1から出射した光は、減衰フィルタ2上のマスキング
部5に遮られ、光路Aのように窓6を通過する光のみが
投光レンズ3に達する。マスキング部5を通過した光は
投光レンズ3で集光され、前面ガラス4を通って外部に
出射する。しかし、発光素子1から出射し窓6を通過し
た光の一部は、実施例1と同じく投光レンズ3や前面ガ
ラス4で反射する。反射して戻る不要な光のうち反射角
度の小さい反射光は窓6を通過して発光素子1に戻る
が、実施例1で説明したように、減衰フィルタ2を複数
回通過することで著しく減衰してしまう。そして、反射
角度がやや大きい反射光はマスキング部5で遮蔽される
ため、外部には出射されないのである。
子1から出射した光は、減衰フィルタ2上のマスキング
部5に遮られ、光路Aのように窓6を通過する光のみが
投光レンズ3に達する。マスキング部5を通過した光は
投光レンズ3で集光され、前面ガラス4を通って外部に
出射する。しかし、発光素子1から出射し窓6を通過し
た光の一部は、実施例1と同じく投光レンズ3や前面ガ
ラス4で反射する。反射して戻る不要な光のうち反射角
度の小さい反射光は窓6を通過して発光素子1に戻る
が、実施例1で説明したように、減衰フィルタ2を複数
回通過することで著しく減衰してしまう。そして、反射
角度がやや大きい反射光はマスキング部5で遮蔽される
ため、外部には出射されないのである。
【0014】なお、上記の実施例では、対象物に反射し
た光を検知しているが、対象物を透過する光を検知する
構成であってもよい。
た光を検知しているが、対象物を透過する光を検知する
構成であってもよい。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、発光手段とレンズと
の間に光を減衰するフィルタを配設したので、発光手段
から出射する光のうち、レンズ等と発光手段との間で反
射を繰り返した後外部に出射する不要な光は、光を減衰
するフィルタを複数回通過することによって著しく減衰
することになる。その結果、外部に出射する不要な光が
対象物に反射あるいは透過して受光手段に到達しても、
発光手段から出射してそのまま外部に達する正規の光に
比べてはるかに弱いので、不要な光の影響は殆ど無視で
き、不要な光による誤動作を防止できるという効果があ
る。
の間に光を減衰するフィルタを配設したので、発光手段
から出射する光のうち、レンズ等と発光手段との間で反
射を繰り返した後外部に出射する不要な光は、光を減衰
するフィルタを複数回通過することによって著しく減衰
することになる。その結果、外部に出射する不要な光が
対象物に反射あるいは透過して受光手段に到達しても、
発光手段から出射してそのまま外部に達する正規の光に
比べてはるかに弱いので、不要な光の影響は殆ど無視で
き、不要な光による誤動作を防止できるという効果があ
る。
【0016】請求項2の発明は、光を減衰するフィルタ
の、発光手段とレンズとを結ぶ正規の光路上のピンホー
ル状の部分以外を、光を通さない材料で被覆したので、
発光手段から出射する光のうち、発光手段とレンズとを
結ぶ正規の光路から逸れた光あるいは、発光手段から出
射する光の一部がレンズ等で反射した光のうち正規の光
路から逸れた光を遮蔽することができる。すなわち、光
を減衰するフィルタ上のピンホール状の部分を通過する
正規の光路を辿る光のみを外部に出射し、それ以外の不
要な光が外部に出射するのを阻止して、不要な光による
誤動作を防止できるという効果がある。
の、発光手段とレンズとを結ぶ正規の光路上のピンホー
ル状の部分以外を、光を通さない材料で被覆したので、
発光手段から出射する光のうち、発光手段とレンズとを
結ぶ正規の光路から逸れた光あるいは、発光手段から出
射する光の一部がレンズ等で反射した光のうち正規の光
路から逸れた光を遮蔽することができる。すなわち、光
を減衰するフィルタ上のピンホール状の部分を通過する
正規の光路を辿る光のみを外部に出射し、それ以外の不
要な光が外部に出射するのを阻止して、不要な光による
誤動作を防止できるという効果がある。
【図1】実施例1を示す概略構成図である。
【図2】実施例2を示す概略構成図である。
【図3】同上を示す全体の側面図である。
【図4】同上の減衰フィルタの正面図である。
【図5】従来例を示す全体の側面図である。
【図6】同上を示す概略構成図である。
【図7】同上を示す概略構成図である。
【図8】同上を示す概略構成図である。
1 発光素子 2 減衰フィルタ 3 投光レンズ 4 前面ガラス A 光路 B 光路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】請求項1の発明の構成では、発光手段とレンズ
との間に、光を減衰するフィルタを配設したので、発光
手段から出射した光のうちレンズで一旦反射した後発光
手段で反射して再度レンズの方に向かう不要な光は、光
を減衰するフィルタを2回よけいに通過することによ
り、レンズで反射せずに対象物に到達する正規の光に比
べて著しく減衰する。したがって、不要な光が対象物に
反射あるいは透過して受光手段に到達しても、不要な光
の強さは正規の光の強さよりもはるかに弱いので、受光
手段における不要な光の影響は殆ど無視できるのであ
る。
との間に、光を減衰するフィルタを配設したので、発光
手段から出射した光のうちレンズで一旦反射した後発光
手段で反射して再度レンズの方に向かう不要な光は、光
を減衰するフィルタを2回よけいに通過することによ
り、レンズで反射せずに対象物に到達する正規の光に比
べて著しく減衰する。したがって、不要な光が対象物に
反射あるいは透過して受光手段に到達しても、不要な光
の強さは正規の光の強さよりもはるかに弱いので、受光
手段における不要な光の影響は殆ど無視できるのであ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図1に示すように、レーザダイオード等の
発光素子1と、発光素子1から出射する光を集光する投
光レンズ3との間に、光を減衰する減衰フィルタ2を配
設している。発光素子1から出射した光は光路Aを辿
り、減衰フィルタ2で減衰され、投光レンズ3で集光さ
れて前面ガラス4を通って外部に出射する。しかし、発
光素子1から出射した光の一部は、光路Bで示すように
投光レンズ3や前面ガラス4で反射し、減衰フィルタ2
を通過して発光素子1に達し、発光素子1の前面で反射
して再び減衰フィルタ2、投光レンズ3を通り前面ガラ
ス4より外部に出射する。しかし、光路Bを辿って外部
に出射する不要な光は、減衰フィルタ2を複数回通過し
ているので著しく減衰する。例えば、減衰フィルタ2の
減衰率を50%とすると不要な光は減衰フィルタ2を3
回通過するので、不要な光は元の光に対して50%×5
0%×50%=12.5%にまで減衰する。したがっ
て、不要な光が図8に示すように光路Fを辿って受光素
子7に達しても、正規の光路Aを辿ってくる光に比べて
はるかに弱いので、受光素子7上の不要な光のスポット
の影響は無視でき、不要な光による誤動作を防止できる
のである。
発光素子1と、発光素子1から出射する光を集光する投
光レンズ3との間に、光を減衰する減衰フィルタ2を配
設している。発光素子1から出射した光は光路Aを辿
り、減衰フィルタ2で減衰され、投光レンズ3で集光さ
れて前面ガラス4を通って外部に出射する。しかし、発
光素子1から出射した光の一部は、光路Bで示すように
投光レンズ3や前面ガラス4で反射し、減衰フィルタ2
を通過して発光素子1に達し、発光素子1の前面で反射
して再び減衰フィルタ2、投光レンズ3を通り前面ガラ
ス4より外部に出射する。しかし、光路Bを辿って外部
に出射する不要な光は、減衰フィルタ2を複数回通過し
ているので著しく減衰する。例えば、減衰フィルタ2の
減衰率を50%とすると不要な光は減衰フィルタ2を3
回通過するので、不要な光は元の光に対して50%×5
0%×50%=12.5%にまで減衰する。したがっ
て、不要な光が図8に示すように光路Fを辿って受光素
子7に達しても、正規の光路Aを辿ってくる光に比べて
はるかに弱いので、受光素子7上の不要な光のスポット
の影響は無視でき、不要な光による誤動作を防止できる
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 康明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 寺前 勝広 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大友 浩昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 発光手段と、発光手段から出射した光を
集光して対象物に照射するレンズと、対象物に反射して
戻る反射光あるいは対象物を透過する透過光を受光する
受光手段とを備え、発光手段とレンズとを結ぶ光路上の
発光手段とレンズとの間に、光を減衰するフィルタを配
設したことを特徴とする光学部品。 - 【請求項2】 光を減衰するフィルタは、発光手段とレ
ンズとを結ぶ光路上のピンホール状の部分以外を、光を
通さない材料で被覆されたことを特徴とする請求項1記
載の光学部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1064493A JPH06222157A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 光学部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1064493A JPH06222157A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 光学部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06222157A true JPH06222157A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11755928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1064493A Withdrawn JPH06222157A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 光学部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06222157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115792A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-28 | Optex Co Ltd | 能動型物体検出装置 |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1064493A patent/JPH06222157A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115792A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-28 | Optex Co Ltd | 能動型物体検出装置 |
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