JPH06222054A - 揮発性化合物を含有する汚染土壌の現場調査法及び同現場調査用測定装置 - Google Patents

揮発性化合物を含有する汚染土壌の現場調査法及び同現場調査用測定装置

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JPH06222054A
JPH06222054A JP2595093A JP2595093A JPH06222054A JP H06222054 A JPH06222054 A JP H06222054A JP 2595093 A JP2595093 A JP 2595093A JP 2595093 A JP2595093 A JP 2595093A JP H06222054 A JPH06222054 A JP H06222054A
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container
sludge
contaminated soil
volatile compound
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Chiaki Niwa
千明 丹羽
Hajime Takagi
肇 高木
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現地に容易に搬入可能な検査・測定装置を用
いて短時間に低コストで揮発性化合物を含有する汚染土
壌を調査できる汚染土壌の現場調査法及び現場調査用測
定装置を提供する。 【構成】 揮発性化合物、例えばトリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン等を含有する汚染土壌のサンプル
土試料を携帯可能な密閉容器1,2に入れ泥漿とし、同
泥漿を前記密閉容器1,2内の気体で曝気しながら又は
曝気せず加熱して、該泥漿内の汚染物質を気化させたあ
と、該気化物質を含む気体をガス検知管内に導入して揮
発性化合物の種類、含有量等を検査・測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揮発性化合物で汚染さ
れた土壌、地下水の汚染の程度を確認する手段として、
また、揮発性化合物で汚染された土壌、地下水の処理施
工時の施工管理用として利用する汚染土壌の現場調査法
及び現場調査用測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土質の調査法として、あるがまま
の位置、深さで直接的に土壌を測定する原位置調査法が
ある。また、調査地の必要な深さの土壌を試料として採
取サンプリングし、該試料を実験室に搬入してガスクロ
マトグラフィー等による検査・測定する方法がある。前
者の方法は直接土壌を測定するため信頼性が高いが、同
方法を揮発性化合物で汚染土壌された土壌、地下水の汚
染の程度の測定に適用することは不可能であり、そうし
た汚染程度の測定は後者のサンプリングの方法によって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
測定方法ではサンプリング土試料を実験室に搬入する時
間や、前処理の時間を要することと、1検体当たりの測
定総費用が嵩む問題点があった。これはサンプル数が多
くなると軽視できない程に費用が嵩むこととなった。
【0004】そこで、本発明の目的は、前記実験室での
検査・測定方法に比べて多少精度は劣るが、揮発性有機
化合物を含有する汚染土壌を現場で、短時間に低コスト
で検査・測定することができる現場調査法及び現場調査
用測定装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の現場
調査法は、揮発性化合物を含有する汚染土壌から土試料
を採取し、現場において、携帯可能な密閉容器内あるい
は密閉容器外で、同土試料に水を加えて泥漿とし、前記
泥漿を同携帯可能な密閉容器中に密閉した後、同泥漿を
加熱して汚染物質である揮発性化合物を気化させ、しか
る後該揮発性化合物を含む気体をガス検知管内に導入す
ることを特徴とする揮発性化合物を含有する汚染土壌の
現場調査法である。
【0006】前記本発明においては、前記土試料に加え
る水が、該土試料を採取する時に採取される地下水であ
ることも好ましく、また密閉容器内の気体を泥漿中に循
環して曝気供給することも好ましい。
【0007】さらに、前記発明においては、密閉容器内
の気体を加熱して前記泥漿中に循環して発砲供給するこ
とにより泥漿を加熱・曝気し汚染物質である揮発性化合
物を気化させることも好ましい。
【0008】また、汚染土壌から採取した所定量の土試
料を前記密閉容器とは別の若干小さい蓋なしの解放容器
内に入れ水を加えて泥漿とし、該泥漿の入った前記無蓋
容器を前記密閉容器内に内装した後、前記泥漿を加熱す
ることも好ましい。
【0009】そしてまた、前記密閉容器内の揮発性化合
物を含む気体をガス検知管を介して吸引することによ
り、前記気体をガス検知管内に導入することも好まし
く、さらに前記密閉容器内の揮発性化合物を含む気体の
圧力を高めて前記気体をガス検知管内に導入するため、
前記密閉容器内に体積可変袋体を内装させ、同袋体内に
高圧気体を圧入して同袋体を膨張させことにより、前記
揮発性化合物を含む気体をガス検知管内に導入すること
も好ましい。なお、本発明における揮発性化合物として
は、例えばトリクロロエタン、テトラクロロエチレン等
の有機質のものや硫化水素、遊離塩素等の無機質のもの
が挙げられるが、多くの場合、揮発性有機化合物であ
る。
【0010】次に、本発明における現場調査用測定装置
は、上部に開閉可能な蓋を有し、内部に加熱用具及び撹
拌用具を備える携帯可能な密閉容器と、一端が該密閉容
器壁に貫設された導管と、該導管の器外他端に開閉弁を
介して着脱自在に取着されたガス検知管とからなること
を特徴とする汚染土壌の現場調査用測定装置である。
【0011】上記本発明の測定装置においては、密閉容
器内の泥漿中にその上部の気体を循環して曝気供給する
手段を備えてなることも好ましく、また、携帯可能な密
閉容器内に、上部解放の無蓋容器を内装してなるものも
好ましい。また、密閉容器内に体積可変袋体を内装させ
てなるものも好ましい。
【0012】
【作用】本発明による、揮発性有機化合物による汚染土
壌の現場調査法及び現場調査用測定装置は、上記のよう
に構成されており、次のように作用する。まず、例えば
ボーリング機を用いて所定位置の汚染土壌を削孔し、レ
イモンサンプラで所定の深さの土壌試料を採取する。次
いでこの採取した土試料を携帯可能な密閉容器内あるい
は密閉容器外の容器に入れ、それに所定量の水を加えて
攪拌し、泥漿とする。その後、該泥漿を前記携帯可能な
密閉容器に密閉し、該密閉容器内の泥漿を加熱して汚染
土壌に含まれていた揮発性化合物を気化させ、同密閉容
器内の揮発性化合物を含む気体をガス検知管内に導入す
ることにより、汚染土壌中の例えば、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、1,1,1−トリクロロエ
タン等の塩素系有機溶剤の検査・測定をする。
【0013】なお、通常この携帯可能な密閉容器内にお
ける泥漿加熱時には、同容器内の気体も加熱されて膨張
し、圧力を増大するため、密閉容器内の気体を器外のガ
ス検知管に導入するには、単に同容器内の気体の導出管
のバルブを開いてガス検知管に接続するだけでよい訳で
ある。
【0014】また、上記作用において、密閉容器内の泥
漿上部の気体を、加熱している泥漿中へ供給すると泥漿
が曝気されて、汚染物質が気化し易くなる。
【0015】さらに、密閉容器内の泥漿の加熱と曝気と
を別々に行わず、曝気用の気体を加熱して泥漿に曝気供
給すれば、両方が一挙にでき、汚染物質の気化をより効
率的に行うことができる。
【0016】携帯可能な密閉容器とは別に、上部解放の
無蓋容器を用意し、該無蓋容器内に汚染土壌から採取し
た所定量の土試料を入れ、水を加えて泥漿とした後、該
泥漿の入った前記無蓋容器を前記携帯可能な密閉容器内
に内装して、加熱し、検査・測定する方式を採用すれ
ば、土試料と水との混合による泥漿調製作業及び検査・
測定後の容器の清掃等が容易である。また、無蓋容器を
複数個用意すれば複数箇所から土試料を採取して、携帯
可能な密閉容器内に次々と入れ替えて検査・測定を行う
ことができ、効率的である。
【0017】また、携帯可能な密閉容器内の揮発性化合
物を含む気体をガス検知管内に導入するため、同密閉容
器内にゴム製袋等の体積可変袋体を内装させ、同袋体内
に高圧気体を圧入すれば、同袋体の体積が膨張し、密閉
容器内の揮発性化合物を含む気体が圧縮されるので、同
気体を導出管を経てガス検知管へ送給することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の揮発性化合物による汚染土壌
の現場調査法及び現場調査用測定装置の実施例を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に使用する装置の原
型であって、携帯可能な密閉容器本体1とパッキン等の
シール材20を介して開閉可能とした密閉容器蓋2から
なり、該密閉容器本体1の底部にはシーズヒータ、面ヒ
ータ等の加熱用具3が設けられている。そして前記密閉
容器本体1の壁には、途中にバルブ6を有する通気管5
の一端が貫設され、さらに通気管5の他端には、前記揮
発性化合物を検査・測定するガス検知管7が接続され、
その先にはバキューム装置8に接続されている。前記通
気管5の途中及びガス検知管7の先にはバルブ6,6’
が設けられている。また、前記密閉容器1,2には、外
部動力源により回転される攪拌用具17が設けられてい
る。
【0019】以上の装置を用いて、この実施例を説明す
ると、例えばボーリング機を用いて汚染土壌を削孔し、
レイモンサンプラで所定の深さの土壌を採取する。この
採取した土試料を現場において、携帯可能な密閉容器本
体1内に投入し、それに所定量の水を加えて攪拌し、泥
漿とする。次いで、密閉容器蓋2を閉めて同泥漿を前記
携帯可能な密閉容器1,2に密閉し、攪拌用具17で泥
漿を撹拌しながら密閉容器1,2内の泥漿を加熱用具
(ヒータ)3で約70℃から95℃に加熱して汚染土壌
に含まれていた揮発性化合物を気化させる。その後、密
閉容器1,2内の揮発性化合物を含む気体を、バルブ6
を開くことによってガス検知管7内に導入し、汚染土壌
中に含まれる例えば、トリクレン、テトラクロロエチレ
ン、1.1.1−トリクロロエタン等の揮発性化合物
(揮発性有機塩素系溶剤)の検査・測定をする。バキュ
ーム装置8等で外部から強制吸引すれば、汚染物質含有
気体をガス検知管7へ容易かつ確実に導入することがで
きる。ガス検知管7としては、例えばトリクロロエチレ
ンの場合は「トリクロロエチレン用検知管SA型」(商
品名:光明理化学工業株式会社製)が、テトラクロロエ
チレンの場合は「テトラクロロエチレン用検知管SA
型」(商品名:光明理化学工業株式会社製)が用いられ
る。なお、トリクロロエチレン用検知管は、SA型が5
〜300ppm検知測定用、SB型が1〜10ppm検
知測定用であり、またテトラクロロエチレン用検知管
は、SA型が5〜300ppm検知測定用、SB型が1
〜10ppm検知測定用である。
【0020】次ぎに、他の実施例を図2を参照して説明
する。この実施例の場合、主要な部分は図1の装置を使
用した実施例と共通しているので、共通している部分の
説明は省略する。図2に示した密閉容器1,2には、密
閉容器1,2内の気体を泥漿中へ循環して曝気供給する
ための気体供給手段が設けられている。同気体供給手段
は、小型ブロア10により密閉容器1,2内の気体を密
閉容器1,2内に還流する気体循環路9からなり、該気
体循環路9の密閉容器1,2内の気体吐出側は、泥漿を
曝気するために設けた散気管12と連結管11で連結さ
れている。また、図1では、密閉容器1,2内の泥漿を
攪拌するために、攪拌用具17を設けた例を示したが、
図2の例では、散気管12の曝気供給で泥漿が攪拌され
るため、攪拌用具17を設けていない。
【0021】図3に示した装置を参照してさらに別の実
施例を説明する。図3に示した装置と図1、図2に示し
た装置との最も大きな違いは、密閉容器1,2内の気体
をガス検知管7に導入する方法の違いであって、図1、
図2に示した装置がバキューム装置8による真空方式で
あるのに対して、図3に示した方式は押出・送出方式で
ある。携帯可能な密閉容器1,2内には、体積可変袋体
(ゴム製袋)14を内装させ、同袋体14内にエアポン
プ15により外気を圧入して体積を膨張させる。同袋体
14が膨張すると、密閉容器1,2内の汚染物質含有気
体が圧縮され、密閉容器1,2内の気圧が高められの
で、バルブ6を開ければ、通気管5から前記揮発性化合
物を含む気体がガス検知管7内に容易に送給される。
【0022】図3に示された気体供給手段には、小型ブ
ロア10の送気側に気体の加熱装置13が設けられてお
り、こうした構成によって気体供給手段に加熱手段を兼
ねさせることができ、図1,図2のごとき加熱用具(ヒ
ータ)3を不要とする。
【0023】図4に示す装置を参照してさらに別の実施
例を説明する。図4の密閉容器本体1には内装容器16
が内装されており、他の構成は図3と同一である。該内
装容器16は、器外で予め土試料から泥漿を作ってお
き、その内装容器ごと携帯可能な密閉容器内に装入する
ために使用するものであり、同密閉容器よりも若干小さ
い蓋なしの解放容器である。よって、前に土試料の泥漿
が入った内装容器16を密閉容器内に密閉して検査・測
定をしている間に、別に用意した後の内装容器16に他
の土試料と水とを混ぜて泥漿を調製しておくことがで
き、前の泥漿の検査・測定が終わった時に、後の泥漿入
り内装容器16と交換することによって、多数の土試料
の検査・測定が効率よく実施することができる。またこ
れにより、密閉容器本体1内の清掃の手間及び時間が省
けるため、検査・測定時間を短縮することができ、同作
業も容易に実施できる。なお、この内装容器16は、図
1、図2及び図3に示した装置についても使用すること
ができる。
【0024】なお、前記体積可変袋体(ゴム製伸縮袋)
及びエアポンプによらずして、密閉容器1,2内の気化
物質を含む気体をエアポンプで直接ガス検知管7に導入
することもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の揮発性化合物による汚染土壌の
現場調査法及び現場調査用測定装置は、上記のように構
成されており、次のような効果を有する。すなわち、使
用する装置が簡単でかつ携帯可能な小型のものであるた
め、小型自動車ないし台車に積んで現場へ搬入すること
ができ、汚染土壌現場で容易に揮発性化合物の検査・測
定ができる。そして現場で水平方向あるいは垂直方向に
移動しながら土試料のサンプリングを行い、必要な位置
の土壌の検査・測定を短時間に行うことができる。
【0026】携帯可能な密閉容器とは別に、上部解放の
無蓋容器を用意し、該無蓋容器内に汚染土壌から採取し
た所定量の土試料を入れ、水を加えて泥漿とした後、該
泥漿の入った前記無蓋容器を前記携帯可能な密閉容器内
に内装して、加熱し、検査・測定する方式の発明によれ
ば、土試料と水との混合による泥漿調製作業及び検査・
測定後の容器の清掃等が容易であり、また、無蓋容器を
複数個用意すれば複数箇所から土試料を採取して、携帯
可能な密閉容器内に次々と入れ替えて検査・測定を行う
ことができ、効率的である。
【0027】また、携帯可能な密閉容器内にゴム製袋等
の体積可変袋体を内装させ、同袋体内に高圧気体を圧入
すれば、同袋体の体積が膨張し、密閉容器内の揮発性化
合物を含む気体が圧縮されるので、同気体を導出管を経
て容易かつ確実にガス検知管へ送給することができる。
【0028】揮発性化合物による汚染土壌の現状回復に
は、汚染の範囲及び汚染の程度を十分に調べた上綿密な
処理計画を作成し、処理施工時に的確な施工管理をする
必要があった。しかし、従来行なわれてきた実験室での
検査・測定方法ではコストばかりか時間がかかるためな
かなか難しかった。それに対し本発明による検査・測定
では前記実験室で検査・測定方法に比べて多少精度が劣
るが、短時間に低コストで検査・測定をすることができ
機敏に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置を示す部分断面説明図。
【図2】本発明の他の実施例装置を示す部分断面説明
図。
【図3】本発明のさらに他の実施例装置を示す部分断面
説明図。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す部分断面説明
図。
【符号の説明】
1 密閉容器本体 2 密閉容器
蓋 3 加熱用具 7 ガス検知
管 8 バキューム装置 10 小型ブロ
ア 12 散気管 13 加熱装
置 14 ゴム製袋 16 内装容
器 17 攪拌用具 20 シール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性化合物を含有する汚染土壌から土
    試料を採取し、現場において、携帯可能な密閉容器内あ
    るいは密閉容器外で、同土試料に水を加えて泥漿とし、
    該泥漿を前記携帯可能な密閉容器中に密閉した後、同泥
    漿を加熱して汚染物質である揮発性化合物を気化させ、
    しかる後該揮発性化合物を含む気体をガス検知管内に導
    入することを特徴とする揮発性化合物を含有する汚染土
    壌の現場調査法。
  2. 【請求項2】 前記土試料に加える水が、該土試料を採
    取する時に採取される地下水であることを特徴とする請
    求項1記載の揮発性化合物を含有する汚染土壌の現場調
    査法。
  3. 【請求項3】 携帯可能な密閉容器内の気体を同容器内
    の泥漿中に循環して曝気供給することを特徴とする請求
    項1又は2記載の揮発性化合物を含有する汚染土壌の現
    場調査法。
  4. 【請求項4】 揮発性化合物を含有する汚染土壌から土
    試料を採取し、現場において、携帯可能な密閉容器内あ
    るいは密閉容器外で、同土試料に水を加えて泥漿とし、
    該泥漿を同携帯可能な密閉容器内に密閉した後、該密閉
    容器内の気体を加熱して前記泥漿中に循環して曝気供給
    することにより泥漿を加熱・曝気し汚染物質である揮発
    性化合物を気化させ、しかる後該揮発性化合物を含む気
    体をガス検知管内に導入することを特徴とする揮発性化
    合物を含有する汚染土壌の現場調査法。
  5. 【請求項5】 汚染土壌から採取した所定量の土試料を
    上部解放の無蓋容器内で水を加えて泥漿とし、該泥漿の
    入った前記無蓋容器を携帯可能な密閉容器内に内装した
    後、同泥漿を加熱することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の揮発性化合物を含有する汚染土壌
    の現場調査法。
  6. 【請求項6】 携帯可能な密閉容器内の揮発性化合物を
    含む気体をガス検知管を介して吸引することにより、前
    記気体をガス検知管内に導入することを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載の揮発性有機化合物を含
    有する汚染土壌の現場調査法。
  7. 【請求項7】 携帯可能な密閉容器内の揮発性化合物を
    含む気体の圧力を高めて前記気体をガス検知管内に導入
    するため、前記密閉容器内に体積可変袋体を内装させ、
    同袋体内に高圧気体を圧入して同袋体の体積を膨張する
    ことにより、前記揮発性化合物を含む気体をガス検知管
    内に導入することを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の揮発性有機化合物を含有する汚染土壌の現
    場調査法。
  8. 【請求項8】 揮発性化合物が、揮発性有機化合物であ
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいすれかに記載
    の汚染土壌の現場調査法。
  9. 【請求項9】 上部に開閉可能な蓋を有し、内部に加熱
    用具及び撹拌用具を備える携帯可能な密閉容器と、一端
    が同密閉容器壁に貫設された導管と、該導管の器外他端
    に開閉弁を介して着脱自在に取着されたガス検知管とか
    らなることを特徴とする汚染土壌の現場調査用測定装
    置。
  10. 【請求項10】 携帯可能な密閉容器内の泥漿中に、そ
    の器内上部の気体を循環して曝気供給する手段を備えて
    なることを特徴とする請求項9記載の汚染土壌の現場調
    査用測定装置。
  11. 【請求項11】 携帯可能な密閉容器内に、上部解放の
    無蓋容器を内装してなることを特徴とする請求項9又は
    10記載の汚染土壌の現場調査用測定装置。
  12. 【請求項12】 携帯可能な密閉容器内に体積可変袋体
    を内装させてなることを特徴とする請求項9ないし11
    のいずれかに記載の汚染土壌の現場調査用測定装置。
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