JP2002031635A - 液中成分の簡易検査方法及び検査器具 - Google Patents

液中成分の簡易検査方法及び検査器具

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JP2002031635A
JP2002031635A JP2000213740A JP2000213740A JP2002031635A JP 2002031635 A JP2002031635 A JP 2002031635A JP 2000213740 A JP2000213740 A JP 2000213740A JP 2000213740 A JP2000213740 A JP 2000213740A JP 2002031635 A JP2002031635 A JP 2002031635A
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gas
liquid
test
substance
blood
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JP2000213740A
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Atsushi Akane
敦 赤根
Manabu Yoshida
学 吉田
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Kansai Technology Licensing Organization Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】救急医療分野、山村僻地の診療現場等や、法中
毒学分野等の鑑定分野で、中毒起因物質を、現地で、迅
速且つ簡便に測定、検査することができる液中成分の簡
易検査方法及び器具を提供する。 【解決手段】供試液中の被検物質を検査する方法であっ
て、供試液とガス発生剤とを混合し、供試液中の揮発性
被検物質をガス発生剤による発生ガスに随伴させてガス
検知管に導くことを特徴とする、液中成分の簡易検査方
法、及び着脱可能な蓋を有し、内部にガス発生剤を収容
した試料液用密閉容器と、ガス状被検物質をガス検知管
に導くための導管と、該導管に取り付けられたガス検知
管とからなることを特徴とする、液中成分の簡易検査器
具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液中成分、特に血
液、尿等に含まれる中毒起因物質等の有害物質の簡易検
査方法及び検査器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば化学物質による中毒災害に
おける中毒起因物質の分析、火災等による一酸化炭素中
毒乃至有毒ガス中毒、飲酒による急性アルコール中毒等
の検査は、測定機器の関係より、一旦、血液、尿、吐瀉
物等の検体を精密測定機器の充実した研究所等に持ち帰
り、該検体より目的成分を濃縮、分離後、ガスクロマト
グラフ等の機器により分析していた。
【0003】この方法は、大型且つ精密な測定装置を要
する不利があることは勿論のこと、特に、検体の採取、
運搬、分析に長時間を要し且つその分析に専門的知識が
必要となり、緊急を要する中毒災害等の場合は、適切な
解毒等の治療処置の遅延につながるという致命的欠点を
有していた。
【0004】従って、救急医療分野や山村僻地の診療現
場等は勿論のこと、法中毒学分野等の鑑定分野でも、上
記中毒起因物質を、現地等で、迅速且つ簡便に測定、検
査することができる技術の開発が要望されている。
【0005】この要望に合致するものとしては、ガス検
知管の利用が考えられるが、現在知られているガス検知
管を利用する技術は、殆ど、地球環境汚染物質、例えば
産業排水、自動車及び工場の排ガス、土壌、地下水等を
検体として、之等に混入する有機塩素系溶剤、硫化水
素、硫黄化合物、窒素酸化物等を検出する技術であり、
之等は上記中毒起因物質の検知にそのまま応用できるも
のではない。
【0006】即ち、例えば特開平5−164663号公
報には、空気を散気して水に溶存している例えばトリク
ロロエチレン等の有機塩素系溶剤成分を気相中に追い出
し、気化した成分の濃度をガス検知管で測定する方法及
び装置が提案されている。
【0007】しかしながら、この方法は、水に溶存する
成分を気相中に追い出すための空気の散気が必須である
ため、散気用ポンプ及びその駆動のための電源が必要と
なる不利がある。しかも、かかる空気の利用では、例え
ば火災現場やガス中毒現場などでは大気中に尚存在する
おそれのあるガス成分が、そのままガス検知管に導入、
検知されて検査結果を誤らせるおそれがある。上記公報
記載の方法では、この弊害を回避するために予め上記空
気を吸着剤により処理して用いることとしており、その
ための適当な吸着剤の利用が不可避となる欠点がある。
【0008】このように、診療所等を含む救急医療分野
や、法中毒学分野等の鑑定分野においてその開発が待た
れている、血液等のヒト由来の試験液中の中毒起因物質
等を迅速且つ簡便に検査できる方法及びその実施のため
の装置は、現在皆無に等しく、かかる方法及び装置の開
発、提供が斯界で急務とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記斯界の要望に合致する新しい液中成分の簡易検
査方法及びそのための装置を提供することにある。より
詳しくは、本発明の目的は、供試液を現地で迅速且つ簡
便に分析することができ、しかも、従来の地球環境汚染
物質等の測定、検出技術に見られる欠点をも悉く解消し
た新しい液中成分の簡易検査方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
より鋭意研究を重ねた結果、次の手段によって前記目的
が達成できることを見出し、ここに本発明を完成するに
至った。
【0011】即ち、本発明によれば、供試液中の被検物
質を検査する方法であって、供試液とガス発生剤とを混
合し、供試液中の揮発性被検物質をガス発生剤による発
生ガスに随伴させてガス検知管に導くことを特徴とす
る、液中成分の簡易検査方法が提供される。
【0012】また、本発明によれば、供試液が血液、尿
及び吐瀉物である上記方法;被検物質が一酸化炭素、エ
タノール、青酸化合物、殺菌消毒剤、塗料溶媒、芳香族
炭化水素類、低級炭化水素ガス及び硫化水素から選択さ
れるものである上記方法;供試液が更に発熱剤と混合さ
れる、難揮発性物質を被検物質とする上記方法;及び血
液中の一酸化炭素を検査する方法であって、予め解離試
薬との混合によって処理された血液を供試液とする上記
方法が提供される。
【0013】更に、本発明によれば、着脱可能な蓋を有
し、内部にガス発生剤を収容する試料液用密閉容器と、
ガス状被検物質をガス検知管に導くための導管と、該導
管に取り付けられたガス検知管とからなることを特徴と
する、液中成分の簡易検査器具;及び着脱可能な蓋を有
する試料液用密閉容器、導管、ガス検知管及びガス発生
剤からなることを特徴とする、液中成分の簡易検査方法
の実施のためのキットが提供される。
【0014】特に、本発明によれば、試料液用密閉容器
内部に更に発熱剤が収容されてなる上記器具が提供され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明方法及び装置に特に適した
供試液としては、例えば血液、尿、吐瀉物等のヒト由来
のものを挙げることがきる。之等は、通常の方法に従
い、例えば注射シリンジ等を用いて採取することがで
き、そのまま本発明方法に供試液として用いることがで
きる。また、之等は予め蒸留水等で希釈する等の適当な
前処理を行なった後、本発明方法に供することもでき
る。本発明方法における供試液は、上記ヒト由来のもの
に限らず、例えば、薬毒物中毒の場合には、中毒起因物
質の混入等が想定されるジュース類、その他の飲食品等
であってもよい。
【0016】また本発明方法及び装置によって検査され
得る被検物質としては、例えば、一酸化炭素、エタノー
ル、青酸化合物(シアン化水素)、殺菌消毒剤(塩素、
二酸化塩素等の塩素系漂白剤、過酸化水素系漂白剤、ク
レゾール、フェノール等)、防虫剤(ナフタリン、ジク
ロロベンゼン等)、塗料溶媒(メタノール、酢酸エチ
ル、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ミネラルスピリット等)、低級炭化水素ガス、硫化
水素等を挙げることができる。上記一酸化炭素は、火災
や不完全燃焼、自動車排気ガス等に由来する中毒起因物
質であり、エタノールは飲酒により中毒を起こす物質で
あり、硫化水素は工場の廃液処理タンクや火山地帯から
発生する中毒起因物質である。また、上記殺菌消毒剤に
は、塩素系漂白剤(塩素、二酸化塩素)、過酸化水素系
漂白殺菌剤、やクレゾール系消毒剤、フェノール系消毒
剤等が含まれ、塗料溶媒には、ミネラルスピリット(ホ
ワイトスピリット等)、ラッカーシンナー(トルエン、
メチルアルコール、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル
等)等が、芳香族炭化水素類には、トルエン、キシレ
ン、ナフタリン、スチレン等や之等の混合物であるベン
ジン等が、低級炭化水素ガスには都市ガスとして供給さ
れているLPガス等が、それぞれ含まれる。
【0017】本発明方法及び装置は、例えば化学物質に
よる中毒災害における中毒起因物質の分析、火災等によ
る一酸化炭素中毒乃至有毒ガス中毒、飲酒による急性ア
ルコール中毒等の検査に特に有効である。
【0018】以下、本発明方法につき詳述する。
【0019】本発明方法においては、供試液とガス発生
剤とを混合することが重要である。ここで、利用できる
ガス発生剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム等のガス発生成分化合物を挙げる
ことができる。之等の内では、炭酸水素ナトリウムが好
ましい。上記ガス発生剤は、例えば発熱剤としての塩化
カルシウム等と併用する場合には、中和剤としての酸性
化合物を加えずとも充分なガス発生効果を奏し得るが、
通常、充分なガス発生効果を発揮させるために中和剤と
併用されるのが望ましい。該中和剤は、ガス発生成分化
合物を中和して炭酸ガスを発生させ得る酸性化合物(酸
を加えることで炭酸塩が分解して炭酸ガスを発生する)
から選択される。その例としては、例えば代表的には、
酒石酸、クエン酸、フマル酸、アスコルビン酸、酢酸、
乳酸等の有機酸や塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸
を例示することができる。之等の内では、酒石酸が好ま
しい。
【0020】上記ガス発生剤の使用量は、用いるガス発
生成分化合物の種類、供試液の種類及び量、検出対象と
する被検物質の種類等に応じて、適宜選択決定すること
ができる。例えば炭酸水素ナトリウムでは、一般には、
供試液量1mlに対して0.5〜2g程度、好ましくは
1g前後の量で用いられることによって、充分なガス発
生効果を奏し得る。また、中和剤成分は塩化カルシウム
等の発熱剤を併用する場合には特に必要ではないが、通
常上記ガス発生成分化合物の0.5〜1倍重量、好まし
くは同重量程度の範囲で用いることができる。
【0021】上記供試液とガス発生剤との混合によれ
ば、供試液中の水分によってガス発生剤が分解して炭酸
ガスを発生し、この発生ガスに随伴されて供試液中の被
検物質が液中より揮散する。本発明ではこの揮散した被
検物質をガス検知管に導くことによって、該検知管によ
る所望の検出を行なうことができるのである。しかる
に、かかるガス発生剤を使用しない場合は、供試液から
の被検物質の気化は実質的に行なわれないか極僅かであ
り、もともと供試液中に極微量しか存在しない被検物質
をガス検知管で検出することは不可能である。また、ポ
ンプやシリンダーによる空気の導入によって被検物質を
気相中に追い出しこれをガス検知管に導く従来の方法で
は、導入される空気として外気を利用するため、それ自
体が検出に悪影響を与えるコンタミネーションを起こす
おそれがあり、しかも被検物質の充分量をガス検知管に
導くことは困難であり、その感度も低い欠点がある。
【0022】尚、前記ガス発生剤は、被検物質の気相中
への揮散を促進するものであるが、供試液として例えば
血液等の粘性の比較的高い液を用いる場合、試料液用容
器の容量にもよるが、液中でのガス発生によって泡が生
じ、これがガス検知管に接触、混入して測定を不正確と
するおそれがある。かかる場合には、更に供試液中に消
泡剤及び/又は抑泡剤を添加して、上記泡の発生を防止
乃至抑制することができる。該消泡剤及び抑泡剤として
は、公知の各種のもの、例えばポリメチルシロキサン等
のシリコン系消泡剤や2−エチルヘキシルアルコール等
のアルコール系消泡剤等を利用することができる。之等
の使用量は少量でよく、通常試料液1ml当たりに一滴
程度で充分である。
【0023】本発明方法によれば、上記ガス発生剤の発
生するガスによって被検物質の充分量を容易にガス検知
管に導くことができるが、被検物質が難揮発性物質等の
場合には、上記ガス発生剤に更に発熱剤を併用して、発
熱剤の発熱によって供試液を加熱し、被検物質の揮散を
確実なものとすることも可能である。ここで利用できる
発熱剤としては、従来より、水との接触によって発熱反
応する各種化合物をいずれも使用することかできる。そ
の代表例としては、塩化カルシウム等を挙げることがで
きる。かかる発熱剤の併用は、被検物質が難揮発性の物
質、例えばアルコール類、トルエン、クレゾール、フェ
ノール、酢酸エチル等の有機溶媒等である場合に特に有
効である。該発熱剤の併用量には、特に制限はなく、供
試液に要望される加熱温度に応じて適宜決定することが
できる。例えば、塩化カルシウムの場合、供試液2ml
に対して0.5gの使用で、供試液温度を2分間少なく
とも40℃に維持することができる。1.0gでは、同
50〜60℃の温度に維持できる。また、2.0gで
は、同60〜70℃に維持できる。
【0024】本発明方法に従って、例えば血液中の一酸
化炭素を検査する場合、血液中の一酸化炭素は、通常ヘ
モグロビンと結合した状態で存在しており、ガス発生剤
の利用によっても容易には気相中に揮散し得ないので、
上記ヘモグロビンとの結合を解離させるために、解離試
薬を利用する。かかる解離試薬は、従来よりよく知られ
ている、例えばフェリシアン化カリウム又はこれとサポ
ニンとの混合物等を利用することができる。その使用量
は従来のかかる解離試薬の使用量と同じとすることがで
きる。通常、供試液とする血液1mlに対して、約2〜
40ml、好ましくは約20〜40mlの範囲から選択
されるのがよい。
【0025】上記解離試薬を利用する場合は、供試液と
しての血液を予め該解離試薬と混合処理した後、処理血
液について、これをガス発生剤と混合する本発明方法に
適用するのが望ましい。
【0026】以下、本発明方法の実施に適した検査器具
の一例を、添付図面により説明する。図1は、着脱可能
な蓋を有し、内部にガス発生剤を収容した試料液用密閉
容器と、ガス状被検物質をガス検知管に導くための導管
と、該導管に取り付けられたガス検知管とからなる本発
明検査器具の一例の概要的に示す断面図である。図中、
1は試料液用密閉容器を、2は該容器の開口部に嵌合し
て密閉することのできる蓋部を、3は該容器に収容され
たガス発生剤を、4,5は導管を、6はガス検知管をそ
れぞれ示す。
【0027】上記試料液用密閉容器の材質、形状、大き
さ等は、その内部で供試液とガス発生剤とが反応し得る
限り任意に決定することができる。通常、これは医療用
容器として汎用されている、ガラス瓶、プラスチック製
ボトル等であることができる。その大きさは、例えば普
通に検査され得る供試液量が1〜5ml程度であること
から、その内容積が25〜50ml程度とすることがで
きる。かかる容器はコンパクトなものであるため、容易
に携帯可能である。
【0028】図1に示される本発明検査器具によれば、
まず例えば試料液用密閉容器1の蓋部2を開けて供試液
を容器1内に入れた後閉栓するか、又は該蓋部2をゴム
製キャップ等とした場合には、容器を密封した状態のま
まで該ゴム栓に注射針等を刺入して容器1内に供試液を
注入する。容器1内に予め収容されたガス発生剤3は、
上記供試液との接触によって分解し、炭酸ガスを発生す
る。この発生炭酸ガスは、供試液をバブリングして該供
試液中の被検物質の揮散を促し、被検物質を随伴気化さ
せる。かくして生成するガス状被検物質は、蓋部2に設
けられた導管4,5によってガス検知管6に誘導され
る。かくして、気化した被検物質がガス検知管を発色さ
せ、その発色の程度により、所望の被検物質の検知、測
定が行ない得るのである。
【0029】上記導管4,5は、気化した被検物質をガ
ス検知管に導くガス流路を形成するものであり、通常の
ガラス管、プラスチックチューブ等であることができ、
特に内部に消泡剤をコーティングしたものであるのが好
ましい。特に、導管5は、ガス検知管6を脱着自在とす
るため、可撓性プラスチックチューブであるのが好まし
い。上記導管4はまた、例えば図2に示すような断面形
状として、供試液が発泡して検知管まで到達するおそれ
を確実に回避することもできる。この場合も、導管4’
の内部には消泡剤のコーティング層7を形成させておく
ことができる。
【0030】また、本発明検査器具においては、気化し
た被検物質がガス検知管に至るガス流路の一部、例えば
導管4,4’内に、吸着剤層を設けたり、吸着剤を収容
した吸着器を介在させて、所望の被検物質の検知管によ
る検知を妨害するおそれのある物質乃至検知管の発色に
悪影響を及ぼすおそれのある成分等を吸着除去して、被
検物質を選択的に検知管に導くこともできる。かかる吸
着剤としては、活性炭、ゼオライト等の既知物質を利用
することができる。
【0031】ガス検知管6としては、供試液中にその存
在が予想される被検物質の種類に応じて、それぞれ公知
の各種のものを利用することかできる。その具体例とし
ては、北川式ガス検知管(光明理化学工業株式会社
製)、株式会社ガステック社製「ガステック」等の市販
品を例示することができる。
【0032】上記容器1及び場合によってはこれと導管
4とは、その外側に断熱材層乃至検体拡散保護膜層を形
成しておくことも可能である。上記断熱材層等の形成
は、例えば発泡スチロール等を利用して、常法に従って
行なうことができる。之等の層の形成によって、外気
(冬場等)による系内の温度低下を防止したり、或いは
系内に発熱剤を収容して発熱させた場合に容器の加熱に
よって取扱者がやけどする危険等を回避することが可能
であり、また検体中の被検物質や血液由来の感染源等が
誤って大気中に拡散して二次災害を生じる危険性を回避
することができる。
【0033】本発明検査器具は、上記のように試料液用
容器とガス検知管とを組み合わせた形態で実用される
が、ガス検知管自体は市販品を利用することができ且つ
これは脱着自在であるので、之等のそれぞれを適当な収
容容器に納めたキット形態として構成させてもよい。ま
た、導管4,5も脱着自在として、別個に上記キットの
構成要素とすることも可能である。更に、試料液用容器
に収容されるガス発生剤、その他の試薬成分も、之等を
別個に適当な包装材等に包装した形態でキットの一要素
とすることも可能である。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は之等の実施例に限定されるもので
はない。
【0035】
【実施例1】血液中一酸化炭素の検出 図1に示す本発明検査器具を用いて以下の方法を実施し
た。尚、ガス検知管としては、北川式ガス検知管(光明
理化学工業株式会社製、一酸化炭素SC型(No. 106S
C)、測定範囲:1〜50ppm)を用いた。
【0036】先ず、検体としての血液(全血)の50又
は100μlを、解離剤a(フェリシアン化カリウム1
6gとサポニン4gを蒸留水50mlに溶解したもの)
2ml又は解離剤b(フェリシアン化カリウム3.2g
を蒸留水50mlに溶解したもの)2mlと消泡剤(ア
ンチフォームAFエマルジョン、ナカライテスク社製)
の少量(約1滴)とを入れたシリンジ内に添加して、5
分間放置して反応させた。
【0037】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1g及び中和剤としての酒石酸1g
を収容し、該容器に導管を介してガス検知管をセットし
た後、上記シリンジ内の検体を容器内に注入し、容器を
適宜振盪して、ガス検知管の発色を観察した。
【0038】供試血液として、一酸化炭素ヘモグロビン
濃度(CO−Hb,福井法(裁判化学、3版(廣川書
店)第239−246頁、1973年)に準じて定量)
が、56.9%である血液を用いて行なった上記試験の
結果、供試血液量50μl及び100μlのいずれの場
合も、また、解離剤a及びbのいずれを用いた場合も、
検知管は当初のオレンジ色から赤色への変色が観察され
た。特に、供試血液量100μl及び解離剤b使用の場
合に、上記赤色への変色が最も顕著であった。分析所要
時間は約10分であった。
【0039】尚、比較のため、試料用容器にガス発生剤
を収容しない以外は同様にして行なった比較試験によれ
ば、上記赤色への変色は全く観察されなかった。
【0040】
【実施例2】血液中エタノールの検出 図1に示す本発明検査器具を用いて以下の方法を実施し
た。尚、ガス検知管としては、株式会社ガステック製、
エタノール検知管(No. 123L)、測定目盛り範囲:10
0〜2000ppm)を用いた。
【0041】先ず、検体としての血液(全血)の0.5
mlを、蒸留水2mlと少量(一滴)の消泡剤(アンチ
フォームAFエマルジョン、ナカライテスク社製)を入
れたシリンジ内に添加して、軽く振盪攪拌した。
【0042】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1g及び発熱剤としての塩化カルシ
ウム2gを収容し、該容器に導管を介してガス検知管を
セットした後、上記シリンジ内の検体を容器内に注入
し、容器を適宜振盪して、ガス検知管の発色を観察し
た。
【0043】供試血液として、エタノール濃度0.8m
g/mlの血液(酩酊度合:弱度酩酊)を用いて行なっ
た上記試験の結果、検知管は当初のオレンジ色から空色
への変色が観察された。分析所要時間は約10分であっ
た。
【0044】尚、比較のため、エタノール濃度0mg/
mlの血液を供試検体液とした場合、上記空色への変色
は全く観察されなかった。また、検体として血液に代え
て、エタノール0.8mg/ml含有水を用いて行なっ
た同一試験では、血液の場合と同様の空色の変色が確認
された。
【0045】本発明は以下の各態様を含むものである。 (1) 被検物質としての青酸化合物の検出 青酸化合物(シアン化カリウム、シアン化ナトリウム
等)の水溶液中にはHCN(シアン化水素)とCN-
が存在し、中性から酸性の液中では気化しやすいHCN
が存在する。従って、青酸化合物の検出では、検体を酸
性とし、HCNを検体中から気化させて検出することが
考えられる。
【0046】かかる青酸化合物の検出は、例えば、図1
に示す本発明検査器具を用いて以下の方法に従い実施で
きる。尚、ガス検知管としては、株式会社ガステック
製、シアン化水素検知管(No. 12LL)又は北川式検知管
(光明理化学工業株式会社製、No.112SB)を用いる。
【0047】先ず、検体としての血液(全血)の0.5
mlを、蒸留水2mlと少量(一滴)の消泡剤(アンチ
フォームAFエマルジョン、ナカライテスク社製)を入
れたシリンジ内に添加して、軽く振盪攪拌する。尚、胃
内容物や飲料水を検体とする場合は、検体量を増量する
ことも可能である。
【0048】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1gと中和剤としての酒石酸1gを
収容し、該容器に導管を介してガス検知管をセットした
後、上記シリンジ内の検体を容器内に注入し、容器を適
宜振盪して、ガス検知管の発色を観察すれば、検体中の
青酸化合物の検出が可能である。 (2) 塩素系漂白剤の検出 塩素系漂白剤は血液中に入ると有機物や蛋白と反応し
て、主成分である次亜塩素酸ナトリウムや亜塩素酸ナト
リウムは分解され、之等を未変化体として検出すること
はできなくなるので、現場での迅速な分析が要求され
る。
【0049】かかる塩素系漂白剤の検出は、次亜塩素酸
ナトリウムを塩酸と反応させ、下式に従い生じる塩素ガ
スをガス検知管で検出することによって実施できる。 NaClO+HCl→NaCl+HClO HClO+HCl→H2O+Cl2 かかる塩素系漂白剤の検出は、例えば、図1に示す本発
明検査器具を用い、ガス検知管として、株式会社ガステ
ック製、塩素検知管(No. 8LL)又は北川式検知管(光
明理化学工業株式会社製、塩素ガス検知管(No.109U)
を用いて、以下のごとくして実施できる。
【0050】先ず、検体として飲料水、胃内容液又は血
液(全血)の0.5mlを、1規定塩酸2mlと少量
(一滴)の消泡剤(アンチフォームAFエマルジョン、
ナカライテスク社製)を入れたシリンジ内に添加して、
軽く振盪攪拌する。尚、胃内容物や飲料水を検体とする
場合は、検体量を増量することも可能である。
【0051】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1gを収容し、該容器に導管を介し
てガス検知管をセットした後、上記シリンジ内の検体を
容器内に注入し、容器を適宜振盪して、ガス検知管の発
色を観察すれば、検体中の次亜塩素酸ナトリウムの検出
が可能である。 (3) 亜塩素酸ナトリウムの検出 亜塩素酸ナトリウムの検出は、例えば、図1に示す本発
明検査器具を用い、亜塩素酸ナトリウムを塩酸と反応さ
せ、下式に従い生じる二酸化塩素(Cl2O)をガス検
知管(例えば株式会社ガステック製、塩素検知管(No.
8La**)又は北川式検知管(光明理化学工業株式会社
製、No.116))を用いて検出することにより実施でき
る。 5NaClO2+4HCl→4ClO2+5NaCl+2
2O 該方法では、先ず、検体として飲料水、胃内容液、血液
(全血)の0.5mlを、1規定塩酸2mlと少量(一
滴)の消泡剤(アンチフォームAFエマルジョン、ナカ
ライテスク社製)を入れたシリンジ内に添加して、軽く
振盪攪拌する。尚、胃内容物や飲料水を検体とする場合
は、検体量を増量することも可能である。
【0052】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1gを収容し、該容器に導管を介し
てガス検知管をセットした後、上記シリンジ内の検体を
容器内に注入し、容器を適宜振盪して、ガス検知管の発
色を観察すれば、検体中の亜塩素酸ナトリウムの検出が
可能である。 (4) 防虫剤の検出 防虫剤であるナフタリン、ジクロロベンゼン等は、例え
ば、図1に示す本発明検査器具を用いて、本発明方法に
従い之等を気化させてガス検知管で検出することができ
る。
【0053】ガス検知管としては、ナフタリンの場合、
株式会社ガステック製、フェノール検知管(No. 60*
又は北川式検知管(光明理化学工業株式会社製、酢酸イ
ソブチル検知管No.153U)を、ジクロロベンゼンの場
合、株式会社ガステック製、塩素検知管(No. 127)又
は北川式検知管(光明理化学工業株式会社製、No.214
S)を用いることができる。
【0054】上記方法では、先ず、検体としての血液
(全血又は胃内容液もしくは飲料水)の0.5mlを、
蒸留水2mlと少量(一滴)の消泡剤(アンチフォーム
AFエマルジョン、ナカライテスク社製)を入れたシリ
ンジ内に添加して、軽く攪拌する。尚、胃内容物や飲料
水を検体とする場合は、検体量を増量することも可能で
ある。
【0055】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1gと発熱剤としての塩化カルシウ
ム2gとを収容し、該容器に導管を介してガス検知管を
セットした後、上記シリンジ内の検体を容器内に注入
し、容器を適宜振盪して、ガス検知管の発色を観察すれ
ば、検体中のナフタリン及びジクロロベンゼンの検出が
可能である。 (5) フェノール系殺菌消毒剤の検出 殺菌消毒剤有効成分とするフェノール及びクレゾール
は、例えば、図1に示す本発明検査器具を用い、フェノ
ールの場合は、株式会社ガステック製、フェノール検知
管(No. 60)又は北川式検知管(光明理化学工業株式会
社製、No.183U)を用いて、クレゾールの場合は、株式
会社ガステック製、o−クレゾール検知管(No. 61)又
は北川式検知管(光明理化学工業株式会社製、フェノー
ル検知管No.183U)を用いて、本発明方法に従い、各被
検物質を気化させて検知することができる。
【0056】この方法では、先ず、検体としての血液
(全血又は胃内容液もしくは飲料水)の0.5mlを、
蒸留水2mlと少量(一滴)の消泡剤(アンチフォーム
AFエマルジョン、ナカライテスク社製)を入れたシリ
ンジ内に添加して、軽く攪拌する。尚、胃内容物や飲料
水を検体とする場合は、検体量を増量することも可能で
ある。
【0057】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1gと発熱剤としての塩化カルシウ
ム2gとを収容し、該容器に導管を介してガス検知管を
セットした後、上記シリンジ内の検体を容器内に注入
し、容器を適宜振盪して、ガス検知管の発色を観察すれ
ば、検体中のフェノール及びクレゾールの検出が可能で
ある。 (6) 有機溶媒の検出 塗装用ラッカーシンナーの構成成分であるトルエン、メ
タノール、酢酸エチル、ベンゼン等や、ドライクリーニ
ングの溶剤であるテトラクロロエチレン等は、図1に示
す本発明検査器具を用い、各被検物質毎に以下のガス検
知管を用いて、本発明に従う下記操作により、各被検物
質を気化させて検出できる。 トルエン:株式会社ガステック製、トルエン検知管(N
o. 122L)又は北川式検知管(光明理化学工業株式会社
製、No.124SB) メタノール:株式会社ガステック製、メタノール検知管
(No. 111LL)又は北川式検知管(光明理化学工業株式
会社製、No.119U) 酢酸エチル:株式会社ガステック製、酢酸エチル検知管
(No. 141L)又は北川式検知管(光明理化学工業株式会
社製、No.111U) ベンゼン:株式会社ガステック製、ベンゼン検知管(N
o. 121SP)又は北川式検知管(光明理化学工業株式会社
製、No.118SC) テトラクロロエチレン:株式会社ガステック製、テトラ
クロロエチレン検知管(No. 133LL)又は北川式検知管
(光明理化学工業株式会社製、No.135SB)。
【0058】先ず、検体としての血液(全血又は胃内容
液もしくは飲料水)の0.5mlを、蒸留水2mlと少
量(一滴)の消泡剤(アンチフォームAFエマルジョ
ン、ナカライテスク社製)を入れたシリンジ内に添加し
て、軽く攪拌する。尚、胃内容物や飲料水を検体とする
場合は、検体量を増量することも可能である。
【0059】一方、試料用容器に、ガス発生剤としての
炭酸水素ナトリウム1gと発熱剤としての塩化カルシウ
ム2gとを収容し、該容器に導管を介してガス検知管を
セットした後、上記シリンジ内の検体を容器内に注入
し、容器を適宜振盪して、ガス検知管の発色を観察すれ
ば、検体中の各被検物質が検出が可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、測定操作が極めて簡単
で、供試液中に存在する被検物質を容易に且つ充分にガ
ス検知管に導くことができ、かくして、高感度及び高精
度で被検物質を検出、測定可能な検知方法及びそのため
の検知器具及びそのキットが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施に適した検査器具の一例を概
要的に示す部分断面図である。
【図2】図1に記載の本発明器具における導管4の改良
例を概略的に示す部分断面図である。
【符号の説明】
1:試料液用密閉容器 2:蓋部 3:ガス発生剤 4,4’,5:導管 6:ガス検知管 7:消泡剤層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月24日(2000.11.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また本発明方法及び装置によって検査され
得る被検物質としては、例えば、一酸化炭素、エタノー
を挙げることができ、更に青酸化合物(シアン化水
素)、殺菌消毒剤(クレゾール、フェノール等)、防虫
剤(ナフタリン、ジクロロベンゼン等)、塗料溶媒(メ
タノール、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、ミネラルスピリット等)、低級
炭化水素ガス、硫化水素等も期待できる。上記一酸化炭
素は、火災や不完全燃焼、自動車排気ガス等に由来する
中毒起因物質であり、エタノールは飲酒により中毒を起
こす物質であり、硫化水素は工場の廃液処理タンクや火
山地帯から発生する中毒起因物質である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/84 G01N 33/84 Z 33/98 33/98 Fターム(参考) 2G042 AA01 BB04 BB14 BD04 BD20 CA10 CB03 EA05 FB06 GA01 HA07 2G045 AA13 AA16 AA37 BB02 BB60 CA25 CB03 CB30 DA74 DA80 DB01 DB30 HA09 HA13 HA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供試液中の被検物質を検査する方法であ
    って、供試液とガス発生剤とを混合し、供試液中の揮発
    性被検物質をガス発生剤による発生ガスに随伴させてガ
    ス検知管に導くことを特徴とする、液中成分の簡易検査
    方法。
  2. 【請求項2】 供試液が血液、尿及び吐瀉物である請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 被検物質が一酸化炭素、エタノール、青
    酸化合物、殺菌消毒剤、塗料溶媒、芳香族炭化水素類、
    低級炭化水素ガス及び硫化水素から選択されるものであ
    る請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 供試液が更に発熱剤と混合される、難揮
    発性物質を被検物質とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 血液中の一酸化炭素を検査する方法であ
    って、予め解離試薬との混合によって処理された血液を
    供試液とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 着脱可能な蓋を有し、内部にガス発生剤
    を収容する試料液用密閉容器と、ガス状被検物質をガス
    検知管に導くための導管と、該導管に取り付けられたガ
    ス検知管とからなることを特徴とする、液中成分の簡易
    検査器具。
  7. 【請求項7】 着脱可能な蓋を有する試料液用密閉容
    器、導管、ガス検知管及びガス発生剤からなることを特
    徴とする、請求項1に記載の液中成分の簡易検査方法の
    実施のためのキット。
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Cited By (6)

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