JPH06221819A - 基板検査機の治具位置補正方式 - Google Patents
基板検査機の治具位置補正方式Info
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- JPH06221819A JPH06221819A JP5008586A JP858693A JPH06221819A JP H06221819 A JPH06221819 A JP H06221819A JP 5008586 A JP5008586 A JP 5008586A JP 858693 A JP858693 A JP 858693A JP H06221819 A JPH06221819 A JP H06221819A
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- jig
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- circuit board
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】プリント基板検査機の治具の位置補正を自動的
に行うことを目的とする。 【構成】被検査プリント基板と治具との間に、パソコン
からの駆動信号によって移動可能なＣＣＤカメラを設置
し、治具に施された打痕をプリント基板の目的の位置と
合致させるために、パソコンは打痕の現在位置と目的位
置との位置データをＣＣＤカメラの画像データによって
把握し、その結果、駆動信号を出力して自動的に治具を
移動するように構成される。
に行うことを目的とする。 【構成】被検査プリント基板と治具との間に、パソコン
からの駆動信号によって移動可能なＣＣＤカメラを設置
し、治具に施された打痕をプリント基板の目的の位置と
合致させるために、パソコンは打痕の現在位置と目的位
置との位置データをＣＣＤカメラの画像データによって
把握し、その結果、駆動信号を出力して自動的に治具を
移動するように構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板検査機に関
するものであり、特に、ＣＣＤカメラを使用して自動的
に検査治具の位置補正を行う自動治具位置補正方式に関
するものである。
するものであり、特に、ＣＣＤカメラを使用して自動的
に検査治具の位置補正を行う自動治具位置補正方式に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】プリント基板検査機は、プリント基板の
プリント配線の断線、短絡、絶縁不良等を電気的に検査
するために、プリント基板の各パターン間の導通試験を
行い、良品と不良品とを選別するものである。
プリント配線の断線、短絡、絶縁不良等を電気的に検査
するために、プリント基板の各パターン間の導通試験を
行い、良品と不良品とを選別するものである。
【０００３】そのため、プリント基板検査機には、被検
査プリント基板のパターンと合致するように配列された
プローブを有するピンボードと呼ばれる治具が備えられ
ており、プリント基板の上面用を上治具、下面用を下治
具と呼ぶ。
査プリント基板のパターンと合致するように配列された
プローブを有するピンボードと呼ばれる治具が備えられ
ており、プリント基板の上面用を上治具、下面用を下治
具と呼ぶ。
【０００４】プリント基板の検査を実施する前に、ま
ず、上治具および下治具のプローブの位置がそれぞれ被
検査プリント基板の上面および下面のパターンの位置と
合致するように各治具の位置決めをすることが必須であ
る。
ず、上治具および下治具のプローブの位置がそれぞれ被
検査プリント基板の上面および下面のパターンの位置と
合致するように各治具の位置決めをすることが必須であ
る。
【０００５】最近のプリント基板検査機は、治具の位置
決めを自動的に行うようになっている。そのようなプリ
ント基板検査機の従来の自動治具位置決め方式の１例を
図７及び図８に示す。
決めを自動的に行うようになっている。そのようなプリ
ント基板検査機の従来の自動治具位置決め方式の１例を
図７及び図８に示す。
【０００６】被検査プリント基板１は、既に下治具２ｂ
上に設定されているものとすると、上治具２ａはプリン
ト基板１の上方でＸＹθ微調機構７によって水平面内で
Ｘ，Ｙ方向に移動可能かつ回転可能なように設置されて
いる。
上に設定されているものとすると、上治具２ａはプリン
ト基板１の上方でＸＹθ微調機構７によって水平面内で
Ｘ，Ｙ方向に移動可能かつ回転可能なように設置されて
いる。
【０００７】また、プリント基板１と上治具２ａとの間
に両面を観察できるＣＣＤカメラ６ａ、６ｂが設置され
ている。また、プリント基板１の上面と上治具２ａの下
面とには、それぞれ、左上隅と右下隅とに位置決め用の
基準マーク４ａ、４ｂと５ａ、５ｂとがを施されてい
る。
に両面を観察できるＣＣＤカメラ６ａ、６ｂが設置され
ている。また、プリント基板１の上面と上治具２ａの下
面とには、それぞれ、左上隅と右下隅とに位置決め用の
基準マーク４ａ、４ｂと５ａ、５ｂとがを施されてい
る。
【０００８】なお、プリント基板１の基準マーク４ａ、
４ｂは、あらかじめプリント基板１の配線パターンのフ
ィルムに設定され、すべての被検査プリント基板に共通
に同一の位置に設けられている。これに対して、治具２
ａ、２ｂの基準マーク５ａ、５ｂはプリント基板の基準
マークに相当する位置に加工される。
４ｂは、あらかじめプリント基板１の配線パターンのフ
ィルムに設定され、すべての被検査プリント基板に共通
に同一の位置に設けられている。これに対して、治具２
ａ、２ｂの基準マーク５ａ、５ｂはプリント基板の基準
マークに相当する位置に加工される。
【０００９】上治具２ａの位置決めを行うには、図８に
示すように、基準マーク４ａと基準マーク５ａとをカメ
ラ６ａで観測し、基準マーク４ｂと基準マーク５ｂとを
カメラ６ｂで観測することによって、各対応する基準マ
ーク間の位置誤差を測定し、この誤差が無くなるよう
に、ＸＹθ微調機構７によって上治具２ａを移動または
回転させる。このように治具の位置を修正した後、プリ
ント基板１の導通検査が実行されることになる。
示すように、基準マーク４ａと基準マーク５ａとをカメ
ラ６ａで観測し、基準マーク４ｂと基準マーク５ｂとを
カメラ６ｂで観測することによって、各対応する基準マ
ーク間の位置誤差を測定し、この誤差が無くなるよう
に、ＸＹθ微調機構７によって上治具２ａを移動または
回転させる。このように治具の位置を修正した後、プリ
ント基板１の導通検査が実行されることになる。
【００１０】ところが、治具に基準マークを加工する際
に加工誤差が発生し易く、これがそのまま治具の位置決
めの際の修正値の誤差となるため、高密度パターンのプ
リント基板においては検査に重大な支障をきたす。
に加工誤差が発生し易く、これがそのまま治具の位置決
めの際の修正値の誤差となるため、高密度パターンのプ
リント基板においては検査に重大な支障をきたす。
【００１１】このような加工誤差を補正するためには、
従来、治具に打痕を施し、この打痕を目視で確認しなが
ら、人手でＸ，Ｙ，θの数値をＸＹθ微調機構７に入力
することによって治具の位置決めを行うしかなかった。
従来、治具に打痕を施し、この打痕を目視で確認しなが
ら、人手でＸ，Ｙ，θの数値をＸＹθ微調機構７に入力
することによって治具の位置決めを行うしかなかった。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】上記作業は、Ｘ、Ｙ方
向はともかく、θ方向に治具を回転させる場合には、回
転軸からの距離によって、回転角が異なるため、大変困
難で時間を要するものであった。本発明は、従来技術の
上記問題点に鑑みなされたもので、治具の位置決めを行
う際に修正数値を手作業で入力する必要のない自動治具
位置補正方式を実現することを目的とする。
向はともかく、θ方向に治具を回転させる場合には、回
転軸からの距離によって、回転角が異なるため、大変困
難で時間を要するものであった。本発明は、従来技術の
上記問題点に鑑みなされたもので、治具の位置決めを行
う際に修正数値を手作業で入力する必要のない自動治具
位置補正方式を実現することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるプリント基板検査機の自動治具位置補正
方式は、被検査プリント基板のパターンと接続されプリ
ント配線の断線、短絡、接触不良を検出する治具と；こ
の治具をＣＰＵから供給される駆動信号によってＸ、Ｙ
方向に移動させあるいは回転させる治具駆動手段と；プ
リント基板と治具との間に設置されるＣＣＤカメラと；
このＣＣＤカメラを、ＣＰＵから供給される駆動信号に
よってＸ、Ｙ方向に駆動するＣＣＤカメラ駆動手段と；
ＣＣＤカメラから出力されるビデオ信号を画像処理し、
モニタに表示すると共にビデオメモリに格納する画像処
理部と；入力スイッチの操作に応じて、ビデオメモリの
内容に基づきＣＣＤカメラの位置を計算し記憶すると共
に、治具位置補正計算を行い、計算結果によって、治具
駆動手段およびＣＣＤカメラ駆動手段に対して各駆動信
号を供給する上記ＣＰＵと；治具と被検査プリント基板
とを接触させるプレス部とを備えて構成される。
に本発明によるプリント基板検査機の自動治具位置補正
方式は、被検査プリント基板のパターンと接続されプリ
ント配線の断線、短絡、接触不良を検出する治具と；こ
の治具をＣＰＵから供給される駆動信号によってＸ、Ｙ
方向に移動させあるいは回転させる治具駆動手段と；プ
リント基板と治具との間に設置されるＣＣＤカメラと；
このＣＣＤカメラを、ＣＰＵから供給される駆動信号に
よってＸ、Ｙ方向に駆動するＣＣＤカメラ駆動手段と；
ＣＣＤカメラから出力されるビデオ信号を画像処理し、
モニタに表示すると共にビデオメモリに格納する画像処
理部と；入力スイッチの操作に応じて、ビデオメモリの
内容に基づきＣＣＤカメラの位置を計算し記憶すると共
に、治具位置補正計算を行い、計算結果によって、治具
駆動手段およびＣＣＤカメラ駆動手段に対して各駆動信
号を供給する上記ＣＰＵと；治具と被検査プリント基板
とを接触させるプレス部とを備えて構成される。
【００１４】
【作用】上記構成により、まず、治具を取り付けた後、
プレス部により治具と被検査プリント基板とを接触させ
て打痕を施し、ＣＣＤカメラを介して直接打痕を視認し
て入力スイッチを押すことにより、ＣＰＵは打痕の位置
を記憶する。つぎに、このＣＣＤカメラを目的の場所に
移動させ入力スイッチを押すことによって、ＣＰＵはこ
の場所の位置を記憶する。
プレス部により治具と被検査プリント基板とを接触させ
て打痕を施し、ＣＣＤカメラを介して直接打痕を視認し
て入力スイッチを押すことにより、ＣＰＵは打痕の位置
を記憶する。つぎに、このＣＣＤカメラを目的の場所に
移動させ入力スイッチを押すことによって、ＣＰＵはこ
の場所の位置を記憶する。
【００１５】つぎに、ＣＰＵは、記憶した現在の打痕の
位置と目的の場所の位置との数値的関係に基づき治具を
移動すべき方向および移動量を算定し、この算定結果に
よって駆動信号を出力して治具を移動させることによっ
て、プリント基板と治具との位置関係に関する基準デー
タを作成し記憶する。
位置と目的の場所の位置との数値的関係に基づき治具を
移動すべき方向および移動量を算定し、この算定結果に
よって駆動信号を出力して治具を移動させることによっ
て、プリント基板と治具との位置関係に関する基準デー
タを作成し記憶する。
【００１６】以後のプリント基板の検査の際には、ＣＰ
Ｕは記憶された基準データと、ＣＣＤカメラを介して入
力するプリント基板の基準マークとのずれを計算し、こ
れによって、治具に何ら基準マークを加工することなく
治具の補正移動を行うことが可能となる。
Ｕは記憶された基準データと、ＣＣＤカメラを介して入
力するプリント基板の基準マークとのずれを計算し、こ
れによって、治具に何ら基準マークを加工することなく
治具の補正移動を行うことが可能となる。
【００１７】
【実施例】本発明による自動治具位置補正方式が適用さ
れたプリント基板検査機の実施例について図を参照にし
て説明する。即ち、自動治具位置補正方式が適用された
プリント基板検査機８は、図１に示すような外観を呈し
ており、機構部８Ａと、電気検査部８Ｂと、画像処理部
８Ｃと、電装部８Ｄと、その他のオプションとから構成
されている。
れたプリント基板検査機の実施例について図を参照にし
て説明する。即ち、自動治具位置補正方式が適用された
プリント基板検査機８は、図１に示すような外観を呈し
ており、機構部８Ａと、電気検査部８Ｂと、画像処理部
８Ｃと、電装部８Ｄと、その他のオプションとから構成
されている。
【００１８】機構部８Ａは、検査ピン数が例えば８００
０ピンの片面、両面、または多層板のプリント基板を数
百枚収容する供給ストッカーと、プリント基板を吸着方
式で供給ストッカーから電気検査部へ搬送する供給搬送
部と、検査準備および検査を実行する検査プレス部と、
プリント基板の上下にそれぞれ２軸（Ｘ、Ｙ）でＣＣＤ
カメラを駆動するＣＣＤカメラ駆動部と、上下治具を駆
動するＸＹθテーブル駆動部と、検査の終了したプリン
ト基板を搬送する排出搬送部と、良品を収納する良品ス
トッカーと、不良品を収納する不良品ストッカーとを有
する。
０ピンの片面、両面、または多層板のプリント基板を数
百枚収容する供給ストッカーと、プリント基板を吸着方
式で供給ストッカーから電気検査部へ搬送する供給搬送
部と、検査準備および検査を実行する検査プレス部と、
プリント基板の上下にそれぞれ２軸（Ｘ、Ｙ）でＣＣＤ
カメラを駆動するＣＣＤカメラ駆動部と、上下治具を駆
動するＸＹθテーブル駆動部と、検査の終了したプリン
ト基板を搬送する排出搬送部と、良品を収納する良品ス
トッカーと、不良品を収納する不良品ストッカーとを有
する。
【００１９】ＣＣＤカメラ駆動部は、各ＣＣＤカメラに
ついて２個のサーボモータを有し、ＸＹθテーブル駆動
部は、Ｘ，Ｙ，θ各方向用のステッピングモータを有し
ている。電気検査部８Ｂは、入力スイッチを持つコンソ
ールと、スキャナカードラック部と、中間ケーブルと、
コネクタパネル部とを有する。
ついて２個のサーボモータを有し、ＸＹθテーブル駆動
部は、Ｘ，Ｙ，θ各方向用のステッピングモータを有し
ている。電気検査部８Ｂは、入力スイッチを持つコンソ
ールと、スキャナカードラック部と、中間ケーブルと、
コネクタパネル部とを有する。
【００２０】画像処理部８Ｃは、上下各治具用２台ずつ
計４台のＣＣＤカメラと、各ＣＣＤカメラから出力され
るビデオ信号を画像処理しビデオメモリに格納する画像
処理装置と、ビデオメモリの内容を表示する２台のカメ
ラモニタと、画像処理装置のビデオメモリに格納されて
いる画素データに基づき各種計算を実行し、計算結果を
内蔵のメモリに記憶すると共に、各部を制御する制御信
号を出力するＣＰＵ（パソコン）とを有する。
計４台のＣＣＤカメラと、各ＣＣＤカメラから出力され
るビデオ信号を画像処理しビデオメモリに格納する画像
処理装置と、ビデオメモリの内容を表示する２台のカメ
ラモニタと、画像処理装置のビデオメモリに格納されて
いる画素データに基づき各種計算を実行し、計算結果を
内蔵のメモリに記憶すると共に、各部を制御する制御信
号を出力するＣＰＵ（パソコン）とを有する。
【００２１】電装部８Ｄは、各ＣＣＤカメラ駆動部のサ
ーボモータに対してＣＰＵからの駆動信号を供給するサ
ーボモータドライバ（数値制御ユニット）と、ＸＹθテ
ーブル駆動部のステッピングモータに対してＣＰＵから
の駆動信号を供給するステッピングモータドライバ（数
値制御ユニット）とを有する。
ーボモータに対してＣＰＵからの駆動信号を供給するサ
ーボモータドライバ（数値制御ユニット）と、ＸＹθテ
ーブル駆動部のステッピングモータに対してＣＰＵから
の駆動信号を供給するステッピングモータドライバ（数
値制御ユニット）とを有する。
【００２２】上記プリント基板検査機８は、供給ストッ
カから検査部へ搬送されてきたプリント基板を電気的に
検査し、その断線、短絡、絶縁不良を検出し、自動的に
良品と不良品とを選別し、対応する各ストッカへ排出す
るように構成されている。
カから検査部へ搬送されてきたプリント基板を電気的に
検査し、その断線、短絡、絶縁不良を検出し、自動的に
良品と不良品とを選別し、対応する各ストッカへ排出す
るように構成されている。
【００２３】本発明によるプリント基板検査機８の最大
の特徴は、治具に施された打痕を高精度のＣＣＤカメラ
で直接確認できるようにし、このＣＣＤカメラを動かす
ことにより、自動的に治具の位置補正ができるように
し、これにより、治具の位置決めが誰にでも非常に簡単
に正確にかつ早く行うことができることである。
の特徴は、治具に施された打痕を高精度のＣＣＤカメラ
で直接確認できるようにし、このＣＣＤカメラを動かす
ことにより、自動的に治具の位置補正ができるように
し、これにより、治具の位置決めが誰にでも非常に簡単
に正確にかつ早く行うことができることである。
【００２４】以下、本発明によるプリント基板検査機８
の自動治具位置補正方式について、図２〜６を参照して
詳細に説明する。図２に示すように、治具は同一の構成
および機能を有する上治具１０および下治具２０からな
る。
の自動治具位置補正方式について、図２〜６を参照して
詳細に説明する。図２に示すように、治具は同一の構成
および機能を有する上治具１０および下治具２０からな
る。
【００２５】上治具１０は、この上治具１０と共に動く
ＸＹθテーブル１１と、このＸＹθテーブル１１を直交
軸Ｘ、Ｙ方向に駆動するステッピングモータ１１Ｘ、１
１Ｙと、ＸＹθテーブル１１を回転駆動するステッピン
グモータ１１θと、ＣＣＤカメラ１２、１３と、ＣＣＤ
カメラ１２をＸ、Ｙ方向に動かすサーボモータ１４、１
５と、ＣＣＤカメラ１３をＸ、Ｙ方向に動かすサーボモ
ータ１６、１７と、各ステッピングモータ１１Ｘ〜１１
θおよび各サーボモータ１４〜１７に対して駆動データ
を供給するＮＣユニット１８ａ〜１８ｇとを備えてい
る。
ＸＹθテーブル１１と、このＸＹθテーブル１１を直交
軸Ｘ、Ｙ方向に駆動するステッピングモータ１１Ｘ、１
１Ｙと、ＸＹθテーブル１１を回転駆動するステッピン
グモータ１１θと、ＣＣＤカメラ１２、１３と、ＣＣＤ
カメラ１２をＸ、Ｙ方向に動かすサーボモータ１４、１
５と、ＣＣＤカメラ１３をＸ、Ｙ方向に動かすサーボモ
ータ１６、１７と、各ステッピングモータ１１Ｘ〜１１
θおよび各サーボモータ１４〜１７に対して駆動データ
を供給するＮＣユニット１８ａ〜１８ｇとを備えてい
る。
【００２６】下治具２０もまた、ＸＹθテーブル２１
と、このＸＹθテーブル２１を直交軸Ｘ、Ｙ方向に駆動
するステッピングモータ２１Ｘ、２１Ｙと、ＸＹθテー
ブル２１を回転駆動するステッピングモータ２１θと、
ＣＣＤカメラ２２、２３と、ＣＣＤカメラ２２をＸ、Ｙ
方向に動かすサーボモータ２４、２５と、ＣＣＤカメラ
２３をＸ、Ｙ方向に動かすサーボモータ２６、２７と、
各ステッピングモータ２１Ｘ〜２１θおよび各サーボモ
ータ２４〜２７に対して駆動データを供給するＮＣユニ
ット２８ａ〜２８ｇとを備えている。
と、このＸＹθテーブル２１を直交軸Ｘ、Ｙ方向に駆動
するステッピングモータ２１Ｘ、２１Ｙと、ＸＹθテー
ブル２１を回転駆動するステッピングモータ２１θと、
ＣＣＤカメラ２２、２３と、ＣＣＤカメラ２２をＸ、Ｙ
方向に動かすサーボモータ２４、２５と、ＣＣＤカメラ
２３をＸ、Ｙ方向に動かすサーボモータ２６、２７と、
各ステッピングモータ２１Ｘ〜２１θおよび各サーボモ
ータ２４〜２７に対して駆動データを供給するＮＣユニ
ット２８ａ〜２８ｇとを備えている。
【００２７】ＣＣＤカメラは、ＣＣＤ素子からなる光セ
ンサーを備えたカメラであり、該カメラの撮像面はプリ
ント基板１に面している。そしてＣＣＤ素子を画素とす
る光学像はラインスキャンによってビデオ信号に変換さ
れ画像処理装置へ出力される。
ンサーを備えたカメラであり、該カメラの撮像面はプリ
ント基板１に面している。そしてＣＣＤ素子を画素とす
る光学像はラインスキャンによってビデオ信号に変換さ
れ画像処理装置へ出力される。
【００２８】上治具１０用のＣＣＤカメラ１２、１３の
出力は画像処理装置３１に供給され、下治具２０用のＣ
ＣＤカメラ２２、２３の出力は画像処理装置３２に供給
され、それぞれＡ／Ｄ変換によって画素データに変換さ
れビデオメモリに格納される。
出力は画像処理装置３１に供給され、下治具２０用のＣ
ＣＤカメラ２２、２３の出力は画像処理装置３２に供給
され、それぞれＡ／Ｄ変換によって画素データに変換さ
れビデオメモリに格納される。
【００２９】画像処理装置３１、３２の各ビデオメモリ
の内容は、それぞれ、モニタ３３、３４に表示される。
従って、例えばＣＣＤカメラ１２、１３の撮影画像はモ
ニタ３３に表示される。
の内容は、それぞれ、モニタ３３、３４に表示される。
従って、例えばＣＣＤカメラ１２、１３の撮影画像はモ
ニタ３３に表示される。
【００３０】また、画像処理装置３１、３２の出力は、
ＣＰＵ３０に接続されている。ＣＰＵ３０は、入力スイ
ッチの操作による指示に従って、画像処理装置３１、３
２のビデオメモリから画像データを読出し、これに基づ
き所定の計算を実行し、計算結果を記憶しあるいは各Ｎ
Ｃユニット１８ａ〜１８ｇ、２８ａ〜２８ｇへ供給する
機能を有する。
ＣＰＵ３０に接続されている。ＣＰＵ３０は、入力スイ
ッチの操作による指示に従って、画像処理装置３１、３
２のビデオメモリから画像データを読出し、これに基づ
き所定の計算を実行し、計算結果を記憶しあるいは各Ｎ
Ｃユニット１８ａ〜１８ｇ、２８ａ〜２８ｇへ供給する
機能を有する。
【００３１】各ＮＣユニット１８ａ〜１８ｇ、２８ａ〜
２８ｇは、ＣＰＵ３０から供給されたデータに基づき対
応するモータを駆動する機能を有する。
２８ｇは、ＣＰＵ３０から供給されたデータに基づき対
応するモータを駆動する機能を有する。
【００３２】次に、上治具１０について、治具の位置決
めの手順を図３のフローチャートおよび図４〜６の説明
図に従って説明する（下治具２０も同様である）。 （１）まず、上治具１０をプリント基板検査機に取り付
けた後１回、プレスによって上治具１０のプローブをプ
リント基板１のプリント面に接触させて、左上隅に打痕
Ａ、右下隅に打痕Ｂを施す（図３ステップＳ１、Ｓ２お
よび図４参照）。なお、Ｐ１、Ｐ２はプリント基板の端
子を示す。
めの手順を図３のフローチャートおよび図４〜６の説明
図に従って説明する（下治具２０も同様である）。 （１）まず、上治具１０をプリント基板検査機に取り付
けた後１回、プレスによって上治具１０のプローブをプ
リント基板１のプリント面に接触させて、左上隅に打痕
Ａ、右下隅に打痕Ｂを施す（図３ステップＳ１、Ｓ２お
よび図４参照）。なお、Ｐ１、Ｐ２はプリント基板の端
子を示す。
【００３３】（２）ＣＣＤカメラ１２、１３をそれぞれ
手動で打痕Ａ、Ｂに合わせる。なお、ＣＣＤカメラ１
２、１３の位置は、その視野に設けられたクロスバーの
交点によって表される。すなわちこの交点の画素データ
がＣＣＤカメラ１２、１３の位置データとして画像処理
装置３１を通じてＣＰＵ３０に入力される。
手動で打痕Ａ、Ｂに合わせる。なお、ＣＣＤカメラ１
２、１３の位置は、その視野に設けられたクロスバーの
交点によって表される。すなわちこの交点の画素データ
がＣＣＤカメラ１２、１３の位置データとして画像処理
装置３１を通じてＣＰＵ３０に入力される。
【００３４】打痕ＡとＣＣＤカメラ１２のクロスバーの
交点とが一致し、打痕ＢとＣＣＤカメラ１３のクロスバ
ーの交点とが一致するように各ＣＣＤカメラ１２、１３
を移動する（図５参照）。ここで、入力スイッチを押す
と、打痕Ａ、Ｂの位置データがＣＰＵ３０に入力される
（Ｓ３）。ＣＰＵ３０は打痕Ａ、Ｂ間の距離Ｌを算定し
記憶する。
交点とが一致し、打痕ＢとＣＣＤカメラ１３のクロスバ
ーの交点とが一致するように各ＣＣＤカメラ１２、１３
を移動する（図５参照）。ここで、入力スイッチを押す
と、打痕Ａ、Ｂの位置データがＣＰＵ３０に入力される
（Ｓ３）。ＣＰＵ３０は打痕Ａ、Ｂ間の距離Ｌを算定し
記憶する。
【００３５】（３）図５に示すように、ＣＣＤカメラ１
２、１３をそれぞれ、打痕Ａ、Ｂを移動させたい位置、
例えばプリント基板１の端子Ｔ１、Ｔ２に相当する点
Ａ’、Ｂ’へ手動で動かし、位置が決まったら入力スイ
ッチを押してＣＣＤカメラ１２、１３の位置データ
（Ａ’、Ｂ’の位置）をＣＰＵ３０に入力する（Ｓ
４）。
２、１３をそれぞれ、打痕Ａ、Ｂを移動させたい位置、
例えばプリント基板１の端子Ｔ１、Ｔ２に相当する点
Ａ’、Ｂ’へ手動で動かし、位置が決まったら入力スイ
ッチを押してＣＣＤカメラ１２、１３の位置データ
（Ａ’、Ｂ’の位置）をＣＰＵ３０に入力する（Ｓ
４）。
【００３６】（４）ＣＰＵ３０は、図６に示すように、
ＣＣＤカメラ１２のクロスバーの交点、すなわち点Ａ’
を中心とする半径Ｌの円Ｄと、ＣＣＤカメラ１３のＸ方
向クロスバーとの交点Ｂ”の位置を算定し、この点Ｂ”
へＣＣＤカメラ１３を移動するように、ＮＣユニット１
８ｇに対して指令する。ＮＣユニット１８ｇはＣＣＤカ
メラ１３をＸ方向に移動させる（Ｓ５）。なお、この補
正移動は、Ｙ方向でも指定することができる。
ＣＣＤカメラ１２のクロスバーの交点、すなわち点Ａ’
を中心とする半径Ｌの円Ｄと、ＣＣＤカメラ１３のＸ方
向クロスバーとの交点Ｂ”の位置を算定し、この点Ｂ”
へＣＣＤカメラ１３を移動するように、ＮＣユニット１
８ｇに対して指令する。ＮＣユニット１８ｇはＣＣＤカ
メラ１３をＸ方向に移動させる（Ｓ５）。なお、この補
正移動は、Ｙ方向でも指定することができる。
【００３７】（５）ＣＣＤカメラ１３の位置が所定の領
域を外れるような場合には、Ｓ３〜Ｓ５の手順を繰り返
す（Ｓ６）。 （６）上記（１）〜（５）によってＣＣＤカメラ１２、
１３の位置が確定したら、これらの位置をＣＰＵ３０に
記憶させる（Ｓ７）。
域を外れるような場合には、Ｓ３〜Ｓ５の手順を繰り返
す（Ｓ６）。 （６）上記（１）〜（５）によってＣＣＤカメラ１２、
１３の位置が確定したら、これらの位置をＣＰＵ３０に
記憶させる（Ｓ７）。
【００３８】（７）ＣＰＵ３０はＮＣユニット１８ａ〜
１８ｃを介してＸＹθテーブル１１のステッピングモー
タ１１Ｘ〜１１θに対して指令を送り、打痕Ａ、Ｂがそ
れぞれＡ’、Ｂ”と一致するように上治具１０を移動お
よび回転させ（Ｓ８）、これによって上治具１０の位置
補正は完了する（Ｓ９）。
１８ｃを介してＸＹθテーブル１１のステッピングモー
タ１１Ｘ〜１１θに対して指令を送り、打痕Ａ、Ｂがそ
れぞれＡ’、Ｂ”と一致するように上治具１０を移動お
よび回転させ（Ｓ８）、これによって上治具１０の位置
補正は完了する（Ｓ９）。
【００３９】（８）つぎに、ＣＣＤカメラ１２、１３を
手動でプリント基板１の各基準マークの上に移動する
（Ｓ１０）。そこで、ＣＰＵ３０はプリント基板の各基
準マークの位置とＣＣＤカメラ１２、１３の位置とのず
れを計算し、その計算結果によって、各サーボモータ１
４〜１７を駆動してＣＣＤカメラ１２、１３の位置を自
動的に補正する（Ｓ１１）。
手動でプリント基板１の各基準マークの上に移動する
（Ｓ１０）。そこで、ＣＰＵ３０はプリント基板の各基
準マークの位置とＣＣＤカメラ１２、１３の位置とのず
れを計算し、その計算結果によって、各サーボモータ１
４〜１７を駆動してＣＣＤカメラ１２、１３の位置を自
動的に補正する（Ｓ１１）。
【００４０】（９）そこで、プリント基板１の各基準マ
ークの位置は、ＣＣＤカメラ１２、１３から画像処理装
置を介してＣＰＵ３０に入力され、メモリに記憶される
（Ｓ１２）。
ークの位置は、ＣＣＤカメラ１２、１３から画像処理装
置を介してＣＰＵ３０に入力され、メモリに記憶される
（Ｓ１２）。
【００４１】（１０）以後のプリント基板の検査の際に
は、ＣＰＵ３０は、メモリに記憶した基準マークのデー
タおよび治具の位置データに基づき、プリント基板の基
準マークとＣＣＤカメラとの間の位置ずれを計算し、そ
の計算結果によってＸＹθテーブル１１、２１を微動す
ることにより、治具１０、２０に何ら基準マークを加工
することなく正確にプリント基板１のパターンと治具の
プローブとを合わせることができる。
は、ＣＰＵ３０は、メモリに記憶した基準マークのデー
タおよび治具の位置データに基づき、プリント基板の基
準マークとＣＣＤカメラとの間の位置ずれを計算し、そ
の計算結果によってＸＹθテーブル１１、２１を微動す
ることにより、治具１０、２０に何ら基準マークを加工
することなく正確にプリント基板１のパターンと治具の
プローブとを合わせることができる。
【００４２】上記プリント基板検査機におけるプリント
基板の搬送は吸着方式であるので、ベルト搬送方式では
不可能だった薄物プリント基板でも検査することができ
る。また、治具の製作は従来の手動機と変わりなく容易
である。
基板の搬送は吸着方式であるので、ベルト搬送方式では
不可能だった薄物プリント基板でも検査することができ
る。また、治具の製作は従来の手動機と変わりなく容易
である。
【００４３】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ＣＣＤ
カメラによって打痕を直接確認し、このＣＣＤカメラを
動かすことにより自動的に治具の位置データを作成する
ので、最初の治具合わせが簡単かつ正確に行われ、その
上、何ら治具に加工を施す必要がない。また、上下両治
具とプリント基板とのずれを各２台のＣＣＤカメラによ
って自動的に補正するので、両面高密度のプリント基板
の検査を容易に実施することができる。
カメラによって打痕を直接確認し、このＣＣＤカメラを
動かすことにより自動的に治具の位置データを作成する
ので、最初の治具合わせが簡単かつ正確に行われ、その
上、何ら治具に加工を施す必要がない。また、上下両治
具とプリント基板とのずれを各２台のＣＣＤカメラによ
って自動的に補正するので、両面高密度のプリント基板
の検査を容易に実施することができる。
【図１】本発明によるプリント基板検査機の外観を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明による自動治具位置補正方式の構成図で
ある。
ある。
【図３】治具の位置決めの手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図４】治具の位置決めの手順を示す説明図（その１）
である。
である。
【図５】治具の位置決めの手順を示す説明図（その２）
である。
である。
【図６】治具の位置決めの手順を示す説明図（その３）
である。
である。
【図７】従来技術を示す説明図である。
【図８】従来技術を示す説明図である。
１ プリント基板 ２ａ、２ｂ、１０、２０ 治具 ４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂ 基準マーク ６ａ、６ｂ、１２、１３、２２、２３ ＣＣＤカメラ ７ ＸＹθ微調機構 １１Ｘ〜１１θ、２１Ｘ〜２１θ ステッピングモー
タ １１、２１ ＸＹθテーブル １４〜１７、２４〜２７ サーボモータ １８ａ〜１８ｇ，２８ａ〜２８ｇ ＮＣユニット Ａ、Ｂ 打痕 Ｌ 打痕間の距離
タ １１、２１ ＸＹθテーブル １４〜１７、２４〜２７ サーボモータ １８ａ〜１８ｇ，２８ａ〜２８ｇ ＮＣユニット Ａ、Ｂ 打痕 Ｌ 打痕間の距離
Claims (1)
- 【請求項１】 被検査プリント基板のパターンと接続さ
れプリント配線の断線、短絡、接触不良を検出する治具
と、前記治具をＣＰＵから供給される駆動信号によって
Ｘ、Ｙ方向に移動させ、或は回転させる治具駆動手段
と、前記プリント基板と前記治具との間に設置されるＣ
ＣＤカメラと、前記ＣＣＤカメラを前記ＣＰＵから供給
される駆動信号によってＸ、Ｙ方向に駆動するＣＣＤカ
メラ駆動手段と、前記ＣＣＤカメラから出力されるビデ
オ信号を画像処理し、モニタに表示すると共にビデオメ
モリに格納する画像処理部と、入力スイッチの操作に応
じて前記ビデオメモリの内容に基づき前記ＣＣＤカメラ
の位置を計算し記憶すると共に、治具位置補正計算を行
い、計算結果によって前記治具駆動手段および前記ＣＣ
Ｄカメラ駆動手段に対して各駆動信号を供給する前記Ｃ
ＰＵと、前記治具と前記被検査プリント基板とを接触さ
せるプレス部とを備え、 まず、前記治具を取り付けた後、前記プレス部により前
記治具と前記被検査プリント基板とを接触させて打痕を
施し、前記ＣＣＤカメラを介して直接打痕を視認して入
力スイッチを押すことにより、前記ＣＰＵは打痕の位置
を記憶し、つぎにこのＣＣＤカメラを目的の場所に移動
させ入力スイッチを押すことによって前記ＣＰＵはこの
場所の位置を記憶し、前記ＣＰＵは記憶した現在の打痕
の位置と目的の場所の位置との数値的関係に基づき前記
治具を移動すべき方向および移動量を算定し、この算定
結果によって前記駆動信号を出力して前記治具を移動さ
せることによって前記プリント基板と前記治具との位置
関係に関する基準データを作成し、以後のプリント基板
の検査の際には記憶された基準データと前記ＣＣＤカメ
ラを介して入力するプリント基板の基準マークとのずれ
を計算し、これによって前記治具に何ら基準マークを加
工することなくそれの補正移動を行うことを特徴とする
基板検査機の治具位置補正方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5008586A JPH06221819A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 基板検査機の治具位置補正方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5008586A JPH06221819A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 基板検査機の治具位置補正方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06221819A true JPH06221819A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11697107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5008586A Pending JPH06221819A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 基板検査機の治具位置補正方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06221819A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011052986A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Toyota Motor Corp | ピンボード検査方法 |
| CN114113098A (zh) * | 2020-08-27 | 2022-03-01 | 泰科电子(上海)有限公司 | 连接器视觉检测装置 |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP5008586A patent/JPH06221819A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011052986A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Toyota Motor Corp | ピンボード検査方法 |
| CN114113098A (zh) * | 2020-08-27 | 2022-03-01 | 泰科电子(上海)有限公司 | 连接器视觉检测装置 |
| US11761882B2 (en) | 2020-08-27 | 2023-09-19 | Tyco Electronics (Shanghai) Co., Ltd. | Connector visual inspection apparatus |
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