JPH0622165Y2 - 光ファイバ巻取装置 - Google Patents

光ファイバ巻取装置

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JPH0622165Y2
JPH0622165Y2 JP2509588U JP2509588U JPH0622165Y2 JP H0622165 Y2 JPH0622165 Y2 JP H0622165Y2 JP 2509588 U JP2509588 U JP 2509588U JP 2509588 U JP2509588 U JP 2509588U JP H0622165 Y2 JPH0622165 Y2 JP H0622165Y2
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JP
Japan
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bobbin
optical fiber
winding
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delivery
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JP2509588U
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哲郎 中川
博 梶岡
則文 椎名
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光ファイバジャイロ等を構成する上で有用と
なる光ファイバ巻取装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、偏波面保存光ファイバを使用した光ファイバジャ
イロは、精度を向上させるために種々のノイズ対策が必
要であるが、その中の1つに不均一な温度変動によるド
リフトを避けるため、光ファイバをボビン又はドラムに
巻付ける際に、光ファイバ中央に関し対象な温度分布と
なるよう、第4図のように、光ファイバ1を巻取ボビン
4に交差して巻く方法が必要とされている。
この巻方をするために、従来は予め一本の光ファバ1を
その両端から全長の1/2ずつ二個の送出しボビンに捲
回しておき、まず一個の送出しボビンを手持ちして巻取
ボビン4に所定量旋回した後、もう一方の送出しボビン
に持変えて巻取ボビン4に所定量捲回し、次に先の送出
しボビンを再び手持ちし、所定量の捲回するという手順
を繰返すことによって行った。
[考案が解決しようとする課題] このように手作業によって、巻取作業を行うことは、非
能率的で製造コストが重むと共に、捲回の状態も一様で
なく、また人為的な不良が発生する恐れがあって、信頼
性の高い製品を得ることができない。
本考案の目的は、前記した問題点に鑑み、人手に頼らず
に光ファイバをボビンに交差巻きすることが可能な光フ
ァイバ巻取装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、1本の光ファイバをその両端側から別々に捲
回した2つの送出しボビンと、両送出しボビンから交互
に送り出される光ファイバを互いに逆方向にトラバース
させながら捲回し交差巻するための巻取ボビンとを備え
た光ファイバ巻取装置において、上記2つの送出しボビ
ンを個別に支持し光ファイバを一定張力で送り出す二台
の送出し装置と、巻取ボビンを両端から把持固定するボ
ビンスタンドとを設け、送出し装置からの光ファイバを
巻取ボビンに捲回すべく上記ボビンスタンドに上記二台
の送出し装置を各々巻取ボビンの周囲を旋回可能に支承
すると共に、各送出し装置に、旋回中の送出し装置を巻
取ボビンと平行にトラバース動作させ、休止中の送出し
装置を巻取ボビンの領域外へ退避させる移動装置を設け
て構成したものである。
[作用] 二台の送出し装置のうち、一方の送出し装置は巻取ボビ
ンの周囲を旋回して、当該送出し装置の送出しボビンか
らの光ファイバを一定の張力で巻取ボビンに捲回して行
く。このとき旋回中の送出し装置は巻取ボビンと平行に
トラバース動作させられ、従って、巻取ボビンには光フ
ァイバが螺線状に捲回される。このようにして一方の送
出し装置が巻取ボビンに光ファイバを捲回している時
は、他方の送出し装置は干渉しないよう退避されてい
る。
続いて、他方の送出し装置が巻取ボビンの周囲を旋回
し、当該送出し装置の送出しボビンからの光ファイバを
一定の張力で巻取ボビンに捲回して行く。このときも、
一方の送出し装置は干渉しないよう退避される。旋回中
の送出し装置は、巻取ボビンと平行にトラバース動作さ
せられ、一方の送出し装置により捲回された螺線と交差
するように、巻取ボビンに光ファイバを螺線状に捲回す
る。従って、光ファイバの交差巻きが自動的に行われ
る。
[実施例] 以下図示の実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図において、送出しボビン2,3は予め1本の光フ
ァイバ1をその全長の1/2づつ捲回した送出しボビン
であり、4はこの送出しボビン2,3から一定の張力で
送出される光ファイバ1を交差巻きに捲回すべき巻取ボ
ビンである。巻取ボビン4には、通常の巻取フランジ4
aの他に把持用フランジ4bが形成されている。
5,6は、この巻取ボビン4をその両端側から把持固定
するボビンスタンドであり、両ボビンスタンド5,6の
上端からは、アーム7,8が同軸的に互いに対向して延
在し、アーム7,8の先端部に設けたボビン受け治具
9,10によって、巻取ボビン4の把持用フランジ4b
が把持されている。巻取ボビン4の着脱は、ボビン受け
治具9,10をスライドさせることより行うことでき
る。
11,12は上記アーム7,8の廻りに旋回可能に装置
された送出し装置であり、この送出し装置11,12自
体は、送出しボビン2,3を回転可能且つ上記アーム
7,8と平行に軸方向移動、即ちトラバース可能に支持
している。
具体的には、送出し装置11,12は、その基台13,
14の筒状ボス部15,16が軸受17,18によっ
て、アーム7,8に回転可能に支承されており、基台端
部に設けたプーリ19,19がベルト20,20を介し
てモータ21,22の出力軸に接続されている。従っ
て、送出し装置11はモータ21によりアーム7の回り
に回転され、送出し装置12はモータ22によりアーム
8の回りに回転される。
また、送出し装置11,12の基台13,14、正確に
はボス部15,16から半径方向に延びる取付け板部に
は、送出しボビン取付軸としてのスプラインシャフト2
3,24が、ボールスプライン軸受25,25によっ
て、回転可能且つ軸方向移動可能に支承されている。更
に、基台13,14の取付け板部には、送りネジ26,
27が軸受28,28により回転自在に支承され、その
一端は基台13,14の取付け板部に固定のモータ2
9,30に接続されている。31,32は、この送りネ
ジ26,27と係合するナット体であり、該ナット体3
1,32から上方に延在する腕33,33の上端は、軸
受34,34を介して、スプラインシャフト23,24
の後端と連結されている。
従って、モータ29,30により送りネジ26,27が
回転しナット体31,32が送られるに伴い、スプライ
ンシャフト23,24、即ちその先端に取付けられてい
る送出しボビン2,3が、軸方向にトラバース動作す
る。また、この送出しボビン2,3の取付けられている
スプラインシャフト23,24は、モータ21,22に
より基台13,14が回転することにより、巻取スタン
ド5,6のアーム7,8を中心として旋回する。この旋
回動作に伴い、送出しボビン2又は送出しボビン3から
光ファイバ1が引出され、巻取ボビン4に捲回されて行
く。
35,36は、この巻取り時のスプラインシャフト6又
は7の回転に制動力をかけ、引出される光ファイバ1に
一定の張力を与えるためのブレーキ回転体であり、その
被動軸はベルト37,37を介してスプラインシャフト
23,24のプーリ38,38に接続されている。
39は、送出しボビン2又は送出しボビン3から巻取ボ
ビン4に光ファイバ1を安定して送出すためのガイドロ
ーラ、40はアーム7,8を中心とする旋回時に、光フ
ァイバ1が巻取ボビン4の軸方向及び周方向に乱れない
ように光ファイバ1を案内するU字形の案内ガイドであ
り、共に、ナット体31,32に固定されている。
尚、送り出しボビン2,3のスプラインシャフト23,
24への脱着のため、例えば圧縮空気を用い、シャフト
23,24の先端の一部が膨張することで送出しボビン
2,3を把持し、収縮することで送出しボビン2,3を
解放する機構を設けることができる。
次に、上記構成の巻取装置における巻取手順を、第2図
〜第3図を参照しながら説明する。
巻取ボビン4には、まず第2図の如く、送出し装置11
における送出しボビン2からの光ファイバ1が、一方向
にトラバースされながら所定のピッチで捲回され、巻取
ボビン4に第1層目が軸方向幅分だけ捲回される。第1
層目の捲回が終了したら、次に第3図の如く送出し装置
12における送出しボビン3からの光ファイバ1が、逆
方向にトラバースされながら捲回され、第2層目が捲回
される。この第2層目の光ファイバ1は第1層目の光フ
ァイバ1と交差し、いわゆる交差巻きとなる。再たび、
送出し装置11の送出しボビン2からの光ファイバ1
を、巻取ボビン4に、第3層目として捲回し、その後送
出し装置12の送出しボビン3からの光ファイバ1を巻
取ボビン4に第4層目として捲回する。
以下、同様にして送出しボビン2と送出しボビン3の光
ファイバ1を交互に捲回して行く。
詳述するに、まず、第2図において、送出し装置11に
おけるトラバース用のモータ29を逆回転させて、送り
ネジ26,ナット体31を介しスプラインシャフト23
を内方向に前進せしめ、送出しボビン2を巻取ボビン4
の左端に持来たす。この状態で、送出し装置11側のモ
ータ21を動作させて、送出し装置11全体を巻取スタ
ンド5のアーム7の回りに旋回させると共に、モータ2
9を正回転させて送出しボビン2を巻取ボビン4の左端
から右端へトラバースさせる。
送出し装置11が旋回することにより送出しボビン2か
ら光ファイバ1がブレーキ用回転体35の制動力に抗し
て引出され、巻取ボビン4の周囲に巻付く。この際、送
出しボビン2は巻取ボビン4の回転と同期して左端から
右端へトラバースされるので、第2図の如く光ファイバ
1が巻取ボビン4に捲回されて行く。このとき、他側の
送出しボビン3は、干渉を避けるため、巻取ボビン4上
から左側に離れた位置に退避されており、旋回はしてい
ない。又、この送出しボビン3の光ファイバの引出し部
は、図示していない把持治具によって、光ファイバ1が
解かれないように固定されている。
1層目或いは所定量の捲回が終了すると、送出し装置1
1の旋回用モータ21が停止されて、送出しボビン2の
旋回が停止する。又、送出し装置11のモータ29が正
回転による早送りされて、送出しボビン2が巻取ボビン
4の領域外へ退避する。
次に第3図において、送出し装置12側のモータ30を
逆回転させて送出しボビン3を巻取ボビン4の位置まで
早送りさせた後、正回転側に切替えて送出しボビン3を
トラバースさせると共に、送出し装置12側のモータ2
2を回転させて、送出し装置12を巻取ボビン4の周囲
に、送出しボビン2の場合とは逆方向に旋回させる。こ
れにより、送出しボビン3に捲回してある光ファイバ1
を、ブレーキ用回転体36の制動力に抗して引出し、巻
取ボビン4上に捲回する。
かくして、第2層目もしくは所定量の捲回が終了した
ら、当該送出し装置12の旋回を停止させ、当該送出し
ボビン3を巻取ボビン4の領域外へ退避させる。
この後、再たび送出しボビン2を巻取ボビン4上へ持ち
来たし、トラバースさせながらモータ21により旋回さ
せれば、第3層目が捲回される。
このようにして、光ファイバ1を順次に巻取ボビン4に
交差巻きすることができる。
実施例では、送出し装置11,12にブレーキ用回転体
35,36を使用し、これによって捲回される光ファイ
バ1に一定の張力を与える例を示したが、トルクモータ
を使用して張力を制御する方法や、駆動モータを用いる
いわゆる強制送出し方式を用いることもできる。
[考案の効果] 本考案によれば、従来手作業によって製造していた光フ
ァイバの巻取り作業を、機械によって自動的に行うこと
ができる。人手を要しないため人件費が節約でき、短時
間に大量に製造することができるため、コスト低減を図
ることができる。
また、全て自動機械で製造するため、人為的な不良が発
生せず、信頼性の高い製品が作れることができる。従っ
て、ジャイロ特性の向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を一部断面で示す正面図、第
2図,第3図はそれぞれ動作の説明に供する概略図、第
4図は光ファイバジャイロ用捲回方法を示す図である。 図中、1は光ファイバ、2,3は送出しボビン、4は巻
取ボビン、5,6は巻取スタンド、7,8はアーム、
9,10はボビン受け治具、11,12は送出し装置、
13,14は基台、20はベルト、21,22はモー
タ、23,24はスプライシャフト、25はボールスプ
ライン軸受、26,27は送りネジ、29,30はモー
タ、35,36はブレーキ回転体、37はベルト、39
はガイドローラを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本の光ファイバをその両端側から別々に
    捲回した2つの送出しボビンと、両送出しボビンから交
    互に送り出される光ファイバを互いに逆方向にトラバー
    スさせながら捲回し交差巻するための巻取ボビンとを備
    えた光ファイバ巻取装置において、上記2つの送出しボ
    ビンを個別に支持し光ファイバを一定張力で送り出す二
    台の送出し装置と、巻取ボビンを両端から把持固定する
    ボビンスタンドとを設け、送出し装置からの光ファイバ
    を巻取ボビンに捲回すべく上記ボビンスタンドに上記二
    台の送出し装置を各々巻取ボビンの周囲を旋回可能に支
    承すると共に、各送出し装置に、旋回中の送出し装置を
    巻取ボビンと平行にトラバース動作させ、休止中の送出
    し装置を巻取ボビンの領域外へ退避させる移動装置を設
    けたことを特徴とする光ファイバ巻取装置。
JP2509588U 1988-02-29 1988-02-29 光ファイバ巻取装置 Expired - Lifetime JPH0622165Y2 (ja)

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JP2509588U JPH0622165Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 光ファイバ巻取装置

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JPH01132909U JPH01132909U (ja) 1989-09-11
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CN112537691B (zh) * 2020-12-30 2022-03-01 武汉光谷长盈通计量有限公司 光纤自动绕环装置及其绕环方法
CN113336001B (zh) * 2021-06-30 2022-10-04 李大植 一种流苏装饰头缠绕机及丝线缠绕控制方法

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