JP3246489B2 - ブレイディング補助装置 - Google Patents

ブレイディング補助装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレイダーによる
糸の組成を補助するブレイディング補助装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】棒状又は筒状のマンドレル2表面にガラ
ス繊維などからなる強化繊維3を組成する装置として、
一般的にブレイダー6が知られている。
【0003】図4に示すように、ブレイダー6は、横倒
しにしたマンドレル2を通過させるためのブレイダー挿
通口40を有する。
【0004】ブレイダー挿通口40の内周面には多数の
ボビンキャリア41が所定の経路上を周方向に移動自在
に設けられており、ブレイダー挿通口40内を移動する
マンドレル2に強化繊維3を径方向外方から送るように
なっている。
【0005】また、図5に示すように、ブレイダー挿通
口40内には、ボビンキャリア(図示せず)から送出さ
れる強化繊維3をマンドレル2に沿わせるように案内す
るための組成安定ガイド42が設けられている。組成安
定ガイド42は略リング状に形成されており、径方向外
方から送られてくる強化繊維3を軸方向へ向きを変えて
送るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレイダー
6でマンドレル2上に強化繊維3を組成するとき、強化
繊維3が十分に締まらないことがあり、マンドレル2か
ら浮いてしまうこともあった。強化繊維3の締まりが悪
くなる原因のひとつとして、マンドレル2の断面寸法の
変化が大きい場合があり、例えば高圧ボンベにおいて
は、断面寸法が小さくなる部位で繊維密度が大きくな
り、繊維のテンションだけでは締まりきらなくなってし
まうという課題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、繊維密度が大きくともマンドレル上に強化繊維を良
好に締めてブレイディングできるブレイディング補助装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、高圧ボンベなどのマンドレル上に強化繊維
をブレイディングするためのブレイダーにおいて、マン
ドレルの回りを回動自在に設けられた回動フレームと、
該回動フレームに回動中心へ向けてスライド自在に設け
られ組成点付近の繊維をマンドレル表面に押し付ける収
束ガイドと、該収束ガイドに連結され収束ガイドをマン
ドレルに近接離間自在にスライドさせるエアシリンダと
を備えたものである。組成点付近の繊維をマンドレルの
凹凸に応じて押し付けることができ、マンドレルの表面
積に対する繊維の量が多く繊維のテンションだけでは締
まりきらない場合であっても繊維を良好に締めてマンド
レルに密着させることができる。
【0009】そして、上記収束ガイドは、上記回動フレ
ームの径方向に長い平板状に形成され、上記回動フレー
ムの回動中心側の先端を丸めて形成されるとよい。収束
ガイドを径方向内側へスライド移動させたときにその先
端で繊維の組成点付近をまんべんなく、かつ、繊維に引
っ掛からないように押圧できる。
【0010】また、上記収束ガイドは、上記回動フレー
ムに周方向に複数等間隔に設けられるとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0012】図1及び図2に示すように、ブレイディン
グ補助装置1は、マンドレル2に組成された強化繊維3
をマンドレル2表面に押し付けるための繊維押付け手段
4と、繊維押付け手段4を支承するための固定フレーム
5とからなり、ブレイダー6の組成安定ガイド42近傍
かつ、マンドレル2送り方向下流側に設けられている。
【0013】繊維押付け手段4は、固定フレーム5に回
動自在に設けられマンドレル2の回りを回転する回動フ
レーム7と、回動フレーム7に回動中心へ向けてスライ
ド自在に設けられた複数の収束ガイド8と、収束ガイド
8に連結され収束ガイド8をマンドレル2に近接離間自
在にスライドさせるエアシリンダ9とからなる。
【0014】回動フレーム7は、正面視略リング板状に
形成された歯車からなり、上端と下部両側を複数の支持
車10に回動自在に支持されている。回動フレーム7に
は、同心状に組成安定ガイド42が設けられており、組
成安定ガイド42は、ブレイダー6のボビン22からの
解舒点23と組成点24を結んだ直線上近傍に位置され
るようになっている。
【0015】図3に示すように、支持車10は、それぞ
れ回動フレーム7に噛合する歯車部11に回動フレーム
7の縁部12を挟む鍔部13を形成してなるものであ
り、鍔部13で回動フレーム7の厚さ方向への移動を規
制するようになっている。
【0016】そして、回動フレーム7には、駆動モータ
14の駆動軸15に一体に固定された駆動歯車16が噛
合されており、駆動モータ14を駆動させることにより
回動フレーム7が回動されるようになっている。
【0017】また、固定フレーム5には回動フレーム7
の回動角度を検出するためのセンサ17が設けられてお
り、回動フレーム7が所定角度(具体的には90°)回
動されたのを検出して駆動モータ14の回転方向を逆転
させるようになっている。
【0018】収束ガイド8は、回動フレーム7の径方向
に長い平板状に形成されており、回動フレーム7に周方
向に4つ等間隔に設けられている。それぞれの収束ガイ
ド8は、組成安定ガイド42をスライド可能に貫通して
設けられており、収束ガイド8は、組成安定ガイド42
にスライド方向をガイドされるようになっている。そし
て、収束ガイド8を径方向内側へスライド移動させたと
きにその先端が強化繊維3の組成点24付近を押すよう
になっている。
【0019】また、収束ガイド8は、回動フレーム7の
回動中心側の先端を丸めて形成されており、強化繊維3
に引っ掛からないように、かつ、強化繊維3をまんべん
なく押圧できるようになっている。
【0020】また、収束ガイド8の外周側の端部には収
束ガイド8から回動フレーム7側へ延びる軸回り回転自
在な接続ローラ19が設けられている。接続ローラ19
には、連結ロッド20が回動自在かつ、長手方向スライ
ド自在に連結されている。
【0021】具体的には、連結ロッド20は、一端から
長手方向に長い切り欠き21を有し、切り欠き21内に
接続ローラ19を回転可能に挟んで切り欠き21内で接
続ローラ19を転動させることで連結ロッド20を収束
ガイド8に対して屈曲自在かつ、スライド自在に連結す
るようになっている。
【0022】そして、連結ロッド20は、収束ガイド8
に対して屈曲された状態で他端を回動フレーム7に回動
自在に連結されており、中間にエアシリンダ9の一端を
回動自在に連結している。
【0023】エアシリンダ9は、他端を回動フレーム7
に回動自在に連結されており、伸縮することで連結ロッ
ド20を回動させ、連結ロッド20に連結された収束ガ
イド8をマンドレル2に近接離間自在にスライドさせる
ようになっている。エアシリンダ9には、図示しない耐
圧ホースを介してエアが供給されるようになっている。
【0024】次に作用を述べる。
【0025】ブレイダー6とブレイディング補助装置1
を稼動させると、ブレイダー6はマンドレル2上に強化
繊維3を組成し、ブレイディング補助装置1は組成直前
の強化繊維3をマンドレル2の表面に押し付ける。
【0026】詳細には、ブレイディング補助装置1は、
駆動モータ14を回転駆動させることで駆動歯車16を
介して回動フレーム7に動力を伝え、支持車10に支承
された回動フレーム7をゆっくりと回動させる。
【0027】また、センサ17は、回動フレーム7の回
動角度を常に検出しており、所定回動角度ごとに回動フ
レーム7を逆転させている。これにより、エアシリンダ
9に接続された耐圧ホースを捻って絡ませたりしないよ
うになっている。
【0028】そして、回動フレーム7に設けられたエア
シリンダ9は、耐圧ホースを介して供給乃至吸引される
エアにより一定周期で伸縮している。
【0029】エアシリンダ9に連結された連結ロッド2
0は、回動フレーム7と連結された他端を中心に回動
し、一端の切り欠き21内に位置される接続ローラ19
を回転させながら収束ガイド8を回動フレーム7の回動
中心へ向けてスライド移動させ、回動中心から遠ざける
ようにスライド移動させる。
【0030】回動フレーム7内では、収束ガイド8がマ
ンドレル2上に組成された強化繊維3を径方向内方に位
置されるマンドレル2へ押し付ける。
【0031】また、収束ガイド8は回動する回動フレー
ム7から径方向内側へ伸びるため、マンドレル2上の強
化繊維3は、全周に亘ってマンドレル2の表面に押し付
けられて締まり、全周に亘ってマンドレル2上に密着さ
れる。
【0032】そして、マンドレル2の周上に凹凸がある
場合、先端を丸められた収束ガイド8が適度に凹凸内に
入るため、強化繊維3は凹凸に沿ってマンドレル2に押
し付けられ、密着される。
【0033】このように、ブレイダー6に、マンドレル
2上の強化繊維3を締めるブレイディング補助装置1を
設けたため、強化繊維3のマンドレル2への締まりを向
上させることができ、強化繊維3をマンドレル2に密着
させることができる。
【0034】ブレイディング補助装置1を、組成点付近
の強化繊維3をマンドレル2表面に押し付けて組成しつ
つある強化繊維3の締まりを積極的に補助する繊維押付
け手段4を備えたものとしたため、確実かつ容易にマン
ドレル2への強化繊維3の締まりを向上させることがで
きる。
【0035】また、繊維押付け手段4を、マンドレル2
の回りを回動自在に設けられた回動フレーム7と、回動
フレーム7に回動中心へ向けてスライド自在に設けられ
た収束ガイド8と、収束ガイド8に連結され収束ガイド
8をマンドレル2に近接離間自在にスライドさせるエア
シリンダ9とを備えたものとしたため、簡易な構造で安
価なブレイディング補助装置1を提供することができ
る。
【0036】なお、回動フレーム7の回動角度をセンサ
17で検出して逆転させるものとしたが、これに限るも
のではなく、例えば駆動モータ14をサーボモータ(図
示せず)に換え、所定回動角度ごとに逆転させるように
制御するものとしてもよい。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0053】(1)マンドレルへの強化繊維の締まりを
向上させることができ、マンドレルに強化繊維を良好に
密着させることができる。
【0054】(2)マンドレルの凹凸に沿って強化繊維
を押し付け、密着させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すブレイディング
補助装置の側断面図である。
【図2】ブレイディング補助装置の正面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】ブレイダーの斜視図である。
【図5】組成安定ガイドの斜視図である。
【符号の説明】 1 ブレイディング補助装置 2 マンドレル 3 強化繊 ブレイダー 7 回動フレーム 8 収束ガイド 9 エアシリン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧ボンベなどのマンドレル上に強化繊
    維をブレイディングするためのブレイダーにおいて、
    ンドレルの回りを回動自在に設けられた回動フレーム
    と、該回動フレームに回動中心へ向けてスライド自在に
    設けられ組成点付近の繊維をマンドレル表面に押し付け
    る収束ガイドと、該収束ガイドに連結され収束ガイドを
    マンドレルに近接離間自在にスライドさせるエアシリン
    ダとを備えたことを特徴とするブレイディング補助装
    置。
  2. 【請求項2】 上記収束ガイドは、上記回動フレームの
    径方向に長い平板状に形成され、上記回動フレームの回
    動中心側の先端を丸めて形成された請求項1記載のブレ
    イディング補助装置。
  3. 【請求項3】 上記収束ガイドは、上記回動フレームに
    周方向に複数等間隔に設けられる請求項1または2記載
    のブレイディング補助装置。
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