JPH0622164Y2 - 光ファイバ巻取装置 - Google Patents

光ファイバ巻取装置

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JPH0622164Y2
JPH0622164Y2 JP2509488U JP2509488U JPH0622164Y2 JP H0622164 Y2 JPH0622164 Y2 JP H0622164Y2 JP 2509488 U JP2509488 U JP 2509488U JP 2509488 U JP2509488 U JP 2509488U JP H0622164 Y2 JPH0622164 Y2 JP H0622164Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光ファイバジャイロ等を構成する上で有用と
なる光ファイバ巻取装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、偏波面保存光ファイバを使用した光ファイバジャ
イロは、精度を向上させるために種々のノイズ対策が必
要であるが、その中の1つに不均一な温度変動によるド
リフトを避けるため、光ファイバをボビン又はドラムに
巻付ける際に、光ファイバ中央に関し対象な温度分布と
なるよう、第13図のように、光ファイバ1を巻取ボビ
ン4に交差して巻く方法が必要とされている。
この巻方をするために、従来は予め一本の光ファイバ1
をその両端から全長の1/2ずつ二個の供給ボビンに捲
回しておき、まず一個の供給ボビンを手持ちして巻取ボ
ビン4に所定量旋回した後、もう一方の供給ボビンに持
変えて巻取ボビン4に所定量捲回し、次に先の供給ボビ
ンを再び手持ちし、所定量の捲回するという手順を繰返
すことによって行った。
[考案が解決しようとする課題] このように手作業によって、巻取作業を行うことは、非
能率的で製造コストが重むと共に、捲回の状態も一様で
なく、また人為的な不良が発生する恐れがあって、信頼
性の高い製品を得ることができない。
本考案の目的は、前記した問題点に鑑み、人手に頼らず
に光ファイバをボビンに交差巻きすることが可能な光フ
ァイバ巻取装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、1本の光ファイバをその両端側から別々に捲
回した2つの供給ボビンと、両供給ボビンから交互に送
り出される光ファイバを互いに逆方向にトラバースさせ
ながら捲回し交差巻するための巻取ボビンとを備えた光
ファイバ巻取装置において、光ファイバを一定張力で送
り出す送出側装置と、光ファイバを巻取る巻取側装置と
を備え、上記送出側装置には、2つの供給ボビンうち交
互に使用される使用ボビンを解放可能に把持する使用ボ
ビン把持機構と、使用ボビンを把持した送出側装置を移
動させる移動機構とを設け、また巻取側装置には、巻取
ボビンを回転させる回転駆動装置と、2つの供給ボビン
のうち不使用ボビンを収納し解放可能に把持して巻取ボ
ビンと一緒に回転する不使用ボビン把持機構を設けたこ
たものである。
本考案の別の形態としては、巻取ボビンを回転させる回
転駆動装置の代りに、供給ボビン,使用ボビン把持機
構,移動機構を巻取ボビンの周囲に旋回させる旋回機構
を設け、巻取側装置を静止させる。
本考案の更に別の形態としては、巻取ボビンを回転させ
る回転駆動装置の代りに、供給ボビン,使用ボビン把持
機構を巻取ボビンの周囲に旋回させる旋回機構を設ける
と共に、回転機構部を移動させる移動機構を設け、巻取
側装置を静止させる。
[作用] 巻取側装置の回転している巻取ボビンは、2つの供給ボ
ビンうち送出側装置に把持された使用ボビンからの光フ
ァイバを、一定張力で巻取って行く。このとき送出側装
置は巻取ボビンと平行にトラバース動作させられ、従っ
て、巻取ボビンには光ファイバが螺線状に捲回される。
一方、2つの供給ボビンうち不使用ボビンは、このよう
に巻取ボビンに光ファイバが捲回されている時は、巻取
側装置に収納され且つ解放可能に把持されて、巻取ボビ
ンと一緒に回転することにより、干渉しないように退避
されている。
2つの供給ボビンは交互に使用され、前回の使用ボビン
とが交換され、前回の不使用ボビンの光ファイバについ
ても、同様にして巻取ボビンに螺線状に捲回される。従
って、光ファイバの交差巻きが自動的に行われる。
この交差巻きは、必ずしも巻取ボビンが回転し移動装置
が回転しない形態である必要はない。巻取ボビンを回転
させる回転駆動装置の代りに、供給ボビン,使用ボビン
把持機構,移動機構を、巻取ボビンの周囲に旋回させる
旋回機構を設け、巻取側装置を静止させておいてもよ
い。
また、巻取ボビンを回転させる回転駆動装置の代りに、
供給ボビン,使用ボビン把持機構を巻取ボビンの周囲に
旋回させる旋回機構を設けると共に、回転機構部を移動
させる移動機構を設け、巻取側装置を静止させておいて
もよい。
[実施例] 以下図示の実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図において、供給ボビン2,3は予め1本の光ファ
イバ1をその全長の1/2づつ捲回した供給ボビンであ
り、4はこの供給ボビン2,3から一定の張力で送出さ
れる光ファイアバ1を交差巻きに捲回すべき巻取ボビン
である。
本考案の光ファイバ巻取装置は、上記2つの供給ボビン
2,3を交互に把持し、把持した供給ボビン2又は3か
らの光ファイバ1の送出しを許す送出側装置5と、巻取
ボビン4を支持すると共に、上記送出側装置5に把持さ
れなかった供給ボビン3又は2を把持し、把持した供給
ボビン3又は2からの光ファイバ1の送出しを禁止する
巻取側装置6とを有する。巻取ボビン4への光ファイバ
1の捲回は、送出側装置5をトラバース移動させなが
ら、巻取側装置6を回転させるか、又は巻取側装置6を
片持ち支持して巻取側装置6の回りに送出側装置5を旋
回させることにより行う。
第1図は、このような捲回方式のうち、巻取側装置6を
回転させてファイバ1を巻取るるように構成した光ファ
イバ巻取装置の実施例である。
7は巻取ボビン4のボビン取付軸10を軸受8により回
転可能に片持ち支持するボビンスイタンドである。この
ボビン取付軸10には、巻取ボビン4が固定され、その
両側には、供給ボビン2及び3の退避場所となる2つの
ディスク11,12が回転不能に嵌装され、ネジ13に
よりボビン取付軸10からの抜けが防止されている。即
ち、ディスク11,12と巻取ボビン4とは、ボビン取
付軸10によって接続固定されており、巻取ボビン4と
同一回転するようになっている。しかし、巻取ボビン4
を交換する際は、ディスク11,12は取外しできる。
両ディスク11,12の互いに対向する面側には、2つ
の供給ボビン2,3のうち退避させるべき不使用ボビン
を、解放可能に収納把持するためのチャック14が、周
方向に複数個設けてある。これらのチャック14は、図
示していない圧縮空気等の加圧流体により、各ディスク
11,12を単位として又は両ディスク11,12が同
時に開閉動作する。退避させるべき不使用ボビン3又は
2は、このディスク11,12の開かれているチャック
14の1つに収納され、その後チャック14が閉じるこ
とにより把持され、ディスク11,12の回転中、ディ
スク11又は12内に保持される。供給ボビン3又は2
を退避状態から回復させるときには、チャック14が開
動作し供給ボビン3又は2が釈放される。
ボビン取付軸10の他端にはプーリ15が固定され、ベ
ルト16を介してモータ17に連結されている。従っ
て、巻取側装置6はモータ17により回転駆動される。
18は送出側装置5を支持するスタンドであり、スタン
ド18の上部にはロッド19が、巻取ボビン4のボビン
取付軸10と平行に片持ち支持され、このロッド19に
送出側装置5の基台20の吊下げ軸21が、左右横移動
可能,昇降可能,旋回可能に取付けられている。22は
吊下げ軸21を上下移動させ及びロッド19に沿って左
右移動させる上下・左右横行装置であり、23は吊下げ
軸21を回転させる回転装置を示す。
24は光ファイバ1を送り出すべき側の供給ボビン2又
は3を取付けるボビン取付軸であり、このボビン取付軸
24には、圧縮空気等の加流体により先端の一部が膨張
することによって供給ボビン2又は3を把持し、収縮す
ることにより供給ボビン2又は3を釈放する把持機構
(図示せず)を設けてある。この送出側装置5のボビン
取付軸24は、軸受25により、送出側装置5の基台2
0に回転自在に支承されると共に、そのボビン取付軸2
4の他端は、供給ボビン2又は3から送り出される光フ
ァイバ1に一定の張力を与えるため、ギヤ装置26を介
して、ブレーキ用回転体27に連結されている。
次に、上記構成の巻取装置における巻取手順を、第2図
〜第4図を参照しながら説明する。
巻取ボビン4には、まず第2図の如く、送出側装置5に
おける供給ボビン3からの光ファイバ1が、一方向にト
ラバースされながら所定のピッチで捲回され、巻取ボビ
ン4に第1層目が軸方向幅分だけ捲回される。第1層目
の捲回が終了したら、第3図の如く供給ボビン3がディ
スク12内に退避され、第4図の如くそれまで退避され
ていた供給ボビン2が送出側装置5に取付けられる。次
に、供給ボビン2からの光ファイバ1が、逆方向にトラ
バースされながら捲回され、第2層目が捲回される。こ
の第2層目の光ファイバ1は第1層目の光ファイバ1と
交差し、いわゆる交差巻きとなる。次いで、供給ボビン
3を供給ボビン2と交換し、再び、供給ボビン3からの
光ファイバ1を、巻取ボビン4に、第3層目として捲回
する。
以下、同様にして供給ボビン2と供給ボビン3を交換し
つつ、供給ボビン2,3から光ファイバ1を交互に送り
出して、巻取ボビン4に捲回して行く。
詳述するに、最初は、第2図に示すように、供給ボビン
2がチャック14によってディスク13に収納把持され
ており、供給ボビン3が送出側装置5に把持されている
ものとする。第1図の状態から供給ボビン2と3の位置
が交換されているため、第2図の供給ボビン3の向きが
第1図とは異なり、回転装置23によって180度回転
された状態にある。この状態で、モータ17を動作させ
て巻取ボビン4を回転させると共に、上下・左右横行装
置22の働きによって、巻取ボビン4の回転と同期して
右から左へと送出側装置5をトラバースさせる。
巻取ボビン4が回転することにより、供給ボビン3から
光ファイバ1がブレーキ用回転体27の制動力に抗して
引出され、回転している巻取ボビン4に一定張力で巻取
られる。このとき巻取ボビン4の回転と同期して送出側
装置5が左端から右端へトラバースされるので、第2図
の如く光ファイバ1が巻取ボビン4に螺線状に捲回され
て行き、第1層目が捲回される。このとき、巻取ボビン
4と一緒に回転している供給ボビン2は、チャック14
によりディスク13に収納把持され、巻取ボビン4の巻
取領域外にあるため、光ファイバ1の巻取に干渉するこ
とはない。又、この供給ボビン3の光ファイバの引出し
部は、図示していない把持治具によって、光ファイバ1
が解かれないように固定されている。
第3図において、巻取ボビン4に第1層目或いは所定量
の光ファイバ1が捲回されると、ディスク11、12が
図示してない位置センサにより所定の位置に停止する。
送出側装置5は、上下・左右横行装置22によって更に
左に移動され、それまで光ファイバ1を引出して来た供
給ボビン3は、第3図に示すように、ディスク12のチ
ャック14内に入れられる。その後、ボビン取付軸24
の径を収縮させると共にチャック14を締めることによ
って、供給ボビン3がディスク14内に収納把持され
る。
第4図は、この後、送出側装置5が、それまで退避され
ていた供給ボビン2を、ディスク11から受取る例を示
したもので、第3図の場合と逆の手順で供給ボビン2を
送出側装置5に固定する。即ち、送出側装置5の向きを
回転装置23により180度変えると共に、上下・左右
横行装置22によって送出側装置5を左から右へ移動さ
せ、ボビン取付軸24の径を縮小した状態で供給ボビン
2内に差込む。その後、ボビン取付軸24の径を膨張さ
せ、チャック14を開き、送出側装置5を左に戻すこと
により、ボビン取付軸24に供給ボビン2を取付ける。
供給ボビン2を取付けたら、送出側装置5をディスク1
1,12の上方まで上昇させる。
再び、供給ボビン2をトラバースさせると共に、モータ
17により巻取ボビン4を回転させて、供給ボビン2の
光ファイバ1を巻取ボビン4に捲回する。この場合、巻
取ボビン4の回転方向は、供給ボビン3のの光ファイバ
1を巻取る場合と逆方向にする。これにより、供給ボビ
ン2の光ファイバ1が、ブレーキ用回転体27の制動力
に抗して引出され、巻取ボビン4上に、第2層目が、第
1層目の光ファイバ1に対し交差して螺線状に捲回され
る。
以下同様にして、光ファイバ1を1層分或いは所定量捲
回した後、引出していた供給ボビン2又は3をディスク
11又はディスク12に固定し、退避していた供給ボビ
ン3又は2を取出し、巻取ボビン4を前回とは逆回転さ
せれば、順次光ファイバ1が巻取ボビン4に交互に捲回
され、第13図に示すような交差巻きができることにな
る。
上記実施例では、送出側装置5にブレーキ用回転体27
を使用したが、トルクモータを使用して張力を制御する
方法や、駆動モータを用いるいわゆる強制送出し方式と
することもできる。又、実施例では、捲回時に供給ボビ
ンを移動させているが、ガイドローラを用いてガイドロ
ーラを移動させドラバースさせてもよい。
第5図は、巻取側装置6側を固定とし、送出装置5を巻
取ボビン4の周囲に旋回させることにより、巻取を行う
ようにした実施例である。
送出側装置5のロッド19は、スタンド18の上端に軸
受28により回転自在に支承されたアーム29の一端に
固定されており、アーム29はモータ30によりベルト
31を介して回転されるようになている。従って、送出
側装置5は、上下・左右横行装置22及び回転装置23
と共に、このアーム18の回転によって、巻取ボビン4
の周囲を旋回する。
この巻取装置の巻取手順を、第6図〜第8図を用いて説
明する。
第6図に示すように、供給ボビン3がモータ30によっ
て巻取ボビン4の周囲を旋回し、巻取ボビン4に光ファ
イバ1を捲回する。送出側装置5が右から左へトラバー
スされながら旋回することにより、供給ボビン3から光
ファイバ1がブレーキ用回転体27の制動力に抗して引
出され、図示の如く光ファイバ1が巻取ボビン4に捲回
されて行く。このとき、供給ボビン2は旋回しないが、
供給ボビン2の光ファイバの引出し部は、第1図の実施
例の場合と同様に、図示していない把持治具によって、
光ファイバ1が解かれないように固定される。
第7図は、巻取ボビン4に光ファイバ1を所定量捲回し
た後、供給ボビン3をディスク12にチャック14によ
って固定される状態を示す。アーム18は位置センサに
より所定の位置に停止し、次に送出側装置5が、上下・
左右横行装置22によって移動し、供給ボビン3をチャ
ック14内に入れた後、ボビン取付軸24を収縮させ、
チャック14を締めることによって、供給ボビン3をデ
ィスク12に固定する。
第8図は、この後、送出側装置5が供給ボビン2を受取
る状態を示したものであって、第3図で説明した手順と
逆の手順で、供給ボビン2を送出側装置5に固定する。
その後、送出側装置5は上昇し、アーム29が逆回転
し、送供給ボビン2の光ファイバ1を巻取ボビン4に捲
回する。所定量を捲回した後、供給ボビン2をディスク
11又は12に固定し、供給ボビン2を取出し、アーム
29をさらに逆回転させれば、順次光ファイバ1は巻取
ボビン4に捲回され、第13図に示すような交差巻きが
できることになる。
第9図は、本考案の他の実施例を示す。
第9図において、送出側装置5は回転装置23のみによ
ってロッド19と連結されている。上下・左右横行装置
22はロッド19側からは省かれ、その代りに、アーム
29を回転自在に支承するスタンドが、上下・左右横行
可能な送出しスタンド32として構成されている。アー
ム29を回転駆動するモータ30も、送出しスタンド3
2上に搭載されている。
送出しスタンド32は、ガイドロッド33に案内されつ
つ、電動ジャッキ34によって上下移動できるようにな
っていると共に、送出しスタンド32全体はレール35
上に載置されていて、モータ36によって回転駆動され
る送りネジ37により、巻取ボビン4と平行に移動でき
るようになっている。
この巻取装置の巻取手順を第10図〜第12図を用いて
説明する。
第10図において、供給ボビン3は、モータ30によっ
てアーム29,ロッド19及び送出側装置5と共に、巻
取ボビン4の周囲を旋回しており、更に旋回運動と同期
して、送出しスタンド32が、モータ36,送りネジ3
7によって移動しており、光ファイバ1を巻取ボビン4
に捲回している。
第11図は、巻取ボビン4に光ファイバ1を所定量の捲
回した後、供給ボビン3をディスク12にチャック14
によって固定する状態を示す。アーム29は位置センサ
により所定の位置に停止し、次に送出しスタンド32
が、電動ジャッキ34によって上昇し、モータ36,送
りネジ37によって図中左方へ移動する。供給ボビン3
をチャック14内に入れた後、ボビン取付軸24を収縮
させ、チャック14を締めることによって、供給ボビン
3をディスク12に固定する。
第12図は、この後、送出側装置5が供給ボビン2を受
取る状態を示したものであって、第11図で説明した手
順と逆の手順で供給ボビン2を送出側装置5に固定す
る。その後、送出しスタンド32は、第12図の左方へ
移動してチャック14から供給ボビン2を取出し、次に
上昇して所定の位置に戻る。しかる後、巻取ボビン4に
捲回され、第1図に示すような交差巻きができる。
実施例では、送出側装置にブレーキ用回転体を使用し、
これによって捲回される光ファイバ1に一定の張力を与
える例を示したが、トルクモータを使用して張力を制御
する方法や、駆動モータを用いるいわゆる強制送出し方
式を用いることもできる。
[考案の効果] 本考案によれば、従来手作業によって製造していた光フ
ァイバの巻取り作業を、機械によって自動的に行うこと
ができる。人手を要しないため人件費が節約でき、短時
間に大量に製造することができるため、コスト低減を図
ることができる。
また、全て自動機械で製造するため、人為的な不良が発
生せず、信頼性の高い製品が作れることができる。従っ
て、ジャイロ特性の向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を一部断面で示す正面図、第
2図,第3図及び第4図はその動作説明に供する図、第
5図は本考案の他の実施例を一部断面で示す正面図、第
6図,第7図及び第8図はその動作説明に供する図、第
9図は本考案の更に他の実施例を一部断面で示す正面
図、第10図,第11図,第12図はその動作説明に供
する図、第13図は光ファイバジャイロ用捲回方法を示
す図である。 図中、1は光ファイバ、2,3は供給ボビン、4は巻取
ボビン、5は送出側装置、6は巻取側装置、10はボビ
ン取付軸、11,12はディスク、14はチャック、1
7はモータ、22は上下・左右横行装置、23は回転装
置、24はボビン取付軸、27はブレーキ用回転体、2
8は軸受、29はアーム、32は送りスタンドを示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本の光ファイバをその両端側から別々に
    捲回した2つの供給ボビンと、両供給ボビンから交互に
    送り出される光ファイバを互いに逆方向にトラバースさ
    せながら捲回し交差巻するための巻取ボビンとを備えた
    光ファイバ巻取装置において、光ファイバを一定張力で
    送り出す送出側装置と、光ファイバを巻取る巻取側装置
    とを備え、上記送出側装置には、2つの供給ボビンうち
    交互に使用される使用ボビンを解放可能に把持する使用
    ボビン把持機構と、使用ボビンを把持した送出側装置を
    移動させる移動機構とを設け、また巻取側装置には、巻
    取ボビンを回転させる回転駆動装置と、2つの供給ボビ
    ンのうち不使用ボビンを収納し解放可能に把持して巻取
    ボビンと一緒に回転する不使用ボビン把持機構を設けた
    ことを特徴とする光ファイバ巻取装置。
  2. 【請求項2】巻取ボビンを回転させる回転駆動装置の代
    りに、供給ボビン,使用ボビン把持機構,移動機構を巻
    取ボビンの周囲に旋回させる旋回機構を設け、巻取側装
    置を静止させたことを特徴とする請求項1記載の光ファ
    イバ巻取装置。
  3. 【請求項3】巻取ボビンを回転させる回転駆動装置の代
    りに、供給ボビン,使用ボビン把持機構を巻取ボビンの
    周囲に旋回させる旋回機構を設けると共に、回転機構部
    を移動させる移動機構を設け、巻取側装置を静止させた
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ巻取装置。
JP2509488U 1988-02-29 1988-02-29 光ファイバ巻取装置 Expired - Lifetime JPH0622164Y2 (ja)

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