JPH06221423A - 流体継手の締結力制御装置 - Google Patents

流体継手の締結力制御装置

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JPH06221423A
JPH06221423A JP1147593A JP1147593A JPH06221423A JP H06221423 A JPH06221423 A JP H06221423A JP 1147593 A JP1147593 A JP 1147593A JP 1147593 A JP1147593 A JP 1147593A JP H06221423 A JPH06221423 A JP H06221423A
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JP
Japan
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pressure
lockup
lock
clutch
release side
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JP1147593A
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English (en)
Inventor
Takuji Fujiwara
卓治 藤原
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックアップクラッチの伝達モードがスリッ
プ状態からロックアップ状態に移行する瞬間におけるロ
ックアップ締結側の圧力の急昇を抑制する。 【構成】 ロックアップクラッチの伝達モードを、ロッ
クアップ状態と非ロックアップ状態とロックアップクラ
ッチの締結力を制御するスリップ状態とに切換制御し得
るように構成されたトルクコンバータにおいて、ロック
アップクラッチの油圧制御回路40に、上記スリップ状
態においてロックアップ解除側の油圧を調整するコント
ロールバルブ60を配設するとともに、該コントロール
バルブ40に、ロックアップ解除側の油圧ライン13に
連通する調圧ポート61Fと、ロックアップ解除側の油
圧を排出し得るドレンポート69とを設け、上記ロック
アップ解除側の油圧の排出経路に、上記油圧の排出方向
にのみ絞り機能が作用するワンウェイオリフィス80を
設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力側と出力側とを直
結し得る、所謂、ロックアップクラッチを備えた液体継
手の締結力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば、自動車等の車両
に搭載される自動変速機としては、トルク変換機能を有
する流体継手としてのトルクコンバータを備えたもの
が、従来より広く採用されている。また、かかるトルク
コンバータ(流体継手)として、流体を介してトルクの変
換・伝達を行なう以外に、伝達ロスを低減せしめるため
に、流体を介することなく直接にトルクコンバータ出力
側へトルクを伝達することもできるように、トルクコン
バータの入力側と出力側とを直結し得る、所謂、ロック
アップクラッチを備えたものが知られている。
【0003】例えば、特開昭62−297567号公報
では、エンジンの出力軸に固定されたコンバータカバー
に対向するダンパピストンを設け、該ダンパピストンの
前後に形成された液圧室の差圧により、ダンパピストン
をコンバータカバーに摩擦係合させるように構成された
ロックアップクラッチを有するものが開示されている。
このトルクコンバータでは、上記ダンパピストン前後の
各液圧室に対する作動液圧をコントロールすることによ
り、液体を介してトルク伝達を行なう所謂コンバータ状
態と、ロックアップクラッチによって入力側と出力側と
を直結し機械的にトルク伝達を行なう所謂ロックアップ
状態と、液体を介したトルク伝達とロックアップクラッ
チによる機械的なトルク伝達とを併用する所謂ロックア
ップスリップ状態(以下、単にスリップ状態という)の3
種の異なる伝達モードが得られる。そして、この伝達モ
ードを、運転状態等に応じて適宜選択することができる
ようになっている。
【0004】ところが、かかるタイプのトルクコンバー
タでは、一般に、上記3種の伝達モードの切り換え、お
よびスリップ状態の伝達モードにおけるロックアップ機
構のスリップ制御を行なうために、調圧弁,制御弁,開閉
弁,複数の大気開放弁およびチェック弁などを含む複雑
な構成の液圧制御回路を必要とし、また、スリップ状態
とロックアップ状態との間のモード変更時には、ロック
アップクラッチの締結力をスムーズに変化させることが
なかなかに難しいという問題があった。
【0005】そこで、本願出願人は、かかる問題を解消
することを目的として、ロックアップクラッチに対する
制御液圧回路に、2本の直列に配置されたスプールを有
して3つのシフト位置に切換可能なシフトバルブと、ス
リップ状態においてロックアップ解除側の作動液圧を調
整する調圧弁とを備え、上記シフトバルブのシフト位置
を切換制御することにより、上記ロックアップクラッチ
の作動状態を3種の伝達モードのいずれかに切り換える
ことができ、しかも、スリップ状態におけるロックアッ
プ解除側の作動液圧の変化が略連続した変化となるよう
に調圧弁の調圧特性を設定することにより、モード変更
時におけるロックアップクラッチ締結力の増減をスムー
ズ行わせることができるようにしたものを提案した(特
開平4−4354号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、確かに、ロックアップクラッチに対する液圧制御回
路の構造を余り複雑化することなく、上記シフトバルブ
のシフト位置に応じて3種の伝達モードを得ることがで
き、また、モード変更時のロックアップクラッチ締結力
の増減も比較的スムーズに行うことができるものの、ス
リップ状態からロックアップ状態に伝達モードが移行す
る瞬間、つまりロックアップクラッチの締結力の増減が
制御されている状態から完全締結される瞬間には、締結
側の圧力が急昇してトルクショックが生じるという難点
があった。
【0007】すなわち、上記従来の締結力制御装置で
は、後で詳しく説明するように、スリップ状態において
は、作動液圧の元圧ラインからロックアップ締結側およ
び解除側の両方に作動液圧が供給され、両者の差圧に応
じて上記ロックアップクラッチの締結力が制御されるよ
うになっている。この場合、調圧弁でロックアップ解除
側の作動液圧を調整することにより、ロックアップ締結
側と解除側との差圧が制御される。換言すれば、ロック
アップ締結側の作動液圧の一部が解除側に流れ、この流
れに伴って生じる圧損により、締結側の圧力が(つまり
締結側と解除側との差圧が)完全締結時に比べて低く制
限される。そして、スリップ状態からロックアップ状態
への移行時、ロックアップクラッチが徐々に強く締結さ
れる際には、ロックアップ解除側の作動液圧が調圧弁の
ドレンポートから徐々に排出され、これに伴って締結側
と解除側との差圧が徐々に大きくなるようになってい
る。
【0008】ところが、ロックアップクラッチが完全締
結される瞬間には、ロックアップ解除側の作動液圧が上
記ドレンポートから排出されてしまう結果、ロックアッ
プ締結側の作動液圧の一部が解除側へ流れることが瞬時
になくなることとなり、この瞬間に締結側には元圧ライ
ンの全圧力が作用するようになる。すなわち、ロックア
ップ締結側の圧力は、この完全締結の瞬間には、解除側
への流れの存在に伴って圧損が生じた状態から、この圧
損がなく元圧ラインの全圧力が作用する状態に急昇し、
トルクショックが生じることとなる。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、ロックアップクラッチの伝達モードがスリップ
状態からロックアップ状態に移行する瞬間、つまりロッ
クアップクラッチの締結力の増減が制御されている状態
から、完全締結される瞬間における締結側の圧力の急昇
を抑制することができる流体継手の締結力制御装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
流体継手の入力側と出力側とを直結し得るロックアップ
クラッチを備えるとともに、該ロックアップクラッチに
対する制御液圧回路に、ロックアップクラッチの締結側
および解除側への作動液圧の給排を制御するシフトバル
ブが設けられ、該シフトバルブのシフト位置を切換制御
することにより、上記ロックアップクラッチの作動状態
を、ロックアップ締結側のみに作動液圧が供給されて上
記流体継手の入力側と出力側とを直結するロックアップ
状態と、ロックアップ解除側のみに作動液圧が供給され
て流体を介しトルク伝達が行なわれる非ロックアップ状
態と、ロックアップ締結側および解除側の両方に作動液
圧が供給され、両者の差圧に応じて上記ロックアップク
ラッチの締結力を制御するスリップ状態とに切換制御し
得るように構成された流体継手の締結力制御装置におい
て、上記制御液圧回路には、上記スリップ状態において
ロックアップ解除側の作動液圧を調整する調圧バルブが
設けられ、該調圧バルブには、ロックアップ解除側に至
る液圧回路に連通する調圧ポートと、ロックアップ解除
側の作動液圧を排出し得るドレンポートとが設けられて
おり、上記ロックアップ解除側の作動液圧の排出経路
に、上記作動液圧の排出方向にのみ絞り機能が作用する
一方向オリフィスが設けられているようにしたものであ
る。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、ロックアップ解除側
の作動液圧の排出経路に上記一方向オリフィスを設けた
ので、ロックアップクラッチの伝達モードがスリップ状
態からロックアップ状態に移行する際には、ロックアッ
プ解除側の作動液圧は、ドレンポートからの排出が絞ら
れて急速な圧力低下が抑制される。従って、ロックアッ
プ状態への移行の瞬間においても、ロックアップ解除側
の圧力は、瞬時に抜けてしまうことはなく、ある程度徐
々に低下することになる。この結果、ロックアップクラ
ッチをスリップ状態から徐々に締結して行く際には、ロ
ックアップ締結側の圧力は、締結側から解除側への流れ
に伴う圧損がある状態から、解除側の圧力が瞬時に抜け
ることによって急昇することが防止され、締結時のショ
ックが緩和される。尚、上記一方向オリフィスは、ロッ
クアップ解除側の作動液圧の排出方向にのみ絞り機能が
作用するものであるので、解除側に作動液圧が供給され
る際には絞り機能は作用せず、従って、ロックアップ解
除時に、迅速な解除動作が阻害されることはない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。まず、本実施例に係る自動変速機
の全体構成の概略について説明する。図1は本発明が適
用される自動変速機の機械的構成の一例を概略的に表す
スケルトン図であるが、この図に示すように、上記自動
変速機は、トルク変換機能を有する流体継手としてのト
ルクコンバータ1と、その出力側に接続された多段式の
変速歯車機構10とを有している。上記トルクコンバー
タ1は、エンジンの出力軸2に連結されたケース3内に
固設されたポンプ4と、このポンプ4に対向するように
配置されてポンプ4により作動油を介して駆動されるタ
ービン5と、上記ポンプ4とタービン5との間に介設さ
れ、かつ変速機ケース11に一方向クラッチ7を介して
支持されて、トルク増大作用を行なうステータ6とを備
えている。
【0013】上記タービン5の回転はタービンシャフト
8を介して上記変速歯車機構10へ出力されるようにな
っている。更に、上記トルクコンバータ1には、その入
力側と出力側とを直結し得るロックアップクラッチ30
が設けられている。尚、上記エンジン出力軸2には、タ
ービンシャフト8内を貫通するシャフト9が連結され、
このシャフト9により、変速機後端部に装備されたオイ
ルポンプ90が駆動されるようになっている。
【0014】上記変速歯車機構10は、上記タービンシ
ャフト8上に、ラビニヨ型の遊星歯車装置12を備えて
いる。この遊星歯車装置12は、タービンシャフト8に
遊嵌された小径サンギヤ13と、この小径サンギヤ13
の後方において同じくタービンシャフト8に遊嵌された
大径サンギヤ14と、上記小径サンギヤ13に噛合した
複数個のショートピニオンギヤ15と、前半部がショー
トピニオンギヤ15に噛合するとともに後半部が上記大
径サンギヤ14に噛合するロングピニオンギヤ16と、
これらショートピニオンギヤ15およびロングピニオン
ギヤ16を回転自在に支持するキャリア17と、上記ロ
ングピニオンギヤ16に噛合したリングギヤ18とで構
成されている。上記リングギヤ18には出力ギヤ19が
連結されている。
【0015】上記遊星歯車装置12に対して、次のよう
な各種の摩擦要素が組込まれている。まず、上記タービ
ンシャフト8と上記小径サンギャ13との間には、第1
のワンウェイクラッチ22を介してタービンシャフト8
から小径サンギャ13への動力伝達を断続するフォワー
ドクラッチ20と、タービンシャフト8と小径サンギャ
13との間で相互の動力伝達を断続するコーストクラッ
チ21とが並列に配置されている。上記コーストクラッ
チ21の半径方向外方には、上記大径サンギャ14に連
結されたブレーキドラム23aとこのブレーキドラム2
3aに掛けられたブレーキバンド23bとを有する2−4
ブレーキ23が配置されており、この2−4ブレーキ2
3が締結されると大径サンギャ14が固定されるように
なっている。
【0016】また、上記2−4ブレーキ23の側方に
は、上記ブレーキドラム23aを介して大径サンギャ1
4とタービンシャフト8との間の動力伝達を断続する後
進走行用のリバースクラッチ24が配置されている。更
に、上記キャリア17と変速機ケース11との間には、
上記キャリア17とケース11とを係脱するロー・リバ
ースブレーキ25が配置されるとともに、これと並列に
第2のワンウェイクラッチ26が配置されている。さら
に、上記キャリア17と上記タービンシャフト8との間
には、この両者間の動力伝達を断続する3−4クラッチ
27が配置されている。
【0017】この変速機構10は、それ自体で前進4
段、後進1段の変速段を有し、レンジ選択のためのセレ
クト操作および運転状態に応じた制御に基づき、クラッ
チ20,21,24,27およびブレーキ23,25が適宜
作動されることにより所定の変速段が得られる。これら
クラッチ20,21,24,27およびブレーキ23,25
並びにワンウェイクラッチ22,26の作動と各変速段
との関係を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】次に、上記ロックアップクラッチ30とこ
れに対する油圧制御回路の構成について説明する。図2
に示すように、トルクコンバータ1に設けられたロック
アップクラッチ30は、上記エンジン出力軸2に連結さ
れたコンバータカバー36とタービン5との間に配置さ
れ、タービンシャフト8と一体的に回転するトーション
ダンパ31及びダンパピストン32と、このダンパピス
トン32に対向する位置においてコンバータカバー36
に設けられた摩擦板(図示せず)とで構成されている。
【0020】上記ダンパピストン32は、コンバータカ
バー36内の空間を、タービン5側のR室(リヤ室)33
とコンバータカバー36側のF室(フロント室)34とに
区分している。上記R室33内の油圧はダンパピストン
32を摩擦板に押付ける方向に作用するロックアップ締
結側の作動液圧となり、上記F室34内の油圧はダンパ
ピストン32を摩擦板から引き離す方向に作用するロッ
クアップ解除側の作動液圧となる。そして、上記R室3
3内の油圧とF室34内の油圧との差圧に応じた締結力
で上記ダンパピストン32が摩擦板に摩擦係合する。
【0021】上記ロックアップクラッチ30は、上記R
室33内およびF室34内の油圧に応じて、完全解放と
なってエンジン出力軸2の回転がポンプ4およびタービ
ン5を介してタービンシャフト8に伝達されるようにす
るコンバータ状態と、完全締結となってエンジン出力軸
2の回転を直接タービンシャフト8に伝達するロックア
ップ状態と、ダンパピストン32が摩擦板に滑り係合す
る半締結状態となって、エンジン出力軸2の回転がポン
プ4およびタービン5を介してタービンシャフト8に伝
達されるとともに、部分的にロックアップクラッチ30
を介してもタービンシャフト8に伝達されるようにする
スリップ状態との、3種類の伝達モードに切換制御する
ことができるようになっている。
【0022】上記ロックアップクラッチ30に対する油
圧制御回路40は、後で詳しく説明する第1乃至第3の
位置に切換可能なロックアップシフトバルブ50(以
下、単にシフトバル50と呼ぶ)と、該シフトバルブ5
0を介して上記F室34(つまりロックアップ解除側)に
供給される油圧を調圧するロックアップコントロールバ
ルブ60(以下、単にコントロールバルブ60と呼ぶ)
と、後述する第1のバイロット圧(第1の制御液圧)をO
N/OFF制御する第1の制御手段としてのロックアッ
プソレノイドバルブ71(以下、単にソレノイドバルブ
71と呼ぶ)と、後述する第2のパイロット圧(第2の制
御液圧)をデューティ制御する第2の制御手段としての
デューティソレノイドバルブ72とを備えている。
【0023】また、この油圧制御回路40は、オイルポ
ンプから吐出された作動油がプレッシャレギュレータバ
ルブで(図示せず)で所定のライン圧に調整された上で供
給されるトルクコンバータラインL1、上記第1のパイ
ロット圧を供給する第1パイロットラインL2、上記第
2のパイロット圧を供給する第2パイロットラインL
3、シフトバルブ50の中間部に一定圧(例えば4kg/c
m2)を供給するラインL4、シフトバルブ50のポート
51Rと上記R室33とをつなぐラインLR、シフトバ
ルブ50のポート51Fと上記F室34とをつなぐライ
ンLF等の油路を有している。
【0024】上記トルクコンバータラインL1はライン
L11およびラインL12に分岐しており、ラインL1
1はシフトバルブ50のポート52Rに連通し、ライン
L12はコントロールバルブ60のポート62Fに連通
している。また、コントロールバルブ60の調圧ポート
61Fが、ロックアップ解除側の油圧ラインL13を介
し、シフトバルブ50のポート52Fに連通している。
更に、シフトバルブ50のポート53には、オイルクー
ラー75に通じるラインL5が連通している。
【0025】上記第1パイロットラインL2はラインL
21,22に分岐し、それぞれシフトバルブ50のポー
ト57およびコントロールバルブ60のポート68に接
続されている。この第1パイロットラインL2に連通す
るドレンラインL23にソレノイドバルブ71が設けら
れており、ソレノイドバルブ71がOFFのときはドレ
ンラインL23が閉じられ、ソレノイドバルブ71がO
Nになると、上記ドレンラインL23が開かれて第1パ
イロットラインL2がドレンされる。
【0026】また、上記第2パイロットラインL3はラ
インL31,32に分岐し、それぞれシフトバルブ50
のポート58およびコントロールバルブ60のポート6
5に接続されている。この第2パイロットラインL3に
連通するドレンラインL33にデューティソレノイドバ
ルブ72が設けられている。該デューティソレノイドバ
ルブ72は、OFF状態にてドレンラインL33を閉
じ、ON状態で該ドレンラインL33を開いて第2パイ
ロットラインL3をドレンし、その間でデューティ制御
によるデューティ率(一周期内の開弁時間割合い)に応じ
て、第2のパイロット圧を変化させるようになってお
り、上記デューティ率が大きくなる程パイロット圧は低
くなる(図7参照)。
【0027】そして、上記シフトバルブ50において
は、後述するようにパイロット圧に応じた2つのスプー
ル54,55の作動により、ポート51Rとポート52
R又は53との連通状態の切り換え、およびポート51
Fとポート52F又はドレンポートとの連通状態の切り
換えが行なわれる。また、上記コントロールバルブ60
には、ロックアップクラッチを締結する際にロックアッ
プ解除側の油圧を排出し得るドレンポート69が設けら
れており、パイロット圧に応じたスプールの移動によ
り、上記ポート62Fおよびドレンポート69に対する
調圧ポート61Fの連通状態が変化するようになってい
る。尚、LCは、トルクコンバータ内の作動油をチェッ
クバルブ76を介してオイルクーラー75に導くライン
であり、上記チェックバルブ76は設定圧以上で開くよ
うになっている。
【0028】次に、上記シフトバルブ50およびコント
ロールバルブ60の構造を、図2および図3〜図5を参
照しながら説明する。上記シフトバルブ50は、スリー
ブ内に直列に配置された第1,第2のスプール54,55
を備えており、図では第1スプール54が右側、第2ス
プール55が左側に位置している。第2スプール55の
左側には、両スプール54,55を図示右方向に付勢す
るバネ56が装備され、また両スプール54,55間に
は、両スプール54,55の相対移動を円滑に行なわせ
るためのバネ56aが介装されている。
【0029】上記第1スプール54の右端部には、第1
パイロットラインL2からラインL21を経てポート5
7に導入されるパイロット圧が作用し、第2スプール5
5の左端部には、第2パイロットラインL3からライン
L31を経てポート58に導入されるパイロット圧が作
用している。上記第1スプール54の右側端部は拡大さ
れていて、その端面が第2スプール55の左側端面より
広い受圧面積を有している。また、両スプール54,5
5間に位置するポート59にはラインL4から一定圧が
導入されている。そして、上記ソレノイドバルブ71お
よびデューティソレノイドバルブ72の制御に応じ、シ
フトバルブ50が次の第1〜第3の位置に変化するよう
になっている。
【0030】すなわち、ソレノイドバルブ71がOFF
となっている場合は、第1のパイロット圧が高くなるこ
とにより、シフトバルブ50はその両スプール54,5
5がともに図の左側に偏った第1の位置となる(図3参
照)。この第1の位置では、ポート51Rがポート53
に連通するとともに、ポート51Fがポート52Fに連
通する。
【0031】また、ソレノイドバルブ71がONとな
り、かつデューティソレノイドバルブ72のデューティ
率が小さい値(例えば0%)となっている場合は、第1の
パイロット圧が低減される一方、第2のパイロット圧が
比較的大きな値となることにより、シフトバルブ50は
その両スプール54,55がともに図の右側に偏った第
2の位置となる(図4参照)。この第2の位置では、ポー
ト51Rがポート52Rに連通するとともに、ポート5
1Fがドレンポートに連通する。
【0032】更に、ソレノイドバルブ71がONの状態
で、デューティソレノイドバルブ72のデューティ率が
所定値、例えば20%以上となった場合は、第2のパイ
ロット圧も比較的小さくなって、ポート59に作用する
圧力でスプール54,55が両側に押されることによ
り、第1スプール54は右側、第2スプール55は左側
に偏った第3の位置となる(図5参照)。この第3の位置
では、ポート51Rがポート52Rに連通するととも
に、ポート51Fがポート52Fに連通する。
【0033】一方、コントロールバルブ60は、そのス
リーブ内に、バネ64によって図の右方向に付勢された
スプール63を備えている。このスプール63の右側端
面63aには、第2のパイロットラインL3からのライ
ンL32を経てポート65に導入されるパイロット圧が
作用している。また、スプール63の中間ランド部分の
右側段部63bには、ラインL13内の圧力が、固定オ
リフィスを有するラインL15およびポート66を介し
て作用し、スプール63の左側ランド部分に形成された
段部63cには、ラインL12の圧力であるトルクコン
バータ圧が、固定オリフィスを有するラインL16およ
びポート67を介して作用している。更に、スプール6
3の左側端面には、第1パイロットラインL2からライ
ンL22を経てポート68に導入されるパイロット圧が
作用している。
【0034】このコントロールバルブ60は、上記ソレ
ノイドバルブ71がOFF状態の場合には、スプール6
3の左側端面に作用する第1のパイロット圧により、ス
プール63が図の右側に偏った位置に保たれ、調圧ポー
ト61Fとポート62Fとが連通する。また、ソレノイ
ドバルブ71がON(第1のパイロット圧が0)の状態に
ある場合には、スプール63の右側端面に作用する第2
のパイロット圧ならびに段部63bに作用する圧力によ
る左向きの押圧力と、段部63cに作用する圧力ならび
にバネ64の付勢力による右向きの押圧力とが均衡する
位置までスプール63が移動する。
【0035】そして、第2のパイロット圧が高いとき
は、スプール63が左側に移動して、ラインL13に通
じる調圧ポート61Fがドレンポート69に多く連通す
る。一方、第2のパイロット圧が低くなるとスプール6
3が右側に移動し、それにつれて調圧ポート61Fがポ
ート62Fに連通する割合いが大きくなる。つまり、上
記第2のパイロット圧とラインL13に送られる作動油
圧との対応関係として、第2のパイロット圧が高くなる
につれて上記作動油圧が低くなるように、コントロール
バルブ60が構成されている。尚、後で詳しく説明する
ように、本実施例では、より好ましくは、上記調圧ポー
ト61Fとロックアップ解除側の油圧ライン13との間
に、ロックアップ解除側の油圧を排出する方向にのみ絞
り機能が作用する一方向(ワンウェイ)オリフィス80が
設けられている。
【0036】次に、上記ロックアップクラッチ30の動
作および制御について説明する。前記のコンバータ状
態、ロックアップ状態およびスリップ状態の3種類の伝
達モードの選択は、図示しない制御回路により運転状態
に応じて行なわれる。つまり、上記各伝達モードとされ
るべき運転領域を予め定めたロックアップ制御マップに
基づき、スロットル開度および車速等の運転状態に応じ
て伝達モードが決定される。この決定されたモードに応
じ、ソレノイドバルブ71およびデューティソレノイド
バルブ72に制御信号が出力されることにより、上記シ
フトバルブ50およびコントロールバルブ60が作動制
御され、ロックアップクラッチ30のモードの切り換え
やスリップ制御が行なわれる。
【0037】以下に、その動作を具体的に説明する。ロ
ックアップクラッチ30が上記コンバータ状態とされる
場合は、ソレノイドバルブ71がOFFとされ、かつデ
ューティソレノイドバルブ72のデューティ率が一定
値、例えば0%とされる。これにより、図3に示すよう
に、シフトバルブ50が第1の位置となり、ポート51
Rがポート53と連通し、R室33内(つまりロックア
ップ締結側)の油圧がラインLRおよびラインL5を介
してオイルクーラー75にリークされるとともに、ポー
ト51Fがポート52Fと連通し、トルクコンバータラ
インL1からコントロールバルブ60を経てラインL1
3に導かれた油圧がF室34(ロックアップ解除側)に供
給される。従って、ロックアップクラッチ30は、R室
33がF室34よりも低圧となるために解放され、コン
バータ状態となる。
【0038】この場合、当実施例のように上記コントロ
ールバルブ60の左端側のポート68に第1のパイロッ
ト圧が導かれていると、ソレノイドバルブ71のOFF
時には、コントロールバルブ60が一定位置に保たれて
ライン圧に相当する一定圧力(例えば6.5kg/cm2)が上
記F室34に供給される。これにより、図6に示すよう
に、R室33の圧力PrとF室34の圧力Pfとの差圧△
Pが所定の負の値に維持され、コンバータ状態が確保さ
れる。尚、ソレノイドバルブ71およびデューティソレ
ノイドバルブ72の回路に断線が生じたときにも上記コ
ンバータ状態となり、発進性確保等のフェイルセーフ機
能が得られる。
【0039】また、ロックアップクラッチ30が上記ロ
ックアップ状態とされるときは、上記ソレノイドバルブ
71がONに切換えられる一方、デューティソレノイド
バルブ72のデューティが0%に保たれる。これによ
り、図4に示すようにシフトバルブ50が第2の位置と
なり、ポート51Rがポート52Rと連通し、トルクコ
ンバータラインL1からの一定の油圧がラインL11お
よびラインLRを介してR室33内(ロックアップ締結
側)に供給されるとともに、ポート51Fがドレンポー
トと連通し、F室34内(ロックアップ解除側)の油圧が
リークされる。従って、R室33とF室34との差圧△
Pがライン圧に相当する所定値となり、ロックアップク
ラッチ30が完全締結される。
【0040】次に、このロックアップ状態からスリップ
状態へ変更される場合は、ソレノイドバルブ71がON
に保たれつつ、デューティソレノイドバルブ72のデュ
ーティ率が20%以上に大きくされる。これにより、図
5に示すように、上記シフトバルブ50が第3の位置と
なり、ポート51Rがポート52Rと連通して一定の作
動油圧がR室33内(ロックアップ締結側)に供給される
とともに、ポート51Fがポート52Fと連通してF室
34(ロックアップ解除側)にも作動油圧が供給される。
換言すれば、ロックアップ締結側の油圧の一部が解除側
に流れ、この流れに伴って生じる圧損により、締結側の
圧力が(つまり締結側と解除側との差圧が)完全締結時に
比べて低く制限される。
【0041】そして、上記F室34に供給される作動油
圧が、デューティソレノイドバルブ72のデューティ率
に応じたコントロールバルブ60の作動によって制御さ
れる。従って、デューティ制御により上記R室33とF
室34との差圧△Pがコントロールされ、ロックアップ
クラッチ30の締結力が種々変えられて、スリップ制御
が行なわれる。尚、スリップ状態からロックアップ状態
への移行時、ロックアップクラッチ30が徐々に強く締
結される際には、ロックアップ解除側の油圧がコントロ
ールバルブ60のドレンポート69から徐々に排出さ
れ、これに伴ってロックアップ締結側と解除側との差圧
が徐々に大きくなるようになっている。
【0042】ところで、パイロット圧に応じて作動油圧
を調圧する場合、パイロット圧の上昇に比例して作動油
圧が高くなるように調圧弁を構成するのが一般的である
が、上記コントロールバルブ60は、このような一般的
に考えられる調圧特性とは逆に、第2のパイロット圧が
低いときにラインL13の圧力が高く、第2のパイロッ
ト圧が高くなるにつれてラインL13の圧力が低くなる
ように構成されている。これにより、モード変更時にも
ロックアップクラッチ締結力の増減がスムーズに行なわ
れる。
【0043】すなわち、第2のパイロット圧は、図7に
示すように、デューティソレノイドバルブ72のデュー
ティ率が小さい程高くなるので、仮にパイロット圧に比
例して作動油圧が高くなる一般的な調圧特性を与えるよ
うにコントロールバルブ60が構成されていれば、上記
F室34の圧力Pf'は、図8中に二点鎖線で示すように
なり、上記デューティ率が20%以上の範囲ではデュー
ティ率が低い程上記圧力Pf'が高くなる。そして、デュ
ーティ率が20%未満ではシフトバルブ50が第2の位
置となってF室34内の油圧がリークされることとの関
係で、デューティ率20%付近で上記圧力Pf'が急変す
る。従って、上記R室33とF室34との差圧△Pは、
図9中に二点鎖線で示すようになり、ロックアップ状態
とスリップ状態との間のモード変更時には、デューティ
率20%に相当するモード切り換わり点付近で、一旦、
上記差圧△Pが0付近まで小さくなるため、一時的なエ
ンジン回転数の吹き上がりが生じる。
【0044】これに対し、第2のパイロット圧が高くな
るにつれてラインL13の圧力が低くなるようにコント
ロールバルブ60が構成されている当実施例の装置で
は、上記デューティ率に応じて上記F室34の圧力Pf
が、図8中に実線で示すように変化し、シフトバルブ5
0が切り換わるデューティ率20%付近でも圧力Pfが
急変せずに、シフトバルブ50の切り換わり動作とコン
トロールバルブ60の調圧動作とによる圧力Pfの変化
が略連続した変化となる。従って、R室33の圧力Pr
とF室34の圧力Pfとの差圧△Pは、図9において実
線で示すように、ロックアップ状態とスリップ状態との
間のモード変更時にもデューティ率の変化に伴って次第
に変化し、ロックアップクラッチ締結力がスムーズに変
化することとなって、一時的なエンジン回転数の吹き上
がりが防止される。
【0045】尚、上記3種類の伝達モードの選択・変更
は運転状態に応じて行なえばよいが、例えば、コンバー
タ状態からロックアップ状態への変更時には、ショック
緩和のために、スリップ状態を経由させてロックアップ
状態へ移行させるように制御してもよい。このような制
御を行なう場合でも、デューティ率に応じた上記圧力P
f、差圧△Pの変化が、図8および図9において実線で
示すような特性となるようにコントロールバルブ60を
構成しておくことにより、スリップ状態を経由してロッ
クアップ状態に至るまでのロックアップクラッチ締結力
の変化がスムーズに行なわれ、ロックアップ状態に達す
る直前で回転数が吹き上がるというような事態が防止さ
れることとなる。
【0046】本実施例では、ロックアップクラッチ30
の伝達モードがスリップ状態からロックアップ状態へ移
行する際、つまりクラッチ30を徐々に締結して行き、
完全締結される際の過渡期に生じるトルクショックをで
きるだけ緩和するために、上記したように、ロックアッ
プ解除側の油圧の排出経路、具体的には、ロックアップ
解除側の油圧ラインL13とコントロールバルブ60の
調圧ポート61Fとの間に、ロックアップ解除側の油圧
の排出方向にのみ絞り機能が作用する一方向(ワンウェ
イ)オリフィス80が配設されている。
【0047】該ワンウェイオリフィス80は、例えば、
図10に詳しく示すように、ラインL13と調圧ポート
61Fとを結ぶ連通ラインL83に設けられた固定オリ
フィス81と、上記連通ラインL83に対するバイパス
ラインL84に設けられた逆止弁82とで構成され、該
逆止弁82のボール状弁体82bは、ロックアップ解除
側に油圧が供給される場合には支障なく開弁するが、逆
に、ロックアップ解除側の油圧が排出される方向に流れ
る際には開弁しないようになっている。従って、スリッ
プ状態からロックアップ状態への移行時、ロックアップ
クラッチ30が徐々に強く締結される際には、ロックア
ップ解除側の油圧がコントロールバルブ60のドレンポ
ート69から徐々に排出され、これに伴ってロックアッ
プ締結側と解除側との差圧が徐々に大きくなるが、完全
締結時に、ロックアップ解除側の油圧が瞬時に抜けて締
結側の圧力が急昇することが防止される。
【0048】尚、ワンウェイオリフィスとしては、例え
ば図11に示すような直列式のものも用いることができ
る。このワンウェイオリフィス90では、ライン途中に
設けた収納部98に、一側が解放され他側が底板92で
閉塞された円筒部材91を配置し、この円筒部材91の
底板92に固定オリフィス93を設ける一方、円筒部材
91の解放側端部94と収納部98の壁面99とで逆止
機構を構成している。円筒部材91は、常態では、内部
に装着したスプリング96で開弁側に付勢されており、
作動オイルは、図において実線矢印で示す方向に支障な
く流れる。尚、円筒部材91の底板92の外周近傍に
は、収納部98の壁面97との間隙を確保するために複
数の突起部95が設けられている。一方、作動オイルが
破線矢印で示される方向へ流れる場合には、上記スプリ
ング96の付勢力に抗して円筒部材91が流れ方向に押
圧され、解放側端部94が壁面99に当て止められる。
この場合には、作動オイルは固定オリフィス93で絞ら
れた状態でしか流れないようになっている。
【0049】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、ロックアップ解除側の油圧の排出経路に上記ワンウ
ェイオリフィス80または90を設けたので、ロックア
ップクラッチ30の伝達モードがスリップ状態からロッ
クアップ状態に移行する際には、ロックアップ解除側の
油圧は、ドレンポート69からの排出が絞られて急速な
圧力低下が抑制される。従って、ロックアップ状態への
移行の瞬間においても、ロックアップ解除側の圧力は、
瞬時に抜けてしまうことはなく、ある程度徐々に低下す
ることになる。この結果、ロックアップクラッチ30を
スリップ状態から徐々に締結して行く際には、ロックア
ップ締結側の圧力は、締結側から解除側への流れに伴う
圧損がある状態から、解除側の圧力が瞬時に抜けること
によって急昇することが防止され、締結時のショックが
緩和される。尚、上記ワンウェイオリフィス80または
90は、ロックアップ解除側の油圧の排出方向にのみ絞
り機能が作用するものであるので、解除側に油圧が供給
される際には絞り機能は作用せず、従って、ロックアッ
プ解除時に、迅速な解除動作が阻害されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動変速機の全体構造
の一例を概略的に示すスケルトン図である。
【図2】 上記自動変速機に装備されたロックアップク
ラッチの構造および油圧制御回路の回路構成説明図であ
る。
【図3】 油圧制御回路の要部の動作説明図である。
【図4】 油圧制御回路の要部の動作説明図である。
【図5】 油圧制御回路の要部の動作説明図である。
【図6】 ソレノイドバルブOFF時における締結側と
解除側の差圧特性を示すグラフである。
【図7】 デューティソレノイドバルブのデューティ率
と第2のパイロット圧との対応関係を示すグラフであ
る。
【図8】 ソレノイドバルブON時におけるデューティ
ソレノイドバルブのデューティ率とロックアップクラッ
チのF室の圧力との関係を示すグラフである。
【図9】 ソレノイドバルブON時における上記デュー
ティ率と差圧との関係を示すグラフである。
【図10】 上記油圧制御回路に設けられたワンウェイ
オリフィスを拡大して示す説明図である。
【図11】 上記ワンウェイオリフィスの変形例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1…トルクコンバータ 30…ロックアップクラッチ 33…R室 34…F室 40…油圧制御回路 50…ロックアップシフトバルブ 60…ロックアップコントロールバルブ 61F…調圧ポート 69…ドレンポート 80,90…ワンウェイオリフィス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体継手の入力側と出力側とを直結し得
    るロックアップクラッチを備えるとともに、該ロックア
    ップクラッチに対する制御液圧回路に、ロックアップク
    ラッチの締結側および解除側への作動液圧の給排を制御
    するシフトバルブが設けられ、該シフトバルブのシフト
    位置を切換制御することにより、上記ロックアップクラ
    ッチの作動状態を、ロックアップ締結側のみに作動液圧
    が供給されて上記流体継手の入力側と出力側とを直結す
    るロックアップ状態と、ロックアップ解除側のみに作動
    液圧が供給されて流体を介しトルク伝達が行なわれる非
    ロックアップ状態と、ロックアップ締結側および解除側
    の両方に作動液圧が供給され、両者の差圧に応じて上記
    ロックアップクラッチの締結力を制御するスリップ状態
    とに切換制御し得るように構成された流体継手の締結力
    制御装置であって、 上記制御液圧回路には、上記スリップ状態においてロッ
    クアップ解除側の作動液圧を調整する調圧バルブが設け
    られ、該調圧バルブには、ロックアップ解除側に至る液
    圧回路に連通する調圧ポートと、ロックアップ解除側の
    作動液圧を排出し得るドレンポートとが設けられてお
    り、上記ロックアップ解除側の作動液圧の排出経路に、
    上記作動液圧の排出方向にのみ絞り機能が作用する一方
    向オリフィスが設けられていることを特徴とする流体継
    手の締結力制御装置。
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