JPH06221311A - ボールチャック - Google Patents

ボールチャック

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JPH06221311A
JPH06221311A JP3275893A JP3275893A JPH06221311A JP H06221311 A JPH06221311 A JP H06221311A JP 3275893 A JP3275893 A JP 3275893A JP 3275893 A JP3275893 A JP 3275893A JP H06221311 A JPH06221311 A JP H06221311A
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wire
guide body
case
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤ出口からワイヤが突出する状態で使用
されるボールチャックにおいて、その取付対象とワイヤ
出口の間隔が小さい場合にでも、ワイヤを支障なく挿通
できるようにし、取付対象の吊り下げ支持やワイヤの張
設などの作業を容易化する。 【構成】 ケース1内にボール3を保持するホルダー2
と、ばね4とを内装する。ケース1の一端にワイヤ出口
11を有する。ワイヤ出口11に屈曲変形可能な管材で
形成したガイド体5を固定する。このガイド体5で、ワ
イヤ出口11から突出するワイヤ22の端部23を変更
案内し、ワイヤ22を強制的に屈曲させて外側方へ逃が
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内調度品や展示品
などをワイヤで吊り下げ支持する際や、二点間にワイヤ
を張り渡す際などに用いられるボールチャックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、ボールチャックにおける使用形態
は殆どの場合に、ボールチャックにワイヤを縦通して、
その端末がケース外へ突出して遊動できる状態になって
いる。支持対象物の吊り下げ位置の変更に対応し、ある
いはワイヤとボールチャックの相対位置を決定する際に
余裕を与えるなどの理由からである。このようにワイヤ
出口から露出するワイヤ端末の処理に関して、実公平3
−40200号公報がある。そこでは、パネルを一対の
ワイヤで吊持するについて、余分なワイヤが露出し、あ
るいはパネル下端から垂れ下がるのを防ぐために、一対
のボールチャックのワイヤ出口どうしをパイプで連結
し、余分なワイヤをパイプ内に収容している。パイプの
両端は湾曲しており、湾曲端にボールチャックのケース
がねじ込んである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの場合、ボールチ
ャックはブラケットやステーなどを介して面壁や取付対
象に装着するが、その装着形態によってはボールチャッ
クに対するワイヤの組み付けが困難になることがある。
例えば、図5に示すようにボールチッャク35をブラケ
ット36を介して取付対象37に装着した場合、そのワ
イヤ出口38と取付対象37との間隔eが一定値以下に
なると、ボールチャック35を縦通したワイヤ39の端
部が取付対象37に接当したまま、ワイヤ39を屈曲変
形させることが困難となり、それ以上はワイヤ39を上
から下へ押し込めなくなる。とくに、解撚を防ぐため
に、ワイヤ39の端部にハンダ40やかしめ金具が固定
してある場合には、ワイヤ39をブラケット36の外側
方へ屈曲させ逃がすことが更に困難となる。
【0004】こうした場合でも、ブラケット36の隙間
から工具などを差し込んでワイヤ39を湾曲させること
ができれば、後は支障なくワイヤ39を押し込める。し
かし、ブラケット36の周辺に指や工具を差し入れる隙
間がない場合は、ブラケット36を取り外した後、再び
組み付けるなどの余分な作業を行う必要がある。
【0005】そこで本発明の目的は、ボールチャックの
ワイヤ出口の近くに、ワイヤの移行を阻害する面壁や構
造体がある場合でも、支障なくワイヤとボールチャック
を相対移動させて、両者を容易に組み付けられるように
し、取付対象の吊り下げやワイヤの張設などの作業を能
率良く行うにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のボールチャック
は、内面一側にテーパー壁8を有し、他側端にワイヤ出
口11を有するケース1と、軸方向に貫通するワイヤ通
孔16を有し、ワイヤ通孔16と交差する向きへ移動自
在にボール3を保持するホルダー2とを備えている。ケ
ース1に内装したホルダー2は、ばね4でテーパー壁8
へ向かって移動付勢されている。ワイヤ出口11からケ
ース外へ突出するワイヤ22の端部23をワイヤ中心か
ら斜め外側方へ向かって変向案内するガイド体5が、ワ
イヤ出口11の近傍に設けてある。具体的には、ガイド
体5を屈曲変形可能な管材で形成し、このガイド体5を
ワイヤ出口11に内嵌装着する。あるいは、ワイヤ22
の突出中心線と交差する向きのガイド壁28、および取
付座29をガイド体5に設け、取付座29をワイヤ出口
11の外面の取付部10に外嵌装着する。
【0007】
【作用】ボールチャックを、例えば図1に示すようにブ
ラケット20を介して取付対象19に装着した後、ワイ
ヤ22をボールチャック内へ押し込み操作するとき、ワ
イヤ出口11から突出したワイヤ22の端部23はガイ
ド体5と接当する。このとき、ワイヤ22の端部23は
ガイド体5からワイヤ中心と斜めに交差する向きの反力
を受け、その方向へ除々に変向されて屈曲しながら移動
する。従って、ワイヤ出口11と取付対象19との間隔
Eが小さい場合にでも、支障なくワイヤ22を挿通し
て、その端部23を斜外側方へ逃がすことができる。
【0008】
【発明の効果】本発明では、ボールチャックのワイヤ出
口11の近傍にガイド体5を設け、ワイヤ出口11から
突出するワイヤ22の端部23をガイド体5で斜め外側
方へ向かって強制的に変向案内し、ワイヤ22をボール
チャックに支障なく挿通できるようにした。従って、ワ
イヤ出口11の近くにワイヤ22の移行を阻害する面壁
や構造体が位置するような使用状況であっても、ワイヤ
22とボールチャックをスムーズに相対移動させてボー
ルチャックの固定位置を選定でき、ワイヤ22の張設や
取付対象19の吊り下げ支持のための作業を迅速にしか
も容易に行える。ガイド体5は屈曲自在な管材で形成し
てあるので、ワイヤ出口11と取付対象19との間隔量
の変化に応じてその屈曲度合が変わり、間隔量の変化や
ばらつきに柔軟に対応できる。
【0009】
【実施例】図2において、ボールチャックはケース1
と、ホルダー2と、ホルダー2で保持されるスチール製
のボール3と、圧縮コイル型のばね4と、ガイド体5な
どで構成する。
【0010】ケース1は、上下両端が開口する筒状のケ
ース本体6と、ケース本体6の下端開口にねじ込み固定
されるプラグ7とからなる。ケース本体6の内面には、
下拡がり状のテーパー壁8と、テーパー壁8の大径端に
連続する遊動壁9を形成する。プラグ7は皿状に形成
し、その下端にねじ軸からなる取付部10を突設し、取
付部10の軸中心に沿ってワイヤ出口11を通設する。
【0011】ホルダー2は、下拡がりテーパー状の保持
部13と、保持部13に連続して上方へ突出する操作部
14と、保持部13の下面に設けられるばね受部15と
を一体に設けた短軸体からなり、その軸中心に沿ってワ
イヤ通孔16を上下貫通状に形成する。保持部13の周
方向3個所には、ワイヤ通孔16と連通するボール孔1
7を放射状に形成する。このボール孔17にボール3を
装填する。ホルダー2は、操作部14を差し込み始端に
して遊動壁9側の開口からケース本体6内に組み込む。
この後にばね4を組み込み、ケース本体6にプラグ7を
ねじ込むことによって、ホルダー2の全体がテーパー壁
8へ向かって移動付勢され、操作部14がケース1の上
端からケース外へ突出する。
【0012】図1においてボールチャックは、取付対象
19にブラケット20を介して装着する。ブラケット2
0は溶接やねじ締結によって取付対象19に固定し、あ
るいは取付対象19の構造壁の一部を利用して形成さ
れ、その取付面壁にプラグ7の取付部10に対応するね
じ穴21を形成する。上記の使用形態において、ワイヤ
出口11と取付対象19の間隔Eが小さいと、ホルダー
2を介してワイヤ出口11へと挿通したワイヤ22の端
部23が取付対象19の面壁に接当し、それ以上ワイヤ
22を押し込めなくなる。こうした事態を避けるため
に、プラグ7のワイヤ出口11にガイド体5が装着され
る。
【0013】ガイド体5はウレタンゴムチューブやシリ
コンチューブなどの屈曲変形可能な管材からなり、その
一端をプラグ7のワイヤ出口11に設けた接続孔24に
内嵌し、接着剤で固定する。ボールチャックをブラケッ
ト20に装着するとき、ガイド体5を確実に屈曲させる
ために、ガイド体5の下端の管壁を斜めに切り落として
屈曲誘導部25を設けてある。図2において不使用状態
におけるガイド体5は直管状態を維持しているからであ
る。
【0014】ボールチャックをブラケット20にねじ込
み装着した状態において、ガイド体5は図1に示すよう
に取付対象19の面壁に沿って屈曲する。この状態でホ
ルダー2をばね4に抗して押し下げ、そのワイヤ通孔1
6にワイヤ22を挿入すると、ワイヤ22の端部23は
ワイヤ出口11を経てガイド体5内へ入り込み、屈曲す
るガイド体5の内壁と接当し、内壁に沿って変向案内さ
れる。従って、ワイヤ22をボールチャックに押し込む
について、何の支障もなく端部23をブラケット20の
外側方へ逃がすことができる。
【0015】取付対象19によっては、ワイヤ出口11
と取付対象19との間隔Eが変わることがある。しか
し、ガイド体5は屈曲変形可能な管材で形成してあるの
で、その屈曲度合が変わることで寸法変化を吸収でき、
間隔Eの違いとくに間隔Eが小さい場合にもこれに対応
して専用のガイド体5を設ける必要がない。なお取付対
象19の具体例としては、ワイヤ22で吊り下げ支持さ
れる照明器具や展示用の表示装置などがある。さらに天
井壁と床面、あるいは室内の壁面と床面との間にワイヤ
22を張設する場合の各面壁が取付対象19となる。
【0016】ガイド体5のケース1に対する装着形態は
図3に示すように変更できる。ガイド体5を射出成形品
からなる屈曲自在な管材として形成し、その一端にフラ
ンジ27を一体に設ける。このフランジ27をプラグ7
とケース本体6との間に挟持固定するのである。
【0017】図4はガイド体5を板金プレス成形品で形
成した本発明の別実施例を示す。そこでは、樋状のガイ
ド壁28と、ガイド壁28の上縁に連続する取付座29
とでガイド体5を構成してある。取付座29には取付穴
30が通設されており、この取付穴30をプラグ7の取
付部10に外嵌して、プラグ7とガイド体5を取付部1
0にねじ込まれたナット31でブラケット20に共締め
固定する。これでは、ボールチャックおよびガイド体5
をブラケット20に先組みした後、ブラケット20を取
付対象19に対してビスなどで装着する。なお、ケース
1はケース本体6のみで形成し、その下端開口を筒中心
側へかしめてばね4を封入した。この実施例から明らか
な通り、ガイド体5は必ずしも管材で形成する必要はな
い。
【0018】上記以外に、ガイド体5はそれぞれエルボ
状に形成した、金属管材やプラスチック管材で形成する
ことができる。この場合は、各管材の取付端内面にねじ
を形成しておくことにより、ブラケット20の取付面壁
を間に挟んでプラグ7の取付部10とガイド体5をねじ
込んで一体化できる。ボールチャックをブラケット20
に装着するについては、かしめ固定や溶接などのねじ締
結以外の固定形態を採ることができる。なお、本発明で
言うワイヤ22とは、ワイヤロープなどの撚線と、鋼線
などの線材のいずれをも含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボールチャックの縦断面図である。
【図2】ボールチャックを分解状態で示す縦断面図であ
る。
【図3】ガイド体を変更した本発明の別実施例を示す要
部の断面図である。
【図4】ガイド体を変更した本発明の更に別実施例を示
す要部の断面図である。
【図5】従来のボールチャックの使用状態を示す一部縦
断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ホルダー 3 ボール 4 ばね 5 ガイド体 8 テーパー壁 11 ワイヤ出口 16 ワイヤ通孔 19 取付対象 20 ブラケット 22 ワイヤ 23 ワイヤの端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面一側にテーパー壁8を有し、他側端
    にワイヤ出口11を有するケース1と、 軸方向に貫通するワイヤ通孔16を有し、ワイヤ通孔1
    6と交差する向きへ移動自在にボール3を保持するホル
    ダー2とを備えており、 ケース1に内装したホルダー2が、ばね4でテーパー壁
    8へ向かって移動付勢されており、 ワイヤ出口11からケース外へ突出するワイヤ22の端
    部23をワイヤ中心から斜め外側方へ向かって変向案内
    するガイド体5が、ワイヤ出口11の近傍に設けてある
    ボールチャック。
  2. 【請求項2】 ガイド体5が屈曲変形可能な管材で形成
    されており、 このガイド体5がワイヤ出口11に内嵌装着されている
    請求項1記載のボールチャック。
  3. 【請求項3】 ワイヤ22の突出中心線と交差する向き
    のガイド壁28、および取付座29がガイド体5に設け
    られており、 取付座29がワイヤ出口11の外面の取付部10に外嵌
    装着されている請求項1記載のボールチャック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511458A (ja) * 2011-01-26 2014-05-15 グリップル・リミテッド クランプ組立体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0340200U (ja) * 1989-08-21 1991-04-17

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