JP2619779B2 - ボールチャック - Google Patents

ボールチャック

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JP2619779B2
JP2619779B2 JP5032758A JP3275893A JP2619779B2 JP 2619779 B2 JP2619779 B2 JP 2619779B2 JP 5032758 A JP5032758 A JP 5032758A JP 3275893 A JP3275893 A JP 3275893A JP 2619779 B2 JP2619779 B2 JP 2619779B2
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康雄 松田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内調度品や展示品
などをワイヤで吊り下げ支持する際や、二点間にワイヤ
を張り渡す際などに用いられるボールチャックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、ボールチャックにおける使用形態
は殆どの場合に、ボールチャックにワイヤを縦通して、
その端末がケース外へ突出して遊動できる状態になって
いる。支持対象物の吊り下げ位置の変更に対応し、ある
いはワイヤとボールチャックの相対位置を決定する際に
余裕を与えるなどの理由からである。このようにワイヤ
出口から露出するワイヤ端末の処理に関して、実公平3
−40200号公報がある。そこでは、パネルを一対の
ワイヤで吊持するについて、余分なワイヤが露出し、あ
るいはパネル下端から垂れ下がるのを防ぐために、一対
のボールチャックのワイヤ出口どうしをパイプで連結
し、余分なワイヤをパイプ内に収容している。パイプの
両端は湾曲しており、湾曲端にボールチャックのケース
がねじ込んである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの場合、ボールチ
ャックはブラケットやステーなどを介して面壁や取付対
象に装着するが、その装着形態によってはボールチャッ
クに対するワイヤの組み付けが困難になることがある。
例えば、図に示すようにボールチッャク35をブラケ
ット36を介して取付対象37に装着した場合、そのワ
イヤ出口38と取付対象37との間隔eが一定値以下に
なると、ボールチャック35を縦通したワイヤ39の端
部が取付対象37に接当したまま、ワイヤ39を屈曲変
形させることが困難となり、それ以上はワイヤ39を上
から下へ押し込めなくなる。とくに、解撚を防ぐため
に、ワイヤ39の端部にハンダ40やかしめ金具が固定
してある場合には、ワイヤ39をブラケット36の外側
方へ屈曲させ逃がすことが更に困難となる。
【0004】こうした場合でも、ブラケット36の隙間
から工具などを差し込んでワイヤ39を湾曲させること
ができれば、後は支障なくワイヤ39を押し込める。し
かし、ブラケット36の周辺に指や工具を差し入れる隙
間がない場合は、ブラケット36を取り外した後、再び
組み付けるなどの余分な作業を行う必要がある。
【0005】そこで本発明の目的は、ボールチャックの
ワイヤ出口の近くに、ワイヤの移行を阻害する面壁や構
造体がある場合でも、支障なくワイヤとボールチャック
を相対移動させて、両者を容易に組み付けられるように
し、取付対象の吊り下げやワイヤの張設などの作業を能
率良く行うにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のボールチャック
は、内面一側にテーパー壁8を有し、他側端にワイヤ出
口11を有するケース1と、軸方向に貫通するワイヤ通
孔16を有し、ワイヤ通孔16と交差する向きへ移動自
在にボール3を保持するホルダー2とを備えている。ケ
ース1に内装したホルダー2は、ばね4でテーパー壁8
へ向かって移動付勢されている。ワイヤ出口11からケ
ース外へ突出するワイヤ22の端部23をワイヤ中心か
ら斜め外側方へ向かって変向案内するためのガイド体5
を有する。 そのガイド体5は、屈曲変形可能な管材で形
成されていて、ガイド体5の一端がワイヤ出口11に装
着されており、ガイド体5の他端が、これの管壁を斜め
に切り落として屈曲誘導部25に設定されていることを
特徴とする。
【0007】
【作用】ボールチャックを、例えば図1に示すようにブ
ラケット20を介して取付対象19に装着するとき、ガ
イド体5の他端(遊端)は管壁を斜めに切り落とした屈
曲誘導部25になっているので、この屈曲誘導部25が
取付対象19に接当してガイド体5の全体が容易に屈曲
変形する。こうして取付対象にボールチャックを装着
た後、ワイヤ22をボールチャック内へ押し込み操作す
るとワイヤ出口11から突出したワイヤ22の端部2
3はガイド体5と接当する。このとき、ワイヤ22の端
部23はガイド体5からワイヤ中心と斜めに交差する向
きの反力を受け、その方向へ々に変向されて屈曲しな
がら移動する。従って、ワイヤ出口11と取付対象19
との間隔Eが小さい場合にでも、支障なくワイヤ22を
ガイド体5に挿通して、その端部23を斜外側方へ逃
がすことができる。
【0008】
【発明の効果】本発明では、ボールチャックのワイヤ出
口11の近傍にガイド体5を設け、ワイヤ出口11から
突出するワイヤ22の端部23をガイド体5で斜め外側
方へ向かって強制的に変向案内し、ワイヤ22をボール
チャックに支障なく挿通できるようにした。従って、ワ
イヤ出口11の近くにワイヤ22の移行を阻害する面壁
や構造体が位置するような使用状況であっても、ワイヤ
22とボールチャックをスムーズに相対移動させてボー
ルチャックの固定位置を選定でき、ワイヤ22の張設や
取付対象19の吊り下げ支持のための作業を迅速にしか
も容易に行える。ガイド体5は屈曲自在な管材で形成し
てあるので、ワイヤ出口11と取付対象19との間隔量
の変化に応じてその屈曲度合が変わり、間隔量の変化や
ばらつきに柔軟に対応できる。一端をワイヤ出口11に
装着したガイド体5の他端(遊端)は、前記屈曲誘導部
25に設定されているので、この屈曲誘導部25を取付
対象19に先当たりさせることで、ガイド体5の全体を
ワイヤ22が通しやすいように容易に屈曲変形させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】図2において、ボールチャックはケース1
と、ホルダー2と、ホルダー2で保持されるスチール製
のボール3と、圧縮コイル型のばね4と、ガイド体5な
どで構成する。
【0010】ケース1は、上下両端が開口する筒状のケ
ース本体6と、ケース本体6の下端開口にねじ込み固定
されるプラグ7とからなる。ケース本体6の内面には、
下拡がり状のテーパー壁8と、テーパー壁8の大径端に
連続する遊動壁9を形成する。プラグ7は皿状に形成
し、その下端にねじ軸からなる取付部10を突設し、取
付部10の軸中心に沿ってワイヤ出口11を通設する。
【0011】ホルダー2は、下拡がりテーパー状の保持
部13と、保持部13に連続して上方へ突出する操作部
14と、保持部13の下面に設けられるばね受部15と
を一体に設けた短軸体からなり、その軸中心に沿ってワ
イヤ通孔16を上下貫通状に形成する。保持部13の周
方向3個所には、ワイヤ通孔16と連通するボール孔1
7を放射状に形成する。このボール孔17にボール3を
装填する。ホルダー2は、操作部14を差し込み始端に
して遊動壁9側の開口からケース本体6内に組み込む。
この後にばね4を組み込み、ケース本体6にプラグ7を
ねじ込むことによって、ホルダー2の全体がテーパー壁
8へ向かって移動付勢され、操作部14がケース1の上
端からケース外へ突出する。
【0012】図1においてボールチャックは、取付対象
19にブラケット20を介して装着する。ブラケット2
0は溶接やねじ締結によって取付対象19に固定し、あ
るいは取付対象19の構造壁の一部を利用して形成さ
れ、その取付面壁にプラグ7の取付部10に対応するね
じ穴21を形成する。上記の使用形態において、ワイヤ
出口11と取付対象19の間隔Eが小さいと、ホルダー
2を介してワイヤ出口11へと挿通したワイヤ22の端
部23が取付対象19の面壁に接当し、それ以上ワイヤ
22を押し込めなくなる。こうした事態を避けるため
に、プラグ7のワイヤ出口11にガイド体5が装着され
る。
【0013】ガイド体5はウレタンゴムチューブやシリ
コンチューブなどの屈曲変形可能な管材からなり、その
一端をプラグ7のワイヤ出口11に設けた接続孔24に
内嵌し、接着剤で固定する。ボールチャックをブラケッ
ト20に装着するとき、ガイド体5を確実に屈曲させる
ために、ガイド体5の下端の管壁を斜めに切り落として
屈曲誘導部25を設けてある。図2において不使用状態
におけるガイド体5は直管状態を維持しているからであ
る。
【0014】ボールチャックをブラケット20にねじ込
み装着した状態において、ガイド体5は図1に示すよう
に取付対象19の面壁に沿って屈曲する。この状態でホ
ルダー2をばね4に抗して押し下げ、そのワイヤ通孔1
6にワイヤ22を挿入すると、ワイヤ22の端部23は
ワイヤ出口11を経てガイド体5内へ入り込み、屈曲す
るガイド体5の内壁と接当し、内壁に沿って変向案内さ
れる。従って、ワイヤ22をボールチャックに押し込む
について、何の支障もなく端部23をブラケット20の
外側方へ逃がすことができる。
【0015】取付対象19によっては、ワイヤ出口11
と取付対象19との間隔Eが変わることがある。しか
し、ガイド体5は屈曲変形可能な管材で形成してあるの
で、その屈曲度合が変わることで寸法変化を吸収でき、
間隔Eの違いとくに間隔Eが小さい場合にもこれに対応
して専用のガイド体5を設ける必要がない。なお取付対
象19の具体例としては、ワイヤ22で吊り下げ支持さ
れる照明器具や展示用の表示装置などがある。さらに天
井壁と床面、あるいは室内の壁面と床面との間にワイヤ
22を張設する場合の各面壁が取付対象19となる。
【0016】ガイド体5のケース1に対する装着形態は
図3に示すように変更できる。ガイド体5を射出成形品
からなる屈曲自在な管材として形成し、その一端にフラ
ンジ27を一体に設ける。このフランジ27をプラグ7
とケース本体6との間に挟持固定するのである。
【0017】ボールチャックをブラケット20に装着す
るについては、かしめ固定や溶接などのねじ締結以外の
固定形態を採ることができる。 なお、本発明で言うワイ
ヤ22とは、ワイヤロープなどの撚線と、鋼線などの線
材のいずれをも含む。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】ボールチャックの縦断面図である。
【図2】ボールチャックを分解状態で示す縦断面図であ
る。
【図3】ガイド体を変更した本発明の別実施例を示す要
部の断面図である。
【図4】従来のボールチャックの使用状態を示す一部縦
断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 ホルダー 3 ボール 4 ばね 5 ガイド体 8 テーパー壁 11 ワイヤ出口 16 ワイヤ通孔 19 取付対象 20 ブラケット 22 ワイヤ 23 ワイヤの端部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面一側にテーパー壁8を有し、他側端
    にワイヤ出口11を有するケース1と、 軸方向に貫通するワイヤ通孔16を有し、ワイヤ通孔1
    6と交差する向きへ移動自在にボール3を保持するホル
    ダー2とを備えており、 ケース1に内装したホルダー2が、ばね4でテーパー壁
    8へ向かって移動付勢されており、 ワイヤ出口11からケース外へ突出するワイヤ22の端
    部23をワイヤ中心から斜め外側方へ向かって変向案内
    するためのガイド体5を有し、 ガイド体5が屈曲変形可能な管材で形成されていて、ガ
    イド体5の一端が ワイヤ出口11に装着されており、 ガイド体5の他端が、これの管壁を斜めに切り落として
    屈曲誘導部25に設定されていることを特徴とする ボー
    ルチャック
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