JP2514381Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2514381Y2
JP2514381Y2 JP8644791U JP8644791U JP2514381Y2 JP 2514381 Y2 JP2514381 Y2 JP 2514381Y2 JP 8644791 U JP8644791 U JP 8644791U JP 8644791 U JP8644791 U JP 8644791U JP 2514381 Y2 JP2514381 Y2 JP 2514381Y2
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grommet
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康男 小林
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線の引き出し方向を
規制することのできるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平2−74685号公報に、この種
のグロメットの従来例が記載されている。このグロメッ
トは、図8、図9に示すように、ゴム等の軟質弾性材料
製のグロメット本体1の開口部の周縁に、電線3をテー
プTで止めるためのリブ1Aを1個だけ一体形成したも
のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のグロ
メットはリブ1Aの位置が一箇所に決まっているので、
パネル(図示せず)への取り付け時に、電線の引き出し
方向に応じて、方向を決めて取り付けなければならなか
った。また、電線を複数の方向に引き出す場合は、引き
出し方向に応じてリブ1Aの数や位置を決めたグロメッ
トが仕様毎に必要であった。さらに、この種のグロメッ
ト本体1は、前記のようにゴム等の弾性材料で形成され
るため、配線時の力で引っ張られてグロメット本体1自
体が変形し、パネルから外れてしまうおそれもあった。
【0004】そこで本考案は、電線の規制方向を任意に
選ぶことができ、かつ外力が作用しても外れにくいグロ
メットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、電線が挿通される軟質弾性材料製のグロ
メット本体を有し、外周をパネル貫通孔の内周縁に嵌合
することにより、パネルに取り付けられるグロメットで
あって、前記グロメット本体の端部に、硬質材料製のブ
ラケットを嵌合し、前記ブラケットに、前記グロメット
本体を挿通する電線の引き出し方向を規制する保持片
を、複数個設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成のグロメットにおいては、ブラケット
に複数の保持片を設けたから、任意の方向に電線を規制
することできる。したがって、電線を引き出した後、そ
の引き出し方向に位置する適当な保持片に電線を保持さ
せることで、電線の方向を無理なく規制することができ
る。このため、パネルへの取り付け時に、取り付け方向
を合わせる必要がない上、複数方向に電線を引き出す場
合でも仕様毎に多種のグロメットを用意する必要がな
い。
【0007】また、電線の引き出し方向を規制する保持
片は、グロメット本体とは別体のブラケットに設けたの
で、配線時に引っ張られても力はブラケットが受けるた
め、グロメット本体は変形しにくく、脱落しなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0009】図1は、実施例のグロメットの組み付け前
の状態を示している。1はゴム等の軟質弾性材料で形成
されたグロメット本体、2は樹脂や金属等の硬質材料で
形成されたブラケット、3は電線である。
【0010】グロメット本体1は、図4の(a)に示す
ように漏斗形状をなしている。このグロメット本体1の
大径側は、図示しないパネルの貫通孔内周縁に嵌合する
ため肉厚に形成されており、その外周部にはパネルと嵌
合するための溝1aが形成されている。また、その溝1
aよりも端部側には、断面矩形の嵌合部1bが形成さ
れ、さらにその外周部には、図1で示すブラケット2側
の係合孔6(後述)に係合する凸部1cが、図4(b)
に示すように円周方向に等配して4個形成されている。
【0011】一方、ブラケット2は、図5(a)、
(b)に示すように、グロメット本体1の大径部側の径
と同径の環状体4の一方の側面に、放射状に複数の保持
片5を設けた構造をなしている。前記環状体4は、断面
コ字状に形成され、側面の溝4aにグロメット本体1の
嵌合部1bが嵌まるようになっている。環状体4の外周
には、上記溝4aにグロメット本体1側の嵌合部1bを
嵌め入れたとき、互いに係合してブラケット2の脱落を
防止する前記係合孔6が形成されている。なお、環状体
4には、一箇所スリット7が径方向に形成され、その部
分で環状が切れている。
【0012】上記保持片5は、図3に示すように、対向
する一方の辺5aを長めに形成した断面コ字形の小片で
あり、開口側を環状体4側に向けた姿勢で、環状体4の
側面にその長めの辺5aの先端で支持されている。そし
て、短めの辺5bは浮いた状態にあり、同辺5bの先端
と環状体4の側面との間には、電線3を押し込むための
間隙5cが確保されている。この保持片5は、電線3の
挿通方向を環状体4の半径方向に向けた姿勢で放射状に
配設されている。
【0013】次に作用を説明する。
【0014】このグロメットを用いる場合、図1に示す
ように、グロメット本体1に予め電線3を挿通させた状
態で、グロメット本体1をパネルの貫通孔の内周縁に嵌
合させる。ついで、ブラケット2のスリット7を開いて
電線3をブラケット2内に通し、その状態でブラケット
2をグロメット本体1の嵌合部1bに押し込み、同嵌合
部1bをブラケット2の側面の溝4a(図5参照)に嵌
合させる。このとき、グロメット本体1側の凸部1cが
ブラケット2の係合孔6と係合し、ブラケット2が位置
決め固定される。その後、図2に示すように、電線3を
所定の方向に引き出し、引き出し方向に存在する保持片
5に、図3に示すように電線3を引っ掛けて電線3の引
き出し方向を規制する。
【0015】この場合、ブラケット2に保持片5を放射
状に複数設けているので、電線3を任意の方向に引き出
しても方向規制を行うことができる。このため、パネル
への取り付け時に、取り付け方向を合わせる必要がな
い。また、複数方向に電線を引き出す場合でも、それぞ
れの電線について任意の方向に規制することができるた
め、仕様毎に多種のグロメットを用意する必要がない。
【0016】また、グロメット本体1のパネルへの嵌合
部近傍にブラケット2を嵌合しているので、弾性を有し
た同嵌合部を補強することができる。よって、グロメッ
ト本体1のパネルからの脱落防止に有効である。さら
に、配線時などに電線に力が働いても、電線3を支持す
る保持片5がグロメット本体1とは別体のブラケット2
に設けられているので、ブラケット2が力を受けて、グ
ロメット本体1の変形が防止されほとんど脱落しなくな
る。
【0017】なお、上記実施例では、漏斗形状のグロメ
ット本体1の大径部側の端部にブラケット2を嵌合した
場合を示したが、細長い筒状のグロメット本体1にブラ
ケット2を嵌合しても勿論よい。
【0018】また、図6,図7に示すものは、軟質弾性
材料からなる筒状のグロメットアウタ10の端部に嵌合
される硬質のグロメットインナ11であるが、このグロ
メットインナ11の外側の面に放射状に複数の保持片5
を形成して、これをブラケットとしたものである。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のグロメッ
トによれば、電線の規制方向を任意に選ぶことができる
ので、取り付け時に取り付け方向を一々合わせる必要が
ない。また、複数の方向に電線を引き出す場合にも、一
種類のグロメットを用意しておくだけで足りる。また、
弾性材料製のグロメット本体をブラケットで補強し、そ
のブラケットに電線の引き出し方向規制用の保持片を設
けたので、電線から力が作用する等しても、力はブラケ
ットで受けられるのでグロメット本体は変形せず、パネ
ルからの脱落が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のグロメットの分解斜視図で
ある。
【図2】同グロメットの組立図である。
【図3】同グロメットにおける保持片5の側面図であ
る。
【図4】同グロメットにおけるグロメット本体1の詳細
図で、(a)は側断面図、(b)は正面図である。
【図5】同グロメットにおけるブラケット2の詳細図
で、(a)は側断面図、(b)は正面図である。
【図6】本考案の他の実施例におけるブラケットとして
のグロメットインナの斜視図である。
【図7】同他の実施例におけるグロメットの断面図であ
る。
【図8】従来のグロメットの外観図である。
【図9】同グロメットの使用状態を示す外観図である。
【符号の説明】
1 グロメット本体 1a パネル嵌合用の溝 1b 嵌合部 2 ブラケット 3 電線 5 保持片 7 スリット 11 グロメットインナ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が挿通される軟質弾性材料製のグロ
    メット本体を有し、外周をパネル貫通孔の内周縁に嵌合
    することにより、パネルに取り付けられるグロメットで
    あって、前記グロメット本体の端部に、硬質材料製のブ
    ラケットを嵌合し、前記ブラケットに、前記グロメット
    本体に挿通する電線の引き出し方向を規制する保持片
    を、複数個設けたことを特徴とするグロメット。
JP8644791U 1991-10-23 1991-10-23 グロメット Expired - Fee Related JP2514381Y2 (ja)

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JPH0536719U JPH0536719U (ja) 1993-05-18
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