JPH06220910A - 管の超高圧洗浄用ノズル - Google Patents
管の超高圧洗浄用ノズルInfo
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- JPH06220910A JPH06220910A JP5031323A JP3132393A JPH06220910A JP H06220910 A JPH06220910 A JP H06220910A JP 5031323 A JP5031323 A JP 5031323A JP 3132393 A JP3132393 A JP 3132393A JP H06220910 A JPH06220910 A JP H06220910A
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 下水管等の洗浄において、管内壁の全周を平
均的に洗浄するとともに、低部に溜まっている汚泥の除
去を容易にして管の洗浄効果を高める。 【構成】 超高圧ホースの先端に取り付けて、超高圧水
を斜め後方に噴射する複数の後方噴射孔（４）を持つノ
ズル（１）に、先端側から見てほぼ９０°づつ隔てた３
つの噴射方向をもつ少なくとも３個の横噴射孔を、ノズ
ル（１）の軸心方向とほぼ直交方向に穿孔して設けたノ
ズルであって、横噴射の反力によりノズル（１）を管内
壁に押し付けながら超高圧ホース（２）を人力により左
右交互に捻って、ノズル（１）を管内壁に沿って左右交
互に旋回させながら洗浄を行うもので、旋回させること
で管の全周を均等に洗浄するとともに、横噴射が底に溜
まっている汚泥を横に切断し、あるいは管内壁との境界
（Ｐ）に当たって汚泥を剥がす作用をなして除去を容易
にする。
均的に洗浄するとともに、低部に溜まっている汚泥の除
去を容易にして管の洗浄効果を高める。 【構成】 超高圧ホースの先端に取り付けて、超高圧水
を斜め後方に噴射する複数の後方噴射孔（４）を持つノ
ズル（１）に、先端側から見てほぼ９０°づつ隔てた３
つの噴射方向をもつ少なくとも３個の横噴射孔を、ノズ
ル（１）の軸心方向とほぼ直交方向に穿孔して設けたノ
ズルであって、横噴射の反力によりノズル（１）を管内
壁に押し付けながら超高圧ホース（２）を人力により左
右交互に捻って、ノズル（１）を管内壁に沿って左右交
互に旋回させながら洗浄を行うもので、旋回させること
で管の全周を均等に洗浄するとともに、横噴射が底に溜
まっている汚泥を横に切断し、あるいは管内壁との境界
（Ｐ）に当たって汚泥を剥がす作用をなして除去を容易
にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、下水管等の管内を超高
圧水を噴射して洗浄するための、超高圧ホースの先端に
取り付ける超高圧洗浄用ノズルに関するものである。
圧水を噴射して洗浄するための、超高圧ホースの先端に
取り付ける超高圧洗浄用ノズルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の下水管等の内部を洗浄する超高圧
洗浄用ノズルは、斜め後方に噴射する複数個（普通６
個）の斜後方噴射孔を外周に設けたものや、この斜後方
噴射孔の他に先端に真っ直ぐ前方に噴射する１つの前方
噴射孔を併有するものを使用して、斜め後方に噴射する
強力な噴射水が管の内部を洗浄しながら、噴射の反力に
よりノズルを前進させて管内を進行すものであった。
洗浄用ノズルは、斜め後方に噴射する複数個（普通６
個）の斜後方噴射孔を外周に設けたものや、この斜後方
噴射孔の他に先端に真っ直ぐ前方に噴射する１つの前方
噴射孔を併有するものを使用して、斜め後方に噴射する
強力な噴射水が管の内部を洗浄しながら、噴射の反力に
よりノズルを前進させて管内を進行すものであった。
【０００３】また、上記した噴射ノズルを適宜長さの超
高圧ホースを介して２個以上直列に連結して、洗浄力を
高めるとともに折れ曲がった管路の曲進を容易にしたも
のを平成４年８月２７日に本出願人が出願している。
高圧ホースを介して２個以上直列に連結して、洗浄力を
高めるとともに折れ曲がった管路の曲進を容易にしたも
のを平成４年８月２７日に本出願人が出願している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の下水管の超高圧
洗浄は、ノズルが自重により管の低部に位置して洗浄が
行われるため、管内壁の上部は斜め後方噴射の届く距離
が長くなって管内壁に届いた位置での噴射の圧力が減衰
することと、管勾配不良の排水管は常時管内に水が溜ま
っていて、この溜まり水の抵抗により洗浄力が低下する
ため、充分な洗浄ができないといった問題があった。
洗浄は、ノズルが自重により管の低部に位置して洗浄が
行われるため、管内壁の上部は斜め後方噴射の届く距離
が長くなって管内壁に届いた位置での噴射の圧力が減衰
することと、管勾配不良の排水管は常時管内に水が溜ま
っていて、この溜まり水の抵抗により洗浄力が低下する
ため、充分な洗浄ができないといった問題があった。
【０００５】また、下水管の底部には汚泥が横断面三日
月状に溜まっているのが普通であり、この汚泥を洗い流
すのが管洗浄の主な目的であるが、この汚泥に例えばセ
メントが混じって固くなっている場合等では、従来の斜
め後方の噴射のみではこの汚泥が除去しにくい場合があ
った。
月状に溜まっているのが普通であり、この汚泥を洗い流
すのが管洗浄の主な目的であるが、この汚泥に例えばセ
メントが混じって固くなっている場合等では、従来の斜
め後方の噴射のみではこの汚泥が除去しにくい場合があ
った。
【０００６】こうして洗浄困難な管の上部の汚れや低部
の汚泥の除去は、噴射の圧力を高くして洗浄するのが一
般的であるが、噴射の圧力を高めるとヒューム管では内
壁面の砂利や砂を吹き飛ばして損傷させる場合があり、
また塩化ビニール管では圧力で管を変形させる場合があ
るとともに、装置の方も超高圧ポンプが定格圧力以上で
使用されることにより各部に無理が生じて故障の原因と
なったり、耐久性を損じるといった問題があった。
の汚泥の除去は、噴射の圧力を高くして洗浄するのが一
般的であるが、噴射の圧力を高めるとヒューム管では内
壁面の砂利や砂を吹き飛ばして損傷させる場合があり、
また塩化ビニール管では圧力で管を変形させる場合があ
るとともに、装置の方も超高圧ポンプが定格圧力以上で
使用されることにより各部に無理が生じて故障の原因と
なったり、耐久性を損じるといった問題があった。
【０００７】本発明の目的は、ノズルを管内壁に沿って
旋回させることにより、管内壁の上部の汚れや下部に溜
まった汚泥を除去しやすい、超高圧洗浄用ノズルを提供
することにある。
旋回させることにより、管内壁の上部の汚れや下部に溜
まった汚泥を除去しやすい、超高圧洗浄用ノズルを提供
することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
のこの発明は、超高圧ホースの先端に取り付けて、超高
圧水を斜め後方に噴射しながら管の内部を洗浄するノズ
ルに、ほぼ半径方向に噴射する第１横噴射孔と、該第１
横噴射孔に対して上記ノズルの先端側から見て左右にほ
ぼ９０°づつ隔てた第２横噴射孔および第３横噴射孔
を、少なくとも１個づつ上記ノズルの軸心方向とほぼ直
交する方向に穿孔して設けた、管の超高圧洗浄用ノズル
である。
のこの発明は、超高圧ホースの先端に取り付けて、超高
圧水を斜め後方に噴射しながら管の内部を洗浄するノズ
ルに、ほぼ半径方向に噴射する第１横噴射孔と、該第１
横噴射孔に対して上記ノズルの先端側から見て左右にほ
ぼ９０°づつ隔てた第２横噴射孔および第３横噴射孔
を、少なくとも１個づつ上記ノズルの軸心方向とほぼ直
交する方向に穿孔して設けた、管の超高圧洗浄用ノズル
である。
【０００９】また、 上記ノズルに、上記第１横噴射孔
とほぼ反対方向に噴射する、上記第１横噴射孔より小口
径の、少なくとも１個の第４横噴射孔を設ける場合もあ
る。
とほぼ反対方向に噴射する、上記第１横噴射孔より小口
径の、少なくとも１個の第４横噴射孔を設ける場合もあ
る。
【００１０】
【作用】本発明ノズルは、第１横噴射孔からの噴射の反
力によりノズ自体を管内壁に押し付けるとともに、他の
第２、第３、第４横噴射孔は管内壁に接近噴射して管内
壁を強力に洗浄するものであり、このうち第４横噴射孔
からの噴射は、第１横噴射孔からの噴射の反力を打ち消
す方向に働いて、ノズルを間内壁に押し付ける力に逆ら
うものであるが、この第４横噴射孔の口径を第１横噴射
孔より小径として噴射の反力を小さくすることにより、
ノズルを管内壁に押し付ける力を残すことができるもの
である。
力によりノズ自体を管内壁に押し付けるとともに、他の
第２、第３、第４横噴射孔は管内壁に接近噴射して管内
壁を強力に洗浄するものであり、このうち第４横噴射孔
からの噴射は、第１横噴射孔からの噴射の反力を打ち消
す方向に働いて、ノズルを間内壁に押し付ける力に逆ら
うものであるが、この第４横噴射孔の口径を第１横噴射
孔より小径として噴射の反力を小さくすることにより、
ノズルを管内壁に押し付ける力を残すことができるもの
である。
【００１１】こうして常に管内壁に押し付けられている
ノズルは、超高圧ホースを人力により左右交互に捻るこ
とによって管内壁に沿って右旋回・左旋回を繰り返すこ
ととなり、管内壁側の斜め後方噴射及び第１横噴射以外
の２方向または３方向の横噴射が短距離で管内壁に当た
って強力に全周を均等洗浄する。
ノズルは、超高圧ホースを人力により左右交互に捻るこ
とによって管内壁に沿って右旋回・左旋回を繰り返すこ
ととなり、管内壁側の斜め後方噴射及び第１横噴射以外
の２方向または３方向の横噴射が短距離で管内壁に当た
って強力に全周を均等洗浄する。
【００１２】また、旋回中に横噴射が管の底部に溜まっ
ている汚泥を横に切断して除去しやすくするとともに、
汚泥がセメント等の流入により固くなっている場合は、
横噴射が汚泥と管内壁との境界に噴射されて、汚泥を管
内壁から剥がして除去を容易にすることができる。
ている汚泥を横に切断して除去しやすくするとともに、
汚泥がセメント等の流入により固くなっている場合は、
横噴射が汚泥と管内壁との境界に噴射されて、汚泥を管
内壁から剥がして除去を容易にすることができる。
【００１３】
【実施例】以下本考案を、実施例示図に基づいて説明す
る。 〔第１実施例〕図１乃至図４は第１実施例を示し、図１
は超高圧洗浄用ノズルの要部を切断した側面図であっ
て、（１）はノズルで、先端を塞いだ筒状物からなり、
超高圧ポンプ（図示省略）に連なる超高圧ホース（２）
の先端に固着されているホース接手（３）に螺合して取
り付けてある。
る。 〔第１実施例〕図１乃至図４は第１実施例を示し、図１
は超高圧洗浄用ノズルの要部を切断した側面図であっ
て、（１）はノズルで、先端を塞いだ筒状物からなり、
超高圧ポンプ（図示省略）に連なる超高圧ホース（２）
の先端に固着されているホース接手（３）に螺合して取
り付けてある。
【００１４】このノズル（１）の外周上に、軸心線
（Ｃ）に対して約３０°の角度で斜め後方の噴射方向を
持って、図１のＢ−Ｂ断面である図３に示す如く円周を
等分割した位置に６個の斜後方噴射孔（４）が設けてあ
るとともに、この斜後方噴射孔（４）の前方に、本考案
の要点である第１横噴射孔（５）、第２横噴射孔（５
ａ）、第３横噴射孔（５ｂ）が、軸心線（Ｃ）方向と直
交する方向で、図１のＡ−Ａ断面である図２に示す如く
相互の噴射方向のなす角度を約９０°として、第２横噴
射孔（５ａ）、第３横噴射孔（５ｂ）はできるだけ管内
壁近い位置に噴射するように、第１横噴射孔（５）から
遠ざかった位置に設けてある。
（Ｃ）に対して約３０°の角度で斜め後方の噴射方向を
持って、図１のＢ−Ｂ断面である図３に示す如く円周を
等分割した位置に６個の斜後方噴射孔（４）が設けてあ
るとともに、この斜後方噴射孔（４）の前方に、本考案
の要点である第１横噴射孔（５）、第２横噴射孔（５
ａ）、第３横噴射孔（５ｂ）が、軸心線（Ｃ）方向と直
交する方向で、図１のＡ−Ａ断面である図２に示す如く
相互の噴射方向のなす角度を約９０°として、第２横噴
射孔（５ａ）、第３横噴射孔（５ｂ）はできるだけ管内
壁近い位置に噴射するように、第１横噴射孔（５）から
遠ざかった位置に設けてある。
【００１５】なお、上記第１横噴射孔（５）、第２横噴
射孔（５ａ）、第３横噴射孔（５ｂ）の数は１個づつに
限定するものでなく、２個以上例えば軸心方向に並んで
設ける場合もある。
射孔（５ａ）、第３横噴射孔（５ｂ）の数は１個づつに
限定するものでなく、２個以上例えば軸心方向に並んで
設ける場合もある。
【００１６】以上の構成により、超高圧ホース（２）か
ら送られる超高圧水を斜後方噴射孔（４）から斜後方噴
射（６）して管の内部を洗浄しながら噴射の反力により
管内を前進するするのであるが、同時に図４に示す如く
第１横噴射孔（５）からの第１横噴射（７）の反力がＱ
矢印の方向に働いてノズル（１）を常に管内壁（８）に
押し付けることになる。
ら送られる超高圧水を斜後方噴射孔（４）から斜後方噴
射（６）して管の内部を洗浄しながら噴射の反力により
管内を前進するするのであるが、同時に図４に示す如く
第１横噴射孔（５）からの第１横噴射（７）の反力がＱ
矢印の方向に働いてノズル（１）を常に管内壁（８）に
押し付けることになる。
【００１７】このとき第２横噴射孔（５ａ）および第３
横噴射孔（５ｂ）からの第２横噴射（７ａ）及び第３横
噴射（７ｂ）は、第１横噴射（７）に対して左右に９０
°づつ隔てた方向、すなわち１８０°反対方向に噴射す
るため反力が相殺し合うので、ノズル（１）を特定の方
向に押す力は働かず、従って第１横噴射（７）がノズル
（１）を内壁（８）に押し付ける作用を阻むことはな
い。
横噴射孔（５ｂ）からの第２横噴射（７ａ）及び第３横
噴射（７ｂ）は、第１横噴射（７）に対して左右に９０
°づつ隔てた方向、すなわち１８０°反対方向に噴射す
るため反力が相殺し合うので、ノズル（１）を特定の方
向に押す力は働かず、従って第１横噴射（７）がノズル
（１）を内壁（８）に押し付ける作用を阻むことはな
い。
【００１８】この状態で超高圧ホース（２）を管内に挿
入しながら、人力により左右交互に捻ると、ノズル
（１）は管内壁（８）に沿って右旋回（Ｒ）左旋回
（Ｌ）を繰り返して、第２横噴射孔（５ａ）、第３横噴
射孔（５ｂ）及び斜め後方噴射（６）が管内壁（８）に
接近して噴射することにより、管内壁（８）の全周を強
力に洗浄しながら、斜め後方噴射（６）の反力がノズル
（１）を前進させる。
入しながら、人力により左右交互に捻ると、ノズル
（１）は管内壁（８）に沿って右旋回（Ｒ）左旋回
（Ｌ）を繰り返して、第２横噴射孔（５ａ）、第３横噴
射孔（５ｂ）及び斜め後方噴射（６）が管内壁（８）に
接近して噴射することにより、管内壁（８）の全周を強
力に洗浄しながら、斜め後方噴射（６）の反力がノズル
（１）を前進させる。
【００１９】下水管内には図４に示す如く汚泥（９）が
横断面三日月状に溜まっているのが普通であるが、第１
横噴射（７）、第２横噴射（７ａ）、第３横噴射（７
ｂ）がこの汚泥（９）を横に切断する働きをして斜め後
方噴射（６）との協調作用により洗浄をより効果的に行
うことができる。
横断面三日月状に溜まっているのが普通であるが、第１
横噴射（７）、第２横噴射（７ａ）、第３横噴射（７
ｂ）がこの汚泥（９）を横に切断する働きをして斜め後
方噴射（６）との協調作用により洗浄をより効果的に行
うことができる。
【００２０】この汚泥（９）がセメント等が流れ込んで
固くなっている場合でも、ノズル（１）が右旋回（Ｒ）
左旋回（Ｌ）することによって旋回中に第１横噴射
（７）、第２横噴射（７ａ）、第３横噴射（７ｂ）が管
内壁（８）と汚泥（９）との境界（Ｐ）部分に当って、
汚泥（９）を管内壁（８）から剥がして離脱させる作用
をなして除去を容易にするものである。
固くなっている場合でも、ノズル（１）が右旋回（Ｒ）
左旋回（Ｌ）することによって旋回中に第１横噴射
（７）、第２横噴射（７ａ）、第３横噴射（７ｂ）が管
内壁（８）と汚泥（９）との境界（Ｐ）部分に当って、
汚泥（９）を管内壁（８）から剥がして離脱させる作用
をなして除去を容易にするものである。
【００２１】〔第２実施例〕図５・図６は第２実施例を
示し、図５は超高圧洗浄用ノズルの要部を切断した側面
図、図６は図５のＡ′−Ａ′線断面図であって、上記第
１実施例と同一部分には同じ符号を付し、その構成及び
機能も同一であるため説明を省略する。
示し、図５は超高圧洗浄用ノズルの要部を切断した側面
図、図６は図５のＡ′−Ａ′線断面図であって、上記第
１実施例と同一部分には同じ符号を付し、その構成及び
機能も同一であるため説明を省略する。
【００２２】この第２実施例において第１実施例と異な
る点は、第１横噴射孔（５）の噴射方向と反対方向に噴
射する、第１横噴射孔（５）よりも小口径の第４横噴射
孔（５ｃ）を追加して設けたことにある。そしてこの第
４横噴射孔（５ｃ）も１個に限定するものでなく、他の
横噴射孔と同様に２個以上例えば軸心方向に並んで設け
る場合もある。
る点は、第１横噴射孔（５）の噴射方向と反対方向に噴
射する、第１横噴射孔（５）よりも小口径の第４横噴射
孔（５ｃ）を追加して設けたことにある。そしてこの第
４横噴射孔（５ｃ）も１個に限定するものでなく、他の
横噴射孔と同様に２個以上例えば軸心方向に並んで設け
る場合もある。
【００２３】この第４横噴射孔（５ｃ）からの第４横噴
射（７ｃ）は、第１横噴射（７）の反力を打ち消す方向
に働いて、ノズル（１）を管内壁に押し付ける力に逆ら
うものであるが、この第４横噴射孔（５ｃ）の口径を第
１横噴射孔（５）より小径として噴射の反力を小さくし
て、ノズル（１）を管内壁に押し付けるに必要な第１横
噴射（７）の反力を残存して、図４に示すと同様の状態
で洗浄が行われる。
射（７ｃ）は、第１横噴射（７）の反力を打ち消す方向
に働いて、ノズル（１）を管内壁に押し付ける力に逆ら
うものであるが、この第４横噴射孔（５ｃ）の口径を第
１横噴射孔（５）より小径として噴射の反力を小さくし
て、ノズル（１）を管内壁に押し付けるに必要な第１横
噴射（７）の反力を残存して、図４に示すと同様の状態
で洗浄が行われる。
【００２４】この場合、第４横噴射孔（５ｃ）がノズル
（１）の管内壁（８）への当接部に開口する（図示を省
略）こととなり、この開口部と管内壁（８）との隙間か
ら第４横噴射（７ｃ）が拡散するため、第４横噴射孔
（５ｃ）の開口部における最大噴射圧力が管内壁（８）
を強力に洗浄することとなり、さらに汚泥（９）もこの
第４横噴射（７ｃ）の強い圧力で破壊して除去効果を高
めることができる。
（１）の管内壁（８）への当接部に開口する（図示を省
略）こととなり、この開口部と管内壁（８）との隙間か
ら第４横噴射（７ｃ）が拡散するため、第４横噴射孔
（５ｃ）の開口部における最大噴射圧力が管内壁（８）
を強力に洗浄することとなり、さらに汚泥（９）もこの
第４横噴射（７ｃ）の強い圧力で破壊して除去効果を高
めることができる。
【００２５】なお、上記第１・第２実施例以外に、後方
噴射孔とともに１個の前方噴射孔を持つものや、２個以
上のノズルを適宜長さの超高圧ホースを介して直列に連
結したものに対しても本発明を同様に実施できるもので
ある。
噴射孔とともに１個の前方噴射孔を持つものや、２個以
上のノズルを適宜長さの超高圧ホースを介して直列に連
結したものに対しても本発明を同様に実施できるもので
ある。
【００２６】
【発明の効果】以上説明した本発明に係わる管の超高圧
洗浄用ノズルによれば、ノズルを管内壁に押し付ける方
向に作用する横噴射孔を設けて、このノズルを管内壁に
沿って旋回させる使用方法を採ることによって、管内周
の全周に接近した位置から斜後方噴射及び横噴射が満遍
なく届いて、管内壁を強力な斜後方噴射と横噴射との協
調作用により均等に洗浄することができるとともに、管
の底部に溜まっている汚泥を横噴射が切断したり、固ま
った汚泥の場合は管内壁から剥がす作用が加わって、よ
り効果的に除去することができるものである。
洗浄用ノズルによれば、ノズルを管内壁に押し付ける方
向に作用する横噴射孔を設けて、このノズルを管内壁に
沿って旋回させる使用方法を採ることによって、管内周
の全周に接近した位置から斜後方噴射及び横噴射が満遍
なく届いて、管内壁を強力な斜後方噴射と横噴射との協
調作用により均等に洗浄することができるとともに、管
の底部に溜まっている汚泥を横噴射が切断したり、固ま
った汚泥の場合は管内壁から剥がす作用が加わって、よ
り効果的に除去することができるものである。
【００２７】さらに、従来洗浄水の圧力を高める必要の
あった頑固な汚れも、上記した洗浄効果により低圧力で
除去することが可能となり、圧力を高めることにより生
じる管の損傷や変形及び超高圧ポンプ等の過負荷による
損傷を防止することができるものである。
あった頑固な汚れも、上記した洗浄効果により低圧力で
除去することが可能となり、圧力を高めることにより生
じる管の損傷や変形及び超高圧ポンプ等の過負荷による
損傷を防止することができるものである。
【図１】本発明超高圧洗浄用ノズルの第１実施例を示す
要部切断側面図である。
要部切断側面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】本発明ノズルの使用状態を示す図である。
【図５】本発明超高圧洗浄用ノズルの第２実施例を示す
要部切断側面図である。
要部切断側面図である。
【図６】図５のＡ′−Ａ′線断面図である。
１ ノズル ２ 超高圧ホース ３ ホース接手 ４ 斜後方噴射孔 ５ 第１横噴射孔 ５ａ 第２横噴射孔 ５ｂ 第３横噴射孔 ５ｃ 第４横噴射孔 ６ 斜後方噴射 ７ 第１横噴射 ７ａ 第２横噴射 ７ｂ 第３横噴射 ７ｃ 第４横噴射 ８ 管内壁 ９ 汚泥 Ｃ 軸心線
Claims (2)
- 【請求項１】 超高圧ホースの先端に取り付けて、超高
圧水を斜め後方に噴射しながら管の内部を洗浄するノズ
ルに、ほぼ半径方向に噴射する第１横噴射孔と、該第１
横噴射孔に対して上記ノズルの先端側から見て左右にほ
ぼ９０°づつ隔てた第２横噴射孔および第３横噴射孔
を、少なくとも１個づつ上記ノズルの軸心方向とほぼ直
交する方向に穿孔して設けたことを特徴とする、管の超
高圧洗浄用ノズル。 - 【請求項２】 上記請求項１のノズルに、上記第１横噴
射孔とほぼ反対方向に噴射する、上記第１横噴射孔より
小口径の少なくとも１個の第４横噴射孔を設けたことを
特徴とする、管の超高圧洗浄用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5031323A JPH06220910A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 管の超高圧洗浄用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5031323A JPH06220910A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 管の超高圧洗浄用ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06220910A true JPH06220910A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12328064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5031323A Pending JPH06220910A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 管の超高圧洗浄用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06220910A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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