JPH06193129A - 管の超高圧洗浄用ノズルおよび超高圧洗浄方法 - Google Patents

管の超高圧洗浄用ノズルおよび超高圧洗浄方法

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JPH06193129A
JPH06193129A JP4359771A JP35977192A JPH06193129A JP H06193129 A JPH06193129 A JP H06193129A JP 4359771 A JP4359771 A JP 4359771A JP 35977192 A JP35977192 A JP 35977192A JP H06193129 A JPH06193129 A JP H06193129A
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JP
Japan
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pipe
nozzle
injection
wall
high pressure
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Application number
JP4359771A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Heya
寛 部屋
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HIROSHIMA JIYOUSUI KK
Original Assignee
HIROSHIMA JIYOUSUI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下水管等の洗浄において、管内壁の全周を平
均的に洗浄するとともに、低部に溜まっている汚泥の除
去を容易にして管の洗浄効果を高める。 【構成】 斜め後方に噴射する複数の後方噴射孔(4)
を持つノズル(1)に、軸心線(C)と直交する方向に
噴射する、すくなくとも2個の横噴射孔(5)を、互い
の噴射方向のなす角度を150°以下として設けたもの
を超高圧ホース(2)の先端に取り付けて、この超高圧
ホース(2)を管内に挿入しながら人力により左右交互
に捻って、ノズル(1)を管内壁に沿って左右交互に旋
回させながら洗浄を行うもので、この横噴射の反力によ
りノズル(1)を管内壁に押し付けながら旋回させるこ
とで管の全周を均等に洗浄するとともに、横噴射が汚泥
と管内壁との境界(P)に当たって汚泥を剥がす作用を
なして除去を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水管等の管内を超高
圧水を噴射して洗浄するための、超高圧ホースの先端に
取り付けるノズルおよび該ノズルを使用する洗浄方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の下水管等の内部を洗浄する超高圧
洗浄用ノズルは、斜め後方に噴射する複数個(普通6
個)の斜後方噴射孔を外周に設けたものや、この斜後方
噴射孔の他に先端に真っ直ぐ前方に噴射する1つの前方
噴射孔を併有するものを使用して、斜後方に噴射する強
力な噴射水が管の内部を洗浄しながら、噴射の反力によ
りノズルを前進させて管内を進行すものであった。
【0003】また、上記した噴射ノズルを適宜長さの超
高圧ホースを介して2個以上直列に連結して、洗浄力を
高めるとともに折れ曲がった管路の曲進を容易にしたも
のを平成4年8月27日に本出願人が出願している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の下水管の超高圧
洗浄は、ノズルが自重により管の低部に位置して洗浄が
行われるため、管内壁の上部は斜め後方噴射の届く距離
が長くなって噴射の圧力が減衰することと、管勾配不良
の排水管は常時管内に水が溜まっていて、この溜まり水
の抵抗により洗浄力が低下するため、充分な洗浄ができ
ないといった問題があった。
【0005】また、下水管の底部に汚泥が横断面三日月
状に溜まっているのが普通であり、この汚泥を洗い流す
のが管洗浄の主な目的であるが、この汚泥にたとえばセ
メントがまじっていて固くなっている場合等では、従来
の斜め後方の噴射のみではこの汚泥が除去しにくい場合
があった。
【0006】こうして洗浄困難な管の上部の汚れや低部
の汚泥の除去は、噴射の圧力を高くして洗浄するのが一
般的であるが、噴射の圧力を高めるとヒューム管では内
壁面の砂利や砂を吹き飛ばして損傷させる場合があり、
また塩化ビニール管では圧力で管を変形させる場合があ
るとともに、装置の方も超高圧ポンプが定格圧力以上で
使用されることにより各部に無理が生じて故障の原因と
なったり、耐久性を損じるといった問題があった。
【0007】本発明の目的は、ノズルを管内壁に沿って
旋回させることにより、管内壁の上部の汚れや下部に溜
まった汚泥を除去しやすい、超高圧洗浄用ノズルおよび
超高圧洗浄方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
のこの発明は、超高圧ホースの先端に取り付けて、超高
圧水を斜め後方に噴射しながら管の内部を洗浄するノズ
ルに、軸心方向とほぼ直交する方向に噴射する、すくな
くとも2個の横噴射孔を、互いの噴射方向のなす角度を
150°以下で、好ましくは90°乃至120°として
設けた、管の超高圧洗浄用ノズルである。
【0009】また、上記請求項1のノズルを先端に取り
付けた超高圧ホースを、管内に挿入しながら人力により
左右交互に捻じって、上記横噴射孔からの噴射の反力に
より管内壁に押し付けられる上記ノズルを、管内壁に沿
って左右交互に旋回させながら洗浄する、管の超高圧洗
浄方法である。
【0010】
【作用】本発明ノズルは、少なくとも2個の横噴射孔か
らの噴射方向のなす角度が、150°以下で管内壁に当
たるため、その合成された反力がノズルを管内壁に押し
付ける作用を果たす。
【0011】こうして常に管内壁に押し付けられている
ノズルは、超高圧ホースを人力により左右交互に捻るこ
とにより管内壁にそって右旋回・左旋回を繰り返すこと
となり、管内壁側の斜後方噴射及び横噴射が最短距離で
管内壁に当たって強力に全周を均等洗浄するとともに、
旋回中に横噴射が管の底部に溜まっている汚泥の管内壁
との境界に噴射されて、汚泥を管内壁から剥がして離脱
させる作用をなし、こうして管内壁から離脱した汚泥
は、斜後方の噴射により容易に除去できるので、除去し
にくい汚泥も比較的低圧で奇麗に洗浄除去することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本考案を、実施例示図を参照として説明
する。図1は、本考案の超高圧洗浄用ノズルの一例を示
す要部を切断した側面図であって、(1)はノズルで、
先端を塞いだ筒状物からなり、超高圧ポンプ(図示省
略)に連なる超高圧ホース(2)の先端に固着されてい
るホース接手(3)に螺合して取り付けてある。
【0013】このノズル(1)の外周の円周上に、軸心
線(C)に対して約30°の角度で斜め後方の噴射方向
を持って、図1のB−B断面である図3に示す如く等分
割した位置に6個の斜後方噴射孔(4)が設けてあとと
もに、この斜後方噴射孔(4)の前方に、本考案の要点
である2個の横噴射孔(5)が、軸心線(C)と直交す
る方向で、図1のA−A線断面である図2に示す如く相
互の噴射方向のなす角度(θ)を約120°として、な
るべく管内壁近い位置に噴射するように、内周の接線方
向に穿孔して設けてある。
【0014】なお、上記横噴射孔(5)の数及び横噴射
方向のなす角度(θ)は2個と120°に限定するもの
でなく、θ=150°以内であれば2個以上設けてもよ
く、また、穿孔方向も接線方向に限定するものでもな
い。横噴射方向のなす角度(θ)が150°以上となる
とノズル(1)を管内壁(8)に押し付ける力が減少し
て本発明の効果が乏しくなる。
【0015】以上の構成により、超高圧ホース(2)か
ら送られる超高圧水を後方噴射孔(4)から後方噴射
(6)して管の内部を洗浄しながら噴射の反力により管
内を前進するするのであるが、同時に図4に示す如く2
個の横噴射孔(5)からの横噴射(7)(7)がなす角
度θ=120°をもって管内壁(8)に当たることによ
り、その合成反力がQ矢印の方向に働いて、ノズル
(1)を常に管内壁(8)に押し付けることになる。
【0016】こうした状態で超高圧ホース(2)を管内
に挿入しながら、人力により左右交互に捻ると、ノズル
(1)は管内壁(8)に沿って右旋回(R)左旋回
(L)を繰り返して、斜後方噴射(6)が管内壁(8)
の全周を平均的に洗浄するとともに、斜後方噴射(6)
の反力がノズル(1)を前進させる。
【0017】下水管内には図(4)に示す如く汚泥
(9)が横断面三日月状に溜まっていてるのが一般的で
あるが、横噴射(7)がこの汚泥(9)を横に切断する
働きをして後方噴射(6)との協調作用により洗浄をよ
り効果的に行うことができる。
【0018】この汚泥(9)がセメント等が流れ込んで
固くなっている場合でも、ノズル(1)が右旋回(R)
左旋回(L)することによって旋回中に横噴射(7)が
管内壁(8)と汚泥(9)との境界(P)部分に当っ
て、汚泥(9)を管内壁(8)から剥がして離脱させる
作用をなして除去を容易にするものである。
【0019】なお、上記実施例以外に、後方噴射孔と共
にに1個の前方噴射孔を持つものや、2個以上のノズル
を適宜長さの超高圧ホースを介して直列に連結したもの
に対しても同様に実施できるものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明に係わる管の超高圧
洗浄用ノズルおよび超高圧洗浄ノズルによれば、ノズル
を管内壁に押し付ける方向に作用する横噴射孔を設け
て、このノズルを管内壁に沿って旋回させる使用方法を
採ることによって、管内周の全周に接近した位置から斜
後方噴射が満遍なく届いて管内壁を強力な斜後方噴射と
横噴射との協調作用により均等に洗浄することができる
とともに、管の底部に溜まっている汚泥を横噴射が切断
したり、固まった汚泥の場合は管内壁から剥がす作用が
加わってより効果的に除去することができる。
【0021】さらに従来洗浄水の圧力を高める必要のあ
った頑固な汚れも上記した洗浄効果により低圧力で除去
することが可能となり、圧力を高めることにより生じる
管の損傷や変形を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明超高圧洗浄用ノズルの一実施例を示す要
部切断側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明ノズルの本発明方法による使用状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 超高圧ホース 3 ホース接手 4 斜後方噴射孔 5 横噴射孔 6 斜後方噴射 7 横噴射 8 管内壁 9 汚泥 C 軸心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超高圧ホースの先端に取り付けて、超高
    圧水を斜め後方に噴射しながら管の内部を洗浄するノズ
    ルに、軸心方向とほぼ直交する方向に噴射する、すくな
    くとも2個の横噴射孔を、互いの噴射方向のなす角度を
    150°以下として設けたことを特徴とする、管の超高
    圧洗浄用ノズル。
  2. 【請求項2】 上記請求項1のノズルを先端に取り付け
    た超高圧ホースを、管内に挿入しながら人力により左右
    交互に捻じって、上記横噴射孔からの噴射の反力により
    管内壁に押し付けられる上記ノズルを、管内壁に沿って
    左右交互に旋回させながら洗浄することを特徴とする、
    管の超高圧洗浄方法。
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