JPH06220507A - 希土類−鉄−窒化物系永久磁石材料の製造方法 - Google Patents

希土類−鉄−窒化物系永久磁石材料の製造方法

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JPH06220507A
JPH06220507A JP5034794A JP3479493A JPH06220507A JP H06220507 A JPH06220507 A JP H06220507A JP 5034794 A JP5034794 A JP 5034794A JP 3479493 A JP3479493 A JP 3479493A JP H06220507 A JPH06220507 A JP H06220507A
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rare earth
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magnet material
nitriding
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JP5034794A
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Yasushi Kawato
康史 川戸
Tsutomu Shimizu
勉 清水
Shinichi Tanioka
真一 谷岡
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Mazda Motor Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
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    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
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    • H01F1/059Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and Va elements, e.g. Sm2Fe17N2

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 希土類−鉄−窒化物系永久磁石材料の磁気特
性を可及的に向上させ得る永久磁石材料の製造方法を提
供する。 【構成】 先ず希土類−鉄系の磁石材料を、予じめ粗粉
又はバルク状の素材に形成し、次に該素材を粗粉又はバ
ルク状の非酸化性雰囲気中で加熱処理することにより同
素材内部に十分なクラックを発生させ、その後該クラッ
ク内に窒素を侵入させることにより、窒化処理した後に
粉砕処理して微粉末化するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、希土類−鉄−窒化物
系永久磁石材料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば各種小型モータ用マグネットなど
の永久磁石材料では、高性能、高能率かつ小型軽量であ
ることが要求されている。そして、該要求に応じるため
には、可及的に高い磁気特性を有することが必要であ
る。
【0003】このような事情から、最近では磁気特性の
高い種々の磁石材料が開発されてきているが、中でもS
m−Co(サマリウム−コバルト)系、Nd−Fe−B(ネオ
ジウム−鉄−ボロン)系材料に代表される希土類金属間
化合物が特に注目されている(例えば特開昭60−17
6202号公報参照)。
【0004】そして、このような永久磁石材料において
は、同公報中に開示されているように当該希土類−鉄化
合物を窒素N雰囲気中で熱処理(窒化処理)すると、吸蔵
された窒素Nが金属間化合物内に侵入し、Fe結晶格子
間の空サイトを占有するようになり、磁気特性が大幅に
向上することが見出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、該従来の窒化
処理方法では、先ず母材(母合金)を粉砕して例えば直径
100μm以下の微粉末にし、その上で窒化処理するよ
うにしており、そのために表面が非常に酸化され易い問
題がある。また、希土類元素は本来活性度が強く、上記
のように微粉末化すると発火の可能性もある。さらに、
微粉末の場合には、取扱いや保管が難しい等の各種の問
題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
記載の発明は、上記の問題を解決することを目的として
なされたもので、各々次のように構成されている。
【0007】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明の希土類−鉄−窒化物系永久磁石材
料の製造方法は、先ず希土類−鉄系の磁石材料を粗粉又
はバルク状の素材に形成し、次に該素材を非酸化性雰囲
気中で加熱処理することにより同素材にクラックを発生
させ、その後同クラックを利用して窒化処理した後に粉
砕処理するように構成されている。
【0008】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明の希土類−鉄−窒化物系永久磁石材
料の製造方法は、上記請求項1記載の発明の構成におい
て、加熱処理は加熱温度が200℃〜550℃で、加熱
時間が少なくとも1時間以上に設定されて構成されてい
る。
【0009】
【作用】本願の請求項1および2記載の発明の希土類−
鉄−窒化物系永久磁石材料の製造方法は、各々上記のよ
うに構成されている結果、それぞれ同構成に対応して次
のような作用を果たす。
【0010】(1) 請求項1記載の発明の作用 該発明の構成では、先ず希土類−鉄系の磁石材料を粗粉
又はバルク状の素材に形成し、次に該素材を非酸化性雰
囲気中で加熱処理することにより同素材にクラックを発
生させ、その後上記発生したクラックを利用して窒化処
理した後に粉砕処理することによって永久磁石材料を製
造するようになっている。
【0011】すでに述べたように、希土類−鉄系化合物
材料に窒素を侵入させる場合、従来のように母材を最初
から微粉末化した上で窒化処理すると、表面が非常に酸
化されやすく、また発火の可能性もある。さらに、処理
操作上の取扱いや保管も難しいなどの問題があった。
【0012】ところが、本発明のように希土類−鉄系の
磁石材料を予じめ粗粉又はバルク状の素材に形成し、次
に該素材を粗粉又はバルク状の非酸化性雰囲気中で加熱
処理することにより同素材にクラックを発生させ、その
後該クラックを利用して窒素を内部まで侵入させること
によって窒化処理した後に粉砕処理して微粉末化するよ
うにすると、酸化度が低減され、また発火の可能性もな
くなり、取扱いや保管も容易となる。
【0013】(2) 請求項2記載の発明の作用 該発明の構成では、上記請求項1記載の発明の構成にお
いて、加熱処理は加熱温度が200℃〜550℃で、加
熱時間が少なくとも1時間以上の範囲内の値に設定され
ている。
【0014】後述の実施例から明らかなように加熱温度
は、200℃未満では母材の内部まで十分にクラックを
生じさせることができないが、200℃以上では略十分
に内部までクラックを生じさせることができる。一方、
かと言って加熱温度が550℃を越えると、α−Reの
折出が懸念される。従って、加熱温度は、200℃〜5
50℃の範囲内の値が最適である。
【0015】また、加熱時間は少なくとも1時間以上は
必要である。1時間未満では、母材に十分なクラックを
生じさせることができない。
【0016】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の希土類−鉄−窒
化物系永久磁石材料の製造方法によると、母材の酸化を
抑制しつつ十分な窒化処理を可能にすることができ、磁
気特性の良好な磁石材料を得ることができる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例に係る希土類−鉄−窒化物
系永久磁石材料の製造方法を以下図面(図1〜図3)に基
づいて詳述する。
【0018】図1は同希土類−鉄−窒化物系永久磁石磁
石の製造工程を、また図3は同製造工程における窒化処
理パターンを各々示し、先ず図1に示す製造工程図の第
1の工程No1で、母合金の原料として純度99.99
%のSm(サマリウム)と、純度99.99%のFe(鉄)を
用い、それぞれの原料をSm−Feの状態図よりSm2Fe
17の化合物が生成できるように、Sm(サマリウム)およ
びFe(鉄)の各原料を所定の比率に秤量し、アーク溶解
炉にて溶解してSm2Fe17の金属間化合物のインゴット
を製造する。
【0019】次に、第2の工程No2で、上述のSm2Fe
17のインゴットをAr(アルゴンガス)雰囲気中で約10
50℃(1323K)の温度に約12時間保持し、Sm2
e17金属間化合物単相体となるように、当該インゴット
の均質化処理を行う。
【0020】次に、第3の工程No3で、N(窒素)の侵
入を容易にする目的で、上述のSm2Fe17金属間化合物
単相体の均質化処理完了インゴットを、さらにAr(アル
ゴンガス)雰囲気中で粗粉状態又はバルク状態の素材に
形成する。
【0021】次に、第4の工程No4で、上述の素材を
図2に示す製造装置に装入して非酸化性のAr(アルゴン
ガス)雰囲気中で加熱する共に図3に示す処理パターン
に従って脱気処理を実行した。上述の製造装置は当該第
4工程の加熱および脱気処理とそれに続く第5工程の窒
化処理を行う装置で、図示の如く処理炉1内にチャンバ
ハウジング2で囲繞された処理室3を配置し、上述のチ
ャンバハウジング2外壁に近接配置した熱電対4で炉の
温度を検出し、温度コントローラ5で処理炉1の温度制
御を行なう。
【0022】またN2ボンベ6に対して第1ライン7を
接続し、この第1ライン7に第1バルブ8を介設すると
共に、分岐部9を介して上述の第1ライン7に接続して
第2ライン10を設け、この第2ライン10を上述のチ
ャンバハウジング2内部に連通させ、かつ該第2ライン
10には第2バルブ11を介設して窒素ガス供給システ
ムを形成している。
【0023】さらに上述の分岐部9を介して上述の各ラ
イン7,10に接続される第3ライン12を設け、この
第3ライン12には第3バルブ13、ディフュージョン
ポンプ14、ロータリポンプ15を介設すると共に、第
3バルブ13とディフュージョンポンプ14との間には
真空度測定手段としての真空ゲージ16を接続してい
る。さらにまた、上述のチャンバハウジング2における
外部上端には冷却水通路17を配置する一方、チャンバ
ハウジング2内の耐圧容器18内に上述の粗粉又はバル
ク状の素材19を装入している。
【0024】このように構成した図2の製造装置を用い
て、室温条件下でチャンバハウジング2内の真空度が1
/105Torr(但し1Pa=1/103・101325To
rr)以下になるまで真空引きを行ない、さらに素材19
表面のO2(酸素)を拡散させるために、上述のチャンバ
ハウジング2内を200℃(473K)の温度条件に約2
時間保持した。この第4の工程No4では素材19の酸
化を防止するとともに窒素ガス侵入のためのクラックを
発生させる。
【0025】次に、第5の工程No5で、上述の素材1
9に対して例えば350〜550℃の加熱温度範囲内
で、かつ窒素ガス雰囲気圧力が30〜150atmの条件
下において上記クラック内に十分に窒素ガスを侵入させ
て窒化処理を行なう。
【0026】すなわち、上述のN2ボンベ6から各ライ
ン7,10を介して処理室3に純度99.9999%の
2ガスを置換封入し、上記条件下にて窒化処理を行な
う。
【0027】その後、該窒化処理の完了した素材19を
第5工程No5で粉砕および分級して微粉末化すること
により永久磁石材料を得る。
【0028】−実験例− 次に本実施例で行なった3つの実験例を示す。
【0029】該実験では、上記図1の第2工程において
製造されたインゴットから本実験に用いるテストピース
(厚さ1mm×縦3mm×横5mm)19を切り出し、表面研磨
および超音波洗浄を行なった上で次のように行った。
【0030】(テスト例1)先ず上記テストピース(試料)
を図2の実験装置に装入した後、同装置内を真空引きし
た(真空度の目標1/105Torr以下)。
【0031】その後、上記テストピース19が装入して
あるホルダー部分18を加熱{250℃(523K)×3
時間}処理し、ホルダー18内の雰囲気を窒素ガス雰囲
気にしホルダー18内を6MPaにした。その後、加熱
処理炉1にて、475℃(748K)に加熱し、96時間
保持した後冷却した。
【0032】(テスト例2)テストピース19をホルダー
18内に装入後、同装置内を真空引きした(真空度1/
105Torr以下)。その後、ホルダー18内をアルゴン
ガス雰囲気にし、加熱{250℃(523K)×3時間}処
理した。次にホルダー18内をN2雰囲気にするため、
一端真空引きし、N2ガスを導入しホルダー18内の圧
力を6MPaにした。その後、加熱炉にて475℃(74
8K)に加熱し、96時間保持した後冷却した。
【0033】(テスト例3)テストピース19をホルダー
18内に装入後、同装置内を真空引きした(真空度1/
105Torr)。その後、ホルダー18内を水素ガス雰囲
気にし、加熱(270℃×3時間)処理した。次に窒化処
理を行なうため、アルゴンガスに置換後真空引きし、窒
素ガスを導入し、ホルダー18内の圧力を6MPaにし
た。そして、加熱炉1にて475℃(748K)にホルダ
ー18を加熱し、96時間保持した後冷却した。
【0034】このようにして製造された永久磁石材料
(Sm2Fe17Nx)のα−Feの折出状態、1分子当りの窒
素侵入量、磁気特性、クラック発生状態についてそれぞ
れ測定したデータ及び評価結果を図4および以下の(表
1)に示す。
【0035】先ず図4の(a)〜(e)は窒素雰囲気圧力をそ
れぞれ異ならせ、加熱温度475℃で窒化処理した試料
のα−Feの折出状態を示している。
【0036】このα−Feの折出状態および窒素侵入の
有無はXRD(X−ray Diffractometry、X線回折法)
により測定した。窒素が侵入するとFe−Fe間の格子が
延長して、窒化前のピーク位置と比較して、ピークの位
置が全体として低角側にシフトする。
【0037】但し、図4において(a)は窒化前のSm2Fe
17母合金のX線回折データを示し、(b)はテスト例2で
の窒化処理によるX線回折データを示し、(c)はテスト
例2での窒化処理によるX線回折データを示し、(d)は
テスト例3での窒化処理によるX線回折データを示し、
(e)は比較例として従来の方法での窒化処理によるX線
回折データを示す。また、図4における2θはX線回折
時のX線の入射角を、113,300,204,220,3
03はそれぞれ、結晶方位を示しており、上述のX線回
折にはX線回折計を用いている。
【0038】この結果、図4から明らかなように従来の
方法で窒化処理した比較品(図4の(e))に対してテスト
例1〜3で窒化処理した上記本発明の実施例品の(図4
の(b),(c),(d))はα−Feの折出が大幅に抑制されてい
る。さらに上記本実施例品と比較品とにおける1分子当
りの窒素侵入量X、飽和磁化、異方性磁界、クラックの
有無を下記(表1)に示す。
【0039】なお、1分子当りの窒素侵入量X、つまり
Sm2Fe17Nx中のXは窒化処理後の重量増加により次式
で求める。
【0040】X=(B−A)/(A×14.0067/M) ここで、Aは窒化処理前のテストピース重量 Bは、窒化処理後のテストピース重量 また、磁化測定にはVSM(試料振動型磁化測定装置)を
用い、室温にて80Hzの振動数で、試料1.5T(ここ
にTは磁束密度)の磁場をかけて測定評価した(但し、1
T=1Wb/m2=104G=109γ)。なお、この磁化測
定の試料は、上記テストピースプレートを窒化処理した
後に粉砕した微粉末を用いて測定した。
【0041】
【表1】
【0042】この表1の評価結果を見ると、上記テスト
例1〜3のテストピース、プレート材の窒化処理品は、
最初から微粉末を窒化処理したものと比較してもほとん
ど差はない。従って、本発明実施例のように粗粉を用い
ても十分窒化処理が可能であることが分かる。
【0043】また、異方性磁界の値(外挿値)から見て
も、本発明実施例のものにおいては高い磁気特性を得る
ことができている。
【0044】さらに、上記テスト例1〜3の各試料の内
特にテスト例1における表面付近および内部(表面から
の0.5mmの深さ)の断面の組織状態を各々SEM観察した
結果(組織断面写真)を図5および図6に示す。該写真か
ら明らかなように、同試料では表面部および内部の何れ
にも十分にクラック(黒く糸状に延びている部分)が生じ
ており、有効に窒化がなされていると認められる。
【0045】なお、これらの試料の窒素の状態をEPM
Aにてライン分析した結果いずれの試料でも、実際に十
分な窒素の侵入が確認された。
【0046】ところで、上記真空および非酸化、還元雰
囲気中での熱処理条件について、検討すると、次の(表
2)のようになった。
【0047】a)処理温度について 処理温度は、200℃(473K)未満の温度では母合金
の内部までクラックを十分に生じさせることができず、
窒化処理時の母合金への窒素の侵入量が少ないため、高
い磁気特性が得られない。
【0048】また、処理温度が、550℃(823K)を
越えた場合、α−Feの折出等が懸念されるため好まし
くない。従って、該温度は200℃〜550℃の範囲が
適切である。
【0049】b)処理時間について 処理時間は、1時間以上の時間以上の処理が好ましい。
同時間が短かすぎると、母合金に十分なクラックを存在
させることができないため、母合金への窒素の侵入量が
低下する。
【0050】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る希土類−鉄−
窒化物系永久磁石材料の製造工程を示す工程図である。
【図2】図2は、同製造工程において用いられる製造装
置のシステム構成を示す概略図である。
【図3】図3は、上記製造工程における窒化処理パター
ンを示す説明図である。
【図4】図4は、本願発明実施例における各試料のX線
回折データを示すチャート図である。
【図5】図5は、同本願発明実施例におけるテスト例1
の試料の表面部のSEM組織断面写真(×100)であ
る。
【図6】図6は、同本願発明実施例におけるテスト例1
の試料の内部のSEM組織断面写真(×100)である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る希土類−鉄−
窒化物系永久磁石材料の製造工程を示す工程図である。
【図2】図2は、同製造工程において用いられる製造装
置のシステム構成を示す概略図である。
【図3】図3は、上記製造工程における窒化処理パター
ンを示す説明図である。
【図4】図4は、本願発明実施例における各試料のX線
回折データを示すチャート図である。
【図5】図5は、同本願発明実施例におけるテスト例1
の試料の表面部における金属組織の断面写真(×100)
である。
【図6】図6は、同本願発明実施例におけるテスト例1
の試料の内部における金属組織の断面写真(×100)で
ある。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 希土類−鉄−窒化物系永久磁石材料の
製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、希土類−鉄−窒化物
系永久磁石材料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば各種小型モータ用マグネットなど
の永久磁石材料では、高性能、高能率かつ小型軽量であ
ることが要求されている。そして、該要求に応じるため
には、可及的に高い磁気特性を有することが必要であ
る。
【0003】このような事情から、最近では磁気特性の
高い種々の磁石材料が開発されてきているが、中でもS
m−Co(サマリウム−コバルト)系、Nd−Fe−B(ネオ
ジウム−鉄−ボロン)系材料に代表される希土類金属間
化合物が特に注目されている(例えば特開昭60−17
6202号公報参照)。
【0004】そして、このような永久磁石材料において
は、同公報中に開示されているように当該希土類−鉄化
合物を窒素N雰囲気中で熱処理(窒化処理)すると、吸蔵
された窒素Nが金属間化合物内に侵入し、Fe結晶格子
間の空サイトを占有するようになり、磁気特性が大幅に
向上することが見出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、該従来の窒化
処理方法では、先ず母材(母合金)を粉砕して例えば直径
100μm以下の微粉末にし、その上で窒化処理するよ
うにしており、そのために表面が非常に酸化され易い問
題がある。また、希土類元素は本来活性度が強く、上記
のように微粉末化すると発火の可能性もある。さらに、
微粉末の場合には、取扱いや保管が難しい等の各種の問
題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
記載の発明は、上記の問題を解決することを目的として
なされたもので、各々次のように構成されている。
【0007】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明の希土類−鉄−窒化物系永久磁石材
料の製造方法は、先ず希土類−鉄系の磁石材料を粗粉又
はバルク状の素材に形成し、次に該素材を非酸化性雰囲
気中で加熱処理することにより同素材にクラックを発生
させ、その後同クラックを利用して窒化処理した後に粉
砕処理するように構成されている。
【0008】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明の希土類−鉄−窒化物系永久磁石材
料の製造方法は、上記請求項1記載の発明の構成におい
て、加熱処理は加熱温度が200℃〜550℃で、加熱
時間が少なくとも1時間以上に設定されて構成されてい
る。
【0009】
【作用】本願の請求項1および2記載の発明の希土類−
鉄−窒化物系永久磁石材料の製造方法は、各々上記のよ
うに構成されている結果、それぞれ同構成に対応して次
のような作用を果たす。
【0010】(1) 請求項1記載の発明の作用 該発明の構成では、先ず希土類−鉄系の磁石材料を粗粉
又はバルク状の素材に形成し、次に該素材を非酸化性雰
囲気中で加熱処理することにより同素材にクラックを発
生させ、その後上記発生したクラックを利用して窒化処
理した後に粉砕処理することによって永久磁石材料を製
造するようになっている。
【0011】すでに述べたように、希土類−鉄系化合物
材料に窒素を侵入させる場合、従来のように母材を最初
から微粉末化した上で窒化処理すると、表面が非常に酸
化されやすく、また発火の可能性もある。さらに、処理
操作上の取扱いや保管も難しいなどの問題があった。
【0012】ところが、本発明のように希土類−鉄系の
磁石材料を予じめ粗粉又はバルク状の素材に形成し、次
に該素材を粗粉又はバルク状の非酸化性雰囲気中で加熱
処理することにより同素材にクラックを発生させ、その
後該クラックを利用して窒素を内部まで侵入させること
によって窒化処理した後に粉砕処理して微粉末化するよ
うにすると、酸化度が低減され、また発火の可能性もな
くなり、取扱いや保管も容易となる。
【0013】(2) 請求項2記載の発明の作用 該発明の構成では、上記請求項1記載の発明の構成にお
いて、加熱処理は加熱温度が200℃〜550℃で、加
熱時間が少なくとも1時間以上の範囲内の値に設定され
ている。
【0014】後述の実施例から明らかなように加熱温度
は、200℃未満では母材の内部まで十分にクラックを
生じさせることができないが、200℃以上では略十分
に内部までクラックを生じさせることができる。一方、
かと言って加熱温度が550℃を越えると、α−Feの
折出が懸念される。従って、加熱温度は、200℃〜5
50℃の範囲内の値が最適である。
【0015】また、加熱時間は少なくとも1時間以上は
必要である。1時間未満では、母材に十分なクラックを
生じさせることができない。
【0016】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の希土類−鉄−窒
化物系永久磁石材料の製造方法によると、母材の酸化を
抑制しつつ十分な窒化処理を可能にすることができ、磁
気特性の良好な磁石材料を得ることができる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例に係る希土類−鉄−窒化物
系永久磁石材料の製造方法を以下図面(図1〜図3)に基
づいて詳述する。
【0018】図1は同希土類−鉄−窒化物系永久磁石磁
石の製造工程を、また図3は同製造工程における窒化処
理パターンを各々示し、先ず図1に示す製造工程図の第
1の工程No1で、母合金の原料として純度99.99
%のSm(サマリウム)と、純度99.99%のFe(鉄)を
用い、それぞれの原料をSm−Feの状態図よりSm2Fe
17の化合物が生成できるように、Sm(サマリウム)およ
びFe(鉄)の各原料を所定の比率に秤量し、アーク溶解
炉にて溶解してSm2Fe17の金属間化合物のインゴット
を製造する。
【0019】次に、第2の工程No2で、上述のSm2Fe
17のインゴットをAr(アルゴンガス)雰囲気中で約10
50℃(1323K)の温度に約12時間保持し、Sm2
e17金属間化合物単相体となるように、当該インゴット
の均質化処理を行う。
【0020】次に、第3の工程No3で、N(窒素)の侵
入を容易にする目的で、上述のSm2Fe17金属間化合物
単相体の均質化処理完了インゴットを、さらにAr(アル
ゴンガス)雰囲気中で粗粉状態又はバルク状態の素材に
形成する。
【0021】次に、第4の工程No4で、上述の素材を
図2に示す製造装置に装入して真空脱気したのち非酸化
性のAr(アルゴンガス)雰囲気中で加熱する共に図3に
示す処理パターンに従って脱気処理を実行した。上述の
製造装置は当該第4工程の加熱および脱気処理とそれに
続く第5工程の窒化処理を行う装置で、図示の如く処理
炉1内にチャンバハウジング2で囲繞された処理室3を
配置し、上述のチャンバハウジング2外壁に近接配置し
た熱電対4で炉の温度を検出し、温度コントローラ5で
処理炉1の温度制御を行なう。
【0022】またN2ボンベ6に対して第1ライン7を
接続し、この第1ライン7に第1バルブ8を介設すると
共に、分岐部9を介して上述の第1ライン7に接続して
第2ライン10を設け、この第2ライン10を上述のチ
ャンバハウジング2内部に連通させ、かつ該第2ライン
10には第2バルブ11を介設して窒素ガス供給システ
ムを形成している。
【0023】さらに上述の分岐部9を介して上述の各ラ
イン7,10に接続される第3ライン12を設け、この
第3ライン12には第3バルブ13、ディフュージョン
ポンプ14、ロータリポンプ15を介設すると共に、第
3バルブ13とディフュージョンポンプ14との間には
真空度測定手段としての真空ゲージ16を接続してい
る。さらにまた、上述のチャンバハウジング2における
外部上端には冷却水通路17を配置する一方、チャンバ
ハウジング2内の耐圧容器18内に上述の粗粉又はバル
ク状の素材19を装入している。
【0024】このように構成した図2の製造装置を用い
て、室温条件下でチャンバハウジング2内の真空度が1
-5Torr(但し1Pa=7.50062×10-3)以下になるま
で真空引きを行ない、さらに素材19表面のO2(酸素)
を拡散させるために、上述のチャンバハウジング2内を
200℃(473K)の温度条件に約2時間保持した。こ
の第4の工程No4では素材19の酸化を防止するとと
もに窒素ガス侵入のためのクラックを発生させる。
【0025】次に、第5の工程No5で、上述の素材1
9に対して例えば350〜550℃の加熱温度範囲内
で、かつ窒素ガス雰囲気圧力が30〜150atmの条件
下において上記クラック内に十分に窒素ガスを侵入させ
て窒化処理を行なう。
【0026】すなわち、上述のN2ボンベ6から各ライ
ン7,10を介して処理室3に純度99.9999%の
2ガスを置換封入し、上記条件下にて窒化処理を行な
う。
【0027】その後、該窒化処理の完了した素材19を
第5工程No5で粉砕および分級して微粉末化すること
により永久磁石材料を得る。
【0028】−実験例− 次に本実施例で行なった3つの実験例を示す。
【0029】該実験では、上記図1の第2工程において
製造されたインゴットから本実験に用いるテストピース
(厚さ1mm×縦3mm×横5mm)19を切り出し、表面研磨
および超音波洗浄を行なった上で次のように行った。
【0030】(テスト例1)先ず上記テストピース(試料)
を図2の実験装置に装入した後、同装置内を真空引きし
た(真空度の目標10-5Torr以下)。
【0031】その後、上記テストピース19が装入して
あるホルダー部分18を加熱{250℃(523K)×3
時間}処理し、ホルダー18内の雰囲気を窒素ガス雰囲
気にしホルダー18内を6MPaにした。その後、加熱
処理炉1にて、475℃(748K)に加熱し、96時間
保持した後冷却した。
【0032】(テスト例2)テストピース19をホルダー
18内に装入後、同装置内を真空引きした(真空度10
-5Torr以下)。その後、ホルダー18内をアルゴンガス
雰囲気にし、加熱{250℃(523K)×3時間}処理し
た。次にホルダー18内をN2雰囲気にするため、一端
真空引きし、N2ガスを導入しホルダー18内の圧力を
6MPaにした。その後、加熱炉にて475℃(748
K)に加熱し、96時間保持した後冷却した。
【0033】(テスト例3)テストピース19をホルダー
18内に装入後、同装置内を真空引きした(真空度10
-5Torr)。その後、ホルダー18内を水素ガス雰囲気に
し、加熱(270℃×3時間)処理した。次に窒化処理を
行なうため、アルゴンガスに置換後真空引きし、窒素ガ
スを導入し、ホルダー18内の圧力を6MPaにした。
そして、加熱炉1にて475℃(748K)にホルダー1
8を加熱し、96時間保持した後冷却した。
【0034】このようにして製造された永久磁石材料
(Sm2Fe17Nx)のα−Feの折出状態、1分子当りの窒
素侵入量、磁気特性、クラック発生状態についてそれぞ
れ測定したデータ及び評価結果を図4および以下の(表
1)に示す。
【0035】先ず図4の(a)〜(e)は窒素雰囲気圧力をそ
れぞれ異ならせ、加熱温度475℃で窒化処理した試料
のα−Feの折出状態を示している。
【0036】このα−Feの折出状態および窒素侵入の
有無はXRD(X−ray Diffractometry、X線回折法)
により測定した。窒素が侵入するとFe−Fe間の格子が
延長して、窒化前のピーク位置と比較して、ピークの位
置が全体として低角側にシフトする。
【0037】但し、図4において(a)は窒化前のSm2Fe
17母合金のX線回折データを示し、(b)はテスト例2で
の窒化処理によるX線回折データを示し、(c)はテスト
例2での窒化処理によるX線回折データを示し、(d)は
テスト例3での窒化処理によるX線回折データを示し、
(e)は比較例として従来の方法での窒化処理によるX線
回折データを示す。また、図4における2θはX線回折
時のX線の入射角を、113,300,204,220,3
03はそれぞれ、結晶方位を示しており、上述のX線回
折にはX線回折計を用いている。
【0038】この結果、図4から明らかなように従来の
方法で窒化処理した比較品(図4の(e))に対してテスト
例1〜3で窒化処理した上記本発明の実施例品の(図4
の(b),(c),(d))はα−Feの折出が大幅に抑制されてい
る。さらに上記本実施例品と比較品とにおける1分子当
りの窒素侵入量X、飽和磁化、異方性磁界、クラックの
有無を下記(表1)に示す。
【0039】なお、1分子当りの窒素侵入量X、つまり
Sm2Fe17Nx中のXは窒化処理後の重量増加により次式
で求める。
【0040】X=(B−A)/(A×14.0067/M) ここで、Aは窒化処理前のテストピース重量 Bは、窒化処理後のテストピース重量 また、磁化測定にはVSM(試料振動型磁化測定装置)を
用い、室温にて80Hzの振動数で、試料1.5T(ここ
にTは磁束密度)の磁場をかけて測定評価した。なお、
この磁化測定の試料は、上記テストピースプレートを窒
化処理した後に粉砕した微粉末を用いて測定した。
【0041】
【表1】
【0042】この表1の評価結果を見ると、上記テスト
例1〜3のテストピース、プレート材の窒化処理品は、
最初から微粉末を窒化処理したものと比較してもほとん
ど差はない。従って、本発明実施例のように粗粉を用い
ても十分窒化処理が可能であることが分かる。
【0043】また、異方性磁界の値(外挿値)から見て
も、本発明実施例のものにおいては高い磁気特性を得る
ことができている。
【0044】さらに、上記テスト例1〜3の各試料の内
特にテスト例1における表面付近および内部(表面から
の0.5mmの深さ)の断面の組織状態を各々SEM観察した
結果(組織断面写真)を図5および図6に示す。該写真か
ら明らかなように、同試料では表面部および内部の何れ
にも十分にクラック(黒く糸状に延びている部分)が生じ
ており、有効に窒化がなされていると認められる。
【0045】なお、これらの試料の窒素の状態をEPM
Aにてライン分析した結果いずれの試料でも、実際に十
分な窒素の侵入が確認された。
【0046】ところで、上記真空および非酸化、還元雰
囲気中での熱処理条件について、検討すると、次の(表
2)のようになった。
【0047】a)処理温度について 処理温度は、200℃(473K)未満の温度では母合金
の内部までクラックを十分に生じさせることができず、
窒化処理時の母合金への窒素の侵入量が少ないため、高
い磁気特性が得られない。
【0048】また、処理温度が、550℃(823K)を
越えた場合、α−Feの折出等が懸念されるため好まし
くない。従って、該温度は200℃〜550℃の範囲が
適切である。
【0049】b)処理時間について 処理時間は、1時間以上の時間以上の処理が好ましい。
同時間が短かすぎると、母合金に十分なクラックを存在
させることができないため、母合金への窒素の侵入量が
低下する。
【0050】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る希土類−鉄−
窒化物系永久磁石材料の製造工程を示す工程図である。
【図2】図2は、同製造工程において用いられる製造装
置のシステム構成を示す概略図である。
【図3】図3は、上記製造工程における窒化処理パター
ンを示す説明図である。
【図4】図4は、本願発明実施例における各試料のX線
回折データを示すチャート図である。
【図5】図5は、同本願発明実施例におけるテスト例1
の試料の表面部における金属組織の断面写真(×100)
である。
【図6】図6は、同本願発明実施例におけるテスト例1
の試料の内部における金属組織の断面写真(×100)で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先ず希土類−鉄系の磁石材料を粗粉又は
    バルク状の素材に形成し、次に該素材を非酸化性雰囲気
    中で加熱処理することにより同素材にクラックを発生さ
    せ、その後同クラックを利用して窒化処理した後に粉砕
    処理するようにしたことを特徴とする希土類−鉄−窒化
    物系永久磁石材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の発明の構成におい
    て、加熱処理は加熱温度が200℃〜550℃で、加熱
    時間が少なくとも1時間以上であることを特徴とする希
    土類−鉄−窒化物系永久磁石材料の製造方法。
JP5034794A 1993-01-28 1993-01-28 希土類−鉄−窒化物系永久磁石材料の製造方法 Pending JPH06220507A (ja)

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