JPH06220394A - 高固形分塗料組成物 - Google Patents

高固形分塗料組成物

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JPH06220394A
JPH06220394A JP850793A JP850793A JPH06220394A JP H06220394 A JPH06220394 A JP H06220394A JP 850793 A JP850793 A JP 850793A JP 850793 A JP850793 A JP 850793A JP H06220394 A JPH06220394 A JP H06220394A
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JP
Japan
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compound
component
reactive diluent
coating
solvent
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JP850793A
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English (en)
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Yoshiaki Marutani
義明 丸谷
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料を構成するアクリル樹脂に対して相溶性
を有する反応性稀釈剤を使用することにより、塗料の特
性を損なうことなく塗料中の溶剤量を効果的に削減する
ことができるようにする。 【構成】 アクリル樹脂からなる第1成分と、酸無水物
化合物および多価のアルコール化合物を反応させて得ら
れる化合物に、単官能エポキシ化合物を反応させて得ら
れる数平均分子量1000以下で1分子中に2官能以上
の水酸基を有する反応性稀釈剤からなる第2成分と、水
酸基と反応する第3成分とを必須の成分として含有して
なる高固形分塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料の流動性を損なう
ことなく耐擦傷性に優れた塗膜を形成することができ、
かつ塗料中の溶剤量を削減することができる高固形分塗
料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、塗料を構成する溶剤が気化するこ
とによって環境が汚染されるのを防止するため、例えば
特開昭61−9461号公報に示されるように水酸基含
有重合体類と微粒子重合体類とからなる系に、特定のア
ミノ樹脂を配合することにより、塗装作業性を良好状態
に維持しつつ塗料中の溶剤量を削減するように構成され
た高固形被覆組成物が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる高固形被覆組成物は、塗装作業が容易なように塗料
に適度な流動性を付与しつつ、溶剤量をある程度削減す
ることができるものではあるが、塗膜の耐擦傷性および
耐酸性等が不十分となり易く、屋外で使用される自動車
用等の塗料組成物として満足のいくものではなかった。
このため、耐候性、耐汚染性および耐薬品性に優れた塗
膜を形成することができるアクリル樹脂を成分とする塗
料組成物が自動車用等の塗料に多く使用されている。
【0004】そして、塗料の特性を損なうことなく塗料
中の溶剤量を削減するため、塗料の硬化時に樹脂と反応
して塗料中に残留する反応性稀釈剤を用いて塗料に流動
性を付与することが考えられる。しかし、一般に上記反
応性稀釈剤としての要件を備えた化合物としては、エポ
キシ樹脂が知られているが、このエポキシ樹脂は塗料中
のアクリル樹脂との相溶性が不十分であるために、塗膜
の厚みを十分に形成することが困難であるという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、塗料を構成するアクリル樹脂に対して
優れた相溶性を有する反応性稀釈剤を使用することによ
り、塗料の特性を維持しつつ塗料中の溶剤量を効果的に
削減することができる高固形分塗料組成物を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、アクリル樹脂からなる第1成分と、酸無水物化合物
(a)および多価のアルコール化合物(b)を反応させ
て得られる化合物(c)に、単官能エポキシ化合物
(d)を反応させて得られる数平均分子量1000以下
で1分子中に2官能以上の水酸基を有する反応性稀釈剤
からなる第2成分と、水酸基と反応する第3成分とを必
須の成分として含有してなる高固形分塗料組成物であ
る。
【0007】以下、本発明の高固形分塗料組成物につい
てさらに詳細に説明する。ここにおいて、上記第1成分
を構成するアクリル樹脂は、以下の水酸基含有単量体を
原料として作成される。
【0008】上記水酸基含有単量体としては、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリオキシアルキ
レングリコールの(メタ)アクリレート、3−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレ
ート類と、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキ
シブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類と、ヒド
ロキシエチルアリルエーテル等のアリル化合物等が挙げ
られる。
【0009】また、上記アクリル樹脂中の水酸基をε−
カプロラクトンで変性することにより、溶剤に対する樹
脂の溶解性を著しく向上させ、塗料の粘度を効果的に低
下させることができる。このため本発明の目的である溶
剤の削減効果を得るためには、ε−カプロラクトンで変
性した樹脂を用いることが特に有効である。
【0010】すなわち、上記水酸基含有単量体にε−カ
プロラクトンを1〜6モル付加して単量体を共重合する
か、あるいは共重合した樹脂の水酸基にε−カプロラク
トンを付加することにより、上記溶剤の削減効果が得ら
れることになる。
【0011】上記単量体と共重合可能な単量体として代
表的なものを挙げれば、炭素数1〜22のアルキル基
と、(メタ)アクリル酸とのエステル化合物であるアル
キル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエ
ン、ter−ブチルスチレン、グリシジル(メタ)アク
リレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリロニトリル、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸類、マレイン酸も
しくはフマル酸と炭素数1〜22の1価アルコール類と
のモノエステルおよびジエステル類、(メタ)アクリル
アミド、(メタ)ジアクリルアミド、N,N−ジアルキ
ルアミノアルキル(メタ)アクリレート、フォスフォノ
オキシエチル(メタ)アクリレート等の燐酸基含有(メ
タ)アクリレート、酢酸ビニル、ヘキサフルオロプロピ
レン、テトラフルオロエチレン等のα−オレフィン類ま
たはトリフルオロメチルトリフルオロビニルエーテル等
のパーフルオロビニルエーテル等の化合物がある。
【0012】上記第2成分の反応性稀釈剤を構成する酸
無水物化合物(a)としては、例えば無水フタル酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、無水コハク酸等がある。
【0013】また、上記酸無水物化合物(a)と反応す
る多価のアルコール化合物(b)としては、例えばエチ
レングレコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,3ブチレングリコール、1,4ブチレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノール等のジオー
ル類と、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン
等のトリオール類と、ペンタエリトリット等の4官能以
上のポリオールとが挙げられる。
【0014】また、上記酸無水物化合物(a)とアルコ
ール化合物(b)反応させて得られた化合物(c)に反
応させる単官能エポキシ化合物(d)としては、例えば
昭和シェル石油社の商品名「カージュラーE10」、同
「ペス10」、ダイセル化学工業社の商品名「AOEX
24」等がある。
【0015】そして、上記化合物(c)に上記単官能エ
ポキシ化合物(d)を反応させて得られる反応性稀釈剤
からなる第2成分の数平均分子量は、1000以下と
し、600以下とすることが好ましい。上記第2成分の
数平均分子量1000以下に限定したのは、数平均分子
量が1000を超えると、加熱下においても稀釈剤とし
ての作用が得られず、溶剤の削減効果が不十分となるか
らである。
【0016】また、上記第2成分は、反応性稀釈剤1分
子中に2官能以上の水酸基を有するものとする。上記水
酸基が2官能未満では、樹脂に対するの架橋が不十分と
なって塗料としての性能が劣ることになるためである。
【0017】また、上記第3成分となる水酸基と反応す
る硬化剤としては、イソシアネートプレポリマー、メラ
ミン樹脂等があげられる。上記イソシアネートプレポリ
マーとしては、ヘキサヒドロジイソシアネート、キシレ
ンジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネー
ト、脂環族イソシアネート類のイソシアヌレート体、ト
リメチロールプロパンアダクト体、ビュッレット体等が
挙げられる。
【0018】上記メラミン樹脂には、単核タイプと多核
タイプとがあり、溶剤を削減するという本発明の目的を
達成するためには、単核タイプのメラミン樹脂を用いる
ことが有効である。このメラミン樹脂の具体例として
は、例えば、三井サイアナミッド社の商品名「サイメル
303」、同「サイメル370」等が挙げられる。
【0019】上記アクリル樹脂からなる第1成分と、反
応性稀釈剤からなる第2成分と、水酸基と反応する硬化
剤からなる第3成分とを反応させて硬化させる際に使用
する硬化触媒としては、硬化剤がメラミン樹脂の場合、
燐酸エステル、ドデシルベンゼンスルホン酸あるいはパ
ラトルエンスルホン酸等の有機酸またはそのアミン酸等
が挙げられる。
【0020】また、上記硬化剤がイソシアネートプレポ
リマーの場合に使用する硬化触媒としては、上記の有機
酸に加え、ジブチルススジラウレート、ジブチルスズマ
レート等のような有機スズ化合物等が挙げられる。
【0021】さらに、上記第1成分と第2成分とを反応
させて塗料を生成する際に、各種樹脂類、溶剤類および
顔料もしくは染料等の着色剤を初めとしてその他、流動
調整剤、紫外線吸収剤、光安定剤またはシランカップリ
ング剤等の従来より公知の各種添加剤が必要に応じて加
えられることは勿論である。
【0022】
【作用】上記構成の高固形分塗料組成物によれば、酸無
水物化合物(a)と多価のアルコール化合物(b)とを
反応させることによって得られた化合物(c)に単官能
エポキシ化合物を反応させることにより、アクリル樹脂
(第1成分)に対して極めて優れた相溶性を有する反応
性稀釈剤(第2成分)が得られる。そしてこの反応性稀
釈剤からなる第2成分によってアクリル樹脂が稀釈され
ることにより、塗料の流動性を維持しつつ塗料中の溶剤
が削減されることになる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例との対比におい
て説明する。以下において、部および%は特に断わりの
ない限り、全て重量基準であるものとする。
【0024】(1)アクリル樹脂(第1成分)の合成 まず撹拌装置、不活性ガス導入口、温度計および冷却機
を備えた4つ口フラスコに、キシレン20部とイソ酢酸
ブチル20部とを入れて130°Cで撹拌し、スチレン
14.0部と、ダイセル化学工業社の商品名「プラクセ
ルFM−1」21.8部と、エチルヘキシルメタアクリ
レート12部と、日本油脂社の商品名「パーブチルA」
0.5部と、同「パーブチルO」0.5部と、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート156部との混合溶液を、
3時間かけて滴下させる。そして滴下終了後に1時間保
持した後、日本油脂社の商品名「パーブチルO」を0.
3部加え、さらに3時間保持することにより、第1実施
例に係るアクリル樹脂を合成する。
【0025】(2)反応性稀釈剤(第2成分)の合成 上記4つ口フラスコに、酢酸ブチルからなる溶剤200
部と、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸からなる酸無水
物化合物(a)216部と、グリセリンからなる多価の
アルコール(b)91部とを入れ、130°Cに昇温し
て約2時間反応させることにより、化合物(c)を合成
する。その後、昭和シェル石油社の商品名「カージュラ
ーE10」からなる単官能エポキシ化合物(d)495
部と、ジメチルイミダゾール2部とを入れて2時間反応
させることにより、分子量が808の第2実施例に係る
反応性稀釈剤を合成する。
【0026】また、同様にして下記の表1に示す組成割
合で各成分を混合することにより、分子量が1000以
下の実施例3〜5に係る第1成分の反応性稀釈剤を合成
するとともに、下記の表1で組成割合で各成分を混合す
ることにより、分子量が1000以上の比較例1〜3に
係る反応性稀釈剤を合成した。なお、表1においてスミ
ジュールN3500は、住友バイエルウレタン社に係る
硬化剤の商品名である。
【0027】
【表1】
【0028】(3)ベースコート樹脂の作成 上記4つ口フラスコに、キシレン20部と、イソ酢酸ブ
チル10部とを入れて130°Cで撹拌し、ブチルアク
リレート20部と、2−ヒドロキシルエチルメタクリレ
ート10部と、メチルメタアリレート20部と、ブチル
メタクリレート10部と、日本油脂社の商品名「パーブ
チルO」0.05部と、同「パーブチルA」0.05部
とのモノマー混合物を、3時間かけて滴下させる。そし
て、滴下終了後に1時間撹拌し、さらに日本油脂社の商
品名「パーブチルA」0.05部を加え、2時間撹拌後
にキシレン10部を入れることにより、固形分60%の
樹脂溶液を得る。
【0029】(4)ベースコートの作成 上記のようにして得たベースコート樹脂50部と、旭化
成社の商品名「アルミペーストCR601S」5部と、
三井東圧化学社の商品名「ユーバン122」21.5部
と、キシレン15部と、酢酸ブチル15部と、ビッグケ
ミー社の商品名「BYK307」0.5部と、イースト
マン社の商品名「CAB531−1」5部と、トルエン
20部とを混合撹拌することにより、ベースコートを作
成する。
【0030】(5)クリヤー塗料の作成 上記実施例1に係るアクリル樹脂と、実施例2〜5およ
び比較例1〜3に係る反応性稀釈剤と、下記の表2に示
すように配合された所定の硬化剤、硬化触媒および溶剤
とを使用して常法により、クリヤー塗料A〜Iを作成し
た。なお、クリヤー塗料Iには、反応性稀釈剤を使用し
ていない。
【0031】
【表2】
【0032】(6)塗板の作成 電着塗装、中塗塗装が施されたプレートにキシレン50
部と、酢酸ブチル50部との混合溶剤でFC(フォード
カップ)#4で12秒に稀釈された上記ベースコートを
塗布する。そして、10分間放置後に上記クリヤー塗料
A〜Iからなる高固形分塗料組成物を、キシレン−シク
サヘキノン(重量比=60/40)からなる溶剤により
FC(フォードカップ)#4で18秒になるように粘度
調整した後、上記プレートに塗布して10分間放置した
後に、140℃の温度下で15分間乾燥させた。
【0033】(7)比較および評価 以上のようにしてクリヤー塗料A〜Iによる仕上げの塗
膜が形成された塗板を自動車の天井部に固定して洗車機
により洗車を繰り返して行なった。そして、洗車用ブラ
シの擦過によって塗膜に生じる擦傷を目視観察し、傷の
状態によって耐擦傷性を評価したところ、下記の表3に
示す評価結果が得られた。なお、洗車の回数はそれぞれ
20回とした。
【0034】また、上記クリヤー塗料A〜Iの粘度調整
を行った状態におけるアプリケーションソリッドを測定
したところ、表3に示すような結果が得られた。このア
プリケーションソリッドの測定は、上記各クリヤー塗料
A〜Iを20°Cの常温下と、60°Cの加熱下とにお
いて、FC(フォードカップ)#4で18秒に稀釈した
ときの塗料中の固形物の割合(%)を調べることによっ
て行なった。
【0035】
【表3】
【0036】この表3から分かるように上記実施例2〜
5の反応性稀釈剤を使用した本発明に係る塗料A〜Eに
おいては、擦傷がほとんど発生していなかったのに対
し、比較例1の反応性稀釈剤を使用した塗料Fにおいて
は、擦傷の発生が認められた。
【0037】また、上記本発明に係る塗料A〜Eの場合
には、塗料中のアプリケーションソリッドが53〜67
となり、溶剤量が少なくなっていることが分かる。特
に、実施例5の反応性稀釈剤を使用した塗料D,Eの場
合には、アプリケーションソリッドが61以上となり溶
剤量が極めて少ないことが確認された。
【0038】これに対して比較例1〜3の反応性稀釈剤
を使用した塗料F〜Hおよび反応性稀釈剤を使用してい
ない塗料Iにおいては、塗料中のアプリケーションソリ
ッドが45〜54となり、溶剤量が比較的多いことが確
認された。
【0039】なお、上記比較例として実施例に極めて近
いものを採用しているが、仮に実施例とかけ離れた通常
の反応性稀釈剤を使用して同様の評価試験を行なったな
らば、非常に目立つ擦傷が生成され、かつ、溶剤量が上
記比較例のものより多くなることが考えられる。
【0040】上記のように本実施例に係る高固形分塗料
組成物は、アクリル樹脂に対して相溶性が極めて高い特
定の反応性稀釈剤を使用したため、溶剤量を削減しつつ
塗料に適度の粘性を付与することができる。また、アク
リル樹脂を主体として塗料を形成したため、耐候性、耐
汚染性および耐薬品性を向上させることができるという
高固形分塗料組成物として優れた特性を有するものであ
ることが分かる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高固形分塗
料組成物は、酸無水物化合物と多価のアルコールとを反
応させて得られる化合物に、単官能エポキシ化合物を反
応させることによって作成された第2成分、つまり数平
均分子量2000以下でアクリル樹脂に対して極めて優
れた相溶性を有する反応性稀釈剤を使用したため、多量
の溶剤を使用することなく、アクリル樹脂からなる第1
成分を主成分とする塗料に適度の流動性を付与すること
ができるとともに、塗料の耐擦傷性等を向上させること
ができる。。
【0042】したがって、従来の塗料に比べて塗料中の
溶剤量を効果的に低減し、塗装時に溶剤が気化すること
による大気汚染の発生を確実に防止することができると
ともに、従来の塗料と等しい量の塗料を塗布した場合
に、塗膜の厚みを従来よりも厚くすることができるとい
う利点がある。
【0043】また、上記反応性稀釈剤の1分子中に2官
能以上の水酸基を含有させるように構成したため、塗料
の硬化時に上記アクリル樹脂に対して反応性稀釈剤を十
分に架橋させ、塗料の性能を良好に維持することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の第1成分ないし第3成分を必須の
    成分として含有してなることを特徴とする高固形分塗料
    組成物。 第1成分:アクリル樹脂 第2成分:酸無水物化合物と、多価のアルコール化合物
    とを反応させて得られる化合物に、単官能エポキシ化合
    物を反応させて得られる数平均分子量1000以下で1
    分子中に2官能以上の水酸基を有する反応性稀釈剤 第3成分:水酸基と反応する硬化剤
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010511775A (ja) * 2006-12-04 2010-04-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー アクリルポリオールコーティング組成物
CN111171673A (zh) * 2020-01-16 2020-05-19 广州立邦涂料有限公司 一种适用于工程机械涂装的低voc环氧底漆及其制备方法

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