JPH0621969Y2 - 地下構造物用角蓋の蝶番構造 - Google Patents

地下構造物用角蓋の蝶番構造

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JPH0621969Y2
JPH0621969Y2 JP12798488U JP12798488U JPH0621969Y2 JP H0621969 Y2 JPH0621969 Y2 JP H0621969Y2 JP 12798488 U JP12798488 U JP 12798488U JP 12798488 U JP12798488 U JP 12798488U JP H0621969 Y2 JPH0621969 Y2 JP H0621969Y2
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和幸 山根
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株式会社ダイモン
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、地下構造物用角蓋の蝶番構造に関するもので
ある。
「従来の技術および考案が解決しようとする問題点」 地下構造物用蓋は設置前に受け枠の周囲をコンクリート
で巻いて設置する場合がある。その場合、蓋を受け枠か
ら外して受け枠のみにしてコンクリートを打つ方法が作
業性の問題から行われることが多い。丸蓋の場合は蓋を
90°水平回転して蝶番を脱着する方法が従来からあり、
また角蓋についても前記と似た方法で蓋の脱着を行う考
案がされている(実開昭57−137665号公報)。しかし、
角蓋の場合90°蓋を水平回転すると、蓋が開口部に落ち
込む危険性があり、また、蓋の開閉により2個の蝶番の
うち1個は外れるおそれがある。通常、角蓋の場合は蝶
番金物またはその係止として装着されているボルト・ナ
ット等を脱着して蓋の脱着を行っているが、コンクリー
ト打ちの作業の能率に支障を来している。また通路に設
置後に蓋の交換の必要が生じた場合も車両通行に支障を
来す作業時間は出来るだけ短いほうがよい。
部品を脱着したり蓋を水平回転することなく蓋の脱着を
可能にした角蓋の蝶番構造の提供が望まれている。
「実施例」 第1図に示すように四角枠状の受け枠1に蝶番金物4・
4を介して角蓋3を開閉自在に取付ける。
蝶番金物4は、第2図に示すように、中央部に円弧状の
ガイドフィン4aを備え、ガイドフィン4aの下端に狭
幅の接続部4bを介して広幅の係止片4cを設け、角蓋
3の基端側内面にその上端をボルト11・ナット12により
螺締して吊下げる。
また、受け枠1の前記角蓋3に吊下げた蝶番金物4に対
向する一方側の角隅に工字状連結孔2・2をそれぞれ穿
設する。連結孔2は広幅の縁寄りの溝2aと広幅の中央
寄りの溝2cとを狭幅の連通孔2bで連通してなる。符
号2dは溝2a、連通孔2b、溝2cを区画する中央壁
面で、符号2eは縁壁面である。
蓋3の取付 蝶番金物4はボルト11・ナット12などにより吊下げられ
ており、約180°自由に回動できる。蓋3を取付けるに
は、先ず、蓋3を持ち上げ、吊下げた2個の蝶番金物4
の係止片4cを対応する各々の工字状連結孔2の溝2a
の位置に持っていき、ガイドフィン4aが水平近くなる
よう蓋3を下げると、蝶番金物4の係止片4cは工字状
連結孔2の溝2aの部分に落ち込んでガイドフィン4a
で止まる(第3図)。そのまま蓋3を手前に引き蝶番金
物4が工字状連結孔2の上をスライドさせ係止片4cを
溝2cに至らせる。その間蝶番金物4の接続部4bが工
字状連結孔2の連通孔2bを、係止片4cは中央壁面2
dの下面を通って溝2cに至って止まる。次に蝶番金物
4が垂直になるように蓋3を持ち上げ、ガイドフィン4
aが工字状連結孔2の溝2cに入るよう蝶番金物4を押
し込むようにして蓋3を嵌合する(第4図)。蝶番金物
4の幅は係止片4c,ガイドフィン4a,接続部4bの
順に小さく製作し、工字状連結孔2の幅は係止片4cよ
り溝2aが、ガイドフィン4aより溝2cが、接続部4
bより連通孔2bが少し大きくなるよう製作しておく。
また中央壁面2dの部分は蝶番金物4の接続部4bが通
過できる厚さに製作しておく。
蓋3の開閉 蓋3を開けるには各蓋3の凹み3aにバールなどを差し
込んでこじ開け、そのまま跳ね上げるか、手で持って18
0°蝶番金物4を軸に回転させる。蓋3を閉めるには逆
に回転させると自動的に蓋3が受け枠1と嵌合する。そ
の間蝶番金物4は工字状連結孔2の溝2cの部分で略垂
直に上下し、ガイドフィン4aの幅が連通孔2bより大
きいため溝2a方向に移動することはなく、また溝2c
の幅は係止片4cより小さいため蝶番金物4は外れるこ
となく係止の役目をする(第5図)。
蓋3の受け枠1からの取外し 蓋3を外すには、蝶番金物4の係止片4cが工字状連結
孔2の縁壁面2eに当たるまで蓋3を持ち上げ、蓋3を
内側に引いて少し下げ、ガイドフィン4aが水平になる
ようにした後、ガイドフィン4aが中央壁面2dの上を
スライドするよう工字状連結孔2の溝2aの方向に押
す。係止片4cが溝2aに届いた時点で蓋3を下方に押
すと、蝶番金物4は工字状連結孔2の縁壁面2eを支点
として係止片4cが浮き上がり、そのまま内側に引くと
蝶番金物4が工字状連結孔2から外れて蓋3を受け枠1
から離すことができる。
なお通常の蓋3の開閉では前記のごとく蝶番金物4は外
れることはない。また車両の通行により蓋3が跳ね上が
ったとしても、蓋3を外す場合の動きが順序よく起こる
可能性は殆ど無いと思われるので、一旦蝶番金物4付き
の蓋3を受け枠1にセットすれば先ず外れることはない
と考えて良い。
「考案の効果」 本考案は、上述のような構成、作動を有するので、地下
構造物用角蓋を、部品を脱着したり蓋を水平回転するこ
となく角蓋の脱着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蝶番構造を具備した地下構造物角蓋の
斜視図、第2図は蝶番金物の斜視図、第3図および第4
図は蓋の脱着方法を示した斜視図、第5図は蓋を180°
開けたときの断面図である。 1…受け枠 2…工字状連結孔 3…角蓋 4a…ガイドフィン 4b…接続部 4c…係止片 4…蝶番金物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下構造物用角蓋において、受け枠1の開
    口部の一辺に工字状連結孔2を2箇所穿設し、角蓋3の
    一辺の下面の前記工字状連結孔2に対向する位置に中央
    部に円弧状のガイドフィン4aを備えガイドフィン4a
    の下端に狭幅の接続部4bを介して広幅の係止片4cを
    設けた蝶番金物4を回動自在に吊下げ、蝶番金物4を前
    記工字状連結孔2に嵌合させてなる地下構造物用角蓋の
    蝶番構造
JP12798488U 1988-09-29 1988-09-29 地下構造物用角蓋の蝶番構造 Expired - Lifetime JPH0621969Y2 (ja)

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JPH0249478U JPH0249478U (ja) 1990-04-05
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