JPH06219249A - 変速機のパーキング機構 - Google Patents

変速機のパーキング機構

Info

Publication number
JPH06219249A
JPH06219249A JP3277493A JP3277493A JPH06219249A JP H06219249 A JPH06219249 A JP H06219249A JP 3277493 A JP3277493 A JP 3277493A JP 3277493 A JP3277493 A JP 3277493A JP H06219249 A JPH06219249 A JP H06219249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
actuator
support member
actuator support
casing body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3277493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kudo
潔 工藤
Hirobumi Okahara
博文 岡原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP3277493A priority Critical patent/JPH06219249A/ja
Publication of JPH06219249A publication Critical patent/JPH06219249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーキング機構のアクチュエータサポート部
材の取り付けをボルトを用いることなく可能とする。 【構成】 略円筒状のアクチュエータサポート部材18
を、軸方向両端からケーシング本体10及びハウジング
12によってはさみ付けることにより、軸方向に拘束す
る。また、回転方向には、アクチュエータサポート部材
18の凸部18bをケーシング本体10の溝10aには
めあわせることにより拘束する。これにより、ボルトを
用いることなく、アクチュエータサポート部材18を組
み付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速機のパーキング機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の変速機のパーキング機構として、
特開平3−200458号公報に示されるものがある。
この変速機のパーキング機構は、図5に示すように、パ
ーキングアクチュエータ50と、アクチュエータサポー
ト部材52と、パーキングポール54と、を有してい
る。パーキングアクチュエータ50は、セレクトレバー
がPレンジ以外の場合にはパーキングポール54に力を
作用せず、一方Pレンジにおいてはパーキングアクチュ
エータ50がアクチュエータサポート部材52とパーキ
ングポール54との間に進入して、これのカム作用によ
ってパーキングポール54をパーキングギア60とのか
み合い位置側に回転させる。アクチュエータサポート部
材52は、取付用のボルト56によってケーシング本体
58に取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の変速機のパーキング機構では、アクチュエ
ータサポート部材をボルトによってケーシング本体に取
り付ける構造となっているため、ボルトが必要であり、
またボルト締め付け作業も必要となり、価格が高いとい
う問題点がある。本発明は、このような課題を解決する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アク
チュエータサポート部材をケーシング本体とハウジング
とによってはさみ込むことによって軸方向に固定すると
ともに、回転方向にはキー状の回り止めを設けることに
より、上記課題を解決する。すなわち、本発明によるパ
ーキング機構は、セレクトレバーの操作に連動して軸方
向に移動可能なパーキングアクチュエータと、パーキン
グアクチュエータとの間のカム作用によってパーキング
アクチュエータを軸直交方向に移動させるアクチュエー
タサポート部材と、パーキングアクチュエータの軸直交
方向への移動によってパーキングギアとのかみ合い位置
と非かみ合い位置との間を移動可能なパーキングポール
と、を有している。アクチュエータサポート部材は略円
筒状であり、これの内径部をパーキングアクチュエータ
が貫通し、アクチュエータサポート部材内径部の一端側
にカム作用のための隆起部が設けられている。アクチュ
エータサポート部材は、変速機のケーシング本体とこれ
に結合されるハウジングとによって軸方向両端からはさ
み付けられることによって軸方向に固定され、また回転
方向にはアクチュエータサポート部材の外周に設けられ
た凸部が、ケーシング本体に設けられた溝にはまり合う
ことにより位置決めされている。請求項2の発明は、ボ
ルトの代わりにシャフトを用いることにより、上記課題
を解決する。すなわち、アクチュエータサポート部材
は、軸方向一端側に径方向に伸びるフランジ状部を有し
ており、このフランジ状部をケーシング本体の溝部には
め合わせることにより軸方向に固定され、アクチュエー
タサポート部材の外周の約半分をケーシング本体に設け
られたガイド部に密着させるとともにフランジ状部に設
けられた穴及びケーシング本体に設けられた穴にシャフ
ト貫通させることによって回転方向に位置決めされ、シ
ャフトはケーシング本体に打ち込まれたピンによって抜
け止めされている。
【0005】
【作用】アクチュエータサポート部材の組み付けは、ま
ず、これをケーシング本体に凸部と溝とが一致するよう
に取り付け、次いでケーシング本体にハウジングを取り
付ければよい。これにより、アクチュエータサポート部
材は、ケーシング本体とハウジングとの間で軸方向に固
定され、また回転方向にも固定される。請求項2の発明
の場合には、アクチュエータサポート部材をケーシング
本体のガイド部によって支持するとともにフランジ状部
にシャフトを差し込み、これをピンによって抜け止めす
ればよい。
【0006】
【実施例】
(第1実施例)図1及び図2に第1実施例を示す。変速
機のケーシングは、ケーシング本体10と、これに結合
されるハウジング12とから構成されている。パーキン
グポール14がケーシング本体10側にピン16によっ
て揺動可能に支持されている。ケーシング本体10とハ
ウジング12との間に、アクチュエータサポート部材1
8がはさみ付けられて固定されている。アクチュエータ
サポート部材18は略円筒状の形状を有しており、図1
中で内径部右端側にカム作用を行う隆起部18aが設け
られている。アクチュエータサポート部材18の貫通穴
内にパーキングアクチュエータ20が設けられている。
パーキングアクチュエータ20は、テーパ状部20aを
有しており、これとアクチュエータサポート部材18の
隆起部18aとによってカム作用が得られる。すなわ
ち、パーキングアクチュエータ20は、通常は図1中で
左側に移動した状態にあるが、セレクトレバーがPレン
ジにセレクト操作された場合にのみ図1に示すように右
方向に前進し、カム作用によってパーキングアクチュエ
ータ20の軸直交方向に移動することが可能である。ア
クチュエータサポート部材18の外周部2か所に凸部1
8bが設けられている。この凸部18bに対応した溝1
0aがケーシング本体10に設けられている。
【0007】この変速機のパーキング機構は、次のよう
にして組み立てられる。ハウジング12と結合する前の
ケーシング本体10に、アクチュエータサポート部材1
8、パーキングアクチュエータ20などを組み付ける。
その際、アクチュエータサポート部材18の凸部18b
を溝10aにはめ合わせることにより、回り止め及び位
置合わせを行う。次いで、ケーシング本体10に、パー
キングポール14などを組み付ける。この状態でハウジ
ング12をケーシング本体10に組み付けると、アクチ
ュエータサポート部材18はケーシング本体10とハウ
ジング12とによってはさみ付けられ、軸方向に拘束さ
れる。前述のように、凸部18bが溝10aにはまり合
っているので回転方向にも拘束される。したがって、ハ
ウジング12をケーシング本体10に組み付けることだ
けにより、アクチュエータサポート部材18が組み付け
られる。
【0008】なお、この変速機のパーキング機構は、次
のように動作する。セレクトレバーがPレンジ以外の場
合にはパーキングアクチュエータ20は後退位置にあ
り、パーキングポール14も図示してないパーキングギ
アとの解放位置にある。セレクトレバーをPレンジにセ
レクト操作すると、パーキングアクチュエータ20が前
進し、アクチュエータサポート部材18の隆起部18a
とのカム作用によって軸直交方向に移動し、パーキング
ポール14を押す。これにより、パーキングポール14
がピン16を中心として揺動し、パーキングポール14
先端の図示してない歯がパーキングギアにかみ合い、出
力軸が回転しない状態となる。
【0009】(第2実施例)図3及び図4に第2実施例
を示す。この第2実施例のアクチュエータサポート部材
18は、取付用のフランジ状部18cを有しており、こ
れをケーシング本体10の溝部10b間に差し込むこと
により、軸方向に拘束されている。また、回転方向に
は、ケーシング本体10に設けられた半円状のガイド部
10cにアクチュエータサポート部材18の外周を密着
させるとともに、ケーシング本体10に設けられた穴及
びアクチュエータサポート部材18のフランジ状部18
cに設けられた穴を貫通してシャフト30をはめ込むこ
とにより、アクチュエータサポート部材18の回転方向
の拘束が行われる。シャフト30は、スプリングピン3
2(ピン)によって抜け止めされる。この実施例におい
ても、アクチュエータサポート部材18取り付けのため
にボルトを用いないので組付作業が容易化される。
【0010】なお、本願発明とは関連しないが、図5に
示すような従来のボルト56によってサポートアクチュ
エータ部材52を取り付ける形式のものの場合に、ボル
ト56を逆ねじとすることにより、緩み止め効果を向上
することができる。すなわち、アクチュエータサポート
部材52には、パーキングポール54から図5中でボル
ト56の中心に関して反時計方向の力が作用する。した
がって、ボルトを逆ねじとしておけば、パーキングポー
ル54から作用する力がボルト締め付け方向に作用する
ため、ボルト54の緩みを防止することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、ケーシング本体とハウジングとの組み付けだけによ
って、又はシャフトによって、アクチュエータサポート
部材を取り付けるようにしたので、ボルトによって取り
付ける場合と比較して部品点数が減少し、また組付作業
が容易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(図2の1−1線
に沿う断面図)である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 ケーシング本体 10a 溝 10b 溝部 10c ガイド部 12 ハウジング 14 パーキングポール 18 アクチュエータサポート部材 18a 隆起部 18b 凸部 18c フランジ状部 20 パーキングアクチュエータ 30 シャフト 32 スプリングピン(ピン)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレクトレバーの操作に連動して軸方向
    に移動可能なパーキングアクチュエータと、パーキング
    アクチュエータとの間のカム作用によってパーキングア
    クチュエータを軸直交方向に移動させるアクチュエータ
    サポート部材と、パーキングアクチュエータの軸直交方
    向への移動によってパーキングギアとのかみ合い位置と
    非かみ合い位置との間を移動可能なパーキングポール
    と、を有する変速機のパーキング機構において、 アクチュエータサポート部材は略円筒状であり、これの
    内径部をパーキングアクチュエータが貫通し、アクチュ
    エータサポート部材内径部の一端側にカム作用のための
    隆起部が設けられており、アクチュエータサポート部材
    は、変速機のケーシング本体とこれに結合されるハウジ
    ングとによって軸方向両端からはさみ付けられることに
    よって軸方向に固定され、また回転方向にはアクチュエ
    ータサポート部材の外周に設けられた凸部が、ケーシン
    グ本体に設けられた溝にはまり合うことにより位置決め
    されていることを特徴とする変速機のパーキング機構。
  2. 【請求項2】 セレクトレバーの操作に連動して軸方向
    に移動可能なパーキングアクチュエータと、パーキング
    アクチュエータとの間のカム作用によってパーキングア
    クチュエータを軸直交方向に移動させるアクチュエータ
    サポート部材と、パーキングアクチュエータの軸直交方
    向への移動によってパーキングギアとのかみ合い位置と
    非かみ合い位置との間を移動可能なパーキングポール
    と、を有する変速機のパーキング機構において、 アクチュエータサポート部材は略円筒状であり、これの
    内径部をパーキングアクチュエータが貫通し、アクチュ
    エータサポート部材内径部の一端側にカム作用のための
    隆起部が設けられており、アクチュエータサポート部材
    は、軸方向一端側に径方向に伸びるフランジ状部を有し
    ており、このフランジ状部をケーシング本体の溝部には
    め合わせることにより軸方向に固定され、アクチュエー
    タサポート部材の外周の約半分をケーシング本体に設け
    られたガイド部に密着させるとともにフランジ状部に設
    けられた穴及びケーシング本体に設けられた穴にシャフ
    ト貫通させることによって回転方向に位置決めされ、シ
    ャフトはケーシング本体に打ち込まれたピンによって抜
    け止めされていることを特徴とする変速機のパーキング
    機構。
JP3277493A 1993-01-28 1993-01-28 変速機のパーキング機構 Pending JPH06219249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3277493A JPH06219249A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 変速機のパーキング機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3277493A JPH06219249A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 変速機のパーキング機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06219249A true JPH06219249A (ja) 1994-08-09

Family

ID=12368191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3277493A Pending JPH06219249A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 変速機のパーキング機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06219249A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276580A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Toyota Motor Corp 車両用変速機のパーキング機構
JP2010052594A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Toyota Motor Corp 車両用パーキング装置
JP2019190580A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 日本電産株式会社 モータユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276580A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Toyota Motor Corp 車両用変速機のパーキング機構
JP2010052594A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Toyota Motor Corp 車両用パーキング装置
JP2019190580A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 日本電産株式会社 モータユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4751411A (en) Step motor
US6123563A (en) Anti-decoupling arrangement for an electrical connector
JP3227610B2 (ja) 自動車のクラッチ制御機構
KR920001213B1 (ko) 스타터 모터의 피니언 스토퍼장치
US6708579B2 (en) Reverse drive for a small vehicle
JPH06219249A (ja) 変速機のパーキング機構
JPH1118638A (ja) 魚釣用リール
JP4487294B2 (ja) レンズ鏡胴
JP2007040397A (ja) ボールねじ機構
JPH10281236A (ja) 動力伝達装置
JPH10220484A (ja) 中空シャフト
JPH10151577A (ja) 変速機付回転工具
JPH06109960A (ja) レンズ鏡筒
JP3391845B2 (ja) 変速機付減速装置
JP7082964B2 (ja) 逆入力遮断クラッチ
JP2860252B2 (ja) 直線作動機のボールねじ軸回転防止装置
JPH0623743Y2 (ja) スタータモータ装置
JP2019089356A (ja) パワーステアリング装置
JP6854369B1 (ja) 逆入力遮断クラッチ
KR100458220B1 (ko) 차량용 조향장치의 볼조인트
JP2003319607A (ja) リニアアクチュエータ
JPH0235061Y2 (ja)
JPS6330574Y2 (ja)
JP2778979B2 (ja) モータ軸受構造及びレンズ鏡筒
JPS6332734Y2 (ja)