JPH06219111A - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用ラジアルタイヤInfo
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- JPH06219111A JPH06219111A JP1147893A JP1147893A JPH06219111A JP H06219111 A JPH06219111 A JP H06219111A JP 1147893 A JP1147893 A JP 1147893A JP 1147893 A JP1147893 A JP 1147893A JP H06219111 A JPH06219111 A JP H06219111A
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- sidewall
- carcass ply
- reinforcing filler
- radial tire
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- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
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- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
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- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10819—Characterized by the structure of the bead portion of the tire
-
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-
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- Y10T152/10837—Bead characterized by the radial extent of apex, flipper or chafer into tire sidewall
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏平率80%以下においてもビード耐久性を
向上させることができる重荷重用ラジアルタイヤを提供
する。 【構成】 カーカスプライ1の巻き上げエッジの高さ又
はスチール補強フィラー2の巻き上げエッジの高さのう
ちいずれか大きい方の巻き上げエッジからサイドウォー
ル3の外側までのサイドウォールの厚み寸法W1と、上
記カーカスプライ又は上記フィラーのコード径Dとを所
定範囲内にすることにより、ビード耐久性を向上させる
ように構成する。
向上させることができる重荷重用ラジアルタイヤを提供
する。 【構成】 カーカスプライ1の巻き上げエッジの高さ又
はスチール補強フィラー2の巻き上げエッジの高さのう
ちいずれか大きい方の巻き上げエッジからサイドウォー
ル3の外側までのサイドウォールの厚み寸法W1と、上
記カーカスプライ又は上記フィラーのコード径Dとを所
定範囲内にすることにより、ビード耐久性を向上させる
ように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平率80%以下の1
5度のテーパリムに組み込み可能な重荷重用ラジアルタ
イヤに関する。
5度のテーパリムに組み込み可能な重荷重用ラジアルタ
イヤに関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種の重荷重用ラジアルタイヤは種々の構造のものが知
られているが、偏平率が小さくなると、トレッドとビー
ドとの距離が短くなるために、サイドウォールの剛性が
大きくなる。そのため、偏平率が80%を越えるタイヤ
では、サイドウォールで吸収されていた力が、プライの
巻き上げエッジに作用するようになる。よって、偏平率
80%以下のタイヤでは、偏平率が80%を越えるタイ
ヤに比べるとビード耐久性が劣ることになる。従って、
本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、偏
平率80%以下においてもビード耐久性を向上させるこ
とができる重荷重用ラジアルタイヤを提供することにあ
る。
の種の重荷重用ラジアルタイヤは種々の構造のものが知
られているが、偏平率が小さくなると、トレッドとビー
ドとの距離が短くなるために、サイドウォールの剛性が
大きくなる。そのため、偏平率が80%を越えるタイヤ
では、サイドウォールで吸収されていた力が、プライの
巻き上げエッジに作用するようになる。よって、偏平率
80%以下のタイヤでは、偏平率が80%を越えるタイ
ヤに比べるとビード耐久性が劣ることになる。従って、
本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、偏
平率80%以下においてもビード耐久性を向上させるこ
とができる重荷重用ラジアルタイヤを提供することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カーカスプライの巻き上げエッジの高さ
又はフィラーの巻き上げエッジの高さのうちいずれか大
きい方の巻き上げエッジからサイドウォールの外側まで
のサイドウォールの厚み寸法と、上記カーカスプライ又
は上記フィラーのコード径とを所定範囲内にすることに
より、ビード耐久性を向上させるように構成する。すな
わち、偏平率80%以下の15度のテーパリムに組み込
み可能な重荷重用ラジアルタイヤにおいて、カーカスプ
ライの巻き上げエッジの高さ又はスチール補強フィラー
の巻き上げエッジの高さのうちいずれか大きい方の巻き
上げエッジからサイドウォールの外側までのサイドウォ
ールの厚み寸法をW1とし、上記カーカスプライ又は上
記フィラーのコード径をDとしたとき、7.35<(W
1/D)≦9.85が成立するように構成する。上記構
成においては、リムフランジからサイドウォールとラバ
ーチェーファーとの境界の外側端部までの高さをLと
し、所定内圧におけるタイヤの断面の高さをHとしたと
き、0<(L/H)<0.075が成立するように構成
することもできる。
に、本発明は、カーカスプライの巻き上げエッジの高さ
又はフィラーの巻き上げエッジの高さのうちいずれか大
きい方の巻き上げエッジからサイドウォールの外側まで
のサイドウォールの厚み寸法と、上記カーカスプライ又
は上記フィラーのコード径とを所定範囲内にすることに
より、ビード耐久性を向上させるように構成する。すな
わち、偏平率80%以下の15度のテーパリムに組み込
み可能な重荷重用ラジアルタイヤにおいて、カーカスプ
ライの巻き上げエッジの高さ又はスチール補強フィラー
の巻き上げエッジの高さのうちいずれか大きい方の巻き
上げエッジからサイドウォールの外側までのサイドウォ
ールの厚み寸法をW1とし、上記カーカスプライ又は上
記フィラーのコード径をDとしたとき、7.35<(W
1/D)≦9.85が成立するように構成する。上記構
成においては、リムフランジからサイドウォールとラバ
ーチェーファーとの境界の外側端部までの高さをLと
し、所定内圧におけるタイヤの断面の高さをHとしたと
き、0<(L/H)<0.075が成立するように構成
することもできる。
【0004】
【発明の効果】本発明の構成によれば、カーカスプライ
の巻き上げエッジの高さ又はフィラーの巻き上げエッジ
の高さのうちいずれか大きい方の巻き上げエッジからサ
イドウォールの外側までのサイドウォールの厚み寸法
と、上記カーカスプライ又は上記フィラーのコード径と
を所定範囲内にすることにより、剛性が上がることによ
るリム組み作業性の悪化を防止する一方、ビード耐久性
の著しい低下を防止することができる。よって、ビード
耐久性を向上させることができ、巻き上げエッジへ歪が
集中することを防止することができるとともに、プライ
又はフィラーの巻き上げエッジへの衝撃が緩和できる。
の巻き上げエッジの高さ又はフィラーの巻き上げエッジ
の高さのうちいずれか大きい方の巻き上げエッジからサ
イドウォールの外側までのサイドウォールの厚み寸法
と、上記カーカスプライ又は上記フィラーのコード径と
を所定範囲内にすることにより、剛性が上がることによ
るリム組み作業性の悪化を防止する一方、ビード耐久性
の著しい低下を防止することができる。よって、ビード
耐久性を向上させることができ、巻き上げエッジへ歪が
集中することを防止することができるとともに、プライ
又はフィラーの巻き上げエッジへの衝撃が緩和できる。
【0005】
【実施例】以下に、本発明にかかる実施例を図1〜図9
に基づいて詳細に説明する。本実施例にかかる重荷重用
ラジアルタイヤは、図1,2に示すように、偏平率80
%以下の15度のテーパリムに組み込み可能な重荷重用
ラジアルタイヤにおいて、スチール又は有機繊維などよ
りなるカーカスプライ1の巻き上げエッジの高さ又はカ
ーカスプライ1の外側に配置されたスチール補強フィラ
ー2の巻き上げエッジの高さのうちいずれか大きい方の
巻き上げエッジからサイドウォール3の外側までのサイ
ドウォール3の厚み寸法をW1とし、上記カーカスプラ
イ1又は上記スチール補強フィラー2のコード径をD
(図3参照)としたとき、7.35<(W1/D)≦
9.85が成立するように構成する。(W1/D)が
9.85を越えると剛性が上がるためにリム組み作業性
が悪化する一方、7.35以下ではビード耐久性が著し
く低下するためである。このように構成することによっ
て、ビード耐久性を向上させることができ、巻き上げエ
ッジへ歪が集中することを防止することができるととも
に、プライ1又はスチール補強フィラー2の巻き上げエ
ッジへの衝撃が緩和できる。
に基づいて詳細に説明する。本実施例にかかる重荷重用
ラジアルタイヤは、図1,2に示すように、偏平率80
%以下の15度のテーパリムに組み込み可能な重荷重用
ラジアルタイヤにおいて、スチール又は有機繊維などよ
りなるカーカスプライ1の巻き上げエッジの高さ又はカ
ーカスプライ1の外側に配置されたスチール補強フィラ
ー2の巻き上げエッジの高さのうちいずれか大きい方の
巻き上げエッジからサイドウォール3の外側までのサイ
ドウォール3の厚み寸法をW1とし、上記カーカスプラ
イ1又は上記スチール補強フィラー2のコード径をD
(図3参照)としたとき、7.35<(W1/D)≦
9.85が成立するように構成する。(W1/D)が
9.85を越えると剛性が上がるためにリム組み作業性
が悪化する一方、7.35以下ではビード耐久性が著し
く低下するためである。このように構成することによっ
て、ビード耐久性を向上させることができ、巻き上げエ
ッジへ歪が集中することを防止することができるととも
に、プライ1又はスチール補強フィラー2の巻き上げエ
ッジへの衝撃が緩和できる。
【0006】なお、カーカスプライ1の巻き上げエッジ
の高さの方がスチール補強フィラー2の巻き上げエッジ
の高さより大きい場合を図1に示し、逆の場合を図2に
示す。より具体的な構造を図9(A),(B)に示す。
図9(A)において、15はハードエイペックス、16
はサイドウォールパッキング(ソフトエイペックス)で
ある。図9(A)は図1に相当し、カーカスプライ1の
方がスチール補強フィラー2より高くなっている。図9
(B)は図2に相当し、スチール補強フィラー2の方が
カーカスプライ1よりも高くなっている。さらに、図9
(C)はスチール補強フィラー2とラバーチェーファー
4との間に有機繊維補強フィラー例えば補強ナイロンフ
ィラー17がカーカスプライ1及びスチール補強フィラ
ー2よりも高くなるように配置されているものであっ
て、このような場合には、この有機繊維補強フィラー1
7ではなくカーカスプライ1とスチール補強フィラー2
とのうちいずれか高い方を基準に厚み寸法W1を決定す
る。図9(A)〜(C)において、ハードエイペックス
15のJIS A硬度は90±10(Hs)、サイドウ
ォールパッキング16のJIS A硬度は60±10
(Hs)である。
の高さの方がスチール補強フィラー2の巻き上げエッジ
の高さより大きい場合を図1に示し、逆の場合を図2に
示す。より具体的な構造を図9(A),(B)に示す。
図9(A)において、15はハードエイペックス、16
はサイドウォールパッキング(ソフトエイペックス)で
ある。図9(A)は図1に相当し、カーカスプライ1の
方がスチール補強フィラー2より高くなっている。図9
(B)は図2に相当し、スチール補強フィラー2の方が
カーカスプライ1よりも高くなっている。さらに、図9
(C)はスチール補強フィラー2とラバーチェーファー
4との間に有機繊維補強フィラー例えば補強ナイロンフ
ィラー17がカーカスプライ1及びスチール補強フィラ
ー2よりも高くなるように配置されているものであっ
て、このような場合には、この有機繊維補強フィラー1
7ではなくカーカスプライ1とスチール補強フィラー2
とのうちいずれか高い方を基準に厚み寸法W1を決定す
る。図9(A)〜(C)において、ハードエイペックス
15のJIS A硬度は90±10(Hs)、サイドウ
ォールパッキング16のJIS A硬度は60±10
(Hs)である。
【0007】また、図8には、本実施例にかかるタイヤ
の断面図を示す。図8において、11〜14はそれぞれ
ファーストブレーカ、セカンドブレーカ、サードブレー
カ、フォースブレーカである。この4枚のブレーカ11
〜14はスチールブレーカであって、周方向に対して夫
々15〜70度傾斜して構成されている。カーカスプラ
イ1は周方向に対して約90度傾斜している。この図8
にかかるタイヤは4枚のブレーカを備えたものである
が、3枚のブレーカの場合にも適用でき、この場合には
フォースブレーカ14が省略された構造となる。 さら
に、上記構成に加えて、図4,5に示すように、リムフ
ランジからサイドウォール3とラバーチェーファー4と
の境界の外側端部までの高さをLとし、所定内圧におけ
るタイヤの断面の高さをHとしたとき、0<(L/H)
<0.075が成立するようにするのが好ましい。この
場合、JIS A硬度を、ゴムAは54〜59、ゴムB
は73〜77とするのが好ましい。ここで、上記(L/
H)が0.075以上になると、ラバーチェーファー4
がカットをうけやすくなり、ラバーチェーファー4はサ
イドウォール3に比べると、硬いためカットからクラッ
クが進行して損傷となりやすい。一方、(L/H)が0
以下、つまりサイドウォール3がリムに触れると、ゴム
変形及びキズを受けて損傷となりやすい。この結果、サ
イドウォール3の下端の位置を上式のように規制するこ
とによってビード耐久性をさらに向上させることができ
る。
の断面図を示す。図8において、11〜14はそれぞれ
ファーストブレーカ、セカンドブレーカ、サードブレー
カ、フォースブレーカである。この4枚のブレーカ11
〜14はスチールブレーカであって、周方向に対して夫
々15〜70度傾斜して構成されている。カーカスプラ
イ1は周方向に対して約90度傾斜している。この図8
にかかるタイヤは4枚のブレーカを備えたものである
が、3枚のブレーカの場合にも適用でき、この場合には
フォースブレーカ14が省略された構造となる。 さら
に、上記構成に加えて、図4,5に示すように、リムフ
ランジからサイドウォール3とラバーチェーファー4と
の境界の外側端部までの高さをLとし、所定内圧におけ
るタイヤの断面の高さをHとしたとき、0<(L/H)
<0.075が成立するようにするのが好ましい。この
場合、JIS A硬度を、ゴムAは54〜59、ゴムB
は73〜77とするのが好ましい。ここで、上記(L/
H)が0.075以上になると、ラバーチェーファー4
がカットをうけやすくなり、ラバーチェーファー4はサ
イドウォール3に比べると、硬いためカットからクラッ
クが進行して損傷となりやすい。一方、(L/H)が0
以下、つまりサイドウォール3がリムに触れると、ゴム
変形及びキズを受けて損傷となりやすい。この結果、サ
イドウォール3の下端の位置を上式のように規制するこ
とによってビード耐久性をさらに向上させることができ
る。
【0008】なお、図2において、リムフランジから、
カーカスプライ1の巻き上げエッジの高さ又はスチール
補強フィラー2の巻き上げエッジの高さのうちいずれか
大きい方の巻き上げエッジまでの高さ寸法をNとしたと
き、(N/H)が0.13〜0.21の範囲内にするこ
とが好ましい。次に、(L/H)と(W1/D)との相
関関係と、(N/H)と(W1/D)との相関関係につ
いて説明する。これらの関係を調べるため、255/7
0R22.5、285/75R24.5にて、各種タイ
ヤを試作し、走行テストによって、ビード損傷発生の有
無を調査する。走行テストは、255/70R22.5
と285/75R24.5の2種類のタイヤについて行
い、それぞれの規格リムは7.50×22.5、8.2
5×24.5であり、それぞれの規格内圧は8.3kg
/cm2、7.5kg/cm2であり、それぞれのタイヤ
について積載量100%荷重の条件で20万Km、走行
後調査を行う。このテスト結果を図6,7に示す。図6
は(L/H)と(W1/D)との関係のグラフを示す。
図7は(N/H)と(W1/D)との関係のグラフを示
す。
カーカスプライ1の巻き上げエッジの高さ又はスチール
補強フィラー2の巻き上げエッジの高さのうちいずれか
大きい方の巻き上げエッジまでの高さ寸法をNとしたと
き、(N/H)が0.13〜0.21の範囲内にするこ
とが好ましい。次に、(L/H)と(W1/D)との相
関関係と、(N/H)と(W1/D)との相関関係につ
いて説明する。これらの関係を調べるため、255/7
0R22.5、285/75R24.5にて、各種タイ
ヤを試作し、走行テストによって、ビード損傷発生の有
無を調査する。走行テストは、255/70R22.5
と285/75R24.5の2種類のタイヤについて行
い、それぞれの規格リムは7.50×22.5、8.2
5×24.5であり、それぞれの規格内圧は8.3kg
/cm2、7.5kg/cm2であり、それぞれのタイヤ
について積載量100%荷重の条件で20万Km、走行
後調査を行う。このテスト結果を図6,7に示す。図6
は(L/H)と(W1/D)との関係のグラフを示す。
図7は(N/H)と(W1/D)との関係のグラフを示
す。
【0009】上記実施例によれば、カーカスプライ1の
巻き上げエッジの高さ又はフィラー2の巻き上げエッジ
の高さのうちいずれか大きい方の巻き上げエッジからサ
イドウォール3の外側までのサイドウォール3の厚み寸
法と、上記カーカスプライ1又は上記スチール補強フィ
ラー2のコード径とを所定範囲内にすることにより、剛
性が上がることによるリム組み作業性の悪化を防止する
一方、ビード耐久性の著しい低下を防止することができ
る。よって、ビード耐久性を向上させることができ、巻
き上げエッジへ歪が集中することを防止することができ
るとともに、プライ1又はスチール補強フィラー2の巻
き上げエッジへの衝撃が緩和できる。なお、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様
で実施できる。
巻き上げエッジの高さ又はフィラー2の巻き上げエッジ
の高さのうちいずれか大きい方の巻き上げエッジからサ
イドウォール3の外側までのサイドウォール3の厚み寸
法と、上記カーカスプライ1又は上記スチール補強フィ
ラー2のコード径とを所定範囲内にすることにより、剛
性が上がることによるリム組み作業性の悪化を防止する
一方、ビード耐久性の著しい低下を防止することができ
る。よって、ビード耐久性を向上させることができ、巻
き上げエッジへ歪が集中することを防止することができ
るとともに、プライ1又はスチール補強フィラー2の巻
き上げエッジへの衝撃が緩和できる。なお、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様
で実施できる。
【図1】 本発明の実施例を説明するための一例として
の重荷重用ラジアルタイヤの概略要部断面図である。
の重荷重用ラジアルタイヤの概略要部断面図である。
【図2】 本発明の実施例を説明するための他の例とし
ての重荷重用ラジアルタイヤの概略要部断面図である。
ての重荷重用ラジアルタイヤの概略要部断面図である。
【図3】 カーカスプライ又はフィラーのコード部分の
拡大図である。
拡大図である。
【図4】 Lを説明するための説明図である。
【図5】 Hを説明するための説明図である。
【図6】 (L/H)と(W1/D)との関係のグラフ
を示す。
を示す。
【図7】 (N/H)と(W1/D)との関係のグラフ
を示す。
を示す。
【図8】 上記実施例にかかるタイヤの断面図であ
る。
る。
【図9】 (A),(B)はそれぞれ図1,図2のよ
り具体的な構造を示す要部断面図、(C)は有機繊維補
強フィラーを備えた場合のタイヤの要部断面図である。
り具体的な構造を示す要部断面図、(C)は有機繊維補
強フィラーを備えた場合のタイヤの要部断面図である。
1…カーカスプライ、2…スチール補強フィラー、3…
サイドウォール、4…ラバーチェーファー、11〜14
…ブレーカ、15…ハードエイペックス、16…サイド
ウォールパッキング、17…有機繊維補強フィラー。
サイドウォール、4…ラバーチェーファー、11〜14
…ブレーカ、15…ハードエイペックス、16…サイド
ウォールパッキング、17…有機繊維補強フィラー。
Claims (2)
- 【請求項1】 偏平率80%以下の15度のテーパリム
に組み込み可能な重荷重用ラジアルタイヤにおいて、 カーカスプライ(1)の巻き上げエッジの高さ又はスチ
ール補強フィラー(2)の巻き上げエッジの高さのうち
いずれか大きい方の巻き上げエッジからサイドウォール
(3)の外側までのサイドウォールの厚み寸法をW1と
し、上記カーカスプライ又は上記フィラーのコード径を
Dとししたとき、7.35<(W1/D)≦9.85が
成立するようにしたことを特徴とする重荷重用ラジアル
タイヤ。 - 【請求項2】 リムフランジからサイドウォールとラバ
ーチェーファー(4)との境界の外側端部までの高さを
Lとし、所定内圧におけるタイヤの断面の高さをHとし
たとき、0<(L/H)<0.075が成立するように
した請求項1に記載の重荷重用ラジアルタイヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147893A JP2693351B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
US08/280,817 US5634995A (en) | 1993-01-27 | 1994-07-26 | Radial tire for heavy load and having 80% or lower aspect ratio |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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