JPH06218994A - 帳票のコード印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 申込用紙に記入された依頼主、お届け先等の
情報の読み取りおよび配送地区を入力することにより、
着店コードについては、配送地区に対応する着店コード
群を表示させ所定の着店コードを選択し、出力される配
送伝票とともに着店コードも同時に印字することによ
り、作業効率の向上と省力化を図る。 【構成】配送用入力帳票にあらかじめ記入されたデータ
に基づいて差出人および配送先データを出力する制御部
と、配送先に配送する配送店の着店コードファイルと、
配送先の配送地区を入力する配送先地区入力手段と、こ
の配送先地区入力手段によって入力された配送地区に対
応する着店コード群を前記着店コードファイルより検索
して表示する表示手段と、表示された着店コード群より
所定の着店コードを選択する着店コード指定手段と、指
定された着店コードを前記制御部で出力される差出人お
よび配送先とともにプリントアウトする印字手段からな
る配送帳票印字装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、帳票のコード印字装置
に関し、例えば、デパート等の小売店から複数人に進物
品を送る場合に、一つの依頼主記入欄と、複数の届け先
記入欄等を有する申込用紙（入力帳票）から、各届け先
毎の配送伝票（出力帳票）を作成する際に、届け先を管
轄する営業所等の配送先を示す、申込用紙に配送先を示
す配送地区を入力することにより対応する着店コード群
と表示し、所定の着店コードを指定することにより、配
送伝票の所定位置に、数字やバーコード等の態様で印字
する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、配送作業において届け先を管轄す
る営業所等の配送先を示す着店コード等のコード番号
は、届け先住所に基づいてコード番号一覧表から検索
し、配送伝票の貼付票表面に手書きしているのが一般的
である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、この手書き
作業は煩雑で、作業効率が劣るとともに、書き間違えを
し易く、迅速で正確な配送作業に支障をきたすという不
都合を生じていた。本発明はこのような不都合を解消し
た帳票のコード印字装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明における帳票コード印字装置は、配送先に
配送する配送店の着店コードファイルと、配送先の配送
地区を入力する配送先地区入力手段と、この配送先地区
入力手段によって入力された配送先地区に対応する着店
コード群を前記着店コードファイルより検索して表示す
る表示手段と、表示された着店コード群より所定の着店
コードを選択する着店コード指定手段と、指定された着
店コードを前記制御部で出力される差出人および配送先
とともにプリントアウトする印字手段からなる

【０００５】

【作用】配送先の配送地区を入力することによって着店
コードファイルより対応する着店コード郡が表示される
ので容易に配送先の着店コードを指定でき、差出人およ
び配送先と共に着店コードが同時にプリントアウトされ
る。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づき詳細に説明する。ここにおいて、図１はコード印字
装置を示すブロック図、図２は入力帳票たる申込用紙の
一部を示す概略的な平面図、図３はコード印字装置に入
力帳票が入力されたデータに基づいて出力帳票を出力さ
せる処理を行うコード印字装置の部分説明図、図４は図
３のコード印字装置の表示部を示す平面図、図５は着店
コードを印字した出力帳票たる伝票の概略的な平面図で
ある。

【０００７】まず、図２に基づいて申込用紙の構成を説
明する。申込用紙１は縦長の用紙で、一つの依頼主記入
欄２と、届け先記入欄３、機能マーク欄４、品名記入欄
５、サイズ記入欄９、郵便番号によって配送先を入力す
る配送地区記入欄６が一組となったものが複数組、設け
られている。前記機能マーク欄４は、上が削除、下が終
了の各マーク欄であり、削除は対応する組の各欄の記入
事項を出力しない機能、終了は申込用紙１の入出力をそ
の対応する組の各欄までで終了させる機能を備えてい
る。また、前記サイズ記入欄９は、配送品の包装時のサ
イズを記入するものであり、このサイズは包装箱の大き
さによって、例えば４種類に規格化されている。そし
て、依頼主記入欄２及び各届け先記入欄３の左上隅部の
近傍に、それぞれ鉤形のレジストマーク７が設けられて
いる。さらに、申込用紙１の上部右隅には、入力帳票コ
ード記入欄１０が設けられ、ここに申込用紙１に１対１
で対応する入力帳票コードが数字で「００００１０」と
記入されている。

【０００８】図２に示すように、配送先を示す配送地区
記入欄６は、郵便番号８が記入できるようになってい
る。また、図２に示すように、各記入欄２，３，５，９
にもそれぞれ所定の情報２００，３００，５００，９０
０が記入される。

【０００９】次に、出力帳票たる伝票の構成を図４に基
づいて説明する。伝票１１には、申込用紙１の依頼主記
入欄２、届け先記入欄３、品名記入欄５、サイズ記入欄
９の記入内容がそれぞれ複写される依頼主記入欄１２、
届け先記入欄１３、品名記入欄１５、サイズ記入欄１９
が設けられ、また、着店コードマーク欄６で指定された
着店コードを数字とバーコードで表示する着店コード記
入欄１６及び受付年月日記入欄１７が設けられ、さら
に、取扱会社名１８があらかじめ印刷されている。ま
た、この伝票１１の下部右隅には、出力帳票コード記入
欄２０が設けられ、ここには伝票１１に１対１で対応す
る出力帳票コードがバーコード及びこれに対応する数字
「１２３４５」で記入されている。なお、当初は、前記
伝票１１の各記入欄１２，１３，１５，１６，１７，１
９が空欄になっていることはいうまでもない。

【００１０】続いて、図１に基づき、申込用紙１から伝
票１１を作成する装置について説明する。申込用紙１の
各記入欄２，３，４，５，６，９に記入した文字、数字
等からなる情報２００，３００，５００，９００や、郵
便番号８等のイメージ情報を読み取る光学的読み取り手
段であるイメージスキャナ２１は、読み取ったイメージ
情報を格納すべく入力用バッファ２２に接続されてい
る。そして、前記入力用バッファ２２は、格納されたイ
メージ情報を処理して伝票１１を作成すべく各種の処
理、制御を行う制御装置２３と接続される一方、この制
御装置２３で処理された情報に基づいて前記伝票１１作
成のための印字動作を行うプリンタ２４にも接続されて
いる。

【００１１】制御装置２３は、入力用バッファ２２に格
納されたイメージ情報について、あらかじめ入力されて
いるフォーマット形態に応じて、切り出すべき各領域を
指定する入力位置指定部と、これら各領域の出力位置を
指定すべくプリンタ２４に制御信号を出力する出力位置
指定部と、レジストマーク７の位置に基づいて前記切り
出すべき各領域のアドレスを決定する入力位置補正部
と、この決定された各領域のアドレスと各領域のイメー
ジ情報とをセットする入出力位置制御部とを備えてい
る。また、この制御装置２３は、入力用バッファ２２に
格納されたイメージ情報のうち、入力帳票コード「００
００１０」を認識するとともに、配送地区記入欄６の郵
便番号８が付された、番号によって、その配送先地区に
対応する着店コード群を着店コードファイル２５より検
索して着店コード群を表示する表示部２６を有し、表示
された着店コード群より所定の着店コードを選択する着
店コード指定手段として設けられたキーボード入力部２
７によって指定された着店コードとして認識し出力する
着店コード出力部と、認識した入力帳票コードに対して
各届け先記入欄３毎に枝番を付するとともに、この枝番
を付した入力帳票コードをイメージ情報印字順に順位付
けし、この順位付けした入力帳票コードを着店コードと
ともに内部バッファに格納しておくコード制御部とを備
えている。

【００１２】また、コード制御部３０は、プリンタ２４
の近傍に配置され、作成された伝票１１の出力帳票コー
ドであるバーコードを読み取るバーコードスキャナ３４
と接続されており、読み取られた伝票１１のバーコード
と、内部バッファに格納してある申込用紙１の入力帳票
コードとの対応付けも行うよう構成されている。

【００１３】なお、制御装置２３は、決定された切り出
すべき各領域のアドレスと、あらかじめ設定されている
正規のアドレスとにずれがあり、しかもこのずれが許容
範囲を超えている場合には、エラーとして処理し、直ち
に作業を中止するよう構成されている。また、コード制
御部は、伝票１１に印字される出力情報とともに、各伝
票１１毎に順次１桁の繰り返しコード３１（図４参照）
をプリンタ２４で印字するよう指令信号を出すととも
に、プリンタ２４に付設した検出用マークセンサー３２
で、このコード３１を読み取り、正しく印字されている
かどうかをチェックするとともに、イメージスキャナ２
１によって入力された入力帳票コードに対応付けられた
出力帳票コードを有する伝票１１が確実に出力されてい
るかのチェックも行うよう構成されている。

【００１４】さらに、制御装置２３のコード制御部は、
フロッピーディスク、オンラインで接続された配送中央
センターの磁気ディスク、あるいはプリンタでプリント
アウトされる記録用紙等の適宜な記録手段３３に接続さ
れている。そして、この記録手段３３に、対応付けがさ
れた入出力の各帳票コードと着店コードを記録するよう
構成しており、配送料金等の集計が行なえるようになっ
ている。

【００１５】次に、図２、図３に基づいて、申込用紙１
から読み取った配送地区によって着店コードを伝票１１
に印字する動作をはじめとする前記伝票１１の作成方法
について説明する。まず、イメージスキャナ２１で読み
取られた申込用紙１に表示されたイメージ情報は、入力
用バッファ２２に格納され、あらかじめ入力されている
フォーマット形態に応じて、入力位置指定部によって切
り出すべき各領域が指定され、これら各領域の出力位置
が出力位置指定部によって指定される。

【００１６】続いて、各レジストマーク７の位置検出が
行われ、各レジストマーク７の基準点０から垂直、水平
方向両方向へのあらかじめ与えられた距離によって、切
り出すべき各領域の原点２ｏ，３ｏ，５ｏ，９ｏが決定
される（図１参照）。そして、入力位置補正部により、
各原点２ｏ，３ｏ，５ｏ，９ｏから垂直、水平両方向へ
のあらかじめ与えられた距離に基づき、切り出すべき各
領域のアドレスが決定され、各領域のイメージ情報とと
もに、入出力位置制御部にセットされる。

【００１７】また、イメージ情報のうち、入力帳票コー
ド「００００１０」と配送地区記入欄６の郵便番号８が
付された数字は、コード認識部により入力帳票コード認
識される。郵便番号８で入力された配送地区は、前述し
たように着店コードファイル２５よりその配送地区に対
応する着店コード群１００が表示部２６に配送先毎の伝
票１１とともに表示されるので、この着店コード群１０
０より対応する着店コードを選択すると伝票１１に拡大
された着店コード８０が表示され、着店コードとして決
定されたうえ、コード制御部で届け先記入欄３の上方に
位置するものから順に枝番を付され、イメージ情報の印
字順に順位付けされて前記コード制御部の内部バッファ
に格納される。具体的には、申込用紙１の一番上の届け
先記入欄３から順次下の届け先記入欄３に「００００１
０１」，「００００１０２」，「００００１０３」・・
・・というように入力帳票コードが付され、これらが印
字順に順位を付けられたうえ格納されるとともに、例え
ば「９９−１１」として指定された着店コードも、数字
及びバーコードの態様で格納される。

【００１８】一方、上述の如くして決定された切り出す
べき各領域のアドレスと、あらかじめ設定されている正
規のアドレスとが一致し、あるいはずれがあっても許容
範囲の場合には、出力指示があると、入出力位置制御部
にセットされた切り出すべき各領域のイメージ情報が、
プリンタ２４によって所定位置に出力印字され、依頼主
記入欄１２には情報２００を読み取ってなる情報２０１
が、届け先記入欄１３には情報３００を読み取ってなる
情報３０１が、品名記入欄１５には情報５００を読み取
ってなる情報５０１が、サイズ記入欄１９には情報９０
０を読み取ってなる情報９０１が記入されるとともに、
数字及びバーコードの態様でコード制御部３０の内部バ
ッファに格納されている着店コードも、プリンタ２４に
よって所定位置に視認し易いように拡大された数字８０
とバーコード８１の各態様で着店コード記入欄１６に出
力印字され、図５に示すように、申込用紙１とは異なっ
たフォーマットの伝票１１が作成される。

【００１９】そして、このように作成された伝票１１の
出力帳票コード記入欄２０に表示されているバーコード
は、バーコードスキャナ３２により読み取られ、コード
制御部３０において、このバーコードが表示する出力帳
票コード「１２３４５」と、あらかじめ内部バッファに
格納されている申込用紙１の第１順位の出力帳票コード
「００００１０１」とが対応付けられて、着店コード
「９９−１１」とともに、記録手段３３に出力され、こ
の記録手段３３の構成に応じた態様で記録される。この
ようにして、伝票１１が作成される毎に、入出力帳票コ
ードと着店コードが対応付けられて記録手段３３に記録
されていくものである。したがって、記録手段３３の記
録内容を読み取れば、出力帳票コードに基づき、伝票１
１及び伝票１１で管理する配送品の管理を行なうことが
できる。

【００２０】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、配送先地区入力手段として郵便番号の読取によって
入力する以外に配送先の地名を表示部で表示されるメニ
ュー方式で選択し、入力する形態であってもよく、、こ
の際は、都道府県、市区町村等の順でメニュー形式で配
送地区を選択し入力することにより表示された対応する
着店コード群より選択すればよい。また、入力帳票が申
込用紙１に、出力帳票が伝票１１に、それぞれ限られる
ことはないほか、各帳票コードはともに数字、あるいは
ともにバーコードにより表示してもよい。また、入出力
帳票の各フォーマットが上述した申込用紙１と伝票１１
のものに限られないことはもちろんである。さらに、着
店コードの伝票１１への印刷は拡大した数字のみとし、
バーコードの表示は行なわなくてもよい。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、入力帳票に表示された配送地区に対応
して着店コード群が表示されるので、具体的な配送地に
対応する着店コードが迅速に指定でき、作業員がコード
情報を読み取って転記する必要がなく、作業効率が向上
するとともに記入ミスがなくなり、さらには省力化に貢
献できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】コード印字装置を示すブロック図。

【図２】申込用紙の一部を示す概略的な平面図。

【図３】コード印字装置の部分説明図。

【図４】コード印字装置の表示部を示す平面図。

【図５】着店コードを印字した伝票の概略的な平面図。

【符号の説明】

１ 申込用紙 ２ 依頼主記入欄 ３ 届け先記入欄 ５ 品名記入欄 ６ 配送地区記入欄 ７ レジストマーク ８ 指定マーク ９ サイズ記入欄 １０ 入力帳票コード記入欄 １１ 伝票 １３ 届け先記入欄 １５ 品名記入欄 １６ 着店コード記入欄 １７ 受付年月日記入欄 １９ サイズ記入欄 ２０ 出力帳票コード記入欄 ２１ イメージスキャナ ２２ 入力用バッファ ２３ 制御装置 ２４ プリンタ ２５ 着店コードファイル ２６ 表示部 ２７ キーボード入力部 ３３ 記録手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配送用入力帳票にあらかじめ記入された
   データに基づいて差出人および配送先データを出力する
   制御部と、配送先に配送する配送店の着店コードファイ
   ルと、配送先の配送地区を入力する配送先地区入力手段
   と、この配送先地区入力手段によって入力された配送地
   区に対応する着店コード群を前記着店コードファイルよ
   り検索して表示する表示手段と、表示された着店コード
   群より所定の着店コードを選択する着店コード指定手段
   と、指定された着店コードを前記制御部で出力される差
   出人および配送先とともにプリントアウトする印字手段
   からなる配送帳票印字装置。