JPH06218554A - 溶接ロボットの溶接ガン位置決め方法 - Google Patents

溶接ロボットの溶接ガン位置決め方法

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JPH06218554A
JPH06218554A JP5285280A JP28528093A JPH06218554A JP H06218554 A JPH06218554 A JP H06218554A JP 5285280 A JP5285280 A JP 5285280A JP 28528093 A JP28528093 A JP 28528093A JP H06218554 A JPH06218554 A JP H06218554A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接ロボットの教示操作及び再生操作を容易
に行ない得るようにすることである。 【構成】 溶接ロボットRのロボット軸12、13に装
着されるガンアーム15には可動溶接チップ22と固定
溶接チップ21とが設けられており、可動溶接チップ2
2はサーボモータ23により駆動される。溶接チップ2
1、22をワークWの打点位置に位置決めする際には、
まず、ガンアーム15を初期位置に移動させる。この状
態で、可動溶接チップ22をワークWに向けてサーボモ
ータ23により前進移動させる。可動溶接チップ22が
ワークWに接触したことは、電流値検出器により自動的
に検知され、固定溶接チップ21をワークに向けて接触
移動させるべく、ロボット軸が駆動されてガンアーム1
5が移動される。このときには、ガンアーム15の移動
に対応させて、可動溶接チップはワークWに接触した状
態を維持するように、前進駆動される。両溶接チップが
ワークWの表面に接触したことが検出されると自動的に
両溶接チップ21、22の移動が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接ロボットに装着さ
れ、溶接作業を行なう溶接ガンに設けられた溶接チップ
をワークに接触する位置に位置決めするようにした溶接
ロボットの溶接ガン位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パネル材等をワークとしてこれの溶接を
行なうためのスポット溶接に使用される溶接ロボットに
あっては、近年、溶接ガンの作動を迅速に行なうため
に、溶接ガンをサーボモータにより作動させるようにし
たタイプの溶接ガンが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、サーボモ
ータにより作動するサーボガンを有する溶接ロボットに
あっては、溶接ガンに固定された固定溶接チップとこれ
に向けて進退移動自在となった可動溶接チップとを有し
ており、サーボモータにより駆動される可動溶接チップ
によるワークへの位置決めが高精度で行なうことができ
るという利点がある半面、ワークへの打点位置のティー
チングつまり教示操作と、溶接作業がなされる時におけ
るティーチングされた通りの溶接チップの再生動作とが
容易でないという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、溶接ロボットに装着された溶接ガン
の溶接チップをワークに対して容易に位置決めし得るよ
うにしてロボットの教示操作及び再生操作を容易にし得
るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、固定溶接チップと当該固定溶接チップに対
して進退移動自在の可動溶接チップとを有し、当該可動
溶接チップを駆動するサーボモータが装着された溶接ガ
ンの位置決め方法であって、前記固定溶接チップの先端
と前記可動溶接チップの先端とが所定の初期間隔となっ
た状態でワークを介して前記固定溶接チップと前記可動
溶接チップとが対向する初期位置に溶接ガンを移動させ
る工程と、前記サーボモータを駆動させて前記可動溶接
チップが前記ワークに接触して前記サーボモータの電流
値が低負荷状態から高負荷状態に変化するまで前記可動
溶接チップを前進させる工程と、前記溶接ロボットによ
り溶接ガンを移動させて前記固定溶接チップを前記ワー
クに向けて接近させると共に前記可動溶接チップを前記
ワークに接触させたまま後退移動させる工程とを有する
溶接ロボットの溶接ガン位置決め方法である。
【0006】
【作用】上記構成の本発明においては、まず、溶接ガン
つまりガンアームをワークに対して初期位置に移動させ
た後に、サーボモータを駆動して可動溶接チップをワー
クに向けて前進移動させる。この前進移動によって、可
動溶接チップがワークに接触すると、サーボモータの電
流値が低負荷状態から高負荷状態に変化するので、これ
を電流値検出器により検出することにより、自動的に可
動溶接チップの移動が停止される。次いで、固定溶接チ
ップをワークの表面に向けて前進移動させるべく、ロボ
ット軸が駆動されてガンアームが移動する。このときに
は、可動溶接チップがワークの表面に接触した状態とな
るように、可動溶接チップは前進駆動される。両溶接チ
ップがワークの両表面に接触すると、それが検出され
て、位置決めが完了する。したがって、両溶接チップは
ワークに対して所望の接触圧となって容易に位置決めさ
れる。
【0007】
【実施例】以下、図示する本発明の一実施例に基づいて
本発明を詳細に説明する。図1はサーボガンを有する溶
接ロボットRの一例を示す図であり、図示しない基台部
に取付けられた台座10には、矢印J1方向に旋回自在
に旋回台11が設けられており、この旋回台11にはロ
ボット軸12が矢印J2の方向に揺動自在に装着されて
いる。そして、このロボット軸12には、ロボット軸1
3が矢印J3で示される方向に揺動自在かつ矢印J4で
示される方向に回転自在に装着されている。このロボッ
ト軸13の先端には、サーボガンつまり溶接ガン14が
矢印J5で示される方向に揺動回転自在かつ矢印J6方
向に回転自在に取付けられている。したがって、図示す
るロボットRは合計6軸の機能を有している。
【0008】溶接ガン14は、C字形状となったガンア
ーム15を有し、このガンアーム15には固定溶接チッ
プ21と、この固定溶接チップ21とによりワーク(図
示省略)を溶接する可動溶接チップ22とが設けられて
いる。この可動溶接チップ22を固定溶接チップ21に
向けて進退移動させるためのサーボモータ23が、ガン
アーム15に取付けられている。このサーボモータ23
の作動を含めて、合計7軸の制御が、図1に示されたロ
ボット制御装置24により制御される。
【0009】図2は図1に示されたガンアーム15の詳
細を示す図であり、先端に可動溶接チップ22が装着さ
れる駆動ロッド25は、ガンアーム15に取付けられた
軸受26に軸方向に摺動自在に支持されている。ガンア
ーム15に取付けられたサーボモータ23の主軸に設け
られたプーリ27と駆動ロッド25の外側に形成された
ボールねじの部分に嵌合されたナット部28とがタイミ
ンングベルト29により連結されている。したがって、
サーボモータ23を駆動するとベルト29を介してナッ
ト部28が回転し、このナット部28と噛合うボールね
じの部分により駆動ロッド25が軸方向に摺動すること
になる。
【0010】図3は上述した溶接ロボットRを用いてパ
ネルつまりワークWに対して溶接作業や教示作業を行な
っている状態を示す概略図であり、図3において実線は
ロボットRにより溶接チップ21、22がワークWに接
触した状態を示し、破線は溶接チップ21、22が開放
された状態を示す。
【0011】図4は溶接チップ21、22をワークWの
所定の位置に位置決めする手順を示す図であり、まず、
溶接ロボットRを駆動させて溶接ガン14つまりガンア
ーム15を、図4(A)に示されるように、初期位置に
移動させる。このときには、図示されるように、固定溶
接チップ21と可動溶接チップ22とが所定の初期間隔
LT となった状態で、これらのチップ21、22がワー
クWを介して相互に対向した状態となるように設定され
る。
【0012】この初期位置のもとで、まず可動溶接チッ
プ22をワークWに向けて前進移動させるべく、サーボ
モータ23が低速で駆動される。このサーボモータ23
に対して供給される電流値は常にモニターされており、
図4(B)に示されるように、可動溶接チップ22がワ
ークWの表面に接触すると、サーボモータ23に供給さ
れる電流値が所定の電流値を越えることになり、低負荷
状態から高負荷状態に変化する。これが検出されたなら
ば、サーボモータ23の駆動を停止させる。これによ
り、可動溶接チップ22は図4(A)に示された距離L
U だけ移動したことになる。
【0013】次いで、固定溶接チップ21をワークWの
表面つまり可動溶接チップ22が接触している反対側の
表面に接触させるべく、ロボット軸を駆動してガンアー
ム15を移動させる。そのまま移動させたのでは、ワー
クWの表面に接触した可動溶接チップ22がワークWか
ら離れてしまうので、可動溶接チップ22がワークWの
表面に接触した状態を維持するように、可動溶接チップ
22をガンアーム15の移動速度に対応した速度で前進
移動させる。図4(C)は、このようにしてガンアーム
15に対応させて可動溶接チップ22を前進移動させる
ことにより、両溶接チップ21、22がワークWの表面
に接触した状態を示す。したがって、可動溶接チップ2
2は、最終的には、初期間隔LT からワークWの厚みL
P の寸法を引いた距離だけ前進移動することになる。最
終的な前進移動の距離、つまり(LT −LP )の値だけ
可動チップ22が前進移動したことは、可動溶接チップ
22の移動距離をカウントすることにより検出される。
【0014】溶接チップ21、22をワークWから開放
させる際には、ガンアーム15を固定溶接チップ21が
ワークWの表面から離れるように移動させると同時に、
サーボモータ23を駆動させることにより可動溶接チッ
プ22を後退移動させる。図4(D)は開放動作が終了
した状態を示す。
【0015】このようにして、溶接チップ21、22の
ワークWに対する位置決めが終了することになり、溶接
チップ21、22の移動軌跡を溶接ロボットRの制御装
置内のメモリーに格納する教示動作を行なう場合には、
上述した手順により教示操作がなされる。一方、ワーク
Wに対してスポット溶接する場合には、教示された通り
にガンアーム15及び溶接チップ21、22を再現移動
させることにより、溶接操作がなされる。
【0016】図4に示されたようにして教示操作及び再
現操作がなされる溶接ロボットの制御回路の要部を示す
と図5の通りである。制御部本体をなすマイクロプロセ
ッサCPU30には、溶接ロボットRを用いて溶接作業
を行なう際に、溶接ロボットRに対して指令開始信号等
を入力するための操作パネル31、溶接ロボットRにテ
ィーチング操作つまり教示操作を行なう際に種々の信号
を入力するためのティーチングペンダントつまりティー
チングボックス32と、サーボモータ23に供給される
電流値を検出するための電流値検出器33がそれぞれ図
示しないインターフェースを介して接続されている。
【0017】このCPU30からは、ロボット軸12、
13等を駆動するためのロボット軸駆動用のモータ34
と、サーボモータ23とにそれぞれ図示しないインター
フェースを介して接続されると共に、RAM35、RO
M36等の種々のメモリーがCPU30に接続されてい
る。
【0018】次に、図6及び図7に示されたフローチャ
ートを参照しつつ本発明の溶接ロボットの溶接ガン位置
決め方法の作動手順について説明する。まず、作業者が
ティーチングボックス32のキーを操作して教示操作の
開始がステップS1で指令されると、ガンアーム15を
ワークWに対してスポット溶接を行なうべき初期位置に
向けて移動するステップが実行される(ステップS
2)。このステップは作業者がティーチングボックス3
2のキーを操作して溶接ロボットRを駆動させて、ガン
アーム15を任意の位置に移動させることによりなされ
る。この初期位置への移動過程にあっては、両溶接チッ
プ21、22は相互に初期間隔LT だけ離れている。こ
の初期間隔LT の値は、予め制御回路のメモリーの中に
格納されている。図4(A)に示されるように、初期位
置にあっては、可動溶接チップ22はワークWに対して
距離LU だけ離れ、固定溶接チップ21は距離LL だけ
離れているが、これらの距離LU 、LL の値は任意に設
定することができる。
【0019】ガンアーム15が初期位置まで移動された
状態で、操作者がティーチングボックスの加圧指令スイ
ッチをオンすると、ステップS3でこれが判断されて、
ステップS4が実行され、サーボモータ23により可動
溶接チップ22が低速で前進移動する。この際の動作速
度、モータ駆動電流値は、予めメモリーの中に格納され
ており、それを読み出してサーボモータ23が、通常は
低速、低電流で駆動される。低速に設定したのは、作業
の安全のためであり、低電流に設定したのは、可動溶接
チップ22がワークWに接触したことを確実に検知し得
るようにするためである。サーボモータ23が駆動され
ると、ステップS5において、サーボモータ23の電流
値が電流値検出器33によりモニターされる。
【0020】可動溶接チップ22がワークWに、図4
(B)に示されるように接触すると、サーボモータ23
の電流値は、それまでの低負荷状態から瞬時に高負荷状
態に変化する。これは、ワークWが図示しない固定部材
により充分に位置決め固定されており、その反力が大き
いためである。高負荷状態に変化すると、電流値検出器
33により検出される電流値が上昇し、その値が、予め
メモリーに格納されている電流値を越えたことがステッ
プS6で判断されたならば、ステップS7でサーボモー
タ23を停止する。
【0021】次いで、ステップS8においてロボット軸
12、13がこれを駆動するモータにより駆動されて、
固定溶接チップ21をワークWの表面に接触させるべ
く、ガンアーム15が低速で駆動される。これと共に、
ガンアーム15が移動しても可動溶接チップ22がワー
クWの表面から離れないように、ガンアーム15による
固定溶接チップ21の移動速度と同一の速度で同一の距
離だけ、可動溶接チップ22が前進移動する(ステップ
S9)。例えば、固定溶接チップ21の移動距離がXR
で、移動速度がVR であれば、可動溶接チップ22は速
度VR が同一で、逆の方向−XR に移動する。
【0022】ステップS10で、可動溶接チップ22が
全ストロークつまりLT −LP の距離だけ移動したこと
が判断されたならば、ステップS11でサーボモータ2
3及びロボット軸の移動を停止させ、ステップS12で
教示点の位置決めが完了となる。
【0023】このようにして教示位置の位置決めが完了
した後に、作業者がステップS13において開放動作の
指令を入力すると、ステップS14の開放動作が実行さ
れる。この開放動作において、固定溶接チップ21がワ
ークWから離れる速度及び移動距離は、ガンアーム15
の移動速度及び距離となるが、可動溶接チップ22をワ
ークWに対して同一速度で離すには、可動溶接チップ2
2の移動速度は2倍の速度で固定溶接チップ21と逆の
方向に移動する必要がある。図4(D)に示されるよう
に、ガンアーム15の移動により固定溶接チップ21が
ワークWに対して距離LLaだけ離れ、サーボモータ23
の駆動により可動溶接チップ22がワークWに対して距
離LUaだけ離れた場合には、可動溶接チップ22の合計
の移動距離は、LUa+LLaとなる。開放動作において
は、図4(A)に示されるように両溶接チップ21、2
2相互間を初期間隔LT に戻す必要はない。
【0024】ステップS15において、ロボット軸及び
サーボモータ23の駆動により、両溶接チップ21、2
2が所定の開放限の位置まで移動したことが検知された
ならば、開放位置決め動作が完了する。上述した手順は
溶接ロボットの教示操作の手順であるが、溶接ロボット
を再生させて溶接作業を行なう場合には、教示された通
りにロボット軸やサーボモータが駆動される。
【0025】このように、本発明の溶接ガン位置決め方
法においては、作業者は溶接ロボットを作動させて、ま
ずは任意の初期位置にガンアームを移動させれば良く、
その後には、自動的に可動溶接チップ22と固定溶接チ
ップ21とが所定の加圧位置まで移動することになり、
教示再生操作が短時間で容易に行なうことができる。し
かも、両溶接チップ21,22は、所望の負荷でワーク
Wに接触することになり、オーバーロード等の問題が生
じない。つまり、従来一般に用いられているイコライザ
により溶接ガンを位置決めする方法では、溶接チップ2
1,22が磨耗すると、可動溶接チップ22がワークW
に当接し、この磨耗量に応じた距離だけワークWに負荷
を与えた状態で、固定溶接チップ21がワークWに当接
するまで溶接ガン14を移動させた後にスポット溶接を
行うことになるので、ワークWは押圧力に加えて溶接ガ
ン14を移動させる反力を受けることになる。しかしな
がら、本実施例では、固定溶接チップ21と可動溶接チ
ップ22とを、所定の加圧位置まで移動させることによ
り自動的に位置決めしているので、溶接チップ21,2
2が磨耗しても、オーバーロード等の問題が生じること
がない。また、ワークWの変形を防止すると、溶接され
るワーク相互の形状を維持できる。したがって、溶接チ
ップ21,22によりワークWの所定の溶接位置を押圧
してワーク相互を接触させる際、より小さい押圧力で所
望の接触面積を得ることができ、所定の通電抵抗を得る
ことができる。
【0026】このようにしてワークWに加わる力を小さ
くすると、溶接チップ21,22によって直接押圧して
も、溶接チップ21,22の打痕がワークWに形成され
なくなる。したがって、打痕を防止するために、ワーク
Wと溶接チップ21,22との間に介していたバックバ
ー(図示せず)が不要になる。このバックバーは、例え
ばシル下やホイールハウスのアーチ部など、溶接位置毎
に、また車種毎に専用のものが必要になることが多く、
このようなバックバーが不要になると、車両の組み立て
コストが極めて低下し、作業性が著しく向上する。
【0027】さらに、車体の外側つまり車両の外観に影
響する面に当接する溶接チップの先端部の形状を、図8
に示されるような形状にし、当接部を例えば、直径d=
10mm〜20mm程度の平面部を有するものとするこ
とにより、当接部の単位面積当たりの押圧力をさらに小
さくして、より確実に打痕を防止するようにしてもよ
い。
【0028】また特に、空圧シリンダにより作動する従
来のスポット溶接ガンと比較すると、位置決め性や静粛
性が極めて良好となるという利点が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ガンア
ームに固定された固定溶接チップとサーボモータにより
固定溶接チップに向けて進退移動自在となった可動溶接
チップとを有する溶接ガンにおいて、溶接チップのワー
クに対する教示時及び再生時の位置決めが極めて容易に
行なうことができるという効果が得られ、しかも、作業
者によるばらつきを発生させることなく、高精度で位置
決めを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る溶接ロボットを示す
斜視図である。
【図2】 図1に示されたガンアームの詳細を示す正面
図である。
【図3】 溶接ロボットの作動状態を示す概略図であ
る。
【図4】 本発明の溶接ガンの位置決め方法における位
置決め工程を示す正面図である。
【図5】 本発明の溶接ロボットの制御回路を示すブロ
ック図である。
【図6】 本発明の位置決め方法の作動状態を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 本発明の位置決め方法の作動状態を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 本発明の溶接チップの他の実施例を示す側面
図である。
【符号の説明】
10…台座、 11…旋回台、 12…
ロボット軸、13…ロボット軸、 14…溶接ガン、
15…ガンアーム、21…固定溶接チップ、22
…可動溶接チップ、23…サーボモータ、30…CP
U、 31…操作パネル、 32…ティーチン
グボックス、34…ロボット軸駆動モータ、R…ロボッ
ト、 W…ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定溶接チップと当該固定溶接チップに
    対して進退移動自在の可動溶接チップとを有し、当該可
    動溶接チップを駆動するサーボモータが装着された溶接
    ガンの位置決め方法であって、 前記固定溶接チップの先端と前記可動溶接チップの先端
    とが所定の初期間隔となった状態でワークを介して前記
    固定溶接チップと前記可動溶接チップとが対向する初期
    位置に溶接ガンを移動させる工程と、 前記サーボモータを駆動させて前記可動溶接チップが前
    記ワークに接触して前記サーボモータの電流値が低負荷
    状態から高負荷状態に変化するまで前記可動溶接チップ
    を前進させる工程と、 前記溶接ロボットにより溶接ガンを移動させて前記固定
    溶接チップを前記ワークに向けて接近させると共に前記
    可動溶接チップを前記ワークに接触させたまま後退移動
    させる工程とを有する溶接ロボットの溶接ガン位置決め
    方法。
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