JPH06218461A - 継ぎ目なしボンベシェルを形成する方法 - Google Patents
継ぎ目なしボンベシェルを形成する方法Info
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- JPH06218461A JPH06218461A JP5253213A JP25321393A JPH06218461A JP H06218461 A JPH06218461 A JP H06218461A JP 5253213 A JP5253213 A JP 5253213A JP 25321393 A JP25321393 A JP 25321393A JP H06218461 A JPH06218461 A JP H06218461A
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- JP
- Japan
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- sheet
- nickel
- cladding
- opposing surfaces
- cylinder shell
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D22/00—Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
- B21D22/20—Deep-drawing
- B21D22/201—Work-pieces; preparation of the work-pieces, e.g. lubricating, coating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D51/00—Making hollow objects
- B21D51/16—Making hollow objects characterised by the use of the objects
- B21D51/24—Making hollow objects characterised by the use of the objects high-pressure containers, e.g. boilers, bottles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S72/00—Metal deforming
- Y10S72/70—Deforming specified alloys or uncommon metal or bimetallic work
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ガスボンベに仕上げるのに適した
継ぎ目なしボンベシェルを形成する方法を提供する。 【構成】 本発明の方法においては、ニッケルシートと
スチールシートが全体にわたって均一に接合され、これ
によって複合シートが形成されるよう、ニッケルシート
がスチールシートにクラッディングされる。クラッディ
ングは、爆着クラッディングによって行うのが好まし
い。次いで、この複合シートを環状半加工品にカットし
てからさらなる処理を施す。環状半加工品に対し、その
２つの対向表面上に滑剤が保持されるようシュウ酸によ
る前処理を施し、次いで滑剤を使用して滑剤処理を行
う。環状半加工品をカップ状にし、再度滑剤処理を施
し、そして延伸して継ぎ目なしボンベシェルにする。こ
の継ぎ目なしボンベシェルは、ボンベの一方の端部をス
ピニングしてボンベヘッドにし、形成されたボンベヘッ
ドの内側をねじ切りし、そしてボンベを熱処理すること
によって継ぎ目なしガスボンベに仕上げることができ
る。
継ぎ目なしボンベシェルを形成する方法を提供する。 【構成】 本発明の方法においては、ニッケルシートと
スチールシートが全体にわたって均一に接合され、これ
によって複合シートが形成されるよう、ニッケルシート
がスチールシートにクラッディングされる。クラッディ
ングは、爆着クラッディングによって行うのが好まし
い。次いで、この複合シートを環状半加工品にカットし
てからさらなる処理を施す。環状半加工品に対し、その
２つの対向表面上に滑剤が保持されるようシュウ酸によ
る前処理を施し、次いで滑剤を使用して滑剤処理を行
う。環状半加工品をカップ状にし、再度滑剤処理を施
し、そして延伸して継ぎ目なしボンベシェルにする。こ
の継ぎ目なしボンベシェルは、ボンベの一方の端部をス
ピニングしてボンベヘッドにし、形成されたボンベヘッ
ドの内側をねじ切りし、そしてボンベを熱処理すること
によって継ぎ目なしガスボンベに仕上げることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超高純度ガスを高圧で
貯蔵するための継ぎ目なしガスボンベに仕上げるのに適
した継ぎ目なしボンベシェル（ｃｙｌｉｎｄｅｒ ｓｈ
ｅｌｌ）を形成する方法に関する。さらに詳細には本発
明は、ボンベシェルにニッケルの内部層が施される方法
に関する。
貯蔵するための継ぎ目なしガスボンベに仕上げるのに適
した継ぎ目なしボンベシェル（ｃｙｌｉｎｄｅｒ ｓｈ
ｅｌｌ）を形成する方法に関する。さらに詳細には本発
明は、ボンベシェルにニッケルの内部層が施される方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】当業
界では、ガスを高圧で貯蔵するためのガスボンベが広く
使用されている。エレクトロニクス工業では超高純度ガ
スが使用されるが、ガスボンベの内部に存在する腐食生
成物により貯蔵すべきガスの純度が低下する、という貯
蔵上の問題を生じている。この腐食は、超高純度ガスが
ＨＣｌのような腐食性のエッチング用ガスであれば、超
高純度ガスそれ自体によって引き起こされることがあ
る。
界では、ガスを高圧で貯蔵するためのガスボンベが広く
使用されている。エレクトロニクス工業では超高純度ガ
スが使用されるが、ガスボンベの内部に存在する腐食生
成物により貯蔵すべきガスの純度が低下する、という貯
蔵上の問題を生じている。この腐食は、超高純度ガスが
ＨＣｌのような腐食性のエッチング用ガスであれば、超
高純度ガスそれ自体によって引き起こされることがあ
る。
【０００３】超高純度ガスを収容するのに使用されるガ
スボンベは、全体をニッケルで作製することによって、
あるいはスチールで造られた外側層とこの外側スチール
層にめっきされたニッケルの内側層とを有する層状構造
物として作製することによって、ガスの純度を保持する
よう特別に設計されている。周知のように、ニッケルだ
けで造られるガスボンベは高価であり、したがってコス
ト面からは層状構造物が好ましい。さらに、ニッケルだ
けで造られたガスボンベは、意図する使用圧力が５００
ｐｓｉｇを越える場合には使用されない。
スボンベは、全体をニッケルで作製することによって、
あるいはスチールで造られた外側層とこの外側スチール
層にめっきされたニッケルの内側層とを有する層状構造
物として作製することによって、ガスの純度を保持する
よう特別に設計されている。周知のように、ニッケルだ
けで造られるガスボンベは高価であり、したがってコス
ト面からは層状構造物が好ましい。さらに、ニッケルだ
けで造られたガスボンベは、意図する使用圧力が５００
ｐｓｉｇを越える場合には使用されない。
【０００４】ニッケルめっきしたガスボンベは、スチー
ル半加工品（ｓｔｅｅｌ ｂｌａｎｋ）を低温延伸（ｃ
ｏｌｄ ｄｒａｗｉｎｇ）してボンベシェルを形成さ
せ、そしてボンベシェルの内側を電気めっきすることに
よって造られる。次いで、ボンベヘッドをボンベシェル
のオープンエンド中にスピニングし、ボンベヘッドをね
じ切りし、そしてボンベを熱処理することによって仕上
げられる。
ル半加工品（ｓｔｅｅｌ ｂｌａｎｋ）を低温延伸（ｃ
ｏｌｄ ｄｒａｗｉｎｇ）してボンベシェルを形成さ
せ、そしてボンベシェルの内側を電気めっきすることに
よって造られる。次いで、ボンベヘッドをボンベシェル
のオープンエンド中にスピニングし、ボンベヘッドをね
じ切りし、そしてボンベを熱処理することによって仕上
げられる。
【０００５】ニッケルめっきしたガスボンベの欠点は、
ニッケルめっきが亀裂、ボイド、および開口部を含むこ
とがあり、これらを通して超高純度ガスが汚染される
か、あるいはスチールとガス自体との反応によって汚染
物が形成されることがある、という点である。ニッケル
めっきはさらに、汚染物を保持しやすい粗い表面を生成
する。
ニッケルめっきが亀裂、ボイド、および開口部を含むこ
とがあり、これらを通して超高純度ガスが汚染される
か、あるいはスチールとガス自体との反応によって汚染
物が形成されることがある、という点である。ニッケル
めっきはさらに、汚染物を保持しやすい粗い表面を生成
する。
【０００６】後述するように、本発明は、本発明の方法
にしたがってガスボンベを製造することによって、超高
純度ガスを高圧で貯蔵するのに適したガスボンベの製造
に付きものの従来技術の問題点を解消する。
にしたがってガスボンベを製造することによって、超高
純度ガスを高圧で貯蔵するのに適したガスボンベの製造
に付きものの従来技術の問題点を解消する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、継ぎ目なしボ
ンベシェルを形成する方法を提供する。本発明の方法に
よれば、ニッケルシートとスチールシートが全体にわた
って均一に接合され、これによって２つの対向表面を有
する複合シートが形成されるよう、スチールシートにニ
ッケルシートをクラッディングする。次いで、前記複合
シートから油状物、汚れ、スケール、酸化物、及びスマ
ット（ｓｍｕｔ）が除去されるよう、複合シートの前記
２つの対向表面を物理的・化学的に清浄化する。化学的
な清浄化の後、複合シートの２つの対向表面を滑剤（ｌ
ｕｂｒｉｃａｎｔ）を保持するよう前処理し、次いで複
合シートの２つの対向表面に滑剤をコーティングする。
滑剤処理後、複合シートを低温延伸して継ぎ目なしボン
ベシェルにする。このような仕方で造られた継ぎ目なし
ボンベシェルは、一端が閉じていて他端がオープンとな
っており、当業界でよく知られている従来のスピニング
操作（ｓｐｉｎｎｉｎｇ ｏｐｅｒａｔｉｏｎ）にした
がって継ぎ目なしボンベシェルの開放端にボンベヘッド
を形成させることによってガスボンベに仕上げることが
できる。その後、ボンベヘッドの内部をねじ切りするこ
とができる。
ンベシェルを形成する方法を提供する。本発明の方法に
よれば、ニッケルシートとスチールシートが全体にわた
って均一に接合され、これによって２つの対向表面を有
する複合シートが形成されるよう、スチールシートにニ
ッケルシートをクラッディングする。次いで、前記複合
シートから油状物、汚れ、スケール、酸化物、及びスマ
ット（ｓｍｕｔ）が除去されるよう、複合シートの前記
２つの対向表面を物理的・化学的に清浄化する。化学的
な清浄化の後、複合シートの２つの対向表面を滑剤（ｌ
ｕｂｒｉｃａｎｔ）を保持するよう前処理し、次いで複
合シートの２つの対向表面に滑剤をコーティングする。
滑剤処理後、複合シートを低温延伸して継ぎ目なしボン
ベシェルにする。このような仕方で造られた継ぎ目なし
ボンベシェルは、一端が閉じていて他端がオープンとな
っており、当業界でよく知られている従来のスピニング
操作（ｓｐｉｎｎｉｎｇ ｏｐｅｒａｔｉｏｎ）にした
がって継ぎ目なしボンベシェルの開放端にボンベヘッド
を形成させることによってガスボンベに仕上げることが
できる。その後、ボンベヘッドの内部をねじ切りするこ
とができる。
【０００８】ニッケルシートとスチールシートとが〔例
えば、爆着クラッディング法やロールボンディング（ｒ
ｏｌｌ ｂｏｎｄｉｎｇ）によって〕全体にわたって均
一に接合するよう、ニッケルシートとスチールシートを
互いにクラッディングすると、従来技術による耐食性ガ
スボンベよりはるかに優れたガスボンベが得られる、と
いうことを発明者らは見いだした。優れたガスボンベが
得られるのは、延伸プロセス時にニッケルがスチールと
共に延伸され、したがってニッケルの内部層には本質的
に亀裂、ボイド、孔、または他の欠陥が生じないからで
ある。さらに、継ぎ目なしボンベシェルが延伸された後
でも均一な接合が保持され、したがってスチールシート
とニッケルシートとの間にはボイドが存在しない。この
点に関して、低温延伸プロセスにおいては、金属は延伸
されるよう流動しなければならない。歪み硬化の前に金
属を延伸させることができるかどうかは、延伸される金
属の種類によって異なる。例えば、Ｃｒ−Ｍｏ合金を含
んだ鋼とステンレス鋼で形成された複合物の低温延伸を
試みたが、ステンレス鋼の歪み硬化のためにうまくいか
なかった。さらにニッケルも硬化を起こしやすく、歪み
の影響を受けやすい。したがって、ニッケルとスチール
が亀裂を起こすことなく一緒に流動するということはこ
れまで知られていなかったことである。したがって、ニ
ッケルとスチールの複合物を一緒に低温延伸できるとい
う事実は、それ自体驚くべき結果である。
えば、爆着クラッディング法やロールボンディング（ｒ
ｏｌｌ ｂｏｎｄｉｎｇ）によって〕全体にわたって均
一に接合するよう、ニッケルシートとスチールシートを
互いにクラッディングすると、従来技術による耐食性ガ
スボンベよりはるかに優れたガスボンベが得られる、と
いうことを発明者らは見いだした。優れたガスボンベが
得られるのは、延伸プロセス時にニッケルがスチールと
共に延伸され、したがってニッケルの内部層には本質的
に亀裂、ボイド、孔、または他の欠陥が生じないからで
ある。さらに、継ぎ目なしボンベシェルが延伸された後
でも均一な接合が保持され、したがってスチールシート
とニッケルシートとの間にはボイドが存在しない。この
点に関して、低温延伸プロセスにおいては、金属は延伸
されるよう流動しなければならない。歪み硬化の前に金
属を延伸させることができるかどうかは、延伸される金
属の種類によって異なる。例えば、Ｃｒ−Ｍｏ合金を含
んだ鋼とステンレス鋼で形成された複合物の低温延伸を
試みたが、ステンレス鋼の歪み硬化のためにうまくいか
なかった。さらにニッケルも硬化を起こしやすく、歪み
の影響を受けやすい。したがって、ニッケルとスチール
が亀裂を起こすことなく一緒に流動するということはこ
れまで知られていなかったことである。したがって、ニ
ッケルとスチールの複合物を一緒に低温延伸できるとい
う事実は、それ自体驚くべき結果である。
【０００９】図面を参照すると、本発明にしたがって形
成された継ぎ目なしボンベシェル１０の縦方向断面図が
示されている。継ぎ目なしボンベシェル１０は、４１３
０Ｃｒ−Ｍｏスチールの層（参照番号１４で示す）によ
って形成された外側表面１２、およびニッケルの層（参
照番号１８で示す）によって形成された内側表面１６を
有する。異なった合金を含んだスチール〔例えば、Ｃ−
ＭｎやインターメディエートＭｎ（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉ
ａｔｅ Ｍｎ）など〕も使用できることに留意しなけれ
ばならない。
成された継ぎ目なしボンベシェル１０の縦方向断面図が
示されている。継ぎ目なしボンベシェル１０は、４１３
０Ｃｒ−Ｍｏスチールの層（参照番号１４で示す）によ
って形成された外側表面１２、およびニッケルの層（参
照番号１８で示す）によって形成された内側表面１６を
有する。異なった合金を含んだスチール〔例えば、Ｃ−
ＭｎやインターメディエートＭｎ（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉ
ａｔｅ Ｍｎ）など〕も使用できることに留意しなけれ
ばならない。
【００１０】継ぎ目なしボンベシェル１０は、厚さ約
９．５２５ｍｍの４１３０Ｃｒ−Ｍｏスチールのシート
と厚さ約１．５８８ｍｍのニッケルシートによって形成
されており、スチールシートがニッケルシートにより被
覆されている。ニッケルシートは、従来法にしたがって
スチールシートに爆発的にクラッディングするのが好ま
しい。従来の爆着クラッディングでは、ニッケルシート
上に爆薬が施される。さらに２つのシート間に厚紙スペ
ーサーが配置され、そして２つのシートの周りに厚紙成
形品（ｃａｒｄｂｏａｒｄ ｆｏｒｍ）が配置される。
爆薬が爆発した後、２つの対向表面を有する複合物が得
られ、このうち一方は、継ぎ目なしボンベシェル１０の
外側表面１２を形成し、他方は継ぎ目なしボンベシェル
１０の内側表面を形成する。このようにして形成された
複合物は、ニッケルシートとスチールシートの接合部に
微視的な連結波構造（ｉｎｔｅｒｌｏｃｋｉｎｇ ｗａ
ｖｅｆｏｒｍａｔｉｏｎ）のネットワークを有してお
り、これによりニッケルシートとスチールシートの界面
全体にわたって均一な機械的接合が得られる。均一な接
合を得るための他の可能な方法は、ニッケルシートとス
チールシートを互いにロールボンディングするという方
法である。このような方法で得られる均一な接合は、当
業界では一般に拡散接合と呼ばれている。
９．５２５ｍｍの４１３０Ｃｒ−Ｍｏスチールのシート
と厚さ約１．５８８ｍｍのニッケルシートによって形成
されており、スチールシートがニッケルシートにより被
覆されている。ニッケルシートは、従来法にしたがって
スチールシートに爆発的にクラッディングするのが好ま
しい。従来の爆着クラッディングでは、ニッケルシート
上に爆薬が施される。さらに２つのシート間に厚紙スペ
ーサーが配置され、そして２つのシートの周りに厚紙成
形品（ｃａｒｄｂｏａｒｄ ｆｏｒｍ）が配置される。
爆薬が爆発した後、２つの対向表面を有する複合物が得
られ、このうち一方は、継ぎ目なしボンベシェル１０の
外側表面１２を形成し、他方は継ぎ目なしボンベシェル
１０の内側表面を形成する。このようにして形成された
複合物は、ニッケルシートとスチールシートの接合部に
微視的な連結波構造（ｉｎｔｅｒｌｏｃｋｉｎｇ ｗａ
ｖｅｆｏｒｍａｔｉｏｎ）のネットワークを有してお
り、これによりニッケルシートとスチールシートの界面
全体にわたって均一な機械的接合が得られる。均一な接
合を得るための他の可能な方法は、ニッケルシートとス
チールシートを互いにロールボンディングするという方
法である。このような方法で得られる均一な接合は、当
業界では一般に拡散接合と呼ばれている。
【００１１】複合物は、直径３８．１ｃｍまたは６０．
９６ｃｍの環状物を複合物からカットして１つ以上の環
状半加工品（ｃｉｒｃｕｌａｒ ｂｌａｎｋ）が形成で
きるような大きさに造られる。言うまでもないが、クラ
ッディング後にニッケルプレートとスチールプレートを
プレカットして環状半加工品を形成させることもでき
る。
９６ｃｍの環状物を複合物からカットして１つ以上の環
状半加工品（ｃｉｒｃｕｌａｒ ｂｌａｎｋ）が形成で
きるような大きさに造られる。言うまでもないが、クラ
ッディング後にニッケルプレートとスチールプレートを
プレカットして環状半加工品を形成させることもでき
る。
【００１２】次いで、このようにして形成された環状半
加工品を物理的に清浄化する。これは、複合物の２つの
相対する側をアルカリ性洗浄剤と接触させることによっ
て行われる。これは、アルカリ性洗浄剤（好ましいのは
ＰＡＲＣＯ ＣＬＥＡＮＥＲ２０７６であり、本品は、
「Ｐａｒｋｅｒ＋Ａｍｃｈｅｍ Ｈｅｎｋｅｌ Ｃａｎ
ａｄａ ＬＴＤ， １６５ Ｒｅｘｄａｌｅ Ｂｌｖ
ｄ， Ｒｅｘｄａｌｅ，Ｔｏｒｏｎｔ， Ｏｎｔａｒｉ
ｏ Ｍ９Ｗ ｌＰ７」により製造されている）を含有し
た加熱水溶液中に環状半加工品を浸漬することによって
行われる。洗浄剤は約７〜８．６容量％の濃度の溶液に
し、本溶液を約８２〜９２℃の範囲の温度に加熱する。
環状半加工品は約３〜４分間浸漬する。この処理により
油状物や汚れが除去されて、環状半加工品が物理的に清
浄化される。その後、約６０〜６６℃の温度に加熱され
たフレッシュなすすぎ洗い水中に環状半加工品を約３〜
４分浸漬することによって、アルカリ性残留物を除去す
る。
加工品を物理的に清浄化する。これは、複合物の２つの
相対する側をアルカリ性洗浄剤と接触させることによっ
て行われる。これは、アルカリ性洗浄剤（好ましいのは
ＰＡＲＣＯ ＣＬＥＡＮＥＲ２０７６であり、本品は、
「Ｐａｒｋｅｒ＋Ａｍｃｈｅｍ Ｈｅｎｋｅｌ Ｃａｎ
ａｄａ ＬＴＤ， １６５ Ｒｅｘｄａｌｅ Ｂｌｖ
ｄ， Ｒｅｘｄａｌｅ，Ｔｏｒｏｎｔ， Ｏｎｔａｒｉ
ｏ Ｍ９Ｗ ｌＰ７」により製造されている）を含有し
た加熱水溶液中に環状半加工品を浸漬することによって
行われる。洗浄剤は約７〜８．６容量％の濃度の溶液に
し、本溶液を約８２〜９２℃の範囲の温度に加熱する。
環状半加工品は約３〜４分間浸漬する。この処理により
油状物や汚れが除去されて、環状半加工品が物理的に清
浄化される。その後、約６０〜６６℃の温度に加熱され
たフレッシュなすすぎ洗い水中に環状半加工品を約３〜
４分浸漬することによって、アルカリ性残留物を除去す
る。
【００１３】次いで、環状半加工品の相対する表面を酸
洗い液と接触させることによって化学的に清浄化して、
相対する表面からスケール、酸化物、およびしみを除去
する。これは、約６０〜８２℃の温度で約１０〜１５％
ＢＶの濃度を有する硫酸水溶液を含んだ浴中に環状半加
工品を浸漬することによって行われる。次いで約６〜８
分経過後に、環状半加工品を酸洗い液から取り出す。取
り出した後、環状半加工品を室温にて低温の溢流すすぎ
洗い水中に短時間浸漬して、酸洗い液の酸洗い作用を停
止させる。低温溢流すすぎ洗いの後、環状半加工品をフ
レッシュなすすぎ洗い水中に浸漬して、すべての酸洗い
残留物を確実に除去し、滑剤で被覆できるよう環状半加
工品の温度を上昇させる。フレッシュなすすぎ洗い水を
約７１〜８２℃の温度に加熱し、約６〜８分間浸漬す
る。
洗い液と接触させることによって化学的に清浄化して、
相対する表面からスケール、酸化物、およびしみを除去
する。これは、約６０〜８２℃の温度で約１０〜１５％
ＢＶの濃度を有する硫酸水溶液を含んだ浴中に環状半加
工品を浸漬することによって行われる。次いで約６〜８
分経過後に、環状半加工品を酸洗い液から取り出す。取
り出した後、環状半加工品を室温にて低温の溢流すすぎ
洗い水中に短時間浸漬して、酸洗い液の酸洗い作用を停
止させる。低温溢流すすぎ洗いの後、環状半加工品をフ
レッシュなすすぎ洗い水中に浸漬して、すべての酸洗い
残留物を確実に除去し、滑剤で被覆できるよう環状半加
工品の温度を上昇させる。フレッシュなすすぎ洗い水を
約７１〜８２℃の温度に加熱し、約６〜８分間浸漬す
る。
【００１４】環状半加工品を化学的に清浄化した後、相
対する表面のそれぞれに滑剤を施す。本発明によれば、
この滑剤は、ニッケル表面とスチール表面の両方に対し
て同一のものである。滑剤を施す前に環状半加工品の表
面を前処理して、継ぎ目なしボンベシェル１０の低温延
伸時に滑剤が表面に保持されるようにする。
対する表面のそれぞれに滑剤を施す。本発明によれば、
この滑剤は、ニッケル表面とスチール表面の両方に対し
て同一のものである。滑剤を施す前に環状半加工品の表
面を前処理して、継ぎ目なしボンベシェル１０の低温延
伸時に滑剤が表面に保持されるようにする。
【００１５】前処理は、化学的清浄化のすぐあとに、ま
たフレッシュな高温水でのすすぎ洗いで半加工品がまだ
高温である間に、半加工品の対向表面を酸化剤（例えば
シュウ酸）と接触させることによって行われる。たとえ
シュウ酸による処理がスチールに対しては従来推奨され
ていなかったとしても、両方の表面をシュウ酸で前処理
ができるということが本発明者らによって見いだされた
ことに留意しなければならない。本発明によれば、好ま
しくはＢＯＮＤＥＲＩＴＥ７２Ａ（Ｐａｒｋｅｒ＋Ａｍ
ｃｈｅｍ Ｈｅｎｋｅｌ社製造，８８１００ ステファ
ンソンハイウェイ，マジソンハイツ，ミシガン州 ４８
８７２）を約６．３〜９．４容量％含有したシュウ酸溶
液中に半加工品を浸漬する。本溶液を約７１〜７７℃に
加熱し、浸漬時間を約５〜２０分とする。その後、半加
工品を室温にて低温溢流すすぎ洗い水中に短時間浸漬す
ることによって、半加工品の対向表面をすすぎ洗いす
る。これにより、オキサレート転化作用（ｏｘａｌａｔ
ｅ ｃｏｎｖｅｒｓｉｏｎａｃｔｉｏｎ）が止まる。半
加工品の２つの対向表面上に存在しているいかなる酸性
残留物質も、中和剤で処理することによって実質的に取
り除くことができる。このとき中和剤水溶液は、ＰＡＲ
ＣＯＬＥＮＥ２１（Ｐａｒｋｅｒ＋Ａｍｃｈｅｍ Ｈｅ
ｎｋｅｌ Ｃａｎａｄａ社製造）を約０．０９容量％含
み、約８２〜９３℃に加熱された浴であるのが好まし
い。
たフレッシュな高温水でのすすぎ洗いで半加工品がまだ
高温である間に、半加工品の対向表面を酸化剤（例えば
シュウ酸）と接触させることによって行われる。たとえ
シュウ酸による処理がスチールに対しては従来推奨され
ていなかったとしても、両方の表面をシュウ酸で前処理
ができるということが本発明者らによって見いだされた
ことに留意しなければならない。本発明によれば、好ま
しくはＢＯＮＤＥＲＩＴＥ７２Ａ（Ｐａｒｋｅｒ＋Ａｍ
ｃｈｅｍ Ｈｅｎｋｅｌ社製造，８８１００ ステファ
ンソンハイウェイ，マジソンハイツ，ミシガン州 ４８
８７２）を約６．３〜９．４容量％含有したシュウ酸溶
液中に半加工品を浸漬する。本溶液を約７１〜７７℃に
加熱し、浸漬時間を約５〜２０分とする。その後、半加
工品を室温にて低温溢流すすぎ洗い水中に短時間浸漬す
ることによって、半加工品の対向表面をすすぎ洗いす
る。これにより、オキサレート転化作用（ｏｘａｌａｔ
ｅ ｃｏｎｖｅｒｓｉｏｎａｃｔｉｏｎ）が止まる。半
加工品の２つの対向表面上に存在しているいかなる酸性
残留物質も、中和剤で処理することによって実質的に取
り除くことができる。このとき中和剤水溶液は、ＰＡＲ
ＣＯＬＥＮＥ２１（Ｐａｒｋｅｒ＋Ａｍｃｈｅｍ Ｈｅ
ｎｋｅｌ Ｃａｎａｄａ社製造）を約０．０９容量％含
み、約８２〜９３℃に加熱された浴であるのが好まし
い。
【００１６】次いで、再び浴浸漬によって２つの対向表
面に滑剤を施す。浴はＢＯＮＤＥＲＬＵＢＥ２３４（こ
れもＰａｒｋｅｒ＋Ａｍｃｈｅｍ Ｈｅｎｋｅｌ Ｃａ
ｎａｄａ社製造）であるのが好ましいが、約６．２５％
の濃度の水溶液にて極めて高いフィルム強度を有する他
のいかなる常温成形用滑剤（ｃｏｌｄ ｆｏｒｍｉｎｇ
ｌｕｂｒｉｃａｎｔ）であってもよい。浴を約７４〜
７７℃の温度に加熱し、浸漬時間を約９〜１２分の範囲
とする。滑剤を施した後、半加工品を低温延伸して継ぎ
目なしボンベシェルを造ることができる。半加工品を先
ずカップ状にし、アニールし、再度滑剤処理を行い、そ
して延伸して図面に示したような継ぎ目なしボンベシェ
ルにする。
面に滑剤を施す。浴はＢＯＮＤＥＲＬＵＢＥ２３４（こ
れもＰａｒｋｅｒ＋Ａｍｃｈｅｍ Ｈｅｎｋｅｌ Ｃａ
ｎａｄａ社製造）であるのが好ましいが、約６．２５％
の濃度の水溶液にて極めて高いフィルム強度を有する他
のいかなる常温成形用滑剤（ｃｏｌｄ ｆｏｒｍｉｎｇ
ｌｕｂｒｉｃａｎｔ）であってもよい。浴を約７４〜
７７℃の温度に加熱し、浸漬時間を約９〜１２分の範囲
とする。滑剤を施した後、半加工品を低温延伸して継ぎ
目なしボンベシェルを造ることができる。半加工品を先
ずカップ状にし、アニールし、再度滑剤処理を行い、そ
して延伸して図面に示したような継ぎ目なしボンベシェ
ルにする。
【００１７】好ましい実施態様を挙げて本発明を説明し
てきたが、当技術者にとっては、本発明の精神と範囲を
逸脱することなく種々の変形や改良形が可能であること
は言うまでもない。
てきたが、当技術者にとっては、本発明の精神と範囲を
逸脱することなく種々の変形や改良形が可能であること
は言うまでもない。
【図１】図１は、本発明にしたがって形成された継ぎ目
なしボンベシェルの縦方向断面図である。
なしボンベシェルの縦方向断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１７Ｃ 1/00 Ｚ 7031−3Ｅ (72)発明者 リチャード・ホーグル アメリカ合衆国カリフォルニア州92056, オーシャンサイド，マーリック・コート 4654 (72)発明者 ジェームズ・ジー・マーシュ カナダ国オンタリオ州 エヌ９ヴィー−２ ワイ７，アムハーストバーグ，ウォーカ ー・ロード 7229，アール・アール １ (72)発明者 プラカシュ・トーマス アメリカ合衆国カリフォルニア州92064, ポーウェイ，アパッチ・ロード 13511
Claims (7)
- 【請求項１】 （ａ） ニッケルシートとスチールシー
トが全体にわたって均一に接合され、これによって２つ
の対向表面を有する複合シートが形成されるよう、スチ
ールシートにニッケルシートをクラッディングする工
程； （ｂ） 前記複合シートから油状物、汚れ、スケール、
酸化物、およびしみが除去されるよう、複合シートの前
記２つの対向表面を物理的・化学的に清浄化する工程； （ｃ） 複合シートの前記２つの対向表面を滑剤を保持
するよう前処理し、次いで複合シートの前記２つの対向
表面に前記滑剤をコーティングする工程；および （ｄ） 前記複合シートを低温延伸して継ぎ目なしボン
ベシェルにする工程；を含む、ガスボンベに仕上げるの
に適した継ぎ目なしボンベシェルの形成方法。 - 【請求項２】 前記ニッケルシートと前記スチールシー
トが、ニッケルシートをスチールシートに爆発的にクラ
ッディングすることによって接合される、請求項１記載
の方法。 - 【請求項３】 複合シートの前記２つの対向表面が、シ
ュウ酸に暴露することにより前処理される、請求項１ま
たは２に記載の方法。 - 【請求項４】 前記クラッディングの後に、前記複合シ
ートを直接環状半加工品に成形する工程をさらに含む、
請求項１記載の方法。 - 【請求項５】 前記クラッディングの後に、前記複合シ
ートを直接環状半加工品に成形する工程をさらに含む、
請求項３記載の方法。 - 【請求項６】 低温延伸する前に、前記環状半加工品を
カップ状にし、再度滑剤処理を行う、請求項５記載の方
法。 - 【請求項７】 前記ニッケルシートと前記スチールシー
トがロールボンディングすることによってクラッディン
グされる、請求項１記載の方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/958,993 US5330091A (en) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | Seamless cylinder shell construction |
| US958993 | 1992-10-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218461A true JPH06218461A (ja) | 1994-08-09 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5253213A Pending JPH06218461A (ja) | 1992-10-09 | 1993-10-08 | 継ぎ目なしボンベシェルを形成する方法 |
Country Status (7)
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| EP (1) | EP0592211B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06218461A (ja) |
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| CN (1) | CN1035863C (ja) |
| CA (1) | CA2105604C (ja) |
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| US6290088B1 (en) | 1999-05-28 | 2001-09-18 | American Air Liquide Inc. | Corrosion resistant gas cylinder and gas delivery system |
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1993
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- 1994-03-22 US US08/215,536 patent/US5485736A/en not_active Expired - Lifetime
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